| 【発明の名称】 |
調停回路 |
| 【発明者】 |
【氏名】兵頭 聡
【氏名】沖田 篤志
【氏名】西窪 秀彦
【氏名】西倉 秀樹
【氏名】薮田 明
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| 【要約】 |
【課題】複数のデバイスのいずれもがアクセスを許可されない無駄な期間をできるだけ短くする調停回路を提供する。
【解決手段】アクセス受理部1では、複数のデバイスからのアクセス信号CS1〜CSnのうちの1つだけを通過させる。同期信号生成部2は、アクセス受理部1を通過したアクセス信号CS1〜CSnをクロック信号CLKに同期させてラッチしクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとして出力させる。論理演算部3では、アクセス信号CS1〜CSnとクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとの両方がアクティブである期間に出力をアクティブにしてアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして出力する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号に同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からクロック同期アクセス信号として出力させる同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えアクセス信号とクロック同期アクセス信号との両方がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からアクセス許可信号として出力する論理演算部とを備えることを特徴とする調停回路。 【請求項2】 複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち上がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第1のクロック同期アクセス信号として出力させる第1の同期信号生成部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち下がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第2のクロック同期アクセス信号として出力させる第2の同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備え第1のクロック同期アクセス信号と第2のクロック同期アクセス信号との一方がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からアクセス許可信号として出力する論理演算部とを備えることを特徴とする調停回路。 【請求項3】 複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち上がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第1のクロック同期アクセス信号として出力させる第1の同期信号生成部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち下がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第2のクロック同期アクセス信号として出力させる第2の同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備え第1のクロック同期アクセス信号と第2のクロック同期アクセス信号との一方がアクティブであり、かつアクセス信号がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からアクセス許可信号として出力する論理演算部とを備えることを特徴とする調停回路。 【請求項4】 複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに競合の有無に対応した選択信号を発生するアクセス状況判定部と、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号に同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からクロック同期アクセス信号として出力させる同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えるとともに選択信号により競合の有無に応じてアクセス信号とクロック同期アクセス信号との一方をアクセス許可信号として出力する出力選択部とを備え、出力選択部が、非競合時にはアクセス信号をアクセス許可信号として出力し、競合時にはクロック同期アクセス信号をアクセス許可信号として出力することを特徴とする調停回路。 【請求項5】 複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに競合の有無に対応した選択信号を発生するアクセス状況判定部と、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号に同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からクロック同期アクセス信号として出力させる同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えアクセス信号とクロック同期アクセス信号との両方がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から仮クロック同期アクセス信号として出力する論理演算部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えるとともに選択信号により競合の有無に応じてアクセス信号と仮クロック同期アクセス信号との一方をアクセス許可信号として出力する出力選択部とを備え、出力選択部が、非競合時にはアクセス信号をアクセス許可信号として出力し、競合時には仮クロック同期アクセス信号をアクセス許可信号として出力することを特徴とする調停回路。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数のデバイスからのアクセス要求が競合する際に調停を行う調停回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、複数のデバイス(たとえば、プロセッサ)が共通バスを使用するような装置では、共通バスを使用するデバイスから共通バスの使用を要求するアクセス信号を調停回路に与え、共通バスの使用を許可するアクセス許可信号を調停回路から返すことによって共通バスの使用権をデバイスに与える構成を採用している。 【0003】この種の調停回路には、図13に示すように、複数のデバイスからのアクセス信号CS1〜CSnがそれぞれ入力される複数の入力端子と各入力端子にそれぞれ対応した複数の出力端子とを備えるアクセス信号受理部1が設けられる。アクセス信号受理部1では複数のアクセス信号CS1〜CSnが競合する場合(つまり、複数のアクセス信号CS1〜CSnがほぼ同時にアクセス信号受理部1に入力された場合)に、あらかじめ定めた優先順位に従って選択した最優先のデバイスからのアクセス信号CS1〜CSnのみを、そのデバイスに対応する入力端子と出力端子との間で通過させる。ここでは、アクセス信号受理部1の各出力端子からの出力信号を仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnと呼ぶことにする。各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnは、同期信号生成部2に入力される。同期信号生成部2はクロック信号CLKの立ち上がりによって仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをラッチする回路であって、ラッチされた出力が同期信号生成部2からアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして出力される。信号のLレベルをアクティブと規定すれば、同期信号生成部2では仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnがLレベルになった時点の次のクロック信号CLKの立ち上がりに同期してアクセス許可信号ACK1〜ACKnをアクティブにし、その後、仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnがHレベルになると次にクロック信号CLKの立ち下がりに同期してアクセス許可信号ACK1〜ACKnを非アクティブにする。 【0004】いま、図14(a)〜(c)のように、2つのデバイスからクロック信号CLKの1周期内でアクセス信号CS1,CS2が発生したとする。ここに、アクセス信号受理部1では、図における上側の入力端子に入力されるアクセス信号CS1〜CSnほど優先順位を高くし、かつ先に入力されたアクセス信号CS1〜CSnほど優先順位を高くしているものとする。したがって、図14(a)〜(c)の関係ではアクセス信号CS1が選択され、図14(d)(e)のように、アクセス信号CS1に対応する仮アクセス信号temp_CS1はアクティブになるが、アクセス信号CS2に対応する仮アクセス信号temp_CS2は非アクティブになる(Hレベルに保たれる)。 【0005】同期信号生成部2では、各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをそれぞれラッチして対応する出力端子からアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして出力する。したがって、図14(f)のように、仮アクセス信号temp_CS1がアクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりに同期してアクセス許可信号ACK1がアクティブになり、その後、仮アクセス信号temp_CS1が非アクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりに同期してアクセス許可信号ACK1が非アクティブになる。また、アクセス信号CS2がアクティブになっても仮アクセス信号temp_CS2は非アクティブであるから、図14(g)のように、アクセス許可信号ACK2は非アクティブ(Hレベル)に保たれる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述した調停回路では、アクセス許可信号ACK1がアクティブになるタイミングを、クロック信号CLKの立ち上がりに同期させているものであるから、アクセス信号CS1がアクティブになってからアクセス許可信号ACK1がアクティブになるまでの遅れ時間と、アクセス信号CS1が非アクティブになってからアクセス許可信号ACK1が非アクティブになるまでの遅れ時間とは、それぞれ最大でクロック信号CLKの1周期分になり、アクセス信号CS1を発生するデバイスがアクセスを要求していない期間にアクセス許可信号ACK1がアクティブになっている無駄な期間は、最大でクロック信号CLKの2周期分になる。このように無駄な期間が長いと、どのデバイスもアクセスを許可されない期間が増大し、結果的に処理の高速化を阻害することになる。 【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数のデバイスのいずれもがアクセスを許可されない無駄な期間をできるだけ短くすることによって、デバイスによる処理を高速化することができる調停回路を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】従来構成によって生じる無駄な期間を少なくすれば各デバイスがアクセスを許可される確率が増加し、結果的に複数のデバイスを用いた処理が高速化されることになると考えられる。このような無駄な時間を短縮するには、アクセス信号がアクティブから非アクティブに移行してからアクセス許可信号が非アクティブになって他のデバイスのアクセス要求が受付可能になるまでの時間を短くすることと、各デバイスからのアクセス要求からアクセス許可信号がアクティブになるまでの時間を短くすることとが考えられる。本発明はこのような知見に基づいて課題を解決するものである。 【0009】請求項1の発明は、複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号に同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からクロック同期アクセス信号として出力させる同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えアクセス信号とクロック同期アクセス信号との両方がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からアクセス許可信号として出力する論理演算部とを備えるものである。 【0010】請求項2の発明は、複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち上がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第1のクロック同期アクセス信号として出力させる第1の同期信号生成部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち下がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第2のクロック同期アクセス信号として出力させる第2の同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備え第1のクロック同期アクセス信号と第2のクロック同期アクセス信号との一方がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からアクセス許可信号として出力する論理演算部とを備えるものである。 【0011】請求項3の発明は、複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち上がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第1のクロック同期アクセス信号として出力させる第1の同期信号生成部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号の立ち下がりに同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から第2のクロック同期アクセス信号として出力させる第2の同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備え第1のクロック同期アクセス信号と第2のクロック同期アクセス信号との一方がアクティブであり、かつアクセス信号がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からアクセス許可信号として出力する論理演算部とを備えるものである。 【0012】請求項4の発明は、複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに競合の有無に対応した選択信号を発生するアクセス状況判定部と、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号に同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からクロック同期アクセス信号として出力させる同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えるとともに選択信号により競合の有無に応じてアクセス信号とクロック同期アクセス信号との一方をアクセス許可信号として出力する出力選択部とを備え、出力選択部が、非競合時にはアクセス信号をアクセス許可信号として出力し、競合時にはクロック同期アクセス信号をアクセス許可信号として出力するものである。 【0013】請求項5の発明は、複数のデバイスからの競合するアクセス信号のうちの1つに対してのみアクセス許可信号を生成する調停回路であって、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに競合の有無に対応した選択信号を発生するアクセス状況判定部と、各デバイスからのアクセス信号がそれぞれ入力される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えあらかじめ定めた優先順位に従って最優先のデバイスからのアクセス信号のみを通過させて当該デバイスに対応する1つの出力端子から出力させるアクセス受理部と、アクセス受理部の各出力端子にそれぞれ接続される複数の入力端子を備えるとともに各入力端子に対応した複数の出力端子を備えアクセス受理部を通過したアクセス信号をクロック信号に同期させてラッチし前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子からクロック同期アクセス信号として出力させる同期信号生成部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えアクセス信号とクロック同期アクセス信号との両方がアクティブである期間に出力をアクティブにして前記最優先のデバイスに対応する1つの出力端子から仮クロック同期アクセス信号として出力する論理演算部と、各デバイスに対応した複数の出力端子を備えるとともに選択信号により競合の有無に応じてアクセス信号と仮クロック同期アクセス信号との一方をアクセス許可信号として出力する出力選択部とを備え、出力選択部が、非競合時にはアクセス信号をアクセス許可信号として出力し、競合時には仮クロック同期アクセス信号をアクセス許可信号として出力するものである。 【0014】 【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態は、図1に示すように、図13に示した従来構成に複数個のオア回路OR1〜ORnからなる論理演算部3を付加した構成を有する。 【0015】すなわち、本実施形態においても、複数のデバイスからのアクセス信号CS1〜CSnがそれぞれ入力される複数の入力端子と各入力端子にそれぞれ対応した複数の出力端子とを備えるアクセス信号受理部1が設けられる。アクセス信号受理部1では複数のアクセス信号CS1〜CSnが競合する場合に、あらかじめ定めた優先順位に従って選択した最優先のデバイスからのアクセス信号CS1〜CSnのみを、そのデバイスに対応する入力端子と出力端子との間で通過させる。アクセス信号受理部1の各出力端子から出力される仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnは同期信号生成部2に入力され、同期信号生成部2ではクロック信号CLKの立ち上がりによって仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをラッチする。同期信号生成部2も入力端子と出力端子とが互いに対応しており、入力端子から入力された各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnがそれぞれラッチされて出力端子からクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとして出力される。 【0016】ところで、論理演算部3は各デバイスに対応した出力端子を備える。すなわち、論理演算部3は、アクセス信号受理部1の入力端子と同じ個数のオア回路OR1〜ORnからなり、各オア回路OR1〜ORnの出力端子が論理演算部3の出力端子になる。各オア回路OR1〜ORnへの一方の入力はアクセス信号CS1〜CSnであり、他方の入力はクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnになっている。ここに、Lレベルをアクティブとしているから、各オア回路OR1〜ORnでは、アクセス信号CS1〜CSnとクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとの両方がアクティブである期間に出力をアクティブにすることになる。言い換えると、クロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnはアクティブと非アクティブとのどちらについてもアクセス信号CS1〜CSnに遅れるから、オア回路OR1〜ORnがアクティブになる期間は、クロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnがアクティブになってから、アクセス信号CS1〜CSnが非アクティブになるまでの期間ということになる。 【0017】いま、図2(a)〜(c)のように、2つのデバイスからクロック信号CLKの1周期内でアクセス信号CS1,CS2が発生したとする。ここに、アクセス信号受理部1では、図における上側の入力端子に入力されるアクセス信号CS1〜CSnほど優先順位を高くし、かつ先に入力されたアクセス信号CS1〜CSnほど優先順位を高くしているものとする。したがって、図2(a)〜(c)の関係ではアクセス信号CS1が選択され、図2(d)(e)のように、アクセス信号CS1に対応する仮アクセス信号temp_CS1はアクティブになるが、アクセス信号CS2に対応する仮アクセス信号temp_CS2は非アクティブになる(Hレベルに保たれる)。 【0018】同期信号生成部2では、各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをそれぞれラッチして対応する出力端子からクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとして出力する。したがって、図2(f)のように、仮アクセス信号temp_CS1がアクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりに同期してクロック同期アクセス信号ACKT1がアクティブになり、その後、仮アクセス信号temp_CS1(図2(d)参照)が非アクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりに同期してクロック同期アクセス信号ACKT1が非アクティブになる。また、アクセス信号CS2がアクティブになっても仮アクセス信号temp_CS2は非アクティブであるから、図2(g)のように、クロック同期アクセス信号ACKT2は非アクティブ(Hレベル)に保たれる。つまり、クロック同期アクセス信号ACKT1がアクティブになると、図2(h)のようにアクセス許可信号ACK1がアクティブになり、クロック同期アクセス信号ACKT2は非アクティブに保たれているから、図2(i)のようにアクセス許可信号ACK2も非アクティブに保たれる。 【0019】その後、図2(b)のようにアクセス信号CS1が非アクティブになると、図2(d)のように仮アクセス信号temp_CS1も非アクティブになり、図2(f)のようにクロック同期アクセス信号ACKT1はクロック信号CLKの立ち上がりに同期して非アクティブになる。ただし、オア回路OR1の出力であるアクセス許可信号ACK1は図2(h)のようにアクセス信号CS1が非アクティブになると非アクティブになる。つまり、クロック同期アクセス信号ACKT1がアクティブになってから、アクセス信号CS1が非アクティブになるまでの期間にアクセス許可信号ACK1がアクティブになる。 【0020】上述の説明から明らかなように、従来構成の動作と比較すると、アクセス許可信号ACK1〜ACKnがアクティブになるタイミングは等しいが、非アクティブになるタイミングを従来構成よりも早めることになる。したがって、他のデバイスのアクセス要求を従来構成よりも早く受け付けることが可能になり、結果的にどのデバイスもアクセスが許可されない無駄な時間を少なくすることができる。他の構成および動作は従来構成と同様である。なお、本実施形態では、クロック信号CLKの立ち上がりでアクセス信号CS1〜CSnを同期させているが、クロック信号CLKの立ち下がりでアクセス信号CS1〜CSnを同期させる構成を採用することも可能である。 【0021】(第2の実施の形態)第1の実施の形態では、仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをクロック信号CLKの立ち上がりによりラッチしてクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnを生成していたが、本実施形態ではクロック信号CLKの立ち上がりでラッチしたクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1と、クロック信号CLKの立ち下がりでラッチしたクロック同期アクセス信号ACKT1−2〜ACKTn−2とを生成し、論理演算部3においては各デバイスに対応した2つのクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1,ACKT1−2〜ACKTn−2の一方がアクティブであれば、アクセス許可信号ACK1〜ACKnをアクティブにするように構成してある。 【0022】すなわち、図3に示すように、同期信号生成部2を、クロック信号CLKの立ち上がりで仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをラッチする第1のクロック信号生成部(以下、第1生成部という)2−1と、クロック信号CLKの立ち下がりで仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをラッチする第2のクロック信号生成部(以下、第2生成部という)2−2とで構成してある。また、各デバイスごとに、第1生成部2−1から出力されるクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1と第2生成部2−2から出力されるクロック同期アクセス信号ACKT1−2〜ACKTn−2との論理積をアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして出力する複数個のアンド回路AND1〜ANDnにより論理演算部3を構成している。 【0023】本実施形態の構成では、図4(a)〜(c)のように、2つのデバイスからクロック信号CLKの1周期内でアクセス信号CS1,CS2が発生したとすると、アクセス信号受理部1では、図4(d)(e)のように、アクセス信号CS1に対応する仮アクセス信号temp_CS1をアクティブにし、アクセス信号CS2に対応する仮アクセス信号temp_CS2を非アクティブに保つ。 【0024】同期信号生成部2の第1生成部2−1では、各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをそれぞれクロック信号CLKの立ち上がりでラッチして対応する出力端子からクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1として出力する。また、同期信号生成部2の第2生成部2−2では、各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをそれぞれクロック信号CLKの立ち下がりでラッチして対応する出力端子からクロック同期アクセス信号ACKT1−2〜ACKTn−2として出力する。したがって、図4(f)(h)のように、仮アクセス信号temp_CS1がアクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりとに同期してクロック同期アクセス信号ACKT1−1,ACKT1−2がアクティブになり、その後、仮アクセス信号temp_CS1(図4(d)参照)が非アクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりとに同期してクロック同期アクセス信号ACKT1−1,ACKT1−2が非アクティブになる。また、アクセス信号CS2がアクティブになっても仮アクセス信号temp_CS2は非アクティブであるから、図4(g)(i)のように、クロック同期アクセス信号ACKT2−1,ACKT2−2は非アクティブ(Hレベル)に保たれる。 【0025】論理演算部3では各アンド回路AND1〜ANDnに入力される2つのクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1,ACKT1−2〜ACKTn−2の一方がアクティブである期間に出力をアクティブにするから、図示例では図4(j)のように、クロック同期アクセス信号ACKT1−2がアクティブになってからクロック同期アクセス信号ACKT1−1が非アクティブになるまでの期間にアクセス許可信号ACK1をアクティブにする。また、クロック同期アクセス信号ACKT2−1,ACKT2−2は非アクティブに保たれているから、図4(k)のようにアクセス許可信号ACK2は非アクティブに保たれる。 【0026】上述の説明から明らかなように、従来構成の動作と比較すると、アクセス許可信号ACK1〜ACKnが非アクティブになるタイミングは従来構成と同様になっているが、アクセス許可信号ACK1〜ACKnがアクティブになるタイミングが早くなる。したがって、デバイスからのアクセス要求を従来構成よりも早く受け付けることになり、結果的にどのデバイスもアクセスが許可されない無駄な時間を少なくすることができる。他の構成および動作は従来構成と同様である。 【0027】(第3の実施の形態)本実施形態は、図5に示すように、第2の実施の形態の構成に対して論理演算部3の構成を変更したものである。つまり、第2の実施の形態で用いた論理演算部と同様の構成を有するアンド回路AND1〜ANDnからなる前置演算部3−1と、前置演算部3−1の後段に設けられ第1の実施の形態で用いた論理演算部と同様の構成を有するオア回路OR1〜ORnからなる後置演算部3−2とにより論理演算部3を構成してある。言い換えると、第2の実施の形態の構成に後置演算部3−2を付加した構成になっている。 【0028】この構成では、前置演算部3−1からは第2の実施の形態におけるアクセス許可信号ACK1〜ACKnと同様の信号が、仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1〜temp_ACKTnとして出力され、仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1〜temp_ACKTnとアクセス信号CS1〜CSnとが後置演算部3−2に入力されることによって、アクセス信号CS1〜CSnと仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1〜temp_ACKTnとの両方がアクティブである期間に出力をアクティブにすることになる。要するに、論理演算部3において各デバイスに対応した出力端子からは、第1生成部2−1と第2生成部2−2とにより生成された2つのクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1,ACKT1−2〜ACKTn−2の一方がアクティブであり、かつアクセス信号CS1〜CSnがアクティブである期間にアクティブになるアクセス許可信号ACK1〜ACKnが出力される。 【0029】本実施形態の構成では、図6(a)〜(c)のように、2つのデバイスからクロック信号CLKの1周期内でアクセス信号CS1,CS2が発生したとすると、アクセス信号受理部1では、図6(d)(e)のように、アクセス信号CS1に対応する仮アクセス信号temp_CS1をアクティブにし、アクセス信号CS2に対応する仮アクセス信号temp_CS2を非アクティブに保つ。 【0030】同期信号生成部2の第1生成部2−1では、各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをそれぞれクロック信号CLKの立ち上がりでラッチして対応する出力端子からクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1として出力する。また、同期信号生成部2の第2生成部2−2では、各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをそれぞれクロック信号CLKの立ち下がりでラッチして対応する出力端子からクロック同期アクセス信号ACKT1−2〜ACKTn−2として出力する。したがって、図6(f)(h)のように、仮アクセス信号temp_CS1がアクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりとに同期してクロック同期アクセス信号ACKT1−1,ACKT1−2がアクティブになり、その後、仮アクセス信号temp_CS1(図6(d)参照)が非アクティブになった後のクロック信号CLKの立ち上がりと立ち下がりとに同期してクロック同期アクセス信号ACKT1−1,ACKT1−2が非アクティブになる。また、アクセス信号CS2がアクティブになっても仮アクセス信号temp_CS2は非アクティブであるから、図6(g)(i)のように、クロック同期アクセス信号ACKT2−1,ACKT2−2は非アクティブ(Hレベル)に保たれる。 【0031】論理演算部3のうち前置演算部3−1では、各アンド回路AND1〜ANDnに入力される2つのクロック同期アクセス信号ACKT1−1〜ACKTn−1,ACKT1−2〜ACKTn−2の一方がアクティブである期間に出力をアクティブにするから、図示例では図6(j)のように、クロック同期アクセス信号ACKT1−2がアクティブになってからクロック同期アクセス信号ACKT1−1が非アクティブになるまでの期間に仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1がアクティブになる。また、クロック同期アクセス信号ACKT2−1,ACKT2−2は非アクティブに保たれているから、図6(k)のように仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT2は非アクティブに保たれる。 【0032】ここで、後置演算部3−2のオア回路OR1の出力であるアクセス許可信号ACK1は図6(l)のように仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1が非アクティブになると非アクティブになる。つまり、仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1がアクティブになってから、アクセス信号CS1が非アクティブになるまでの期間にアクセス許可信号ACK1がアクティブになる。ここで、仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT2が非アクティブであるから、図6(m)のようにアクセス許可信号ACK2は非アクティブに保たれる。 【0033】上述の説明から明らかなように、従来構成の動作と比較すると、アクセス許可信号ACK1〜ACKnがアクティブになるタイミングと非アクティブになるタイミングとが早まり、デバイスからのアクセス要求を従来構成よりも早く受け付けるとともに、他のデバイスのアクセス要求を従来構成よりも早く受け付けることが可能になり、結果的にどのデバイスもアクセスが許可されない無駄な時間を少なくすることができる。他の構成および動作は従来構成と同様である。要するに、デバイスからのアクセス要求をクロック信号CLKに同期させながらもアクセス要求の発生期間にほぼ一致した期間にのみアクセス許可信号ACK1〜ACKnを発生させることができる。 【0034】(第4の実施の形態)本実施形態は、図7に示すように、第1の実施の形態の構成における論理演算部3に代えて、各デバイスごとにアクセス信号受理部1への入力とクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとの一方を選択してアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして出力する出力選択部4を設けたものである。出力選択部4は各デバイスに対応した個数のアナログスイッチAS1〜ASnからなり、各アナログスイッチAS1〜ASnに入力される選択信号selによってアクセス信号受理部1への入力とクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとの一方を選択して出力する。また、本実施形態では、アクセス信号受理部1の前段にアクセス状況判定部5を設けてあり、出力選択部4に対する選択信号selをアクセス状況判定部5から出力する。アクセス状況判定部5は、いずれかのデバイスからのアクセス要求があった時点で、他のデバイスからのアクセス要求の有無を判定するものであって、単独のデバイスのみからアクセス信号CS1〜CSnが出力されているときにはアクセス許可信号ACK1〜ACKnとしてアクセス信号CS1〜CSnを選択するように出力選択部4に指示し、複数のデバイスからのアクセス信号CS1〜CSnが競合して出力されているときにはアクセス許可信号ACK1〜ACKnとしてクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnを選択するように出力選択部4に指示する。また、アクセス信号CS1〜CSnはそのまま通過させてアクセス信号受理部1に与える。 【0035】いま、図8(a)〜(c)のように、2つのデバイスのアクセス信号CS1,CS2がアクティブになり、アクセス信号CS1がアクティブになってから次のクロック信号CLKの立ち上がり後にアクセス信号CS2がアクティブになるものとする。この状態は、2個のアクセス信号CS1,CS2がクロック信号CLKの隣接する2回の立ち上がりの間にアクティブになったのではないから、アクセス信号CS1が単独でアクティブになったことになる。つまり、アクセス状況判定部5では、選択信号selによりアクセス信号CS1〜CSnをアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして選択するように出力選択部4に指示する。図8(d)(e)のように、アクセス信号受理部1では、アクセス信号SC1を通過させて仮アクセス信号temp_CS1を出力し、アクセス信号SC2は非通過として仮アクセス信号temp_CS2を非アクティブ(Hレベル)に保つ。同期信号生成部2では、各仮アクセス信号temp_CS1〜temp_CSnをそれぞれクロック信号CLKの立ち上がりに同期させてラッチして対応する出力端子からクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnとして出力する。ここで、上述のように、アクセス信号CS1が単独で発生したことにより、出力先端部4ではアクセス信号CS1〜CSnをアクセス許可信号ACK1〜ACKnに選択するから、図8(h)(i)のように、アクセス信号CS1をアクセス許可信号ACK1として出力することになる。また、アクセス信号CS2に対応するアクセス許可信号ACK2はHレベルに保たれる。つまり、アクセス信号CS1がアクティブである期間に、アクセス許可信号ACK1がアクティブになる。 【0036】一方、図9(a)〜(c)のように、2つのデバイスのアクセス信号CS1,CS2がほぼ同時にアクティブになった場合には、アクセス状況判定部5では出力選択部4に対してクロック同期アクセス信号ACKT1〜ACKTnをアクセス許可信号とするように指示する。したがって、図9(d)のようにアクセス受理部1で優先順位に従って仮アクセス信号temp_CS1が選択され、図9(e)のように仮アクセス信号temp_CS2はHレベルに保たれる。同期信号生成部2では図9(f)(g)のようにクロック信号CLKの立ち上がりに同期するクロック同期アクセス信号ACKT1,ACKT2が生成される。出力選択部4ではクロック同期アクセス信号ACKT1,ACKT2を選択することで図9(h)(i)のようなアクセス許可信号ACK1,ACK2を出力する。つまり、クロック同期アクセス信号ACKT1がアクティブである期間に、アクセス許可信号ACK1がアクティブになる。 【0037】上述の説明から明らかなように、従来構成の動作と比較すると、競合時の動作は同様になるが、非競合時(単独時)にはアクセス信号CS1〜CSnをアクセス許可信号ACK1〜ACKnとすることによって、どのデバイスもアクセスが許可されない無駄な時間を少なくすることができる。他の構成および動作は従来構成と同様である。 【0038】(第5の実施の形態)本実施形態は、第4の実施の形態に対して、同期信号生成部2と出力選択部4との間に、第1の実施の形態において説明した論理演算部3を挿入したものである。つまり、アクセス状況判定部5において単独のデバイスからのアクセス要求と判断すると、出力選択部4からアクセス信号CS1〜CSnをアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして出力させ、複数のデバイスからのアクセス要求が競合していると判断すると、論理演算部3から出力される仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1〜temp_ACKTnが出力選択部4からアクセス許可信号ACK1〜ACKnとして出力される。 【0039】つまり、図11(a)〜(c)のように2つのデバイスのアクセス信号CS1,CS2がそれぞれアクティブになるもののアクセス要求が単独である場合には、第4の実施の形態と同様であって、図11(j)のようにアクセス信号CS1がアクセス許可信号ACK1として出力される。 【0040】一方、図12(a)〜(c)のように2つのデバイスのアクセス要求が競合してアクセス信号CS1,CS2がほぼ同時にアクティブになる場合には、第1の実施の形態と同様にアクセス信号CS1がアクティブになった直後のクロック信号CLKの立ち上がりに同期して同期信号生成部3で生成される仮クロック同期アクセス信号temp_ACKT1(図12(h))がアクティブになったときにアクセス許可信号ACK1がアクティブになり(図12(j))、かつアクセス信号CS1が非アクティブになるとアクセス許可信号ACK1が非アクティブになる。つまり、非競合時(単独時)の動作は第4の実施の形態と同様であり、競合時の動作は第1の実施の形態と同様になる。 【0041】なお、本実施形態では、クロック信号CLKの立ち上がりでアクセス信号CS1〜CSnを同期させているが、クロック信号CLKの立ち下がりでアクセス信号CS1〜CSnを同期させる構成を採用することも可能である。 【0042】 【発明の効果】本発明の各請求項に係る発明は、アクセス信号がアクティブから非アクティブに移行してからアクセス許可信号が非アクティブになって他のデバイスのアクセス要求が受付可能になるまでの時間を短縮する構成と、各デバイスからのアクセス要求からアクセス許可信号がアクティブになるまでの時間を短縮する構成との少なくとも一方を採用しているので、複数のデバイスのいずれもがアクセスを許可されない期間を従来構成よりも短くすることが可能であり、結果的に迅速な調停が可能になるという利点がある。つまり、アクセスが許可されない無駄な時間が低減することによって、時間当たりのアクセス回数を増大させることが可能になり、プロセッサ間のバス調停に用いるとすれば、高速な処理が可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月26日(2000.9.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108808(P2002−108808A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−293029(P2000−293029) |
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