| 【発明の名称】 |
検索システムおよび検索方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】秋山 典丈
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| 【要約】 |
【課題】検索のキーワードを単純化すると共に、キーワードの類似度を情報の登録者が入力した複数のキーワード間の関連性から決定することで、的確な類義語で検索できる検索システムを提供する。
【解決手段】登録者が登録したい情報を、第1のキーワード1と第2のキーワード2からなる文節の形式で、1以上登録する登録手段と、登録された情報の内から共通の第1のキーワード1と共に登録された異なる第2のキーワード2同士を結びつけるための所定の重み付けを行い、これに基づいて関連性を決定し記憶する記憶手段と、検索者が検索したい情報を、第3のキーワード3と第4のキーワード4からなる文節の形式で指定し、指定されたキーワードとの関連性に基づいて類似するキーワードを選択し、選択されたキーワードを用いて検索を実行し検索結果を表示する検索手段とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 登録者が予め登録した複数の情報の中から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索するための検索システムにおいて、登録者が登録したい登録対象に関する情報を、第1のキーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、一の登録対象につき一以上登録する登録手段と、登録された情報の内から共通の第1のキーワードと共に登録された異なる第2のキーワード同士を結びつけるための所定の重み付けを行い、これに基づいて登録されたキーワード同士の関連性を決定し記憶する記憶手段と、検索者が検索したい検索対象に関する情報を、第3のキーワードと第4のキーワードからなる文節の形式で検索条件として指定し、第1のキーワードと第3のキーワードが、第2のキーワードと第4のキーワードがそれぞれ対応しており、検索者に指定された第3、第4のキーワードと予め登録された第1、第2のキーワードとの関連性に基づいて、指定されたキーワードと類似する登録されたキーワードを選択し、選択されたキーワードを用いて検索を実行し検索結果を表示する検索手段とを有することを特徴とする検索システム。 【請求項2】 登録対象および検索対象に関する情報を示す文節が、登録対象および検索対象によって為される行為を示す第1および第3のキーワードと、上記行為の対象となる対象物を示す第2および第4のキーワードからなる請求項1記載の検索システム。 【請求項3】 登録対象および検索対象に関する情報を示す文節が、登録対象および検索対象の機能を述べた文節であって、当該機能の目的を示す目的語に相当する第1および第3のキーワードと、当該機能を示す動詞に相当する第2および第4のキーワードからなる請求項1記載の検索システム。 【請求項4】 同一の登録対象に関して、異なるキーワードを繰り返し登録できることを特徴とする請求項2または3記載の検索システム。 【請求項5】 複数の異なる第2のキーワードが繰り返し登録できることを特徴とする請求項4記載の検索システム。 【請求項6】 登録されたキーワード同士の関連性を判別する条件が、第1のキーワード毎にデータベースを設けて共通の第1のキーワードと共に登録された異なる第2のキーワード同士に所定の値を付加することで関連性を持たせ、この値から所定の計算式に基づいて類似度を算出し、所定の閾値を越える類似度を有するキーワードを類似と判定することを特徴とする請求項1記載の検索システム。 【請求項7】 第1のキーワード毎に設けられたデータベースは、第2のキーワードを複数登録しており、第1の登録対象に対し複数登録された情報について、第1のキーワードに対して繰り返し入力により複数の第2のキーワードが入力された場合、各第2のキーワードに対し等価の重み付けを与え、さらに第2の登録対象について、上記第1の登録対象と共通の第1、第2のキーワードが入力された場合、上記第1の登録対象と第2の登録対象の関連性を示す重み付けを上記共通の第2のキーワードに与えることを特徴とする請求項6記載の検索システム。 【請求項8】 予め作成されたキーワード同士の類似度を示す類義語辞書を使用して、第2のデータベースで選択された検索キーワードに加えて、類義語辞書に登録された類義語もキーワードとして検索することを特徴とする請求項1記載の検索システム。 【請求項9】 登録者が予め登録した物、サービス等の登録対象に関する複数の情報の中から検索者が所望の情報を検索するためのコンピュータ上で実行する検索システムにおいて、登録者は登録したい登録対象の情報を「[第1の対象物]を[第1の動詞]する」という書式で、第1の対象物と第1の動詞からなる用途として同一の登録対象につき1以上の用途を登録し、登録された用途について第1の動詞毎に類似度設定テーブルを作成し、同時に登録された第1の対象物につき所定の値を付加して同一の類似度設定テーブルに含まれる第1の対象物同士の類似度を決定し、検索者は検索したい情報について、「[第2の対象物]を[第2の動詞]する」という書式で、第2の対象物と第2の動詞からなる用途として検索条件を指定し、検索システム側で第2の動詞に対応する類似度設定テーブルの中から第2の対象物との類似度が所定の閾値を越える対象物を抽出し、これらを検索キーワードとして検索を実行する検索システム。 【請求項10】 登録者が予め登録した複数の情報の中から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索する検索方法であって、登録者は登録したい登録対象に関する情報を、第1のキーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、1の検索対象に関する登録情報を1以上登録し、登録されたキーワード同士は所定の条件に従って関連付けを持たせて記憶され、検索者は検索したい検索対象に関する情報について、第3のキーワードと第4のキーワードからなる文節の形式で検索条件を指定し、検索者に指定されたキーワードと予め登録されたキーワードとの関連付けに基づいて、指定されたキーワードと類似する登録されたキーワードが選択され、選択されたキーワードを用いて検索を実行し検索結果として表示することを特徴とする検索方法。 【請求項11】 検索者が所望の検索対象に関する情報をコンピュータ上で検索する検索方法であって、検索者が所望の所望の検索対象を指定するために、検索対象によって為される行為を示す第1のキーワードと、上記行為を為す対象物を示す第2のキーワードの入力を促す画面をコンピュータ上に表示する工程と、コンピュータから入力された第1および第2のキーワードを、複数のキーワードを収録してなる第1のデータベースと、第1および第2のキーワードによって特定される検索対象の候補群から構成される第2のデータベースとが記録されているサーバーに送信する工程と、送信された第1および第2のキーワードに基づいて第1のデータベースから関連する情報を検索し、かつ第1のキーワードに関連する第2のキーワードを抽出すると共に、上記第2のキーワードと類似すると判断された第2のキーワードを選択し、選択された第2のキーワードに関連する検索対象を第2のデータベース中から抽出し、これらの結果をコンピュータ上に表示する工程を含む検索方法。 【請求項12】 上記表示工程で表示される内容が、第2のキーワードに類似すると判断されたキーワードを表示すると共に、さらに上記類似するキーワードを含めた検索の実行が可能な表示を含む請求項11記載の検索方法。 【請求項13】 上記表示工程で表示される内容が、第2のキーワードの類義語を決定するために設定される所定の類似度を表示すると共に、上記類似度を変更して検索可能な入力表示を含む請求項11記載の検索方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータやネットワーク上で検索者が所望の製品、サービスなどを検索する際に利用される検索システムに関するものであり、特に、検索を「『○○○』を『○○○』する」という書式で単純化することによりそれぞれのキーワード同士に関連付けを持たせ、類義語を的確に検知する検索システムに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、インターネット技術の急速な発達と普及により、いわゆるIT産業を中心としてビジネス界にも大きな変化が生じている。特に従来型の商業システムとは異質なマーケットである電子商取引、いわゆるeコマースの注目が高まっており、この新たな市場に参入するビジネスチャンスとして各分野で積極的な取り組みが進んでいる。またこれに応じてインターネット上での情報発信の必要性、例えば業務内容の説明や商品、サービスの宣伝など的確な広報活動の必要性が高まっている。 【0003】一方で、インターネットの急激な普及により情報が氾濫する結果となり、必要な情報が発見しにくい状況となっている。このため、的確な情報を検索するための検索システムの要望が高まっている。例えばyahoo!、Infoseek、exciteなどの検索サービスは、インターネットにおける代表的なサーチエンジンとして活用されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら現状では、このようなサーチエンジンでは的確な情報を検索することが困難である。いわゆるキーワード検索と呼ばれる方法では、検索者が必要とする情報に関するキーワードを入力することにより、当該キーワードに合致する情報が検索結果としてリストされることになる。しかし、この方法では必ずしも必要な情報が得られるとは限らない。それは、情報検索の基となるキーワードがサーチエンジン側の登録者の基準により登録されており、それが必ずしも検索者の要求と一致しないからである。例えば、木材を切る装置を検索したい検索者が「木材」をキーワードとして入力すると、木材の試験場の情報や市場動向、木材で作った家の紹介や個人の日記など、木材を切る装置と無関係ないわゆるノイズが検索結果として多く表示される。 【0005】この場合、例えば「木材」と「装置」を含むものとしてキーワードを詳細に指定する方法も考えられるが、この方法は適切なキーワードを指定することが容易でなく、かなりの修練を要する。キーワードの登録はあくまでも登録者側の設定に依るため、これを的確に予想する必要があるからである。一般にどのようなキーワードが設定されているかを検索者側で知ることができない。必ずしも「木材」を切る「装置」として登録されているとは限らず、例えば「この機械は合板を迅速に切断できます」といった形で登録されているかもしれない。サーチエンジンへの登録の仕方は様々であるが、登録申請者の主観によって行われることが多い。したがって、キーワードの登録者側で統一された基準に則った設定がされていないと、同一の装置であってもキーワードが異なってしまい、同時に検索できないこととなる。現実には、登録者側が自由にキーワードを設定できる結果、同一類似の検索対象であってもそれについて登録されたキーワードは統一がなく個々にバラバラなものとなり、検索者の意図と異なってしまう状況が多く発生している。 【0006】また、コンピュータ側が自ら検索して情報を自動的に収集するいわゆるロボット型のサーチエンジンでは、一般に多くの検索結果が表示されるためヒットする確率は高くなる反面、無関係な情報でもヒットする確率も高くなるため、検索結果が膨大になる傾向がある。キーワードの収集基準がコンピュータ側の設定となるため、検索させたくない無関係なキーワードも取り込まれる結果となり、よりノイズが多くなってしまうからである。このため、検索者は膨大な検索結果の中から必要な情報をさらに探す必要があり、煩雑で使い勝手が悪いという問題がある。 【0007】サーチエンジンによっては、シソーラス(類義語辞書)を持つことにより検索者の指定したキーワードに類似する語句も検索することができるようになっているものがある。このようなサーチエンジンでは、最適なキーワードを推定する作業をサーチエンジン側が負担してくれるため、キーワードの指定がある程度容易になる。しかしながらこの方法でも、シソーラスがどのような観点から編纂されているかによって類義語となるかどうかが決まるため、必ずしも検索者の要求と一致しているとは限らないという欠点がある。シソーラスの作成においては、用語自体の持つ意味や性質から類義語を決定しているようである。しかしながら、現実に検索を行う際、用語が類似するかどうかは単語それ自体で決まる一定不変のものでなく、使用する状況に応じて類似するかどうかが変わるものであると考えられる。 【0008】ここでは簡単のため、名詞「紙」と「チーズ」について考えてみる。紙とチーズとでは性質が異なるため、通常のシソーラスの考え方からすれば類似しているとは考えられない。しかし、物を切る道具(例えばナイフ)を探しているとして、この道具が切る対象と考えた場合は、紙もチーズも切られる対象として同列に扱うことができるので、この意味では類似していると捕らえることができる。物を切る道具を探している側からすれば、紙を切る装置もチーズを切る装置も同じ切るという用途で関連しているので、検索結果として共に表示されるような方式は望ましいといえる。このように、状況によって、言い換えれば検索者の意図(ここでは用途)に基づいて類似もしくは関連するかどうかを決定することが、検索者の意図する物を検索するという意味では効果的と思われる。本発明は、このような観点に基づいてなされたものである。本発明の目的は、検索語と関連する類義語の選択に、その言葉のみでなく他の言葉との関連から類似性を決定することで、所望の検索結果を表示させる検索システムを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載する検索システムは、登録者が予め登録した複数の情報の中から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索するための検索システムに関するものである。具体的には、本発明の検索システムは登録者が登録したい登録対象に関する情報を、第1のキーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、一の登録対象につき一以上登録する登録手段と、登録された情報の内から共通の第1のキーワードと共に登録された異なる第2のキーワード同士を結びつけるための所定の重み付けを行い、これに基づいて登録されたキーワード同士の関連性を決定し記憶する記憶手段と、検索者が検索したい検索対象に関する情報を、第3のキーワードと第4のキーワードからなる文節の形式で検索条件として指定し、第1のキーワードと第3のキーワードが、第2のキーワードと第4のキーワードがそれぞれ対応しており、検索者に指定された第3、第4のキーワードと予め登録された第1、第2のキーワードとの関連性に基づいて、指定されたキーワードと類似する登録されたキーワードを選択し、選択されたキーワードを用いて検索を実行し検索結果を表示する検索手段とを有することを特徴とする。 【0010】さらに、本発明の請求項2に記載される検索システムは、登録対象および検索対象に関する情報を示す文節が、登録対象および検索対象によって為される行為を示す第1および第3のキーワードと、上記行為の対象となる対象物を示す第2および第4のキーワードからなる。 【0011】さらにまた、本発明の請求項3に記載される検索システムは、登録対象および検索対象に関する情報を示す文節が、登録対象および検索対象の機能を述べた文節であって、当該機能の目的を示す目的語に相当する第1および第3のキーワードと、当該機能を示す動詞に相当する第2および第4のキーワードからなる。 【0012】さらにまた、本発明の請求項4に記載される検索システムは、同一の登録対象に関して、異なるキーワードを繰り返し登録できることを特徴とする。 【0013】さらにまた、本発明の請求項5に記載される検索システムは、複数の異なる第2のキーワードが繰り返し登録できることを特徴とする。 【0014】さらにまた、本発明の請求項6に記載される検索システムは、登録されたキーワード同士の関連性を判別する条件が、第1のキーワード毎にデータベースを設けて共通の第1のキーワードと共に登録された異なる第2のキーワード同士に所定の値を付加することで関連性を持たせ、この値から所定の計算式に基づいて類似度を算出し、所定の閾値を越える類似度を有するキーワードを類似と判定することを特徴とする。 【0015】さらにまた、本発明の請求項7に記載される検索システムは、第1のキーワード毎に設けられたデータベースは、第2のキーワードを複数登録しており、第1の登録対象に対し複数登録された情報について、第1のキーワードに対して繰り返し入力により複数の第2のキーワードが入力された場合、各第2のキーワードに対し等価の重み付けを与え、さらに第2の登録対象について、上記第1の登録対象と共通の第1、第2のキーワードが入力された場合、上記第1の登録対象と第2の登録対象の関連性を示す重み付けを上記共通の第2のキーワードに与えることを特徴とする。 【0016】さらにまた、本発明の請求項8に記載される検索システムは、予め作成されたキーワード同士の類似度を示す類義語辞書を使用して、第2のデータベースで選択された検索キーワードに加えて、類義語辞書に登録された類義語もキーワードとして検索することを特徴とする。 【0017】さらにまた、本発明の請求項9に記載される検索システムは、登録者が予め登録した物、サービス等の登録対象に関する複数の情報の中から検索者が所望の情報を検索するためのコンピュータ上で実行する検索システムに関するものである。具体的には、本発明の検索システムにおいては登録者は登録したい登録対象の情報を「[第1の対象物]を[第1の動詞]する」という書式で、第1の対象物と第1の動詞からなる用途として同一の登録対象につき1以上の用途を登録し、登録された用途について第1の動詞毎に類似度設定テーブルを作成し、同時に登録された第1の対象物につき所定の値を付加して同一の類似度設定テーブルに含まれる第1の対象物同士の類似度を決定し、検索者は検索したい情報について、「[第2の対象物]を[第2の動詞]する」という書式で、第2の対象物と第2の動詞からなる用途として検索条件を指定し、検索システム側で第2の動詞に対応する類似度設定テーブルの中から第2の対象物との類似度が所定の閾値を越える対象物を抽出し、これらを検索キーワードとして検索を実行する。 【0018】さらにまた、本発明の請求項10に記載される検索方法は、登録者が予め登録した複数の情報の中から、検索者が所望の情報をコンピュータ上で検索する検索方法に関するものである。本発明の検索方法では、登録者は登録したい登録対象に関する情報を、第1のキーワードと第2のキーワードからなる文節の形式で、1の検索対象に関する登録情報を1以上登録し、登録されたキーワード同士は所定の条件に従って関連付けを持たせて記憶され、検索者は検索したい検索対象に関する情報について、第3のキーワードと第4のキーワードからなる文節の形式で検索条件を指定し、検索者に指定されたキーワードと予め登録されたキーワードとの関連付けに基づいて、指定されたキーワードと類似する登録されたキーワードが選択され、選択されたキーワードを用いて検索を実行し検索結果として表示することを特徴とする。 【0019】さらにまた、本発明の請求項11に記載される検索方法は、検索者が所望の検索対象に関する情報をコンピュータ上で検索する検索方法であって、検索者が所望の所望の検索対象を指定するために、検索対象によって為される行為を示す第1のキーワードと、上記行為を為す対象物を示す第2のキーワードの入力を促す画面をコンピュータ上に表示する工程と、コンピュータから入力された第1および第2のキーワードを、複数のキーワードを収録してなる第1のデータベースと、第1および第2のキーワードによって特定される検索対象の候補群から構成される第2のデータベースとが記録されているサーバーに送信する工程と、送信された第1および第2のキーワードに基づいて第1のデータベースから関連する情報を検索し、かつ第1のキーワードに関連する第2のキーワードを抽出すると共に、上記第2のキーワードと類似すると判断された第2のキーワードを選択し、選択された第2のキーワードに関連する検索対象を第2のデータベース中から抽出し、これらの結果をコンピュータ上に表示する工程を含む検索方法である。 【0020】さらにまた、本発明の請求項12に記載される検索方法は、上記表示工程で表示される内容が、第2のキーワードに類似すると判断されたキーワードを表示すると共に、さらに上記類似するキーワードを含めた検索の実行が可能な表示を含む。 【0021】さらにまた、本発明の請求項13に記載される検索方法は、上記表示工程で表示される内容が、第2のキーワードの類義語を決定するために設定される所定の類似度を表示すると共に、上記類似度を変更して検索可能な入力表示を含む。 【0022】以上のように本発明の検索システムおよび検索方法は、インターネットのウェブサイト上など主にネットワーク接続された端末から必要な情報を検索する手段に関するものである。検索対象となる情報は、商品やサービスの売り込みを希望する第一の登録者により入力される情報を登録してデータベース化する。一方で自らが望む商品を検索したい第二の登録者、すなわち検索者が上記データベースを検索する際は、この者が指定した用語に該当するデータに加えて、上記用語と類似する関連語としてデータベースで設定されているデータも抽出させる。これによって検索結果としてノイズを抑えつつ、検索用語に関連すると思われるデータを表示させるシステムを実現する。具体的には、検索対象の特定を用途の形式で指定することで、検索用語をシンプルにするとともに、検索用語の類似判断をサーチエンジン構築者側でなくユーザ側の情報に基づいて行う。つまり、ユーザ側が認識した用途から用語同士の結び付きを記録し、これに基づいて類似度を設定していくものである。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための検索システムを例示するものであって、本発明は検索システムを以下のものに特定しない。 【0024】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。 【0025】本発明の検索システムおよび検索方法は、検索システム側が検索対象となる情報を自ら収集するだけでなく、検索対象となる情報を検索システムに登録したいと希望する者が自発的に情報を登録し、これらの登録情報に基づいて検索を実行するものである。全体の流れとしては、まず検索システムに登録したい検索対象に関する情報を登録者が所定の登録情報入力画面から入力して登録する。次に検索システム側で、検索対象の類似度を判定するための第2のデータベース8を、入力情報に基づいて作成する。そして、検索者は検索したい対象に関する情報を入力し、入力されたキーワードに対し検索システムはこれと類似すると思われる登録キーワードを第2のデータベース8に基づいて選択し、検索を実行して検索結果を表示する。以下、本発明の一実施例について、登録者が情報を登録するための用途登録の工程と、登録された言葉の類似度を判定する第2のデータベース8の作成工程と、検索者が情報を検索する用途検索工程の3つに大きく分けて説明する。 【0026】[用途登録]検索システムに被検索対象に関する情報を登録したい登録者が、登録情報を入力する行程を、図1に示すフローチャートおよび図2〜9に示す画面イメージに基づいて説明する。以下の登録作業は図2〜9等に示すように、コンピュータのモニター、ディスプレイなどの表示画面上で、ウィザード形式により行う。ウィザード形式とは、質問に対して応答していくことにより必要な情報を自動的に登録する手法である。各入力画面に「○○○を入力して下さい」等のメッセージが画面上に表示されるので、これに答えるようにして登録者は必要な情報を記入していく。 【0027】各画面にはボタンが設けられており、例えば「次へ」と表示されたボタンを押すと、次の画面へと進むことができる。ボタンを押すとは、例えばマウスを使用したGUI方式では、ウィンドウのボタンの部分にマウスのカーソルを合わせ、マウスの左ボタンをクリックすることを指す。あるいはキーボード入力が可能な場合は、ENTERキーを押すことでも実行できる。一方「戻る」ボタンを押すと、直前の画面に戻ることができる。これにより、以前に入力した内容の確認や訂正を容易に行うことができる。 【0028】[ステップS1]まず、基本情報を入力する(S1)。ここでは図2に示すように、会社名や装置名等の情報を指示に従って入力していく。図2に示す例では、まず会社名などの一般情報を入力させ、これが完了してから具体的な商品の情報入力画面に進む。図2〜図4に例示した表示画面は、企業情報の登録画面として一枚で構成されており、登録者側のコンピュータ画面で表示しきれない場合は画面をスクロールさせて表示させる。 【0029】一般情報として入力するのは、図2に示すような登録者の企業情報、部署情報、受託スキルなどである。この例では、登録者の企業情報としてメールアドレス(IDを兼ねる)、パスワード、ニックネーム、登録コード、会社名、区分、事業所名、郵便番号他会社所在地、ホームページのURL、主要取引先、画像データ、会社規模、年間売上高、販売形態、希望取引先所在地等の項目をリストしている。項目に応じて必須の入力項目であることを示す「必須」マークが表示される。なお、入力させる情報はこれらに限られるものでない。 【0030】さらに部署情報として、登録者の登録ページを管理する管理者のデータを入力する。この例では受託スキル、部署名、電話およびファクシミリ番号、登録者の氏名、役職区分、生年月日、電子メールへの通知、メールマガジンの購読、職種分類、キーワードなどをリスとしている。 【0031】さらに受託スキルとして、各分野毎に例えば機械の種類や主な業界、機械名や納入先などの詳細を、図3のように列挙している。さらにまた、商品登録として図4に示すように登録を希望する代表的な商品の商品名、型番・ブランド名、第一分類、第二分類、主な業界、納期、価格などの情報を入力する。必要に応じて画像データも登録できるので、商品をイメージで確認できる。これらの入力が完了後、「保存して次へ」ボタンを押すと図5の商品登録画面に進む。また「保存して終了」ボタンを押すと、商品登録を行わず企業情報の入力のみで終了する。また「終了」ボタンを押すと、入力内容を保存しないで終了する。 【0032】なお、会社名等の登録は、初回登録時に一度だけ行えば良い。初回登録時にIDとパスワードを登録しておき、次回ログインしたときはこのIDとパスワードを入力することで登録ユーザーであることを認証できる。cookieを使えば、パスワードを端末側コンピュータに記憶させることもできる。したがって、2回目以降は上述の登録をスキップして、以下の商品情報入力画面に直接進むことができる。 【0033】図5に、具体的な商品の情報入力画面を示す。図5に示す商品登録画面では、登録したい商品に関する基本情報を入力する。図5の例では、登録したい商品の名称、PR、価格などの情報を画面から入力でき、さらに作品(画像)欄では商品のイメージ画像をアップロードすることができる。図5で入力される情報は、第1のデータベース7に検索対象情報として記録される。 【0034】この画面では、「保存して繰り返し入力」ボタンを押すと、新たな図5の画面になり別の商品を登録できる。「保存して終了」ボタンを押すと、図6の用途登録画面に進む。また「終了」ボタンを押すと、入力内容を保存しないで終了する。 【0035】図6以下では、商品の一般情報に加えて、検索を容易にするための情報を入力する。入力画面に「装置名を入力して下さい」というメッセージが画面上に表示される。装置名は、一般的な名称の他に商品名も併せて入力できる。商品名の入力は省略してもよい。入力後、「次へ」と表示されたボタンを押すと、入力情報が登録され次の画面へと進む。 【0036】[ステップS2]次に、用途大分類を入力する(S2)。図7に示すように、画面上には「御社のその装置(機械)は、○○をどうするものですか?」というメッセージが表示され、その次に「○○を[動詞大分類]するもの」というメッセージ内に、動詞大分類を選択できるようにしている。選択はプルダウンメニュー形式で行うことができる。予め登録された動詞大分類の語句のうちから、所望の動詞を選択する。動詞大分類に含まれる選択肢の動詞としては、例えば「加工する」、「製造する」、「表面処理する」、「移動する」、「調整する」、「試験する」、「測定する」、「生成する」などがある。 【0037】なお、ここで選択する大分類の動詞は、検索に用いるものでなくあくまで次ステップS3で入力する動詞小分類を分類しやすくするためのものである。したがって、この工程を省略することは可能である。例えば、はじめからこの工程を設けない構成、あるいは画面上に「この工程を省略する」というボタンを設け、本工程をスキップするとともに次S3で「動詞小分類」を直接選択、入力する画面にジャンプすることもできる。 【0038】もし所望の動詞が動詞大分類の選択肢にない場合は、登録者が望む動詞を直接入力する。直接入力した動詞は、次段で選択する動詞小分類に登録されているすべての小分類動詞の中から検索される。一致する小分類動詞がある場合は、次S3の小分類動詞選択で当該動詞を選択したものとして扱う。一致する動詞がない場合は、時節で説明する新規な小分類動詞として扱う。上記と同じく入力後、「次へ」と表示されたボタンを押すと、入力情報が登録され次の画面へと進む。 【0039】[ステップS3]用途大分類入力後、図8に示すように用途小分類を入力する。用途小分類は、全段の用途大分類で選択した大分類動詞をさらに細分化して、検索に使用する用語を決定するものである。登録ウィザード画面では、例えば「『加工する』の中でもう少し詳しくお聞きします。その装置は[入力欄1]を[入力欄2]するものです。」と尋ねる。ここで、入力欄1には対象となる物品名(図の例では「木材」)を入力する。入力欄2はプルダウンメニュー形式で選択できるようになっており、全段で選択した大分類動詞に対応する小分類動詞の一覧が表示される。登録者は一覧中から所望の動詞を選択する。ここで登録された情報は、検索の類似度を判定する情報として第2のデータベース8に登録される。 【0040】もしリスト中に所望の動詞がなかった場合は、動詞名を直接入力する。画面には、先の表示に続いて「もしこの中にない場合は下に記入してください。[入力欄3]を[入力欄4]するものです。」と表示される。この部分で登録者は「入力欄3」には上記「入力欄1」と同じく対象とする物品名を、「入力欄4」には動詞を直接入力する。入力欄3および4に入力された場合、上記入力欄1および2に記入された内容は無視される。例えば「直接入力される場合は、上記で選択した内容は無視されます」などの警告メッセージを表示させてもよい。 【0041】ここで、直接入力する欄では、修飾語を入れないようにする。登録者の注意を喚起するため、この画面中で注意を促すメッセージを表示させてもよい。例えば「ポイント!その際、左欄には『形容詞』などを付けずに「名詞」のみ入力して下さい」と表示させ、さらに例示として「(例)×『有害な振動を』→○『振動を』、×『土に穴を』→○『穴を』、×『入浴用の湯を』→○『湯を』」と表示させてもよい。 【0042】上記のようにして入力した用途を登録する。この例では、「繰り返し登録」ボタンと「一つの用途終了」ボタンの二つの選択肢が用意されており、いずれのボタンを押しても入力内容が登録される。ここで、さらに用途を追加する場合は「繰り返し登録」ボタンを、この用途登録を終了し別の用途を登録する場合は「一つの用途終了」ボタンを押す。ここで一つの用途とは、一の小分類動詞に対応した用途を指す。 【0043】「繰り返し登録」ボタンを押すと、動詞は固定されたままになる、つまり「入力欄4」または「入力欄2」は変更できない状態になる(例えばグレイアウトさせて変更できなくする。)この場合は「入力欄1または3のみを選択、入力して登録する。登録の仕方は同じで、さらに登録すべき内容がある場合は「繰り返し登録」、この動詞での登録を終了する場合は「一つの用途終了」ボタンを押す。 【0044】一つの用途につき登録が終了すると、図9に示すように、その用途での登録内容についての確認画面が表示される。この画面で登録者は自分の入力した内容が正しく登録されているかどうかを確認することができる。登録内容が不足していたり誤っている場合は、その都度登録をやり直して登録し直す。「戻る」ボタンを押すことにより訂正すべき画面に戻って修正することもできるし、一旦登録を削除して改めて登録し直してもよい。 【0045】この画面で、さらに別の用途を登録する場合は「別の用途入力」ボタンを、用途の入力が終了した場合は「終了ボタン」を押す。「別の用途」ボタンを押すと、装置名はそのままで用途大分類入力画面にジャンプする。「終了」ボタンを押すと、装置入力画面にジャンプする。 【0046】上記の実施例では、特定の用途に対しまず第一の動詞を選択し、次により詳細な第二の動詞を選択する方法としている。ただ、本発明は二段階で選択する方法に限られず、一回で直接動詞を選択する方法とすることもでき、あるいは三段階以上に分けて動詞を大概念から徐々に絞り込んでいく方法を採ることもできる。ただ、一回の選択で対象となる第二の動詞を直接選択する方法では、一回の選択で済む反面、第二の動詞として画面に一度に表示される動詞の数が多くなるため、登録者に見難くなる。また三段階、四段階と他段階に分けて選択させる方法では、徐々に絞り込んでいくため登録者に分かり易い反面、複数の段階となるため手間がかかる。したがって、好ましくは二段階で選択させる。 【0047】なお、一画面で複数の絞り込み選択が可能な階層メニュー式にしてもよい。例えば一階層で大分類の動詞を選択し、任意の大分類動詞を選択すると二階層目としてさらに小分類のメニューが現れるように構成することで、一画面中でも見やすい選択画面とすることができる。階層の深さは二段階に限られず、中分類の動詞選択メニューを追加した三段階やそれ以上の深層メニューを有する階層メニューを表示してもよい。この方式であれば、直前の階層に同一の画面ですぐ戻れるため、誤りの訂正が容易になる、また他の大分類に包含される小分類動詞の確認が容易に直ちに行えるなどのメリットがある。ただし、深層メニューを表示させるには複雑なプログラミングが必要となる欠点がある。例えばjava環境を使用すれば上記のような階層メニューを実現することができるが、プログラミングが若干複雑になる上、インターネット閲覧時にjavaを実行できないブラウザ(インターネットの閲覧用ソフトウェア)やjavaを無効にしているブラウザでは表示できないという問題もある。したがって、確実にユーザが閲覧できる環境とするためにはjavaなどの複雑なプログラムに頼ることなく、簡素な表示とすることが一人でも多くのユーザに利用できるような環境を提供する観点からは好ましい。 【0048】なお、用途の分類で入力する動詞と目的語の入力は逆順でも良い。つまり、先に目的語を入力して次に動詞を入力する方式とすることもできる。また用途登録により記憶保持される情報は、検索システムを構成するハードウェアが備える登録手段に記憶、保持される。具体的にはハードディスクやメモリ、CD−ROM等の記憶媒体が利用できる。なお登録手段に追加される情報は、登録者による登録情報のみならず、検索システム側が自発的に情報を収集してもよい。例えばコンピュータがインターネット上を自動的に巡回して情報を収集するスパイダーなどのロボット型の情報登録を併用して、情報ソースを拡充、強化することができる。 【0049】[第2のデータベース]次に、第2のデータベース8の作成手順について説明する。上記の用途登録に従って登録者が小分類動詞を登録する毎に、第2のデータベース8は作成、変更される。この例では、第2のデータベース8は類似度設定テーブルとして構成される。 【0050】以下、用途登録にて例示した「切る」という小分類動詞につき、類似度設定テーブルを作成、変更する手順を図10のフローチャートおよび図11〜15に基づいて説明する。この例では、まず「木材を切る」、「ガラスを切る」、「アルミを切る」の3つの用途で「切る」に対応する類似度設定テーブルを作成している。このとき、入力されたデータは以下のようになる。 【0051】小分類動詞=「切る」 用途例の数n=3用途例の目的語n=1 木材n=2 ガラスn=3 アルミ【0052】[ステップS1]用途「切る」に対し類似度設定テーブルを作成する。テーブルは用途例の数nに応じてn行×n列の正方行列形式とする。したがって、例では図11に示すように3×3となる。テーブルの縦欄、横欄はそれぞれ用途例の目的語である名詞が順に対応する。行列の各要素には、初期値として0が設定される。なお、このテーブルにおいて対角線で二分した右上領域と左下領域は同じ値となるため、左下領域は省略している。 【0053】[ステップS2]用途例の目的語として同時に登録された名詞に対し、1を加算する。例えば、図12に示すように1行目の木材は、1列目の木材自体に1、2列目のガラスと3列目のアルミも同時に登録されたためそれぞれ1が加算される。ここで同時に登録されるとは、同じ小分類動詞の目的語として登録された名詞を指す。上述した用途登録画面においては、図8で「繰り返し登録」ボタンを押して同じ動詞で登録された名詞群が相当する。この例では、木材、ガラス、アルミが同時に登録されたため、すべての要素に1が入力されることになる。なお、加算する数値は一定値であればよく、1である必要はないが、ここでは簡単のため1とした。 【0054】[ステップS3]以上で「切る」の類似度設定テーブルが作成された。次に、別の装置について新たに用途が登録されたときに、上記の類似度設定テーブルを更新する手順を説明する。ここでは別の装置について、用途として「アルミを切る」、「アルミ材を切る」、「鉄材を切る」、「鉄板を切る」が登録されたとする。同じ小分類動詞「切る」についての登録であるため、上記で作成した「切る」の類似度設定テーブルが使用される。 【0055】まず、図13に示すように「切る」の類似度設定テーブルの縦横に、新たに登録された名詞が追加される。既に存在する名詞「アルミ」については、追加されない。そして上記と同じく、同時に登録される名詞について、各行に1が加算される。例えば3行目の「アルミ」について、3列目の「アルミ」から6列目の「鉄板」までが今回同時に登録されたため、それぞれ1が加算される。既に(3,3)には1が入力されていたため、この欄は「2」となる。以下同様に、4行目「アルミ材」、5行目「鉄材」、6行目「鉄板」の各欄に1が加算される。その結果、図14のような類似度設定テーブルに修正される。 【0056】さらに、7つの装置について以下のような名詞が「切る」対象として登録されたとする。各行に併記した名詞は、その装置の用途として同時に登録されたものである。 【0057】銅板、鉄板を切るアルミ材、鉄材を切る食品、パン、牛肉、豚肉を切る布を切るパイプ、鉄材、アルミを切る紙、布を切るポール、パイプを切る【0058】これらの名詞を登録して修正した類似度設定テーブルは、図15のようになる。以上説明したように、類似度設定テーブルは新たな名詞が入力されると新規の欄を追加していく。そして同時に登録された名詞に対して1を加算する。いいかえると、各行の名詞につき、同時に登録された名詞に対応する列(交差する要素)に1ずつ追加していく。同じ名詞が交差する点(n,n)は、その名詞が登録された回数を示す。この手順を繰り返して、各小分類動詞につき類似度設定テーブルを作成していく。また新たな小分類動詞で用途が入力された場合は、別途類似度設定テーブルが新たに作成される(ステップS4)。 【0059】類似度設定テーブルの作成、更新は、用途登録で登録される度毎に随時行う。ただ、入力された情報をメモリやハードディスク等の記憶媒体に蓄えておき、情報が揃った時点でテーブルへの書き込みや更新を行うようにすることもできる。類似度設定テーブルのデータは、検索システムが備える記憶手段に保持される。具体的には、サーバー側コンピュータのハードディスクなどに保存される。 【0060】単語同士の類似度は、完全に同一の単語であれば100%とし、それ以外は各類似度設定テーブルに従って以下の式で算出する。任意の小分類動詞におけるn番目の単語Aとm番目の単語B(n<m)の類似度xは、X={交点(n,m)の点数}/{(n,n)の点数} となる。 【0061】例えば、図の類似度設定テーブルを使用して木材(n=1)とアルミ(n=3)の類似度を調べると、両者の交点は(1,3)となる(上述の通り(3,1)の交点は簡単のため表示していない)。交点の値は1で、(1,1)の値は1であるから、類似度は1/1=100%となる。同様にしてアルミ(n=3)と鉄材(n=5)の類似度は、交点(3,5)の値が2、(3,3)が3となり、2/3=約67%となる。またアルミ材(n=4)と鉄板(n=6)は、交点(4,6)が1、(4,4)が2なので1/2=50%となる。一方、交点のないもの同士は分子が0となるため、類似度は常に0となる。いいかえると、同時に登録されない単語同士は類似しないと判定する。 【0062】この計算方式によれば、登録されるデータの件数が多くなって使用回数が増えるほど類似度Xの分母が大きくなり、個々の関連性の比率が下がるのでデータの客観性が増す。 【0063】実際の検索の際には各動詞毎、すなわち類似度設定テーブル毎に閾値を設定し、指定された検索語に対する類似度がこの閾値を超えるものを類似と判断する。類似度が閾値を越えた単語、すなわち検索語と類似と判定された単語については、いわゆるor検索が実行される。つまり、その単語を含む検索結果はすべて表示される。具体的には、登録者が登録した用途で類似と判断された装置は、検索結果に表示されることになる。なお閾値の設定は、後述するとおり検索システム側で設定することも、検索者側で任意に設定することもできる。 【0064】[用途検索]このようにして作成された第2のデータベース8を用いて検索者が検索する手順を、図16〜18のフローチャートおよび図19〜図25に基づいて説明する。ここでは検索の方式として、自動方式、確認方式、マニュアル方式の3通りについて説明する。これらは、基本的には上述した用途登録と同じ手順でキーワードを入力する。装置名の入力がないことや検索実行および結果表示がある他は、検索のための情報として指定する大分類動詞、小分類動詞、および対象物を入力する手順については同様の方法が利用できる。 【0065】[自動方式] [ステップS1]用途大分類を入力する(S1)。図19に示すように、画面上には「探されている装置(機械)は、○○をどうするものですか?」というメッセージが表示され、その次に「○○を[動詞大分類]するもの」という書式中に、動詞大分類を選択できるようにしている。選択はプルダウンメニュー形式で行い、予め登録された動詞大分類の語句から適切な動詞を選択する手順は、用途登録と同じである。動詞大分類に含まれる動詞の選択肢も図7に示した用途登録のS2と同じものを使用し、例えば「加工する」、「製造する」、「表面処理する」、「移動する」、「調整する」、「試験する」、「測定する」、「生成する」などをリストする。この例では「加工する」を選択する。ここで選択する大分類の動詞は、検索に用いるものでなく次段のS2で入力する動詞小分類を分類しやすくするためのものである。したがって、この行程を省略することは可能である。例えば、はじめからこの工程を設けない構成、あるいは画面上に「この工程を省略する」というボタンを設け、本工程をスキップするとともに次段で「動詞小分類」を直接選択、入力する画面にジャンプすることもできる。 【0066】もし所望の動詞が動詞大分類の選択肢にない場合は、検索者が望む動詞を直接入力する。メッセージとして、例えば動詞大分類の選択画面の下段に「もし、この中にない場合は下に入力してください」と表示し、「○○を[(空欄)]するもの」として直接文字が入力できるようにする。直接入力した動詞は、次段で選択する動詞小分類に登録されているすべての小分類動詞の中から検索される。一致する小分類動詞がある場合は、次段の小分類動詞選択で当該動詞を選択したものとして扱う。一致する動詞がない場合は、時節で説明する新規な小分類動詞として扱う。入力後は、「次へ」と表示されたボタンを押すと、入力情報が登録され次の画面へと進む。 【0067】[ステップS2]用途大分類入力後、図20で示すように用途小分類を入力する。用途小分類は、全段の用途大分類で選択した大分類動詞をさらに細分化して、検索に使用する用語を決定する。登録ウィザード画面では、S1で選択した大分類動詞を示しながら、例えば「『加工する』の中でもう少し詳しくお聞きします。探されているのは[入力欄1]を[動詞小分類]する装置です。(例)木材を切るものです。」と表示する。ここで、入力欄1には対象となる物品名(図の例では「木材」)を直接入力する。動詞小分類はプルダウンメニュー形式で選択できるようになっており、前段S1で選択した大分類動詞に対応する小分類動詞の一覧が表示される。登録者は一覧中から所望の動詞を選択する。例えば動詞大分類「加工する」に対応する動詞小分類としては、「練る」、「剥ぐ」、「炊く」、「焼く」、「凍らせる」、「蒸す」、「乾かす」、「混ぜる」、「切る」、「つなぐ」、「縮める」、「突く」、「磨く」、「合わせる」、「溶かす」、「固める」、「打つ」、「貼る」、「伸ばす」、「押し出す」などをリストする。選択する言葉は、できるだけシンプルで分かりやすいものとする。 【0068】もしリスト中に所望の動詞がなかった場合は、動詞名を直接入力する。画面には、先の表示に続いて「もしこの中にない場合は下に記入してください。[入力欄2]を[入力欄3]するものです。」と表示される。この部分で登録者は「入力欄2」には上記「入力欄1」と同じく対象とする物品名を、「入力欄3」には動詞を直接入力する。入力欄2および3に入力された場合、上記入力欄1および動詞小分類選択に入力された内容は無視される。例えば「直接入力される場合は、上記で選択した内容は無視されます」などの警告メッセージを表示させてもよい。 【0069】[ステップS3A]上記のようにして用途を入力した後、「検索開始ボタン」を押すと検索が開始される。この全自動方式では、検索システムを管理する管理者側で閾値を決定する。閾値は百分率で設定され、検索の目的や用途に応じて最適値に適宜設定される。閾値よりも高い類似度を有する単語は、類似するものとしてすべてブーリアン識別子のorで結んだ状態で検索され、図21に示すように結果が表示される。この図では、検索された検索対象物である「木材を切る装置」が、この対象物を登録した企業名と共に表示されている。ただしこれらの類義語は表示せず、検索者は類義語を意識せずに検索結果のみを受け取るので煩雑さがない。検索結果は、ヒット件数とともに一覧形式で表示される。このとき、類似度を検索結果に表示することで、検索者におよその類似度合いの指針を示すことができる。一画面に検索結果が表示しきれない場合は、例えば10件毎に表示して、次画面の表示は「次の10件」ボタンを押すことで10件毎に順次表示できる。さらに、検索終了ボタンと再度検索条件を設定し直せるように前画面に戻るための「戻る」ボタンも用意する。あるいは図示しないが、検索入力をクリアして検索をやり直す「新規検索」ボタンを設けることもできる(ステップS4)。この方式では、検索者側が閾値の設定などを意識することなく、検索結果に類義語を含めて関連情報を検索でき、特別な設定を検索利用者側がしなくてすむので簡単に使用できるメリットがある。 【0070】[確認方式]この検索方式では、まず入力された検索語のみで検索を行って結果を表示すると共に、入力された検索語に関する類義語も表示して、さらにこれらの類義語を含めた検索を行うかどうかを検索者に確認する方式である。検索のキーワードを入力する過程(ステップS1〜S2)は、上述した自動方式と同じである。 【0071】[ステップS3B]前段で入力された検索語で検索を実行する。図22に示すように検索結果を表示すると共に、入力された検索語に関する類義語も表示して、さらにこれらの類義語を含めた検索を行うかどうかを検索者に確認する。最初の検索では検索語と完全に一致する同一語検索のみを行うため、検索結果としてリストされるものは類似度100%であるから類似度を表示しない。類義語を含めた検索を実行する場合は、「さらに検索」ボタンを押す。このとき、リストされたすべての類義語に対してor検索が実行される。なお、各類義語にチェックボックスを設け、検索に追加したいキーワードを検索者側が選択して検索できるようにしても良い。 【0072】[ステップS4]類義語検索の結果は、図23に示すように使用した類義語の用途を表示すると共に、検索結果を類似度付きで表示する。さらに、検索に使用した類義語の類義語を含めて検索することもできる。この検索を繰り返すことで類似の幅を広げていくことができる。また、図示しないがキーワードを指定し直して検索を行う場合は「新規検索」ボタンを押してステップS1に戻ることができる(ステップS5)。この方式では、検索者に検索の手順を知らせながら検索するので、検索者は安心して効率的に検索システムを利用できるメリットがある。例えば検索結果が満足できるものであれば最初の同一語検索で足り、検索結果が少ない場合などは類義語検索を行うことでより広く情報を収集でき、状況に応じて検索パターンを変えて効率よく検索することができる。 【0073】[マニュアル方式]この検索方式は、検索者側が類似度の閾値を指定して検索する方式である。検索のキーワードを入力する過程(ステップS1〜S2)は、上述した方式と同じである。 【0074】[ステップS3C]まずはS3Bと同じく、入力された検索語と同一語を含む検索を行って結果を表示する。図24に示すように、検索結果は類似度100%なので類似度は表示しない。さらに、類似度の閾値を入力する画面を表示して、検索者に類似検索をさらに実行するかどうかを尋ねる。例えば「検索した結果、表示が少ない場合、類似度の閾値を下げることができます。類義語を含めてもう一度検索しますか?」というメッセージを表示し、その下段に「類似度の閾値[閾値入力欄]%」として閾値の入力欄を設ける。検索者は、検索結果に応じて閾値、すなわち類似度を百分率で入力する。類似度が高いと検索結果は少なく表示され、逆に低いと検索結果は多くなる。閾値を入力後、「さらに検索」ボタンを押すことで、入力された閾値を越える類似度を持つ単語をすべて検索語としたor検索が実行される。 【0075】[ステップS4]検索結果には、図25に示すように類似度を表示した一覧と共に、使用した検索語の用途も表示される。検索者は一覧を見てさらに閾値を調整して検索が必要かどうかを判断できる。この方式では、より詳細に検索のレベルを指定できるので検索者側の自由度が高く、高度な使用ができるという特長がある。以下、上記と同様に図示しないがキーワードを指定し直して検索を行う場合は「新規検索」ボタンを押してステップS1に戻ることができる(ステップS5)。 【0076】この実施例では、余分な修飾語を省いたシンプルな言葉をキーワードとして検索情報を登録することにより、類比判断を容易にし、検索対象や目的を明快にできるので、複雑な専門用語を使用することなく容易に検索できるというメリットがある。さらにキーワードの類似関係を、言葉自体で決定するのでなく、同時に使用される言葉との関係から類似度を決定するよう構成している。 【0077】上記実施例の検索システムを構成する一例を図26に示す。図に示す検索システムは、コンピュータ5と、コンピュータ5にネットワーク接続された端末6と、コンピュータ5が検索情報を保持、参照するための第1のデータベース7および第2のデータベース8からなる。 【0078】コンピュータ5は、ネットワークでいうところのサーバー側となるホストコンピュータである。情報の登録から検索までほとんどの制御を管理する中心となる。 【0079】端末6はコンピュータ5とネットワーク接続されたクライアント側のコンピュータである。端末6には、情報を登録するコンピュータ端末6Aと情報を検索するコンピュータ端末6Bがある。いずれの端末6も、メインのコンピュータ5と必要な情報をやりとりして情報の登録や検索を行うものであり、登録者側端末6Aや検索者側端末6Bといった区分けは説明のための便宜上のものである。 【0080】第1のデータベース7は、登録者の登録した情報を記録する基本となるデータベースである。第1のデータベース7には、例えば登録者の氏名(会社名)、住所、連絡先、商品の仕様や価格、特長や詳細等のデータが記憶され保持される。 【0081】第2のデータベース8は、用途の形式で登録される情報の、言葉同士の関連性すなわち類似度を設定する類似度設定テーブルである。登録された用途から、第1のキーワード1を基準に第2のキーワード2同士の関連付けを行い、その結果を記録する。一方、検索の際には入力された第3のキーワード3および第4のキーワード4に基づいて、第2のデータベースは検索語と所定の類似度を有する語句を選択する。 【0082】第1のデータベース7および第2のデータベース8は、サーバー側のコンピュータ5内部あるいは外部に設けられたハードディスクなどの記憶媒体に構成される。図26では説明のため別の部材として図示しているが、コンピュータ5内部に設けたり、同一のデータベースを使って第1のデータベース7に第2のデータベース8に関する情報を付加して保持することもできる。したがって、必ずしも別部材である必要はない。 【0083】この構成の検索システムは、以下のように動作する。情報登録の際は、登録者側端末6Aから入力された登録情報が、コンピュータ5を介して第1のデータベース7と第2のデータベース8に登録される。特に第1のキーワード1と第2のキーワード2を受領したコンピュータ5は、関連付けを解析して類似度設定に関する情報を第2のデータベース8に記録する。登録が完了すると、コンピュータ5から登録完了の情報が送られ、登録者側端末6Aの画面上でその旨が確認される。登録者は画面上に表示された登録内容を確認でき、必要に応じて登録内容の変更や追加もできる。 【0084】一方で検索の際は、検索者側端末6Bから検索のための第3のキーワード3および第4のキーワード4がコンピュータ5に送信される。コンピュータ5は、これらのキーワードに基づいて類似する語句を第2のデータベース8を参照して選択する。第2のデータベース8は、所定の閾値以上の類似度を有する語句の情報をを、類義語としてコンピュータ5に渡す。これに従ってコンピュータ5は、検索者側端末6Bから入力されたキーワードとともに、第2のデータベース8から受けた類義語も含めて、第1のデータベース7に対して検索を実行する。そしてコンピュータ5は検索結果を受け取り、検索者側端末6Bに送信する。検索者側端末6Bでは、検索結果が表示され、検索者は必要に応じてさらに類義語検索や絞り込み検索、新たな検索等を行うことができる。 【0085】本発明の検索システムおよび検索方法は、特にインターネットのウェブサイト上で提供される検索サービスに使用されるものであるが、これに限定されるものでない。本発明の主な目的は検索語に対する類似度の判定を独特の手法で行うことにより、関連情報の検索を的確に行ってノイズを抑えた優れた検索を提供することにあるので、検索システムのハードウェア的な構築については特に指定せず、既存のシステム構成や将来開発されるハードウェア構成、インフラストラクチャーを適宜利用できる。 【0086】例えば、登録者が用途登録する情報を登録するための登録手段や、作成された第1のデータベース7や第2のデータベース8を記憶するための記憶手段については、検索システムを構成するハードウェアが備える記憶媒体が利用できる。具体的にはハードディスクやメモリ、CD−ROM等であるが、情報を保持できる手段であれば本発明は実現できるので、これらに限定されるものでない。また、検索者が用途検索で指定した検索語と類似するキーワードを選択したり検索結果を表示する検索手段は、共にコンピュータ上あるいはネットワーク上で実行される。したがって具体的なハードウェアとしては、サーバーやホストコンピュータ、あるいはこれらに接続されて処理を行うコンピュータなどが該当する。システムによっては、ユーザー側のコンピュータが一部の処理を担当することも可能である。本発明はコンピュータというハードウェアを使用して実行するものであるが、検索の手法に特徴を有するものであり、特定のハードウェアに依存するものでないから、ネットワーク上に接続されたどのコンピュータが処理を行うか、あるいはコンピュータ中のどの部材が処理を行うかについては特定しない。 【0087】[その他の例]以上の実施例では、登録者の入力に基づいて第2のデータベース8を作成したが、逆に検索者の入力を基に第2のデータベース8を作成することもできる。特に、同一の動詞で繰り返し検索を行う場合に、対象物を記憶して上記と同様に第2のデータベース8を作成し、これで類似度を設定することもできる。検索者の入力データに基づいて作成した第2のデータベース8は、通常の登録者のデータに基づく第2のデータベース8と別に保持することもできるし、同一の第2のデータベース8に記録することもできる。 【0088】本発明の検索システムおよび検索方法は、既存の検索技術を併用して応用することができる。例えば、いわゆる全文検索を行うこともできる。またキーワード検索は完全一致に限られず、部分一致で行わせることもできる。例えば「アルミ」という検索では、「アルミ」の他「アルミニウム」、「アルミニウム板」、「アルミニウム合金」なども検索対象となる。また、既存のシソーラスを第2のデータベース8と併用して検索することもできる。例えば「アルミニウム板」という入力に対し、第2のデータベース8で判定したアルミニウム板の類義語に加えて、シソーラスに登録されている「アルミ」、「アルミニウム」、「アルミニウム合金」も検索語としてOR検索させることができ、検索漏れを少なくしたより確実な検索が行える。 【0089】本発明の検索システムおよび検索方法は、インターネット上で提供するサーチエンジンに利用して、一般に開放されたシステムにおける検索データベースの構築に応用できる。もちろん、セキュリティ付きアクセスや制限付きアクセスなど、特定のアクセス環境にも利用でき、またLANやWANなど各種のネットワーク接続された環境でのサーチにも利用できる。また、作成された第2のデータベース8を組み込んだソフトウェアとして、スタンドアロン環境でも利用できることはいうまでもない。さらに本システムで作成された第2のデータベース8をソフトウェアに組み込んで検索ソフトとしてて応用することもできる。このように本発明は、第2のデータベース8を使った独自の方法で言葉の類似度を判定するシステムに関するものであるから、この技術をネットワーク環境やスタンドアロン環境に関わらず応用することができる。 【0090】また、上記の例ではキーワードを2つに設定して検索する検索システムを説明したが、キーワードを3つ以上とする検索システムを構成することもできる。例えば、「○○○」を「○○○」する「○○○」という形式で、「ビデオ」を「修理」する「『器具』、『人』、『会社』」として検索対象を製品検索、サービス検索、企業検索などのカテゴリーに指定することができる。用途の指定フォーマットは特にこの形式に限られず、例えば形容詞や副詞を追加する別の形式とすることもできる。例えば「○○○」を「○○○(副詞)」、「○○○」するというフォーマットで副詞を追加し、「早く」、「安く」、「安全に」などの選択肢を設けて独自の特徴をアピールしてもよい。 【0091】さらに上記の例では動詞を基準にして第2のデータベース8を作成し、対象物の類似度を決定していたが、本発明の検索システムおよび検索方法はこれと逆に対象物を基準にして対象物毎に第2のデータベース8を作成し、動詞毎に類似度を決定する方法も利用できる。 【0092】さらにまた本発明は、関連情報を的確に検索できる検索システムを提供することにあるので、検索システムを実行するための具体的なプログラムについては特定しない。またプログラミングを行う方法も限定しない。上記を行うためのアルゴリズムを実行できるプログラム作成には、既存のものや将来開発されるものが適宜利用できる。例えば、プログラミングの言語としてはjava、perl、CGI、C言語などが利用でき、プログラミング方法にはオブジェクト指向のものなどが利用できる。さらにプログラムの利用形態としても、サーバー側で書かれたプログラムを実行するものに限られず、ユーザー側のシステムにインストールされたプラグインやアプレットの形式で実行される形態でもよい。 【0093】さらに、本発明の検索システムおよび検索方法を実現するために利用するプログラムを実行する場所や格納する場所、および配布する形態を特定しない。本発明はサーバー側ホストコンピュータで実行できるが、これに限定されるものでなく、クライアント側でソフトウェアをダウンロード、あるいはCD−ROMやフロッピー(登録商標)ディスク、MO、DVD−ROM、DVD−RAMなどの記録媒体を配布してインストールして実行するシステムや、分散処理システムなども利用できることはいうまでもない。 【0094】上記の例では、製造、加工装置など物を検索する検索システムを説明したが、本発明は物の検索に限定しない。例えば「ビデオ」を「修理する」、「書籍」を「配達する」などと指定したサービスの検索にも応用できる。商品とサービスの検索は、商品またはサービスのいずれかのカテゴリを指定するなどして切り替えて検索してもよいし、商品とサービスの検索を同時に行ってもよい。また商品やサービスを提供する企業の検索を行うことにも応用できる。 【0095】特に、現状では特定の商品やサービスを求める潜在的ユーザーが検索を行おうとしても、商品の仕様や取り扱い先、詳細データなどを求めているのにこれらと無関係な情報、いわゆるノイズが多く拾われてしまうため、フリーキーワード検索では検索者の欲しい検索結果がなかなか得られない状況にある。例えば新規なユーザはその商品やサービスに関する知識がないため、的確なキーワードを指定することが困難である。検索者であるユーザーやカスタマー側からすれば、商品やサービスの検索に特化して、容易な検索方法で的確な検索結果を表示できるサービスを求めている。一方で商品やサービスを提供するベンダー側からすれば、このような検索は新たな顧客開拓など事業拡張のビジネスチャンスに繋がるものである。本発明は検索の際に指定する問い合わせ情報を、用途などを特定した文節の書式とすることで、簡潔かつ直感的に理解でき、専門用語を知らない者でも容易に所望の結果を検索できるようにしたものである。 【0096】さらに、指定した情報と類似する関連情報の検索について、他の文言との関係において類似性を決定する方式としたため、従来の一義的な類義語よりも現実の使用目的に即した類義語が検索できると期待される。特に本発明では、登録者が入力した情報に基づいて類義語を判定するため、提供したい製品やサービスを最も熟知した者による情報を利用することで、より正確で現実に即した関連性の判定が可能となる。この方式を使用した検索サービスを用いて商品やサービスの紹介を提供すれば、需要者側は必要な情報を的確に入手でき、供給者側は新規な需要を的確に捕らえることのできるサービスを実現できる。さらに必要な商品やサービスに加えて、関連する商品やサービスも検索結果で表示できるため、よりビジネスチャンスを広げた効果的なマーケティングを行うことができるというメリットもある。 【0097】 【発明の効果】以上説明したように本発明の検索システムおよび検索方法は、検索対象の用途を指定して検索を行うことで、検索する用語をシンプルにするとともに検索用語をサーチエンジン構築者側でなくユーザ側に決定させ、ユーザ側が所望の用途でサーチしたときの用語動詞の関連性から類義語を設定していくものである。特に本発明の検索システムおよび検索方法は、従来のように検索システム側が検索の類義語判断基準を独自に設定するのでなく、情報を検索システムに登録する者が登録した情報に基づいて類否判断の基準を作成する。現在使われている多くのサーチエンジンでは、キーワードの選択に単語同士の関連性を考慮していない、言い換えると状況や文脈に応じて意味合いや関連性が変わるという言葉の性質を無視していると思われる。このような単語自体の意味から類義語を絶対的に決定する従来のシソーラスの考え方に対し、本発明では他の単語との結びつきから相対的な関連性として、特定の単語、例えば用途に対して関連性を決定するため、より正確に、かつユーザーの観点から検索できるという優れた検索システムを提供できる。特に、情報を登録する者が入力した用途などの文節に基づいて類似度判断の基準を作成するため、この者の知識に基づいた正確で実情に即した類似判断が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000129253 【氏名又は名称】株式会社キーエンス
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| 【出願日】 |
平成12年9月30日(2000.9.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104949 【弁理士】 【氏名又は名称】豊栖 康司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108912(P2002−108912A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−338365(P2000−338365) |
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