| 【発明の名称】 |
アドレス入力方式 |
| 【発明者】 |
【氏名】ジョン マクガバン
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| 【要約】 |
【課題】アドレス入力に関する操作性を向上させることができるアドレス入力方式を提供すること。
【解決手段】数字が含まれる番地情報と、地名を示す文字列が含まれる地名情報とを組み合わせて構成されるアドレスの入力を行う場合に、範囲抽出部50は、番地情報と地名情報の一部が順番に入力されたときに、それぞれの時点における入力済み情報に基づいて、地図バッファ10に格納された所定の検索情報を用いて、入力済み情報が部分的に一致する地名情報および番地情報を検索し、この番地情報に対応する番地情報の範囲を動的に抽出する。範囲抽出部50によって抽出された番地情報の範囲は、ディスプレイ装置6の画面上に逐次更新して表示される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 数字が含まれる番地情報と、地名を示す文字列が含まれる地名情報とを組み合わせて構成されるアドレスの入力を行うアドレス入力方式において、前記番地情報と前記地名情報のそれぞれの入力を行う複数の操作キーを有する入力手段と、検索施設に対応する前記地名情報および前記番地情報が含まれる検索情報が格納される検索情報格納手段と、前記地名情報および前記番地情報の一部が順番に入力されたときに、それぞれの時点における入力済み情報に基づいて、この入力済み情報が部分的に一致する前記地名情報および前記番地情報を前記検索情報格納手段から読み出して、この番地情報に対応する前記番地情報の範囲を動的に抽出する範囲抽出手段と、前記範囲抽出手段によって動的に抽出された前記番地情報の範囲を表示する表示手段と、を備えることを特徴とするアドレス入力方式。 【請求項2】 請求項1において、前記番地情報は、数字、アルファベット、ハイフン等の特殊記号が含まれており、前記範囲抽出手段は、前記数字、前記アルファベット、前記特殊記号のいずれかが前記入力手段を操作することにより順番に指定されたときに、それまでの前記入力済み情報に基づいてその都度前記検索情報を検索することにより、前記番地情報の範囲の動的な抽出を行うことを特徴とするアドレス入力方式。 【請求項3】 請求項1または2において、前記入力済み情報に基づいて、次に操作可能な前記操作キーと操作不可能な前記操作キーとを判定する操作キー判定手段と、前記入力済み情報の内容が更新される毎に、前記操作キー判定手段による判定結果に基づいて、操作可能な前記操作キーと操作不可能な前記操作キーとを互いに識別可能な状態に設定する操作キー識別手段と、をさらに備えることを特徴とするアドレス入力方式。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装置等において各種の処理を行う際に必要なアドレスの入力を行うアドレス入力方式に関する。 【0002】 【従来の技術】各種の電子機器では、地図情報の検索などの各種処理を行うために、住所などの地点特定情報(以後、これを「アドレス」と称する)を入力する場合がある。例えば、車載用のナビゲーション装置において、経路探索時の目的地とする地点を設定したり、各種施設に関する情報を検索する場合などにアドレスの入力が行われる。また、パーソナルコンピュータ上などで動作する地図情報検索ソフトを用いて、各種の地図情報を検索する場合なども同様である。 【0003】日本国内で使用されるナビゲーション装置では、アドレスの入力は、基本的には、県名、市町村名、番地情報、といった順番で行われる。また、県名を省略して、市町村名からアドレス入力を行うことができるナビゲーション装置もある。このようなナビゲーション装置では、入力された市町村名に該当する市町村が複数存在した場合には、その後に入力される番地情報を参照して、該当する一のアドレスを絞り込み、アドレス入力を完結させている。 【0004】米国向け等のナビゲーション装置では、アドレスの入力は、基本的には、市町村名および番地情報を指定することにより行われる。また、米国等では、各市町村などの所定地域におけるメインストリート(主幹道路)にストリート名(例えば、「ABCストリート」等)が付けられている場合が多く、このため、米国向け等のナビゲーション装置では、ストリート名から入力を始めてアドレス入力を行うことができるものもある。この場合にも、上述した日本向けのナビゲーション装置においてアドレス入力を市町村名から始めた場合と同様に、同じストリート名をもつストリートが複数の所在地に存在する場合もあるので、ストリート名等の次に入力される番地情報を参照して、該当する一のアドレスを絞り込み、アドレス入力を完結させている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、アドレスを構成する番地情報の表記方法には、複数のタイプが存在する場合もある。例えば、米国などにおける番地情報の表記方法には、数字だけを使うタイプ(例えば、“123”等)、方角を表す文字(N、S、E、W)と数字を組み合わせたタイプ(例えば、“N123”や“S123W456”等)、数字とハイフンを組み合わせたタイプ(例えば、“12−34”等)など、多くのタイプが存在する。また、日本国内でも同様であり、丁目、番地、号数によって表すタイプ、番地と号数だけで表すタイプ、“甲”などの文字と番地や号数を組み合わせて表すタイプなど、番地情報の表記方法には複数のタイプが存在する。 【0006】このため、従来のナビゲーション装置等の中には、利用者による番地情報の入力を支援するために、市町村名やストリート名等の地名情報が入力されると、この情報に基づいて、利用者が入力可能な番地情報の範囲を表示するものがある。例えば、ストリート名が指定された場合を考えると、このストリートの所在地に対応する番地情報の種類が数字だけを使うタイプであり、1番地から100番地まで存在する場合には、利用者が入力可能な番地情報の範囲として「番地:1〜100」というような表示が行われる。 【0007】ところが、入力されたストリート名に該当するストリートが複数の所在地に存在する場合もあり、この場合には、番地情報の表記方法に基づいてあらかじめ設定されている所定の優先順位に従って、優先順位の高い番地情報の表記方法に対応した番地情報の範囲が一または複数表示される。この場合に、優先順位が低く、表示対象とならなかった表記方法の番地情報を入力したい利用者にとっては、入力可能な番地情報の範囲が表示されないので、番地情報を正確に覚えていない場合などでは、適当に番地情報を入力して見当をつけてみるといった使い方をすることが難しく、操作性向上のための入力支援が有効に働いていなかった。 【0008】本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、アドレス入力に関する操作性を向上させることができるアドレス入力方式を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決するために、本発明のアドレス入力方式は、数字が含まれる番地情報と、地名を示す文字列が含まれる地名情報とを組み合わせて構成されるアドレスの入力を行うアドレス入力方式において、検索施設に対応する地名情報および番地情報が含まれる検索情報を検索情報格納手段によって格納しており、複数の操作キーを有する入力手段によって番地情報と地名情報の一部が順番に入力されたときに、それぞれの時点における入力済み情報に基づいて、範囲抽出手段により、入力済み情報が部分的に一致する地名情報および番地情報を検索情報格納手段から読み出して、この番地情報に対応する番地情報の範囲を動的に抽出し、抽出された番地情報の範囲を表示手段によって表示している。 【0010】地名情報と番地情報とを入力する際に、入力済み情報が増えていく毎に、それまでの入力済み情報によって、検索対象として絞り込まれる番地情報の範囲が動的に変化した場合にこの範囲が逐次表示されるため、表示された番地情報の範囲をその都度確認しながらアドレス入力を行うことができる。したがって、番地情報の詳細がわからないような場合であっても、上述した範囲表示を見ながら、大まかな番地の指定を行うことができるため、アドレス入力に関する操作性を向上させることができる。 【0011】また、上述した番地情報には、数字、アルファベット、ハイフン等の特殊記号が含まれており、これらの数字、アルファベット、特殊記号のいずれかが入力手段を操作することにより順番に指定されたときに、範囲抽出手段によって、それまでの入力済み情報に基づいてその都度検索情報を検索することにより、番地情報の範囲を動的に抽出することが望ましい。 【0012】例えば、上述した米国等における番地情報の表記方法を例にとると、番地情報の一部として、例えば“N”が入力されたとすると、この時点で、数字だけを使って表記するタイプなどは、利用者によって入力される可能性がないと判断できる。このように、アドレスの番地情報が数字、アルファベット、特殊記号を組み合わせることにより構成されている場合には、入力済み情報の内容によっては、これから入力される可能性のある番地情報の範囲を絞り込むことが容易となるため、絞り込んだ結果を表示して利用者に知らせることにより、利用者に対して有効な入力支援を行うことが可能になる。 【0013】また、入力済み情報に基づいて、次に操作可能な操作キーと操作不可能な操作キーとを判定する操作キー判定手段と、入力済み情報の内容が更新される毎に、操作キー判定手段による判定結果に基づいて、操作可能な操作キーと操作不可能な操作キーとを互いに識別可能な状態に設定する操作キー識別手段とをさらに備えていることが望ましい。 【0014】その時点で入力対象となっている番地情報の範囲が表示されるとともに、次に入力可能な操作キーが他の入力不可能な操作キーと識別されるため、利用者は、操作対象となる操作キーを即座に認識することができるようになり、アドレスの入力作業が容易となる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明のアドレス入力方式を適用した一実施形態のナビゲーション装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態のナビゲーション装置の全体構成を示す図である。同図に示すナビゲーション装置は、ナビゲーションコントローラ1、DVD2、ディスク読取装置3、リモートコントロール(リモコン)ユニット4、車両位置検出部5、ディスプレイ装置6を含んで構成されている。 【0016】ナビゲーションコントローラ1は、ナビゲーション装置の全体動作を制御するものである。このナビゲーションコントローラ1は、一般的には、CPU、ROM、RAM等を用いて構成され、ROM等に格納されている所定のプログラムを実行することによりその機能が実現される。ナビゲーションコントローラ1の詳細構成については後述する。なお、ナビゲーションコントローラ1の機能を実現するためのプログラムは、DVD2に格納しておいて、ナビゲーション装置が起動される毎に読み込むようにしてもよい。 【0017】DVD2は、地図表示や経路探索等に必要な地図データが格納されている情報記憶媒体である。具体的には、DVD2は、所定の経度および緯度で区切られた矩形形状の図葉を単位とした地図データを格納しており、各図葉の地図データは、図葉番号を指定することにより特定され、読み出すことが可能となる。 【0018】また、各図葉の地図データには、(1)地図情報の表示に必要な各種データからなる「描画ユニット」、(2)マップマッチングや経路探索、経路誘導等の処理に必要な各種データからなる「道路ユニット」、(3)交差点の詳細情報を表す各種データからなる「交差点ユニット」、(4)地図上に含まれる各種施設等の所在地に対応する地名情報および番地情報を地点情報(経度、緯度)と関連付けたデータであり、アドレス入力時などに用いられる「検索情報」、等の各種データが含まれている。 【0019】ディスク読取装置3は、1枚あるいは複数枚のDVD2が装填可能であり、ナビゲーションコントローラ1の制御によっていずれかのDVD2から地図データの読み出しを行う。なお、装填されるディスクは必ずしもDVDでなくてもよく、CDでもよい。また、DVDとCDの双方を選択的に装填可能としてもよい。 【0020】リモコンユニット4は、上下左右のカーソルキー、表示画面上のカーソル位置にある項目の確定を行う設定キー等の各種操作キーを備えており、キーの操作状態に応じた赤外線信号をナビゲーションコントローラ1に向けて送信する。車両位置検出部5は、例えば、GPS受信機、方位センサ、距離センサなどを備えており、所定のタイミングで車両位置(経度、緯度)の検出を行い、検出結果を出力する。 【0021】ディスプレイ装置6は、ナビゲーションコントローラ1から出力される描画データに基づいて、自車位置周辺の地図情報や、アドレス入力時の操作画面等の各種画像を表示する。次に、ナビゲーションコントローラ1の詳細構成について説明する。図1に示すナビゲーションコントローラ1は、地図バッファ10、地図読出制御部12、地図描画部14、VRAM18、画像合成部20、車両位置計算部30、経路探索処理部32、誘導経路メモリ34、誘導経路描画部36、マーク画像描画部38、入力処理部40、操作画面発生部42を含んで構成されている。 【0022】地図バッファ10は、ディスク読取装置3によってDVD2から読み出された地図データを一時的に格納する。地図読出制御部12は、車両位置計算部30によって算出される自車位置や入力処理部40からの要求等に応じて、所定範囲の地図データの読み出し要求をディスク読取装置3に出力する。 【0023】地図描画部14は、地図バッファ10に格納された地図データに基づいて、地図情報の表示に必要な地図描画データを生成する。VRAM18は、地図描画部14によって描画された地図描画データや誘導経路描画部36によって生成された誘導経路描画データを一時的に格納する。 【0024】画像合成部20は、自車位置等に対応してVRAM18から読み出した地図描画データと、マーク画像描画部38や操作画面発生部42から出力される描画データとを合成してディスプレイ装置6に出力する。車両位置計算部30は、自車位置検出部5から出力される検出データに基づいて自車位置および自車方位を計算するとともに、計算した自車位置が地図データの道路上にない場合には、自車位置を修正するマップマッチング処理を行う。 【0025】経路探索処理部32は、利用者によって指定された出発地と目的地の間を所定条件下で結ぶ走行経路を探索する。例えば、距離最短、時間最短等の各種の条件下で、コストが最小となるような走行経路が誘導経路として設定される。経路探索処理部32によって設定された誘導経路のデータ(誘導経路データ)は、誘導経路メモリ34に格納される。 【0026】誘導経路描画部36は、経路探索処理部32によって設定されて誘導経路メモリ34に格納された誘導経路データの中から、その時点でVRAM18に描画された地図情報に含まれるものを選び出し、誘導経路を地図情報上に重ねて表示するための誘導経路描画データを生成する。 【0027】マーク画像描画部38は、マップマッチング処理がなされた後の自車位置に所定の車両位置マークを表示したり、カーソル位置に所定のカーソルマークを表示するための描画データを生成する。入力処理部40は、リモコンユニット4から送信される各種の操作指示に対応する動作を行うための命令をナビゲーションコントローラ1内の各部に向けて出力する。 【0028】操作画面発生部42は、入力処理部40から出力される指示にしたがって、アドレス入力を行うための操作画面など各種の操作画面を表示するための描画データを作成するものであり、範囲抽出部50、操作キー判定部52、表示状態設定部54を含んで構成されている。 【0029】範囲抽出部50は、アドレス入力を行う際に、所定の地名情報(詳細は後述する)が入力されると、地図バッファ10に格納されている検索情報を検索して、入力された地名情報に対応する地点における番地情報の範囲を抽出する。また、範囲抽出部50は、地名情報に対応する地点が複数抽出された場合には、複数の地点のそれぞれに対応した番地情報の範囲を抽出し、番地情報の一部が入力された場合には、この入力された番地情報の一部と部分的に一致する番地情報の範囲を抽出する。 【0030】操作キー判定部52は、リモコンユニット4を用いて入力された情報(入力済み情報)に基づいて、次に操作可能な操作キーと操作不可能な操作キーとを判定し、判定結果を表示状態設定部54へ出力する。具体的には、本実施形態では、アドレスの入力を行うために必要な操作キーは、ディスプレイ装置6の画面上に表示されるようになっており、リモコンユニット4を用いて操作画面上に表示されたいずれかの操作キーを押下することにより、アドレスの入力が行われる。操作キーの操作可能/不可能を判定する具体的は方法については後述する。 【0031】表示状態設定部54は、入力済み情報の内容が更新される毎、具体的には、リモコンユニット4を用いて操作画面上のいずれかの操作キーが押下される毎に、操作キー判定部52から出力される判定結果に基づいて、操作画面内に表示される操作キーのうち、次の操作において操作不可能なものについては非表示状態となるように、表示状態を設定する。これにより、操作可能な操作キーと操作不可能な操作キーとが識別可能な状態となる。操作キーを識別可能な状態とする際の具体的な表示例については後述する。 【0032】ところで、本実施形態のナビゲーション装置は、米国向けの仕様を想定している。米国では、アドレスを構成する番地情報の表記方法には、複数のタイプが存在する。以下、この表記方法のタイプのことを「アドレスタイプ」と称する。図2は、アドレスタイプについて説明する図である。同図に示すように、本実施形態では、米国を想定した19種類のアドレスタイプを考慮しており、これら19種類のアドレスタイプのそれぞれには、所定の優先順位が設定されている。 【0033】具体的には、例えば、優先順位が「1」のアドレスタイプ「Numeric」は、“1”という表記例で示されているように、数字だけを用いて番地情報を表す表記方法である。また、優先順位が「2」のアドレスタイプ「Hyphenated」は、“12−34”という表記例で示されているように、2組の数字をハイフンでつなぐことにより番地情報を表す表記方法である。 【0034】同様に、優先順位「3」〜「6」のアドレスタイプ「Alphanumeric−N」等は、“1N234”等の表記例で示されているように、N、S、E、Wのいずれかの1つの文字が含まれた数字列によって番地情報を表す表記方法である。 【0035】優先順位「7」〜「10」のアドレスタイプ「N−Numeric」等は、“N123”等の表記例で示されているように、N、S、E、Wのいずれかの一の文字を先頭に含む数字列によって番地情報を表す表記方法である。優先順位「11」〜「18」のアドレスタイプ「Alphanumeric−NW」等は、“N123W456”等の表記例で示されているように、N、S、E、Wの中からいずれか2つの文字を使い、「文字・数字列・文字・数字列」という順番に並べて番地情報を表す表記方法である。 【0036】優先順位「19」のアドレスタイプ「Leading Zero」は、“002”という表記例で示されているように、先頭に“0”を付加した数字列によって番地情報を表す表記方法である。上述したリモコンユニット4、ディスプレイ装置6、画像合成部20、入力処理部40、操作画面発生部42が入力手段に、地図バッファ10が検索情報格納手段に、範囲抽出部50が範囲抽出手段に、ディスプレイ装置6、画像合成部20が表示手段にそれぞれ対応している。また、操作キー判定部52が操作キー判定手段に、表示状態設定部54が操作キー識別手段にそれぞれ対応している。 【0037】本実施形態のナビゲーション装置はこのような構成を有しており、次に、その動作について説明する。図3は、アドレスの入力を行う場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図であり、主に、操作画面発生部42において行われる動作の内容が詳細に示されている。 【0038】なお、上述したように本実施形態のナビゲーション装置は、米国向けの仕様を想定しており、アドレス入力を行う際には、始めに、地点情報として、ストリート名(Street)、あるいは市町村名(City)を入力するようになっている。また、図3に示す流れ図では、説明を簡略化するために、ストリート名が入力される場合についてのみ着目し、市町村名が入力される場合については考慮せずに説明を行うものとする。 【0039】操作画面発生部42は、リモコンユニット4を用いて行われる操作指示に対応して入力処理部40から出力される信号に基づき、利用者によってストリート名が入力されたか否かを判定する(ステップ100)。図4は、ストリート名を入力するための操作画面の表示例を示す図である。同図に示すように、ストリート名は、リモコンユニット4を用いて操作画面上に表示されたアルファベット等の操作キーを押下することにより、入力することができるようになっている。そして、所望の操作キーを押下してストリート名等を指定した後に、所定の実行キー(Done)を押下することにより、ストリート名等の入力が完了する。図4では、ストリート名として“ABC”が指定された場合の表示例が示されている。 【0040】ストリート名が入力されると、ステップ100で肯定判断がなされ、操作画面発生部42内の範囲抽出部50は、地図バッファ10に格納された地図データ(地点情報)を用いて、利用者により入力されたストリート名を有するストリートを検索し、ストリートの所在地周辺のアドレスに対応するアドレスタイプを特定して、番地情報の範囲(以後、これを「レンジタイプ」と称する)を抽出する(ステップ101)。 【0041】図5は、ストリート名に対応して抽出されたレンジタイプの一例を示す図である。あるストリート名を有するストリートを検索した場合には、異なる所在地に存在する複数のストリートが検索結果として得られる場合が多い。例えば、図5では、“ABC”というストリート名をもつストリートが異なる4つの所在地a、b、c、dのそれぞれに存在していた場合の例が示されている。この場合に、検索結果として得られた4つのストリートは、それぞれ所在地が異なっているため、その周辺のアドレスに対応するアドレスタイプと、番地情報の範囲であるレンジタイプも異なっている。 【0042】具体的には、所在地aのアドレスタイプは、上述した図2で示した優先順位が「1」のアドレスタイプ「Numeric」であり、レンジタイプは、1から100(1 to 100)と抽出されている。また、所在地bのアドレスタイプは、図2で示した優先順位が「3」のアドレスタイプ「Alphanumeric−N」であり、レンジタイプは、2N200から3N400(2N200 to 3N400)と抽出されている。 【0043】同様に、所在地cのアドレスタイプは、図2で示した優先順位が「6」のアドレスタイプ「Alphanumeric−W」であり、レンジタイプは、1W001から9W999(1W001 to 9W999)と抽出されている。また、所在地dのアドレスタイプは、図2で示した優先順位が「2」のアドレスタイプ「Hyphenated」であり、レンジタイプは、1−00から70−99(1−00 to 70−99)と抽出されている。 【0044】このようにして、入力されたストリート名に対応するストリートが検索され、各ストリートに対応するアドレスタイプ、レンジタイプが抽出されると、操作画面発生部42は、最も優先順位の高いアドレスタイプに対応したレンジタイプを含む所定の操作画面を表示する(ステップ102)。 【0045】図6は、レンジタイプを含む操作画面の表示例を示す図である。同図に示すように、各ストリートに対応するアドレスタイプおよびレンジタイプが抽出された後には、番地情報を指定するためのアルファベットであるN、S、E、W、ハイフン(“−”)、および数字0、1、2、…、9のそれぞれを示す操作キーを含む操作画面が表示される。また、レンジタイプは、操作画面内の所定位置に設けられたレンジタイプ表示領域200に表示される。図6に示す例では、図5に示した抽出結果に基づいて、優先順位「1」のアドレスタイプ「Numeric」に対応したレンジタイプ「1 to 100」がレンジタイプ表示領域200に表示されている。 【0046】次に、操作画面発生部42は、操作画面上に表示された操作キーのいずれかが押下され、文字(アルファベットおよびハイフン)や数字が入力されたか否かを判定し(ステップ103)、入力された場合には、肯定判断を行って、入力された文字および数字を操作画面上に表示する(ステップ104)。 【0047】次に、範囲抽出部50は、ステップ103において入力された文字または数字に基づいて、上述したステップ102でストリート名に対応して抽出したアドレスタイプ(図5参照)の中から、入力された文字や数字に対応するアドレスタイプを抽出し(ステップ105)、抽出したアドレスタイプの中で優先順位の高いものを選択し、これに対応したレンジタイプの表示を更新する(ステップ106)。 【0048】例えば、図5に示したような4つのアドレスタイプが抽出されている場合において、数字の“2”が入力された場合を考えると、利用者が指定しようとしている可能性のあるアドレスタイプとしては、4つのアドレスタイプの全てが当てはまる。この場合には、4つのアドレスタイプの中で最も優先順位の高い「Numeric」に対応するレンジタイプである「1 to 100」が表示される。 【0049】また、文字“N”がさらに入力された場合、すなわち、“2N”が入力されている場合を考えると、利用者が指定しようとしている可能性のあるアドレスタイプとしては、優先順位が「3」のアドレスタイプである「Alphanumeric−N」だけが当てはまる。この場合には、「Alphanumeric−N」に対応するレンジタイプである「2N200 to 3N400」が表示される。なお、具体的な表示例については後述する。 【0050】また、操作画面発生部42内の操作キー判定部52は、ステップ105において抽出されたアドレスタイプに対応するアドレスを入力する際に、操作する必要のない操作キー、すなわち、操作不可能な操作キーがあるか否かを判定する。表示状態設定部54は、操作キー判定部52による判定結果に基づいて、操作不可能な操作キーがある場合にはこれを非表示に設定する(ステップ107)。なお、ステップ106およびステップ107における処理が行われた場合の操作画面の表示例については後述する。 【0051】ステップ107に示した処理が行われると、あるいは、文字や数字の入力がなされずに上述したステップ103で否定判断が行われると、次に操作画面発生部42は、所定の実行キー(Done)が押下されて実行指示が与えられたか否かを判定する(ステップ108)。所定の実行指示が与えられていない場合には、ステップ108で否定判断がなされ、操作画面発生部42は、上述したステップ103に戻り、以降の処理を繰り返す。 【0052】所定の実行指示が与えられた場合には、上述したステップ108で肯定判断がなされ、操作画面発生部42は、利用者によって指定されたアドレスを地図描画部14に通知する。通知を受けた地図描画部14は、このアドレスの周辺の地図描画データを作成してVRAM18に出力することにより、ディスプレイ装置6の画面上に地図情報を表示する(ステップ109)。 【0053】地図情報が表示された後は、利用者によって行われる操作指示に基づいて、所定のナビゲーション処理が行われる。具体的には、例えば、表示された地点を目的地とした経路探索を行うように操作指示が与えられた場合であれば、その旨が入力処理部40から経路探索処理部32に出力され、所定の経路探索処理が行われる。 【0054】なお、通知されたアドレスが地図データ上に存在しない場合には、地図描画部14は、所定のエラー通知を操作画面発生部42に対して通知する。この場合には、操作画面発生部42は、指定されたアドレスに対応する地点が存在しない旨を通知する所定のエラー通知画面をディスプレイ装置6に表示する。 【0055】図7は、操作画面の内容が動的に変化する様子を具体的に説明する図であり、入力される文字または数字の内容に応じて、レンジタイプの表示や操作キーの表示/非表示が動的に変化する様子が示されている。例えば、上述した図6に示した操作画面が表示された後に、操作画面に含まれる操作キーの“2”が押下された場合には、画面1に示すように、入力情報表示領域210には“2”が表示される。また、上述した図5に示した4つのアドレスタイプの中から、利用者が指定しようとしている可能性のあるアドレスタイプを推測すると、この時点では4つのアドレスタイプの全てに可能性があるので、レンジタイプ表示領域200には、最も優先順位の高い「Numeric」に対応するレンジタイプである「1 to 100」が表示される。 【0056】また、操作キー“2”が押下された後に操作キー“N”が押下された場合には、画面2に示すように、入力情報表示領域210には“2N”が表示される。また、利用者が指定しようとしている可能性のあるアドレスタイプを推測すると、この時点では優先順位が「3」のアドレスタイプである「Alphanumeric−N」以外のものは可能性がないと判断できる。したがって、レンジタイプ表示領域200には、「Alphanumeric−N」に対応するレンジタイプである「2N200 to 3N400」が表示される。また、この場合には、以降の操作において操作キー「N」、「S」、「E」、「W」、「−」のそれぞれが操作不可能であるので、これらの操作キーが非表示状態となる。 【0057】また、操作キー“2”が押下された後に操作キー“−”が押下された場合には、画面3に示すように、入力情報表示領域210には“2−”が表示される。また、利用者が指定しようとしている可能性のあるアドレスタイプを推測すると、この時点では優先順位が「2」のアドレスタイプである「Hyphenated」以外のものは可能性がないと判断できる。したがって、レンジタイプ表示領域200には、「Hyphenated」に対応するレンジタイプである「1−00 to 70−99」が表示される。また、この場合にも、以降の操作において操作キー「N」、「S」、「E」、「W」、「−」のそれぞれが操作不可能であるので、これらの操作キーが非表示状態となる。 【0058】このように、本実施形態のナビゲーション装置では、入力されたストリート名に対応して複数のアドレスタイプが抽出された場合において、その後、入力済み情報が増える毎にそれまでの入力済み情報に基づいて、利用者が指定しようとしている可能性のあるアドレスタイプを推測して絞り込み、対応するレンジタイプの表示を更新しているので、詳細な番地情報がわからないような場合であっても、表示されるレンジタイプを見ながら番地情報の大まかな指定を行うことができ、アドレス入力に関する操作性を向上させることができる。 【0059】なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、操作可能な操作キーと操作不可能な操作キーとを識別可能とするために、操作不可能な操作キーを非表示状態に設定していたが、両者を識別可能とする方法はこれに限定されるものではなく、他にも種々の方法が考えられる。例えば、操作可能な操作キーを強調表示することにより両者を識別可能としてもよく、また、操作不可能な操作キーを半透明表示にしたり、暗めな表示色に変更するなどの方法で目立ちにくくして、両者を識別可能としてもよい。 【0060】また、上述した実施形態では、本発明をナビゲーション装置に適用した場合について説明を行っていたが、本発明の適用範囲はナビゲーション装置のみに限定されるものではなく、他にも、パーソナルコンピュータ上で動作する地図情報検索用ソフト等に対しても適用することができる。 【0061】また、上述した実施形態では、米国におけるアドレスの表記方法に対応した処理を行うナビゲーション装置について説明していたが、これ以外のアドレスの表記方法であっても、番地情報などに複数の表記方法が存在するような場合に対して本発明を適用することができる。 【0062】 【発明の効果】上述したように、本発明によれば、入力済み情報に基づいて、検索対象となる番地情報の範囲が動的に抽出され、抽出された範囲が逐次表示されるので、表示された番地情報の範囲をその都度確認しながらアドレス入力を行うことができる。したがって、番地情報の詳細がわからないような場合であっても、上述した範囲表示を見ながら、大まかな番地の指定を行うことができるため、アドレス入力に関する操作性を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000101732 【氏名又は名称】アルパイン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月27日(2000.10.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103171 【弁理士】 【氏名又は名称】雨貝 正彦
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| 【公開番号】 |
特開2002−132420(P2002−132420A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−328352(P2000−328352) |
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