| 【発明の名称】 |
データ転送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】森下 昭彦
|
| 【要約】 |
【課題】入出力インターフェースの複数の仕様(接続方式,ハンドシェーク論理)に対応可能なデータ転送装置を提供すること。
【解決手段】入出力インターフェースとメモリとの間でデータをDMA転送するデータ転送装置において、当該装置の内部でデータを伝達する内部データバスと、入出力インターフェースに接続される第1端子群52,53と、当該装置の外部に配置された外部データバスに接続される第2端子群62と、第1端子群52,53に対する入出力インターフェースの接続方式を記憶するレジスタ部32と、レジスタ部32に記憶された接続方式に基づいてデータ転送経路を形成する転送経路形成部42,43とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 入出力インターフェースとメモリとの間でデータをDMA転送するデータ転送装置において、当該装置の内部に配置され、前記データを伝達する内部データバスと、前記入出力インターフェースに接続される第1端子群と、当該装置の外部に配置された外部データバスに接続される第2端子群と、前記入出力インターフェースの前記第1端子群との接続方式を記憶するレジスタ部と、前記レジスタ部に記憶された接続方式に基づいて、前記内部データバスと前記第1端子群との間のデータ転送経路、および、前記第2端子群と前記第1端子群との間のデータ転送経路を形成する転送経路形成部とを備えたことを特徴とするデータ転送装置。 【請求項2】 請求項1に記載のデータ転送装置において、当該装置の外部に配置されたアドレスバスに接続される第3端子群を備え、前記レジスタ部には、前記入出力インターフェースのアドレス情報が記憶され、前記転送経路形成部は、前記第3端子群からのアドレス情報と前記レジスタ部に記憶されたアドレス情報とが一致したときに、前記第2端子群と前記第1端子群との間のデータ転送経路を形成し、前記アドレス情報どうしが不一致のときに、前記内部データバスと前記第1端子群との間のデータ転送経路を形成することを特徴とするデータ転送装置。 【請求項3】 入出力インターフェースとメモリとの間でデータをDMA転送するデータ転送装置において、当該装置の内部に配置され、前記データのDMA転送の制御信号を伝達する内部制御バスと、前記入出力インターフェースに接続される第1端子群と、当該装置の外部に配置された外部制御バスに接続される第2端子群と、前記入出力インターフェースの前記第1端子群との接続方式を記憶するレジスタ部と、前記レジスタ部に記憶された接続方式に基づいて、前記内部制御バスと前記第1端子群との間の信号転送経路、および、前記第2端子群と前記第1端子群との間の信号転送経路を形成する転送経路形成部とを備えたことを特徴とするデータ転送装置。 【請求項4】 請求項3に記載のデータ転送装置において、当該装置の外部に配置されたアドレスバスに接続される第3端子群を備え、前記レジスタ部には、前記入出力インターフェースのアドレス情報が記憶され、前記転送経路形成部は、前記第3端子群からのアドレス情報と前記レジスタ部に記憶されたアドレス情報とが一致したときに、前記第2端子群と前記第1端子群との間の信号転送経路を形成し、前記アドレス情報どうしが不一致のときに、前記内部制御バスと前記第1端子群との間の信号転送経路を形成することを特徴とするデータ転送装置。 【請求項5】 入出力インターフェースとの間のハンドシェーク通信により、該入出力インターフェースとメモリとの間でデータをDMA転送するデータ転送装置において、前記入出力インターフェースの前記ハンドシェーク通信における論理を記憶するレジスタ部と、前記レジスタ部に記憶された論理に基づいて、前記ハンドシェーク通信における当該装置の論理と前記入出力インターフェースの論理との変換を行う論理変換部とを備えたことを特徴とするデータ転送装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、データをDMA転送するデータ転送装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、システム全体の監視や制御を行うCPUを介さずに、専用のハードウエア(例えばロジックLSI)を介してデータ転送するDMA(Direct MemoryAccess)転送方式が知られている。このDMA転送方式によれば、CPUを介してデータ転送する方式に比べて高速にデータ転送できる。また、データ転送中にCPUが別の処理を実行できるという利点もある。 【0003】このようなDMA転送方式は、各種の画像処理装置にも採用されている。例えばフィルムスキャナなどの画像入力装置70では、図13に示すように、画像入力部71内のイメージセンサ(不図示)から出力されてA/D変換された画像データがメモリ72にDMA転送され(メモリ72への書き込み)、メモリ72内の画像データが入出力インターフェース(I/F)73にDMA転送され(メモリ72からの読み出し)、この入出力I/F73を介して外部のコンピュータに出力される。 【0004】画像入力装置70における画像データのDMA転送は、CPU74からの指示に基づいて、専用のハードウエア75が実行する。また、メモリ72から入出力I/F73への画像データのDMA転送は、専用のハードウエア75と入出力I/F73とのハンドシェーク通信により行われる。さらに、ハードウエア75と入出力I/F73とのハンドシェーク通信によれば、入出力I/F73からメモリ72へのDMA転送も可能である。 【0005】ところで、上記した入出力I/F73には、ハードウエア75との接続方式およびCPU74との接続方式において、様々な種類のものが存在している。ここで、代表的な2つの接続方式について説明する。1つ目の接続方式は、図14の入出力I/F73(1)に示すように、CPU74からのアドレスを入力する端子群(アドレス入力端子群)81と、CPU74との間でデータを入出力する端子群(CPUデータ入出力端子群)82と、ハードウエア75との間で画像データを入出力する端子群(DMAデータ入出力端子群)83と、CPU74からの制御信号を入力する端子群(CPU制御入力端子群)84と、ハードウエア75からの制御信号を入力する端子群(DMA制御入力端子群)85と、ハンドシェーク通信における要求信号をハードウエア75に出力する端子(要求出力端子)86と、ハードウエア75からの回答信号を入力する端子(回答入力端子)87とを備えた方式である。 【0006】2つ目の接続方式は、図15の入出力I/F73(2)に示すように、上記した入出力I/F73(1)におけるCPUデータ入出力端子群82,DMAデータ入出力端子群83に代えて1つの端子群88を備えると共に、入出力I/F73(1)におけるCPU制御入力端子群84,DMA制御入力端子群85に代えて1つの端子群89を備える方式である。端子群88は、CPU74またはハードウエア75との間でデータを入出力する端子群(CPU/DMAデータ入出力端子群)である。端子群89は、CPU74またはハードウエア75からの制御信号を入力する端子群(CPU/DMA制御入力端子群)である。 【0007】このように、上記した2つの接続方式は、データの入出力端子群をCPU74用とハードウエア75用とで独立に設けるか共通に設けるかによって異なると共に、制御信号の入力端子群をCPU74用とハードウエア75用とで独立に設けるか共通に設けるかによって異なっている。このため、従来の画像入力装置70(図13)では、入出力I/F73として図14の入出力I/F73(1)を組み込む場合と、図15の入出力I/F73(2)を組み込む場合とで、ハードウエア75を別々に作成していた。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハードウエア75の開発には膨大な費用と時間が掛かるという問題がある。そこで、近年、例えば図14に示す入出力I/F73(1)の接続方式に適合するように開発されたハードウエア75(1)を用いて、接続方式が異なる図15の入出力I/F73(2)を組み込むことが検討された。 【0009】図14の入出力I/F73(1)に適合するハードウエア75(1)には、図16に示すように、DMAデータ入出力端子群83に接続される画像データの入出力端子群91と、DMA制御入力端子群85に接続される制御信号の出力端子群92と、要求出力端子86に接続される要求信号の入力端子93と、回答入力端子87に接続される回答信号の出力端子94とが設けられている。 【0010】このハードウエア75(1)に、図15の入出力I/F73(2)を接続するためには、図17に示すように、入出力I/F73(2)の接続方式をハードウエア75(1)に適合するように変換するためのハードウエア100が新たに必要になる。ハードウエア100には、入出力I/F73(2)のCPU/DMAデータ入出力端子群88に接続されるデータの入出力端子群101と、CPU/DMA制御入力端子群89に接続される制御信号の出力端子群102と、要求出力端子86に接続される要求信号の入力端子103と、回答入力端子87に接続される回答信号の出力端子104とが設けられる。 【0011】また、ハードウエア100では、ハードウエア75(1)の入出力端子群91との間の転送経路とCPUデータバスとの間の転送経路とが上記の入出力端子群101に統合され、ハードウエア75(1)の出力端子群92との間の転送経路とCPU制御バスとの間の転送経路とが上記の出力端子群102に統合される。このように、入出力I/F73(2)とハードウエア75(1)との間にハードウエア100を接続することにより、入出力I/F73(2)とハードウエア75(1)とで画像入力装置70を構成することは可能である。 【0012】しかし、ハードウエア100は、あくまでも入出力I/F73(2)の接続方式をハードウエア75(1)に適合させるためのものであり、他の接続方式の入出力I/Fとハードウエア75(1)とで画像入力装置70を構成しようとすれば、また新たにハードウエア100と同様のハードウエアを作成しなければならない。このため、開発費用や開発時間の削減を十分に達成できるとは言えなかった。 【0013】また、上記した接続方式の相違だけでなく、入出力I/F73(図13)には、ハンドシェーク通信における要求信号および回答信号の論理(ハンドシェーク論理)においても、様々な種類が存在している。 【0014】したがって、従来の画像入力装置70では、入出力I/F73の仕様(接続方式,ハンドシェーク論理)に適合するようにハードウエア75を作成するか、入出力I/F73の仕様(接続方式,ハンドシェーク論理)をハードウエア75に適合させるためのハードウエア100を作成しなければならなかった。本発明の目的は、入出力インターフェースの複数の仕様(接続方式,ハンドシェーク論理)に対応可能なデータ転送装置を提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は、入出力インターフェースとメモリとの間でデータをDMA転送するデータ転送装置において、当該装置の内部でデータを伝達する内部データバスと、入出力インターフェースに接続される第1端子群と、当該装置の外部に配置された外部データバスに接続される第2端子群と、入出力インターフェースの第1端子群との接続方式を記憶するレジスタ部と、レジスタ部に記憶された接続方式に基づいてデータ転送経路を形成する転送経路形成部とを備えたものである。 【0016】転送経路形成部によって形成されるデータ転送経路の1つは、内部データバスと第1端子群(入出力インターフェース)との間のデータ転送経路であり、他の1つは、第2端子群(外部データバス)と第1端子群(入出力インターフェース)との間のデータ転送経路である。このデータ転送装置では、レジスタ部の記憶内容(入出力インターフェースの第1端子群との接続方式)に基づいて上記のデータ転送経路が形成されるため、事前にレジスタ部の記憶内容を書き換えておくことで、上記のデータ転送経路を入出力インターフェースの接続方式に応じた経路に変更することができる。 【0017】また、本発明は、入出力インターフェースとメモリとの間でデータをDMA転送するデータ転送装置において、当該装置の内部でDMA転送されるデータの制御信号を伝達する内部制御バスと、入出力インターフェースに接続される第1端子群と、当該装置の外部に配置された外部制御バスに接続される第2端子群と、入出力インターフェースの第1端子群との接続方式を記憶するレジスタ部と、レジスタ部に記憶された接続方式に基づいて信号転送経路を形成する転送経路形成部とを備えたものである。 【0018】転送経路形成部によって形成される信号転送経路の1つは、内部制御バスと第1端子群(入出力インターフェース)との間の信号転送経路であり、他の1つは、第2端子群(外部制御バス)と第1端子群(入出力インターフェース)との間の信号転送経路である。このデータ転送装置では、レジスタ部の記憶内容(入出力インターフェースの第1端子群との接続方式)に基づいて上記の信号転送経路が形成されるため、事前にレジスタ部の記憶内容を書き換えておくことで、上記の信号転送経路を入出力インターフェースの接続方式に応じた経路に変更することができる。 【0019】さらに、本発明は、入出力インターフェースとの間のハンドシェーク通信により、該入出力インターフェースとメモリとの間でデータをDMA転送するデータ転送装置において、入出力インターフェースのハンドシェーク通信における論理を記憶するレジスタ部と、レジスタ部に記憶された論理に基づいて、ハンドシェーク通信における当該装置の論理と入出力インターフェースの論理との変換を行う論理変換部とを備えたものである。 【0020】このデータ転送装置では、レジスタ部の記憶内容(入出力インターフェースの論理)に基づいて、当該装置と入出力インターフェースとの間の論理の整合性がとられるため、事前にレジスタ部の記憶内容(入出力インターフェースの論理)を書き換えておくことにより、入出力インターフェースの論理が変更になった場合でも、確実にハンドシェーク通信を実行できる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態は、請求項1〜請求項5に対応する。 【0022】本実施形態のフィルムスキャナ10は、図1に示すように、フィルム原稿(不図示)に写し込まれている画像を読み取って、その画像データを外部のコンピュータに出力したり、逆にコンピュータから画像データを取り込んだりする機能を備えた装置である。また、フィルムスキャナ10は、スキャナ内部における画像データの転送に、DMA転送方式を採用した装置である。すなわち、フィルムスキャナ10では、システム全体の監視や制御を行うCPU12を介さずに、専用のハードウエアであるデータ処理部13(データ転送装置)を介して画像データのDMA転送が行われる。 【0023】ここで、フィルムスキャナ10の概略構成と、画像データのDMA転送とについて説明する。フィルムスキャナ10の内部には、上記したCPU12とデータ処理部13の他、画像入力部11と、メモリ14と、入出力I/F(図14の入出力I/F73(1)または図15の入出力I/F73(2))とが設けられている。フィルムスキャナ10は、入出力I/F(73(1)または73(2))を介して外部のコンピュータに接続される。メモリ14は、画像データを一時的に保管するための読み書き可能な半導体メモリ(RAM)である。 【0024】フィルムスキャナ10における画像データのDMA転送には3通りある。1つ目は、画像入力部11内のイメージセンサ(不図示)から出力されてA/D変換された画像データのメモリ14へのDMA転送である。2つ目は、メモリ14に格納された画像データの入出力I/F(73(1)または73(2))へのDMA転送である。3つ目は、外部のコンピュータから入出力I/F(73(1)または73(2))に取り込まれた画像データのメモリ14へのDMA転送である。何れにしても、1回のDMA転送によって1つの画像データが転送される。 【0025】上記3つのDMA転送のうち2つ目と3つ目は、外部のコンピュータからの転送要求に応じて実行される。外部のコンピュータからの転送要求は入出力I/F(73(1)または73(2))とデータ処理部13とを介してCPU12に送られ(詳細は後述する)、要求の内容が2つ目のDMA転送を示すのか3つ目のDMA転送を示すのかを判断される。この判断の結果は、CPU12からデータ処理部13へ出力される。また、外部のコンピュータからの転送要求に基づいて、入出力I/F(73(1)または73(2))とデータ処理部13とは、ハンドシェーク通信を行う(後述する)。 【0026】なお、データ処理部13の外部には、CPU12が出力するアドレスを伝達するCPUアドレスバスと、CPU12が入出力するデータを伝達するCPUデータバス(請求項1の「外部データバス」)と、CPU12が出力する制御信号(後述するリード信号またはライト信号)を伝達するCPU制御バス(請求項3の「外部制御バス」)とが配置されている。 【0027】さて、本実施形態のフィルムスキャナ10の特徴は、上記した3つのDMA転送を行うデータ処理部13にある。データ処理部13は、上記したように専用のハードウエアであり、ロジックLSI(大規模集積回路)にて構成される。以下、フィルムスキャナ10の内部に設けられたデータ処理部13の詳細な構成について説明する。 【0028】データ処理部13には、画像データのDMA転送時にメモリ14のアドレスを指定するアドレス制御部15と、入出力制御部16とが設けられる。アドレス制御部15は、画像入力部11からの画像データに対して補正計算を行う加工処理部も兼ねている。入出力制御部16は、図2に示すように、メイン部21と、レジスタ部22と、セレクタ部23と、制御信号作成部24と、入出力バッファ部25とで構成されている。入出力制御部16の各構成要素(21〜25)の詳細については後述する。 【0029】また、データ処理部13には、図2に示すように、CPUアドレスバスに接続された端子群61,64(請求項2,4の「第3端子群」)と、CPUデータバスに接続された端子群62(請求項1の「第2端子群」)と、CPU制御バスに接続された端子群63(請求項3の「第2端子群」)とが設けられている。これらの端子群61〜63は、データ処理部13の内部において、入出力制御部16のセレクタ部23に接続され、端子群64は入出力バッファ25に接続される。 【0030】さらに、データ処理部13には、入出力I/F(73(1)または73(2))に接続される5つの端子群51〜55および2つの端子56,57が設けられている。これらの端子群51〜55および端子56,57は、データ処理部13の内部において、入出力制御部16の入出力バッファ25に接続される。ここで、端子群51〜55,端子56,57と図14の入出力I/F73(1)との接続について説明しておく。図3に示すように、端子群51はアドレス入力端子群81に接続され、端子群52はCPUデータ入出力端子群82に接続され、端子群53はDMAデータ入出力端子群83に接続され、端子群54はCPU制御入力端子群84に接続され、端子群55はDMA制御入力端子群85に接続され、端子56は要求出力端子86に接続され、端子57は回答入力端子87に接続される。 【0031】また、端子群51〜55,端子56,57と図15の入出力I/F73(2)との接続については、図4に示すように、端子群51はアドレス入力端子群81に接続され、端子群52はCPU/DMAデータ入出力端子群88に接続され、端子群54はCPU/DMA制御入力端子群89に接続され、端子56は要求出力端子86に接続され、端子57は回答入力端子87に接続される。なお、端子群53,55には何も接続されない。 【0032】なお、上記したデータ処理部13の端子群52,53は、請求項1の「第1端子群」に対応し、上記した端子群54,55は、請求項3の「第1端子群」に対応する。 【0033】次に、データ処理部13を構成する入出力制御部16(図2)の各構成要素(21〜25)について説明する。レジスタ部22には、5つの設定レジスタが設けられている。1つ目の設定レジスタは、入出力I/F(73(1)または73(2))のアドレス情報を記憶するアドレス設定レジスタ31(請求項2,4の「レジスタ部」)である。 【0034】2つ目の設定レジスタは、入出力I/F(73(1)または73(2))のデータバス情報を記憶するデータ設定レジスタ32(請求項1の「レジスタ部」)である。データバス情報とは、CPUデータ入出力端子群とDMAデータ入出力端子群とが「独立」である(図14の入出力I/F73(1)の端子群82,83)か、「共通」である(図15の入出力I/F73(2)の端子群88)かを示す接続方式の情報である。データ設定レジスタ32は、データバス情報が「独立」の場合にLレベル、「共通」の場合にHレベルに設定される。 【0035】3つ目の設定レジスタは、入出力I/F(73(1)または73(2))の制御バス情報を記憶する制御設定レジスタ33(請求項3の「レジスタ部」)である。制御バス情報とは、CPU制御入力端子群とDMA制御入力端子群とが「独立」である(図14の入出力I/F73(1)の端子群84,85)か、「共通」である(図15の入出力I/F73(2)の端子群89)かを示す接続方式の情報である。制御設定レジスタ33は、制御バス情報が「独立」の場合にLレベル、「共通」の場合にHレベルに設定される。 【0036】4つ目の設定レジスタは、ハンドシェーク通信において入出力I/F(73(1)または73(2))が出力する要求信号の論理情報を記憶する要求論理設定レジスタ34(請求項5の「レジスタ部」)である。要求論理設定レジスタ34は、要求信号の論理情報が「負」の場合にLレベル、「正」の場合にHレベルに設定される。 【0037】5つ目の設定レジスタは、ハンドシェーク通信において入出力I/F(73(1)または73(2))が受け取る回答信号の論理情報を記憶する回答論理設定レジスタ35(請求項5の「レジスタ部」)である。回答論理設定レジスタ35は、回答信号の論理情報が「負」の場合にLレベル、「正」の場合にHレベルに設定される。 【0038】上記レジスタ部22の各設定レジスタ(31〜35)に設定された情報(アドレス情報,データバス情報,制御バス情報,論理情報)は、セレクタ部23に出力される。セレクタ部23は、図2に示すように、切換信号作成部41(詳細は図5)と、データ出力セレクタ42(詳細は図6)と、データ入力セレクタ43(詳細は図7)と、制御出力セレクタ44(詳細は図8)と、要求論理セレクタ45(詳細は図9)と、回答論理セレクタ46(詳細は図10)とで構成されている。 【0039】このうち、切換信号作成部41には、図5(a)に示すように、アドレス設定レジスタ31に設定された入出力I/F(73(1)または73(2))のアドレス情報が入力される。また、切換信号作成部41には、CPUアドレスバスが端子群61(図2)を介して接続されている。切換信号作成部41では、図5(b)に示すように、CPUアドレスバスからのアドレス情報がアドレス設定レジスタ31のアドレス情報と一致したときに、Lレベルの切換信号を出力する。また、2つのアドレス情報どうしが不一致のときに、Hレベルの切換信号を出力する。 【0040】ちなみに、CPUアドレスバスには、CPU12が入出力I/F(73(1)または73(2))にアクセスするとき(例えば入出力I/Fの初期設定を行うとき)、入出力I/F(73(1)または73(2))のアドレス情報が出力される。切換信号作成部41からの切換信号は、データ出力セレクタ42と、データ入力セレクタ43と、制御出力セレクタ44とに出力される。 【0041】データ出力セレクタ42(請求項1,2の「転送経路形成部」)には、図6(a)に示すように、切換信号作成部41からの切換信号と、データ設定レジスタ32に設定された入出力I/F(73(1)または73(2))のデータバス情報とが入力される。また、データ出力セレクタ42には、CPUデータバスが端子群62(図2)を介して接続されている。さらに、データ出力セレクタ42には、データ処理部13の内部でDMA転送される画像データを伝達するDMAデータバス(請求項1の「内部データバス」)が接続されている。 【0042】このデータ出力セレクタ42では、データ設定レジスタ32のデータバス情報と切換信号作成部41の切換信号とに基づいて、CPUデータバスまたはDMAデータバスからのデータが、出力データバス1または出力データバス2に転送される。具体的には、図6(b)に示すように、データ設定レジスタ32のデータバス情報がLレベル(上記「独立」)のとき、切換信号がLレベルであればCPUデータバスと出力データバス1との間にデータ転送経路が形成され、切換信号がHレベルであればDMAデータバスと出力データバス2との間にデータ転送経路が形成される。 【0043】また、データ出力セレクタ42では、データ設定レジスタ32のデータバス情報がHレベル(上記「共通」)のとき、切換信号がLレベルであればCPUデータバスと出力データバス1との間にデータ転送経路が形成され、切換信号がHレベルであればDMAデータバスと出力データバス1との間にデータ転送経路が形成される。 【0044】データ出力セレクタ42を介して出力データバス1または出力データバス2に転送されたデータは、入出力バッファ25に伝達される。一方、データ入力セレクタ43(請求項1,2の「転送経路形成部」)には、図7(a)に示すように、切換信号作成部41からの切換信号と、データ設定レジスタ32に設定された入出力I/F(73(1)または73(2))のデータバス情報とが入力される。また、データ入力セレクタ43には、CPUデータバスが端子群62(図2)を介して接続され、かつ、DMAデータバスが接続されている。 【0045】このデータ入力セレクタ43では、データ設定レジスタ32のデータバス情報と切換信号作成部41の切換信号とに基づいて、入力データバス1または入力データバス2からのデータが、CPUデータバスまたはDMAデータバスに転送される。具体的には、図7(b)に示すように、データ設定レジスタ32のデータバス情報がLレベル(上記「独立」)のとき、切換信号がLレベルであればCPUデータバスと入力データバス1との間にデータ転送経路が形成され、切換信号がHレベルであればDMAデータバスと入力データバス2との間にデータ転送経路が形成される。 【0046】また、データ入力セレクタ43では、データ設定レジスタ32のデータバス情報がHレベル(上記「共通」)のとき、切換信号がLレベルであればCPUデータバスと入力データバス1との間にデータ転送経路が形成され、切換信号がHレベルであればDMAデータバスと入力データバス1との間にデータ転送経路が形成される。 【0047】なお、上記データ出力セレクタ42(図6(a))から入出力バッファ25への出力データバス1と、入出力バッファ25からデータ入力セレクタ43(図7(a))への入力データバス1とは、図11に示すように、入出力バッファ25の内部において、双方向の入出力データバス1に統合されている。そして、この入出力データバス1が上記した端子群52に接続されている。 【0048】同様に、データ出力セレクタ42から入出力バッファ25への出力データバス2と、入出力バッファ25からデータ入力セレクタ43への入力データバス2とは、入出力バッファ25の内部において、双方向の入出力データバス2に統合されている。そして、この入出力データバス2が上記した端子群53に接続されている。 【0049】図8(a)に示す制御出力セレクタ44(請求項3,4の「転送経路形成部」)には、切換信号作成部41からの切換信号と、制御設定レジスタ33に設定された入出力I/F(73(1)または73(2))の制御バス情報とが入力される。また、制御出力セレクタ44には、CPU制御バスが端子群63(図2)を介して接続されている。さらに、制御出力セレクタ44には、データ処理部13の内部でDMA転送される画像データの制御信号(後述するリード信号またはライト信号)を伝達するDMA制御バス(請求項3の「内部制御バス」)が接続されている。 【0050】この制御出力セレクタ44では、制御設定レジスタ33の制御バス情報と切換信号作成部41の切換信号とに基づいて、CPU制御バスまたはDMA制御バスからの制御信号が、出力制御バス1または出力制御バス2に転送される。具体的には、図8(b)に示すように、制御設定レジスタ33の制御バス情報がLレベル(上記「独立」)のとき、切換信号がLレベルであればCPU制御バスと出力制御バス1との間に信号転送経路が形成され、切換信号がHレベルであればDMA制御バスと出力制御バス2との間に信号転送経路が形成される。 【0051】また、制御出力セレクタ44では、制御設定レジスタ33の制御バス情報がHレベル(上記「共通」)のとき、切換信号がLレベルであればCPU制御バスと出力制御バス1との間に信号転送経路が形成され、切換信号がHレベルであればDMA制御バスと出力制御バス1との間に信号転送経路が形成される。制御出力セレクタ44を介して出力制御バス1または出力制御バス2に転送された制御信号は、入出力バッファ25に伝達される。 【0052】なお、制御出力セレクタ44から入出力バッファ25への出力制御バス1は、図11に示すように、入出力バッファ25を通過して、上記した端子群54に接続されている。同様に、出力制御バス2は、入出力バッファ25を通過して、上記した端子群55に接続されている。 【0053】図9(a)に示す要求論理セレクタ45(請求項5の「論理変換部」)には、要求論理設定レジスタ34に設定された入出力I/F(73(1)または73(2))の論理情報が入力される。この要求論理セレクタ45では、要求論理設定レジスタ34の論理情報に基づいて、入出力I/F(73(1)または73(2))での論理が、データ処理部13での論理(本実施形態では「負」)に変換される。つまり、図9(b)に示すように、要求論理設定レジスタ34の論理情報がLレベル(上記「負」)でもHレベル(上記「正」)でも、「負」の論理の要求信号がデータ処理部13(メイン部21)に出力される。 【0054】なお、入出力バッファ25から要求論理セレクタ45に要求信号を伝達する信号線45aは、図11に示すように、入出力バッファ25を通過して、上記した端子56に接続されている。図10(a)に示す回答論理セレクタ46(請求項5の「論理変換部」)には、回答論理設定レジスタ35に設定された入出力I/F(73(1)または73(2))の論理情報が入力される。この回答論理セレクタ46では、回答論理設定レジスタ35の論理情報に基づいて、データ処理部13での論理(本実施形態では「正」)が、入出力I/F(73(1)または73(2))での論理に変換される。つまり、図10(b)に示すように、回答論理設定レジスタ35の論理情報がLレベル(上記「負」)のとき、入出力バッファ25には「負」論理の回答信号が出力され、Hレベル(上記「正」)のとき、「正」論理の回答信号が出力される。 【0055】なお、回答論理セレクタ46から入出力バッファ25に回答信号を伝達する信号線46aは、図11に示すように、入出力バッファ25を通過して、上記した端子57に接続されている。さらに、CPUアドレスバスは、上記した端子群61(図2)と、セレクタ部23と、入出力バッファ25とを通過して、上記した端子群51に接続されている(図11)。 【0056】次に、フィルムスキャナ10(図1)における画像データのDMA転送動作を説明する。まず、図14の入出力I/F73(1)をデータ処理部13に接続した構成(図3)を例に説明する。ハンドシェーク通信における入出力I/F73(1)の論理は、要求信号も回答信号も「負」であるとする。 【0057】フィルムスキャナ10に電源が投入されると、CPU12は、フィルムスキャナ10を初期化する。このとき、CPU12は、データ処理部13内の入出力制御部16のメイン部21(図2)に対して、入出力I/F73(1)のアドレス情報と、入出力I/F73(1)の仕様に関する情報(データバス情報,制御バス情報,論理情報)とを出力する。 【0058】これを受けて、メイン部21は、入出力I/F73(1)のアドレス情報をレジスタ部22内のアドレス設定レジスタ31に出力する。また、メイン部21は、入出力I/F73(1)のデータバス情報をデータ設定レジスタ32に出力し、制御バス情報を制御設定レジスタ33に出力し、論理情報を要求論理設定レジスタ34および回答論理設定レジスタ35に出力する。その結果、データ設定レジスタ32と、制御設定レジスタ33と、要求論理設定レジスタ34と、回答論理設定レジスタ35とは、何れもLレベルに設定される。 【0059】このようにしてレジスタ部22の各設定レジスタ(31〜35)に設定された情報(アドレス情報,データバス情報,制御バス情報,論理情報)は、フィルムスキャナ10に電源が投入されている間、保持される。次に、CPU12は、入出力I/F73(1)に対する初期設定を行う。このため、CPU12は、CPUアドレスバスに入出力I/F73(1)のアドレス情報を出力し、CPUデータバスに初期設定データを出力し、CPU制御バスにライト信号を出力する。CPU12からのライト信号は、CPUデータバスに出力されたデータ(この場合には初期設定データ)を書き込むタイミングを指定する信号である。 【0060】CPUアドレスバスに出力された入出力I/F73(1)のアドレス情報は、端子群61を介して、データ処理部13内のセレクタ部23の切換信号作成部41に送られる。このとき切換信号作成部41では(図5)、CPUアドレスバスのアドレス情報とアドレス設定レジスタ31のアドレス情報が一致するため、Lレベルの切換信号を出力する。 【0061】なお、CPUアドレスバス(図2)に出力された入出力I/F73(1)のアドレス情報は、端子群61を介してデータ処理部13内のセレクタ部23に送られ、前述したように、そのまま端子群51にも転送される(図11)。また、CPUデータバス(図2)に出力された入出力I/F73(1)の初期設定データは、端子群62を介して、データ処理部13内のセレクタ部23のデータ出力セレクタ42に送られる。このときデータ出力セレクタ42では(図6)、データ設定レジスタ32と切換信号とがLレベルのため、CPUデータバスからの初期設定データを出力データバス1に転送する。その結果、CPUデータバスからの初期設定データは、入出力データバス1(図11)を介して端子群52に転送される。 【0062】一方、CPU制御バス(図2)に出力されたライト信号は、端子群63を介して、データ処理部13内のセレクタ部23の制御出力セレクタ44に送られる。このとき制御出力セレクタ44では(図8)、制御設定レジスタ33と切換信号とがLレベルのため、CPU制御バスからのライト信号を出力制御バス1に転送する。その結果、CPU制御バスからのライト信号は、端子群54(図11)に転送され、図3に示す入出力I/F73(1)のCPU制御入力端子84に出力される。 【0063】このように、CPU制御バスからのライト信号が入出力I/F73(1)のCPU制御入力端子84に出力されている間、上記したCPUアドレスバスから端子群51に転送されたアドレス情報は入出力I/F73(1)のアドレス入力端子81に出力され、CPUデータバスから端子群52に転送された初期設定データは入出力I/F73(1)のCPUデータ入出力端子82に出力され、入出力I/F73(1)の初期設定が行われる。 【0064】入出力I/F73(1)のCPU制御入力端子84へのライト信号の出力が終了すると、CPU12による入出力I/F73(1)の初期設定も終了し、入出力I/F73(1)は、外部のコンピュータとの通信(例えばコンピュータからの転送要求を受け取る)が可能な状態となる。ここで、外部のコンピュータとの通信により、入出力I/F73(1)が「画像データの転送要求」を受け取ったとする。 【0065】CPU12は、入出力I/F73(1)が受け取った「転送要求」をデータとして取り込むため、CPUアドレスバス(図2)に入出力I/F73(1)のアドレス情報を出力すると共に、CPU制御バスにリード信号を出力する。CPU12からのリード信号は、CPUデータバスにデータ(この場合には転送要求のデータ)を読み出すタイミングを指定する信号である。 【0066】CPUアドレスバスに出力された入出力I/F73(1)のアドレス情報は、上記と同様、切換信号作成部41に送られ、この切換信号作成部41からLレベルの切換信号が出力される。CPU制御バスに出力されたリード信号は、上記と同様、制御出力セレクタ44に送られ、この制御出力セレクタ44を介して出力制御バス1(図11)に転送される。そして、CPU制御バスからのリード信号は、端子群54に転送され、図3に示す入出力I/F73(1)のCPU制御入力端子84に出力される。 【0067】このように、CPU制御バスからのリード信号が入出力I/F73(1)のCPU制御入力端子84に出力されている間、入出力I/F73(1)は、外部のコンピュータから受け取った「転送要求」のデータをCPUデータ入出力端子群82からデータ処理部13に出力する。 【0068】CPUデータ入出力端子群82からの「転送要求」のデータは、データ処理部13の端子群52を介して入出力データバス1(図11)に出力され、入力データバス1を介してセレクタ部23のデータ入力セレクタ43に送られる。このときデータ入力セレクタ43では(図7)、データ設定レジスタ32と切換信号とがLレベルのため、入力データバス1からの「転送要求」のデータをCPUデータバスに転送する。その結果、「転送要求」のデータは、CPUデータバスを介してCPU12に転送される。 【0069】このようにして外部のコンピュータからの転送要求を受け取ると、CPU12は(図1)、転送要求の内容が「メモリ14から入出力I/F73(1)への画像データのDMA転送」を示すのか、「入出力I/F73(1)からメモリ14への画像データのDMA転送」を示すのかを判断する。ここで、転送要求の内容が「メモリ14から入出力I/F73(1)への画像データのDMA転送」を示す場合について、図12のタイミングチャートを用いて説明する。外部のコンピュータからの転送要求には、画像データをDMA転送する回数も示されている。画像データのDMA転送は、上記の回数が終了するまで繰り返し実行される。 【0070】CPU12は、データ処理部13内の入出力制御部16のメイン部21(図2)に対して、「メモリ14から入出力I/F73(1)へのDMA転送」を指示する。また、CPU12は、CPUアドレスバスに対し、入出力I/F73(1)以外のアドレス情報を出力する。CPUアドレスバスに出力されたアドレス情報は、上記と同様、切換信号作成部41に送られる。このとき切換信号作成部41では(図5)、CPUアドレスバスのアドレス情報とアドレス設定レジスタ31のアドレス情報とが不一致のため、Hレベルの切換信号を出力する。 【0071】一方、図3の入出力I/F73(1)は、データ処理部13との間でハンドシェーク通信を行うため、要求出力端子86からデータ処理部13に「負」論理の要求信号を出力する。この要求信号は、データ処理部13の端子56を介してセレクタ部23(図11)の要求論理セレクタ45に送られる。このとき要求論理セレクタ45では(図9)、要求論理設定レジスタ34がLレベルのため、データ処理部13における「負」論理の要求信号をメイン部21に出力する(図12のタイミングt11)。 【0072】メイン部21は(図2)、入出力I/F73(1)からの要求信号、およびCPU12からの「メモリ14から入出力I/F73(1)へのDMA転送」指示を受けると、セレクタ部23に対して「回答信号の出力」を指示すると共に、制御信号作成部24に対して「制御信号(リード信号およびライト信号)の出力」を指示する。 【0073】セレクタ部23では、メイン部21からの指示に基づいて「正」論理の回答信号を回答論理セレクタ46に出力する(図12のタイミングt12)。このとき回答論理セレクタ46では(図10)、回答論理設定レジスタ35がLレベルのため、入出力I/F73(1)の仕様に適合した「負」論理の回答信号を出力する。この回答信号は、図11に示す端子57を介して、図3に示す入出力I/F73(1)の回答入力端子87に送られる。 【0074】一方、制御信号作成部24では(図2)、メイン部21からの指示に基づいて、メモリ14側にリード信号を出力し(図12のタイミングt13)、続けて、セレクタ部23側にライト信号を出力する(タイミングt14)。制御信号作成部24からのリード信号は、画像データを読み出すタイミングを指定する信号である。制御信号作成部24からのライト信号は、画像データを書き込むタイミングを指定する信号である。 【0075】制御信号作成部24からメモリ14側に出力されたリード信号は、アドレス制御部15(図1)を介してメモリ14に送られる。このとき、アドレス制御部15からはメモリ14のアドレスを指定するアドレス信号も出力されている。その結果、リード信号が出力されている間のアドレス信号に基づいて、メモリ14の指定されたアドレスに格納されている画像データがDMAデータバス(図11)に読み出される。 【0076】メモリ14からDMAデータバスに読み出された画像データは、セレクタ部23のデータ出力セレクタ42に送られる。このときデータ出力セレクタ42では、(図6)データ設定レジスタ32がLレベル,切換信号がHレベルのため、DMAデータバスの画像データを出力データバス2に転送する。その結果、DMAデータバスの画像データは、入出力データバス2(図11)を介して端子群53に転送される。 【0077】また、制御信号作成部24(図2)からセレクタ部23側に出力されたライト信号は、DMA制御バス(図11)を介して、制御出力セレクタ44に送られる。このとき制御出力セレクタ44では(図8)、制御設定レジスタ33がLレベル,切換信号がHレベルのため、DMA制御バスのライト信号を出力制御バス2に転送する。その結果、DMA制御バスからのライト信号は、図11に示す端子群55に転送され、図3に示す入出力I/F73(1)のDMA制御入力端子85に出力される。 【0078】このように、DMA制御バスからのライト信号が入出力I/F73(1)のDMA制御入力端子85に出力されている間、上記したDMAデータバスから端子群53に転送された画像データは入出力I/F73(1)のDMAデータ入出力端子83に出力される。セレクタ部23は(図11)、上記した画像データのDMA転送が終了した後、回答論理セレクタ46を介して入出力I/F73(1)への回答信号を非アクティブとする(タイミングt15)。 【0079】これを受けて、図3に示す入出力I/F73(1)が次の要求信号をデータ処理部13に出力すると、同様にして、メモリ14からDMAデータバスに読み出された画像データが入出力I/F73(1)に出力される。このようにして、入出力I/F73(1)から要求信号が出力される度に上記動作が繰り返され、メモリ14から入出力I/F73(1)に画像データが順に出力されていく。上記動作の繰り返しは、外部のコンピュータから入出力I/F73(1)が受け取った「転送要求」に示されている回数だけ実行される。 【0080】なお、入出力I/F73(1)は、外部のコンピュータとの通信により、上記した「転送要求」の他、「転送中断要求」や「転送変更要求」を受け取ることもある。これらの要求も、CPU12がCPUアドレスバスに入出力I/F73(1)のアドレス情報を出力すると共にCPU制御バスにリード信号を出力することによりCPU12に転送され、その内容が判断される。CPU12は、外部のコンピュータからの「転送中断要求」を受け取ると、データ処理部13に指示を出し、画像データのDMA転送動作を中断させる。また、「転送変更要求」を受け取ると、データ処理部13に指示を出し、DMA転送の方向を変更させる。 【0081】次に、「入出力I/F73(1)からメモリ14への画像データのDMA転送」について説明する。CPU12は、データ処理部13内のメイン部21(図2)に対して、「入出力I/F73(1)からメモリ14へのDMA転送」を指示する。また、CPU12は、CPUアドレスバスに対し、入出力I/F73(1)以外のアドレス情報を出力する。 【0082】CPUアドレスバスに出力されたアドレス情報は、上記と同様、切換信号作成部41に送られ、この切換信号作成部41からHレベルの切換信号が出力される。一方、図3の入出力I/F73(1)は、ハンドシェーク通信のため、要求出力端子86から「負」論理の要求信号を出力する。この要求信号は、データ処理部13の端子56を介してセレクタ部23(図11)の要求論理セレクタ45に送られ、この要求論理セレクタ45からメイン部21に「負」論理の要求信号が出力される(図12のタイミングt11)。 【0083】メイン部21は(図2)、入出力I/F73(1)からの要求信号、およびCPU12からの「入出力I/F73(1)からメモリ14へのDMA転送」指示を受けると、セレクタ部23に対して「回答信号の出力」を指示すると共に、制御信号作成部24に対して「制御信号(リード信号およびライト信号)の出力」を指示する。 【0084】セレクタ部23では、メイン部21からの指示に基づいて、「正」論理の回答信号を回答論理セレクタ46に出力する(図12のタイミングt12)。そして、回答論理セレクタ46を介して「負」論理(入出力I/F73(1)の仕様に適合した論理)に変換された回答信号が、端子57を介して、図3に示す入出力I/F73(1)の回答入力端子87に送られる。 【0085】一方、制御信号作成部24では(図2)、メイン部21からの指示に基づいて、セレクタ部23側にリード信号を出力し(図12のタイミングt13)、続けて、メモリ14側にライト信号を出力する(タイミングt14)。制御信号作成部24からセレクタ部23側に出力されたリード信号は、DMA制御バス(図11)を介して制御出力セレクタ44に送られ、この制御出力セレクタ44により出力制御バス2に転送され、端子群55を介して図3に示す入出力I/F73(1)のDMA制御入力端子85に出力される。 【0086】このように、DMA制御バスからのリード信号が入出力I/F73(1)のDMA制御入力端子85に出力されている間、入出力I/F73(1)は、外部のコンピュータから受け取った画像データをDMAデータ入出力端子83からデータ処理部13に出力する。DMAデータ入出力端子83からの画像データは、データ処理部13の端子群53を介して入出力データバス2(図11)に出力され、入力データバス2を介してセレクタ部23のデータ入力セレクタ43に送られる。このときデータ入力セレクタ43では(図7)、データ設定レジスタ32がLレベル,切換信号がHレベルのため、入力データバス2からの画像データをDMAデータバスに転送する。 【0087】また、制御信号作成部24(図2)からメモリ14側に出力されたライト信号は、アドレス制御部15(図1)を介してメモリ14に送られる。このとき、アドレス制御部15からはメモリ14のアドレスを指定するアドレス信号も出力されている。その結果、ライト信号が出力されている間のアドレス信号に基づいて、DMAデータバス上に転送された画像データが、メモリ14の指定されたアドレスに書き込まれる。 【0088】セレクタ部23は(図11)、上記した画像データのDMA転送が終了した後、回答論理セレクタ46を介して入出力I/F73(1)への回答信号を非アクティブとする(タイミングt15)。これを受けて、図3に示す入出力I/F73(1)が次の要求信号をデータ処理部13に出力すると、同様にして、入出力I/F73(1)からDMAデータバスに転送された画像データがメモリ14に書き込まれる。 【0089】このようにして、入出力I/F73(1)から要求信号が出力される度に上記動作が繰り返され、入出力I/F73(1)からメモリ14に画像データが順に書き込まれていく。最後に、図15の入出力I/F73(2)をデータ処理部13に接続した構成(図4)を例に説明する。ハンドシェーク通信における入出力I/F73(2)の論理は、要求信号も回答信号も「正」であるとする。 【0090】フィルムスキャナ10の初期化時、CPU12は、データ処理部13内のメイン部21(図2)に対して、入出力I/F73(2)のアドレス情報と、入出力I/F73(2)の仕様に関する情報(データバス情報,制御バス情報,論理情報)とを出力する。 【0091】その結果、レジスタ部22では、アドレス設定レジスタ31に入出力I/F73(2)のアドレス情報が設定される。また、データ設定レジスタ32には入出力I/F73(2)のデータバス情報(Hレベル)、制御設定レジスタ33には入出力I/F73(2)の制御バス情報(Hレベル)、要求論理設定レジスタ34および回答論理設定レジスタ35には入出力I/F73(2)の論理情報(Hレベル)が設定される。 【0092】次に、CPU12は、入出力I/F73(2)に対する初期設定を行う。このため、CPU12は、CPUアドレスバスに入出力I/F73(2)のアドレス情報を出力し、CPUデータバスに初期設定データを出力し、CPU制御バスにライト信号を出力する。CPUアドレスバスに出力された入出力I/F73(2)のアドレス情報は、上記と同様、切換信号作成部41に送られ、この切換信号作成部41からLレベルの切換信号が出力される。また、入出力I/F73(2)のアドレス情報は、セレクタ部23から端子群51にも転送される。 【0093】CPUデータバスに出力された入出力I/F73(2)の初期設定データは、上記と同様、データ出力セレクタ42に送られる。このときデータ出力セレクタ42では(図6)、データ設定レジスタ32がHレベル,切換信号がLレベルのため、CPUデータバスからの初期設定データを出力データバス1に転送する。その結果、CPUデータバスからの初期設定データは、入出力データバス1(図11)を介して端子群52に転送される。 【0094】一方、CPU制御バス(図2)に出力されたライト信号は、上記と同様、制御出力セレクタ44に送られる。このとき制御出力セレクタ44では(図8)、制御設定レジスタ33がHレベル,切換信号がLレベルのため、CPU制御バスからのライト信号を出力制御バス1に転送する。その結果、CPU制御バスからのライト信号は、端子群54(図11)に転送され、図4に示す入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89に出力される。 【0095】このように、CPU制御バスからのライト信号が入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89に出力されている間、上記したCPUアドレスバスから端子群51に転送されたアドレス情報は入出力I/F73(2)のアドレス入力端子81に出力され、CPUデータバスから端子群52に転送された初期設定データは入出力I/F73(2)のCPU/DMAデータ入出力端子88に出力され、入出力I/F73(2)の初期設定が行われる。 【0096】入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89へのライト信号の出力が終了すると、CPU12による入出力I/F73(2)の初期設定も終了し、入出力I/F73(2)は、外部のコンピュータとの通信(例えばコンピュータからの転送要求を受け取る)が可能な状態となる。ここで、外部のコンピュータとの通信により、入出力I/F73(2)が「画像データの転送要求」を受け取ったとする。 【0097】CPU12は、入出力I/F73(2)が受け取った「転送要求」をデータとして取り込むため、CPUアドレスバス(図2)に入出力I/F73(2)のアドレス情報を出力すると共に、CPU制御バスにリード信号を出力する。CPUアドレスバスに出力された入出力I/F73(2)のアドレス情報は、上記と同様、切換信号作成部41に送られ、この切換信号作成部41からLレベルの切換信号が出力される。 【0098】CPU制御バスに出力されたリード信号は、上記と同様、制御出力セレクタ44に送られ、この制御出力セレクタ44を介して出力制御バス1(図11)に転送され、端子群54を介して図4に示す入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89に出力される。 【0099】このように、CPU制御バスからのリード信号がCPU/DMA制御入力端子89に出力されている間、入出力I/F73(2)は、外部のコンピュータから受け取った「転送要求」のデータをCPU/DMAデータ入出力端子群88からデータ処理部13に出力する。CPU/DMAデータ入出力端子群88からの「転送要求」のデータは、データ処理部13の端子群52を介して入出力データバス1(図11)に出力され、入力データバス1を介してセレクタ部23のデータ入力セレクタ43に送られる。 【0100】このときデータ入力セレクタ43では(図7)、データ設定レジスタ32がHレベル,切換信号がLレベルのため、入力データバス1からの「転送要求」のデータをCPUデータバスに転送する。その結果、「転送要求」のデータは、CPUデータバスを介してCPU12に転送される。このようにして外部のコンピュータからの転送要求を受け取ると、CPU12は(図1)、上記と同様に、転送要求の内容を判断する。ここで、転送要求の内容が「メモリ14から入出力I/F73(2)への画像データのDMA転送」を示す場合について説明する。 【0101】CPU12は、データ処理部13内のメイン部21(図2)に対して、「メモリ14から入出力I/F73(2)へのDMA転送」を指示する。また、CPU12は、CPUアドレスバスに対し、入出力I/F73(2)以外のアドレス情報を出力する。CPUアドレスバスに出力されたアドレス情報は、上記と同様、切換信号作成部41に送られ、この切換信号作成部41からHレベルの切換信号が出力される。 【0102】一方、図4の入出力I/F73(2)は、ハンドシェーク通信のため、要求出力端子86から「正」論理の要求信号を出力する。この要求信号は、端子56を介してセレクタ部23(図11)の要求論理セレクタ45に送られる。このとき要求論理セレクタ45では(図9)、要求論理設定レジスタ34がHレベルのため、「負」論理の要求信号をメイン部21に出力する(図12のタイミングt11)。 【0103】メイン部21は(図2)、入出力I/F73(2)からの要求信号、およびCPU12からの「メモリ14から入出力I/F73(2)へのDMA転送」指示を受けると、上記と同様、セレクタ部23に対して「回答信号の出力」を指示すると共に、制御信号作成部24に対して「制御信号(リード信号およびライト信号)の出力」を指示する。 【0104】セレクタ部23では、メイン部21からの指示に基づいて「正」論理の回答信号を回答論理セレクタ46に出力する(図12のタイミングt12)。このとき回答論理セレクタ46では(図10)、回答論理設定レジスタ35がHレベルのため、「正」論理の回答信号を出力する。この回答信号は、図11に示す端子57を介して、図4に示す入出力I/F73(2)の回答入力端子87に送られる。 【0105】一方、制御信号作成部24では(図2)、メイン部21からの指示に基づいて、メモリ14側にリード信号を出力し(図12のタイミングt13)、続けて、セレクタ部23側にライト信号を出力する(タイミングt14)。制御信号作成部24からのリード信号は、アドレス制御部15(図1)を介してメモリ14に送られる。このとき、アドレス制御部15からメモリ14には、アドレス信号も出力される。その結果、リード信号が出力されている間のアドレス信号に基づいて、メモリ14に格納されている画像データがDMAデータバス(図11)に読み出される。 【0106】メモリ14からDMAデータバスに読み出された画像データは、セレクタ部23のデータ出力セレクタ42に送られる。このときデータ出力セレクタ42では(図6)、データ設定レジスタ32がHレベル,切換信号がHレベルのため、DMAデータバスの画像データを出力データバス1に転送する。その結果、DMAデータバスの画像データは、入出力データバス1(図11)を介して端子群52に転送される。 【0107】また、制御信号作成部24(図2)からのライト信号は、DMA制御バス(図11)を介して制御出力セレクタ44に送られる。このとき制御出力セレクタ44では(図8)、制御設定レジスタ33がHレベル,切換信号がHレベルのため、DMA制御バスのライト信号を出力制御バス1に転送する。その結果、DMA制御バスからのライト信号は、図11に示す端子群54に転送され、図4に示す入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89に出力される。 【0108】このように、DMA制御バスからのライト信号が入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89に出力されている間、上記したDMAデータバスから端子群52に転送された画像データは入出力I/F73(2)のCPU/DMAデータ入出力端子88に出力される。セレクタ部23は(図11)、上記した画像データのDMA転送が終了した後、回答論理セレクタ46を介して入出力I/F73(2)への回答信号を非アクティブとする(タイミングt15)。 【0109】また、「入出力I/F73(2)からメモリ14への画像データのDMA転送」に当たって、CPU12は、その旨の指示をデータ処理部13内のメイン部21(図2)に出すと共に、入出力I/F73(2)以外のアドレス情報をCPUアドレスバスに出力する。CPUアドレスバスに出力されたアドレス情報に基づいて、切換信号作成部41からはHレベルの切換信号が出力される。 【0110】一方、ハンドシェーク通信のため、図4に示す入出力I/F73(2)の要求出力端子86から出力された「正」論理の要求信号は、データ処理部13の端子56を介してセレクタ部23(図11)の要求論理セレクタ45に送られ、この要求論理セレクタ45からメイン部21に「負」論理の要求信号が出力される(図12のタイミングt11)。 【0111】メイン部21は(図2)、入出力I/F73(2)からの要求信号、およびCPU12からの「入出力I/F73(2)からメモリ14へのDMA転送」指示を受けると、上記と同様、セレクタ部23に対して「回答信号の出力」を指示すると共に、制御信号作成部24に対して「制御信号(リード信号およびライト信号)の出力」を指示する。 【0112】セレクタ部23では、メイン部21からの指示に基づいて、「正」論理の回答信号を回答論理セレクタ46に出力する(図12のタイミングt12)。そして、回答論理セレクタ46からの「正」論理の回答信号は、端子57を介して図4に示す入出力I/F73(2)の回答入力端子87に送られる。一方、制御信号作成部24では(図2)、メイン部21からの指示に基づいて、セレクタ部23側にリード信号を出力し(図12のタイミングt13)、続けて、メモリ14側にライト信号を出力する(タイミングt14)。 【0113】制御信号作成部24からのリード信号は、DMA制御バス(図11)を介して制御出力セレクタ44に送られ、この制御出力セレクタ44により出力制御バス1に転送され、端子群54を介して図4に示す入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89に出力される。このように、DMA制御バスからのリード信号が入出力I/F73(2)のCPU/DMA制御入力端子89に出力されている間、入出力I/F73(2)は、外部のコンピュータから受け取った画像データをCPU/DMAデータ入出力端子88からデータ処理部13に出力する。 【0114】CPU/DMAデータ入出力端子88からの画像データは、データ処理部13の端子群52を介して入出力データバス1(図11)に出力され、入力データバス1を介してセレクタ部23のデータ入力セレクタ43に送られる。このときデータ入力セレクタ43では(図7)、データ設定レジスタ32がHレベル,切換信号がHレベルのため、入力データバス1からの画像データをDMAデータバスに転送する。 【0115】また、制御信号作成部24(図2)からのライト信号は、アドレス制御部15(図1)を介して、アドレス信号と共にメモリ14に送られる。そして、ライト信号が出力されている間のアドレス信号に基づいて、DMAデータバス上に転送された画像データが、メモリ14の指定されたアドレスに書き込まれる。セレクタ部23は(図11)、上記した画像データのDMA転送が終了した後、回答論理セレクタ46を介して入出力I/F73(2)への回答信号を非アクティブとする(タイミングt15)。 【0116】上記したように、本実施形態のフィルムスキャナ10では、データ設定レジスタ32が記憶している入出力I/Fのデータバス情報(データ処理部13の端子群52,53に対する入出力I/Fの接続方式)に基づいて、CPUデータバス(データ処理部13の端子群62)と端子群52,53との間のデータ転送経路、および、DMAデータバスと端子群52,53との間のデータ転送経路が形成されるため、事前にデータ設定レジスタ32の記憶内容を書き換えることにより、入出力I/Fの複数の接続方式(例えば入出力I/F73(1),73(2))に対応できる。 【0117】また、本実施形態のフィルムスキャナ10では、制御設定レジスタ33が記憶している入出力I/Fの制御バス情報(データ処理部13の端子群54,55に対する入出力I/Fの接続方式)に基づいて、CPU制御バス(データ処理部13の端子群63)と端子群54,55との間の信号転送経路、および、DMA制御バスと端子群54,55との間の信号転送経路が形成されるため、事前に制御設定レジスタ33の記憶内容を書き換えることにより、入出力I/Fの複数の接続方式(例えば入出力I/F73(1),73(2))に対応できる。 【0118】さらに、本実施形態のフィルムスキャナ10では、要求論理設定レジスタ34が記憶している入出力I/Fの要求信号の論理情報と、回答論理設定レジスタ35が記憶している入出力I/Fの回答信号の論理情報とに基づいて、データ処理部13と入出力I/Fとの間の論理の整合性がとられるため、事前に要求論理設定レジスタ34,回答論理設定レジスタ35の記憶内容を書き換えることにより、入出力I/Fの論理が変更になった場合でも、確実にハンドシェーク通信を実行できる。 【0119】したがって、本実施形態のフィルムスキャナ10によれば、入出力I/Fの仕様(接続方式,ハンドシェーク論理)に変更があっても、ハードウエア(データ処理部)を新たに開発する必要がなく、開発に要する費用と時間を確実に節約できる。なお、上記した実施形態では、データ処理部13に対して図14の入出力I/F73(1)を接続する例と、図15の入出力I/F73(2)を接続する例とを説明したが、データ処理部13に接続できる入出力I/Fは上記2つに限らない。データを入出力する端子群の構成(「独立」または「共通」)、制御信号を入力する端子群の構成(「独立」または「共通」)、要求信号の論理(「負」または「正」)、および、回答信号の論理(「負」または「正」)を任意に組み合わせた入出力I/Fであれば何れでも、データ処理部13と組み合わせてフィルムスキャナ10を構成することができる。 【0120】また、上記した実施形態では、画像入力装置の一例としてフィルムスキャナ10を説明したが、本発明は、フラットベッドスキャナやデジタルカメラなど、イメージセンサやA/D変換器を有する画像入力装置であれば全てに適用できる。さらに、上記した実施形態では、画像データをDMA転送する装置(データ処理部13)について説明したが、本発明は、画像データ以外のデータをDMA転送する装置にも適用できる。例えば、計測機器の内部において計測データをDMA転送する装置や、コンピュータの内部において有限要素法による解析データをDMA転送する装置、GPS(Global Positioning System)の内部において位置データをDMA転送する装置に、本発明を適用することが考えられる。 【0121】また、入出力I/Fを1つずつ結合するシステムを説明したが、同時に複数の入出力I/Fを結合させることも可能であり、製品としての付加価値を上げることができるという利点もある。 【0122】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ転送装置では、レジスタ部に記憶されている入出力インターフェースの仕様に基づいて、データ転送経路や信号転送経路を変更したり、ハンドシェーク論理の整合をとったりするため、事前にレジスタ部の記憶内容を書き換えることで、入出力インターフェースの複数の仕様(接続方式,ハンドシェーク論理)に対応可能となる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000004112 【氏名又は名称】株式会社ニコン
|
| 【出願日】 |
平成12年10月4日(2000.10.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072718 【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 史旺
|
| 【公開番号】 |
特開2002−108799(P2002−108799A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−304794(P2000−304794) |
|