| 【発明の名称】 |
I/O回路図作図方法およびその装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】亀田 重孝
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| 【要約】 |
【課題】作成時の時間短縮とミスの低減とを図って、シーケンサのI/O回路図を自動的に効率良く作成する。
【解決手段】I/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報を登録してなるデバイスリスト(1)から抽出手段(4)によりI/O回路図(5)の作成に必要な情報を抽出し、この抽出情報に基づき、作成手段(6)により、I/Oカード情報に対応してI/Oカードファイル(2)から必要なI/Oカードを読み出すとともに、機器シンボル情報に対応して機器シンボルファイル(3)から必要な機器シンボルを読み出し、かつ抽出手段(4)により抽出された情報に基づき、線番情報および/または機器名称情報を読み出されたI/Oカードおよび機器シンボルに付加することによりI/O回路図(5)を作成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 I/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報をデバイスリストの形で作成するステップと、この作成されたデバイスリストからI/O回路図の作成に必要な情報を抽出するステップと、この抽出された情報に基づき、I/Oカードファイルから必要なI/Oカードを選択するとともに、機器シンボルファイルから必要な機器シンボルを選択し、かつ前記抽出された情報に基づき、前記線番情報および/または機器名称情報を前記選択されたI/Oカードおよび機器シンボルに付加するステップを備えることを特徴とするI/O回路図作図方法。 【請求項2】 (a)I/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報を登録してなるデバイスリスト、(b)前記I/Oカード情報に対応してI/Oカードに係るデータが登録されてなるI/Oカードファイル、(c)前記機器シンボル情報に対応して機器シンボルに係るデータが登録されてなる機器シンボルファイル、(d)前記デバイスリストからI/O回路図の作成に必要な情報を抽出する抽出手段および(e)この抽出手段により抽出された情報に基づき、前記I/Oカード情報に対応して前記I/Oカードファイルから必要なI/Oカードを読み出すとともに、前記機器シンボル情報に対応して前記機器シンボルファイルから必要な機器シンボルを読み出し、かつ前記抽出手段により抽出された情報に基づき、前記線番情報および/または機器名称情報を前記読み出されたI/Oカードおよび機器シンボルに付加することによりI/O回路図を作成する作成手段を備えることを特徴とするI/O回路図作図装置。 【請求項3】 前記作成手段は、前記機器名称として必要とする言語名称を選択して付加できるようにされている請求項2に記載のI/O回路図作図装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各種機器におけるシーケンサのI/O回路図を作図する方法およびその装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、例えば大型プレスのような機器のシステム設計に際しては、シーケンサのI/O回路図等の電気図面を作図することが必要となる。従来、このI/O回路図の作図は、CAD端末を用い、1ページずつ全てのデータをマニュアル操作によって入力することにより行われていた。 【0003】なお、本発明に関連する先行技術として、特許第3006031号公報に記載された展開接続図自動作成装置がある。この公報に記載のものは、モータとモータ主回路と電力変換装置とその附属回路とを接続してなるモータ駆動回路の展開接続図自動作成装置に関わるものであって、設計仕様に対応するモータリストをCADで作成し、このモータリストをCAD情報として計算機に入力し、このCAD情報から展開接続図の作成に必要な制御情報を抜出して登録し、この制御情報から電気シンボルを検索してワッペンを作成し、このワッペンをモータ駆動回路原図の所定位置に貼付けるように構成したものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述のCAD端末を用い全てのデータをマニュアル入力する従来方法では、作図に多大の時間を要するだけでなく、入力ミス等による作図ミスも生じ易いという問題点がある。 【0005】また、先行技術として挙げた前記特許第3006031号公報に記載の装置では、モータリストを作成するのに専用のCAD端末と専門のオペレータとが必要となって汎用性に欠けるという問題点がある。また、このモータリストは、モータの設計仕様に対応して、言い換えればユーザーニーズに対応してその都度作成する必要があるために、その作成に煩雑さが伴うとともに、作成に多大の時間を要するという問題点がある。 【0006】本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、作成時の時間短縮とミスの低減とを図って、シーケンサのI/O回路図を自動的に効率良く作成することのできるI/O回路図作図方法およびその装置を提供することを目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目的を達成するために、第1発明によるI/O回路図作図方法は、I/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報をデバイスリストの形で作成するステップと、この作成されたデバイスリストからI/O回路図の作成に必要な情報を抽出するステップと、この抽出された情報に基づき、I/Oカードファイルから必要なI/Oカードを選択するとともに、機器シンボルファイルから必要な機器シンボルを選択し、かつ前記抽出された情報に基づき、前記線番情報および/または機器名称情報を前記選択されたI/Oカードおよび機器シンボルに付加するステップを備えることを特徴とするものである。 【0008】本発明においては、まずI/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報がデバイスリストの形で作成され、次いでその作成されたデバイスリストからI/O回路図の作成に必要な情報が抽出され、この抽出された情報に基づき、I/Oカードファイルから必要なI/Oカードが選択されるとともに、機器シンボルファイルから必要な機器シンボルが選択される。そして、これら選択されたI/Oカードおよび機器シンボルに、前記抽出された情報に基づき、前記線番情報および/または機器名称情報が付加される。こうして、所定の図枠内にI/Oカード、機器シンボル、線番情報および/または機器名称情報が配されたI/O回路図を得ることができる。 【0009】本発明によれば、I/O回路図の作成の元となる情報が予めデバイスリストの形で作成されていて、このデバイスリストからI/O回路図の作成に必要な情報が抽出されるように構成されているので、機器の設計仕様に対して作図のためのデータをその都度マニュアル入力する必要がなく、データ入力作業を軽減することができて回路図作成の時間短縮を図ることができるとともに、データ入力ミスに基づく作図ミスを低減することができる。また、汎用性のあるデバイスリストに基づいてI/O回路図が作成されるので、異なる設計仕様の機器に対してもフレキシブルに対応することができるという効果がある。 【0010】次に、第2発明によるI/O回路図作図装置は、図1の発明原理図に示されるように、(a)I/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報を登録してなるデバイスリスト(1)、(b)前記I/Oカード情報に対応してI/Oカードに係るデータが登録されてなるI/Oカードファイル(2)、(c)前記機器シンボル情報に対応して機器シンボルに係るデータが登録されてなる機器シンボルファイル(3)、(d)前記デバイスリスト(1)からI/O回路図(5)の作成に必要な情報を抽出する抽出手段(4)および(e)この抽出手段(4)により抽出された情報に基づき、前記I/Oカード情報に対応して前記I/Oカードファイル(2)から必要なI/Oカードを読み出すとともに、前記機器シンボル情報に対応して前記機器シンボルファイル(3)から必要な機器シンボルを読み出し、かつ前記抽出手段(4)により抽出された情報に基づき、前記線番情報および/または機器名称情報を前記読み出されたI/Oカードおよび機器シンボルに付加することによりI/O回路図(5)を作成する作成手段(6)を備えることを特徴とするものである。 【0011】この第2発明は、前記第1発明によるI/O回路図作図方法をより具体化するための装置に関わるものである。このI/O回路図作図装置においては、I/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報が登録されてなるデバイスリスト(1)から、抽出手段(4)によりI/O回路図(5)の作成に必要な情報が抽出され、この抽出された情報に基づき、作成手段(6)によりI/Oカード情報に対応してI/Oカードファイル(2)から必要なI/Oカードが読み出されるとともに、機器シンボル情報に対応して機器シンボルファイル(3)から必要な機器シンボルが読み出される。そして、同作成手段(6)により前記読み出されたI/Oカードおよび機器シンボルに、前記抽出された情報に基づき、線番情報および/または機器名称情報が付加される。本発明によれば、第1発明と同様の効果を奏し得るほか、I/O回路図(5)の作成の元となるデバイスリスト(1)を電子データの形で準備し、この電子データをコンピュータで処理することができ、I/O回路図(5)をより効率的に作成することができる。この場合、例えばEXCELのような汎用性のあるソフトを使用してデバイスリスト(1)を作成するようにすれば、専用のCAD端末や専門のオペレータが不要となってそのデータ作成もより容易に行うことができる。また、仕様が変わった場合にも、基本デバイスリストにおいて変更箇所のみを修正・追加して更新することで、データ作成の手間を軽減することができる。 【0012】前記第2発明において、前記作成手段(6)は、前記機器名称として必要とする言語名称を選択して付加できるようにされているのが好ましい。こうすることで、機器の使用者の使用言語に応じて機器名称の言語、例えば英文名称、和文名称、あるいは他の言語名称を選択できるので、より利便性が向上する。 【0013】 【発明の実施の形態】次に、本発明によるI/O回路図作図方法およびその装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。 【0014】図2には、本発明の一実施形態に係るI/O回路図作図システムの概略構成図が示され、図3には、本システムを用いて作成されたI/O回路図の例が示されている。 【0015】本実施形態においては、機械仕様10に対応して、後述するI/O回路図24の作成に必要な情報(図枠情報、I/Oカード情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報を含む情報)が予めデバイスリスト11として電子データの形(本実施形態では、EXCEL形式)でコンピュータの中央処理装置(CPU)内に登録されている。 【0016】このデバイスリスト11は、その一例が図4に示されているように、(1)I/O回路ブロック種別、(2)機器番号、(3)機器の英文名称、(4)機器の和文名称、(5)適用(機種もしくは仕向け地種別)、(6)機器種別、(7)電圧、(8)ハード切(どの条件で回路を切断するかを示す)、(9)PLC(プログラマブルロジックコントローラ)の識別記号、(10)取付場所、(11)取込場所、(12)注記、(13)線番、(14)先頭線番、(15)母線(R)先頭、(16)母線(T)先頭、(17)母線(R)末尾、(18)母線(T)末尾、(19)回路図のページ、(20)I/Oカード種別の各欄よりなり、これら各欄にそれぞれの情報が記述されて構成されている。 【0017】図示されているデバイスリスト11の例は、大型プレスの電気設計に用いられるものであって、このデバイスリスト11では、3行目に記載の、機器番号「054PRS」の「SLIDE ADJUST UP END(スライド調整 上限)」という名称の機器は、プレスの機種が「A」,「B」,「C」の3機種で用いられ、その機器種別が「PRS−NO」で、電圧が「DC(直流)」で、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)の識別記号が「PLC1」で、取付場所が「プレススライド」で、機器の信号線の取込場所が「MOP(メインオペレーションパネル)」で、線番(電線の番号)が「I07004」で、先頭線番が「I07000」で、R相母線(左側母線)の先頭線番が「P242」で、T相母線(右側母線)の先頭線番が「N242」で、R相母線(左側母線)の末尾線番が「P242」で、T相母線(右側母線)の末尾線番が「N242」で、回路図のページが「135頁」で、I/Oカード種別が「1746−IB32」であることを示している。 【0018】このようなデバイスリスト11に基づくI/O回路図24の作成に際して、例えば機種名Aに係る大型プレスのI/O回路図を得たい場合には、まずオペレータがコンピュータのキーボード等の入力インターフェイス部から当該大型プレスの適用(機種名)に係る情報を入力してプログラムをスタートさせると、前記デバイスリスト11の適用欄の「機種A」欄にフラグ(=1)の立っている情報で、かつI/O回路図作成に必要な情報(図枠情報、I/Oカード種別情報、機器シンボル情報、線番情報、機器名称情報)が抽出手段により自動抽出される。そして、このように自動抽出された所要の情報はCVS形式の中間ファイル12に蓄積される。図5には、このようにしてデバイスリスト11から抽出されて中間ファイル12に蓄積された情報例が示されている。なお、この中間ファイル12において、最右欄の「配線」欄は、配線がない場合を「0」で、配線がある場合を「1」で表しており、この配線の有無に係る情報は線番とI/Oカードとによって一義的に決められる。この例では、線番「I07004」が上から6行目に記述されていることから、この線番I07004はI/O回路図24(図3参照)において左側母線の「06」の位置に接続されることになる。 【0019】次に、前記中間ファイル12の情報に基づき、CPU内の図枠作成モジュール13において、図枠ファイル14から図6に例示されるような必要な図枠15が選択されて読み出される。また、中間ファイル12の情報に基づき、CPU内のI/Oカード作成モジュール16において、I/Oカードファイル17から図7に例示されるような必要なI/Oカード18が選択されて読み出される。さらに、中間ファイル12の情報に基づき、CPU内の機器シンボル作成モジュール19において、機器シンボルファイル20から必要な機器シンボル21(図3参照)が選択されて読み出される。 【0020】一方、CPU内の線番作成モジュール22においては、中間ファイル12の情報に基づき、線番情報が、前記読み出されたI/Oカード18および機器シンボル21に付加される。また、CPU内の機器名称作成モジュール23においては、中間ファイル12の情報に基づき、機器名称情報が、前記読み出されたI/Oカード18および機器シンボル21に付加される。こうして、コンピュータ処理により、読み出された図枠15、I/Oカード18および機器シンボル21に、線番情報および機器名称情報が付加されて、図3に示されるようなI/O回路図24が自動作画される。このI/O回路図24においては、機器シンボル21の右上位置にデバイスリスト11中の機器番号25が記載され、この機器シンボル21に接続された電線上に線番26が記載され、I/Oカード18の右側の欄に機器名称27が記載される。ここで、機器名称27は、その機器の機種もしくは仕向け地等に応じて英文名称もしくは和文名称のいずれかが選択可能である。なお、図3において、符号28にて示されるのはR相母線(左側母線)、符号29にて示されるのはT相母線(右側母線)である。 【0021】このようにして作画されたI/O回路図24は、AUTOCAD(登録商標)形式の電子データとしてコンピュータのディスプレイに表示されるとともに、記憶部に記憶・保存される。また、必要に応じて付設のプリンタにペーパフォームでプリントアウト30(図2参照)される。 【0022】前記デバイスリスト11は、基本となるリストを最初に1回だけ作成しておけば、機械の仕様が変更になった場合でも、その基本デバイスリストを元に変更箇所のみを更新していけば良く、設計仕様に対応してその都度マニュアル入力により作成する必要がない。しかも、このデバイスリスト11は、EXCEL形式という汎用性のあるソフトにて作成するようにされているので、専用のCAD端末も、熟練したCADオペレータも必要がない。したがって、データ入力作業を著しく軽減することができて回路図作成時の時間短縮が図れるとともに、作成ミスの発生も最小限に抑えることができる。また、異なる設計仕様の機器に対してもフレキシブルに対応可能であるという利点がある。 【0023】本実施形態において、図枠15については、図枠ファイル14から必要な図枠を選択して読み出すようにされているが、予め決められた図枠のみを用いるようにすることもできる。このようにすれば図枠作成モジュール13および図枠ファイル14を省略することができる。 【0024】本実施形態においては、デバイスリスト11中の機器番号欄および機器シンボルファイル20の中味を変えることで、機器シンボルを切替えることが可能である。 【0025】本実施形態においては、大型プレスの電気設計に適用したものを説明したが、本発明は、あらゆる機器におけるシーケンサI/O回路図の作図に適用できるのは言うまでもない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001236 【氏名又は名称】株式会社小松製作所
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| 【出願日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097755 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 勉
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| 【公開番号】 |
特開2002−108963(P2002−108963A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−303065(P2000−303065) |
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