| 【発明の名称】 |
レセプトの審査方法および情報処理システムならびに記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】廣岡 多枝子
【氏名】折出 武志
【氏名】前田 みゆき
【氏名】山田 雅弘
【氏名】岩田 淳也
|
| 【要約】 |
【課題】医療機関での無資格者受診による各種の損失の削減、および保険者での過大なレセプト請求等に起因する無駄な医療費支出の削減、を実現する。
【解決手段】保険者が運営する保険者システム200および医療機関が運営する医療機関システム400を、ネットワーク500を介して、資格認証センターシステム300に接続し、保険者システム200が持つ被保険者の資格の有無を管理する被保険者DB241の情報を資格認証センターシステム300の資格DB322に複写し、医療機関は、資格認証センターシステム300に来診者の資格照会を行い、資格DB322と照会内容とを突合して資格の有無を判定し、判定結果を医療機関に応答し、資格有りの照会経過を資格照会記録DB324に蓄積し、蓄積した照会内容を各保険者毎等に分類して送付し、保険者システム200では、医療機関から請求されたレセプト内容と資格照会記録を突き合わせて審査する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 保険給付サービスを受けようとする被保険者に保険資格があるか否かを、前記保険給付サービスを提供するサービス提供機関が資格認証機関に照会し、前記資格認証機関では受け付けた前記保険資格の照会経過を資格照会記録として保存し、前記サービス提供機関が保険者に対して前記保険給付サービスの報酬請求のために発行するレセプトの内容を、前記資格照会記録を用いて審査することを特徴とするレセプトの審査方法。 【請求項2】 請求項1記載のレセプトの審査方法において、前記保険者の所在地域毎に管轄の前記資格認証機関を設置し、前記資格認証機関は、管轄外の前記保険者が関与する前記被保険者に関して前記サービス提供機関から前記保険資格の照会依頼を受けた場合には、当該保険者を管轄する他の前記資格認証機関に前記照会依頼を取り次ぎ、管轄の当該資格認証機関にて、照会結果の応答および前記資格照会記録の保存を行うことを特徴とするレセプトの審査方法。 【請求項3】 被保険者に保険資格を付与する保険者によって運営される保険者システムと、前記被保険者に保険給付サービスを提供するサービス提供機関によって運営されるサービス提供機関システムと、予め前記保険者システムから提供された前記被保険者に関する資格情報に基づき、前記サービス提供機関システムからの照会要求に応じて、前記被保険者に保険資格があるか否かを判別する資格認証センターシステムと、を含むことを特徴とする情報処理システム。 【請求項4】 請求項3記載の情報処理システムにおいて、前記保険者の所在地域毎に管轄の前記資格認証センターシステムが設置され、個々の前記資格認証センターシステムは、管轄外の前記保険者が関与する前記被保険者に関して前記サービス提供機関システムから前記保険資格の照会依頼を受けた場合には、当該保険者を管轄する他の前記資格認証センターシステムに前記照会依頼を相互に取り次ぐ機能と、管轄の前記保険者に関する前記照会依頼に対する照会経過を資格照会記録として保存する機能を備え、前記保険者システムは、前記資格認証センターシステムから得られる前記資格照会記録に基づいて、前記サービス提供機関から前記保険給付サービスの報酬請求のために発行されるレセプトを審査する機能を備え、前記サービス提供機関システムは、前記被保険者から提示された情報を前記資格認証センターシステムに送信して前記照会依頼を実行する機能を備えた、ことを特徴とする情報処理システム。 【請求項5】 被保険者に保険資格を付与する保険者によって運営される保険者システムと、前記被保険者に保険給付サービスを提供するサービス提供機関によって運営されるサービス提供機関システムと、資格認証センターシステムと、を含む情報処理システムを構成するコンピュータにて読み取り可能な記憶媒体であって、前記資格認証センターシステムにおいて、予め前記保険者システムから提供された前記被保険者に関する資格情報を受信する機能、前記資格情報に基づき、前記サービス提供機関システムからの照会要求に応じて、前記被保険者に保険資格があるか否かを判別して判別結果を応答するとともに資格照会記録として保存する機能、管轄外の前記保険者が関与する前記被保険者に関して前記サービス提供機関システムから前記保険資格の照会依頼を受けた場合には、当該保険者を管轄する他の前記資格認証センターシステムに前記照会依頼を相互に取り次ぐ機能、を実現する第1のソフトウェア、前記保険者システムにおいて、前記資格認証センターシステムに対して前記被保険者に関する資格情報を送信する機能、前記資格認証センターシステムから前記資格照会記録を受信し、当該資格照会記録に基づいて、前記サービス提供機関から前記保険給付サービスの報酬請求のために発行されるレセプトの審査を行う機能、を実現する第2のソフトウェア、前記サービス提供機関システムにおいて、前記被保険者から提示された情報に基づいて前記資格認証センターシステムに対して当該被保険者に関する保険資格の有無を照会する機能を実現する第3のソフトウェア、の少なくとも一つのソフトウェアが格納されていることを特徴とする記憶媒体。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、レセプトの審査技術および情報処理技術ならびに記憶媒体に関し、特に、保険診療制度や介護保険制度等において医療機関や介護事業者等の保険給付サービス提供者が保険者に発行するレセプト等の点検等に適用して有効な技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】たとえば、従来の医療保険制度等においては、被保険者が医療機関で受診する場合、初診時に被保険者証の提示により医療機関はその被保険者が医療保険の資格があると判断している。 複数月にわたり医療を受けるときは月のはじめに被保険者証の提示により資格の有無を確認している。 【0003】医療機関が、被保険者に対し、医療行為を行った場合、診療報酬請求書(以下、レセプトと記す)を発行し、その被保険者が加入している医療保険の保険者に診療報酬請求を行う。 【0004】保険者は、レセプトに記載されている被保険者が本当に資格がある人なのか資格点検を行い、該当する被保険者がいない場合は、診療報酬を支払う必要はないので、請求元の医療機関宛にレセプトを戻す。 レセプトを戻された医療機関は、受診した人に費用を全額請求して払ってもらうようにする。 もしその人が払えないあるいは払わないことになると、その診療分の報酬が入らず、医療機関にとっては損失となる。 また、無資格によりレセプトが返戻されると、全額自己負担してもらう旨を受診した人に説明して、費用を回収しなければならず、非常に手間がかかる。 【0005】医療機関から請求されたレセプトは、月単位の合計点数で請求される。 レセプトが月単位であるため、診療日数の合計は記載されているものの、何月何日に受診したのかは保険者ではわからない。【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来の方法の場合、被保険者に資格があるのかないのかを確認するため、医療機関は診療月初めに被保険者証の提示により、資格の有無を確認している。 【0007】月の途中に退職あるいは転職すると、それまで加入していた医療保険の保険者に被保険者証を返却し資格喪失となる。 そして、日本は国民皆保険であるためその後は他の医療保険に入らなければならない。 【0008】例えば、被保険者が被保険者証の返却を忘れたまま医療機関で受診しても、医療機関は被験者証の提示があれば資格有と判断しているため、無資格者であるにもかかわらず医療を行い診療報酬請求をする。 これはいわゆる無資格受診である。 【0009】受診する人が本当に保険資格有なのか否かを確認するには、保険者に直接問い合わせて確認するしかない。 直接確認しようとしても、保険者に問い合わせて保険者が被保険者一覧をチェックして回答するまでには、時間もかかり手間もかかる。 また、医療機関の規模の違いにもよるが、医療機関によっては受診する人が一日に何人もいることを考えれば、その都度保険者に資格照会することは現実的には不可能である。 【0010】被保険者証の提示により資格有と判断し、医療行為を行い、その費用を請求するが、保険者で資格確認の結果、資格がないと判明すると、その分の請求に対して医療費は支払われずに、審査機関にレセプトが返戻され、さらに医療機関にそのレセプトが戻る。そうなると、レセプトを戻された医療機関は、受診した人に費用を全額請求して払ってもらうよう事情を説明しなければならない。 もしその人が払えないもしくは払わないことになると、その診療分の報酬が入らず医療機関にとっては損失となる。 かりに全額自己負担してもらう場合でも、事情を説明し、費用を回収しなければならず、時間も手間もかかる。 【0011】このように、従来の制度では、医療機関は来診する被保険者の資格の有無を的確に判断する術がなく、常に、無資格者受診による損失のリスクを抱えていることになる。 【0012】また、レセプトを点検している保険者にとっても、無資格者受診ではじかれたレセプトについて、再審査請求に出さなければならず、再審査請求票を書く手間もかかる。 さらに、審査機関から請求された請求額は、いったん全額払うことになっているので、本来払う必要のない無資格受診の診療報酬も払っていることになり、この分が戻らなければ保険者の損失になる。 【0013】医療機関から請求されたレセプトは、月単位の合計点数で請求される。 レセプトが月単位であるため、診療日数の合計は記載されているものの、受診した人自身が何月何日どの医療機関で受診したのかを正確に覚えていない限り、詳細を知ることはできない。 したがって、例えば、何らかの原因で実際の診療日数よりも過大な日数分の過誤請求がレセプトに記載されていても、従来の技術では、レセプトの診療日数が正しいものかどうかチェックする方法がない。 【0014】このような誤った過大な請求が発見できずそのまま通ってしまうと、保険者にとっては医療費損失になる。 結果として、医療費の高騰につながる。 【0015】本発明の目的は、サービス提供機関において、保険給付サービスを受ける被保険者の保険資格の有無を簡単かつその都度確認可能にすることで、無資格者に対する保険給付サービス提供による各種の損失を抑止することにある。 【0016】本発明の他の目的は、保険者において、サービス提供機関が保険者に対して保険給付サービスの報酬請求のために発行するレセプトに記載された過大請求を確実に検出して無駄な保険給付支出を削減することにある。 【0017】本発明の他の目的は、医療機関において来診する被保険者の保険資格の有無を簡単かつその都度確認可能にすることで、無資格者受診による各種の損失を抑止することにある。 【0018】本発明の他の目的は、保険者において、医療機関から発行されるレセプトに記載された過大請求を確実に検出して無駄な医療費支出を削減することにある。 【0019】本発明の他の目的は、保険者におけるレセプト点検作業の効率化を実現することにある。 【0020】 【課題を解決するための手段】本発明は、レセプトの審査方法において、保険給付サービスを受けようとする被保険者に保険資格があるか否かを、保険給付サービスを提供するサービス提供機関が資格認証機関に照会し、資格認証機関では受け付けた保険資格の照会経過を資格照会記録として保存し、サービス提供機関が保険者に対して保険給付サービスの報酬請求のために発行するレセプトの内容を、資格照会記録を用いて審査するものである。 【0021】より具体的には、一例として、医療保険制度に適用する場合、本発明では、医療機関は、ネットワークを介して接続された資格認証機関に保険者情報と被保険者情報からなる資格確認情報と医療機関情報を入力し送付し、被保険者の保険資格の有無確認を依頼する。 【0022】資格認証機関は、医療機関より送付された確認可能な医療機関情報とレセプト点検機関より送付された保険者情報と被保険者情報と資格有効期間情報からなる資格情報を事前に記憶し、資格確認依頼のため医療機関より送付された医療機関情報が資格確認可能な医療機関であるか突合(とつごう)し、突合一致ならば資格確認情報と該記憶した資格情報を突合し、突合一致ならば、突合結果を医療機関に送付する。 【0023】資格確認情報には、該資格認証機関を識別する情報が含まれていて、資格確認情報をもとに自分の管轄か他の管轄かをチェックし、もし他の管轄であれば他の資格認証機関のアドレスに資格確認情報及び医療機関情報を送付する。 【0024】医療機関は、資格認証機関より送付された資格有無結果を出力し、依頼した被保険者の資格有無を確認する。 【0025】資格認証機関は、医療機関より送付された資格確認情報と該記憶した資格情報を突合し、突合一致だったら資格確認時期と資格確認情報を記憶する。 【0026】一定期間ごともしくはある指示により、資格確認時期ごと、レセプト点検機関ごと、被保険者ごと、医療機関ごとに、突合できた回数を計算し、計算結果をレセプト点検機関に送付する。 【0027】レセプト点検機関は、医療機関から送付されたレセプト情報を事前に記憶し、資格認証機関より送付された資格確認時期ごと、レセプト点検機関ごと、被保険者ごと、医療機関ごと、の突合回数情報と該記憶したレセプト情報を突合し、内容点検を行う。突合結果より得られた診療日数不一致情報を記憶する。 【0028】これにより、医療機関にあっては、無資格受診に起因する各種の損失を確実に抑制することが可能となり、保険者にあっては過誤請求等に起因する無駄な医療費の支出が抑止され、医療費削減を図ることが可能となる。 【0029】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。 【0030】以下の説明では、本発明の一実施の形態であるレセプトの審査方法および情報処理システムならびに記憶媒体について、保険医療制度における資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法に適用した場合について、図を用いて説明する。なお、以下の説明では、データベースはDBと略記する。 【0031】図1は、本発明の一実施の形態である資格確認及び資格照会記録を用いたレセプト点検システムを実現する情報処理システムの構成の一例を示す概念図である。 【0032】本システムは、被保険者及び被扶養者より資格取得、資格喪失の申請を受け資格取得者及び資格喪失者の情報を作成し資格認証センターに送信し、また医療機関より照会された資格照会記録を資格認証センターより受信し、受信した資格照会記録とレセプト基本情報を突合して診療日数に過誤請求がないかをチェックする保険者システム200と、保険者システム200より送信された資格取得者及び資格喪失者の情報を蓄積し、医療機関から資格照会の指示を受け、資格の有無を確認し、結果を医療機関に返信し、また資格照会記録より被保険者ごと同一医療機関ごとに照会回数を計算し、計算結果を保険者に送信する資格認証センターシステム300と、被保険者より医療保険に加入していることを示す被保険者証カードの提示を受け、カード情報を読み取り、読み取った情報を資格認証センターシステム300に送信し、資格認証センターシステム300より資格有無の情報を受信し、結果を表示する医療機関システム400と、これらのシステムを結ぶネットワーク500からなる。 【0033】保険者システム200は、当該月の資格取得者及び資格喪失者の抽出や資格照会記録とレセプト基本情報の突合等の処理、資格更新情報の送信処理、資格照会記録等の受信処理を行う中央処理部211と、処理結果を一時的に記憶する記憶部212と、送受信処理の経過や処理結果等を表示する表示部213と、資格取得者及び資格喪失者の情報登録や処理指示の操作等を行う入力部214と、被保険者証カードに都道府県コード、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードを書き込むカード発行装置220と、処理結果を出力するプリンタ230と、被保険者の記号番号、氏名、性別、生年月日、本人家族、資格取得年月日、資格喪失年月日、老人扱い等の情報を格納する被保険者DB241と、被保険者DB241より抽出された当該月の資格取得者及び資格喪失者の記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、新規か喪失かの別、資格取得年月日、資格喪失年月日等の情報を格納する資格更新用DB242と、資格認証センターシステム300より送信された被保険者ごと同一医療機関ごとの資格照会集計情報である照会年月、医療機関コード、その医療機関が扱う医科か歯科か調剤かの種別、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、照会回数を格納する資格照会DB244と、紙のレセプトに記載された情報を何らかの方法を用いて読み取ったあるいは入力した医療機関コード、診療年月、整理番号、都道府県コード、レセプト種類、記号番号、性別、生年月日、診療実日数、請求点数を格納するレセプト基本情報DB245と、医療機関コード、種別、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードをキーに資格照会DB244とレセプト基本情報DB245とを突合し、診療実日数が照会日数よりも多いレセプトの整理番号、記号番号等を格納する診療日数不一致DB246と、資格認証センターシステム300より資格照会DB244と一緒に送信される資格照会可能な医療機関コードを格納する医療機関DB243と、被保険者証カードに書き込むための情報であるカードDB247からなる。 【0034】資格認証センターシステム300は、医療機関システム400から被保険者の資格照会に対し資格者の検索処理や資格照会記録の更新処理、当該月の被保険者ごと同一医療機関ごとの照会記録集計処理、自県資格認証センター以外の資格認証センターへの資格照会情報の転送処理及び転送先資格認証センターからの回答受信処理、保険者システム200からの資格更新情報等の受信処理、保険者システム200への資格照会集計情報等の送信処理を行う中央処理部311と、処理結果を一時的に記憶する記憶部312と、送受信処理の経過や処理結果等を表示する表示部313と、処理指示の操作等を行う入力部314と、医療機関コードとそれら医療機関がネットワークを介して資格照会が可能かどうかの情報を格納する医療機関DB321と、保険者システム200より送信される資格更新用情報である記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、新規か喪失か、資格取得年月日、資格喪失年月日を格納する資格DB322と、各都道府県の資格認証センターの都道府県コード、アドレスを格納する資格認証センターDB323と、医療機関システム400より資格照会を受けて資格DB322の情報に照会年月日、医療機関コード、種別を追加して格納する資格照会記録DB324と、資格照会記録DB324をもとに、当該月の被保険者ごと医療機関ごと種別ごとに集計した結果である照会年月、医療機関コード、種別、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、照会回数等の情報を格納する資格照会集計DB325と、保険者番号、アドレスを格納する保険者DB326からなる。 【0035】医療機関システム400は、カードに書き込まれている情報や医療機関コード、種別等の資格認証センターシステム300への送信処理、資格認証センターシステム300より資格有無の情報の受信処理を行う中央処理部411と、処理結果を一時的に記憶する記憶部412と、被保険者の資格有無等の情報を表示する表示部413と、パスワード入力や処理指示の操作等を行う入力部414と、被保険者が保有する被保険者証カードに書き込まれている情報を読み取るカード読取装置420からなる。 【0036】本実施の形態の場合、一例として、資格認証センターシステム300は、各都道府県単位に設置され、当該都道府県に所在する保険者(保険者システム200)を管轄し、後述のように、管轄外の保険者の職掌する被保険者に関する照会依頼は管轄の他の資格認証センターシステム300に取り次ぐことで処理する。 【0037】図2は、本実施の形態の保険者システム200の被保険者DB241の具体例を示す概念図である。 【0038】図2に示すように被保険者DB241は、被保険者の記号番号21、被保険者・被扶養者氏名22、生年月日23、性別24、本人家族コード25、資格取得年月日26、資格喪失年月日27、老人保健28、公費29、寝たきり30の情報を格納している。 【0039】例えば、被保険者・被扶養者氏名が「浦島太郎」は、記号番号が「1111111」であり、生年月日が「S35.8.8」、本人家族コードが「01」で、資格取得年月日は「S60.4.3」で、被保険者資格があることを意味している。また、本人家族コード25は、「01」が本人、「02」が配偶者、「11」が長男というようにあらかじめ続柄にコードがふられており、「浦島太郎」は「本人」であることを意味している。さらに「浦島太郎」は、老人保健28は「無」であるから老人保健の適用ではなく、公費29も「無」であるから公費扱いではなく、寝たきり30も「無」であるから寝たきり扱いでもないことを意味する。 【0040】資格喪失の登録が行われると、資格喪失年月日27に喪失年月日が登録される。 【0041】図3は、本実施の形態の保険者システム200の資格更新用DB242の具体例を示す概念図である。 【0042】資格更新用DB242は、資格認証センターシステム300に送信するため、被保険者DB241より当該月の資格取得者及び資格喪失者の情報を抽出し、記号番号31、性別32、生年月日33、本人家族コード34、新規か喪失かを示す新規/喪失区分35、資格取得年月日36、資格喪失年月日37の情報を格納している。 【0043】例えば、「H12年4月分」では、記号番号が「4444444」、性別が「男」、生年月日が「35.6.15」である人が、「H12.4.5」に資格取得したことを意味している。 【0044】記号番号31だけでは世帯共通の番号であるため、同一世帯に被保険者や被扶養者が複数存在すると個人を特定することができない。したがって、記号番号31と性別32、生年月日33、本人家族コード34とにより個人を特定することができる。 【0045】なお、資格更新用DB242は、翌月分の資格更新用データを格納する時に上書きする。 【0046】図4は、本実施の形態の資格認証センターシステム300の医療機関DB321の具体例を示す概念図である。 【0047】医療機関DB321は、資格認証センターシステム300に、医療機関システム400から資格照会があった場合に認証を行うために必要なDBであり、また保険者システム200に資格照会集計DB325とともに、その内容が送信されるDBである。 【0048】図4に示すように医療機関DB321は、医療機関コード41、照会可否42を格納している。 【0049】例えば、医療機関コードが「0001111」の医療機関は、ネットワークによる資格照会が可能な医療機関であることを意味している。 【0050】なお、資格認証センターシステム300において、自県の医療機関は、ネットワークを介して資格照会登録申請手続きを行うものである。したがって、資格照会登録申請の手続き処理が完了すると、医療機関DB321において、当該医療機関の照会可否42が、「否」から「可」へと更新される。 【0051】図5は、本実施の形態の資格認証センターシステム300の資格DB322の具体例を示す概念図である。 【0052】資格DB322は、自県の医療機関システム400より資格照会を受けた被保険者の資格の有無を確認するために必要なDBである。 【0053】図5に示すように資格DB322は、保険者番号51、記号番号52、性別53、生年月日54、本人家族コード55、資格取得年月日56、資格喪失年月日57を格納している。 【0054】例えば、保険者番号が「01010101」、記号番号が「5555555」、性別が「男」、生年月日が「S56.1.10」、本人家族コードが「01」である人は、「H10.4.1」に資格取得し、「H12.3.31」に資格喪失したことを意味している。尚、資格喪失年月日から一定期間経過したレコードは資格DB322から消去される。 【0055】図6は、本実施の形態の資格認証センターシステム300の資格認証センターDB323の具体例を示す概念図である。 【0056】資格認証センターDB323は、医療機関システム400から資格照会を受けた被保険者が、自県の資格DB322に存在しない場合に、医療機関システム400から送信された被保険者の情報及び医療機関コード等の情報を、その被保険者の資格情報を保有する県の資格認証センターに転送するために必要なDBである。 【0057】図6に示すように、資格認証センターDB323は、都道府県コード61、資格認証センターアドレス62を格納している。 【0058】例えば、都道府県コードが「13」の県の資格認証センターのアドレスは、「111.222.333」であることを意味している。 【0059】図7は、本実施の形態の資格認証センターシステム300の資格照会記録DB324の具体例を示す概念図である。 【0060】資格照会記録DB324は、医療機関システム400より被保険者の資格照会のために送信された情報と資格認証センターシステム300が保有する資格DB322を突合し、資格有りの場合に照会履歴を残すDBである。 【0061】図7に示すように資格照会記録DB324は、照会年月日71、保険者番号72、記号番号73、性別74、生年月日75、本人家族コード76、医療機関コード77、種別78を格納している。 【0062】例えば、保険者番号が「0001111」で、記号番号が「5555555」で、性別が「男」で、生年月日が「S29.2.2」で、本人家族コードが「01」である人が、医療機関コード「0505050」で、種別が「医科」である医療機関から「H12.5.5」に資格照会があり、資格DB322と突合の結果、資格有であることを意味している。 【0063】なお、照会年月日より一定期間経過したレコードは、資格照会記録DB324から消去される。 【0064】図8は、本実施の形態の資格認証センターシステム300の資格照会集計DB325の具体例を示す概念図である。 【0065】資格照会集計DB325は、図7の資格照会記録DB324をもとに医療機関コードごと、その医療機関が扱う種別ごと、被保険者ごとに照会回数を集計したDBで、保険者システム200に、その内容が送信されるDBである。 【0066】図8に示すように資格照会集計DB325は、照会年月81、医療機関コード82、種別83、保険者番号84、記号番号85、性別86、生年月日87、本人家族コード88、照会回数89を格納している。 【0067】例えば、照会年月「H12年5月」について、保険者番号が「0001111」で、記号番号が「5555555」で、性別が「男」で、生年月日が「S29.2.2」で、本人家族コードが「01」である被保険者について、医療機関コードが「05050505」で、種別が「医科」である医療機関から照会された回数が「3回」であることを意味する。 【0068】なお、照会年月より一定期間経過したレコードは、資格照会集計DB325から消去される。 【0069】図9は、本実施の形態の資格認証センターシステム300の保険者DB326の具体例を示す概念図である。 【0070】保険者DB326は、資格認証センターシステム300において集計された資格照会集計DB325を保険者システム200に送信するため、宛先を指定するDBである。 【0071】図9で示すように保険者DB326は、保険者番号91、保険者名92、保険者アドレス93を格納している。 【0072】例えば、保険者番号「5555555」は、保険者名が「神健康保険組合」であり、アドレスが「555.555.555」であることを意味している。 【0073】図10は、本実施の形態の保険者システム200の資格照会DB244の具体例を示す概念図である。 【0074】資格照会DB244は、資格認証センターシステム300から送信された資格照会集計DB325の情報を格納したDBであり、レセプト基本情報DB245の診療実日数があっているかどうかチェックをするために必要なDBである。 【0075】図10に示すように資格照会DB244は、照会年月101、医療機関コード102、種別103、記号番号104、性別105、生年月日106、本人家族コード107、照会回数108を格納している。 【0076】例えば、照会年月「H12年5月」について、記号番号が「5555555」で、性別が「男」で、生年月日が「S29.2.2」で、本人家族コードが「01」である人が、医療機関コードが「05050505」で、種別が「医科」である医療機関から照会された回数が「3回」であることを意味する。 【0077】図11は、本実施の形態の保険者システム200のレセプト基本情報DB245の具体例を示す概念図である。 【0078】レセプト基本情報DB245は、紙媒体のレセプトに記載された情報を何らかの方法を用いて機械可読情報として読み取ったあるいは入力した情報であり、資格照会DB244の照会回数とあっているかどうかチェックするために必要なDBである。 【0079】図11で示すようにレセプト基本情報DB245は、医療機関コード111、診療年月112、レセプトの整理番号113、都道府県コード114、レセプト種類115、記号番号116、性別117、生年月日118、診療実日数119、請求点数120を格納している。 【0080】例えば、医療機関コード「05050505」から「H12年5月」診療分として請求されたレセプトは、整理番号が「1111」で、都道府県コードが「14」で、レセプト種類が「医科」で、記号番号が「5555555」で、性別が「男」で、生年月日が「S29.2.2」で、診療実日数が「1」で、請求点数が「0000」であることを意味している。 【0081】図12は、本実施の形態の保険者システム200の医療機関DB243の具体例を示す概念図である。 【0082】医療機関DB243は、レセプト基本情報DB245から資格照会可能な医療機関が請求したレセプトだけを抽出するために必要なDBである。 レセプト基本情報DB245から資格照会可能な医療機関が請求したレセプトを選択的に抽出することにより、突合するレセプト件数が絞り込まれるので、突合処理が効率的に行える。 【0083】図12で示すように医療機関DB243は、都道府県コード121、医療機関コード122、資格照会可否123を格納している。 【0084】例えば、資格照会可能な医療機関は、都道府県コードが「21」で、医療機関コードが「09090909」で、資格照会が「可」であることを意味している。 【0085】なお、医療機関システム400が、ネットワークを介した資格照会システムへの加入手続きにより、資格認証センターシステム300における医療機関DB321の照会可否42が「可」となった場合に、保険者システム200にその医療機関コードを送信し、医療機関DB243において、当該医療機関の照会可否が「否」から「可」へと更新される。 【0086】図13は、本実施の形態の保険者システム200の診療日数不一致DB246の具体例を示す概念図である。 【0087】診療日数不一致DB246は、当該月において同一被保険者、同一医療機関、同一種別のレセプト基本情報DB245の診療実日数119が資格照会DB244の照会回数108より多かったレセプトの整理番号等の情報を格納するDBである。 診療実日数が照会日数より多いことは、医療機関がなんらかの原因で診療日数を過大に請求していることを意味しており、審査機関に対して再審査請求を行い再審査してもらう必要がある。 【0088】図13に示すように診療日数不一致DB246は、診療年月131、医療機関コード132、種別133、照会回数134、診療実日数135、レセプトの整理番号136を格納している。 【0089】例えば、診療年月が「H12年5月」分で、医療機関コードが「05050505」で、種別が「医科」で、照会回数が「3」で、診療実日数が「5」で、レセプト整理番号が「1111」であり、照会回数3回に対して、レセプトでは5回受診したことになっており、医療機関コード「05050505」が診療日数を過大に請求したことがわかる。 【0090】図14は、本実施の形態の保険者システム200のカードDB247の具体例を示す概念図である。 【0091】カードDB247は、被保険者証カードに書き込む情報であり、図14に示すように都道府県コード141、保険者番号142、記号番号143、性別144、生年月日145、本人家族コード146を格納している。 【0092】例えば、都道府県コードが「14」で、保険者番号が「5555555」で、記号番号が「1111111」で、性別が「男」で、生年月日が「S50.12.21」で、本人家族コードが「01」であることを意味している。 【0093】なお、一定期間が経過すると、カードDB247の情報は消去される。 【0094】図15は、図1で示したシステム構成による資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法の処理を示す全体フローチャートである。なお、簡単のため、図15では、医療機関から保険者に発行されるレセプトの一次審査を行う公的審査機関は省略されており、医療機関から発行されるレセプトは、公的審査機関(都道府県単位に存在する)による一次審査を経て保険者毎に配布され、各保険者にて二次審査が行われ、本実施の形態の後述のステップ1510〜1512等の突合処理は、この保険者による二次審査に適用される。なお、一次審査に適用してもよいことはいうまでもない。 【0095】ステップ1501において、保険者システム200は、被保険者及び被扶養者の資格取得申請により、被保険者DB241に被保険者の情報を登録する。 また、資格喪失の申請を受けた場合は、被保険者DB241に資格喪失年月日を登録する。【0096】次に、当該月における資格取得者及び資格喪失者を抽出し、抽出された被保険者の情報を資格更新用DB242に格納する。【0097】保険者システム200は、自県の資格認証センターシステム300に当該月の資格更新用DB242をネットワークを介して送信する。 この際、保険者番号も併せて送信する。 【0098】ステップ1502において、資格認証センターシステム300は、自県の保険者システム200より送信された当該月の資格更新用DB242を受信する。 この際、保険者番号も受信し、受信した資格更新用DB242の情報に保険者番号をセットして資格DB322に格納する。 【0099】翌月も同様に、ステップ1501、ステップ1502の処理を行う。 【0100】ステップ1503、ステップ1504、ステップ1505、ステップ1509は、医療機関から資格認証センターに被保険者の資格照会を行い、資格認証センターで保有する資格DB322と突合し、資格の有無を医療機関に返信する段階である。 【0101】ステップ1503において、被保険者が医療機関において受診する場合、医療機関は医療保険の資格者かどうかを確認するため、被保険者証の提示を求め、医療機関システム400のカード読取装置420より被保険者証カードに書き込まれている被保険者の情報を読み取る。【0102】なお、複数日にわたる継続的な受診等が予想される被保険者については、最初の来診時等において被保険者証カードから読み取られた情報を医療機関システム400等に備えられたDB等に保存しておき、以降は、照会の都度、被保険者証カードを用いることなく、DBに保存されている情報を用いて資格照会を行ってもよい。 【0103】医療機関システム400は、資格確認を行うため、読み取った被保険者の情報を自県の資格認証センターシステム300に送信する。 この際、医療機関のコード及びその医療機関が扱う種別(医科、歯科、調剤)も同時に送信する。医療機関のコード及びその医療機関が扱う種別は、入力して送信するか光学式文字読取装置やICカードリーダ等でコード等を読み取り送信するか、あるいは事前に記憶しておいたコード等を送信するか等の方法により送信するものであり、入力手段を限定するものではない。 【0104】本実施の形態では、被保険者証がカードの場合を例示しているが、磁気カード、ICカードなどカードの種類は問わない。また、被保険者証は必ずしもカードである必要はない。 例えば、被保険者証が紙媒体である場合は、保険者システム200は、被保険者の情報を被保険者証プリンタを用いて作成する。 なお、必要に応じて、紙媒体の被保険者証に、記載内容を示すバーコード等のコードシンボルを印刷して医療機関等での資格照会時等における自動読み取りの利便性を向上させてもよい。また、資格照会する時も、医療機関システム400において、紙に印字されている被保険者の情報を、入力部414より入力して資格認証センターシステム300にデータを送信し資格照会する。 【0105】また、本実施の形態では、医療機関システム400が、被保険者の資格照会のため、被保険者の情報と同時に医療機関コードとその医療機関が扱う種別も送信しているが、種別は必ずしも送信する必要はない。 例えば、種別を送信せず医療機関コードだけ送信すると、資格照会回数が被保険者ごと医療機関ごとに集計される。 もし、同一医療機関で医科、歯科とも扱っている場合、種別を入力しないと医科、歯科の資格照会がまとめて集計される。 そうなるとレセプト基本情報DB245と突合する時に、その医療機関から請求されたレセプトでレセプト種類が医科と歯科のレセプトと突合しなければならず、種別を送信した場合と比べて、突合処理に多く時間がかかることになる。 【0106】ステップ1504において、資格認証センターシステム300が、ネットワークを介して医療機関システム400より送信された医療機関コード及びその医療機関が扱う種別、カード読取装置420を用いて読み取ったカードに書き込まれている情報である都道府県コード、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードの情報を受信する。【0107】もし、都道府県コードが自県のコードと一致しない場合には、資格認証センターDB323を参照し、その被保険者の資格情報を保有する県の資格認証センターへ受信したデータをそのまま転送する。 【0108】都道府県コードが自県である場合は、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードをキーに、受信したデータと資格DB322を突合する。 【0109】ステップ1505において、資格認証センターシステム300は、医療機関システム400から受信したデータと資格DB322を突合した結果、照会のあった被保険者が資格DB322にあるレコードと一致するレコードがあったかなかったかの情報を医療機関システム400に送信する。 つまり、これは照会のあった被保険者が医療保険の資格があるのかないのかを医療機関に送信することを意味している。 【0110】次は、ステップ1506とステップ1509の2つの処理に分かれる。 【0111】ステップ1509において、上記ステップ1504で突合の結果、照会のあった被保険者が資格DB322にあるレコードと一致した(資格有り)、もしくは一致しなかった(資格なし)、の情報を資格認証センターシステム300より受信し、その情報を医療機関の表示部413に表示する。 つまり、これは照会した被保険者が医療保険の資格があるのかないのかを表示部413に表示することを意味している。 【0112】ステップ1506、ステップ1507、ステップ1508は、ステップ1504で、照会のあった被保険者の情報と資格DB322が突合できた場合、資格照会履歴を記録し、当該月末に照会回数を集計し、保険者に照会回数等の情報を送信する段階である。 【0113】ステップ1506において、ステップ1504で突合の結果、照会のあった被保険者が資格DB322にあるレコードと一致した場合、資格認証センターシステム300は、医療機関システム400から送信され受信した保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、医療機関コード、医療機関が扱う種別、照会年月日を資格照会記録DB324に格納する。 【0114】ステップ1507において、資格認証センターシステム300は、当該月末に医療機関ごと、その医療機関が扱う種別ごと、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードごとに照会回数の合計を計算し、照会年月、医療機関コード、種別、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、照会回数を資格照会集計DB325に格納する。 【0115】なお、資格照会記録DB324のレコードは、一定期間が経過すると資格照会記録DB324から消去される。 【0116】ステップ1508において、資格認証センターシステム300は、資格照会集計DB325の情報を保険者DB326よりアドレスを参照し、保険者システム200に送信する。 【0117】ステップ1510、ステップ1511、ステップ1512は、資格認証センターから送信された資格照会集計情報を格納し、レセプト基本情報と突合し、請求された診療実日数が多くないかどうかをチェックする段階である。 【0118】ステップ1510において、保険者システム200は、資格認証センターより送信された資格照会集計情報を受信し、資格照会DB244に格納する。【0119】ステップ1511において、医療機関より請求されたレセプトに記載されている情報を何らかの方法で、コンピュータにて処理可能な電子情報にして入力し、レセプト基本情報DB245に格納する。【0120】ステップ1512において、資格照会DB244とレセプト基本情報DB245を突合し、レセプト基本情報DB245の診療実日数が資格照会DB244の照会回数より多い場合は、レセプトの整理番号、医療機関コード等の情報を診療日数不一致DB246に格納する。 【0121】図16〜図22は、図15の全体フローチャートの詳細を示す詳細フローチャートである。 【0122】図16は、図15のステップ1501を詳細に示したフローチャートであり、保険者システム200が、被保険者の資格取得及び資格喪失の申請により、被保険者DB241に資格取得及び資格喪失を登録し、被保険者DB241から当該月の資格取得者及び資格喪失者を抽出し、抽出した被保険者の情報を資格更新用DB242に格納し、自県の資格認証センターシステム300に資格更新用DB242を送信する流れを示すものである。 【0123】まずステップ1601において、被保険者あるいは被扶養者より資格取得もしくは資格喪失の申請があると、保険者システム200は、入力部214より資格取得か資格喪失かの指示を出す。 ステップ1602において、資格取得か資格喪失のどちらであるかを判断し、資格取得の場合はステップ1603へ進む。 資格喪失の場合はステップ1604へ進む。 【0124】資格取得の場合、ステップ1603において、記号番号、被保険者名、性別、生年月日、本人家族コード、資格取得年月日及び老人保健適用の可否、公費扱いの可否、寝たきり扱いの可否を入力部214より入力し、ステップ1605において、入力した情報を被保険者DB241に格納する。【0125】資格喪失の場合、ステップ1604において、記号番号を入力部214より入力し該当する被保険者のレコードを検索する。 表示部213に表示された被保険者のレコードに資格喪失年月日を入力部214より入力し、その被保険者情報を更新する。 【0126】次に、資格取得者に対して発行する被保険者証への被保険者情報の登録について説明する。 【0127】ステップ1606において、カードDB247の情報を被保険者証カードにカード発行装置220を用いて書き込む。 【0128】なお、本実施の形態では、被保険者証をカードとしているが、磁気カード、ICカードなどカードの種類は問わない。また、被保険者証はカードである必要はなく、紙の被保険者証であってもかまわない。 この場合、カード発行装置220ではなく被保険者証発行プリンタを用いてカードDB247の情報を出力することになる。 【0129】次に、当該月の資格取得者及び資格喪失者を抽出し、抽出した情報を格納する処理について説明する。 【0130】ステップ1607において、被保険者DB241より当該月の資格取得者及び資格喪失者を検索し、抽出した情報を一時記憶テーブル151(図23)に格納し、ステップ1608において、一時記憶テーブル151の情報を資格更新用DB242に格納する。 資格更新用DB242に一時記憶テーブル151の情報の格納が完了すると、一時記憶テーブル151の情報はクリアになる。 【0131】次は、資格認証センターシステム300に資格更新用DB242を送信する流れについて説明する。 【0132】ステップ1609において、保険者システム200は、自県の資格認証センターシステム300に保険者ID、パスワードを送信する。 送信先の資格認証センターシステム300から認証を受けて、ステップ1610において、当該月の資格更新用DB242の情報を資格認証センターシステム300に送信する。 この時、保険者番号も同時に送信する。 【0133】ステップ1611において、送信完了したら表示部213に「送信完了」のメッセージを表示し、処理が終了する。 【0134】図17は、図15のステップ1502を詳細に示したフローチャートであり、資格認証センターシステム300が、保険者システム200より送信された資格更新用DB242の情報を受信し、資格DB322に格納する流れを示すものである。 【0135】まず、ステップ1701において、保険者システム200より送信された保険者ID、パスワードによりその保険者がデータ送信してもよい保険者かどうか認証を行う。 ステップ1702において、保険者IDが正しければ、ステップ1703に進む。 保険者IDが正しくなければ、処理が終了する。 【0136】ステップ1703において、保険者システム200より送信された資格更新用DB242の情報と同時に送信された保険者番号を受信し、受信した情報を一時記憶テーブル152(図24)に格納する。 【0137】ステップ1704において、一時記憶テーブル152の各レコードが、資格取得か資格喪失のどちらであるかを判断する。 資格取得すなわちレコードに「新規」があれば、ステップ1705に進む。 資格喪失すなわちレコードに「喪失」があれば、ステップ1706に進む。 【0138】資格取得の場合は、ステップ1705において、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、資格取得年月日を資格DB322に格納する。【0139】資格喪失の場合は、ステップ1706において、保険者番号、記号番号、生年月日、本人家族コードをキーに資格DB322より該当するレコードを検索し、ステップ1707において、一時記憶テーブル152にある資格喪失年月日を検索したレコードの資格喪失月日欄に格納し、更新する。 【0140】ステップ1706における資格取得者情報の格納及びステップ1707における資格喪失年月日の格納が終了すると、一時記憶テーブル152の情報はクリアになる。 【0141】図18は、図15のステップ1503とステップ1509を詳細に示したフローチャートであり、医療機関システム400が、被保険者の資格照会を行う流れを示したものである。 【0142】ステップ1801において、医療機関システム400は、被保険者あるいは被扶養者から提示された被保険者証カードに書き込まれている情報を、カード読取装置420を用いて読み込み、ステップ1802において、読み取った情報である保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードを表示部413に表示する。【0143】本実施の形態では、被保険者情報をカードに持たせているが、必ずしもカードである必要はない。 例えば、被保険者証が紙である場合は、保険者システム200は、被保険者の情報を被保険者証プリンタを用いて作成する。 また、資格照会する時も、医療機関システム400において、紙に印字されている被保険者の情報を、入力部414より入力して資格認証センターシステム300にデータを送信し資格照会する。 【0144】これにより、被保険者証カードに書き込まれている情報に過不足がないか、目視によりチェックできるので、資格認証センターに過不足のない被保険者の情報を送信することができる。 【0145】次に、ステップ1803において、ステップ1801で読み取った被保険者情報、医療機関コード及びその医療機関が扱う種別(医科、歯科、調剤)を自県の資格認証センターシステム300に送信する。 【0146】この際、医療機関のコード及びその医療機関が扱う種別(医科、歯科、調剤)の情報は、入力して送信するか光学式文字読取装置やICカードリーダ等でコード等を読み取り送信するか、あるいは事前に記憶しておいたコード等を送信するか等の方法により送信するものであり、入力手段を限定するものではない。 【0147】本実施の形態では、その医療機関が扱う種別(医科、歯科、調剤)も送信しているが、必ずしも送信する必要はない。【0148】例えば、種別を送信せず医療機関コードだけ送信すると、資格照会回数が被保険者ごと医療機関ごとに集計される。 もし、同一医療機関で医科、歯科とも扱っている場合、種別を入力しないと医科、歯科の資格照会をまとめて集計される。そうなるとレセプト基本情報DB245と突合する時に、その医療機関から請求されたレセプトでレセプト種類が医科と歯科のレセプトと突合しなければならず、種別も送信した場合と比べて、突合処理に多く時間がかかることになる。 【0149】次は、資格認証センターシステム300において、資格DB322と医療機関システム400より送信された情報との突合結果により3つの処理に分かれる。 【0150】突合できた、すなわち資格がある場合は、資格認証センターシステム300より資格有の情報が送信され、ステップ1804において、資格有の情報を受信し、ステップ1805において、表示部413に保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード及び備「資格有」のメッセージを表示する。 【0151】突合できたが、突合したレコードに資格喪失年月日のデータがある場合は、資格認証センターシステム300より資格無の情報及び資格喪失年月日の情報が送信され、ステップ1806において、資格無の情報及び資格喪失年月日の情報を受信し、ステップ1807において、表示部413に保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、資格喪失年月日及び「資格無」のメッセージを表示する。 【0152】突合できなかった、すなわち資格がない場合は、資格認証センターシステム300より資格無の情報が送信され、ステップ1808において、資格無の情報を受信し、ステップ1809において、表示部413に保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード「資格無」のメッセージを表示する。 【0153】これにより、医療機関において、被保険者の資格の有無が来診時等において即時に確認できるので、これまでのように無資格者であることを知らずに診療し、その診療報酬を請求しても、無資格であることを理由に保険者からレセプトが返戻され、診療報酬を保険者から支払ってもらえない事態はなくなる。 かりに無資格者を診療することになっても、その場で、当該受診者が現在無資格である旨を説明して、全額自己負担してもらうことが可能になるので、診療報酬を確実に回収できるメリットがある。 【0154】また、被保険者がそれまで加入していた医療保険を脱退する時は、被保険者証も返却しなければならない。 たまたま返却するのを忘れてしまっていて、まだその被保険者証を保持していて、それを医療機関で使用したとしても、保険者システム200で被保険者DB241に資格喪失年月日が登録され、資格認証センターシステム300の資格DB322にも資格喪失年月日が登録されていれば、その被保険者証は無効であることも確認できるので、全額自己負担してもらうか、あるいは受診をやめてもらうかを被保険者に対して説明することができる。 このため、無資格受診の抑制になる。 【0155】図19は、図15のステップ1504からステップ1506を詳細に示したフローチャートであり、資格認証センターシステム300が、医療機関より資格照会のために被保険者の情報を受信し、資格があるかないかをチェックし、資格があった場合には資格照会履歴を残す流れを示したものである。 【0156】ステップ1901において、医療機関システム400よりネットワークを介して送信された医療機関コード、その医療機関が扱う種別、被保険者証カードから読み取った情報である都道府県コード、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードを受信する。 【0157】ステップ1902において、情報を送信してきた医療機関が照会可能な医療機関であるかどうか医療機関コードをキーに医療機関DB321を参照し、判断する。 照会可能な医療機関であれば、ステップ1903へ進む。 照会可能な医療機関でなければ、処理は終了する。 【0158】次に、ステップ1903において、受信した被保険者の情報が、自県の資格DB322にあるか、他県の資格認証センターの資格DB322にあるのかを判断するため、都道府県コードと自県の資格認証センターの都道府県コードが同じかどうかをチェックする。 【0159】都道府県コードと自県の資格認証センターの都道府県コードが一致した、すなわち受信した被保険者の情報が、自県の資格DB322にある場合は、ステップ1904へ進む。 【0160】都道府県コードと自県の資格認証センターの都道府県コードが一致しなかった、すなわち受信した被保険者の情報が、他県の資格認証センターの資格DB322にある場合は、ステップ1911へ進む。 【0161】ステップ1904において、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードをキーに、ステップ1901で受信した被保険者の情報と資格DB322を突合する。【0162】なお、突合した資格DB322のレコードは、一時記憶テーブル153(図25)に格納する。 【0163】ステップ1905において、突合した場合は、ステップ1906に進む。【0164】ステップ1905において、突合しなかった場合は、ステップ1909に進み、ステップ1909において、医療機関システム400に「資格無」の情報を送信して、処理が終了する。【0165】ステップ1906において、資格喪失年月日にデータがあるかをどうかみる。資格喪失年月日にデータがない場合は、ステップ1907に進み、ステップ1907において、医療機関システム400に「資格有」の情報を送信する。【0166】ステップ1906において、資格喪失年月日にデータがある場合は、ステップ1910に進み、ステップ1910において、医療機関システム400に「資格無」の情報及び資格喪失年月日を送信する。 送信されると、資格喪失年月日のデータがあるレコードは、一時記憶テーブル153より消去される。 【0167】ステップ1908において、一時記憶テーブル153にある保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードに、照会年月日、医療機関コード及び種別をセットし、資格照会記録DB324に格納する。 【0168】なお、資格照会記録DB324にデータが格納されると、一時記憶テーブル153の情報はクリアになる。 【0169】ステップ1903において、都道府県コードと自県の資格認証センターの都道府県コードが一致しなかった、すなわち受信した被保険者の情報が、他県の資格認証センターの資格DB322にある場合、ステップ1911において、都道府県コードが一致しなかった被保険者の情報を転送用テーブル154(図26)に一時的に格納する。 【0170】次に、ステップ1912において、都道府県コードをキーに資格認証センターDB323より転送先のアドレスを検索する。 【0171】ステップ1913において、一時的に転送用テーブル154に格納している情報を、当該資格認証センターのアドレスをつけて、送信先の他県の資格認証センターシステム300に送信する。 当該資格認証センターのアドレスをつけて転送することにより、転送された県の資格認証センターで資格照会を行い、資格有無の情報を転送した資格認証センターに返信することが容易に行える。 なお、転送完了すると、転送用テーブル154の情報はクリアされる。 【0172】この後は、ステップ1914において、転送された県の資格認証センターシステム300で、送信された被保険者情報と資格DB322との突合処理が行われる。 【0173】本実施の形態では、医療機関は自県の資格認証センターに資格照会しているが、被保険者が属する保険者の所在のある他県資格認証センターに資格照会してもかまわない。この場合、医療機関は資格認証センターに被保険者の情報と医療機関コード、種別及び医療機関コードに医療機関が所在する都道府県コードをセットして送信する。 【0174】他県の資格認証センターシステム300は、該医療機関より送信された被保険者の情報と医療機関コード、種別及び医療機関コードに医療機関が所在する都道府県コードを一時格納する。 【0175】次に、医療機関コードにセットした都道府県コードが、該資格認証センターシステム300の都道府県コードと一致しているかどうかをチェックする。一致していない場合には、資格認証センターDB323を参照し、送付先県の資格認証センターシステム300のアドレスに該医療機関コードに該資格認証センターのアドレスをつけて送信する。 【0176】送付先県の資格認証センターシステム300は、該医療機関コードと該資格認証センターのアドレスを受信し、一時格納する。該医療機関コードと医療機関DB321の医療機関コードを突合し、突合すれば、一時格納した該資格認証センターのアドレスに「照会可」の情報を該資格認証センターシステム300に送付する。突合できなければ、「照会不可」の情報を送付する。 【0177】送付先県の資格認証センターシステム300より「照会可」を受信した該資格認証センターシステム300は、保険者番号、記号番号、性別、本人家族コードをキーに、一時格納している被保険者の情報と資格DB322を突合する。突合すれば、医療機関システム400に「資格有」の情報を送信する。突合しない場合は、「資格無」の情報を送信する。 【0178】図20は、図19のステップ1903において、都道府県コードと自県の資格認証センターの都道府県コードが一致しなかった、すなわち受信した被保険者の情報が、他県の資格DB322にあり、転送された県の資格認証センターシステム300において、資格照会を行う流れを示したものである。 【0179】ステップ2001において、医療機関システム400より資格照会のあった県の資格認証センターシステム300より転送された医療機関コード、種別及び被保険者の情報、転送した県の資格認証センターのアドレスを受信する。 【0180】ステップ2002において、転送された保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードをキーに、転送された県の資格認証センターシステム300の資格DB322と突合する。 【0181】なお、突合した資格DB322のレコードは、他県一時記憶テーブル155(図27)に格納する。 【0182】ステップ2003において、突合した場合は、ステップ2004へ進む。【0183】ステップ2003において、突合しなかった場合は、ステップ2007に進み、ステップ2007において、転送元である県の資格認証センターシステム300に「資格無」の情報を送信して、処理が終了する。 【0184】ステップ2004において、他県一時記憶テーブル155のレコードに資格喪失年月日のデータがあるかみる。 資格喪失年月日にデータがある場合は、ステップ2008に進み、ステップ2008において、転送元である県の資格認証センターシステム300に「資格無」の情報及び資格送信年月日を送信する。 送信されると、資格喪失年月日にデータがあるレコードは、他県一時記憶テーブル155より消去される。 【0185】ステップ2004において、資格喪失者年月日にデータがない場合は、ステップ2005に進み、ステップ2005において、転送先である県の資格認証センターシステム300に「資格有」の情報を送信する。 【0186】次に、ステップ2006において、他県一時記憶テーブル155にある保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、医療機関コード、種別に、照会年月日をセットし、資格照会記録DB324に格納する。 【0187】なお、資格照会記録DB324にデータが格納されると、他県一時記憶テーブル155の情報はクリアになる。 【0188】図21は、図15のステップ1507とステップ1508を詳細に示したフローチャートであり、当該月において、被保険者ごと、医療機関ごと、その医療機関が扱う種別ごとに照会回数を集計し、集計結果を保険者に送付する流れを示したものである。 【0189】ステップ2101において、資格認証センターシステム300は、当該月末に資格照会記録DB324より、当該月において、記号番号、性別、生年月日、本人家族コードごと、医療機関コードごと、医療機関が扱う種別ごとに資格照会回数の合計を計算する。 【0190】ステップ2102において、照会年月、医療機関コード、種別、保険者番号、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード及びステップ2101で計算した資格照会回数合計を資格照会集計DB325に格納する。 【0191】ステップ2103において、資格照会集計DB325を保険者番号ごとにソートし、一保険者のレコードを送信用テーブル156(図28)に一時的に格納する。 【0192】ステップ2104において、他県の資格認証センターシステム300より送信されたその県で資格照会可能な医療機関コードの情報を受信する。 【0193】ステップ2105において、資格照会集計DB325の保険者番号をキーに保険者DB326を参照し、送信する保険者のアドレスを検索し、送信用テーブル156の情報を該当する保険者システム200に送信する。 この時、照会可能な医療機関コード情報も自県及び他県分を合わせて送信する。 【0194】なお、一つの保険者システム200に送信が完了すると、送信用テーブル156の情報はクリアになり、次の保険者のレコードを送信用テーブル156に一時的に格納する。 【0195】ステップ2106において、他に資格照会集計データを送信しなければならない保険者がいるかどうか判断する。 他に送信すべき保険者のデータがあれば、ステップ2104に戻る。 他に送信すべき保険者のデータがなければ、処理は終了する。 【0196】図22は、図15のステップ1510からステップ1512を詳細に示したフローチャートであり、保険者において、医療機関より請求されたレセプトに記載されている診療日数が、資格照会回数より多くないかどうか、つまり診療日数を過大に請求していないかをチェックする流れを示したものである。 【0197】ステップ2201において、自県の資格認証センターシステム300より送信された資格集計情報と照会可能な医療機関コードを受信する。 【0198】次は、ステップ2202とステップ2203の2つの処理に分かれる。 【0199】ステップ2202は、ステップ2201で受信した情報のうち、資格集計情報である照会年月、医療機関コード、種別、記号番号、性別、生年月日、本人家族コード、照会回数を資格照会DB244に格納する。 【0200】ステップ2203は、ステップ2201で受信した情報のうち、照会可能な医療機関コードを医療機関DB243に格納する。 【0201】次に、ステップ2204において、医療機関から請求されたレセプトに記載されている情報を読み込むか入力するか、なんらかの方法によりレセプト情報を電子化し、医療機関コード、診療年月、レセプトに付番される整理番号、都道府県コード、医科か歯科か調剤かどの種の請求であるかを示すレセプト種類、本人を特定する記号番号、性別、生年月日、診療実日数、請求点数をレセプト基本情報DB245に格納する。 【0202】ステップ2205において、ステップ2203で格納した医療機関DB243を用いてステップ2204で格納したレセプト基本情報DB245より突合できる医療機関のレセプトを抽出する。 よって、資格照会可能な医療機関が請求したレセプトを抽出することにより、突合するレセプトの件数が絞り込まれるので、突合処理に多くの時間がかからず、処理が効率化できる。 【0203】なお、ステップ2205において、抽出したレセプトデータを抽出レセプトテーブル157(図29)に一時的に格納する。 【0204】ステップ2206において、医療機関コード、種別、記号番号、性別、生年月日をキーに、資格照会DB244と抽出レセプトテーブル157を突合する。 【0205】ステップ2207において、突合できるレコードがある場合は、ステップ2208に進む。 【0206】突合できるレコードがない場合は、ステップ2211へ進む。 【0207】突合できるレコードがある場合は、ステップ2208において、資格照会DB244の照会回数と抽出レセプトテーブル157の診療実日数を照合する。 【0208】ステップ2209において、診療実日数が照会回数より多いか少ないか判断する。 診療実日数が照会回数より多い場合は、ステップ2210に進み、ステップ2210において、資格照会DB244の医療機関コード、種別、照会回数と抽出レセプトテーブル157の診療年月、診療実日数、整理番号を診療日数不一致DB246に格納する。 【0209】次に、ステップ2211において、抽出レセプトテーブル157にあるレコードが最後のレコードかどうか判断する。 最後のレコードであれば、処理が完了する。 最後のレコードでなければ、ステップ2206に戻る。 【0210】なお、抽出レセプトテーブル157のレコードは、ステップ2206からステップ2210の処理が行われるごとに抽出レセプトテーブル157から順次クリアになる。 【0211】以上説明したように、本実施の形態のレセプトの審査方法および情報処理システムによれば、医療機関に設置された医療機関システム400を用いて、来診時等の都度、資格認証センターシステム300に照会することで、被保険者の保険資格の有無を簡単かつ確実に確認を行うことが可能なる。これにより、無資格者受診を抑制することができ、無資格者受診に伴って医療機関にて発生する種々の損失を削減することが可能になる。 【0212】また、医療機関から保険資格の有無確認の照会依頼を受け付ける資格認証センターシステム300では、資格有が確認できるごとに資格照会記録を保存し、この資格照会記録を各保険者に送付し、各保険者は、受け取った資格照会記録に基づいて、医療機関から請求されるレセプトに記載された診療日数等の情報と突合することにより、レセプトに過大な請求がないか否かを的確にチェックすることが可能になり、無駄な医療費の支出を抑止でき、保険医療費を削減することが可能になる。 【0213】本願の特許請求の範囲に記載された発明を見方を変えて表現すれば以下の通りである。 【0214】<1> 医療機関等の資格確認依頼機関が被保険者の保険資格の有無を確認する資格確認方法及び保険者等のレセプト点検機関がレセプトを点検するレセプト点検方法において、資格確認依頼機関は、少なくとも保険者番号等の保険者を特定する保険者特定情報と記号番号等の被保険者を特定する被保険者特定情報とからなる資格確認情報を入力するステップと、入力した資格確認情報と該資格確認機関を特定する依頼機関情報をネットワークを介して接続された資格認証機関に送付するステップと、上記資格認証機関から送付された資格有無情報を出力するステップを備え、上記資格認証機関は、少なくとも保険者特定情報と被保険者特定情報と資格取得年月日や資格喪失年月日等の資格有効期間情報とからなる資格情報を入力するステップと、該資格情報を記憶するステップと、医療機関コード等の資格確認可能な資格確認依頼機関を特定する機関情報を入力するステップと、上記機関情報を記憶するステップと、上記資格確認依頼機関から送付された依頼機関情報と該記憶機関情報とを突合するステップと、突合が整合しているならば、送付された資格確認情報と該記憶資格情報を突合するステップと、突合結果より得られた資格有無情報を該資格確認依頼機関に送付するステップとを備えることを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0215】<2> 項目<1>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格情報を入力するステップは資格認証機関とネットワークで接続された保険者等のレセプト点検機関にて実行され、資格認証機関は、レセプト点検機関からネットワークを介して資格情報を受け取り入力し記憶することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0216】<3> 項目<1>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、機関情報を入力するステップは資格認証機関とネットワークで接続された医療機関等の資格確認依頼機関にて実行され、資格認証機関は、資格確認依頼機関からネットワークを介して機関情報を受け取り入力し記憶することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0217】<4> 項目<1>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、レセプト点検機関に応じて資格認証機関が複数ある場合において、各資格認証機関は他の認証機関の少なくともレセプト点検機関が属する資格認証機関の対応とアドレスからなる認証機関情報を入力し記憶するステップと、資格確認情報には資格認証機関を識別する情報が含まれていて、前記資格確認依頼機関から送付された依頼機関情報と該記憶機関情報との突合が整合していれば、該資格確認依頼機関から送付された資格確認情報をもとに自資格認証機関か他資格認証機関かをチェックし、もし他資格認証機関であれば、他資格認証機関のアドレスへ資格確認情報と依頼機関情報及び予め記憶しておいた自資格認証機関のアドレスを送付するステップを備えることを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0218】<5> 項目<4>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格認証機関は、他の資格認証機関から送付された資格確認情報と依頼機関情報及び資格認証機関のアドレスを入力し記憶するステップと、送付された資格確認情報と該資格情報を突合し、突合が整合していれば、資格有無情報を該記憶した他資格認証機関のアドレスに送付するステップとを実行することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0219】<6> 項目<4>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、依頼機関情報には資格認証機関を識別する情報が含まれていて、資格認証機関は、資格確認依頼機関から送付された依頼機関情報が自資格認証機関か他資格認証機関かをチェックし、もし他資格認証機関であれば、依頼機関情報をもとに他資格認証機関のアドレスへ依頼機関情報及び予め記憶しておいた自資格認証機関のアドレスを送付するステップを実行することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0220】<7> 項目<6>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格認証機関は、他資格認証機関から送付された依頼機関情報及び資格認証機関のアドレスを入力し記憶するステップと、送付された依頼機関情報と該機関情報を突合し、突合結果より得られた機関有無情報を該記憶した他資格認証機関のアドレスに送付するステップと、を実行することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0221】<8> 項目<1>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格認証機関は、資格確認依頼機関より送付された資格確認情報と該記憶した資格情報を突合し、突合が整合していれば資格確認年月等の突合時期を特定する資格確認時期情報と保険者特定情報と被保険者特定情報とからなる確認記録情報を記憶するステップと、レセプト点検機関を特定するレセプト点検機関情報を入力し記憶するステップと、該確認記録情報をレセプト点検機関に送付するステップと、を実行することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0222】<9> 項目<8>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格認証機関は、一定期間ごともしくはある指示に応じて、資格確認時期ごとレセプト点検機関ごと被保険者ごと資格確認依頼機関ごとに、突合できた回数を集計するステップと、該資格確認時期ごとレセプト点検機関ごと被保険者ごと資格確認依頼機関ごとの突合回数情報を記憶するステップと、該資格確認時期ごとレセプト点検機関ごと被保険者ごと資格確認依頼機関ごとの突合回数情報とからなる記録集計情報をレセプト点検機関に送付するステップと、を実行することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0223】<10> 項目<9>及び<10>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、レセプト点検機関は、資格確認機関より送付された記録集計情報を記憶するステップと、少なくとも受診年月と被保険者と診療した医療機関と診療日数等の情報を含む診療報酬請求情報を入力し記憶するステップと、該記憶した集計記録情報と診療報酬請求情報を突合するステップと、突合結果より得られた集計記録情報と診療報酬請求情報の診療日数の差を診療日数不一致情報として記憶し、出力するステップと、を実行することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0224】<11> 項目<1>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格確認依頼機関よりネットワークを介して接続された資格認証機関に送付する依頼機関情報は、資格確認依頼機関にて入力することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0225】<12> 項目<11>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格確認依頼機関よりネットワークを介して接続された資格認証機関に送付する依頼機関情報を入力する方法は、被保険者等を特定する情報を電子的に記憶したICカード等の記憶媒体からICカードリーダ等を用いて読み込むことを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0226】<13> 項目<11>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格確認依頼機関よりネットワークを介して接続された資格認証機関に送付する依頼機関情報を入力する方法は、被保険者証等を特定する媒体を光学式文字読取装置を用いて読み込むことを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0227】<14> 項目<11>記載の被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法において、資格確認依頼機関よりネットワークを介して接続された資格認証機関に送付する依頼機関情報を入力する方法は、その都度入力するのではなく、予め入力しておいたものを送付することを特徴とする被保険者の資格確認方法及び資格照会記録を用いたレセプト点検方法。 【0228】以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。 【0229】たとえば、上述の説明では、サービス提供機関として、医療保険制度において、保険給付サービスとして保険診療を実施する医療機関の場合を例に採って説明したが、これに限らず、介護保険制度において、保険給付サービスとして介護サービスを実施する介護サービス事業者等に適用してもよい。 【0230】また、上述の実施の形態の説明では、便宜上、保険者システム200、医療機関システム400、資格認証センターシステム300等が独立して存在する場合を例に採って説明したが、これらシステムの一部またはすべてが、ASP(Application Service Provider)等の事業者が運営するIDC(Internet Data Center)等に集中して設けられ、統括して管理されている場合も、本発明に含まれる。その場合、被保険者DB241等の情報を、各システムで重複して持つことなく、共有することでシステム運営を効率化できる利点がある。 【0231】 【発明の効果】本発明によれば、サービス提供機関において、保険給付サービスを受ける被保険者の保険資格の有無を簡単かつその都度確認可能にすることで、無資格者に対する保険給付サービス提供による各種の損失を抑止することができる、という効果が得られる。 【0232】本発明によれば、保険者において、サービス提供機関が保険者に保険給付サービスの報酬請求のために発行するレセプトに記載された過大請求を確実に検出して無駄な保険給付支出を削減することができる、という効果が得られる。 【0233】本発明によれば、医療機関において来診する被保険者の保険資格の有無を簡単かつその都度確認可能にすることで、無資格者受診による各種の損失を抑止することができる、という効果が得られる。 【0234】本発明によれば、保険者において、医療機関から発行されるレセプトに記載された過大請求を確実に検出して無駄な保険医療費支出を削減することができる、という効果が得られる。 【0235】本発明によれば、保険者におけるレセプト点検作業の効率化を実現することができる、という効果が得られる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
|
| 【出願日】 |
平成12年9月27日(2000.9.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080001 【弁理士】 【氏名又は名称】筒井 大和
|
| 【公開番号】 |
特開2002−109069(P2002−109069A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−293474(P2000−293474) |
|