| 【発明の名称】 |
情報処理装置および情報サービス方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】小口 琢夫
|
| 【要約】 |
【課題】TV放送受信機能付インターネット端末などのように、使用者がTV画面で見たホームページアドレスなどのURLを単純な操作によりブラウザ上に呼び出すこと。
【解決手段】ブラウザで参照したいURLが視聴中の画面で表示されたときに、ブラウザでの参照を指示する指示操作手段と、指示操作時点の時刻、視聴中のチャンネルおよび地域情報の組を生成する手段と、そのような組を検索条件としてURLを特定する情報検索手段とを設けることにより、使用者の指示時点で画面に表示されていたURLをブラウザの入力として使用する。これにより使用者の簡単な指示だけで所望のページに移動できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】放送により提供される映像・音声情報を受信し再生する情報処理装置において、少なくとも使用者の操作により使用者の操作した時点のチャンネル設定情報と使用者の操作時刻情報および情報処理装置の所在する地域に関する地域情報とをもとに放送内容を特定することが可能な検索条件情報を生成する手段を設けたことを特徴とする情報処理装置。 【請求項2】放送により提供される映像・音声情報を受信し再生する情報処理装置とインターネット等のネットワークを介してサービスを提供する情報サービスセンターによる情報サービス方法において、前記情報処理装置が、少なくとも使用者の操作により使用者の操作した時点のチャンネル設定情報と使用者の操作時刻情報および情報処理装置の所在する地域に関する地域情報をもとに放送内容を特定することが可能な検索条件情報を生成し前記情報サービスセンターに送信するステップと、受信した前記検索条件情報を検索条件として、使用者の操作時点に放送されていた映像あるいは音声に含まれる、あるいは関連する情報を検索する情報検索ステップと、検索結果を前記情報処理装置に送信するステップとを有し、前記検索結果を前記検索条件情報を生成した情報処理装置に提供することを特徴とする情報サービス方法。 【請求項3】請求項2に記載の情報サービス方法であって、検索結果を、検索条件情報を生成した情報処理装置に送信するときに、URLやHTMLなど情報処理装置側でのリンクをたどる操作に適した形態で送信することを特徴とする情報サービス方法。 【請求項4】請求項3に記載の情報サービス方法であって、検索結果をHTML等の形式で検索条件情報を生成した情報処理装置に送信するときに、広告を合わせて送信し、サービスの対価を広告主に求めることを特徴とする情報サービス方法。 【請求項5】請求項2に記載の情報サービス方法において、前記情報処理装置はHTMLのブラウザと、前記情報サービスセンターから通知された検索結果を表示する手段と、検索結果から使用者がある項目を選択することができる選択手段と、その項目がURLによるリンクであればそのURLの指し示すページに移動する手段と、を有することを特徴とする情報サービス方法。 【請求項6】請求項2に記載の情報サービス方法において、前記情報処理装置が電話と接続されている場合に、使用者が選択した項目が電話番号である場合にはオートダイヤルすることを特徴とする情報サービス方法。 【請求項7】請求項2に記載の情報サービス方法において、前記受信した検索条件情報をもとに検索する際、チャンネル設定情報と地域情報と操作時刻情報が適合した放送情報がない場合には、チャンネル設定情報と地域情報が合致した放送情報のうち、使用者の操作時刻よりも前であってもっとも使用者の操作時刻に近い時間情報をもつ情報を検索結果として選択することを特徴とする情報サービス方法。 【請求項8】放送により提供される映像・音声情報を受信し再生するとともに、インターネット等のネットワークを介して情報をアクセスできる情報処理装置において、HTMLのブラウザおよび文字認識手段を設け、放送映像情報から文字認識手段により識別したURLに使用者の指示にしたがって移動する手段を有することを特徴とする情報処理装置。 【請求項9】放送により提供される音声情報を受信し再生するとともに、インターネット等のネットワークを介して情報をアクセスできる情報処理装置において、HTMLのブラウザと、再生中に常時録音を行う手段と、音声認識手段を設け、使用者の指示のあった時点で所定の時間さかのぼった時点からの録音情報に対して音声認識手段を作用させ、識別したURLに使用者の指示にしたがって移動する手段を有することを特徴とする情報処理装置。 【請求項10】放送により提供される映像・音声情報を受信し再生する情報処理装置において、文字認識手段を設け、放送映像情報から文字認識手段により識別した電話番号に使用者の指示にしたがってオートダイヤルする手段を有することを特徴とする情報処理装置。 【請求項11】放送により提供される音声情報を受信し再生する情報処理装置において、再生中に常時録音を行う手段と音声認識手段を設け、使用者の指示にあった時点で所定の時間さかのぼった時点からの録音情報に対して音声認識手段を作用させ、識別した電話番号に使用者の指示にしたがってオートダイヤルする手段を有することを特徴とする情報処理システム。 【請求項12】放送により提供される映像・音声情報を受信し再生する情報処理装置において、前記情報処理装置は録画機能を有し、録画を開始した時刻およびチャンネル情報を記録する手段を設け、再生中に使用者の操作があった時点で、少なくともチャンネル設定情報と、録画開始時刻と録画開始位置からの経過時間から算出される放送時刻情報および情報処理装置の所在する地域に関する地域情報とをもとに放送内容を特定することが可能な検索条件情報を生成する手段を設けたことを特徴とする情報処理装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、TV放送受信機能付インターネット端末などのように、使用者が画面で見たホームページアドレスなどのURL(Uniform Resource Locator)を単純な操作によりブラウザ上に呼び出すことが要求される機器に好適な情報処理装置および情報サービス方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、TV画面上でみたURLをブラウザで参照するためには、使用者がキーボードなどでブラウザに対して再入力する必要があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】使用者がキーボードなどで、TV画面上でみたURLを再入力することは煩雑であり、また、誤入力の可能性もあり不便である。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、放送により提供される映像・音声情報を受信し再生する情報処理装置および、この情報処理装置とインターネット等のネットワークを介してサービスを提供する情報サービスセンターによる情報サービス方法において、ブラウザで参照したいURLが視聴中の画面で表示されたときに、ブラウザでの参照を指示する指示操作手段と、指示操作時点の時刻、視聴中のチャンネルおよび地域情報の組を生成する手段と、そのような組を検索条件としてURLを特定する情報検索手段とを設けることにより、使用者の指示時点で画面に表示されていたURLを、ブラウザ画面に表示することにより解決される。検索結果が唯一に定まる場合には、ブラウザでそのページに移動することが可能である。条件に合致するURLが複数ある場合には、検索結果をそれらのURLに対するリンクの一覧としてHTML(Hyper Text Markup Language)で構成すれば、使用者がリンクを選択することで所望のページに移動することができる。このように、使用者の操作負担は軽減され、また、誤入力も回避できる。 【0005】また、放送により提供される映像・音声情報を受信し再生するとともに、インターネット等のネットワークを介して情報をアクセスできる情報処理装置において、HTMLのブラウザおよび文字認識手段を設け、放送映像情報から文字認識手段により識別したURLに使用者の指示にしたがって移動する手段を設けることにより、使用者の操作負担は軽減され、また、誤入力も回避できる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例による図1から図5を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を実現する情報処理装置および情報サービス方法の構成を表す図である。図2は、使用者の操作により使用者の操作した時点のチャンネル設定情報と使用者の操作時刻情報および情報処理装置の所在する地域に関する地域情報との組からなり、これらをもとに放送内容を特定することが可能な検索条件の情報を生成する際の情報処理装置の動作を表すフローチャートである。図3は、使用者が、指示操作を行ったときの表示装置の画面例である。図4は、本発明の情報サービスの情報蓄積手段におけるデータの構成を表す図である。図5は、情報サービスにおける検索手段の動作を表すフローチャートである。図6は、情報処理装置における検索結果の表示例である。 【0007】図1において、11はTV放送を受信するためのチューナー、12は画像を表示する表示手段、13は、WWWの表示プログラム(ブラウザ)、14は使用者が操作指示を行う手段(リモコン)、15は日時を保持する時計(RTC)、16は情報処理装置の位置を保持する手段(LOC)である。17は、インターネット等の通信手段(19)を介して情報処理装置と接続される情報サービスである。情報サービスは、情報の蓄積手段(18B)および検索手段(18A)により構成される。 【0008】図2から図5により、本実施例の情報処理装置の動作を説明する。通常の使用時には、チューナー11からの映像情報を表示装置12に表示することによってTVを視聴する。図3のように、表示装置12に映像情報31が表示されているときに、使用者が、リモコン14を操作することによってブラウザの起動を指示した場合、映像情報中には、WWWのアドレスが図3のURL(32)のように表示されているが、URL32は、映像情報の一部であるため、これをもとにブラウザでその画面を表示することはできない。 【0009】本実施例では、図2のフローチャートで示すように、ステップ21で使用者の操作によりブラウザの起動されたとき、次の検索条件生成(ステップ22)において、チューナー11からは視聴中の受信チャンネルを取得し、RTC15からは、操作時点の日時情報を取得し、LOC(16)からは、装置の位置情報を取得する。チューナー11から取得するチャンネル設定情報は、選局に使われるチャンネル番号あるいは放送電波帯域情報である。LOC16から取得する位置情報は、装置の所在する地域を表す地名あるいは電話の市外局番、緯度経度情報、コード情報など受信チャンネル情報と合わせて放送局を特定できる情報とする。本実施例では、装置の設置された場所の市外局番であるとする。ステップ22では、これらの、チャンネル設定情報と、位置情報と時刻情報を組として検索条件を生成する。この検索条件は、使用者の操作時点での映像情報を特定するものである。 【0010】ステップ23の通信処理では、前ステップ22で生成した検索条件の情報を情報サービスセンターなどの情報サービス17にリクエストとして送信する。ステップ24では、情報サービス17から受信した検索結果情報をブラウザ13が表示装置12に表示する。 【0011】図5は、ステップ24でブラウザ13が表示した検索結果(51)の例である。検索結果の項目は、52のようにブラウザにおけるリンクとして表示し、使用者がこれを選択すれば、ブラウザ13はそのリンクをたどってそのページを表示する。検索結果は、情報サービス17が送信したものであるが、情報サービス提供者は、検索結果以外の情報53を検索結果とともに送信し、ブラウザに表示させてもよい。このような、情報は広告媒体として利用が可能であり、この場合、検索の受益者たるブラウザの操作者以外にサービスの費用負担を求める情報サービスの提供が行える。 【0012】図4は、情報サービス17の情報の蓄積手段18Bにおける情報の格納方法を示すものである。41は情報を格納したテーブルである。テーブル41は、タプル(42)からなる。タプルは、検索条件の満足・不満足を判定する単位であり、複数のフィールドから構成される。フィールド43は、チャンネル情報を格納する。フィールド44は地域情報を格納する。フィールド43と44により特定地域での特定チャンネルで放送を行っている放送局が特定される。フィールド46は、検索結果を生成する際に使用されるHTMLを構成するURLを含む情報である。フィールド45には時刻時間情報を格納する。タプル42は全体として、フィールド43と44での特定されるチャンネルで、フィールド45で指定される時間帯に、フィールド46に格納されたURLと関連する映像が放送されていたことを表す。このような情報の取得方法は、放送局からあらかじめ入手する、あるいは、放送信号に多重化された情報から生成する、あるいは、放送から文字認識で取得する、あるいは、人手で入力するなど各種の方法があるが、本発明ではその方法については問わない。 【0013】図6は、情報サービス17の検索手段18Aの動作を説明するフローチャートである。ステップ61で、情報処理装置から検索条件を受理すると、ステップ62では、検索条件中の、チャンネル設定情報と、位置情報とを、テーブル41のタプル42のフィールド43、44に格納された、チャンネル情報と地域情報と照合し、特定される放送チャンネルが検索条件とタプルで合致するかを判定する。合致すると判定されたタプルについては、さらに、ステップ63で、検索条件中の時刻情報とフィールド45の時刻時間情報とを照合し、そのタプルが検索条件を満足するかどうかを判定する。 【0014】ステップ63で検索条件を満足したタプル42については、フィールド46に格納されているURLを含む情報から、検索結果としてHTMLのページを生成する。次のステップ65では、前ステップ64で生成されたHTMLのページを、検索要求を発した情報処理装置に検索結果として転送する。前述のように、このとき、検索結果以外の情報を含めてもよい。また、検索結果としてのURLが唯一に定まる場合には、検索結果一覧の表示を経ずに直接当該URLで示されるページを表示する機能をブラウザ13に設けてもよい。 【0015】本実施例によれば、放送情報中に映像として含まれているURLに対して、端末である情報処理装置側で文字認識処理を行うことなく、ブラウザで当該URLを利用することができるという効果がある。 【0016】また、情報処理装置が電話と接続されている場合に、送られてきた検索結果を使用者が選択した項目が電話番号である場合にはオートダイヤルするようにしても良い。 【0017】本実施例の変形その1として、図1の情報処理装置の構成に、録画チャンネルと録画開始時刻を保存できる録画装置を付加した情報処理装置を構成する。この場合、録画した映像を再生中に使用者の指示が発生した場合に、操作時刻ではなく、録画開始時刻と再生時間(録画開始位置からの経過時間)の和から、操作時点の情報が放送されていた時刻を算出し、これをもとに検索条件を生成する。これによれば、放送録画映像再生時にも、映像中のURLをもとに本実施例の情報サービスを使用して、検索結果を得て所望のURLをブラウザで使用することが可能になる。 【0018】本実施例の変形その2として、情報サービス17の検索手段18Aの動作中、ステップ63で、検索条件中の時刻情報とフィールド45の時刻時間情報とを照合する際に、検索条件中の時刻情報がフィールド45に格納された時間範囲外である場合に、検索条件中の時刻情報よりも以前となるもっとも時刻情報が近いタプルを、検索条件を満足すると判定するようにする。これによれば、使用者の操作時点で既に画面が変わっていてURLが画面から消えていても、使用者が意図した検索結果を得ることができる。 【0019】本実施例の変形その3として、図1の情報処理装置の構成に画像からの文字認識手段を付加して、放送映像情報から文字認識手段により識別したURLに使用者の指示にしたがって移動することにより、前記の情報サービスを介さずに、URLをブラウザで使用することができる。URLの認識については、従来からの光学認識装置(OCR)における文字認識手段が適用でき、"http://"で始まるとか、"http://www"で始まるとか、使用される文字の制限を利用するとか、認識対象がURLであるために有する特徴を利用して認識率を高めることができる。また、放送映像情報から文字認識手段により識別するものが電話番号の場合は、識別した電話番号に使用者の指示にしたがってオートダイヤルするようにしても良い。 【0020】本発明による第2の実施例を図7から図8により詳細に説明する。図7は本発明による第2の実施例を実現する情報処理装置の構成を表す図である。図8は、本発明による第2の実施例の情報処理装置の動作を表すフローチャートである。図7において、71は放送を受信するためのチューナー、72は表示手段、73は、表示プログラム(ブラウザ)、74は使用者が操作指示を行う指示操作手段、75は音声認識手段、76は録音手段、77は音声出力装置、78は、電話などの通信手段である。本情報処理装置は、通常は、チューナー71によって受信した音声情報を音声出力装置から聴くために使用される。 【0021】図8により、本実施例の情報処理装置の動作を説明する。通常の使用時には、チューナー71によって受信した音声情報を音声出力装置から出力するのと並行して、受信音声を、録音装置76に保存しておく。このとき、所定の録音容量を越えた場合には、古いものから順に上書していく。使用者が指示操作手段74から、指示を出した時点で、音声認識手段75は所定の時間さかのぼった時点から録音装置76に記録された録音音声情報を読み出し、ステップ83においてその中から音声認識手段75により、電話番号あるいはURLを抽出する。ステップ84では、前ステップ83で抽出した電話番号を使用して、使用者の指示にしたがって、通信手段78から発呼(オートダイヤル)する。URLの場合は、使用者の指示にしたがって、認識したURLに移動する。 本実施例によれば、ラジオなどを聞いているときに、その中で放送された電話番号に対してオートダイヤルすることができる。録音手段を設けたため、電話番号が終わったあとに指示操作を行った場合でも、録音時間が許す限りさかのぼって電話番号を抽出してダイヤルすることができるという効果がある。 【0022】 【発明の効果】本発明により、従来、TV画面上でみたURLをブラウザで参照するために必要であったキーボードでのURL再入力が不要になるため、使用者の操作が単純化されるという効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所
|
| 【出願日】 |
平成12年9月29日(2000.9.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075096 【弁理士】 【氏名又は名称】作田 康夫
|
| 【公開番号】 |
特開2002−108889(P2002−108889A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−302828(P2000−302828) |
|