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【発明の名称】 インターネットを利用したはがき注文印刷方法
【発明者】 【氏名】平尾 茂一

【要約】 【課題】デジタルカメラやビデオの映像などのお気に入り画像を利用して、インターネットの端末装置で全注文作業を終えることができ、加えて宛名まで印刷してしまえるようなはがき注文印刷方法を提供する。

【解決手段】はがき貼付画像を注文者が端末装置に取り込む画像取込過程と、注文者が端末装置に画面表示されたはがきデザインの中からいずれかを選択するデザイン選択過程と、注文者が端末装置の入力手段により差出人情報を入力する差出人情報入力過程と、注文者の端末装置から貼付画像、選択デザインのデータ、差出人情報を受注者の端末装置に受信するデザインデータ受信過程と、注文者が使用している宛名リストのデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信する宛名データ受信過程と、これらデザインデータ受信過程及び宛名データ受信過程により得られたデータに従い受注者が印刷を行う印刷過程と、仕上がった宛名入りはがきを注文者が受け取る受取過程と、を含むことを特徴としている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 はがきに貼り付ける貼付画像を注文者が端末装置に取り込む画像取込過程と、注文者が端末装置の画面に表示されたはがきのデザインの中からいずれかを選択するデザイン選択過程と、注文者が端末装置の入力手段により差出人情報を入力する差出人情報入力過程と、注文者の端末装置から貼付画像、選択されたデザインのデータ、差出人情報を受注者の端末装置に受信するデザインデータ受信過程と、注文者が使用している宛名リストのデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信する宛名データ受信過程と、これらデザインデータ受信過程及び宛名データ受信過程により得られたデータに従い受注者が印刷を行う印刷過程と、仕上がった宛名入りはがきを注文者が受け取る受取過程と、を含むことを特徴とするインターネットを利用したはがき注文印刷方法。
【請求項2】 差出人情報入力過程の差出人情報には、注文者の自由文も含まれる請求項1記載のはがき注文印刷方法。
【請求項3】 差出人情報入力過程の後に、入力された差出人情報の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示するプレビュー過程を実施する請求項1又は請求項2記載のはがき注文印刷方法。
【請求項4】 デザイン選択過程及び差出人情報入力過程の後に、選択されたデザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだはがきの完成画像を注文者の端末装置画面に表示する完成プレビュー過程を実施する請求項1〜3のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項5】 仕上がった宛名入りはがきを受け取る店舗を注文者が指定する受取店舗指定過程をさらに実施する請求項1〜4のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項6】 宛名データ受信過程は、注文者の使用している宛名リストを作成したソフトウエアを特定するソフト特定段階と、その特定されたソフトウエアのデータベース保存先情報に従って注文者の端末装置における宛名リストの保存フォルダを特定するフォルダ特定段階と、その特定されたフォルダから宛名リストのファイルを抽出して受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項7】 データ受信段階の前に、特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施する請求項6記載のはがき印刷方法。
【請求項8】 宛名データ受信過程は、注文者の使用している宛名リストを作成したソフトウエアを特定するソフト特定段階と、その特定されたソフトウエアのデータベース保存先情報に従って注文者の端末装置における宛名リストの保存フォルダを特定するフォルダ特定段階と、その特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて注文者の端末装置画面に宛名リストを表示するリスト表示段階と、その表示された宛名リストの中から必要な情報を注文者が選抜する宛名選抜段階と、その選抜された宛名のデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項9】 データ受信段階よりも前に、特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施する請求項8記載のはがき印刷方法。
【請求項10】 宛名データ受信過程は、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定して受注者の端末装置へ送信するようになっている請求項1〜5のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項11】 宛名データ受信過程は、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定するファイル指定段階と、その指定された宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階と、指定された宛名リストのファイルを注文者の端末装置から受注者の端末装置へ受信するデータ受信段階と、からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項12】 宛名データ受信過程は、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定するファイル指定段階と、その指定された宛名リストのファイルに基づいて注文者の端末装置画面に宛名リストを表示するリスト表示段階と、その表示された宛名リストの中から必要な情報を注文者が選抜する宛名選抜段階と、その選抜された宛名のデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項13】 データ受信段階よりも前に、指定された宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施する請求項12記載のはがき注文印刷方法。
【請求項14】 指定された宛名リストのファイルを一定のファイル形式へ変換して受注者の端末装置に受信する請求項10〜13のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項15】 はがきに貼り付ける貼付画像を注文者が端末装置に取り込む画像取込過程と、注文者が端末装置の画面に表示されたはがきのデザインの中からいずれかを選択するデザイン選択過程と、注文者が端末装置の入力手段により差出人情報を入力する差出人情報入力過程と、その選択されたデザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだはがきの完成画像を画像ファイルとして注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデザインデータ受信過程と、このデザインデータ受信過程により得られたデータに従い受注者が印刷を行う印刷過程と、仕上がったはがきを注文者が受け取る受取過程と、を含むことを特徴とするインターネットを利用したはがき注文印刷方法。
【請求項16】 注文者が使用している宛名リストのデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信する宛名データ受信過程をさらに含み、印刷過程で、デザインデータ受信過程及び宛名データ受信過程により得られたデータに従い受注者が印刷を行う請求項15記載のはがき注文印刷方法。
【請求項17】 宛名データ受信過程は、注文者の使用している宛名リストを作成したソフトウエアを特定するソフト特定段階と、その特定されたソフトウエアのデータベース保存先情報に従って注文者の端末装置における宛名リストの保存フォルダを特定するフォルダ特定段階と、その特定されたフォルダから宛名リストのファイルを抽出して受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる請求項16記載のはがき注文印刷方法。
【請求項18】 データ受信段階の前に、特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施する請求項17記載のはがき印刷方法。
【請求項19】 宛名データ受信過程は、注文者の使用している宛名リストを作成したソフトウエアを特定するソフト特定段階と、その特定されたソフトウエアのデータベース保存先情報に従って注文者の端末装置における宛名リストの保存フォルダを特定するフォルダ特定段階と、その特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて注文者の端末装置画面に宛名リストを表示するリスト表示段階と、その表示された宛名リストの中から必要な情報を注文者が選抜する宛名選抜段階と、その選抜された宛名のデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる請求項16記載のはがき注文印刷方法。
【請求項20】 データ受信段階よりも前に、特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施する請求項19記載のはがき印刷方法。
【請求項21】 宛名データ受信過程は、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定して受注者の端末装置へ送信するようになっている請求項16記載のはがき注文印刷方法。
【請求項22】 宛名データ受信過程は、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定するファイル指定段階と、その指定された宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階と、指定された宛名リストのファイルを注文者の端末装置から受注者の端末装置へ受信するデータ受信段階と、からなる請求項16記載のはがき注文印刷方法。
【請求項23】 宛名データ受信過程は、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定するファイル指定段階と、その指定された宛名リストのファイルに基づいて注文者の端末装置画面に宛名リストを表示するリスト表示段階と、その表示された宛名リストの中から必要な情報を注文者が選抜する宛名選抜段階と、その選抜された宛名のデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる請求項16記載のはがき注文印刷方法。
【請求項24】 データ受信段階よりも前に、指定された宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施する請求項23記載のはがき注文印刷方法。
【請求項25】 指定された宛名リストのファイルを一定のファイル形式へ変換して受注者の端末装置に受信する請求項21〜24のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項26】 差出人情報入力過程の差出人情報には、注文者の自由文も含まれる請求項15〜25のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項27】 差出人情報入力過程の後に、入力された差出人情報の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示するプレビュー過程を実施する請求項15〜26のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項28】 デザイン選択過程及び差出人情報入力過程の後に、選択されたデザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだはがきの完成画像を注文者の端末装置画面に表示する完成プレビュー過程を実施する請求項15〜27のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【請求項29】 仕上がったはがきを受け取る店舗を注文者が指定する受取店舗指定過程をさらに実施する請求項15〜28のいずれか1項に記載のはがき注文印刷方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、好みの画像を貼り付けた年賀や暑中見舞いなどのはがきをインターネットを利用して注文し印刷する手法に関する。
【0002】
【従来の技術】年賀はがきや書中見舞いなど写真入りデザインのはがきを一度に大量に使用する場合、現状では、写真を持参して店頭で専用の申込用紙に必要事項(デザイン、住所氏名、枚数など)を記入して申し込みを行い、1週間程度で仕上がってくるのを待つという手法が主流である。この手法では、店頭に出向いて注文しなければならないという手間があるし、また、仕上がったはがきが注文内容と違っていることがよくあり、この場合はその手直しでさらに1週間以上かかってしまうというような手間暇を要している。さらに、実際に仕上がったはがきが注文者の思い描いていたイメージとずれていることもままあり、クレームの対象ともなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】インターネットが発達した現在、これを利用してはがき印刷の注文を受け付けているWebサイトも出始めている。代表的なものは、はがきデザインのサンプルを掲示したページを設け、ビジターにその中から好きなものを選ばせて電子メールや電話で注文を受け付けるとともに、そのデザイン中に貼り付ける写真を別途郵送させ、受注者側で、送られてきた写真をスキャンしてはがきに組み込むというシステムである。
【0004】しかしながら、このような現状のサービスは、電子メールを利用して注文票を受けるだけ、つまり、店頭で注文票を記入する手間を省いただけのものでしかなく、はがきに貼り付ける写真を別送する必要があるなど、格段に便利になったと言えるまでのものではない。本発明では、さらに一歩進んで、パソコンなどインターネットの端末装置で全注文作業を終えることができ、加えて宛名まで印刷してしまえるようなはがき注文印刷方法を提供する。また、デジタルカメラやビデオの映像、インターネットで自分のパソコンに取り込んだお気に入りの画像などを利用することもでき、さらには、仕上がりをプレビューして間違いが無いかどうか確認したり、仕上がりのイメージを把握したりできるような、より便利で使い勝手のよいはがきの注文印刷方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインターネットを利用したはがき注文印刷方法は、はがきに貼り付ける貼付画像を注文者が端末装置に取り込む画像取込過程と、注文者が端末装置の画面に表示されたはがきのデザインの中からいずれかを選択するデザイン選択過程と、注文者が端末装置の入力手段により差出人情報を入力する差出人情報入力過程と、注文者の端末装置から貼付画像、選択されたデザインのデータ、差出人情報を受注者の端末装置に受信するデザインデータ受信過程と、注文者が使用している宛名リストのデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信する宛名データ受信過程と、これらデザインデータ受信過程及び宛名データ受信過程により得られたデータに従い受注者が印刷を行う印刷過程と、仕上がった宛名入りはがきを注文者が受け取る受取過程と、を含むことを特徴としている。なお、画像取込過程から差出人情報入力過程までの順序はどのような順番でもよく、また、宛名データ受信過程がデザインデータ受信過程より前にあってもよいし、両過程が同時にあってもよい。すなわち、各過程の順番は適宜最適設計とすればよい。
【0006】現在では、インターネットを利用している家庭であればほぼ、イメージスキャナやデジタルカメラ/ビデオを持っていると考えられるので、端末装置に画像を取り込むことは容易である。そこで本発明では、注文者側で、スキャナにより写真を走査して、又は、デジタルカメラ/ビデオから、あるいは、インターネットにより他所から、はがき貼付用の画像を端末装置に取り込み、注文データとともにインターネットを介して受注者へ送るようにしている。そしてさらに、市販のワープロソフトやはがきソフトにより作成された宛名リスト(住所録)を注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信し、これに従い宛名も印刷してしまうようにしている。この点、貼付画像を別送しなければならず、また、宛名を印刷するにしても、宛名リストをメールや郵送で受注者へ送り、受注者側でタイプ入力するような仕組みであった従来の技術に比べ、格段に便利で宛名ミスなどの間違いが起こりにくい方法となっている。
【0007】このような本発明の方法においては、差出人情報入力過程の差出人情報に、注文者の自由文も含むようにしておくとなおよい。すなわち、受注者側で用意したデザインに、注文者の望む一筆を自由文として書き加えられるようにしたものである。そして、このような差出人情報入力過程の後には、入力された差出人情報の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示するプレビュー過程を実施するとよい。これにより、はがき上で差出人情報(郵便番号、住所、氏名、自由文など)がどのようにレイアウトされるか予め確認することができる。その際に、住所の区切りや書体を設定し直せるようにし、そのデータをデザインデータ受信過程で送るようにすることができる。またさらに、デザイン選択過程及び差出人情報入力過程の後には、選択されたデザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだはがきの完成画像を注文者の端末装置画面に表示する完成プレビュー過程を実施するのが好ましい。これにより、実際の仕上がりイメージを注文者がつかむことができるし、間違いを確認してやり直すことも可能となる。
【0008】仕上がった宛名入りはがきは、受注者から宛先へ郵送する手法としてもよいが、一旦、注文者の手元へ送って確認できるようにしたほうが好ましいと言える。受注者から注文者へは、宅配便や郵便で配送してもよいが、仕上がった宛名入りはがきを受け取る店舗を注文者が指定する受取店舗指定過程をさらに実施するようにしておけば、近場の店舗で受け取るようにしたり、出かけたついでに立ち寄って受け取る、親類や友達の近くの店舗を指定して代理で受け取ってもらうなどの便宜を図ることが可能である。
【0009】本発明の方法における宛名データ受信過程では、宛名リストがFDに保存されていれば特に問題ないが、ハードディスクに保存されている場合は、そのファイルがどこにあるか指定できるかどうかがキーポイントとなる。すなわち、宛名リストを作成したソフトウエアによって保存場所が違うため、注文者が保存先のフォルダを把握していれば問題ないが、わからない場合が多いと考えられるので、これに対応して次のような手法を提案する。
【0010】保存先フォルダがわからない場合でも大丈夫な万人向けとしては、宛名データ受信過程を、注文者の使用している宛名リストを作成したソフトウエアを特定するソフト特定段階と、その特定されたソフトウエアのデータベース保存先情報に従って注文者の端末装置における宛名リストの保存フォルダを特定するフォルダ特定段階と、その特定されたフォルダから宛名リストのファイルを抽出して受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなるものとする。すなわち、まず最初に、宛名リストを作成したワープロソフトやはがきソフトなどのソフトウエアを、注文者に選択させるなどして特定する。ソフトウエアが特定されれば、そのデータベースを保存しておくフォルダの位置や名前は、予めメーカーから情報を得ることでデータベース保存先情報として入手できるので、これに従い保存フォルダを特定することができる。後は、そのフォルダから宛名リストのファイルをコピーなどで抽出すればよい。この場合、データ受信段階の前に、特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施すると、予め注文者が仕上がり状態を確認することができ、住所の区切りや改行位置、書体を設定し直して、そのデータをデータ受信段階で送ることもできる。
【0011】この手法の変形として、注文者の使用している宛名リストを作成したソフトウエアを特定するソフト特定段階と、その特定されたソフトウエアのデータベース保存先情報に従って注文者の端末装置における宛名リストの保存フォルダを特定するフォルダ特定段階と、その特定されたフォルダから宛名リストのファイルを抽出して注文者の端末装置画面に宛名リストを表示するリスト表示段階と、その表示された宛名リストの中から必要な情報を注文者が選抜する宛名選抜段階と、その選抜された宛名のデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる宛名データ受信過程とすることもできる。すなわち、上記同様の手法にて宛名リストのファイルを検出したうえで、注文者がはがきを出す相手及び郵送に必要な宛先情報のデータだけを選抜して注文する手法である。この場合も、データ受信段階よりも前に、特定されたフォルダにある宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施するようにしておくとよい。これはリスト表示段階の前でも後でもかまわない。
【0012】宛名リストのファイルがどこにあるか注文者が把握している場合には、宛名データ受信過程は、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定して受注者の端末装置へ送信するようにしておけばよい。あるいは、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定するファイル指定段階と、その指定された宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階と、指定された宛名リストのファイルを注文者の端末装置から受注者の端末装置へ受信するデータ受信段階と、からなる宛名データ受信過程としてもよい。
【0013】この場合も変形として、注文者の端末装置における宛名リストのファイルを注文者が指定することにより注文者の端末装置画面に宛名リストを表示するリスト表示段階と、その表示された宛名リストの中から必要な情報を注文者が選抜する宛名選抜段階と、その選抜された宛名のデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデータ受信段階と、からなる選抜式の宛名データ受信過程とすることもでき、そのデータ受信段階よりも前に、指定された宛名リストのファイルに基づいて宛名の印刷書式を注文者の端末装置画面に表示する宛名プレビュー段階を実施するようにしてもよい。
【0014】これら注文者がファイルを指定する手法の場合、指定された宛名リストのファイルを一定のファイル形式(たとえば.csvなど)へ変換して受注者の端末装置に受信するようにしておくと、受注者側で受け取るファイル形式が一定となり好ましい。
【0015】以上の他に、本発明では、はがきに貼り付ける貼付画像を注文者が端末装置に取り込む画像取込過程と、注文者が端末装置の画面に表示されたはがきのデザインの中からいずれかを選択するデザイン選択過程と、注文者が端末装置の入力手段により差出人情報を入力する差出人情報入力過程と、その選択されたデザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだはがきの完成画像を画像ファイルとして注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するデザインデータ受信過程と、このデザインデータ受信過程により得られたデータに従い受注者が印刷を行う印刷過程と、仕上がったはがきを注文者が受け取る受取過程と、を含むことを特徴とするインターネットを利用したはがき注文印刷方法を提案する。
【0016】この方法におけるデザインデータ受信過程では、選択されたデザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだはがきの完成画像を画像ファイルとして注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信するようにしている。すなわち、貼付画像の転送に関して、貼付画像、差出人情報、デザインの各情報を別々に転送するのではなく、これらを一体の画像情報として転送するものである。別々に転送する場合、受注者の端末装置(サーバ)側で組み立て直すことになるので、実際の仕上がりがずれることもあり得るが、1つの画像ファイルとしておけば、受注者の端末装置ではその画像ファイルを受けてそのまま印刷にまわせばすむので、実際のイメージとずれることはない。
【0017】一般に、デザインテンプレートを複数用意してその中のいずれかを選択させるサイトの場合、選択されたデザインの情報は、テキスト情報化されてユーザからサーバへ転送される。したがって、貼付画像はデザイン情報とは別にJPEGなどの形式で転送することとなるが、この場合、サーバ側(受注者端末装置)では、デザイン、貼付画像、差出人情報、注文情報(印刷枚数や受取店舗の指定など)の4種類のファイルを受信し、サーバにおいてこれらを再構成してはがきの印刷画像を作成しなくてはならない。このため、ユーザ端末画面上で組み立てられたはがきのイメージとサーバで組み立て直されたはがきのイメージとにずれが生じる可能性があるし、ファイル数が多いことから各ファイルの対応付けなどデータ管理が複雑になる。これに対し、本発明のように、デザイン、貼付画像、差出人情報を組み立てたはがきの完成画像を全体としてたとえばJPEG化し、1つの画像ファイルとしておいてユーザからサーバへ転送すれば、サーバ側が受け取るのはその画像ファイルと注文情報のファイルだけですみ、サーバ側ではがきの印刷画像を再構成する必要もない。その結果、ユーザ端末画面で見たとおりのイメージではがきを仕上げられるうえ、ファイル数が少ないのでデータ管理も楽である。
【0018】このはがき注文印刷方法でも、注文者が使用している宛名リストのデータを注文者の端末装置から受注者の端末装置に受信する宛名データ受信過程をさらに含み、印刷過程で、デザインデータ受信過程及び宛名データ受信過程により得られたデータに従い受注者が印刷を行うようにすることができる。その宛名データ受信過程は、上記同様の各種方式とすることが可能である。また、上記同様のプレビュー式を導入したり、差出人情報に自由文を入れる、受取店舗を指定するといった変形も可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のはがき注文印刷方法の一例につき概略を示してある。
【0020】注文者は、自宅のインターネット端末装置であるパソコンPCから、受注者のインターネット端末装置であるサーバSに開設されたWebサイトへアクセスすることで、はがき印刷を注文することができるようになる。本例の場合、注文にあたって、貼付画像の取り込み、差出人情報の入力、はがきのデザイン選択、宛名リストの選抜、そして受取店舗や注文枚数の指定が必要である。受注者は、注文者のパソコンPCから上記の各情報が受信されると、受注及び受取店舗の確認を電子メールなどで返送する。そして、貼付画像、差出人情報、選択デザインからなるはがき裏面画像を専用機で印刷(プリント)するとともに宛名をはがきの宛名欄に印刷し、仕上がった宛名入りはがきを受取店舗へ納品する。注文者は、受取店舗から連絡が入ることで引き取りに行き、仕上がった宛名入りはがきの受け取りと決済をすませる。受け取ったはがきはすでに宛名が入っているので、そのままポストへ投函するだけである。
【0021】図2に、注文の手順をフローチャートで示してある。まず最初に、注文者のパソコンPCには、スキャナで写真を走査する、デジタルカメラやビデオから画像をインプットする、インターネットの他のサイトから画像をダウンロードする、などの方法により、自分の好みの貼付画像を取り込んでおき、はがき注文の開始でその貼付画像を指定する。貼付画像が決定されると、続いてはがきのデザインを選択するステップとなる。このデザイン選択ステップでは、パソコンPCのブラウザ上でデザインテンプレートが多数表示され、その中から気に入ったものを注文者がクリックすることで選択が実行される。これによりデザインが選択されると、差出人情報の入力ステップとなる。ここでは、パソコンPCに付属したキーボード及びマウスの入力手段から、自分の郵便番号、住所、氏名、郵便番号、自由文を入力する。自由文は、注文者がはがきに入れたいオリジナル文章で、どのようなものでも構わない。差出人情報が入力されると、パソコンPCのブラウザ上でその印刷書式がプレビューされる。これは、受注者のサーバS側でリアルタイム作成した印刷画像を表示する方式でもよいし、専用ツールをサーバSからパソコンPCにダウンロードしてこれにより表示する方式でもよい。このプレビューで、住所の区切りや文の改行位置、ゴシックや毛筆体などの書体を設定し直すことができる。
【0022】差出人情報のプレビュー確認がすむと、選択デザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んで完成画像が生成され、注文者のパソコンPCにプレビュー表示される。この完成画像のプレビュー確認ステップで注文者が気に入らなければ、デザイン選択ステップへ戻ってやり直すことができる。
【0023】完成画像プレビューの結果がよければ、続いて宛名リストを抽出するために、注文者が使用している宛名リストを作成したソフトウエアを特定するステップが実施される。このステップでは、パソコンPCのブラウザ上に、宛名リストを作成し得る代表的なワープロソフト、はがきソフト、表ソフトなどのリストが表示され、注文者は、自分の使用しているソフトウエアをクリックすればよい方式にしてある。これによりソフトウエアが特定されると、その特定されたソフトについて予め入手してあるデータベース保存先情報に従い、宛名リストのファイルが保存してあるフォルダを特定することができる。すなわち、データベース保存先情報は、ソフトメーカーA社のフォルダツリーの中のどこにデータ保存用のフォルダがあるかを特定する情報である。宛名リストのファイルが保存されているフォルダが特定されると、その中から宛名リストのファイルが抽出され、パソコンPCの画面に宛名リストが表示される。宛名リストが表示されると、その中からはがきを出す相手及び宛先情報を注文者が選抜するステップが実施される。この選抜ステップでは、表示された宛名リストの中から、はがきを出す相手の氏名、郵送に必要な情報(宛先住所、郵便番号)の項目をガイドに従ってクリックすることにより、選抜が実行される。選抜がすむと、選抜した宛名がパソコンPCの画面に印刷状態でプレビューされ、印刷書式を確認することができる。この宛名のプレビュー確認ステップでは、選抜した全宛名につき逐一プレビューして印刷書式を確認し、住所区切りなどを設定し直すことが可能である。
【0024】宛名のプレビュー確認が終わると、注文情報として受取店舗と注文枚数を指定するステップが実施される。注文枚数は、余分のはがきがほしいときなどに指定することができる。また受取店舗は、チェーン店の一覧がパソコンPCのブラウザ上で表示されるので、その中からクリックして指定する方式となっている。
【0025】受取店舗及び注文枚数が指定されると、注文設定終了で、申し込みボタンがブラウザ上に表示される。そして、注文者がこれをクリックすることで、上記各ステップで決定されたデータ、完成画像の画像ファイル、選抜された宛名データ、指定された注文情報が受注者のサーバSへ転送される。
【0026】この先、受注者側で行われる手順が図3に示されている。受注者のサーバSには、注文者から、完成画像の画像ファイル、宛名リスト、注文情報が転送されてくる。そのうち画像ファイルは、上述のように、選択デザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだ完成画像を1つの画像ファイルとしてJPEG圧縮し転送されてきたものであり、そのまま印刷することができる。したがって画像ファイルは、注文情報(印刷枚数)とともにサーバSからはがき印刷専用機Paへそのまま送られ、はがきの裏面画像として印刷(現像)される。一方、宛名データは、レーザプリンタなどの高速プリンタPbへ送られ、はがきの表面に印字される。そして、宛名印刷されたはがきの裏面に、はがき印刷専用機Paで作成された裏面画像をは貼り合わせると、注文通りの宛名入りはがきが完成する。仕上がったはがきは、指定された受取店舗へ納品される。なお、注文者から送られてきた宛名リストについては、次回の注文のために受注者側で保存しておいてもよいし、プライバシー保護のために作業完了後に廃棄するようにしてもよい。どちらかを注文時に注文者に選択させるようにしておくのが最適である。
【0027】この例の他にも、高速のカラープリンタを使用して、はがきの表裏面を一括印刷するなどの例も可能である。この場合、処理を高速化できるので、納期短縮に大きく貢献する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、注文者が店頭まで出向く必要がなく、自宅で24時間いつでも注文することができ、しかも宛名入りの状態ではがきが納品されるので、非常に便利である。また、貼付画像の大きさ、位置を注文者が画面で確認しながら自分の好み通りに仕上げることができ、さらに、自分自身で差出人情報を入力するのでミスが発生しにくい。加えて、選択デザインに貼付画像及び差出人情報を組み込んだ完成画像の状態で画像ファイルとして受注者へ転送する方式とすることで、注文者が画面で確認したイメージとずれることがなくなるうえ、受注者側での作業工程短縮、データ管理の簡素化が図れ、納期を大幅に短縮することができる。
【出願人】 【識別番号】596076931
【氏名又は名称】株式会社ダイエーフォト
【出願日】 平成12年10月4日(2000.10.4)
【代理人】 【識別番号】100106220
【弁理士】
【氏名又は名称】大竹 正悟
【公開番号】 特開2002−108982(P2002−108982A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−305133(P2000−305133)