| 【発明の名称】 |
負荷調整ボード及び情報処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】武 正行
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| 【要約】 |
【課題】増設スロットを有するシステムの動作信頼性を向上し得る、回路実装ボードを提供する。
【解決手段】負荷調整ボードは、システムの増設スロットに挿入されて使用される回路実装ボードであって、他のボードとの間で電気的接続を得るための複数の接続ピン11と、各接続ピン毎に設けられた可変抵抗や可変コンデンサ等の電気的特性が可変な部品13とを実装する。部品13の一端は接続ピン11に接続され、他端は所定の電位(例えばグランド)に固定される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 情報処理機器の拡張用スロットに挿入されて使用される回路実装ボードであって、前記拡張用スロットにおいて電気的接続を得るための複数の接続ピンと、電気的特性が可変である部品とを備え、前記部品は、前記各接続ピン毎に設けられ、一端が前記接続ピンに接続され、他端が所定電位を与えるノードに接続されたことを特徴とする負荷調整ボード。 【請求項2】 前記部品は、可変抵抗または可変コンデンサもしくはこれらの組み合わせからなることを特徴とする請求項1記載の負荷調整ボード。 【請求項3】 前記所定電位はグランド電位であることを特徴とする請求項1記載の負荷調整ボード。 【請求項4】 前記部品と前記接続ピン間の配線の長さを調整する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の負荷調整ボード。 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか一に記載の負荷調整ボードが、機能を拡張するためのボードが挿入される拡張用スロットに挿入されたことを特徴とする情報処理装置。 【請求項6】 前記拡張用スロットはメモリ増設用のスロットであることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシステム等の情報処理装置の機能拡張用スロットに挿入される回路実装ボードであって、その負荷の値を調整可能な負荷調整ボードに関する。 【0002】 【従来の技術】図4に、コンピュータシステム等のメモリ拡張スロットに挿入される従来のメモリモジュールを示す。メモリモジュール20は多層構造を持つプリント基板上に複数のメモリIC25を実装する。コンタクト21とメモリIC25のピン25aはプリント基板の内層配線または外層配線27を介して電気的に接続されている。 【0003】図5は、このメモリモジュール20が挿入されたコンピュータシステムのマザーボードの様子を示した図である。多層構造を持つマザーボード52上には、メモリコントローラ54及びメモリモジュール用のソケット38aが複数実装されている。メモリモジュール20はソケット38aに挿入される。マザーボード52の内層または外層配線52aによってメモリコントローラ54とソケット38aは電気的に接続されており、メモリコントローラ54とメモリIC25は電気信号を送受信できるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図5に示すようなコンピュータシステムにおいて、マザーボード52のスロット38aの中でメモリモジュール20が接続されていない空きスロットXがあると、その空きスロットXの信号線上の負荷が軽すぎて不要な高周波の反射ノイズ等によってシステムが誤動作を起こす場合があり、システムの動作信頼性上問題となる場合があった。 【0005】本発明は上記のような問題点を解決すべくなされたものであり、増設スロットを有するシステムの動作信頼性を向上し得る回路実装ボードを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係る負荷調整ボードは、情報処理機器の拡張用スロットに挿入されて使用される回路実装ボードであって、拡張用スロットにおいて電気的接続を得るための複数の接続ピンと、電気的特性が可変である部品とを備え、その部品は、各接続ピン毎に設けられ、一端が接続ピンに接続され、他端が所定電位を与えるノードに接続される。 【0007】好ましくは、負荷調整ボードにおいて、接続ピン毎に設けられる部品は、可変抵抗または可変コンデンサもしくはこれらの組み合わせからなる。 【0008】好ましくは、負荷調整ボードの部品はグランド電位に固定される。 【0009】負荷調整ボードは、部品と接続ピン間の配線の長さを調整する手段をさらに備えてもよい。 【0010】本発明に係る情報処理装置は、上記の負荷調整ボードが、機能を拡張するためのボードが挿入される拡張用スロットに挿入される。 【0011】情報処理装置において、拡張用スロットはメモリ増設用のスロットであってもよい。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照し、本発明に係る負荷調整ボードの実施の形態を詳細に説明する。 【0013】図1の(a)に本発明に係る負荷調整ボードを示す。本発明に係る負荷調整ボードはコンピュータ等の情報処理装置のメモリ増設スロットの空きスロットに挿入されて使用されるものであり、スロットの信号線に発生する不要高周波成分の遮断、反射ノイズ等を低減する。 【0014】負荷調整ボード10は、メモリ増設スロットに挿入されたときにスロット内に設けられたピンと電気的接続を得るための接続ピンであるコンタクト11を有する。コンタクト11はスロット内の信号線毎に設けられたピンに対応して設けられている。負荷調整ボード10上には、抵抗、コンデンサもしくはインダクタンスまたはこれらを直列または並列に組み合わせた回路と等価な電気的特性を持つ電子チップ部品13が実装されている。各チップ部品13は各信号線に対応したコンタクト11毎に設けられている。チップ部品13の一端は配線10aを介して対応するコンタクト11に、他端はグランド電位に接続される。グランド電位はコンタクト11のグランドピンを介して外部より与えられる。なお、チップ部品13はグランドではなく、所定の電位を与えるノード(例えば、電源の電位や電源電圧を分圧して得られる電位を与えるノード)に接続されてもよい。このように、負荷調整ボード10の各コンタクト11はチップ部品13を介して終端される。なお、負荷調整ボード10のコンタクト11のうちの一部は、チップ部品13を介さずに直接グランド等の所定の電位を与えるノードに接続して終端してもよい。 【0015】負荷調整ボード10に実装されるチップ部品13は、例えば、可変抵抗器(図1の(b)参照)、可変コンデンサ(図1の(c)参照)又は可変抵抗器と可変コンデンサの並列回路(図1の(d)参照)等の電気的な物理量が可変な素子により構成される。このように、チップ部品13として電気的特性が可変な部品を使用することにより、負荷調整ボード10の負荷の値を任意に調整することができる。 【0016】また、本実施形態の負荷調整ボード10においては、チップ部品13とコンタクト11間の配線10aの長さを変えられるようにしてもよい。このため、図1に示すようにチップ部品13とコンタクト11間にリレー15を設け、このリレー15により長さの異なる配線パターンaと配線パターンbのうちのいずれか一方の配線パターンを選択し、チップ部品13とコンタクト11間の配線長を調整する。配線パターン長を可変にすることにより、配線パターンのインダクタンス等が可変になり、負荷調整ボード10の負荷の値を微調整できる。 【0017】図2は、以上説明した負荷調整ボード10が挿入されるコンピュータの構成を示した図である。図2に示すコンピュータ30は、所定のプログラムを実行するCPU32を有する。CPU32はデータや制御信号のやりとりを行なうバス34を介して、ROM36、メモリ増設スロット部38、ハードディスク40、表示部42、入力操作部44、拡張スロット部46及びネットワークインタフェース48に接続される。ROM36はCPU32で実行される基本的なプログラムやデータを格納する。表示部42は液晶ディスプレイやCRTディスプレイからなる。入力操作部44はキーボードやマウスからなる。メモリ増設スロット部38はメモリ増設のためのメモリモジュールが挿入される複数のスロットからなる。上記負荷調整ボード10はこのメモリ増設スロット部38の中の空きスロットに挿入されて使用される。拡張スロット部46は、コンピュータの種々の機能を拡張したり、外部機器と接続したりするためのボードを挿入するためのスロットからなる。 【0018】図3は、本実施形態の負荷調整ボード10がコンピュータのマザーボード上に配置されたときの状態を示した図である。多層構造を持つマザーボード52上に、メモリコントローラ54及びメモリ増設スロット部38の各スロット毎に設けられたソケット38aが実装されている。メモリ増設スロット部38においてソケット38aに必要なメモリモジュール20が挿入される。また、空きスロットのソケット38aには負荷調整ボード10が挿入される。マザーボード52の内層または外層配線52aによってメモリコントローラ54とソケット38aは電気的に接続されている。 【0019】以上のように、本負荷調整ボード10をコンピュータのスロットに挿入することにより、信号線上に負荷がかかり不要高周波成分が遮断され、反射ノイズ等を低減できる。また、チップ部品13は、可変抵抗、可変コンデンサ等の電気的物理量が可変な素子で構成しているため、メモリコントローラのドライバビリティやメモリモジュール20の負荷に合わせて、信号線上の負荷を調整することができる。また、チップ部品13に対する配線長も変更可能にしているため、さらに、信号線上の負荷の微調整が可能となる。 【0020】なお、上記実施形態では、負荷調整ボードは、メモリ増設用スロットに挿入するものとして説明したが、外部機器の接続や機能拡張のための拡張用スロットに挿入して使用するものであってもよい。 【0021】 【発明の効果】本発明に係る負荷調整ボードによれば、上記の負荷調整ボードを拡張用スロットに挿入することにより、スロットにおける信号線上の不要高周波成分を遮断し、反射ノイズ等が低減するため、情報処理装置の動作信頼性を向上させることができる。 【0022】また、負荷調整ボードの接続ピン毎に設けられる部品は可変コンデンサや可変抵抗の電気的特性の可変な部品により構成されてもよく、メモリコントローラのドライバビリティやメモリモジュール20の負荷に合わせて、信号線上の負荷を調整することができる。 【0023】負荷調整ボードの接続ピン毎に設けられる部品は、グランド電位に固定されてもよく、これにより、スロットにおける信号線上の不要高周波成分を遮断し、反射ノイズを低減する。 【0024】負荷調整ボードにおいて部品と接続ピン間の配線長を調整できるため、信号線上の負荷の微調整が可能となる。 【0025】本発明に係る情報処理装置は、上記の負荷調整ボードを、メモリ増設用スロット等の拡張用スロットに挿入することにより、スロットにおける信号線上の不要高周波成分が遮断され、反射ノイズ等が低減されるため、情報処理装置の動作信頼性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006013 【氏名又は名称】三菱電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062144 【弁理士】 【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−132402(P2002−132402A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月10日(2002.5.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−320885(P2000−320885) |
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