トップ :: G 物理学 :: G06 計算;計数




【発明の名称】 入力ガイダンス機能付業務制御システム並びにその制御プログラムを記録したパッケージ記録媒体
【発明者】 【氏名】和 田 成 史

【氏名】中 山 茂

【氏名】黒 圖 成 一

【氏名】高 橋 知 久

【要約】 【課題】企業業務ソフトを使用し、各種のデータ登録・入力画面から各項目毎にデータ入力処理を行うに際し、その項目に入力すべき内容が不明瞭或は解らない場合が多くある。そのような場合を考慮して、予め各項目毎に自動的に参照ウィンドウ画面を表示するシステムを提供する。

【解決手段】業務制御システムのデータ登録・入力画面表示手段に加えて、その画面内の入力項目の入力順にカーソル表示を行うデータ項目入力表示手段と、その入力項目に関する入力ガイダンス参照画面表示手段を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 業務ソフトによりデータを入力して業務処理を行う業務処理端末と、その業務ソフト処理に必要とするデータベースとを少なくとも備えるコンピュータシステムにおいて、それら業務ソフト毎に前記業務処理端末の表示装置に表示される各種データ登録・入力画面の各項目毎にデータ登録・入力方法及び入力内容のガイダンスを参照ウィンドウ画面内に表示する業務制御システムであって、前記データベースは少なくとも業務ソフト毎に複数の前記各種データ登録・入力画面を記録した登録・入力画面データベースと、前記登録・入力画面の各項目毎にデータ登録又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を記録した入力ガイダンス参照画面データベースと、その項目の入力位置をカーソルで表示する際の入力順序を記録した項目入力順序用データベースとを含み、前記業務処理端末は、少なくとも指定された業務ソフトのデータ登録・入力画面をそのデータベースを検索して表示するデータ登録・入力画面表示手段と、その表示画面の入力位置を示すカーソルを表示するため項目入力順序用データベースを検索して、その表示画面が表示を開始したときは第1位の入力順序項目位置へカーソルを表示し、すでにデータが入力されているときは、最終入力項目の次の順位の入力順序項目位置へカーソルを移し表示するデータ項目入力表示手段と、データ項目入力位置が表示された直後にそのデータ項目に関するデータ登録又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を入力ガイダンス参照画面データベースから検索して、参照ウィンドウ画面内に表示する入力ガイダンス参照画面表示手段とを備えることを特徴とする入力ガイダンス機能付業務制御システム。
【請求項2】 前記入力ガイダンス参照画面表示手段は、詳細ボタンを備え、この詳細ボタンをクリックすることにより、さらに詳細な入力項目に関する説明文を参照ウィンドウ画面内に表示する拡張手段を備えることを特徴とする請求項1記載の入力ガイダンス機能付業務制御システム。
【請求項3】 前記業務ソフトは少なくとも財務・会計処理、減価償却処理、税務計算処理、販売・仕入・在庫管理処理、給与計算処理、電子バンキング処理に関する管理業務の一つを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の入力ガイダンス機能付業務制御システム。
【請求項4】 前記業務ソフトが財務・会計処理業務ソフトの場合のデータ登録・入力画面は少なくとも総勘定科目名登録、総勘定科目属性登録、総勘定科目残高登録、補助科目名登録、補助科目残高登録、仕訳伝票入力、現金出納帳入力、仕訳帳入力の各画面からなり、それら各画面のそれぞれの各項目へコード、名称、金額、識別番号のいずれかを入力することを特徴とする請求項1,2又は3記載の入力ガイダンス機能付業務制御システム。
【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の入力ガイダンス機能付業務制御システムの制御プログラムを読出可能に記録したことを特徴とする制御プログラムを記録したパッケージ記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】業務ソフトにより業務処理を行うコンピュータシステムにおいて、各種のデータ登録・入力画面のそれぞれの各項目毎にデータ登録・入力方法及び入力内容のガイダンスを参照ウィンドウ画面内に表示する業務制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムの業務処理端末において、データ処理を行う業務ソフトのそれぞれの各種のデータ登録・入力画面には、どのような業務ソフトであっても通常多くのデータ登録・入力項目が用意されている。
【0003】例えば、財務・会計処理業務ソフトなどのデータ登録・入力画面には、以下のような各種のデータ登録・入力画面がある。
【0004】すなわち、総勘定科目名登録、その属性登録、その残高登録、補助科目名登録、その残高登録、仕訳伝票入力、現金出納帳入力、仕訳帳入力などの多くの登録画面と入力画面がある。
【0005】これらの登録・入力画面において、それぞれの各項目毎にコード、名称、金額、識別番号などを登録或は入力していた。
【0006】しかしながら、登録或は入力する項目の内容によっては、何のコードを入力するのか或は何の金額を登録するのかが不明瞭の場合が多くあった。
【0007】その場合には、ソフトウェアの使用方法の説明書で、該当入力項目の入力内容及び入力方法を調べた上で登録・入力する必要があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、業務ソフトのデータ入力処理を行うに際し、データの登録・入力が効率よく行えるようにするため、カーソルが表示する入力項目毎にその入力方法及び入力内容のガイダンスを参照ウィンドウに表示する入力ガイダンス機能付業務制御システム並びにその制御プログラムを記録したパッケージ記録媒体を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の入力ガイダンス機能付業務制御システムは、業務ソフトによりデータを入力して業務処理を行う業務処理端末と、その業務ソフト処理に必要とするデータベースとを少なくとも備えるコンピュータシステムにおいて、それら業務ソフト毎に前記業務処理端末の表示装置に表示される各種データ登録・入力画面の各項目毎にデータ登録・入力方法及び入力内容のガイダンスを参照ウィンドウ画面内に表示する業務制御システムであって、前記データベースは少なくとも業務ソフト毎に複数の前記各種データ登録・入力画面を記録した登録・入力画面データベースと、前記登録・入力画面の各項目毎にデータ登録又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を記録した入力ガイダンス参照画面データベースと、その項目の入力位置をカーソルで表示する際の入力順序を記録した項目入力順序用データベースとを含み、前記業務処理端末は、少なくとも指定された業務ソフトのデータ登録・入力画面をそのデータベースを検索して表示するデータ登録・入力画面表示手段と、その表示画面の入力位置を示すカーソルを表示するため項目入力順序用データベースを検索して、その表示画面が表示を開始したときは第1位の入力順序項目位置へカーソルを表示し、すでにデータが入力されているときは、最終入力項目の次の順位の入力順序項目位置へカーソルを移し表示するデータ項目入力表示手段と、データ項目入力位置が表示された直後にそのデータ項目に関するデータ登録又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を入力ガイダンス参照画面データベースから検索して、参照ウィンドウ画面内に表示する入力ガイダンス参照画面表示手段とを備えることを特徴とする。
【0010】また、前記入力ガイダンス参照画面表示手段は、詳細ボタンを備え、この詳細ボタンをクリックすることにより、さらに詳細な入力項目に関する説明文を参照ウィンドウ画面内に表示する拡張手段を備えることを特徴とする。
【0011】また、前記業務ソフトは少なくとも財務・会計処理、減価償却処理、税務計算処理、販売・仕入・在庫管理処理、給与計算処理、電子バンキング処理に関する管理業務の一つを含むことを特徴とする。
【0012】また、前記業務ソフトが財務・会計処理業務ソフトの場合のデータ登録・入力画面は少なくとも総勘定科目名登録、総勘定科目属性登録、総勘定科目残高登録、補助科目名登録、補助科目残高登録、仕訳伝票入力、現金出納帳入力、仕訳帳入力の各画面からなり、それら各画面のそれぞれの各項目へコード、名称、金額、識別番号のいずれかを入力することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明のパッケージ記録媒体は、請求項1,2,3又は4記載の入力ガイダンス機能付業務制御システムの制御プログラムを読出可能に記録したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
【0015】図1は本発明の入力ガイダンス機能付業務制御システム1の一実施例の構成図を示す。
【0016】ここで、10,10′‥‥は業務ソフト10a,10b,10c,‥‥によりデータを入力して業務処理を行う業務処理端末であり、一台の場合でもよい。30はデータベースサーバ、40はデータベースサーバ30に管理されるデータベース装置である。
【0017】データベース装置40は業務ソフト10a,10b,10cのそれぞれの処理に必要とするデータベースである。この実施例では40aは減価償却処理業務用データベース、40bは会計処理業務用データベース、40cはその他の業務用データベースである。
【0018】ここで、各業務ソフト業務用データベース40a,40b,40cはそれぞれ複数の各種データ登録・入力画面を記録した登録・入力画面40a−1,40b−1,40c−1と、それら登録・入力画面の各項目毎にデータ登録又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を記録した入力ガイダンス参照画面データベース40a−2,40b−2,40c−2と、その項目の入力位置をカーソルで表示する際の入力順序を記録した項目入力順序用データベース40a−3,40b−3,40c−3とを含んでいる。
【0019】業務処理端末10,10′はそれぞれ前述の業務ソフトである減価償却処理業務ソフト10a、財務・会計処理業務ソフト10b、その他の業務ソフト10cを備える。
【0020】業務処理端末10,10′はそれぞれデータ登録・入力画面表示手段10x、データ項目入力表示手段10y、入力ガイダンス参照画面表示手段10zを備える。
【0021】ここで、データ登録・入力画面表示手段10xは、業務処理端末10で指定した業務ソフトで選択した登録・入力画面をその指定業務ソフトのデータベースを検索して表示する手段である。
【0022】例えば、指定した業務ソフトが減価償却処理業務ソフト10aの場合、選択した登録・入力画面が「資産明細入力」画面20,20′のときは減価償却処理業務用データベース40aの中の登録・入力画面データベース40a−1を検索して「資産明細入力」画面を端末10に表示する。
【0023】その表示画面20,20′の実施例を図2、図3に示す。
【0024】次に、データ項目入力表示手段10yは、その表示画面の入力位置を示すカーソルを表示するため、項目入力順序用データベース40a−3(図2、図3の実施例の場合)を検索して、その表示画面が表示を開始したときは第1位の入力順序項目位置へカーソル点滅表示を行い、すでにデータが入力されているときは、最終入力項目の次の順位の入力順序項目位置へカーソル点滅表示を行う。
【0025】なお、入力順序項目の順位のデフォルト値でなく、利用者がカスタマイズして順位変更する方法もある。項目欄の位置を変更するようにしてよい。
【0026】図2の実施例では取得事由の入力項目欄22が反転又は点滅表示をする場合を示す(図2で斜線項目欄22により示してある)。
【0027】図3の実施例では償却方法の入力項目欄22′が反転又は点滅表示をする場合を示す(図3で斜線項目欄22′により示してある)。
【0028】次に、入力ガイダンス参照画面表示手段10zは、データ項目入力位置が表示された直後に、その反転又は点滅表示されたデータ入力項目欄22,22′に関するデータ登録又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を入力ガイダンス参照画面データベース40a−2(図2、図3の実施例の場合)から検索して、参照ウィンドウ画面21,21′に表示する。
【0029】参照ウィンドウ画面21,21′には選択肢の番号が表示され、図2の場合、3:移動を選択したときは「移動日」ボタンが表示され、それを押下して移動日入力が行えるようになる。また図3の場合「償却変」ボタン23′を押下すれば定率法から定額法へ、又は定額法から定率法へ変更ができる。
【0030】なお、画面には図示してないが、より詳しい説明を画面に表示するようにしたい場合は「詳細」ボタンを設けて、ガイダンス機能を拡張するようにしてもよい。その場合参照ウィンドウ画面を画面全体に広げるようにしてもよいし、或はスクロールバーを付けて画面をスクロールさせてもよい。
【0031】なお、業務ソフトの実施例として減価償却処理及び財務・会計処理の業務ソフトを取上げているが、その他に税務計算処理、販売・仕入・在庫管理処理、給与計算処理、電子バンキング処理の業務ソフトでも同様の入力ガイダンス機能付業務制御システムとすることができる。
【0032】また、それらのデータ登録・入力画面は業務ソフト毎に多種の画面を有し、例えば財務・会計処理業務ソフトの場合のデータ登録・入力画面は少なくとも総勘定科目名登録、総勘定科目属性登録、総勘定科目残高登録、補助科目名登録、補助科目残高登録、仕訳伝票入力、現金出納帳入力、仕訳帳入力の各画面からなり、それら各画面のそれぞれの各項目へコード、名称、金額、識別番号のいずれかを登録或は入力したりするが、それぞれの各項目で必要とする参照ウィンドウ画面を表示し、何のコードを入力するのか、或は何の金額を登録するのか誤り或は不明瞭とならないようにする。
【0033】また、図1に示すように業務処理端末10,10′はそれぞれCDディスク読取装置11,11′を備え、入力ガイダンス機能付業務制御プログラムを記録したパッケージ記録媒体100からCDディスク読取装置11,11′を介してそれぞれ業務処理端末10,10′のハードディスク等へインストールする。
【0034】次に、この入力ガイダンス機能付業務制御システム1の動作の流れを図4、図5に基づいて説明する。
【0035】業務処理端末10において、利用者は業務ソフトを指定して起動する(この実施例では減価償却処理業務ソフト10aを起動したとする)(S41)。
【0036】端末10の表示画面にメインメニューが表示される。そのメニューで、利用者は資産明細入力画面を選択する(図2、図3参照)(S42)。
【0037】業務処理端末10はその選択信号により減価償却処理業務用データベース40aの中の登録・入力画面データベース40a−1を検索し、資産明細入力画面を呼出し表示させる(データ登録・入力画面表示手段10x)(S43)。
【0038】業務処理端末10は、その入力画面の表示が開始されると同時に、項目入力順序用データベース40a−3を検索し、第1位の入力順序項目位置へカーソルを表示する(データ項目入力表示手段10y)(S44)。
【0039】業務処理端末10は、データ項目入力位置を表示した直後に、そのデータ項目に関するデータ登録又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を入力ガイダンス参照画面データベース40a−2から検索して、入力ガイダンス参照画面に表示する(入力ガイダンス参照画面表示手段10z)(S45)。
【0040】業務処理端末10は、資産明細入力画面のカーソル表示の項目欄にデータ入力を行い終了信号により、項目入力順序用データベース40a−3を検索し、次の順位の入力順序項目位置へカーソル表示を移す(データ項目入力表示手段10y)(S51)。
【0041】業務処理端末10は、データ項目入力位置を表示した直後に、そのデータ項目に関するデータ登録・又は入力の方法・内容、選択肢がある場合はその選択方法・内容を入力ガイダンス参照画面データベース40a−2から検索して表示する(入力ガイダンス参照画面表示手段10z)(S52)。
【0042】業務処理端末10は、項目欄にデータ入力を行い終了毎にセクションS51とS52を繰返す。資産明細入力画面の全入力項目にデータ入力を行い、登録完了ボタンを押下して、それらのデータを償却処理業務用データベース40aへ登録する(S53)。
【0043】
【発明の効果】本発明の入力ガイダンス機能付業務制御システム並びにその制御プログラムを記録したパッケージ記録媒体は以下のような効果を奏する。
【0044】すなわち、業務ソフトにより登録・入力画面でデータ入力処理作業を行うに際し、各入力項目毎にその入力方法及び入力内容のガイダンスを画面内に表示することにより、その業務ソフト利用者はマニュアルを見なくても、容易に迅速にデータの登録・入力ができるので、作業効率を向上させることができる。
【0045】以上のようなガイダンス機能は、それら業務ソフトウェアをパッケージ記録媒体として販売し、顧客に提供する場合に効果的である。特に、それら業務ソフトウェアをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)であるサービス事業者を介して販売提供する場合は必須の機能となる。
【出願人】 【識別番号】593089895
【氏名又は名称】株式会社オービックビジネスコンサルタント
【出願日】 平成12年9月27日(2000.9.27)
【代理人】 【識別番号】100093399
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬谷 徹 (外2名)
【公開番号】 特開2002−108815(P2002−108815A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−294838(P2000−294838)