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【発明の名称】 情報処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像データ記憶方法及びDMA転送方法
【発明者】 【氏名】服部 康広

【氏名】岡村 隆生

【氏名】清水 泰光

【氏名】道家 教夫

【要約】 【課題】一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送可能とする。

【解決手段】1枚の画像データを複数のブロックに分割して、圧縮後の符号データ量が元の画像データ量を下回るときは(ステップS2のN)、画像データを圧縮して画像メモリに格納し(ステップS3)、上回るときは(ステップS2のY)、画像データを圧縮せずにそのまま画像メモリに格納する(ステップS4)。白一色の白データまたは黒一色の黒データで構成されるブロックは(ステップS5のY)、画像メモリに記憶されている当該ブロックの画像データをクリアする(ステップS6)。そして、ステップS2〜S5の処理の結果に基づいて、システム制御部はブロックごとの複数のディスクリプタを作成する(ステップS8)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1枚の画像の画像データを複数個に分割したブロックごとに画像データの特性を判断する判断手段と、この特性に応じた形式に前記各ブロックの画像データを選択的に変換する変換手段と、この変換に応じて当該変換後の前記各ブロックの画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記画像データを前記第1の記憶手段からDMA転送する場合に用いるディスクリプタを、前記DMA転送を行うために前記変換がされた各ブロックを前記変換前の画像データに戻す処理に用いるデータを含めて前記ブロックごとに作成するディスクリプタ作成手段と、このディスクリプタを記憶する第2の記憶手段と、このディスクプリプタに含まれている前記処理に用いるデータに基づき前記各ブロックを前記変換前の画像データに戻して、前記複数個のブロックからなる画像データのDMA転送を前記ディスクプリプタに基づいて行うDMAコントローラとを備えていて、前記画像データを用いた処理を行う情報処理装置。
【請求項2】 前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが圧縮されたものか否かを示すデータを含んでいる請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】 前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記第1の記憶手段からのデータ転送の実行の有無を示すデータを含んでいる請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】 前記ディスクリプタは、前記アクセスを実行しないことを示すデータを含んでいるときは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが特定の一色の画像であることを示すデータを含んでいる請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】 原稿の画像を読み取る光電変換素子を備え、この読み取った画像データを前記第1の記憶手段に記憶する請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置である画像読取装置。
【請求項6】 転送された画像データに基づいて用紙上に画像の形成を行うプリンタエンジンを備え、このプリンタエンジンを前記DMA転送の転送先とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置である画像形成装置。
【請求項7】 原稿を読み取って前記第1の記憶手段に記憶する画像データを出力する光電変換素子を備えている請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】 1枚の画像の画像データを複数個に分割したブロックごとに画像データの特性を判断する判断工程と、この特性に応じた形式に前記各ブロックの画像データを変換する変換工程と、この変換に応じて当該変換後の前記各ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶する画像データ記憶工程と、前記画像データを前記第1の記憶手段からDMA転送する場合に用いるディスクリプタを、前記DMA転送を行うために前記各ブロックを前記変換前の画像データに戻す処理に用いるデータを含めて前記ブロックごとに作成するディスクリプタ作成工程と、この作成したディスクリプタを記憶するディスクリプタ記憶工程と、を含んでなる画像データ記憶方法。
【請求項9】 前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが圧縮されたものか否かを示すデータを含んでいる請求項8に記載の画像データ記憶方法。
【請求項10】 前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記第1の記憶手段からのデータ転送の実行の有無を示すデータを含んでいる請求項8又は9に記載の画像データ記憶方法。
【請求項11】 前記ディスクリプタは、前記アクセスを実行しないことを示すデータを含んでいるときは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが特定の一色の画像であることを示すデータを含んでいる請求項10に記載の画像データ記憶方法。
【請求項12】 ディスクリプタを参照する参照工程と、この参照したディスクリプタに基づいて、前記第1の記憶手段に記憶されている画像データをDMA転送する転送工程とを含んでなり、前記画像データは、1枚の画像の画像データを分割した複数個のブロックからなり、このブロックごとの画像データの特性に応じた形式に選択的に変換されて、当該変換に応じて前記第1の記憶手段に記憶されているものであり、前記ディスクリプタは、前記DMA転送を行うために前記変換がされた各ブロックを前記変換前の画像データに戻す処理に用いるデータを含めて前記ブロックごとに用意されているものであり、前記転送工程は、前記処理に用いるデータを参照して前記変換がされた各ブロックを前記変換前の画像データに戻して前記DMA転送を行うものであるDMA転送方法。
【請求項13】 前記ディスクリプタは、前記データの種別として前記ブロックが圧縮されたものか否かを示すデータを含んでいる請求項12に記載のDMA転送方法。
【請求項14】 前記ディスクリプタは、前記処理の種別として前記第1の記憶手段からのデータ転送の実行の有無を示すデータを含んでいる請求項12又は13に記載のDMA転送方法。
【請求項15】 前記ディスクリプタは、前記アクセスを実行しないことを示すデータを含んでいるときは、前記データの種別として前記ブロックが特定の一色の画像であることを示すデータを含んでいる請求項14に記載のDMA転送方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスクプリプタに基づいて画像データのDMA転送を行う情報処理装置、画像読取装置、画像形成装置及びDMA転送方法並びにその場合のディスクプリプタを作成する画像データ記憶方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機のデジタル化が進むとともに、画像メモリを応用した、加工、編集を行う技術が各種提案されている。このような技術のひとつとして、原稿複数枚分の画像データを画像メモリに記憶することで、指定部数まとめてコピー出力し、仕分けの作業をなくす電子ソートという機能がある。
【0003】この場合に、複数枚の画像データを保持するために、そのままの形態で画像データを半導体メモリに蓄積したのでは、蓄積枚数分のデータ量に相当するメモリが必要になり、メモリコストが膨大になるという理由から、下記の2つの手段が一般的に用いられている。
【0004】■.半導体メモリと蓄積用メモリを併用し、蓄積メモリとして半導体メモリより低コストであるハードディスク等の2次第1の記憶手段を使用する。
【0005】■.蓄積メモリとして半導体メモリを使用し、圧縮処理を用いて画像データを圧縮し、画像1枚あたりのデータ量を減らすことで、トータルのメモリ量を減らす。
【0006】また、チェーン式DMA技術については、例えば、特開平6−103225号公報に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記■の手段で電子ソートを実現する場合には、圧縮処理の性能により画像の蓄積枚数等のスペックが左右される。圧縮処理には様々なアルゴリズムが存在し、それぞれ長所、短所があるが、一般的に言えることは、圧縮対象となる画像データの種類によって圧縮率にかなり差が生じてしまい、画像によっては圧縮率が1を超える、すなわち、かえって圧縮によりデータ量が増大する場合がある。以上の理由から、画像データを圧縮し、その圧縮後の符号データ量がもとの画像データ量より増加してしまうようなデータについては、圧縮してその圧縮後の符号データの形態で蓄積するのではなく、元画像データのままの形態で蓄積するのが望ましい。
【0008】この発明の目的は、一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送可能とすることである。
【0009】この発明の目的は、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして記憶することを可能として、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することである。
【0010】この発明の目的は、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、記憶することを省略して、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することである。
【0011】この発明の目的は、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの記憶を省いても、その色を再現できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、1枚の画像の画像データを複数個に分割したブロックごとに画像データの特性を判断する判断手段と、この特性に応じた形式に前記各ブロックの画像データを選択的に変換する変換手段と、この変換に応じて当該変換後の前記各ブロックの画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記画像データを前記第1の記憶手段からDMA転送する場合に用いるディスクリプタを、前記DMA転送を行うために前記変換がされた各ブロックを前記変換前の画像データに戻す処理に用いるデータを含めて前記ブロックごとに作成するディスクリプタ作成手段と、このディスクリプタを記憶する第2の記憶手段と、このディスクプリプタに含まれている前記処理に用いるデータに基づき前記各ブロックを前記変換前の画像データに戻して、前記複数個のブロックからなる画像データのDMA転送を前記ディスクプリプタに基づいて行うDMAコントローラとを備えていて、前記画像データを用いた処理を行う情報処理装置である。
【0013】したがって、ディスクリプタにより各ブロックを変換前の画像データに戻してDMA転送を行うことができるので、一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送することができる。
【0014】なお、画像データの特性としては、例えば、圧縮すると元の画像データよりデータ量が増大する、あるいは、白一色や黒一色の画像であるなどがある。特性に応じた形式に画像データを変換するとは、例えば、画像でデータの圧縮などがある。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが圧縮されたものか否かを示すデータを含んでいる。
【0016】したがって、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして第1の記憶手段に記憶することが可能となり、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記第1の記憶手段からのデータ転送の実行の有無を示すデータを含んでいる。
【0018】したがって、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、第1の記憶手段からデータ転送を行わないようにすることができるので、当該ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶することを省略して、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報処理装置において、前記ディスクリプタは、前記アクセスを実行しないことを示すデータを含んでいるときは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが特定の一色の画像であることを示すデータを含んでいる。
【0020】したがって、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの第1の記憶手段への記憶を省いても、その色を再現することができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、原稿の画像を読み取る光電変換素子を備え、この読み取った画像データを前記第1の記憶手段に記憶する請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置である画像読取装置である。
【0022】したがって、画像読取装置について、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0023】請求項6に記載の発明は、転送された画像データに基づいて用紙上に画像の形成を行うプリンタエンジンを備え、このプリンタエンジンを前記DMA転送の転送先とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報処理装置である画像形成装置である。
【0024】したがって、画像形成装置について、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、原稿を読み取って前記第1の記憶手段に記憶する画像データを出力する光電変換素子を備えている。
【0026】したがって、複写機などの画像形成装置について、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0027】請求項8に記載の発明は、1枚の画像の画像データを複数個に分割したブロックごとに画像データの特性を判断する判断工程と、この特性に応じた形式に前記各ブロックの画像データを変換する変換工程と、この変換に応じて当該変換後の前記各ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶する画像データ記憶工程と、前記画像データを前記第1の記憶手段からDMA転送する場合に用いるディスクリプタを、前記DMA転送を行うために前記各ブロックを前記変換前の画像データに戻す処理に用いるデータを含めて前記ブロックごとに作成するディスクリプタ作成工程と、この作成したディスクリプタを記憶するディスクリプタ記憶工程と、を含んでなる画像データ記憶方法である。
【0028】したがって、ディスクリプタにより各ブロックを変換前の画像データに戻してDMA転送を行うことができるので、一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送することができる。
【0029】なお、画像データの特性としては、例えば、圧縮すると元の画像データよりデータ量が増大する、あるいは、白一色や黒一色の画像であるなどがある。特性に応じた形式に画像データを変換するとは、例えば、画像でデータの圧縮などがある。
【0030】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像データ記憶方法において、前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが圧縮されたものか否かを示すデータを含んでいる。
【0031】したがって、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして第1の記憶手段に記憶することが可能となり、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0032】請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の画像データ記憶方法において、前記ディスクリプタは、前記処理に用いるデータとして前記第1の記憶手段からのデータ転送の実行の有無を示すデータを含んでいる。
【0033】したがって、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、第1の記憶手段からデータ転送を行わないようにすることができるので、当該ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶することを省略して、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0034】請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像データ記憶方法において、前記ディスクリプタは、前記アクセスを実行しないことを示すデータを含んでいるときは、前記処理に用いるデータとして前記ブロックが特定の一色の画像であることを示すデータを含んでいる。
【0035】したがって、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの第1の記憶手段への記憶を省いても、その色を再現することができる。
【0036】請求項12に記載の発明は、ディスクリプタを参照する参照工程と、この参照したディスクリプタに基づいて、前記第1の記憶手段に記憶されている画像データをDMA転送する転送工程とを含んでなり、前記画像データは、1枚の画像の画像データを分割した複数個のブロックからなり、このブロックごとの画像データの特性に応じた形式に選択的に変換されて、当該変換に応じて前記第1の記憶手段に記憶されているものであり、前記ディスクリプタは、前記DMA転送を行うために前記変換がされた各ブロックを前記変換前の画像データに戻す処理に用いるデータを含めて前記ブロックごとに用意されているものであり、前記転送工程は、前記処理に用いるデータを参照して前記変換がされた各ブロックを前記変換前の画像データに戻して前記DMA転送を行うものであるDMA転送方法である。
【0037】したがって、ディスクリプタにより各ブロックを変換前の画像データに戻してDMA転送を行うことができるので、一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送することができる。
【0038】なお、画像データの特性としては、例えば、圧縮すると元の画像データよりデータ量が増大する、あるいは、白一色や黒一色の画像であるなどがある。特性に応じた形式に画像データを変換するとは、例えば、画像でデータの圧縮などがある。
【0039】請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のDMA転送方法において、前記ディスクリプタは、前記データの種別として前記ブロックが圧縮されたものか否かを示すデータを含んでいる。
【0040】したがって、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして第1の記憶手段に記憶することが可能となり、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0041】請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載のDMA転送方法において、前記ディスクリプタは、前記処理の種別として前記第1の記憶手段からのデータ転送の実行の有無を示すデータを含んでいる。
【0042】したがって、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、第1の記憶手段からデータ転送を行わないようにすることができるので、当該ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶することを省略して、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0043】請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のDMA転送方法において、前記ディスクリプタは、前記アクセスを実行しないことを示すデータを含んでいるときは、前記データの種別として前記ブロックが特定の一色の画像であることを示すデータを含んでいる。
【0044】したがって、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの第1の記憶手段への記憶を省いても、その色を再現することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態について説明する。
【0046】図1は、この発明の一実施の形態であるデジタル複写機1の概略構成を説明する概念図である。このデジタル複写機1は、この発明の情報処理装置、画像読取装置、画像形成装置を実施するものであり、画像読取部2と、画像形成部3と、FAX部4と、セレクタ部5と、記憶部6と、操作部7と、システム制御部8とを備えている。
【0047】画像読取部2は、原稿Gを原稿台11に沿って可動な露光ランプ12によって露光走査し、その反射光をミラー13〜15などの光学系を介して光電変換素子であるCCDイメージセンサ16で受光することで、原稿Gの画像を読み取る。そして、IPU(イメージプロセッシングユニット)17において、CCDイメージセンサ16が出力する画像信号に対して、シェーディング補正等の処理を行い、A/D変換して8ビットのデジタル信号とし、さらに変倍処理、ディザ処理等の画像処理を行う。そして、これらの処理を施した画像データは画像同期信号と共に出力される。スキャナ制御部18は、以上の画像読取部2のプロセスを実行するために、各種センサの検知信号を取り込み、各種駆動モータ等のアクチュエータに制御信号を出力する。また、IPU17に各種パラメータの設定を行う。
【0048】ここで、画像読取部2のIPU17より出力される画像同期信号について、図2に示すタイミングチャートを参照して説明する。すなわち、フレームゲート信号(/FGATE)は、副走査方向の画像エリアに対しての画像有効範囲を表す信号で、この信号がLレベル(ローアクティブ)の間の画像データが有効とされる。また、このフレームゲート信号(/FGATE)はライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエッジでアサート、または、ネゲートされる。ライン同期信号(/LSYNC)は画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロック数だけアサートされ、この信号の立ち上がり後、所定クロック後に主走査方向の画像データが有効とされる。送られてくる画像データは、画素同期信号(PCLK)の1周期に対して1つである。画像データは矢印部分を先頭にラスタ形式のデータとして送出される。また、画像データの副走査有効範囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。
【0049】図1に示すように、プリンタエンジンである画像形成部3では、帯電チャージャ21によって感光体22を一様に帯電し、この帯電された一定回転する感光体22に対して、画像読取部2から出力された画像データに基づいて光書込部23で変調されたレーザ光により露光して、静電潜像を形成する。感光体22上の静電潜像は、現像装置24によりトナーで現像することで顕像化したトナー像となる。そして、あらかじめ給紙コロ25によって給紙トレイ26より給紙搬送し、レジストローラ27で待機させていた転写紙を、感光体22とのタイミングを図って搬送して、転写チャージャ28によって感光体22上のトナー画像を転写紙に静電転写する。その後、分離チャージャ29によって転写紙を感光体22より分離し、転写紙上のトナー像を定着装置30により加熱定着し、排紙ローラ31により排紙トレイ32に排紙する。一方、静電転写後の感光体22に残留したトナーは、クリーニング装置33で除去され、また、感光体21は除電チャージャ34により除電される。プロッタ制御部35は、以上の画像形成部3のプロセスを実行するために、各種センサの検知信号を取り込み、各種駆動モータ等のアクチュエータに制御信号を出力する。なお、画像形成部3は、前記のような電子写真方式のみならず、インクジェット方式など各種印刷形式を用いることができる。
【0050】操作部7は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種キーや、ユーザに各種メッセージを表示するLCDディスプレイなどを備えている。
【0051】システム制御部8は、ユーザによる操作部7への入力を検出し、画像読取部2、記憶部6、画像形成部3、FAX部4への各種パラメータの設定、プロセス実行指示等を通信で行う。
【0052】FAX部4は、システム制御部8からの指示により、画像読取部2で読み取った画像データを、G3、G4ファクシミリのデータ転送規定に基づき2値圧縮を行い、電話回線を介して送信先へ転送する。また、電話回線を介して外部から画像データを受信し、この画像データを、復元して2値の画像データにして、画像形成部3での画像形成に供する。
【0053】セレクタ部5は、システム制御部8からの指示により、セレクタの状態を変化させ、画像形成部3で画像形成を行う画像データのソースを、画像読取部2、記憶部6、FAX部4の何れかが出力する画像信号に切り換える。
【0054】記憶部6は、通常はIPU17から入力される原稿Gの画像データを記憶することで、リピートコピー、回転コピー等の複写アプリケーションに使用される。また、FAX部4からの2値画像データを一時記憶させるバッファメモリとしても使用される。これらデータ記憶の指示はシステム制御部8によってなされる。
【0055】次に、この記憶部6の詳細な構成について図3を参照して説明する。
【0056】図3に示すように、画像入出力DMAC(この発明の実施の形態の説明において、「DMAコントローラ」を単に「DMAC」という)41は、CPU及びロジックLSIで構成され、メモリ制御部42と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、画像入出力DMAC41自身の状態を知らせるためステータス情報を送信する。画像入力のコマンドを受けた場合、入力した画像データを入力画像同期信号に従って8画素単位のメモリデータとしてパッキングして、メモリ制御部42にメモリアクセス信号と共に随時出力する。また、画像出力のコマンドを受けた場合、メモリ制御部42からの画像データを出力画像同期信号に同期させて出力する。
【0057】第1の記憶手段である画像メモリ43は、画像データを記憶するメモリであり、DRAM等の半導体記憶素子で構成され、メモリ量の合計は、この例では、400dpiで2値画像データのA3サイズ分の4Mバイトと、電子ソート蓄積用分の4Mバイトの合計8MBとしている。画像メモリ43は、メモリ制御部42から読み出し、書き込みの制御を受ける。
【0058】メモリ制御部42は、CPU及びロジックLSIで構成され、システム制御部8と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、記憶部6の状態を知らせるためステータス情報を送信する。
【0059】システム制御部8からの動作コマンドには、画像入力、画像出力、圧縮、伸長等があり、画像入力、画像出力などのコマンドは画像入出力DMAC41に送信される。また、圧縮、伸長などのコマンドは画像転送DMAC44、符号転送DMAC45、圧縮伸長器46に、それぞれ送信される。
【0060】図4は、メモリ制御部42の詳細な構成を示すブロック図である。図4に示すように、アービタ47は、画像入出力DMAC41、画像転送DMAC44、符号転送DMAC45からのメモリアクセス要求信号を調停し、アクセス許可信号を出力する。メモリ制御部42は、リフレッシュ制御回路48を内蔵し、優先順位はリフレッシュ制御回路48、画像入出力DMAC41、画像転送DMAC44、符号転送DMAC45の順で、画像メモリ43のメモリアクセスが非アクティブの条件で許可先にはメモリアクセス許可信号をアクティブ出力する。また、許可信号を出力すると共に画像メモリ43のアドレスをセレクトし、アクセス制御回路48にメモリアクセスのスタートを示すトリガ信号を出力する。
【0061】入力される物理アドレスは、アクセス制御回路48からの信号により半導体メモリであるDRAMから構成される画像メモリ43に対応したロウアドレス、カラムアドレスに分割し、11ビットのアドレスバスに出力する。また、アービタ47からのアクセス開始信号に従い、DRAM制御信号(RAS、CAS、WE)を画像メモリ43に出力する。
【0062】画像転送DMAC44は、CPU及びロジックLSIで構成され、図3に示すように、メモリ制御部42と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。圧縮のコマンドを受けた場合、メモリ制御部42にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器46に転送する。また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。
【0063】符号転送DMAC45は、CPU及びロジックLSIで構成され、メモリ制御部42と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。伸長のコマンドを受けた場合、メモリ制御部42にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器46に転送する。また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。
【0064】圧縮伸長器46は、CPU及びロジックLSIで構成され、メモリ制御部42と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。圧縮伸長器46は、2値の画像データをMH符号化方法にて圧縮処理する。
【0065】画像読取部2で読み取った画像データや、FAX部4で受信した画像データは、システム制御部8が記憶部6に指示して、画像メモリ43の所定の画像領域に記憶する。そして、メモリ制御部42のCPUは、画像メモリ43に記憶された1枚の画像データを画像の副走査方向に複数ブロックに分割して、画像転送DMAC44により順次読み出し、圧縮伸長器46で圧縮してから、符号転送DMAC45により再び画像メモリ43の所定の蓄積領域に書き込む。この後、メモリ制御部42からシステム制御部8に処理結果を通知して、システム制御部8のCPUは、複数個に分割されたブロックごとに、図5に示すようなディスクリプタA,B,…を作成し、この作成した複数のディスクリプタA,B,…を、システム制御部8のRAMの所定領域に構築した第2の記憶手段に記憶する。
【0066】このディスクリプタA,B,…は、何れも4ワードで構成されており、次のディスクリプタの格納アドレスを示すチェーン先アドレス、転送するデータの先頭アドレスを示すデータ転送先アドレス、転送するデータのデータ量をワード数で示すデータ転送ワード数、及び、転送するデータのフォーマットを示すフォーマット情報を含んでいる。
【0067】画像メモリ43に記憶された1枚の画像データを複数ブロックに分割して圧縮伸長器46で圧縮する際には、符号転送DMAC45では符号データ量をカウントしており、動作途中で符号データ量が元の画像データ量を超えた場合は、前記の動作を中断し、そのブロックの先頭から圧縮伸長器46を経由させずにパスして符号転送DMAC45に送り直し、圧縮しない元の画像データのままで画像メモリ43に蓄積する。
【0068】このように、各ブロックは、画像データを圧縮した符号データか、または、圧縮処理のなされていない元のままの画像データの形態で画像メモリ43に蓄積される。この場合に、システム制御部8は、メモリ制御部42の通知により、各ブロックの画像データが、画像データを圧縮した符号データなのか、圧縮処理のなされていない画像データなのかを認識し、その別を各ブロックに対応したディスクリプタのフォーマット情報(図5参照)の最下位ビット(圧縮有無認識ビット)に記録したディスクリプタを作成する。例えば、圧縮有無認識ビットが1のときは圧縮処理のなされていない画像データ、0のときは符号データであることを示す。
【0069】また、画像転送DMAC44は、圧縮伸長器46に送る各ブロックの画像データが白一色の白データまたは黒一色の黒データで構成されるものか否かを検査する。白一色の白データまたは黒一色の黒データで構成されるブロックがあったときは、メモリ制御部42は、画像メモリ43に記憶されている当該ブロックの画像データをクリアし、システム制御部8に通知する。そして、この場合は、圧縮有無認識ビットより上位の2ビットにも、画像メモリ43にアクセスするか、しないか(1ビット)、また、画像メモリ43にアクセスしない場合は、白データを生成するか、黒データを生成するか(1ビット)を表すビットを配置したディスクリプタを作成する。この前者の1ビットをメモリアクセス有無認識ビット、後者の1ビットを色認識ビットと称する。そして、前者の画像メモリ43へのアクセス有無はメモリアクセス有無認識ビットが0でアクセスありとし、1のときはアクセスなしで、色認識ビットの値が反映され、色認識ビットが0の場合は白データの転送、1の場合は黒データの転送を、画像メモリ43に記憶されている画像データの転送に代えて行う。
【0070】以上のような、システム制御部8及び記憶部6で行う、画像メモリ43への画像データの転送およびディスクリプタの作成の処理を、図6のフローチャートを参照して説明する。すなわち、1枚の画像データをシステム制御部8が記憶部6に送信して、メモリ制御部42が画像メモリ43に格納する(ステップS1)。そして、この1枚の画像データを複数のブロックに分割して、前記のように圧縮後の符号データ量が元の画像データ量を下回るときは(ステップS2のN)、画像データを圧縮して画像メモリ43に格納し(ステップS3)、上回るときは(ステップS2のY)、画像データを圧縮せずにそのまま画像メモリ43に格納する(ステップS4)。
【0071】また、白一色の白データまたは黒一色の黒データで構成されるブロックがあったときは(ステップS5のY)、前記のように画像メモリ43に記憶されている当該ブロックの画像データをクリアする(ステップS6)。そして、システム制御部8にステップS2〜S5の処理の結果を通知する(ステップS7)。
【0072】ステップS2,S3により、圧縮後の符号データ量が元の画像データ量を上回るか否か、白一色の白データまたは黒一色の黒データで構成されるか、といった画像データの特性がブロックごとに判断される(これにより判断手段、判断工程を実現している。)。また、ステップS3では、圧縮後の符号データ量が元の画像データ量を上回るというその特性に応じ、圧縮して符号データ化するという形式に、ブロックごとの画像データを変換する(これにより変換手段、変換工程を実現している)。この場合に、白一色の白データまたは黒一色の黒データで構成される場合は、ステップS6で画像データをクリアするので、ブロックごとの画像データの変換は選択的に行われ、画像メモリ43へのブロックごとの画像データの記憶も、ブロックごとの画像データの変換に応じて行われることになる。さらに、ステップS3,S4により画像データ記憶工程を実現している。
【0073】この通知に基づいて、システム制御部8はブロックごとの複数のディスクリプタA,B,…を作成して(ステップS8)、RAMの第2の記憶手段に格納する(ステップS9)。ステップS8によりディスクリプタ作成手段、ディスクリプタ作成工程を実現し、ステップS9によりディスクリプタ記憶工程を実現している。この場合に、通知に基づいて、ブロックごとに各ディスクリプタA,B,…には、圧縮有無認識ビット、メモリアクセス有無認識ビット、色認識ビットに前記のとおり値が設定される。
【0074】圧縮有無認識ビット、メモリアクセス有無認識ビット、色認識ビットは、各ブロックをステップS3,S6の処理を行う前の元の画像データに戻す処理に用いるデータである。すなわち、圧縮有無認識ビットは、ブロックが圧縮されたか否かを示し、メモリアクセス有無認識ビットは、画像メモリ43からのデータの転送の実行の有無を示し、色認識ビットは、画像メモリ43からのデータの転送を実行しないときに、当該ブロックが特定に一色、すなわち、白データまたは黒データであることを示す。
【0075】図7は、符号転送DMAC45の構成を説明するブロック図である。図7に示すように、符号転送DMAC45は、画像データの転送を制御するデータ転送制御部51と、ディスクリプタを記憶するディスクリプタ格納レジスタ52とを備えている。
【0076】図8に示す画像データ53は、図6を参照して説明した処理後における1枚の画像のものであり、例えば4つのブロックa〜dに分割されている。そして、この例では、ブロックaでは普通に画像データを圧縮した符号データである場合を想定している。ブロックbでは圧縮率が1を超え、圧縮前の画像データよりデータ量が大きくなるために、もとの画像データのままとする場合を想定している。また、ブロックcでは画像データ中に画像が含まれておらず、全体が白一色であり、画像メモリ43に記憶領域を確保せず、データ転送制御部51のみで白データのデータ転送を行うことを想定している(後述)。したがって、ブロックcのデータは、画像メモリ43には格納されていない。さらに、ブロックdについては、圧縮時に2つのディスクリプタで指定されるメモリ領域に分割して(ブロックd1,d2)、画像データを蓄積する場合を想定している。
【0077】以下に、これらの複数のデータ形式が混在したデータを、ディスクリプタを使って符号転送DMAC45が一連にDMA転送を行う手順について、図9のフローチャートを参照して説明する。まず、メモリ制御部42のCPUが、システム制御部8から伸長コマンドを受け取ると(ステップS11のY)、DMAが起動する(ステップS12)。そして、あらかじめディスクリプタ格納レジスタ52にCPUによって設定されたディスクリプタAのチェーン先アドレスをリードアクセスし、システム制御部8のRAM内にある第2の記憶手段内に格納されているディスクリプタA,B,…の内容を、符号転送DMAC45のディスクリプタ格納レジスタ52にロードする(ステップS13)。
【0078】フォーマット情報の圧縮有無認識ビットは、前記のとおり、転送するデータが画像データを圧縮した符号データか、圧縮処理のなされていない画像データか表わすビットであり、例えば、このビットが1のときは圧縮処理のなされていない画像データ、0のときは符号データとしている。また、メモリアクセス有無認識ビット、色認識ビットは、前記のとおり、前者が画像メモリ43にアクセスするか、しないかを示し、また、後者は画像メモリ43にアクセスしない場合は、白データを生成するか、黒データを生成するかを示すものである。
【0079】そして、データ転送制御部51は、先頭のディスクリプタAのフォーマット情報のメモリアクセス有無認識ビットの値を判断する(ステップS14)。メモリアクセス有無認識ビットの値から画像メモリ43へのメモリアクセスなしであるときは(ステップS14のY)、色認識ビットの値を判断する(ステップS15)。そして、画像メモリ43にアクセスすることなく、色認識ビットの値に応じて、一定の階調の白データまたは黒データを、画像入出力DMAC41を介して画像形成部3にDMA転送する(ステップS16,S17)。
【0080】メモリアクセス有無認識ビットの値から画像メモリ43へのメモリアクセスありであるときは(ステップS14のN)、圧縮有無認識ビットの値を判断する(ステップS18)。圧縮有無認識ビットから、先頭ブロックが圧縮された符号データであるときは(ステップS18のY)、画像メモリ43内の当該ブロックのデータを圧縮伸長器46に送信して、元の画像データに戻してから、画像入出力DMAC41を介して画像形成部3にDMA転送する(ステップS19)。メモリアクセス有無認識ビットから圧縮の有無を判断し(ステップS18)、圧縮がなかったときは(ステップS18のN)、画像メモリ43内の画像データをそのままDMA転送する(ステップS20)。以上のステップS14以下の処理は、すべてのブロックについてDMA転送が完了するまで(ステップS21のY)、繰り返す(ステップS21のN)。
【0081】ステップS14,15,16により参照工程を実現し、ステップS16,S17,S19,S20は、何れもディスクリプタを参照し、このディスクリプタに基づいて画像データのDMA転送を行うものであるから、参照工程、転送工程を実現するものである。
【0082】以上説明したデジタル複写機1によれば、1枚の画像データを分割した各ブロックをブロックごとに圧縮し、あるいはクリアして保持しても、ディスクリプタにより、各ブロックを圧縮、クリア前の元の画像データに戻してDMA転送を行うことができるので、一枚の画像の画像データを1度の伸長コマンドでDMA転送することができる。
【0083】また、圧縮有無認識ビットにより、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして画像メモリ43に記憶することが可能となり、画像メモリ43の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0084】さらに、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、メモリアクセス有無認識ビットにより画像メモリ43からデータ転送を行わないようにすることができるので、当該ブロックの画像データをメモリアクセス有無認識ビットにより画像メモリ43に記憶することを省略して、メモリアクセス有無認識ビットにより画像メモリ43の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0085】この場合に、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの画像メモリ43への記憶を省いても、色認識ビットによりその色を再現することができる。
【0086】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、ディスクリプタにより各ブロックを変換前の画像データに戻してDMA転送を行うことができるので、一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送することができる。
【0087】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして第1の記憶手段に記憶することが可能となり、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0088】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、第1の記憶手段からデータ転送を行わないようにすることができるので、当該ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶することを省略して、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0089】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報処理装置において、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの第1の記憶手段への記憶を省いても、その色を再現することができる。
【0090】請求項5に記載の発明は、画像読取装置について、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0091】請求項6に記載の発明は、画像形成装置について、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0092】請求項7に記載の発明は、複写機などの画像形成装置について、請求項1〜4のいずれかに記載の発明と同様の作用、効果を奏することができる。
【0093】請求項8に記載の発明は、ディスクリプタにより各ブロックを変換前の画像データに戻してDMA転送を行うことができるので、一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送することができる。
【0094】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像データ記憶方法において、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして第1の記憶手段に記憶することが可能となり、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0095】請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の画像データ記憶方法において、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、第1の記憶手段からデータ転送を行わないようにすることができるので、当該ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶することを省略して、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0096】請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像データ記憶方法において、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの第1の記憶手段への記憶を省いても、その色を再現することができる。
【0097】請求項12に記載の発明は、ディスクリプタにより各ブロックを変換前の画像データに戻してDMA転送を行うことができるので、一枚の画像の画像データを複数個のブロックに分割し、ブロックごとに異なる形式に画像データを変換しても、一枚の画像の画像データを1度のコマンドでDMA転送することができる。
【0098】請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のDMA転送方法において、圧縮するとかえってデータ量が増大するようなブロックについては元画像データのままで、そうでないブロックについては圧縮した符号データとして第1の記憶手段に記憶することが可能となり、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0099】請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載のDMA転送方法において、白一色や黒一色などの画像のブロックについては、第1の記憶手段からデータ転送を行わないようにすることができるので、当該ブロックの画像データを第1の記憶手段に記憶することを省略して、第1の記憶手段の記憶容量を節約し、製造コストを低減することができる。
【0100】請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のDMA転送方法において、白一色や黒一色など、特定の一色の画像からなるブロックについて、その画像データの第1の記憶手段への記憶を省いても、その色を再現することができる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成12年9月29日(2000.9.29)
【代理人】 【識別番号】100101177
【弁理士】
【氏名又は名称】柏木 慎史 (外2名)
【公開番号】 特開2002−108801(P2002−108801A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−301120(P2000−301120)