| 【発明の名称】 |
情報処理装置および情報処理方法、品質管理システム、並びに記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 義昭
【氏名】武田 渉
【氏名】渡邊 照彦
|
| 【要約】 |
【課題】部門間で情報を授受して管理し、一貫した品質管理を行う。
【解決手段】メインコンピュータ1は、製造部門のパーソナルコンピュータ2、技術部門のパーソナルコンピュータ6、もしくは、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、各種情報の入力を受け、社内データベースサーバ5から検索した情報を基に、問題抽出処理などを行い、結果を表示し、トレンドデータベース3に記録したり、他部門に、必要な情報を出力する。技術部門のパーソナルコンピュータ6は、社内LAN4を介して入力された情報を基に、問題点を整理し、問題解決のための支援処理を行う。品質保証部門のパーソナルコンピュータ8は、社内LAN4を介して入力された情報を基に、問題点を整理し、検査方法の変更内容の決定や、変更履歴の保存などを行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置において、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力手段と、前記入力手段により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索手段と、前記入力手段により入力された前記第1の情報、および、前記検索手段により検索された前記第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記第3の情報の記録を制御する記録制御手段と、前記第3の情報の内容に基づいて、複数の前記他の情報処理装置から、前記第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記情報処理装置に、前記抽出手段により抽出された前記第3の情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 【請求項2】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置の情報処理方法において、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報、および、前記検索ステップの処理により検索された前記第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップの処理により抽出された前記第3の情報の記録を制御する記録制御ステップと、前記第3の情報の内容に基づいて、複数の前記他の情報処理装置から、前記第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択された前記情報処理装置に、前記抽出ステップの処理により抽出された前記第3の情報を出力する出力ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。 【請求項3】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置用のプログラムであって、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報、および、前記検索ステップの処理により検索された前記第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップの処理により抽出された前記第3の情報の記録を制御する記録制御ステップと、前記第3の情報の内容に基づいて、複数の前記他の情報処理装置から、前記第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択された前記情報処理装置に、前記抽出ステップの処理により抽出された前記第3の情報を出力する出力ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 【請求項4】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置において、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力手段と、前記入力手段により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索手段と、前記入力手段により入力された前記第1の情報、および、前記検索手段により検索された前記第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成を支援する情報生成支援手段と、複数の前記他の情報処理装置から、前記第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記情報処理装置に、前記第3の情報を出力する出力手段と、前記第3の情報の記録を制御する記録制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 【請求項5】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置の情報処理方法において、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報、および、前記検索ステップの処理により検索された前記第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成を支援する情報生成支援ステップと、複数の前記他の情報処理装置から、前記第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択された前記情報処理装置に、前記第3の情報を出力する出力ステップと、前記第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。 【請求項6】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置用のプログラムであって、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報、および、前記検索ステップの処理により検索された前記第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成を支援する情報生成支援ステップと、複数の前記他の情報処理装置から、前記第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択された前記情報処理装置に、前記第3の情報を出力する出力ステップと、前記第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 【請求項7】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置において、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力手段と、前記入力手段により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索手段と、前記入力手段により入力された前記第1の情報、および、前記検索手段により検索された前記第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置を選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段により選択された前記第1の他の情報処理装置に、前記第3の情報を出力する第1の出力手段と、前記第3の情報の記録を制御する第1の記録制御手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 【請求項8】 前記入力手段により入力された前記第1の情報、および、前記検索手段により検索された前記第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第4の情報の生成を支援する情報生成支援手段と、複数の前記他の情報処理装置から、前記第4の情報を通知するべき第2の他の情報処理装置を選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段により選択された前記第2の他の情報処理装置に、前記第4の情報を出力する第2の出力手段と、前記第4の情報の記録を制御する第2の記録制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 【請求項9】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置の情報処理方法において、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報、および、前記検索ステップの処理により検索された前記第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップの処理により、前記出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択された前記第1の他の情報処理装置に、前記第3の情報を出力する出力ステップと、前記第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。 【請求項10】 複数の他の情報処理装置と接続され、情報を授受する情報処理装置用のプログラムであって、複数の前記他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、前記入力ステップの処理により入力された前記第1の情報、および、前記検索ステップの処理により検索された前記第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップの処理により、前記出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップの処理により選択された前記第1の他の情報処理装置に、前記第3の情報を出力する出力ステップと、前記第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 【請求項11】 複数の情報処理装置がネットワークによって接続されて構築される品質管理システムにおいて、第1の情報処理装置は、ユーザから品質管理のための第1の情報の入力を受ける第1の入力手段と、前記第1の入力手段により入力された前記第1の情報を基に、第2の情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された前記第2の情報の記録を制御する第1の記録制御手段と、前記第2の情報を第2の情報処理装置に出力する第1の出力手段と、前記第2の情報処理装置から第3の情報の入力を受ける第2の入力手段と、前記第2の入力手段により入力された前記第3の情報の表示を制御する表示制御手段とを備え、前記第2の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置、第3の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から第4の情報の入力を受ける第3の入力手段と、前記第2の入力手段により入力された前記第4の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第5の情報を検索する第1の検索手段と、前記第2の入力手段により入力された前記第4の情報、および、前記第1の検索手段により検索された前記第5の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第6の情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記第6の情報の記録を制御する第2の記録制御手段と、前記第6の情報の内容に基づいて、前記第1の情報処理装置、前記第3の情報処理装置、もしくは前記第4の情報処理装置から、前記第6の情報を通知するべき情報処理装置を選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段により選択された前記情報処理装置に、前記抽出手段により抽出された前記第6の情報を出力する第2の出力手段とを備え、前記第3の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置、前記第2の情報処理装置、もしくは前記第4の情報処理装置から第7の情報の入力を受ける第4の入力手段と、前記第3の入力手段により入力された前記第7の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第8の情報を検索する第2の検索手段と、前記第3の入力手段により入力された前記第7の情報、および、前記第2の検索手段により検索された前記第8の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第9の情報の生成を支援する情報生成支援手段と、前記第1の情報処理装置、前記第2の情報処理装置、もしくは前記第4の情報処理装置から、前記第9の情報を通知するべき情報処理装置を選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段により選択された前記情報処理装置に、前記第9の情報を出力する第3の出力手段と、前記第9の情報の記録を制御する第3の記録制御手段とを備え、前記第4の情報処理装置は、前記第1の情報処理装置、前記第2の情報処理装置、もしくは前記第3の情報処理装置から第10の情報の入力を受ける第5の入力手段と、前記第4の入力手段により入力された前記第10の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第11の情報を検索する第3の検索手段と、前記第4の入力手段により入力された前記第10の情報、および、前記第3の検索手段により検索された前記第11の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第12の情報を通知するべき情報処理装置を選択する第3の選択手段と、前記第3の選択手段により選択された前記情報処理装置に、前記第12の情報を出力する第4の出力手段と、前記第12の情報の記録を制御する第4の記録制御手段とを備えることを特徴とする品質管理システム。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置および情報処理方法、品質管理システム、並びに記録媒体に関し、特に、品質管理のための要因の変化を、製造部門から収集し、整理して問題を抽出したり、それらの情報を基に、原因を解明するための支援処理を行ったり、試験方法の変更が必要であるか否かを判断したり、問題発生を予測する処理を行って、関係部門に通知することができるようにすることにより、一貫した品質管理システムの構築を実現する、情報処理装置および情報処理方法、品質管理システム、並びに記録媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】製造物の品質を管理するために、技術部門、品質保証部門、および製造部門などの、製造物の品質に関わるそれぞれの部門において、例えば、QC(QualityControl)手法に基づいて、品質管理が行われ、問題が発生した場合には、それぞれの部門において、適切な統計的手法を用いて、問題に対する対処・改善が行われている。 【0003】そして、発生した問題およびその対処方法を、トラブル事例として、データベースなどに蓄積し、それぞれの部門において、問題発生を防止するための歯止め策などが検討され、実行されることにより、顧客に対する出荷製品の品質安定のための取り組みが行われている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しなしながら、技術部門、品質保証部門、および製造部門における品質管理のための取り組みは、それぞれの部門における個別の責務処理であり、問題事象に対して、それぞれの部門が担当する範囲内においては、個々に改善および是正がなされているが、製造プロセス全体として、一貫した品質管理を行うための、情報授受や、データ管理などの手法は確立されていない。 【0005】製造部門においても、例えば製造ラインや製造する商品毎に製造過程が管理されていたり、それぞれの製造ラインによって管理系統が異なる場合、他の製造ラインで発生した問題の波及を予測することが困難である。また、問題発生を未然に防ぐための歯止め検査(もしくは検査水準の引き上げ)や、対応・対策の実施が、管理・監督者の経験的判断を基に行われている場合も多く、判断者によるばらつきが、品質ばらつきに大きく影響を与えるような場合もある。 【0006】また、品質管理のための要因は刻々と変化するが、多部門にわたって発生する様々な問題の発生要因の変化を整理し、リアルタイムで関係部門に知らせ、その要因変化に関わる各種処理および判断を行わせるのは困難であった。 【0007】このような状況では、製造プロセス全体としての多角的判断は困難であり、問題発生を防ぐための、迅速、かつ、的確な判断を行うことはできないため、それぞれの部門において、独立して、事後改善型の対処を行うしかなかった。 【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、品質管理のための要因の変化を、製造部門から収集し、整理して問題を抽出したり、それらの情報を基に、技術部門、および品質保証部門において、原因を解明するための支援処理を行ったり、試験方法の変更が必要であるか否かを判断したり、問題発生を予測する処理を行って、関係部門に通知することができるようにするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報処理装置は、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力手段と、入力手段により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索手段と、入力手段により入力された第1の情報、および、検索手段により検索された第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された第3の情報の記録を制御する記録制御手段と、第3の情報の内容に基づいて、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択手段と、選択手段により選択された情報処理装置に、抽出手段により抽出された第3の情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。 【0010】本発明の第1の情報処理方法は、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報、および、検索ステップの処理により検索された第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理により抽出された第3の情報の記録を制御する記録制御ステップと、第3の情報の内容に基づいて、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報処理装置に、抽出ステップの処理により抽出された第3の情報を出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。 【0011】本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報、および、検索ステップの処理により検索された第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報を抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理により抽出された第3の情報の記録を制御する記録制御ステップと、第3の情報の内容に基づいて、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報処理装置に、抽出ステップの処理により抽出された第3の情報を出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。 【0012】本発明の第2の情報処理装置は、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力手段と、入力手段により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索手段と、入力手段により入力された第1の情報、および、検索手段により検索された第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成を支援する情報生成支援手段と、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択手段と、選択手段により選択された情報処理装置に、第3の情報を出力する出力手段と、第3の情報の記録を制御する記録制御手段とを備えることを特徴とする。 【0013】本発明の第2の情報処理方法は、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報、および、検索ステップの処理により検索された第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成を支援する情報生成支援ステップと、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報処理装置に、第3の情報を出力する出力ステップと、第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。 【0014】本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報、および、検索ステップの処理により検索された第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成を支援する情報生成支援ステップと、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された情報処理装置に、第3の情報を出力する出力ステップと、第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。 【0015】本発明の第3の情報処理装置は、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力手段と、入力手段により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索手段と、入力手段により入力された第1の情報、および、検索手段により検索された第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断手段と、判断手段により、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置を選択する第1の選択手段と、第1の選択手段により選択された第1の他の情報処理装置に、第3の情報を出力する第1の出力手段と、第3の情報の記録を制御する第1の記録制御手段とを備えることを特徴とする。 【0016】本発明の第3の情報処理装置には、入力手段により入力された第1の情報、および、検索手段により検索された第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第4の情報の生成を支援する情報生成支援手段と、複数の他の情報処理装置から、第4の情報を通知するべき第2の他の情報処理装置を選択する第2の選択手段と、第2の選択手段により選択された第2の他の情報処理装置に、第4の情報を出力する第2の出力手段と、第4の情報の記録を制御する第2の記録制御手段とを更に備えさせることができる。 【0017】本発明の第3の情報処理方法は、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報、および、検索ステップの処理により検索された第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理により、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された第1の他の情報処理装置に、第3の情報を出力する出力ステップと、第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。 【0018】本発明の第3の記録媒体に記録されているプログラムは、複数の他の情報処理装置から第1の情報の入力を受ける入力ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索する検索ステップと、入力ステップの処理により入力された第1の情報、および、検索ステップの処理により検索された第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理により、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された第1の他の情報処理装置に、第3の情報を出力する出力ステップと、第3の情報の記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。 【0019】本発明の品質管理システムは、第1の情報処理装置が、ユーザから品質管理のための第1の情報の入力を受ける第1の入力手段と、第1の入力手段により入力された第1の情報を基に、第2の情報を生成する生成手段と、生成手段により生成された第2の情報の記録を制御する第1の記録制御手段と、第2の情報を第2の情報処理装置に出力する第1の出力手段と、第2の情報処理装置から第3の情報の入力を受ける第2の入力手段と、第2の入力手段により入力された第3の情報の表示を制御する表示制御手段とを備え、第2の情報処理装置が、第1の情報処理装置、第3の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から第4の情報の入力を受ける第3の入力手段と、第2の入力手段により入力された第4の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第5の情報を検索する第1の検索手段と、第2の入力手段により入力された第4の情報、および、第1の検索手段により検索された第5の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第6の情報を抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出された第6の情報の記録を制御する第2の記録制御手段と、第6の情報の内容に基づいて、第1の情報処理装置、第3の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から、第6の情報を通知するべき情報処理装置を選択する第1の選択手段と、第1の選択手段により選択された情報処理装置に、抽出手段により抽出された第6の情報を出力する第2の出力手段とを備え、第3の情報処理装置が、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から第7の情報の入力を受ける第4の入力手段と、第3の入力手段により入力された第7の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第8の情報を検索する第2の検索手段と、第3の入力手段により入力された第7の情報、および、第2の検索手段により検索された第8の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第9の情報の生成を支援する情報生成支援手段と、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から、第9の情報を通知するべき情報処理装置を選択する第2の選択手段と、第2の選択手段により選択された情報処理装置に、第9の情報を出力する第3の出力手段と、第9の情報の記録を制御する第3の記録制御手段とを備え、第4の情報処理装置が、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第3の情報処理装置から第10の情報の入力を受ける第5の入力手段と、第4の入力手段により入力された第10の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第11の情報を検索する第3の検索手段と、第4の入力手段により入力された第10の情報、および、第3の検索手段により検索された第11の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断する判断手段と、判断手段により、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第12の情報を通知するべき情報処理装置を選択する第3の選択手段と、第3の選択手段により選択された情報処理装置に、第12の情報を出力する第4の出力手段と、第12の情報の記録を制御する第4の記録制御手段とを備えることを特徴とする。 【0020】本発明の第1の情報処理装置、情報処理方法、および記録媒体においては、複数の他の情報処理装置から第1の情報が入力され、入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報が検索され、第1の情報、および、第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報が抽出され、抽出された第3の情報の記録が制御され、第3の情報の内容に基づいて、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置が選択され、選択された情報処理装置に、抽出された第3の情報が出力される。 【0021】本発明の第2の情報処理装置、情報処理方法、および記録媒体においては、複数の他の情報処理装置から第1の情報が入力され、第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報が検索され、第1の情報、および、第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成が支援され、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置が選択され、選択された情報処理装置に、第3の情報が出力され、第3の情報の記録が制御される。 【0022】本発明の第3の情報処理装置、情報処理方法、および記録媒体においては、複数の他の情報処理装置から第1の情報が入力され、入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報が検索され、第1の情報、および、第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かが判断され、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置が選択され、選択された第1の他の情報処理装置に、第3の情報が出力され、第3の情報の記録が制御される。 【0023】本発明の品質管理システムにおいては、第1の情報処理装置で、ユーザから品質管理のための第1の情報が入力され、入力された第1の情報を基に、第2の情報が生成され、生成された第2の情報の記録が制御され、第2の情報が第2の情報処理装置に出力され、第2の情報処理装置から第3の情報が入力され、入力された第3の情報の表示が制御され、第2の情報処理装置で、第1の情報処理装置、第3の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から第4の情報が入力され、第4の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第5の情報が検索され、第4の情報、および、第5の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第6の情報が抽出され、抽出された第6の情報の記録が制御され、第6の情報の内容に基づいて、第1の情報処理装置、第3の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から、第6の情報を通知するべき情報処理装置が選択され、選択された情報処理装置に、第6の情報が出力され、第3の情報処理装置で、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から第7の情報が入力され、入力された第7の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第8の情報が検索され、第7の情報、および、第8の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第9の情報の生成が支援され、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から、第9の情報を通知するべき情報処理装置が選択され、選択された情報処理装置に、第9の情報が出力され、第9の情報の記録が制御され、第4の情報処理装置で、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第3の情報処理装置から第10の情報が入力され、入力された第10の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第11の情報が検索され、第10の情報、および、第11の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かが判断され、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第12の情報を通知するべき情報処理装置が選択され、選択された情報処理装置に、第12の情報が出力され、第12の情報の記録が制御される。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。 【0025】図1を用いて、社内ネットワークシステムについて説明する。 【0026】メインコンピュータ1は、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至パーソナルコンピュータ2−nから、品質管理のための要因の変化を示す情報である製造個別情報の入力を受け、また、社内LAN(Local Area Network)4を介して、技術部門のパーソナルコンピュータ6、もしくは、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、例えば、市場不良情報、部品不良情報などの、トラブル情報の入力を受ける。 【0027】メインコンピュータ1は、社内LAN4を介して、社内データベースサーバ5にアクセスし、必要な情報を検索して読み出し、検索した情報と、それぞれの部門から入力された情報を基に、図11および図12を用いて後述する所定の処理を行い、その処理結果を表示し、トレンドデータベース3に記録する。また、メインコンピュータ1は、必要に応じて、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至パーソナルコンピュータ2−n、技術部門のパーソナルコンピュータ6、もしくは、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8に、必要な情報を出力する。 【0028】図2は、図1のメインコンピュータ1の構成を示すブロック図である。 【0029】CPU(Central Processing Unit)21は、入出力インターフェース22および内部バス23を介して、ユーザが、入力部24を用いて入力した各種指令に対応する信号や、ネットワークインターフェース30を介して、他のパーソナルコンピュータ(例えば、パーソナルコンピュータ6など)が送信した制御信号の入力を受け、入力された信号に基づいた各種処理を実行する。ROM(Read Only Memory)25は、CPU21が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM(Random Access Memory)26は、CPU21の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。CPU21、ROM25、およびRAM26は、内部バス23により相互に接続されている。 【0030】内部バス23は、入出力インターフェース22とも接続されている。入力部24は、例えば、キーボードやマウスからなり、ユーザがCPU21に各種の指令を入力するとき操作される。表示部27は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)等からなり、各種情報をテキスト、あるいはイメージなどで表示する。表示部27には、製造システム全体における品質管理情報を表示するための、全体集中集計ボードが表示され、図11および図12を用いて後述する処理により、品質管理情報が表示されるようになされている。 【0031】HDD(hard disk drive)28は、ハードディスクを駆動し、それらにCPU21によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。ドライブ29には、必要に応じて磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディスク43、および半導体メモリ44が装着され、データの授受を行う。 【0032】ネットワークインターフェース30は、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−n、トレンドデータベース3、および社内LAN4に接続されており、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−n、並びに、社内LAN4に接続されるパ―ソナルコンピュータ6、もしくはパーソナルコンピュータ8との情報の授受を行ったり、トレンドデータベース3や、社内LAN4に接続される社内データベースサーバ5にアクセスし、必要な情報を検索して、読み込んだり、新たなデータを登録したり、登録されているデータの更新を行う。 【0033】これらの入力部24乃至ネットワークインターフェース30は、入出力インターフェース22および内部バス23を介してCPU21に接続されている。 【0034】また、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至パーソナルコンピュータ2−n、技術部門のパーソナルコンピュータ6、および、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8の構成も、図2のメインコンピュータ1の構成と、基本的に同様であるので、その説明は省略する。 【0035】製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−nは、製造物の品質管理のための管理項目の入力を受け、製造個別情報を生成してメインコンピュータ1に出力したり、メインコンピュータ1から入力された各種情報を、セル別個別管理ボードに表示するために、例えば、製造部門の各セクション、もしくは、製造物のライン毎に設置されている。 【0036】セル別個別管理ボードとは、パーソナルコンピュータ2−1乃至2−nが設置されているそれぞれのセクション、あるいは製造ライン別の品質管理情報を表示するものである。セル別個別管理ボードには、技術部門から出される製造指示、品質管理部門から出される製造通達もしくは検査内容(水準)変更情報、あるいは、直接関係しないトラブルが、対応するセクション、もしくは製造ラインが担当する製造物に波及する可能性がある場合に、技術部門もしくは品質管理部門のいずれかから出される波及可能性情報が表示される。 【0037】パーソナルコンピュータ2−1乃至2−nに、セクション、もしくは製造ライン毎に入力される管理項目として、結果(この場合は、製造物の品質)に対して、支配的な影響を及ぼす要因を抽出する必要があり、例えば、QC手法などを用いることにより、科学的根拠に基づいて抽出される。 【0038】問題の要因を抽出するためには、図3に示される特性要因図が用いられる。特性要因図とは、要因(原因系)とその結果としての特性との関係を系統的にまとめた図のことであり、別名「魚の骨」ともいわれ、品質の特性(結果)とその原因(要因)を大骨、小骨で関連付けして整理していくために作成される図である。 【0039】図3の特性要因図を用いて、抽出された要因を列挙し、それらの要因について、それぞれ、外的要因で変化するものであるか否かの事実検証を行う。その結果、顕在化した要因について、品質管理への影響度を求め、図4のパレート図を用いることにより、管理項目を決定する。 【0040】パレート図は、品質管理における重要項目を見いだすために用いられる図で、項目ごとに割合(もしくは件数)の多い順に並べた棒グラフと、その割合(もしくは件数)の累積を示した折れ線グラフを重ねて表示し、管理するべき要因を、累積指数等の情報を基に、科学的根拠に基づいて決定するための複合グラフある。例えば、要因A乃至要因Gが、品質管理に影響する要因として挙がった場合、図4に示されるように、パレート図を用いて、ある品質特性に対して、全体の結果への影響度のうち80%を占める上位項目を抽出することにより、要因A、要因C、および要因Eの3つの要因を、管理項目として決定することができる。 【0041】このようにして求められる管理項目は、変化項目として、「人」「生産品目」「製造品質」「プロセス」を用いた「重点管理項目」と、変化要因として、「計画」「生産」「評価」を用いた「日常変化管理項目」に2分される。 【0042】重点管理項目の一例を図5に示す。「人」に関する管理項目として、例えば、新規作業配置比率、作業代行者比率、および欠勤者比率などがある。これらの管理項目は、それぞれの比率により、3水準で認定される。「生産品目」に関する管理項目として、例えば、生産経過日数およびモデル変化回数などがある。これらの管理項目は、それぞれの日数もしくは回数により、3水準で認定される。 【0043】「製造品質」に関する管理項目として、例えば、工程不良率(歩留り)および出荷ロット不良件数などがある。これらの管理項目は、それぞれの比率、もしくは件数により、2水準で認定される。「プロセス」に関する管理項目として、例えば、製造工程監査結果、製造工程変更の度合、製造設備変更の有無、部品変更の有無、および部品テストランの有無などがある。これらの管理項目は、それぞれのレベルにより3水準で認定される。 【0044】日常変化管理項目の一例を図6に示す。「計画」に関する管理項目として、例えば、変更指示の時期、並びに、切替モデルの有無および類似性などがある。製品の製造においては、市場販売状況や部品調達状況により、生産計画の修正が頻繁に発生する。生産計画の修正により発生するトラブルを防止するために、例えば、3日毎に生産計画を確認する事が社内(もしくは工場内)で定められているものとする。このような場合、管理項目における「変更指示の時期」とは、変更指示の有無のみならず、変更指示が3日前までに出されたか、もしくは、それ以降に出されたかを管理するものである。これらの管理項目は、2値化(すなわち○か×で判定)され、2水準で判定される。 【0045】「生産」に関する管理項目として、例えば、製造進度・進捗(製造ラインへの投入数および完成数)、並びに、仕掛り状況などがあり、「評価」に関する管理項目として、例えば、テストラン結果などがある。これらの管理項目は、2値化され、2水準で判定される。 【0046】製造部門の品質管理責任者(担当者)は、それぞれのセクション、もしくは製造ラインにおいて、図5を用いて説明した重点管理項目情報を、それぞれの認定水準に従い、また、図6を用いて説明した日常変化管理項目を、それぞれの設定水準に従って、例えば、毎始業時、あるいは、何らかの変化が発生した場合に、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−nに入力する。パーソナルコンピュータ2−1乃至2−nは、これらの管理項目情報から、製造個別情報を生成し、メインコンピュータ1に供給する。以下、パーソナルコンピュータ2−1乃至2−nを個々に区別する必要がない場合、単にパーソナルコンピュータ2と総称する。 【0047】トレンドデータベース3は、メインコンピュータ1と接続されており、メインコンピュータ1が実行した処理結果を記録するためのデータベースである。 【0048】社内データベースサーバ5は、社内の各部門が共有する技術情報などを記録しておくためのデータベースサーバであり、社内LAN4に接続され、必要に応じて、メインコンピュータ1、パーソナルコンピュータ6、もしくはパーソナルコンピュータ8からアクセスを受ける。社内データベースサーバ5は、例えば、図7に示されるように、製造内容データベース51、労務構成・人事情報データベース52、生産計画データベース53、および製造部品データベース54などで構成されている。 【0049】製造内容データベース51には、例えば、製造物のアッセイ(組み立て)図面、各種スペック、あるいは、適応規格の内容など、最終的な製造物に関する情報が登録されている。労務構成・人事情報データベース52には、例えば、製造ラインや出荷検査のために配置される人員の予定数および人員の投入スケジュール、関係部門の管理・命令系統、並びに、各セクションの責任者などが登録される。生産計画データベース53には、生産立ち上げから生産終結までの生産予定数(日産、週産、月産、あるいは年産計画)、計画の変更履歴、あるいは計画に対する生産実績などが登録される。製造部品データベース54には、例えば、部品毎の設計図面や、構成部品が自社設計品ではなく他社からの購入品である場合は、その部品のデータシートなどが登録される。 【0050】技術部門のパーソナルコンピュータ6は、社内LAN4に接続され、メインコンピュータ1、社内データベースサーバ5、および品質保証部門のパーソナルコンピュータ8と情報の授受を行うとともに、それらの情報に従って、図13および図14を用いて後述する処理を行う。また、パーソナルコンピュータ6は、技術情報サーバ7に接続され、必要に応じて、情報を検索して読み出したり、新たな情報を書き込む処理を行う。 【0051】技術情報サーバ7は、図8に示されるように、作業標準書情報データベース61、製造部品変更情報データベース62、製造方法変更情報データベース63、製品規格情報管理データベース64、および品質履歴情報管理データベース65で構成されている。 【0052】作業標準書情報データベース61には、例えば、社内規準として制定されている作業標準書が登録される。製造部品変更情報データベース62には、例えば、トラブルの改善や、購入部品の生産終結などに伴う製造部品の変更内容や、変更部品のテストラン結果などが登録される。製造方法変更情報データベース63には、例えば、作業性の改善や、アッセイ方法の変更などに伴う製造方法の変更履歴などが登録される。製品規格情報管理データベース64には、例えば、製品の規格情報が、それぞれの製品毎に登録されている。品質履歴情報管理データベース65には、図13および図14を用いて後述する処理の処理結果が登録される。 【0053】なお、図1においては、技術部門のパーソナルコンピュータ6を1つだけ図示して説明しているが、複数の技術部門が存在する場合、それぞれの技術部門に同様のパーソナルコンピュータ6を備えるようにしても良いし、技術部門の技術者それぞれが、パーソナルコンピュータ6を保有し、利用可能なようにしても良いことはもちろんである。 【0054】品質保証部門のパーソナルコンピュータ8は、社内LAN4に接続され、メインコンピュータ1、社内データベースサーバ5、および技術部門のパーソナルコンピュータ6と情報の授受を行うとともに、それらの情報に従って、図15および図16を用いて後述する処理を行う。また、パーソナルコンピュータ8は、検査情報サーバ9に接続され、必要に応じて、情報を検索して読み出したり、新たな情報を書き込む処理を行う。 【0055】検査情報サーバ9は、図9に示されるように、検査基準書情報データベース71、検査水準変更情報データベース72、検査結果情報データベース73、および品質履歴情報管理データベース74で構成されている。検査基準書情報データベース71には、例えば、社内標準として制定されている検査基準書が登録されている。検査水準変更情報データベース72には、例えば、出荷検査などにおける各種規制値に対するマージン、その他の検査水準の変更履歴や変更理由などが、検査方法ごと、もしくは機種毎に登録されている。検査結果情報データベース73には、例えば、部品毎のテストラン、各種品質保証検査、出荷検査、および抜き取り検査などの検査結果が登録されている。品質履歴情報管理データベース74には、図15および図16を用いて後述する処理の処理結果が登録される。 【0056】なお、図1においては、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8を1つだけ図示して説明しているが、複数の品質保証部門が存在する場合、それぞれの品質保証部門に同様のパーソナルコンピュータ8を備えるようにしても良いし、品質保証部門の担当者それぞれが、パーソナルコンピュータ8を保有し、利用可能なようにしても良いことはもちろんである。 【0057】次に、図10のフローチャートを参照して、製造部門のパーソナルコンピュータ2の処理について説明する。 【0058】パーソナルコンピュータ2のCPU21(図2は、メインコンピュータ1のみならず、パーソナルコンピュータ2、パーソナルコンピュータ6、およびパーソナルコンピュータ8の構成も示すものである。以下同様)は、ステップS1において、入出力インターフェース22、および内部バス23を介して、入力部24を用いて入力された重点管理項目、もしくは、日常変化管理項目の入力を受け、ステップS2において、入力された情報から、製造個別情報を生成し、内部バス23、および入出力インターフェース22を介して、HDD28に出力し、ハードディスクに記録する。製造個別情報は、入力された重点管理項目、もしくは、日常変化管理項目を、図5および図6を用いて説明した所定の水準に基づいて数値化した結果を示す情報である。 【0059】ステップS3において、パーソナルコンピュータ2のCPU21は、製造個別情報を、内部バス23、入出力インターフェース22、およびネットワークインターフェース30を介して、メインコンピュータ1に出力する。 【0060】ステップS4において、パーソナルコンピュータ2のCPU21は、メインコンピュータ1から、ネットワークインターフェース30、入出力インターフェース22、および内部バス23を介して、製造通達、製造指示、波及可能性情報、もしくは出荷検査方法変更情報の入力を受けたか否かを判断する。 【0061】製造通達は、品質保証部門から製造部門に出される製造方法等に関する指示のことであり、後述する図16のステップS77において、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、社内LAN4を介して、メインコンピュータ1に出力され、後述する図11のステップS16において、メインコンピュータ1から、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−nのうち、対応するパーソナルコンピュータに出力される。 【0062】製造指示は、技術部門から、製造部門に出される製造方法等に関する指示のことであり、後述する図14のステップS51において、技術部門のパーソナルコンピュータ8から、社内LAN4を介して、メインコンピュータ1に出力され、後述する図11のステップS16において、メインコンピュータ1から、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−nのうち、対応するパーソナルコンピュータに出力される。 【0063】波及可能性情報は、技術部門、もしくは品質保証部門から製造部門に出される情報である。例えば、発生した、もしくは予測されたトラブルの原因が、ある型番で示される部品である場合、同一の部品を用いている他機種や、その部品と同等のスペックを有する他の部品を、同様の使用方法で用いている他機種にも、同様のトラブルが発生する可能性があるため、該当する他機種の製造に関わる製造部門に対して、技術部門、もしくは品質保証部門は、波及可能性情報を出す必要がある。 【0064】波及可能性情報は、後述する図14のステップS53において、技術部門のパーソナルコンピュータ8から、もしくは、後述する図15のステップS69において、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、社内LAN4を介して、メインコンピュータ1に出力され、後述する図12のステップS25において、メインコンピュータ1から、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−nのうち、対応するパーソナルコンピュータに出力される。 【0065】出荷検査方法変更情報は、品質保証部門から製造部門および技術部門に出される情報であり、発生したトラブルに対する改善効果の確認、もしくは、トラブル発生を未然に防ぐために、出荷検査方法の変更が必要であった場合に、その変更内容を関係部門に通知するものであり、後述する図16のステップS74において、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、社内LAN4を介して、メインコンピュータ1および技術部門のパーソナルコンピュータ8に出力され、後述する図12のステップS28において、メインコンピュータ1から、製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至2−nのうち、対応するパーソナルコンピュータに出力される。 【0066】ステップS4において、これらの情報の入力を受けていないと判断された場合、処理が終了される。ステップS4において、これらの情報の入力を受けたと判断された場合、ステップS5において、パーソナルコンピュータ2のCPU21は、入力された情報を、内部バス23、および入出力インターフェース22を介して、HDD28に出力し、ハードディスクに記録し、かつ、表示部27に出力し、セル別個別管理ボードに表示させ、処理が終了される。 【0067】図10を用いて説明した処理により、製造部のパーソナルコンピュータ2は、入力された管理項目に関する情報から、製造個別情報を生成してメインコンピュータ1に出力し、メインコンピュータ1から入力された、品質管理に関わる各種情報を、セル別個別管理ボードに表示させて、製造担当者に注意を促すことができる。 【0068】次に、図11および図12のフローチャートを参照して、メインコンピュータ1の処理について説明する。 【0069】ステップS11において、CPU21は、製造部門のパーソナルコンピュータ2から、ネットワークインターフェース30、入出力インターフェース22、および内部バス23を介して、製造個別情報の入力を受ける。 【0070】ステップS12において、CPU21は、内部バス23、入出力インターフェース22、ネットワークインターフェース30、および社内RAN4を介して、社内データベースサーバ5にアクセスし、社内データベースサーバ5から、入力された製造個別情報に関連する必要な電子情報を読み込む。例えば、重要管理項目の「人」の要因において、いずれかの管理項目基準以下であった場合、CPU21は、社内データベースサーバ5の労務構成・人事情報データベース52から、対応する製品の製造に関わる人事情報を検索して読み込む。 【0071】ステップS13において、CPU21は、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8、もしくは技術部門のパーソナルコンピュータ6から、市場不良や部品トラブルなどのトラブル情報を受けたか否かを判断する。ステップS13において、トラブル情報の入力を受けていないと判断された場合、処理は、ステップS15に進む。 【0072】ステップS13において、トラブル情報の入力を受けたと判断された場合、ステップS14において、CPU21は、入力されたトラブル情報に基づいて、ステップS11において入力された製造個別情報、もしくは、ステップS12において読み込んだ電子情報から、トラブル情報の原因となりうる変化要因を抽出し、その内容毎に整列して整理する処理を行う。 【0073】例えば、入力されたトラブル情報が部品トラブルであった場合、CPU21は、ステップS11において入力された製造個別情報のうちの、部品変更の有無や部品テストランの有無といった管理項目を抽出し、社内データベースサーバ5の製造部品データベース54に登録されているデータから、トラブルが発生した部品に関するデータを抽出して、その内容毎に整列して整理する。 【0074】ステップS13において、トラブル情報の入力を受けていないと判断された場合、もしくはステップS14の処理の終了後、ステップS15において、CPU21は、技術部門のパーソナルコンピュータ6から、後述する図14のステップS51において出力される製造指示、もしくは品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、後述する図16のステップS77において出力される製造通達の入力を受けたか否かを判断する。ステップS15において、製造指示および製造通達の、いずれの情報の入力も受けていないと判断された場合、処理はステップS17に進む。 【0075】ステップS15において、製造指示もしくは製造通達のいずれかの情報の入力を受けたと判断された場合、ステップS16において、CPU21は、対応する製造部門のパーソナルコンピュータ2−1乃至パーソナルコンピュータ2−nのうち、対応するパーソナルコンピュータに、製造指示、もしくは製造通達を出力し、そのパーソナルコンピュータ2の表示部27に表示されているセル別個別管理ボードに、製造指示、もしくは製造通達を表示させる。 【0076】ステップS15において、製造指示および製造通達の、いずれの情報の入力も受けていないと判断された場合、もしくはステップS16の処理の終了後、ステップS17において、CPU21は、各部門から受けた情報を、条件別に組み合わせ、問題抽出処理を行う。 【0077】例えば、製造部門において、現在、製品A乃至製品Eが製造されているものとする。ステップS11において、製品Aの製造工程の変更、並びに、製品Bおよび製品Dの部品Fの変更が入力され、ステップS12において、製品Bに用いられている部品Gの市場トラブル事例が検索され、部品Gを用いている製品として、製品Aが検索されたとする。また、ステップS13において、製品Aおよび製品Bの市場不良情報が入力され、製品Dの市場不良情報は入力されなかったものとする。 【0078】このような場合、製品Aの市場不良の原因としては、製造工程の変更および部品Gの不良が考えられ、製品Bの市場不良の原因としては、部品Fもしくは部品Gの不良が考えられる。また、製品Dは、現在、市場不良が発生していないが、製品Bの市場不良の原因が部品Fである場合、製品Dにおいても、同様の市場不良が発生する可能性がある。 【0079】ステップS18において、CPU21は、ステップS17の問題抽出処理において、何らかの問題が発見されたか否かを判断する。ステップS18において、問題が発見されなかったと判断された場合、処理は、ステップS26に進む。 【0080】ステップS18において、問題が発見されたと判断された場合、ステップS19において、CPU21は、発見された問題は、製造LOT別に発生した異常などの、品質保証に関わるものであるか否かを判断する。ステップS19において、発見された問題が、品質保証に関係するものではないと判断された場合、処理は、ステップS21に進む。 【0081】ステップS19において、発見された問題が、品質保証に関係するものであると判断された場合、ステップS20において、CPU21は、対応する品質保証部門のパーソナルコンピュータ8に、社内LAN4を介して、異常アラームを出力する。また、出力される異常アラームには、例えば、問題の内容、ステップS19において対応する問題が品質保証に関係するものであると判断された判断理由等の情報を含ませるようにしても良い。 【0082】ステップS19において、発見された問題が、品質保証に関係するものではないと判断された場合、もしくは、ステップS20の処理の終了後、ステップS21において、CPU21は、発見された問題は、製造機種別に発生した異常などの、製造技術に関わるものであるか否かを判断する。ステップS21において、発見された問題が、製造技術に関係するものではないと判断された場合、処理は、ステップS23に進む。 【0083】ステップS21において、発見された問題が、製造技術に関係するものであると判断された場合、ステップS22において、CPU21は、対応する技術部門のパーソナルコンピュータ6に、社内LAN4を介して、異常アラームを出力する。また、出力される異常アラームには、例えば、問題の内容、ステップS21において対応する問題が製造技術に関係するものであると判断された判断理由等の情報を含ませるようにしても良い。 【0084】ステップS21において、発見された問題が、製造技術に関係するものではないと判断された場合、もしくは、ステップS22の処理の終了後、ステップS23において、CPU21は、パーソナルコンピュータ2−1乃至2−nのうち、発見された問題に対応する製造部門のパーソナルコンピュータ2に、セル別アラームを出力する。対応する製造部門のパーソナルコンピュータ2は、複数である場合もある。また、出力されるセル別アラームには、問題の内容に関するデータや、関連する情報などを含ませるようにしても良い。 【0085】ステップS24において、CPU21は、社内LAN4を介して、技術部門のパーソナルコンピュータ6により、後述する図14のステップS53において出力された、発生した問題の波及可能性範囲情報、もしくは、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8により、後述する図15のステップS69において出力された、発生した問題の波及可能性範囲情報が入力されたか否かを判断する。ステップS24において、発生した問題の波及可能性範囲情報が入力されていないと判断された場合、処理は、ステップS26に進む。 【0086】ステップS24において、発生した問題の波及可能性範囲情報が入力されたと判断された場合、ステップS25において、CPU21は、パーソナルコンピュータ2−1乃至2−nのうち、波及可能性範囲に対応する製造部門のパーソナルコンピュータにセル別アラームを出力する。また、出力されるセル別アラームには、波及可能性の詳細を示すデータや、その可能性を数値化したデータなどを含ませるようにしても良い。 【0087】ステップS18において、問題が発見されなかったと判断された場合、ステップS24において、発生した問題の波及可能性範囲情報が入力されていないと判断された場合、もしくは、ステップS25の処理の終了後、ステップS26において、CPU21は、ステップS11乃至ステップS25の処理結果を、内部バス23、および入出力インターフェース22を介して、表示部27に出力し、全体集中集計ボードに表示させ、かつ、ネットワークインターフェース30を介して、トレンドデータベース3に出力して記録させる。 【0088】ステップS27において、CPU21は、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、社内LAN4を介して、出荷検査内容もしくは検査水準の変更の通知を受けたか否かを判断する。ステップS27において、出荷検査内容もしくは検査水準の変更の通知を受けていないと判断された場合、処理が終了される。 【0089】ステップS27において、出荷検査内容もしくは検査水準の変更の通知を受けたと判断された場合、ステップS28において、CPU21は、検査水準の変更内容を、パーソナルコンピュータ2−1乃至2−nのうち、対応する製造部門のパーソナルコンピュータに出力し、かつ、ネットワークインターフェース30を介して、トレンドデータベース3に出力して記録させ、処理が終了される。 【0090】次に、図13および図14のフローチャートを参照して、技術部門のパーソナルコンピュータ6の処理について説明する。 【0091】技術部門のパーソナルコンピュータ6のCPU21は、ステップS41において、メインコンピュータ1、もしくは品質保証部門のパーソナルコンピュータ8から、社内LAN4、ネットワークインターフェース30、入出力インターフェース22、および内部バス23を介して、各種データの入力を受け、ステップS42において、メインコンピュータ1から、異常アラームの入力を受けたか否かを判断する。ステップS42において、異常アラームの入力を受けていないと判断された場合、処理は終了される。 【0092】ステップS42において、異常アラームの入力を受けたと判断された場合、ステップS43において、CPU21は、異常アラームの内容を、内部バス23および入出力インターフェース22を介して、表示部27に出力して表示させる。表示部27の表示を確認した技術部門の技術者は、異常アラームの原因が、製造技術に関わるものであるか否かを確認し、入力部24を用いて入力する。 【0093】ステップS44において、CPU21は、入出力インターフェース22、および内部バス23を介して、入力部24から入力された信号を元に、異常アラームの原因は、製造技術に関わるものであるか否かを判断する。ステップS44において、異常アラームの原因が製造技術に関わるものではないと判断された場合、処理は終了される。 【0094】ステップS44において、異常アラームの原因が製造技術に関わるものであると判断された場合、ステップS45において、CPU21は、機種別、もしくは内容別に、発生した異常内容を整列する処理を行う。 【0095】ステップS46において、CPU21は、ステップS45において整列された異常内容に従って、社内データベースサーバ、および技術情報サーバから、必要なデータ(異常内容や異常発生機種に関連するデータ、および関連する過去の不具合事例など)を検索し、読み込む。 【0096】ステップS47において、CPU21は、ステップS45において整列された異常内容、およびステップS46において検索されたデータを用いて、問題の原因解明を支援する処理を行う。CPU21は、例えば、入力され、整理されたデータから、発生したトラブルが、固有の部品に関わるものであるのか、ある機種に特定されたものであるのか、あるいは、シリーズ化され、ある程度の共通部分を有する一連の機種に発生しやすいものであるのかなどを判別し、その原因と考えられる事象を整列して、表示部27に表示させる。表示部27の表示を確認した技術部門の技術者は、その内容を確認し、必要に応じて、実験や調査などを行い、必要な対応策を、入力部24を用いて入力する。 【0097】ステップS48において、CPU21は、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8に緊急検査指示を出す必要があるか否かを判断する。 【0098】発生した問題が、例えば、組み立て不良などの製造中に発見可能な問題ではなく、例えば、EMC(ElectroMagnetic Compatibility)やEMM(ElectroMagnetic interference)に代表される電波障害のように、特別の検査をしなければ発見できない問題であるような場合や、その問題が、非常に重要なものであるような場合、技術部門から品質保証部門に緊急検査指示を出す必要がある。 【0099】品質保証部門に緊急検査指示を出す必要があるか否かの判断は、問題の種類によって判断することが可能である。例えば、電波障害や、消費電力のスペックオーバーなどの、発見のために特別の測定が必要な問題が発生、もしくは予測された場合は、品質保証部門に緊急検査指示を出すようにしたり、問題事象を、その重要度によって、予めグループ分けしておくことにより、重要度の高いグループに分類された問題が発生した場合、CPU21は、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8に、緊急検査指示を出力するようにする。 【0100】ステップS48において、品質保証部門に緊急検査指示を出す必要がないと判断された場合、処理は、ステップS50に進む。ステップS48において、品質保証部門に緊急検査指示を出す必要があると判断された場合、ステップS49において、CPU21は、社内LAN4を介して、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8に緊急検査指示を出力し、メインコンピュータ1に緊急検査指示内容を出力する。 【0101】ステップS48において、品質保証部門に緊急検査指示を出す必要がないと判断された場合、もしくは、ステップS49の処理の終了後、ステップS50において、CPU21は、対応する製造部門に製造指示を出す必要があるか否かを判断する。 【0102】例えば、ある電子機器の出荷検査において、VCCI(Voluntary Control Council for Interference by Information Technology Equipment )の自主規制値以上の放射雑音が測定され、その原因が、あるワイヤーハーネスの引き回し位置にあることが判明したものとする。その場合、技術部門から、製造部門に、対応するワイヤーハーネスの引き回し位置の指示、製造工程の変更、もしくは改善指示などを出す必要が生じる。 【0103】ステップS50において、対応する製造部門に製造指示を出す必要がないと判断された場合、処理はステップS52に進む。ステップS50において、対応する製造部門に製造指示を出す必要があると判断された場合、ステップS51において、CPU21は、社内LAN4を介して、対応する製造部門のパーソナルコンピュータ2に、製造指示を出すための制御信号を、メインコンピュータ1に出力する。 【0104】ステップS50において、対応する製造部門に製造指示を出す必要がないと判断された場合、もしくは、ステップS51の処理の終了後、ステップS52において、CPU21は、他機種に問題が波及する可能性があるか否かを判断する。 【0105】例えば、ある電子機器の組み立て不良の原因が、フレームを構成する複数の板金の累積公差によるものであったとする。他機種が該当するフレームを共通部品として用いていた場合、それらの機種にも、同様の組み立て不良が起こる可能性がある。 【0106】ステップS52において、他機種に問題が波及する可能性がないと判断された場合、処理は、ステップS54に進む。ステップS52において、他機種に問題が波及する可能性があると判断された場合、ステップS53において、CPU21は、社内LAN4を介して、波及可能性情報を、メインコンピュータ1および品質保証部門のパーソナルコンピュータ8に出力する。 【0107】ステップS52において、他機種に問題が波及する可能性がないと判断された場合、もしくは、ステップS53の処理の終了後、ステップS54において、CPU21は、以上の処理結果を、内部バス23および入出力インターフェース22を介して、表示部27に出力して表示させ、内部バス23、入出力インターフェース22、およびネットワークインターフェース30を介して、技術情報サーバ7に出力し、品質履歴情報管理データベース65に記録させて、処理が終了される。 【0108】次に、図15および図16のフローチャートを参照して、品質保証部門のパーソナルコンピュータ8の処理について説明する。 【0109】品質保証部門のパーソナルコンピュータ8のCPU21は、ステップS61において、社内LAN4、ネットワークインターフェース30、入出力インターフェース22、および内部バス23を介して、メインコンピュータ1、もしくは技術部門のパーソナルコンピュータ6から、各種データの入力を受け、ステップS62において、技術部門のパーソナルコンピュータ6から、緊急検査指示の入力を受けたか否かを判断する。ステップS62において、緊急検査指示の入力を受けていないと判断された場合、処理は、ステップS65に進む。 【0110】ステップS62において、緊急検査指示の入力を受けたと判断された場合、ステップS63において、CPU21は、緊急検査指示の内容を、内部バス23および入出力インターフェース22を介して、表示部27に出力して表示させ、内部バス23、入出力インターフェース22、およびネットワークインターフェース30を介して、検査情報サーバ9に出力し、品質履歴情報管理データベース74に記録させる。 【0111】ステップS64において、CPU21は、入力部24を用いて入力された緊急検査結果を、検査情報サーバ9の品質履歴情報管理データベース74に出力し、必要に応じて、緊急検査結果を、社内LAN4を介して技術部門のパーソナルコンピュータ6およびメインコンピュータ1に出力する。 【0112】ステップS62において、緊急検査指示の入力を受けていないと判断された場合、もしくは、ステップS64の処理の終了後、ステップS65において、CPU21は、メインコンピュータ1から異常アラームの入力を受けたか否かを判断する。ステップS65において、異常アラームの入力を受けていないと判断された場合、処理は終了される。 【0113】ステップS65において、異常アラームの入力を受けたと判断された場合、CPU21は、ステップS66において、機種別、もしくは内容別に、異常内容を整列する処理を行い、ステップS67において、ステップS66の整列処理結果に基づいて、社内LAN4を介して、社内データベースサーバ5から、必要なデータを検索し、読み込む。 【0114】ステップS68において、CPU21は、ステップS66の整列処理結果およびステップS67において検索されたデータを基に、他機種に問題が波及する可能性があるか否かを判断する。 【0115】例えば、電子機器の製造において、発生した問題が、所定の数値異常の騒音の発生であり、その騒音の原因が、対応する電子機器に組み込まれているモータのうちのひとつであり、更に、対応する電子機器全てに、所定の数値異常の騒音が発生しているのではなく、ある製造ロットのモータを用いた電子機器にのみ問題が発生している(すなわち、製造技術に関わる問題ではなく、品質保証に関わる問題であった)ことが判明したとする。その場合、他の機器において、同一のモータが用いられている場合、同様の問題が発生する可能性がある。同一のモータが用いられている機器の製造にかかわる他の部門においては、同一の製造ロットのモータが部品として用いられているか否かを確認する必要が生じる。 【0116】ステップS68において、他機種に問題が波及する可能性がないと判断された場合、処理は、ステップS70に進む。ステップS68において、他機種に問題が波及する可能性があると判断された場合、ステップS69において、CPU21は、波及可能性情報を、社内LAN4を介して、メインコンピュータ1および技術部門のパーソナルコンピュータ6に出力する。 【0117】ステップS68において、他機種に問題が波及する可能性がないと判断された場合、もしくは、ステップS69の処理の終了後、CPU21は、ステップS70において、市場不良データベース10から、類似の市場不良を検索し、ステップS71において、社内データベースサーバ5、および検査情報サーバ9から、ステップS70において検索された市場不良に関連するデータを検索し、読み込む。 【0118】ステップS72において、CPU21は、以上の処理によって収集したデータを基に、発生した、もしくは予測される問題に対処するための抜き取り検査の検査水準を判断して、表示部27に出力して表示させる。品質保証部門の担当者は、表示部27に表示された内容を基に、抜き取り検査を実施する。 【0119】ステップS73において、CPU21は、以上の処理によって収集したデータを基に、出荷検査の内容、もしくは検査水準を変更する必要があるか否かを判断する。ステップS73において、出荷検査の内容、もしくは検査水準を変更する必要がないと判断された場合、処理は、ステップS76に進む。 【0120】ステップS73において、出荷検査の内容、もしくは検査水準を変更する必要があると判断された場合、CPU21は、ステップS74において、その変更内容を、社内LAN4を介して、技術部門のパーソナルコンピュータ6およびメインコンピュータ1に出力し、ステップS75において、検査情報サーバ9の検査水準変更情報データベース72の内容を更新する。 【0121】ステップS73において、出荷検査の内容、もしくは検査水準を変更する必要がないと判断された場合、もしくは、ステップS75の処理の終了後、ステップS76において、CPU21は、対応する製造部門に、製造通達を出力する必要があるか否かを判断する。ステップS76において、対応する製造部門に、製造通達を出力する必要がないと判断された場合、処理は、ステップS78に進む。 【0122】ステップS76において、対応する製造部門に、製造通達を出力する必要があると判断された場合、ステップS77において、CPU21は、社内LAN4を介して、対応する製造部門に、製造通達を出力するための制御信号をメインコンピュータ1に出力する。 【0123】ステップS76において、対応する製造部門に、製造通達を出力する必要がないと判断された場合、もしくは、ステップS77の処理の終了後、ステップS78において、CPU21は、以上の処理結果を、内部バス23および入出力インターフェース22を介して、表示部27に出力して表示させ、内部バス23、入出力インターフェース22、およびネットワークインターフェース30を介して、検査情報サーバ9に出力し、品質履歴情報管理データベース74に記録して、処理が終了される。 【0124】以上説明した処理により、メインコンピュータ1は、品質管理のための要因の変化を、製造部門に設置されたパーソナルコンピュータ2から収集し、整理して問題を抽出し、技術部門および品質保証部門に設置されたパーソナルコンピュータ6およびパーソナルコンピュータ8にそれらの情報を供給する。パーソナルコンピュータ6およびパーソナルコンピュータ8は、供給された情報を基に、原因を解明するための支援処理を行ったり、試験方法の変更が必要であるか否かを判断したり、問題発生を予測する処理を行って、関係部門に通知し、製造プロセスにおいて一貫した品質管理システムを構築することができる。 【0125】上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。 【0126】この記録媒体は、図2に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク41(フロッピー(登録商標)ディスクを含む)、光ディスク42(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク43(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ44などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。 【0127】また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。 【0128】なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。 【0129】 【発明の効果】本発明の第1の情報処理装置、情報処理方法、および記録媒体によれば、複数の他の情報処理装置から第1の情報を入力し、入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索し、第1の情報、および、第2の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第3の情報を抽出し、抽出された第3の情報の記録を制御し、第3の情報の内容に基づいて、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択し、選択された情報処理装置に、抽出された第3の情報を出力するようにしたので、品質管理のための要因の変化を、製造部門から収集し、整理して問題を抽出し、関係部門に通知することができる。 【0130】本発明の第2の情報処理装置、情報処理方法、および記録媒体によれば、複数の他の情報処理装置から第1の情報を入力し、第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索し、第1の情報、および、第2の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第3の情報の生成を支援し、複数の他の情報処理装置から、第3の情報を通知するべき情報処理装置を選択し、選択された情報処理装置に、第3の情報を出力し、第3の情報の記録を制御するようにしたので、他部門から入力された情報を基に、発生した、もしくは予測された問題の原因を解明するための支援処理を行って、関係部門に通知することができる。 【0131】本発明の第3の情報処理装置、情報処理方法、および記録媒体によれば、複数の他の情報処理装置から第1の情報を入力し、入力された第1の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第2の情報を検索し、第1の情報、および、第2の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断し、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第3の情報を通知するべき第1の他の情報処理装置を選択し、選択された第1の他の情報処理装置に、第3の情報を出力し、第3の情報の記録を制御するようにしたので、他部門から入力された情報を基に、検査または試験方法の変更が必要であるか否かを判断して、関係部門に通知することができる。 【0132】本発明の品質管理システムによれば、第1の情報処理装置で、ユーザから品質管理のための第1の情報を入力し、入力された第1の情報を基に、第2の情報を生成し、生成された第2の情報の記録を制御し、第2の情報を第2の情報処理装置に出力し、第2の情報処理装置から第3の情報を入力し、入力された第3の情報の表示を制御し、第2の情報処理装置で、第1の情報処理装置、第3の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から第4の情報を入力し、第4の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第5の情報を検索し、第4の情報、および、第5の情報を条件別に組み合わせ、品質管理における問題点を示す第6の情報を抽出し、抽出された第6の情報の記録を制御し、第6の情報の内容に基づいて、第1の情報処理装置、第3の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から、第6の情報を通知するべき情報処理装置を選択し、選択された情報処理装置に、第6の情報を出力し、第3の情報処理装置で、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から第7の情報を入力し、入力された第7の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第8の情報を検索し、第7の情報、および、第8の情報を基に、所定の部門に対する指示を示す第9の情報の生成を支援し、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第4の情報処理装置から、第9の情報を通知するべき情報処理装置を選択し、選択された情報処理装置に、第9の情報を出力し、第9の情報の記録を制御し、第4の情報処理装置で、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、もしくは第3の情報処理装置から第10の情報を入力し、入力された第10の情報を基に、ネットワークにより接続されたデータベースから、第11の情報を検索し、第10の情報、および、第11の情報を基に、出荷検査の変更が必要か否かを判断し、出荷検査の変更が必要であると判断された場合、その変更内容を示す第12の情報を通知するべき情報処理装置を選択し、選択された情報処理装置に、第12の情報を出力し、第12の情報の記録を制御するようにしたので、品質管理のための要因の変化を、製造部門から収集し、整理して問題を抽出したり、それらの情報を基に、技術部門、および品質保証部門において、原因を解明するための支援処理を行ったり、試験方法の変更が必要であるか否かを判断したり、問題発生を予測する処理を行って、関係部門に通知することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年9月28日(2000.9.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082131 【弁理士】 【氏名又は名称】稲本 義雄
|
| 【公開番号】 |
特開2002−108979(P2002−108979A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−296688(P2000−296688) |
|