トップ :: G 物理学 :: G06 計算;計数




【発明の名称】 操作表示端末の切換装置およびその方法
【発明者】 【氏名】工藤 立

【氏名】佐藤 吉俊

【氏名】藤澤 和繁

【氏名】中村 友一

【要約】 【課題】一つの操作表示端末に接続されているマウス等のポインティングデバイスを用いて複数の他の操作表示端末を簡便に切り替えて操作する。

【解決手段】複数の操作表示端末2、3が通信回線によって接続され、それぞれの操作表示端末は、マウス4cなどのポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、マウスの動き量や方向を検出するベクトル検出手段と、操作検出手段が所定の操作を検出するとともに、ベクトル検出手段がマウスに所定の動き量と所定の方向とを検出する場合、他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段とを備え、操作切換手段は、マウスの操作情報を送信する送信手段と、切換後に操作対象となる操作表示端末の側に、受信手段と、表示画面にカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを具える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、前記ポインティングデバイスの所定の動き量と所定の移動方向から所定のベクトルを検出するベクトル検出手段と、前記操作検出手段が前記所定の操作を検出するとともに、前記ベクトル検出手段が前記所定のベクトルを検出する場合、前記ベクトル検出手段が検出する前記所定のベクトルから切換対象となる他の操作表示端末を特定するとともに、前記他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備えることを特徴とする操作表示端末の切換装置。
【請求項2】 複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、同操作検出手段が前記所定の操作を検出した場合、操作表示端末名を画面に表示させて前記ポインティングデバイスにより切換対象となる操作表示端末を選択する端末選択手段と、前記端末選択手段により選択された前記切換対象となる操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備えることを特徴とする操作表示端末の切換装置。
【請求項3】 複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、前記ポインティングデバイスが示す操作表示端末の表示画面上のカーソル位置が、同表示画面における所定の位置に到達したことを検出する到達位置検出手段と、前記操作検出手段が前記所定の操作を検出するとともに、前記到達位置検出手段が前記所定の位置への到達を検出する場合、前記到達位置検出手段が検出する前記所定の位置から切換対象となる他の操作表示端末を特定するとともに、前記他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備えることを特徴とする操作表示端末の切換装置。
【請求項4】 前記所定の操作を、マウスやパッドなどの前記ポインティングデバイスにおけるいずれかのイベントボタンを押下することとすることを特徴とする請求項1ないし3記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項5】 前記所定の操作を、インテリジェントマウスにおけるホイールボタンを押下することとすることを特徴とする請求項1ないし3記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項6】 複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスが示す操作表示端末の表示画面上のカーソル位置が、同表示画面における所定の位置に到達したことを検出する到達位置検出手段と、前記ポインティングデバイスが前記所定の位置に到達する前後における、前記ポインティングデバイスの所定の動き量や所定の移動方向から所定のベクトルを検出するベクトル検出手段と、前記到達位置検出手段が前記所定の位置への到達を検出するとともに、前記ベクトル検出手段が前記所定のベクトルを検出する場合、前記ベクトル検出手段が検出する前記所定のベクトルから切換対象となる他の操作表示端末を特定するとともに、前記他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備えることを特徴とする操作表示端末の切換装置。
【請求項7】 前記到達位置検出手段は、前記ポインティングデバイスが示す表示画面上のカーソル位置が、同表示画面の端部に到達したことを検出することを特徴とする請求項3または6記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項8】 前記操作切換手段は、前記ポインティングデバイスによる操作やカーソル操作と、予め設定される前記ポインティングデバイスによる所定の操作や所定のカーソル操作と参照比較して切換対象となる前記操作表示端末を特定するための制御テーブルを備えることを特徴とする請求項1ないし7記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項9】 前記制御テーブルは、前記到達位置検出手段が検出する前記所定の位置から前記切換対象となる操作表示端末を特定するための、画面端部位置と切換対象操作表示端末とが対応するテーブルを備えることを特徴とする請求項8記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項10】 前記制御テーブルは、前記ベクトル検出手段が検出する前記ポインティングデバイスの前記ベクトルから前記切換対象となる操作表示端末を特定するための、前記ベクトルと前記切換対象となる操作表示端末とが対応するテーブルを備えることを特徴とする請求項8記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項11】 前記制御テーブルは、前記操作検出手段が検出するマウスやパッドなどの前記ポインティングデバイスにおけるいずれかのイベントボタンと、同イベントボタンが押された場合に、どの前記操作表示端末の選択を有効とするかを特定するための、前記イベントボタンと切換対象操作表示端末とが対応するテーブルを備えることを特徴とする請求項8記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項12】 前記制御テーブルは、切換対象となる操作表示端末を画面に表示させて選択する選択ボックス表示と、前記操作検出手段が検出する所定の操作とが対応するテーブルを備えることを特徴とする請求項8記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項13】 前記制御テーブルは、前記ポインティングデバイスが切換対象となる操作表示端末のカーソルを制御する場合、前記切換対象となる操作表示端末におけるカーソルを彩色して識別するための前記カーソルの色と、前記ポインティングデバイスを有して前記カーソルを操作する側の前記操作表示端末とが対応するテーブルを備えることを特徴とする請求項8記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項14】 前記制御テーブルは、前記切換対象となる操作表示端末と、同操作表示端末を操作する側の他の前記操作表示端末との組合せの可否を対照するための対応するテーブルを備えることを特徴とする請求項8記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項15】 前記操作表示端末は、車両等の配車や出動を指示する出動指示端末と、同出動指示端末に隣接して配置される地図等の検索端末と、車両等の配車や出動の状況等を表示する表示端末からなることを特徴とする請求項1ないし14記載の操作表示端末の切換装置。
【請求項16】 同一操作者の視認範囲にあって通信回線により相互接続された、隣接配置する第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末とを含み、いずれかの前記操作表示端末に連なるポインティングデバイスによるカーソル操作が、それぞれ自身の表示画面上の特定位置に移動するか、それぞれ所定の動き量や所定の移動方向を有する動きをするか、または前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を行うことで操作表示端末名を画面に表示させて切換対象となる操作表示端末を選択するかした際、前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末のうち、操作を行った前記ポインティングデバイスに連なるいずれかの前記操作表示端末の入力手段からの入力情報の送出先を、前記ポインティングデバイスの前記所定の操作や前記カーソル操作によって特定されるいずれかの前記操作表示端末に切換えるようにしたことを特徴とする操作表示端末の切換方法。
【請求項17】 前記ポインティングデバイスの所定の操作やカーソル操作と、切換対象となる操作表示端末とを対照する制御テーブルを備え、切換える前記操作表示端末は、前記ポインティングデバイスの前記所定の操作や前記所定のカーソル操作と、前記制御テーブルとを参照して特定するようにしたことを特徴とする請求項16記載の操作表示端末の切換方法。
【請求項18】 前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末が、自身を含めて複数の操作表示端末から前記カーソル操作が行われて競合する場合、前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末に対してそれぞれ予め定められた優先順位に従ってカーソル操作を行うようにしたことを特徴とする請求項16または17記載の操作表示端末の切換方法。
【請求項19】 前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末が、自身を含めて複数の操作表示端末から前記カーソル操作が行われて競合する場合、最初にカーソル操作を行ったいずれかの前記操作表示端末が、所定の時間優先権を保持するようにしたことを特徴とする請求項16または17記載の操作表示端末の切換方法。
【請求項20】 前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末が、自身を含めて複数の操作表示端末から前記カーソル操作が行われて競合する場合、前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末から操作されるそれぞれの移動量を合成して前記カーソル操作に反映するようにしたことを特徴とする請求項16または17記載の操作表示端末の切換方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作表示端末の切換装置に係わり、より詳細には複数の操作表示端末や表示端末を用いて全体には統一的な業務を行うが、それぞれ異なる業務を並行して処理するような場合、ある一台の操作表示端末で作業中に当該操作表示端末に使用されるポインティングデバイスを用いたまま、簡単な操作で視認範囲内の別の操作表示端末の作業が実行できるようにした操作表示端末の切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば一つのマウスを用いて、あたかも複数の端末を操作しているかのような感覚を操作者に与える技術として、一定時間間隔で、一つの端末における表示画面のイメージデータを、例えばビットマップ形式で他の端末に送信しておき、マウスによる操作が検知された際に、当該他の端末の表示画面に、送信された画面のイメージデータを表示すること等が行われていた。しかしながら、上記従来の技術は、確かに、操作者に対して、あたかも一つのマウスで複数の端末を操作しているかの如き感覚を感じさせるものではあったが、イメージデータの転送に多くの時間を要し、頻繁なカーソル操作を反映することは効率的ではなかった。この問題を解決するために、特開平11−95931号公報に開示されているように、一つの端末のカーソルが画面のいずれかのエッジに接すると、その接する辺の位置に対して予め定められた他の端末に切り換えて当該他の端末の画面上にカーソルを移動する方法が提案されている。
【0003】しかし、この方法では、マウスを不用意に動かしてエッジに到達するとその時点でカーソル制御が他の端末に移動してしまう、という問題を有していた。緊急を要する業務用途の例えば消防指令、防災指令、警察指令などの緊急指令システムなどにおいては、不用意に画面が変わると混乱を生じる恐れがあり、操作ミスの防止も重要であり、操作者の確実な意思を汲み取れるように配慮することが課題となっていた。効率的な端末の操作が可能で、且つより確実な操作が可能な操作表示端末の切換装置の提供が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、一つの操作表示端末に接続されているマウス等のポインティングデバイスを用いて複数の操作表示端末を操作することができ、かつ、当該ポインティングデバイスを含む入力デバイスによる操作対象となる操作表示端末を簡便に切り替えることのできる操作表示端末の切換装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を解決するため、複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、前記ポインティングデバイスの所定の動き量と所定の移動方向から所定のベクトルを検出するベクトル検出手段と、前記操作検出手段が前記所定の操作を検出するとともに、前記ベクトル検出手段が前記所定のベクトルを検出する場合、前記ベクトル検出手段が検出する前記所定のベクトルから切換対象となる他の操作表示端末を特定するとともに、前記他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備える。
【0006】複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、同操作検出手段が前記所定の操作を検出した場合、操作表示端末名を画面に表示させて前記ポインティングデバイスにより切換対象となる操作表示端末を選択する端末選択手段と、前記端末選択手段により選択された前記切換対象となる操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備える。
【0007】複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、前記ポインティングデバイスが示す操作表示端末の表示画面上のカーソル位置が、同表示画面における所定の位置に到達したことを検出する到達位置検出手段と、前記操作検出手段が前記所定の操作を検出するとともに、前記到達位置検出手段が前記所定の位置への到達を検出する場合、前記到達位置検出手段が検出する前記所定の位置から切換対象となる他の操作表示端末を特定するとともに、前記他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備える。
【0008】前記所定の操作を、マウスやパッドなどの前記ポインティングデバイスにおけるいずれかのイベントボタンを押下することとする。
【0009】前記所定の操作を、インテリジェントマウスにおけるホイールボタンを押下することとする。
【0010】複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、前記複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、前記ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、前記ポインティングデバイスにより前記他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、前記ポインティングデバイスが示す操作表示端末の表示画面上のカーソル位置が、同表示画面における所定の位置に到達したことを検出する到達位置検出手段と、前記ポインティングデバイスが前記所定の位置に到達する前後における、前記ポインティングデバイスの所定の動き量や所定の移動方向から所定のベクトルを検出するベクトル検出手段と、前記到達位置検出手段が前記所定の位置への到達を検出するとともに、前記ベクトル検出手段が前記所定のベクトルを検出する場合、前記ベクトル検出手段が検出する前記所定のベクトルから切換対象となる他の操作表示端末を特定するとともに、前記他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、前記ポインティングデバイスを用いた前記所定の操作や前記カーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる前記操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる前記操作表示端末の側に、前記送信手段により送信された前記操作情報を受信する受信手段と、同受信手段が受信した前記操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備える。
【0011】前記到達位置検出手段は、前記ポインティングデバイスが示す表示画面上のカーソル位置が、同表示画面の端部に到達したことを検出する。
【0012】前記操作切換手段は、前記ポインティングデバイスによる操作やカーソル操作と、予め設定される前記ポインティングデバイスによる所定の操作や所定のカーソル操作と参照比較して切換対象となる前記操作表示端末を特定するための制御テーブルを備える。
【0013】前記制御テーブルは、前記到達位置検出手段が検出する前記所定の位置から前記切換対象となる操作表示端末を特定するための、画面端部位置と切換対象操作表示端末とが対応するテーブルを備える。
【0014】前記制御テーブルは、前記ベクトル検出手段が検出する前記ポインティングデバイスの前記ベクトルから前記切換対象となる操作表示端末を特定するための、前記ベクトルと前記切換対象となる操作表示端末とが対応するテーブルを備える。
【0015】前記制御テーブルは、前記操作検出手段が検出するマウスやパッドなどの前記ポインティングデバイスにおけるいずれかのイベントボタンと、同イベントボタンが押された場合に、どの前記操作表示端末の選択を有効とするかを特定するための、前記イベントボタンと切換対象操作表示端末とが対応するテーブルを備える。
【0016】前記制御テーブルは、切換対象となる操作表示端末を画面に表示させて選択する選択ボックス表示と、前記操作検出手段が検出する所定の操作とが対応するテーブルを備える。
【0017】前記制御テーブルは、前記ポインティングデバイスが切換対象となる操作表示端末のカーソルを制御する場合、前記切換対象となる操作表示端末におけるカーソルを彩色して識別するための前記カーソルの色と、前記ポインティングデバイスを有して前記カーソルを操作する側の前記操作表示端末とが対応するテーブルを備える。
【0018】前記制御テーブルは、前記切換対象となる操作表示端末と、同操作表示端末を操作する側の他の前記操作表示端末との組合せの可否を対照するための対応するテーブルを備える。
【0019】前記操作表示端末は、車両等の配車や出動を指示する出動指示端末と、同出動指示端末に隣接して配置される地図等の検索端末と、車両等の配車や出動の状況等を表示する表示端末からなる。
【0020】同一操作者の視認範囲にあって通信回線により相互接続された、隣接配置する第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末とを含み、いずれかの前記操作表示端末に連なるポインティングデバイスによるカーソル操作が、それぞれ自身の表示画面上の特定位置に移動するか、それぞれ所定の動き量や所定の移動方向を有する動きをするか、または前記ポインティングデバイスにおける所定の操作を行うことで操作表示端末名を画面に表示させて切換対象となる操作表示端末を選択するかした際、前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末のうち、操作を行った前記ポインティングデバイスに連なるいずれかの前記操作表示端末の入力手段からの入力情報の送出先を、前記ポインティングデバイスの前記所定の操作や前記カーソル操作によって特定されるいずれかの前記操作表示端末に切換えるようにした。
【0021】前記ポインティングデバイスの所定の操作やカーソル操作と、切換対象となる操作表示端末とを対照する制御テーブルを備え、切換える前記操作表示端末は、前記ポインティングデバイスの前記所定の操作や前記所定のカーソル操作と、前記制御テーブルとを参照して特定するようにした。
【0022】前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末が、自身を含めて複数の操作表示端末から前記カーソル操作が行われて競合する場合、前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末に対してそれぞれ予め定められた優先順位に従ってカーソル操作を行うようにした。
【0023】前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末が、自身を含めて複数の操作表示端末から前記カーソル操作が行われて競合する場合、最初にカーソル操作を行ったいずれかの前記操作表示端末が、所定の時間優先権を保持するようにした。
【0024】前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末が、自身を含めて複数の操作表示端末から前記カーソル操作が行われて競合する場合、前記第一および第二の操作表示端末とまたは他の操作表示端末から操作されるそれぞれの移動量を合成して前記カーソル操作に反映するようにした。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の操作表示端末の切換装置を消防指令システムに適用した一実施例における全体構成を示す斜視図である。図に基づいて全体構成を説明する。図1の例の消防指令システムは、左右に配置された2組の指令台1と、後方の壁面に配設された4台の表示端末2とからなる。指令台1には2台から3台の操作表示端末3が配置され、うち1台は例えば消防車や救急車などの緊急出動を管理する緊急出動用制御端末、もう1台は例えば地図等の検索用端末、さらにもう1台は汎用のパソコンを利用したデータ処理用端末などであり、それぞれ2台か3台を1組として効率的に業務を行うシステムとなっている。各緊急出動用制御端末と各検索用端末とはそれぞれキーボード4aやタッチパネル付液晶表示部4bやマウス4cなどのポインティングデバイスをそれぞれ具えた操作入力部4を備えている。表示端末2は、プラズマディスプレイなどの大型の平面型表示端末が採用され、例えば、車両運用表示、総合情報表示、病院運用表示あるいは監視映像表示などがそれぞれ分担して表示されている。表示端末2は、それぞれ図示しないパソコンに接続され、他の操作表示端末3と同等のインテリジェンスを有するが、本実施例ではマウスなどの入力デバイスを持たない表示専用端末として通信回線で接続され、操作表示端末3との通信を行いながら伝送されるデータに基づき全体に統一的な表示と制御とが行われている。
【0026】図2は本発明の操作表示端末の切換装置における一実施例を示すブロック図である。図2に基づいて説明する。図2に示すように、本実施の形態の操作表示端末の切換装置は、LAN5を介して接続されている各操作表示端末3の間および各操作表示端末3と表示端末2との間において、いずれか1つのマウス4cを使用して他の操作表示端末3または表示端末2のカーソルを制御するための切換装置によってその主機能が実現される構成となっている。
【0027】表示端末2は、表示を行うプラズマディスプレイなどの表示部2aと、LAN5からの画像データや制御データを送受信して表示するための制御を行う制御部2bとからなる。制御部2bは、LAN5とのカーソル制御データなどの送受信を行うための送受信制御部21と、送受信制御部21から受信したカーソル制御データなどの受信情報との参照比較を行うためのカーソル制御テーブル22と、カーソル制御データとカーソル制御テーブル22との比較結果から制御する相手端末を判別して切換制御を行うとともに、カーソルの座標や色データを抽出してカーソルの位置設定などの制御を行うカーソル制御部23と、カーソル制御部23の制御結果によりカーソル表示と表示データとを重畳して表示部2aに表示するための表示制御を行う表示制御部24とからなる。本実施例の表示端末2は、マウスなどのポインティングデバイスを持たない例としているが、操作表示端末3と同等としてもよい。
【0028】操作表示端末3は、表示を行う表示部3aと、LAN5からの画像データや制御データを送受信して表示するための制御を行う制御部3bとからなる。制御部3bは、キーボード4a、タッチパネル付液晶表示部4bおよびマウス4cなどのポインティングデバイスを具えた操作入力部4と、マウス4cの座標位置の検出を行う到達位置検出手段であるマウス位置検出部32と、マウス4cの左右ボタンやインテリジェントマウスの場合のホイールやホイールボタンの押下状態などを検出する操作検出手段であるマウス状態検出部33と、マウス4cによるカーソルの動き量と動き移動方向であるベクトルを検出するベクトル検出手段であるカーソルベクトル検出部34と、マウス4cの座標やボタンの状態などのマウス制御データをLAN5を介して相手操作表示端末3または相手表示端末2とのデータの送受信を行うための、送信手段と受信手段とを有する送受信制御部35と、自身のマウス4cによるカーソル制御データか、または送受信制御部21から受信する外部からのカーソル制御データとの比較を行うためのカーソル制御テーブル36と、カーソル制御データとカーソル制御テーブル36との比較結果から制御する相手端末を判別して切換制御を行うとともに、カーソルの座標や色データを抽出してカーソルの位置などの制御を行う操作切換手段であるカーソル制御部37と、カーソル制御部37の制御結果によりカーソル表示と表示データとを重畳して表示部3aに表示するための表示制御を行うカーソル表示制御手段である表示制御部38と、マウス4cのホイールボタンの押下などの所定の操作を行い、切換を行う操作表示端末名を画面に表示させて選択する選択ボックスを表示させて切換対象の操作表示端末を選択するための端末選択手段である端末選択部39とからなる。
【0029】マウス位置検出部32は、表示画面上において、マウス4cのカーソルが存在する画面上の位置の座標、及びマウス4cの操作によるカーソルの画面上での移動量を検出するが、ここで、カーソルの画面上での座標は、例えば画面の左上を(0,0)とし、右下を(m,n)とする正の整数で表現することができる。また、カーソルの移動量は(Δx,Δy)としてマウス4cの動きから検出することができる。これらのマウス制御データは、切換対象の端末に対する切換えが発生しない状態では、表示制御部38へと送られ、自身の表示部3aに表示されるが、マウス4cの状態や動きから切換対象端末への切換えを認知すると、マウス制御データは切換対象端末へ切換えて送受信部35を介して送信され、切換対象端末を制御する。
【0030】マウス状態検出部33は、マウス4cの状態を検出するが、ここで、マウスの状態とは、例えば、マウスの左ボタンが押されているか等の状況をいう。また、本実施の形態のマウス位置検出部32は、検出した座標及びカーソルの移動量から、カーソルが、表示画面上において、その画面の予め定められた有効表示範囲内の所定の範囲を超えたかどうか、または有効表示範囲の最大限界である端、即ちエッジに到達したかどうかなども検出する。カーソル制御部37は、他の端末から送出されたマウス状態情報を受信した場合に、その内容をカーソル制御テーブル36を参照して判定し、判定された内容に基づいて、その端末の表示部3aの表示画面にカーソルを表示すべく、表示制御部38に指示を送る。表示制御部38は、通常の状態ではマウス位置検出部32が検出した、カーソルの存在すべき位置の座標に従って、表示部3aにカーソルを表示するように制御するが、しかし、本実施の形態の切換装置により、他の端末に接続されているマウス4cにより操作される状況となった場合には、カーソル制御部37により伝送されるデータに基づく内容に従って、表示部3aにカーソルを表示する。
【0031】図3は、本発明の操作表示端末の切換装置における切換えの処理内容を示す(a)はマウスを制御する送信側の操作表示端末、(b)はカーソルを制御される受信側の操作表示端末または表示端末のフローチャートである。図3(a)に基づいて説明する。操作表示端末の切換装置における初期設定として、まず、使用するマウス4cが通常のマウスかインテリジェントマウスか、左右ボタン以外にイベントボタンとしてホイールボタンを使用するかどうか等、使用する場合の条件設定等が行われる(ST1)。ここで条件設定について詳細を説明する。
【0032】図4は操作表示端末および表示端末のカーソル制御について予め定められた条件設定について規定される(a)は送信側、(b)は受信側のカーソル制御テーブルの内容を示す。図4(a)は操作表示端末Aにおける切換操作の条件を規定する制御テーブルの概要を一覧で示したものであり、カーソル制御テーブルの一実施例である。カーソル制御テーブル36の最左欄に切換対象とする切換対象端末名が表示されている。次の画面端部位置欄は、各切換対象端末に対し、切換対象端末のカーソル制御権を獲得するための第一の条件を示し、欄内に記載された画面端部の所定の位置またはエッジにカーソルが移動した場合にその欄に該当する端末のカーソルを制御することができることを示す。例えば、表示端末Aに対しては画面端部の左上の所定の端部またはエッジをカーソルでヒットすると表示端末Aに対するカーソル制御権を獲得し、カーソル制御を行うことができる。
【0033】次のベクトル方向欄は、切換対象端末のカーソル制御権を獲得するための第二の条件を示し、カーソルの動き量と移動方向を示すベクトルが所定の動き量と所定の移動方向を示す場合に該当する切換対象端末のカーソル制御権を獲得できることを示す。この所定の動き量と所定の移動方向とは、操作者が意志を持って確実に操作する動きから設定される。うっかり触った程度の動きは除外する。この第二の条件は、他の条件と組み合わせることでより確実になる。例えば前述の画面端部位置の第一の条件と組合せることで、より確実に操作者の意図を明確化し、より確実な操作とすることができる。即ち、所定の位置から表示端末などが存在する方向に向かってカーソルを操作すればよいので、感覚的にも合致したものとすることができる。
【0034】次の有効イベントボタンの3つの欄は、それぞれ、どのボタンが押された状態を有効とするかの第三の条件設定を示す。なお、左右ボタンは通常のマウスに装備されているが、ホイールボタンはインテリジェントマウスの場合のみに装備されている。この有効イベントボタン条件も、他の条件とアンド条件で設定されると、より確実な操作を保証することができる。例えば図の例では表示端末A、Bにはホイールボタン欄がチェックされており、ホイールボタンを押しながらカーソルを制御した場合に初めて端末A、Bが有効になることを示している。
【0035】次の選択ボックス表示欄は、切換対象端末のカーソル制御権を獲得するための第四の条件を示し、切換対象端末の選択を画面上の選択ボックスに表示された端末名から選択する。この第四の条件も他の条件と組み合わせることで、より簡単な操作で選択可能としたり、より確実に選択可能としたりすることができる。例えば、より簡単な操作としては、ホイールボタンと選択ボックス表示とを組合せると、ホイールボタンを押すと選択ボックスに表示され、表示された端末名から選択すればよいので、簡単かつ確実に選択することが可能となる。
【0036】最右欄はカーソルに色を指定するための第五の条件設定を示し、カーソルを制御する送信側端末毎にそれぞれ所定の色を割り当てる。1つの受信側端末に対して複数の送信側端末が競合する場合、制御権を有する送信側端末固有の色をカーソルに表示することで、カーソルの色から制御権を持つ送信側の端末を識別することができ、複数の端末から同一の表示端末などの端末を制御する場合に特に有効である。
【0037】図4(b)は受信側のカーソル制御テーブルの例であり、最左欄は受信被制御可否欄であり、受信制御される相手側端末から制御の受付に対する可否を明確にしている。図の例では端末Aからの制御は可としているが、端末B、Cから制御を受けることを拒否していることを示す。また、制御される場合のカーソルの色指定も送信側相手端末毎にテーブルで持っており、端末Aから制御されるカーソルは白地と赤の組み合わせで彩色されることを示す。カーソルの色は、端末Bから制御される場合は白と青、端末Cから制御される場合は白と緑などとしている。カーソルの色指定は送信側から伝送されるか、このように受信側のテーブルで持つかのいずれかでよい。
【0038】以上説明したようにカーソル制御テーブル36などの初期設定が完了した状態で、操作入力部4のマウス4cなどの操作があると、マウス位置検出部32でマウス4cの位置座標を検出し、マウス状態検出部33ではその時のマウス4cの左右ボタンやホイールボタンの押下状態の検出を行い、カーソルベクトル検出部34ではマウス4の動き量や移動方向を検出し、カーソルの動きを画面データに反映させ、表示制御部38の制御により表示部3aで表示させる。各部でそれぞれ検出した結果に基づき、カーソル制御テーブル36を参照し、検出した内容がカーソル制御テーブル36の設定条件との比較判定が行われる(ST2)。カーソル制御テーブル36の設定条件がマウス4cのホイールボタンを有効としているので、イベントボタンのホイールボタンの押下判定を行い、押下されていなければステップ2へ戻る(ST3)。
【0039】ホイールボタンが押下されると、カーソル制御テーブル36の設定条件が選択ボックス表示オンとしているので、画面に切換選択可能な操作表示端末3の一覧が表示される(ST4)。図4(a)の場合、表示端末2のAとBとが表示され選択可能となるのでいずれかを選択する(ST5)。選択が無効であればステップ2(ST2)へ戻るが、いずれかを選択すると選択した表示端末2にカーソル情報や制御情報を転送する(ST6)。以降、マウス状態、カーソル位置やベクトルを検出し、検出したデータは切換選択した表示端末2に伝送する。以降、自身のカーソルは停止するが、表示端末2の画面をあたかも自身の画面のように検出および制御を行い、切換の検出が行われるまで継続する(ST7〜ST8)。自身の端末に戻るための切換の検出、例えば前述のホイールボタンによる端末選択などが行われると(ST8)、処理を終了し(ST9)、カーソル制御を自身に取り戻し、以降、ステップ2(ST2)へ戻り処理を繰返す。なお、本実施例ではマウスをインテリジェントマウスとし、イベントボタンをホイールボタンとしたが、これはホイールボタンは通常では使用頻度が低いことから誤操作の恐れが少ないからである。
【0040】切換制御される受信側の操作表示端末の動作は図3(b)に示すが、送信側のように、まず、初期設定が行われる(ST10)。送信側から端末制御情報の受信を待ち(ST11)、送信側からの制御を受けることが確定すると、マウス4cの位置座標、左右ボタンやホイールボタンの押下状態、マウス4の動き量や移動方向などのデータを入手するとともに、カーソル制御テーブル22、36を参照する(ST12)。送信側のチェックを行い、被制御が許可された端末でなければキャンセルし、ステップ11(ST11)へ戻り、許可された端末であれば(ST13)、次にカーソル制御テーブル22、36を参照してカーソルの色判定を行う。送信先に規定された色を選定してカーソルを彩色するようカーソル制御部23、37を制御してカーソル表示を行い(ST14)、終了する(ST15)。以降、以上の処理を繰返す(ST11〜ST15)。
【0041】図5は、本発明の操作表示端末の切換装置における他の切換えの処理例の内容を示すフローチャートである。図に基づいて説明するまず、カーソル制御テーブル36等の初期設定を行う(ST21)。次に、マウス入力があると、検出される位置座標に基づき、カーソル制御部37の制御により、カーソルを画面に表示させる(ST22)。次にマウスのイベントボタンの押下を検出し(ST23)、カーソル位置が所定の位置へ到達したかどうかを検出し(ST24)、マウスの動き量や移動方向などのベクトルが所定のベクトルへ到達したかどうかを検出する(ST25)。各部でそれぞれ検出した結果に基づき、カーソル制御テーブル36を参照し、検出した内容とカーソル制御テーブル36の設定条件との参照比較を行う(ST26)。設定条件と合わなければステップ22(ST22)へ戻る(ST27)。設定条件と合致すれば(ST27)、切換処理が可能であり、条件に合致するいずれかの端末を選択し、選択した指定端末にカーソル情報や制御情報を転送する(ST28)。以降、マウス状態、カーソル位置やベクトルを検出し、検出したマウス制御データは切換選択した端末に転送する(ST29)。以降、自身のカーソルは停止するが、表示端末2の画面をあたかも自身の画面のように検出および制御を行い、切換の検出が行われるまで継続し(ST29〜ST30)、自身の端末に戻るための切換の検出などが行われると処理を終了し(ST31)、カーソル制御を自身に取り戻し、以降、ステップ22(ST22)へ戻り処理を繰返す(ST22〜ST31)。
【0042】以上、基本動作について説明したが、マウス動作と切換処理の選択は色々な組み合わせが考えられるが、これらは事前にカーソル制御テーブル22、36で設定される。カーソル制御テーブル22、36は図4に一例を内容一覧で示したが、実際にはより細かい設定が可能であり、各検出結果のいずれか単独、あるいは多様な組み合わせが可能である。例えば、ポインティングデバイスにおける所定の操作としてイベントボタンの押下を検出し、かつ、ポインティングデバイスが示す操作表示端末3の表示画面上の位置が、同表示画面における所定の位置に到達した場合に切換処理を行う、例えば、ポインティングデバイスにおける所定の操作としてイベントボタンの押下を検出し、かつ、ポインティングデバイスの動き量が所定の量以上で、移動方向も所定の移動方向を示す場合に切換処理を行う、例えば、ポインティングデバイスが示す操作表示端末2、3の表示画面上の位置が、同表示画面における所定の位置に到達し、かつ、ポインティングデバイスの動き量が所定の量以上で、移動方向も所定の移動方向を示す場合に切換処理を行う、などである。他に検出結果毎に単独で切換処理を行ってもよいし、選択ボックスを表示させて選択する方法と組合せてもよい。
【0043】以上説明したような基本構成としたので、同一操作者の視認範囲にあって通信回線により相互接続された、隣接配置する複数の操作表示端末3や視認範囲の他の操作表示端末2、3とを含み、いずれかの操作表示端末3に連なるポインティングデバイスによるカーソル操作が、それぞれ自身の表示画面上の特定位置に移動するか、それぞれ所定の動き量や移動方向を有する動きをするか、またはポインティングデバイスにおける所定の操作を行うことで操作表示端末名を画面に表示させて切換対象となる操作表示端末2 3を選択するかした際、操作を行ったポインティングデバイスに連なるいずれかの操作表示端末3の操作入力部4からの入力情報の送出先を、ポインティングデバイスの操作やカーソル操作によって特定されるいずれかの操作表示端末2、3に切換えることができる。視認範囲内の操作表示端末2、3が居ながら手元で操作できるので、操作効率が向上し、使い勝手もよくなる。
【0044】次に、操作表示端末3におけるカーソル操作の競合について説明する。操作表示端末3は、自身を含めて複数の操作表示端末3からカーソル操作が行われて競合する場合があるが、これらの処理は以下の優先度を選択することで制御される。第一の方法は、それぞれの操作表示端末3に対して予め定められた優先順位に従ってカーソル操作を行うようにした方法である。本実施例の場合、操作表示端末3はA、B、Cの順に優先度を高く設定している。業務によって最も望ましい方法である。第二の方法は、最初にカーソル操作を行ったいずれかの操作表示端末3が所定の時間優先権を保持するようにした方法である。頻繁に他の操作表示端末3を制御する場合が少なければ一般的であり、違和感も少ない。第三の方法は、他の操作表示端末3から操作されるそれぞれの移動量を合成して前記カーソル操作に反映するようにした方法である。一般的には違和感のある方法であるが、互いに認知した状態で操作する、例えば教育訓練やゲームなどに有効である。競合する場合、相手先に指定されたカーソルの色を時分割で交互にブリンク表示させるなどしたので、カーソルの色からどの操作表示端末3と競合しているか判断できるので、扱いやすいものとなっている。
【0045】以上、1台の操作表示端末3で他のいずれかの操作表示端末3のカーソル制御を行う場合を説明したが、1台の操作表示端末3からのカーソル制御を他の複数の操作表示端末3に同時に送信し、他の複数の操作表示端末3を同時に操作することも可能である。複数の各操作表示端末3が同一の業務を行うような場合、1台の操作表示端末3でのカーソル操作を、他の全操作表示端末3に反映でき、タイミングのずれを生じることなく同一業務を遂行できる。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施され、以下に述べる効果を奏する。複数の操作表示端末が通信回線によって接続され、複数の操作表示端末のうち、一つの操作表示端末に接続されたポインティングデバイスの操作やカーソル操作により、ポインティングデバイスの操作の対象を他の操作表示端末に切換えて、ポインティングデバイスにより他の操作表示端末の操作を行うようにした操作表示端末の切換装置であって、ポインティングデバイスにおける所定の操作を検出する操作検出手段と、ポインティングデバイスの所定の動き量と所定の移動方向から所定のベクトルを検出するベクトル検出手段と、操作検出手段が所定の操作を検出するとともに、ベクトル検出手段が所定のベクトルを検出する場合、ベクトル検出手段が検出する所定のベクトルから切換対象となる他の操作表示端末を特定するとともに、他の操作表示端末に操作を切換える操作切換手段と、ポインティングデバイスを用いた所定の操作やカーソル操作などの操作情報を、切換後に操作対象となる操作表示端末に送信する送信手段と、当該切換後に操作対象となる操作表示端末の側に、送信手段により送信された操作情報を受信する受信手段と、受信手段が受信した操作情報に基づいて、切換後に当該操作表示端末の表示画面に前記ポインティングデバイスのカーソルを表示するカーソル表示制御手段とを備えるようにしたので、一つの操作表示端末に接続されているマウス等のポインティングデバイスを用いて複数の操作表示端末を操作することができ、かつ、当該ポインティングデバイスを含む入力デバイスによる操作対象となる操作表示端末を簡便に切り替えることのできる操作表示端末の切換装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000006611
【氏名又は名称】株式会社富士通ゼネラル
【出願日】 平成12年10月20日(2000.10.20)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−132414(P2002−132414A)
【公開日】 平成14年5月10日(2002.5.10)
【出願番号】 特願2000−320309(P2000−320309)