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【発明の名称】 受注製品納入方法、受注製品納入システム及び納入計画立案システム
【発明者】 【氏名】小林 俊夫

【氏名】蒲 俊介

【氏名】桂本 保幸

【氏名】水谷 浩之

【氏名】上野 英明

【氏名】青木 幸雄

【氏名】藤井 健城

【要約】 【課題】受注製品を生産・納品するに際して大幅な省資源化、低コスト化を図ることのできる受注製品納入方法、受注製品納入システム及び納入計画立案システムを提供する。

【解決手段】本発明に係る受注製品納入方法は、所定数の受注製品を複数回に分けて工場7から顧客2に直接納品するときに、受注製品の生産及び納品を予め策定された納入計画に基づいて行うものであって、受注製品が再使用可能な梱包部材に梱包された状態で工場7から顧客2に納品されるとともに、納品後、その梱包部材が工場7に回収され、前記納入計画が梱包部材の回収時期を考慮して策定されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】所定数の受注製品を複数回に分けて工場から顧客に直接納品するときに、前記受注製品の生産及び納品を予め策定された納入計画に基づいて行う受注製品納入方法であって、前記受注製品が再使用可能な梱包部材に梱包された状態で前記工場から前記顧客に納品されるとともに、納品後、その梱包部材が前記工場に回収され、前記納入計画が前記梱包部材の回収時期を考慮して策定されていることを特徴とする受注製品納入方法。
【請求項2】請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、前記分納日又は前記分納数が前記梱包部材の回収時期を考慮して決定されていることを特徴とする受注製品納入方法。
【請求項3】請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも多いと、余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入方法。
【請求項4】請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少ないと、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入方法。
【請求項5】請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに、回収される梱包部材に破損が生じて再使用可能な梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少なくなると、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入方法。
【請求項6】請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品日である分納数とが包含され、各分納数が略等しくなるように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入方法。
【請求項7】所定数の受注製品を複数回に分けて工場から顧客に直接納品するに際して予め策定された納入計画に基づいて前記受注製品の生産及び納品を行うために、その納入計画を策定する納入計画立案システムと、前記納入計画に従って前記受注製品を生産する生産システムと、前記納入計画に従って前記受注製品を納品する輸送システムとを備え、前記輸送システムは前記受注製品を再使用可能な梱包部材に梱包した状態で輸送して前記工場から前記顧客に納品するとともに、納品後、その梱包部材を前記工場に輸送することにより回収し、前記納入計画は前記梱包部材の回収時期を考慮して策定されていることを特徴とする受注製品納入システム。
【請求項8】請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、前記分納日又は前記分納数が前記梱包部材の回収時期を考慮して決定されていることを特徴とする受注製品納入システム。
【請求項9】請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも多いと、余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入システム。
【請求項10】請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少ないと、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入システム。
【請求項11】請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに、回収される梱包部材に破損が生じて再使用可能な梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少なくなると、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入システム。
【請求項12】請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品日である分納数とが包含され、各分納数が略等しくなるように前記納入計画が策定されていることを特徴とする受注製品納入システム。
【請求項13】所定数の受注製品を複数回に分けて工場から顧客に直接納品するに際して予め策定された納入計画に基づいて前記受注製品の生産及び納品を行うために、その納入計画を策定する納入計画立案システムであって、前記受注製品は再使用可能な梱包部材に梱包された状態で前記工場から前記顧客に納品されるとともに、納品後、その梱包部材は前記工場に回収され、前記梱包部材の回収時期を考慮して前記納入計画を策定することを特徴とする納入計画立案システム。
【請求項14】請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、前記梱包部材の回収時期を考慮して前記分納日又は前記分納数を決定することを特徴とする納入計画立案システム。
【請求項15】請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも多いと、余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように前記納入計画を策定することを特徴とする納入計画立案システム。
【請求項16】請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少ないと、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画を策定することを特徴とする納入計画立案システム。
【請求項17】請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに、回収される梱包部材に破損が生じて再使用可能な梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少なくなると、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画を策定することを特徴とする納入計画立案システム。
【請求項18】請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品日である分納数とが包含され、各分納数が略等しくなるように前記納入計画を策定することを特徴とする納入計画立案システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客の注文に応じて受注製品を生産・納品する受注製品納入方法、この方法を実現するための受注製品納入システム、及びその方法を規定する納入計画を立案するための納入計画立案システムに関する。
【0002】
【従来の技術】営業者が注文を受けて販売することのある製品については、営業者の手腕、努力により一度に大量の注文を受けることがある。このような一括受注に対応し得る在庫が既にある場合には、その在庫製品を顧客に届ければよいが、一括受注に対応し得る在庫がない場合、あるいは、製品が顧客の注文を待ってカスタマイズするものである場合には、顧客の希望する納期に合わせて製品を準備する必要がある。
【0003】例えばプリンター、複写機等のカスタマイズ製品を生産・納品する場合には、プリンター本体、複写機本体等の製品本体(標準仕様の製品)を複雑な流通経路を通じて工場から販売代理店等の作業所に搬送するとともに、カスタマイズに必要な給紙トレイ等の部品をも別途作業所に搬送し、この作業所において製品本体に部品を組み付けて(キッティングして)カスタマイズを行い、ここで完成したカスタマイズ製品を顧客に納入する。この方法では、工場で生産された製品本体及び部品がキッティングされて顧客に届けられるまでの間に非常に多くの人手が介在するため、それらをダンボールや発泡スチロール等を用いて厳重に梱包することにより製品に損傷が生じないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のように大量の一括受注を獲得した場合で、かつ、その受注に合わせて製品を準備する場合には、複雑な流通経路を辿らず工場から顧客に直接納品する方が流通に係る時間、人件費等のコストを削減することができる。
【0005】また、受注した製品がカスタマイズ製品である場合には、従来は厳重に梱包が施され工場から出荷された製品本体や部品について作業所においてキッティングのために梱包が解かれ、キッティング後、完成したカスタマイズ製品について改めて梱包が施されてこれが顧客に届けられていたが、工場でキッティングを済ませてカスタマイズ製品を工場から顧客に直納することにより、そのような梱包の二重の手間を解消することができる。
【0006】さらに、梱包に使用されたダンボールや発泡スチロール等は作業所及び顧客先で梱包が解かれた後に廃棄されていたので、流通過程で生じるゴミの量が膨大で省資源化、低コスト化の観点から好ましくなかったが、工場から顧客に製品を直納することによって流通に携わる者を熟練者に特化し、その分梱包を簡素化することができる。これにより、ダンボールや発泡スチロール等の代わりに嵩張らない簡易な梱包部材を使用することが可能となり、さらなる省資源化、低コスト化を図ることができる。
【0007】一方、受注数が多ければ工場では受注製品を一度に生産することができないので、既に予定されていた生産計画に少しずつ織り込みながらその受注製品を生産することになるが、上記のように工場から顧客に製品を直納しようとする場合に全製品の完成を待つのでは保管スペースの問題が生じるため、完成した製品から順に何回かに分けて納品することが望ましい。そして、このように分納するならば梱包部材をリサイクルすることによって物流のより一層の効率化を図ることができるが、既述のように厳重な梱包を要しないのであれば梱包部材を容易に再使用可能とすることができる。
【0008】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、受注製品を生産・納品するに際して大幅な省資源化、低コスト化を図ることのできる受注製品納入方法、受注製品納入システム及び納入計画立案システムを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、請求項1の発明は、所定数の受注製品を複数回に分けて工場から顧客に直接納品するときに、前記受注製品の生産及び納品を予め策定された納入計画に基づいて行う受注製品納入方法であって、前記受注製品が再使用可能な梱包部材に梱包された状態で前記工場から前記顧客に納品されるとともに、納品後、その梱包部材が前記工場に回収され、前記納入計画が前記梱包部材の回収時期を考慮して策定されていることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、前記分納日又は前記分納数が前記梱包部材の回収時期を考慮して決定されていることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも多いと、余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少ないと、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに、回収される梱包部材に破損が生じて再使用可能な梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少なくなると、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1に記載の受注製品納入方法において、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品日である分納数とが包含され、各分納数が略等しくなるように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、所定数の受注製品を複数回に分けて工場から顧客に直接納品するに際して予め策定された納入計画に基づいて前記受注製品の生産及び納品を行うために、その納入計画を策定する納入計画立案システムと、前記納入計画に従って前記受注製品を生産する生産システムと、前記納入計画に従って前記受注製品を納品する輸送システムとを備え、前記輸送システムは前記受注製品を再使用可能な梱包部材に梱包した状態で輸送して前記工場から前記顧客に納品するとともに、納品後、その梱包部材を前記工場に輸送することにより回収し、前記納入計画は前記梱包部材の回収時期を考慮して策定されている受注製品納入システムを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、前記分納日又は前記分納数が前記梱包部材の回収時期を考慮して決定されていることを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも多いと、余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少ないと、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0019】請求項11の発明は、請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに、回収される梱包部材に破損が生じて再使用可能な梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少なくなると、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0020】請求項12の発明は、請求項7に記載の受注製品納入システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品日である分納数とが包含され、各分納数が略等しくなるように前記納入計画が策定されていることを特徴とする。
【0021】請求項13の発明は、所定数の受注製品を複数回に分けて工場から顧客に直接納品するに際して予め策定された納入計画に基づいて前記受注製品の生産及び納品を行うために、その納入計画を策定する納入計画立案システムであって、前記受注製品は再使用可能な梱包部材に梱包された状態で前記工場から前記顧客に納品されるとともに、納品後、その梱包部材は前記工場に回収され、前記梱包部材の回収時期を考慮して前記納入計画を策定することを特徴とする。
【0022】請求項14の発明は、請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、前記梱包部材の回収時期を考慮して前記分納日又は前記分納数を決定することを特徴とする。
【0023】請求項15の発明は、請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも多いと、余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように前記納入計画を策定することを特徴とする。
【0024】請求項16の発明は、請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに回収される梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少ないと、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画を策定することを特徴とする。
【0025】請求項17の発明は、請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品数である分納数とが包含され、ある分納日に使用されて回収された梱包部材を次の分納日に使用しようとするときに、回収される梱包部材に破損が生じて再使用可能な梱包部材の数が前記次の分納日の分納数よりも少なくなると、その不足を補うべく新たな梱包部材を投入するように前記納入計画を策定することを特徴とする。
【0026】請求項18の発明は、請求項13に記載の納入計画立案システムにおいて、前記納入計画には前記受注製品の納品日である分納日と各分納日における納品日である分納数とが包含され、各分納数が略等しくなるように前記納入計画を策定することを特徴とする。
【0027】本発明によれば、受注製品の納品時に再使用可能な梱包部材が使用されるとともに納入計画がその梱包部材の回収時期を考慮して策定されているので、梱包部材の有効なリサイクルを図ることができ、梱包部材の必要量及びゴミの量が著しく低減して物流に係る省資源化、低コスト化を図ることができる。
【0028】特に請求項3、請求項9、請求項15の発明によれば、納入計画が余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように策定されるので、回収された梱包部材を極力再使用して省資源化、低コスト化に資することができ、それでもなお梱包部材の不足を生じる場合には請求項4、請求項10、請求項16の発明のように新たな梱包部材を投入すればよい。
【0029】また、請求項5、請求項11、請求項17の発明によれば、納入計画が回収された梱包部材の破損を考慮して策定されるので、たとえ梱包部材の回収時に破損が生じていたとしても不測の事態として応急的に対処する必要がなく、梱包及び納品を納入計画どおりに万全に遂行することができる。
【0030】さらに、請求項6、請求項12、請求項18の発明によれば、各分納時の分納数が略等しくなるように納入計画が策定されるので、回収された梱包部材の循環使用が非常に容易となり梱包部材をより有効に再使用することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0032】図1は、本発明に係る受注製品納入システムの全体構成を示す説明図である。この受注製品納入システム1は、顧客2から受注した製品(受注製品)を所定の納期までに顧客2に納めるもので、製品を生産・販売するメーカー3と、メーカー3に代理して製品を販売する販売会社4と、メーカー3に代理して製品を納品する輸送システムとしての輸送車5とから概略構成されている。なお、この受注製品納入システム1においては、販売会社4及び輸送車5はメーカー3の指揮に従ってメーカー3の事業を補助しているに過ぎず、本発明は事実上メーカー3によって実施されている。
【0033】メーカー3は、販売会社4と取引を行う販売店6と、製品を生産する生産システムとしての工場7と、販売店6からの情報等に基づいて工場7の生産を指揮する生産統括部門8と、販売店6及び生産統括部門8の双方がアクセスすることのできる受注情報用データベース9とを備えている。
【0034】販売店6は、図2に示すように、その販売店の販売に関する情報を保存するための販売店用データベース10と、販売店用データベース10にアクセスするためのパーソナルコンピュータ11と、パーソナルコンピュータ11に接続されたモニタ12、マウス13及びキーボード14とを備えている。パーソナルコンピュータ11はインターネットを介して受注情報用データベース9に接続されているが、両者は専用線を介して接続されていてもよい。
【0035】生産統括部門8は、生産計画及び納入計画を保存するとともに製品の仕分け、販売、在庫等に関する情報を保存するための製品情報用データベース15と、製品情報用データベース15にアクセスするためのパーソナルコンピュータ16と、パーソナルコンピュータ16に接続されたモニタ17、マウス18及びキーボード19とを備えている。このパーソナルコンピュータ16もパーソナルコンピュータ11と同様にインターネット又は専用線を介して受注情報用データベース9に接続されている。
【0036】この実施の形態では、対象とする製品は顧客の要望に応じてカスタマイズ(キッティング)されることのあるレーザープリンタであるとし、以下ではその一括受注の商談から納品までの手順を説明する。
【0037】販売会社4の担当者が顧客2との間で商談を行い(ステップ1(図3においてS.1と記載。以下同様))、当該商談がまとまりそうになると、その担当者は販売店6にその旨を伝えて販売店6が一括受注情報を把握する(ステップ2)。そして、このように一括受注の可能性があるという情報を得た場合には、販売店6の担当者はマウス13又はキーボード14を操作してその情報をパーソナルコンピュータ11に入力する。
【0038】すなわち、モニタ12にはまず図4に示すようにキッティング情報入力ボタン20、キッティングシート作成ボタン21及び商談決定ボタン22を有する初期画面23が表示されるので、担当者はキッティング情報入力ボタン20をクリックする。すると、モニタ12の表示は図5に示すキッティング情報入力画面24に遷移し、キッティングの有無を入力するためのラジオボタン25、入札日を入力するための入札日入力ボックス26及び商談確定の予定日を入力するための商談確定予定日入力ボックス27が表示されるので、担当者は各項目について入力を行う。なお、図4において初期画面23には「特価申請」の表題が与えられているが、これはこの画面を通じて申請することにより通常価格よりも安い特別価格で製品を発注することができることを意味している。また、図5のキッティング情報入力画面24においてラジオボタン25、商談確定予定日入力ボックス27の入力は必須であるが入札日入力ボックス26の入力は必須ではなく、「LP」はレーザープリンタを意味している。
【0039】続いて、商談中のレーザープリンタについてキッティングありの場合、つまりカスタマイズの必要がある場合には、販売店6の担当者は初期画面23においてキッティングシート作成ボタン21をクリックし、これによりモニタ12の表示は図6に示すキッティングシート作成画面28に遷移する。このキッティングシート作成画面28において、担当者は販売店名(支店)、承認者名(支店承認者)、作成日、作成者、顧客名(ユーザー名)及び商談名等を入力する。
【0040】上記各画面において入力された情報は、パーソナルコンピュータ11から受注情報用データベース9に送信されて登録される(ステップ3)。この受注情報用データベース9に登録された情報は、生産統括部門8の担当者がパーソナルコンピュータ16を使用して定期的に又は不定期的に受注情報用データベース9にアクセスすることによって、あるいは、電子メールによりパーソナルコンピュータ16に自動配信されることによって生産統括部門8に通知される。したがって、生産統括部門8は最新の一括受注情報を知ることができ(ステップ4)、次述のように商談結果も受注情報用データベース9に登録されることから最新の商談状況(未だ商談中なのか、商談が成立したのか、又は商談がキャンセルされたのか)をも確認することができる。そして、生産統括部門8は必要があるときには販売店6にコンタクトをとる(ステップ5)。
【0041】商談が進行してその結果が決定すると、販売店6の担当者は初期画面23において商談決定ボタン22をクリックする。すると、図7に示す商談決定処理画面29に遷移するので、担当者は商談が成立したならば商談成立ボタン30を、商談が成立しなかった場合には商談キャンセルボタン31をクリックする。この商談キャンセルボタン31がクリックされると、受注情報用データベース9に登録されたその商談に関する情報は破棄又は凍結される。一方、商談成立ボタン30がクリックされると、モニタ12には図8に示すような詳細画面32が表示され、生産統括部門8等の関連部門に商談成立を通知する電子メールが配信される。
【0042】詳細画面32は受注内容の詳細を入力するためのものであるが、商談成立ボタン30をクリックした時点で詳細を入力することができない場合には担当者は後日にその入力を行うこともできる。なお、詳細画面32における入力項目としては、商品名、注文個数及び最終納期のほか、見積りの依頼の有無、カスタマイズ内容等がある。また、カスタマイズ内容としては、例えば回路基板のIPアドレスの設定、ソーターの装着等が考えられるが、製品がレーザープリンタではなくコピー機の場合には、オートフィーダーの装着、ステイプラー装置の装着、両面ユニットの装着、フィニッシャーの装着等も考えられる。
【0043】上記カスタマイズ内容については工場7におけるキッティングでの対応となるが、販売店6の側ではその工場キッティングについての検討を詳細に行い、販売店6の担当者が詳細画面32にその検討結果と見積りの依頼とを入力すると、(ステップ6、ステップ7)、入力情報が受注情報用データベース9に登録されるとともに生産統括部門8に電子メールにより通知される。この通知を受けて生産統括部門8は工場キッティング作業の検討を行い見積りを作成し、これを受注情報用データベース9に登録する(ステップ8)。
【0044】販売店6の担当者は受注情報用データベース9にアクセスしてその見積りと作業内容とを確認し(ステップ9)、販売会社4との間で最終検討を行った後に発注の意思を受注情報用データベース9に登録する(ステップ10、ステップ11)。生産統括部門8はその発注を受けて工場キッティングの準備に入るが、ここでは具体的には納入計画の立案や部品調達、技術検討が行われる(ステップ12)。ここで、納入計画とは受注製品をどのような日程で生産し納品するかを規定する計画であり、過去の販売実績等に基づいて既に策定されている生産計画に変更を加えて策定される。また、この納入計画は納入計画立案システムとしても機能するパーソナルコンピュータ16により後述のように立案され、立案された納入計画は既述したように製品情報用データベース15に保存される。
【0045】工場7は、その製品情報用データベース15に保存された納入計画に従って、カスタマイズされたレーザープリンタを生産する(ステップ13)。図9に示すように、この生産されたレーザープリンタ33は梱包部材としてのラック34に梱包された状態で工場7に保管され、納入計画に定められた納品日(分納日)がくると梱包状態で輸送車5により顧客2に直送される(ステップ14)。納品後、梱包に使用されたラック34は図10に示すように分解され束ねられた状態で輸送車5により回収され、次の納品時に再使用される。
【0046】ところで、上述のように納入計画は既に存在する生産計画に受注製品の生産を織り込んで策定されるが、その態様としては以下のようなものが考えられる。
【0047】例えば、工場7の製品A,B,Cについての生産計画が図11(a)に示すように策定されており、各製品A,B,CのX1月及びX2月の週ごと(第1週〜第4週)の生産数量がそれぞれa1〜a8、b1〜b8、c1〜c8であったときに、製品Aをカスタマイズした製品A’についての受注があったとする。このときの受注数量がNであり、最終納期がX1月の第4週に属する日であるときには、X1月の第1週〜第3週の製品Aについての生産数量a1,a2,a3の一部(計N台)をカスタマイズに供して受注製品A’の生産に充当する。
【0048】また、工場7の製品A,B,Cについての生産計画が同図(b)に示すように策定されており、各製品A,B,CのX1月及びX2月の週ごとの生産数量がそれぞれa1〜a8(a1〜a8はいずれも0)、b1〜b8、c1〜c8であったときに、製品Aをカスタマイズした製品A’についての受注があったとする。このときの受注数量がNであり、最終納期がX1月の第4週に属する日であるときには、X1月の第1週〜第3週の製品Bについての生産数量b1,b2,b3及び製品Cについての生産数量c1,c2,c3の一部を間引いて、その分の生産能力を受注製品A’の生産に割り当てる。
【0049】あるいは、工場7の製品A,B,Cについての生産計画が同図(c)に示すように策定されており、各製品A,B,CのX1月及びX2月の週ごとの生産数量がそれぞれa1〜a8、b1〜b8、c1〜c8であったときに、製品A,B,Cのいずれをカスタマイズしたものでもない製品D’についての受注があったとする。このときの受注数量がNであり、最終納期がX1月の第4週に属する日であるときには、X1月の第1週〜第3週の製品Aについての生産数量a1,a2,a3、製品Bについての生産数量b1,b2,b3及び製品Cについての生産数量c1,c2,c3の一部を間引いて、又は特別の人員の手配や工場稼働時間の延長を行って、受注製品D’の生産を確保する。
【0050】この受注製品納入システム1では、以上のような態様によりレーザープリンタ33の生産が生産計画に織り込まれて納入計画が策定される際には、さらにラック34の回収時期が考慮されており、その結果、例えば図12、図13に示すような納入計画に従った生産・納品が行われる。
【0051】図12は、月曜日から始まるX1月の第4週の水曜日を最終納期とする受注について、第1週〜第3週に計125台のレーザープリンタ33を生産し、各週の週末にその週の生産分を分納する場合を示している。
【0052】まず、「受注製品生産数」の欄に示すように、第1週の月曜日と火曜日はレーザープリンタ33を5台ずつ生産し、水曜日から金曜日までは10台/日のペースで生産する。これにより、最初の分納日である第1週の金曜日までに40台を生産することができ、これを輸送車5により顧客2に直送して第1回目の分納を行う。なお、図9に示したように生産したレーザープリンタ33は分納日まで工場7に保管しておく必要があるので、生産した日ごとにラック34により梱包して積重ねが可能な状態にしておく。
【0053】輸送車5は工場7での生産が行われない週末の間に40台のレーザープリンタ33を納品し、納品後、梱包に使用されていたラック34を回収して第2週の火曜日に戻ってくる。一方、工場7では回収されてくるラック34を有効に再使用するために第2週の月曜日は生産を行わず、第2週は火曜日から生産を開始して週末までに計35台を生産する。ここで、図12において「回収ラック数」は工場7でその日に回収されたラックのうち再使用可能なものの数を示し、「破損ラック数」はその日に回収されたラックのうち破損により再使用不可能なものの数を示す。また、「回収ラック保管数」は回収されたラックのうちその日の終わりの時点で残存するものの数を示し、例えば第2週の火曜日における「35」という数は回収されたラックの数40からその日の梱包に使用された数5を減じたものである。
【0054】輸送車5は第2週の週末の間に35台のレーザープリンタ33を納品し、納品後、梱包に使用されていたラック34を回収して第3週の火曜日に戻ってくる。一方、工場7では第3週に50台生産しなければならず、かつ、そのためには月曜日の生産を止めるわけにはいかない状況にあるため、第3週は月曜日に10台を生産するものとする。ここで、この月曜日の段階で輸送車5は工場7に戻っていないため第2回目の分納に使用されたラックをその日の梱包に用いることはできないが、「回収ラック保管数」の欄に示すように第1回目の分納に使用されて回収されたラック34が5個余っているので、その日の梱包には結局ラック34が5個足りないことになる。したがって、この不足を補うため、第3週の月曜日には5個のラック34を新たに投入する。
【0055】第3週は火曜日に5台、水曜日及び木曜日に各10台、金曜日に15台生産することになっているが、火曜日に回収された35個のラック34のうち5個が破損していて再使用不可能であり、再使用可能なものが30個しかなかったとする。このとき、金曜日の梱包にはラック34が10個不足するが、納入計画はこのような場合を予定してラック34の新規投入を想定しており、金曜日にはラック34が10個新たに投入される。
【0056】輸送車5は第3週の週末の間に50台のレーザープリンタ33を納品し、これにより計125台のレーザープリンタ33の納入がすべて完了したことになる。納品後、輸送車5は梱包に使用されていたラック34を回収して第3週の火曜日に戻ってくるが、このときラック34は2個破損していたのでその分を廃棄し、残りの48個は次の受注時に使用の見込みがあるものならば保管しておく。
【0057】図13は、月曜日から始まるX1月の第5週(=翌X2月の第1週)の木曜日を最終納期とする受注について、X1月の第1週〜第4週にほぼ等しい割合で計185台のレーザープリンタ33を生産し、各週の週末にその週の生産分を分納する場合を示している。
【0058】まず、「受注製品生産数」の欄に示すように、第1週の月曜日から金曜日まではレーザープリンタ33を10台/日のペースで生産する。これにより、最初の分納日である第1週の金曜日までに50台を生産することができ、これを輸送車5により顧客2に直送して第1回目の分納を行う。
【0059】輸送車5はその50台のレーザープリンタ33を顧客2に納品し、納品後、梱包に使用されていたラック34を回収して工場7に戻ってくるが、この場合顧客2が工場7から遠隔の地にあり、輸送車5は第2週の週末に戻ってくる。一方、工場7では第2週の生産を止めるわけにはいかず、輸送車5によるラック34の回収を待つわけにはいかない状況にあるため、第2週は全生産分についてラック34を新たに投入する。なお、このとき投入するラック34の数を控えてなるべくラック34を有効に循環使用するため、第2週の生産数は他の週よりも若干控えめな40台となっている。
【0060】その40台のレーザープリンタ33については輸送車5’(この輸送車は第1回目の分納に使用された輸送車5とは異なるので、便宜上、符号5’を付して両者を区別する。)が第2週の金曜日に出発して顧客2に納品し、納品後、梱包に使用されていたラック34を回収して第3週の週末に戻ってくる。一方、工場7では第3週はレーザープリンタ33を計45台を生産し、その梱包には輸送車5が第2週の週末に回収してきた50個のラック34のうちの45個を使用する。
【0061】続いて、その45台のレーザープリンタ33について輸送車5が第3週の金曜日に出発して顧客2に納品し、納品後、梱包に使用されていたラック34を回収して第4週の週末に戻ってくる。一方、工場7では第4週はレーザープリンタ33を計50台を生産し、その梱包には輸送車5が第2週の週末に回収してきて余った5個のラック34と、輸送車5’が第3週の週末に回収してきた40個のラック34と、新たに投入した5個のラック34とを使用する。
【0062】その50台のレーザープリンタ33について輸送車5’が第3週の週末に出発して顧客2に納品し、これにより計185台のレーザープリンタ33の納入が最終納期までにすべて完了する。
【0063】この実施の形態に係る受注製品納入システムでは、レーザープリンタ33の納品時に再使用可能なラック34が使用されるとともに納入計画がそのラック34の回収時期を考慮して策定されているので、ラック34の有効なリサイクルを図ることができ、梱包部材の必要量及びゴミの量が著しく低減して物流に係る省資源化、低コスト化を図ることができる。
【0064】特に、納入計画が余剰のラック34を後の分納日に備えて保管するように、そして、それでもなお不足を生じる場合に新たなラック34を投入するように策定されているので、ラック34の必要数は例えば図12の場合に125台のレーザープリンタ33に対して55個、図13の場合に185台のレーザープリンタ33に対して95個であり、それぞれレーザープリンタ33の半数程度に抑えられている。
【0065】また、納入計画が回収された梱包部材の破損を考慮して策定されるので、たとえ図12の場合のようにラック34の回収時に破損が生じていたとしても不測の事態として応急的に対処する必要がなく、梱包及び納品を納入計画どおりに万全に遂行することができる。
【0066】さらに、図13の場合は各分納時の分納数がほぼ等しくなるように納入計画が策定されているので、たとえ顧客2が工場7から離れていて輸送車5,5’の往復に時間がかかったとしても、回収されたラック34の循環使用が非常に容易でラック34を隔週で有効に再使用することができる。
【0067】なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えば上記実施の形態では納入計画を立案するに際して分納日を固定し分納数を調整したが、分納日を調整することとしてもよい。また、工場7において生産ラインの融通が利くならばより一層回収時期を重視して納入計画を策定することが望ましく、このようなときには図12で第3週に多少偏っていた生産量を第1週と第2週に均等化するとか、その第3週の月曜日の生産を止めて火曜日に回収されるラック34を使用するようにするとかの方法が考えられる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、受注製品の納品時に再使用可能な梱包部材が使用されるとともに納入計画がその梱包部材の回収時期を考慮して策定されているので、梱包部材の有効なリサイクルを図ることができ、梱包部材の必要量及びゴミの量が著しく低減して物流に係る省資源化、低コスト化を図ることができる。
【0069】特に請求項3、請求項9、請求項15の発明によれば、納入計画が余剰の梱包部材を後の分納日に備えて保管するように策定されるので、回収された梱包部材を極力再使用して省資源化、低コスト化に資することができ、それでもなお梱包部材の不足を生じる場合には請求項4、請求項10、請求項16の発明のように新たな梱包部材を投入すればよい。
【0070】また、請求項5、請求項11、請求項17の発明によれば、納入計画が回収された梱包部材の破損を考慮して策定されるので、たとえ梱包部材の回収時に破損が生じていたとしても不測の事態として応急的に対処する必要がなく、梱包及び納品を納入計画どおりに万全に遂行することができる。
【0071】さらに、請求項6、請求項12、請求項18の発明によれば、各分納時の分納数が略等しくなるように納入計画が策定されるので、回収された梱包部材の循環使用が非常に容易となり梱包部材をより有効に再使用することができる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成12年10月2日(2000.10.2)
【代理人】 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
【公開番号】 特開2002−108986(P2002−108986A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−301664(P2000−301664)