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【発明の名称】 電子個人情報システムに電子インクをリンクさせる方法およびコンピュータ・プログラム
【発明者】 【氏名】ジョン・カリディス

【氏名】サイモン・ブッチャー

【氏名】スリーニバスル・ケサバラプ

【氏名】スコット・レクチ

【氏名】ジェームス・ランダル・モーリック

【氏名】ベン−オラフ・シュナイダー

【氏名】トビー・マナーズ

【要約】 【課題】電子個人情報管理システムに電子インクをリンクさせる方法、装置、およびコンピュータ・プログラムを開示すること。

【解決手段】ストローク・データベースがタイム・スタンプが押された複数のストローク・エントリを有し、PIMデータベースが自体に関連付けられた時間を有する複数のエントリを有する。コントローラがストローク・データベースおよびPIMデータベースのうちの少なくとも一方を探索して、特定の1つのストローク・エントリが特定の1つのPIMデータベース・エントリに対応する時刻に作成されたことを指示するそれぞれのデータベース中の対応するエントリの場所を突き止めると、ストローク・エントリとPIMデータベース・エントリとの間にリンクを形成し、特定の1つのPIMデータベース・エントリに関連した対応するストローク情報を視覚化することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】電子タブレットの出力を電子個人情報管理ツールのエントリに関連付ける方法であって、前記電子タブレットの前記出力をタブレット・データベースに記憶するステップを含み、前記記憶された出力に、前記出力が作成された時刻を指示するタイム・スタンプが押され、さらに、前記電子個人情報管理ツールの自体に関連付けられた時間を有する特定のエントリについて、前記タブレット・データベースを検索して、前記エントリに関連付けられた時間中に前記電子タブレットが出力を生成したことを指示するタイム・スタンプが押された前記電子タブレットの記憶された出力の場所を突き止め、前記検索に成功した場合に、前記特定のエントリと前記電子タブレットの記憶された出力との間にリンクを形成するステップを含む方法。
【請求項2】ビューアを呼び出して、前記リンクが形成された前記電子タブレットの前記記憶された出力を視覚化するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】前記タブレット・データベースを探索する前記ステップが、前記エントリに関連付けられた時間範囲に含まれる時刻を有するタイム・スタンプを探索する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】前記時間範囲が、前記エントリに関連付けられた時間の前後に延長される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】前記時間範囲が、前記エントリに関連付けられた時間枠の前後に延長される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】前記時間範囲が、前記エントリに関連付けられた時間枠の少なくとも前か、または後に延長される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】前記ビューアを呼び出す前記ステップが、前記ビューアを指す前記リンクによって実行される、請求項2に記載の方法。
【請求項8】前記ビューアを呼び出す前記ステップが、前記エントリに関連付けられたファイルを最初に呼び出し、このファイルが前記ビューアを呼び出すことによって実行される、請求項2に記載の方法。
【請求項9】エントリと前記電子タブレットの記憶された出力との間のリンクを定期的に更新するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】前記更新ステップが、少なくとも1つの所定の基準が満たされたことに応答して実行される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの新しい出力の到着である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの所定の量の新しい出力の到着である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】前記更新ステップが、バックグラウンド・プロセスとして実行される、請求項9に記載の方法。
【請求項14】電子タブレットの出力を電子個人情報管理ツールのエントリに関連付ける方法であって、前記電子タブレットの前記出力をタブレット・エントリとしてタブレット・データベースに記憶するステップを含み、それぞれのタブレット・エントリに、前記出力が作成された時刻を指示するタイム・スタンプが押され、さらに、特定のダブレット・エントリについて、前記電子個人情報管理ツールの自体に関連付けられた時間をそれぞれ有するエントリのデータベースを検索して、前記タブレット・エントリの前記タイム・スタンプに対応する時間を有するエントリの場所を突き止め、前記検索に成功した場合に、前記タブレット・エントリと前記タブレット・エントリの前記タイム・スタンプに対応する時間を有する前記エントリとの間にリンクを形成するステップを含む方法。
【請求項15】タブレット・エントリと前記電子個人情報管理ツールのエントリとの間のリンクを定期的に更新するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】前記更新ステップが、少なくとも1つの所定の基準が満たされたことに応答して実行される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの新しい出力の到着である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの所定の量の新しい出力の到着である、請求項16に記載の方法。
【請求項19】前記更新ステップが、バックグラウンド・プロセスとして実行される、請求項15に記載の方法。
【請求項20】ディジタイザ・タブレットのストローク・サンプルを電子個人情報管理(PIM)ツールのエントリに関連付ける装置であって、タイム・スタンプが押された複数のストローク・エントリを有するストローク・データベースと、自体に関連付けられた時間をそれぞれが有する複数のエントリを有するPIMデータベースと、前記ストローク・データベースおよび前記PTMデータベースのうちの少なくとも一方を検索して、特定の1つの前記ストローク・エントリが、特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに対応する時刻に作成されたことを指示するそれぞれのデータベース中の対応するエントリの場所を突き止めるコントローラを備え、前記コントローラが、前記検索に成功したことに応答して、前記ストローク・エントリと前記PIMデータベース・エントリとの間にリンクを形成し、前記特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに関連した対応するストローク情報を視覚化することができる、装置。
【請求項21】コンピュータ可読媒体上に組み込まれたコンピュータ・プログラムであって、ディジタイザ・タブレットのストローク・サンプルを電子個人情報管理(PIM)ツールのエントリに関連付けるコード・セグメントを含み、ストローク・データベースが、タイム・スタンプが押された複数のストローク・エントリを有し、PIMデータベースが、自体に関連付けられた時間をそれぞれが有する複数のエントリを有し、少なくとも1つの前記コード・セグメントが、前記ストローク・データベースおよび前記PIMデータベースのうちの少なくとも一方を検索して、特定の1つの前記ストローク・エントリが、特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに対応する時刻に作成されたことを指示するそれぞれのデータベース中の対応するエントリの場所を突き止め、少なくとも1つの別の前記コード・セグメントが、前記検索に成功したことに応答して、前記ストローク・エントリと前記PIMデータベース・エントリとの間にリンクを形成し、前記特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに関連した対応するストローク情報を視覚化することができる、コンピュータ・プログラム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に電子筆記デバイスに関し、より詳細には、ユーザが感応性タブレットの表面上で専用のペンまたはスタイラスを移動させてディスプレイ・デバイス上に「電子インク」のストロークを生成するディジタイザ・デバイスなどに関する。
【0002】
【従来の技術】電子タブレットおよびディジタイザ・デバイスはよく知られており、広く使用されている。一般には、ユーザが、電子回路を含むペン、スタイラスなどの筆記具を持ち、電子タブレット上でペン先を移動させる。タブレットの出力は、ペン・モーションのサンプルと考えることができ、x−yタブレット座標中のペン先の位置を指示する。ディスプレイ・デバイスを使用し、ディジタイザ・サンプルをマップしてスクリーン・ピクセルの座標を表示し、次いでこれらのピクセルをライン・セグメントでつなぐことができる。その結果は、「ディジタル・インク」または「電子インク」の表示とみなすことができる。
【0003】特定のユーザにとって電子インクの価値は、主として、電子インクにアクセスし、さまざまなユーザ基準に従って電子インクを検索することがどれくらい容易に実施できるかによって決定される。電子インクにアクセスする一般的な方法は、手書き文字認識ソフトウェア・パッケージを使用してまずインク・ストロークをテキストに変換し、次いで、文字列検索および/またはブックマークなどの従来のテキスト処理操作を使用して電子インクにアクセスする方法であるが、技術的に難しい点も多い。しかし、多くの手書き文字認識システムおよび認識技法は、信頼性の低い出力を生成し、ストロークを正確に認識することに失敗すると、電子インクにアクセスできなくなる可能性がある。また、電子インクが、テキストへの変換に適さないスケッチ、数式、またはその他の表記を表すこともある。これに関連して、電子インクへの多くのユーザ問合せにとって電子インクのテキスト表現は必ずしも必要ではない。
【0004】ある時刻に、または数日または数週間のうちに書き込まれた電子インクを検索することによって、従来の紙の手帳と同様の方法で電子インクにアクセスすることが望ましいことがよくある。しかし、ユーザは、ある(電子インク)メモをいつとったかについてはっきりとは覚えていないことがあるので、ごく最近に作成した電子インクを除き、このプロセスの信頼性は非常に低い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的および利点は、ディジタイザ型装置の出力を、電子カレンダ、電子アポイントメント・ブック、電子オーガナイザ・ブック、電子ダイアリなどの電子個人情報管理ツール(PIMツール)が保持するエントリに関連付け、相互参照させ、かつ/またはリンクさせる技法を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的および利点は、電子インクの検索時間を短縮するための補助機構を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的および利点は、ユーザが生成したストロークに対して手書き文字認識を実行する必要なしに、電子インク検索の全体的な正確さを高めるための機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の実施形態に基づく方法および装置によって以上の課題およびその他の課題は解決され、本発明の目的は達成される。
【0009】本発明の教示は、ディジタイザ・タブレットのストローク・サンプルを、電子オーガナイザ、電子カレンダなどの電子個人情報管理(PIM)ツールのエントリに関連付ける方法および装置、ならびにコンピュータ・プログラムを対象とする。ストローク・データベースが、タイム・スタンプが押された複数のストローク・エントリを有し、PIMデータベースが、自体に関連付けられた時間をそれぞれが有する複数のエントリを有する。コントローラが、ストローク・データベースおよびPIMデータベースのうちの少なくとも一方を検索して、特定の1つのストローク・エントリが、特定の1つのPIMデータベース・エントリに対応する時刻に作成されたことを指示するそれぞれのデータベース中の対応するエントリの場所を突き止める。このコントローラは、検索に成功したことに応答して、ストローク・エントリとPIMデータベース・エントリとの間にリンクを形成し、特定の1つのPIMデータベース・エントリに関連した対応するストローク情報を視覚化することができる。これらの教示によれば、例えば、ユーザはオーガナイザ・データベース中のエントリに対応する会議中に書いた手書きのメモおよびその他の情報を再び呼び出して、閲覧することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の実施に適したデータ処理システム100を示す。データ処理システム100は、ディスプレイ102Aおよびキーボード102Bを含むユーザ・インターフェースを有するコンピュータ101を含む。コードで結ばれた、またはコードのないペン104を有するディジタイザ・タブレット103が、適当なケーブル105を介してコンピュータ101に結合されている。ユーザは、タブレット103の表面上でペン104の先端を動かすことによって従来の方法で手書きサンプルを作成する。このサンプルをコンピュータ101に送り、次いでディスプレイ102A上にマップし、表示することができる。コンピュータ101は、少なくとも1つの電子個人情報管理ツール(PIMツール)およびその関連データベース101Aを記憶したハード・ディスク・ドライブ(HDD 101B)などのメモリを含む。PIMツール101Aは例えば、電子カレンダ、電子アポイントメント・ブック、電子パーソナル・オーガナイザまたは電子ダイアリである。ただしこれらに限定されるわけではない。これらのさまざまな種類の電子PIMツール101Aの特徴は、日付(例えば日、月、年)および場合によっては時刻によって情報を編成することができることである。本発明の教示によればHDD 101Bにはさらに、PIMツール101AおよびEID 101Cを働かせ、これらと対話するのに使用されるオペレーティング・プログラムと同様に電子インク・データベース(EID)101Cが記憶される。これらのプログラムの1つが、EID 101Cに関連付けられ、記憶された電子インクをディスプレイ102Aに表示させ、ユーザに見せることができるインク・ビューア(IV)101Eである。
【0011】これらの教示の一態様は、EID 101Cに記憶された電子インク・エントリと電子個人情報管理ツール(PIMツール)101Aのエントリとの間にリンク101Dを形成する。PIMツール101A中の個々のエントリを外部ファイルまたはアプリケーションにリンクさせて、PIMツール・データベース101Aのエントリと電子インク・データベース(EID)101Cに記憶された電子インク・エントリとの間に論理的関連を確立することができる。この特徴を、カレンダ中のアポイントメントの例を使用して詳細に説明する。リンク101Dは、特定のカレンダ・エントリからアポイントメントが予定に組み込まれた時刻に作成された電子インクへ確立される。図2に、この機構を詳細に示す。
【0012】電子オーガナイザ(PIMツール101A)とEID 101Cに記憶された電子インクとの間にリンク101Dを確立するのに使用する機構は一般に、PIMツール101A(本明細書では便宜上単に「オーガナイザ」と呼ぶことがある。ただし「オーガナイザ」に限定されるわけではない)の実施態様の機能である。
【0013】周知のいくつかの種類のオーガナイザ、例えばLotus OrganizerTMは、外部ファイルへの明示リンクをサポートする。このタイプのリンク101Dをたどると、リンク101Dが指すファイルに関連したアプリケーションが実行される。この場合、リンク101Dは、EID 101CおよびEID 101Cに関連付けられたインク・ビューア101Eを指す。
【0014】その他の種類のオーガナイザ・アプリケーション、例えばMicrosoft OutlookTMは、外部ファイルへの明示リンクをサポートしない。この場合には、バッチ・ファイル(BF)101A’を埋め込むか、あるいは他の方法でバッチ・ファイル(BF)101A’をオーガナイザ・エントリに関連付けることが好ましい。バッチ・ファイル101A’は、このファイルを選択することによって実行されるか、またはそのエントリが開かれ、閲覧されたときに自動的に実行され、インク・ビューア101Eへの呼出しを実行して、指定の位置にEID 101Cを開く。
【0015】図2をさらに参照する。本発明の他の態様は、PIMツール101AとEID101Cの間のリンク101Dの自動作成に関する。現時点の好ましい一実施形態では、ユーティリティ・プログラムが、EID 101C中の電子インクに対して記録されたタイム・スタンプ(TS)をオーガナイザ・データベース101A中のエントリと突き合わせることによって、リンク101Dを自動的に作成する。
【0016】次に図3および4を参照する。リンクを自動的に確立するプロセスは、(1)ワンタイム全域相互参照ステップ(図3)と(2)定期増分相互参照ステップ(図4)の2ステップで実行される。
【0017】図3のワンタイム初期設定手順中に、エントリを求めてオーガナイザ・データベース101A全体を調べる。オーガナイザ・エントリごとに(ステップ300A、300B)、そのオーガナイザ・エントリが指定する期間中に電子インクが作成されたことを指示するタイム・スタンプ(TS)を有する電子インクの有無をEID101Dに問い合わせる(ステップ302)。ステップ304で該当する電子インクが見つかった場合、指定された時間間隔のうちに作成された最初の電子インクを指すリンク101Dを確立する(ステップ306)。このプロセスが完了すれば、図4に示した増分更新手順を使用して他のあらゆるリンク101Dを確立することができる。
【0018】図4の場合、ディジタイザ103から新しい電子インクを受け取ったときに、この新しく受け取った電子インクに関連付けられたタイム・スタンプ(TS)をオーガナイザ・データベース101Aと突き合わせる(ステップ310)。新しく受け取った電子インクのタイム・スタンプを含む時間枠をカバーするエントリが見つかった場合には、この手順はステップ312で、識別されたそのオーガナイザ・エントリがすでにEID 101Cにリンクされているかどうかを判定する。リンク101Dがまだ存在しない場合には、新しく受け取った電子インクを指す新しいリンク314を作成し、これをEID 101Cに記憶する。ステップ316で、新しく受け取った電子インクに対する定期更新手順は終了である。
【0019】以上に説明したワンタイム初期設定手順(図3)および定期更新手順(図4)はいくつかのやり方で変更することができる。
【0020】例えば、タブレット103からの電子インクのアップロードのたびに図4の定期(増分)更新手順を呼び出す代わりに、新たな電子インクをある所定の回数アップロードした後にこの手順を呼び出すようにしてもよい。この方法は、コンピュータ101のデータ処理負荷を減らすのに役立つ。
【0021】同様に、図4の定期(増分)更新手順を、(例えばキロバイトで測定した)ある量のインクがアップロードされたときに初めて呼び出してもよい。
【0022】さらに例えば、新しい電子インクを受け取るたびに呼び出される(または、上で説明したようなその他の基準に基づいて開始される)図4の定期(増分)更新手順を使用するのではなしに、バックグラウンド・プロセス(デーモン)によって、リンク101Dの自動作成を実行することもできる。この実施形態では、デーモンが定期的に起動され、(新しいデーモンが最後に呼び出されてから以降の)新しい電子インクがないかどうかEID 101Cをチェックし、さらに、新しいオーガナイザ・エントリがないどうかPIMデータベース101Aをチェックする。
【0023】オーガナイザ・エントリ(例えばアポイントメント)に関係した電子インクが、そのオーガナイザ・エントリが指定する時間枠以外の時刻に作成される場合がしばしばある。このような不確実性を考慮するため時間間隔を使用することができ、必要に応じて、EID 101C中の電子インクを検索する時間間隔を延長することができる。例えば、午前10時から午前11時までのアポイントメントが予定に含まれる場合、例えば午前9時45分から午前11時15分までの間に作成された全ての電子インクをこのアポイントメントにリンクさせることができる。こうすることによって、この延長された時間の間に別のアポイントメントが予定に組み込まれることがなくなる。例えば、午前11時から正午までの別のアポイントメントが予定に組み込まれている場合、最初のアポイントメントの前の時間だけを、(例えば、午前9時45分まで)延長することができる。この時間延長緩衝域の長さをユーザが選択できるようにすることができる。
【0024】オーガナイザ・エントリと電子インクの間にリンク101Dを作成する代わりに、またはこれに加えて、電子インクが存在する日ごとにリンクを確立することもできる。この技法は、電子インクが、PIM 101Aにエントリがない日および/または時刻に記録された場合を有益に処理する。この手順を説明する流れ図を図5および6に示す。
【0025】図5のワンタイム初期設定手順中に、電子インク・エントリを求めて電子インク・データベース101C全体を調べる。電子インク・エントリごとに(ステップ400A、400B)、その電子インクが記録された日付(および任意選択で時刻)を求め(ステップ402)、ステップ404で、インクが記録された日付が、オーガナイザ・データベース101A中のエントリにすでにリンクされているかどうかを判定する。リンク101Dが存在しないことが分かった場合、EID 101C中の電子インク・エントリのタイム・スタンプ(TS)に対応するオーガナイザの日付(および時刻)からリンクが確立される。このプロセスが完了すれば、図6に示した増分更新手順を使用して他のリンク101Dを確立することができる。
【0026】図6の定期更新手順の場合、ディジタイザ103から新しい電子インクを受け取とったときに、この新しく受け取った電子インクに関連付けられたタイム・スタンプ(TS)を検査し、リンク101Dがすでに存在するかどうかを判定する。リンク101Dが存在しない場合には、そのオーガナイザ日付の表示と新しく受け取った対応する電子インクの間に新しいリンクを作成する(ステップ412)。ステップ414で、新しく受け取った電子インクに対する定期更新手順は終了である。
【0027】図3および4の場合と同様に、図5および6に示した手順にいくつかの修正を加えることができる。例えば、新しい電子インクをある回数アップロードした後、または(例えばキロバイトで測定した)ある所定の量の電子インクを受け取った後に、図6の定期(増分)更新手順を呼び出すこともできる。ある事象が発生したとき、またはある基準が満たされたときに定期更新プロセスを呼び出す代わりに、バックグラウンド更新プロセス(デーモン)を定期的に起動することもできる。
【0028】図3および4、ならびに図5および6に示した手順は別々に、または組み合わせて使用することができることを理解されたい。
【0029】図7に、電子インク・データベース101C中のエントリへのリンクを持たない、(ディスプレイ102A上に表示された)PIM101Aの電子オーガナイザ・エントリ・セットの例を、図8に、電子インク・データベース101C中のエントリへのリンク101Dを有する、以上の教示に基づく電子オーガナイザ・エントリ・セットの例をそれぞれ示す。一例として、ユーザが、ポインティング・デバイスを使用して1つのリンク101Dを選択したとする。これに応答して、インク・ビューア101Eが起動され、リンク101Dが指す電子インク・データベース101C中のエントリを検索し、対応する電子インク(例えば会議でとられた手書きメモ)をディスプレイ102A上に表示する。
【0030】以上の説明に基付けば、本発明の教示の一態様が、HDD 101Bなどのコンピュータ可読媒体上に組み込まれたコンピュータ・プログラムであり、このプログラムが、ディジタイザ・タブレット103のストローク・サンプルを電子個人情報管理(PIM)ツールのデータベース101A中のエントリに関連付けるコード・セグメントを有することが理解される。ストローク・データベース101Cは、タイム・スタンプが押された複数のストローク・エントリを有し、PIMデータベース101Aは、自体に関連付けられた時間をそれぞれ有する複数のエントリを有する。少なくとも1つのコード・セグメントが、ストローク・データベース101CおよびPIMデータベース101Aのうちの少なくとも一方を検索して、特定の1つのストローク・エントリが、特定の1つのPIMデータベース・エントリに対応する時刻に作成されたことを指示する、それぞれのデータベース中の対応する両エントリの場所を突き止める。検索に成功したことに応答して、少なくとも1つの他のプログラム・コード・セグメントが、これらのストローク・エントリとPIMデータベース・エントリとの間にリンク101Dを形成し、これによって、特定の1つのPIMデータベース・エントリに関連した対応するストローク情報をディスプレイ102A上に表示することが可能となる。
【0031】本明細書の教示のいくつかの実施形態では、PIM101Aが1台のコンピュータに常駐し、電子インク・データベース101Cが別のコンピュータに常駐する。さらに、PIMデータベース101Aを、ポータブル電子オーガナイザ装置などのハンドヘルド装置に常駐させることができ、ハンドヘルド装置とEID101Cが記憶されたコンピュータ101との間に、有線ケーブル、無線光リンク、RF通信リンクなどの適当な通信リンクを提供することができる。この通信リンクを介して、ハンドヘルド装置中のコントローラまたはコンピュータ101中のコントローラが、データベースを検索し、オーガナイザ・エントリとEID101C中のストローク・エントリとの間にリンクを形成することができる。その後、ディスプレイ102Aまたはハンドヘルド・オーガナイザ装置のディスプレイが、特定のオーガナイザ・エントリに関連した所望のストローク情報を表示することができる。
【0032】まとめとして、本発明の構成に関して以下の事項を開示する。
【0033】(1)電子タブレットの出力を電子個人情報管理ツールのエントリに関連付ける方法であって、前記電子タブレットの前記出力をタブレット・データベースに記憶するステップを含み、前記記憶された出力に、前記出力が作成された時刻を指示するタイム・スタンプが押され、さらに、前記電子個人情報管理ツールの自体に関連付けられた時間を有する特定のエントリについて、前記タブレット・データベースを検索して、前記エントリに関連付けられた時間中に前記電子タブレットが出力を生成したことを指示するタイム・スタンプが押された前記電子タブレットの記憶された出力の場所を突き止め、前記検索に成功した場合に、前記特定のエントリと前記電子タブレットの記憶された出力との間にリンクを形成するステップを含む方法。
(2)ビューアを呼び出して、前記リンクが形成された前記電子タブレットの前記記憶された出力を視覚化するステップをさらに含む、上記(1)に記載の方法。
(3)前記タブレット・データベースを検索する前記ステップが、前記エントリに関連付けられた時間範囲に含まれる時刻を有するタイム・スタンプを検索する、上記(1)に記載の方法。
(4)前記時間範囲が、前記エントリに関連付けられた時間の前後に延長される、上記(1)に記載の方法。
(5)前記時間範囲が、前記エントリに関連付けられた時間枠の前後に延長される、上記(1)に記載の方法。
(6)前記時間範囲が、前記エントリに関連付けられた時間枠の少なくとも前か、または後に延長される、上記(1)に記載の方法。
(7)前記ビューアを呼び出す前記ステップが、前記ビューアを指す前記リンクによって実行される、上記(2)に記載の方法。
(8)前記ビューアを呼び出す前記ステップが、前記エントリに関連付けられたファイルを最初に呼び出し、このファイルが前記ビューアを呼び出すことによって実行される、上記(2)に記載の方法。
(9)エントリと前記電子タブレットの記憶された出力との間のリンクを定期的に更新するステップをさらに含む、上記(1)に記載の方法。
(10)前記更新ステップが、少なくとも1つの所定の基準が満たされたことに応答して実行される、上記(9)に記載の方法。
(11)前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの新しい出力の到着である、上記(10)に記載の方法。
(12)前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの所定の量の新しい出力の到着である、上記(10)に記載の方法。
(13)前記更新ステップが、バックグラウンド・プロセスとして実行される、上記(9)に記載の方法。
(14)電子タブレットの出力を電子個人情報管理ツールのエントリに関連付ける方法であって、前記電子タブレットの前記出力をタブレット・エントリとしてタブレット・データベースに記憶するステップを含み、それぞれのタブレット・エントリに、前記出力が作成された時刻を指示するタイム・スタンプが押され、さらに、特定のタブレット・エントリについて、前記電子個人情報管理ツールの自体に関連付けられた時間をそれぞれ有するエントリのデータベースを検索して、前記タブレット・エントリの前記タイム・スタンプに対応する時間を有するエントリの場所を突き止め、前記検索に成功した場合に、前記タブレット・エントリと前記タブレット・エントリの前記タイム・スタンプに対応する時間を有する前記エントリとの間にリンクを形成するステップを含む方法。
(15)タブレット・エントリと前記電子個人情報管理ツールのエントリとの間のリンクを定期的に更新するステップをさらに含む、上記(14)に記載の方法。
(16)前記更新ステップが、少なくとも1つの所定の基準が満たされたことに応答して実行される、上記(15)に記載の方法。
(17)前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの新しい出力の到着である、上記(16)に記載の方法。
(18)前記少なくとも1つの所定の基準が、前記電子タブレットからの所定の量の新しい出力の到着である、上記(16)に記載の方法。
(19)前記更新ステップが、バックグラウンド・プロセスとして実行される、上記(15)に記載の方法。
(20)ディジタイザ・タブレットのストローク・サンプルを電子個人情報管理(PIM)ツールのエントリに関連付ける装置であって、タイム・スタンプが押された複数のストローク・エントリを有するストローク・データベースと、自体に関連付けられた時間をそれぞれが有する複数のエントリを有するPIMデータベースと、前記ストローク・データベースおよび前記PTMデータベースのうちの少なくとも一方を検索して、特定の1つの前記ストローク・エントリが、特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに対応する時刻に作成されたことを指示するそれぞれのデータベース中の対応するエントリの場所を突き止めるコントローラを備え、前記コントローラが、前記検索に成功したことに応答して、前記ストローク・エントリと前記PIMデータベース・エントリとの間にリンクを形成し、前記特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに関連した対応するストローク情報を視覚化することができる、装置。
(21)コンピュータ可読媒体上に組み込まれたコンピュータ・プログラムであって、ディジタイザ・タブレットのストローク・サンプルを電子個人情報管理(PIM)ツールのエントリに関連付けるコード・セグメントを含み、ストローク・データベースが、タイム・スタンプが押された複数のストローク・エントリを有し、PIMデータベースが、自体に関連付けられた時間をそれぞれが有する複数のエントリを有し、少なくとも1つの前記コード・セグメントが、前記ストローク・データベースおよび前記PIMデータベースのうちの少なくとも一方を検索して、特定の1つの前記ストローク・エントリが、特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに対応する時刻に作成されたことを指示するそれぞれのデータベース中の対応するエントリの場所を突き止め、少なくとも1つの別の前記コード・セグメントが、前記検索に成功したことに応答して、前記ストローク・エントリと前記PIMデータベース・エントリとの間にリンクを形成し、前記特定の1つの前記PIMデータベース・エントリに関連した対応するストローク情報を視覚化することができる、コンピュータ・プログラム。
【出願人】 【識別番号】390009531
【氏名又は名称】インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【出願日】 平成13年6月28日(2001.6.28)
【代理人】 【識別番号】100086243
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 博 (外2名)
【公開番号】 特開2002−108890(P2002−108890A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2001−195740(P2001−195740)