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【発明の名称】 ウェブサイト用のナビゲーションシステムおよび方法、記録媒体
【発明者】 【氏名】木本 裕仁

【要約】 【課題】ウェブサイトの仮想空間を立体的に表示してウォークスルー操作できるようにするとともに、そのウェブサイトの仮想空間内を自由に移動して目的のコンテンツを容易に探し出せるようにする。

【解決手段】ウェブサイトの仮想空間内でのユーザの移動を指示するためのGUIによる移動指示部18と、ユーザの移動が指示されたときに、現在の仮想空間を表示している画像データから移動先の仮想空間を表示するための画像データへと表示画像の切り替えを行う表示更新部19と、表示画像の切り替えを行いながら仮想空間の画像を表示する第1のウィンドウおよび、第1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシンボルを表示する第2のウィンドウの2つの画像に関する表示制御を行う表示制御部16とを設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示装置上に表示されるユーザインタフェースにより構成され、ウェブサイト上の仮想空間内におけるユーザの移動を指示するための移動指示手段と、上記移動指示手段により上記ユーザの移動が指示されたときに、現在の仮想空間を表す画像データから移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示更新手段と、上記仮想空間の画像を表示するための第1のウィンドウおよび、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間と共に上記ユーザの現在地を示すシンボルを表示するための第2のウィンドウの少なくとも2つの画像に関する表示制御を行う表示制御手段とを備えたことを特徴とするウェブサイト用のナビゲーションシステム。
【請求項2】 上記第1のウィンドウに表示される仮想空間の画像データは、上記仮想空間を立体的に見えるように表示するための画像データであり、上記第2のウィンドウに表示される画像データは、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間を平面的に表示するための画像データであることを特徴とする請求項1に記載のウェブサイト用のナビゲーションシステム。
【請求項3】 上記移動指示手段のユーザインタフェースを、上記第2のウィンドウの近傍もしくは上記第2のウィンドウ上に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載のウェブサイト用のナビゲーションシステム。
【請求項4】 上記第2のウィンドウに表示される空間の範囲を切り替え可能に構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のウェブサイト用のナビゲーションシステム。
【請求項5】 上記第1のウィンドウおよび上記第2のウィンドウに表示される画像データの少なくとも一方は、第2のユーザインタフェースによりアクセス可能なシンボルを1以上含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のウェブサイト用のナビゲーションシステム。
【請求項6】 上記表示更新手段は、上記移動指示手段のユーザインタフェースによって上記ユーザの移動が指示されたときに、上記現在の仮想空間を表す画像データから上記移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第1のモードと、上記第2のユーザインタフェースによるアクセスが指示されたときに、上記現在の仮想空間を表す画像データから、アクセスされたシンボルを正面から見た状態を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第2のモードとを有し、上記第2のモードでは、上記アクセスされたシンボルの正面画像と共に、上記アクセスされたシンボルに隣接するシンボルの少なくとも一部の正面画像を表示することを特徴とする請求項5に記載のウェブサイト用のナビゲーションシステム。
【請求項7】 ウェブサイト上の仮想空間を表示装置の第1のウィンドウ上で立体的に見えるように表示するとともに、上記第1のウィンドウ上に表示される空間よりも広い範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシンボルを上記表示装置の第2のウィンドウ上で表示するようにしたウェブサイト用のナビゲーション方法であって、上記表示装置上に表示されるユーザインタフェースによって上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示する移動指示ステップと、上記移動指示ステップで上記ユーザの移動が指示されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表示している画像データから、移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示画像切替ステップとを有することを特徴とするウェブサイト用のナビゲーション方法。
【請求項8】 上記ユーザインタフェースは、上記第2のウィンドウの近傍もしくは上記第2のウィンドウ上に配置されるGUIであることを特徴とする請求項7に記載のウェブサイト用のナビゲーション方法。
【請求項9】 上記第1のウィンドウおよび上記第2のウィンドウに表示される画像データの少なくとも一方は、第2のユーザインタフェースによりアクセス可能なシンボルを1以上含むことを特徴とする請求項7または8に記載のウェブサイト用のナビゲーション方法。
【請求項10】 上記第2のユーザインタフェースによって上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示する第2の移動指示ステップと、上記第2の移動指示ステップで上記ユーザの移動が指示されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表示している画像データから、上記第2のユーザインタフェースによって指示されたシンボルの正面画像と上記指示されたシンボルに隣接するシンボルの少なくとも一部の正面画像とを表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第2の画像切替ステップとを有することを特徴とする請求項9に記載のウェブサイト用のナビゲーション方法。
【請求項11】 表示装置上に表示されるユーザインタフェースにより構成され、ウェブサイト上の仮想空間内におけるユーザの移動を指示するための移動指示手段と、上記移動指示手段により上記ユーザの移動が指示されたときに、現在の仮想空間を表す画像データから移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示更新手段と、上記仮想空間の画像を表示するための第1のウィンドウおよび、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間と共に上記ユーザの現在地を示すシンボルを表示するための第2のウィンドウの少なくとも2つの画像に関する表示制御を行う表示制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】 上記プログラムは、ネットワーク上に接続されたサーバ装置からクライアント装置に送信されるプログラムであることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】 上記プログラムは、ネットワーク上に接続されたクライアント装置からサーバ装置に対して上記ウェブサイトへのアクセスが行われたときに、上記サーバ装置から上記クライアント装置に送信されるプログラムであることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項14】 ウェブサイト上の仮想空間を表示装置の第1のウィンドウ上で立体的に見えるように表示するとともに、上記第1のウィンドウ上に表示される空間よりも広範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシンボルを上記表示装置の第2のウィンドウ上で表示するようにしたシステムにおいて、上記表示装置上に表示されるユーザインタフェースによって上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示する移動指示手順と、上記移動指示手順で上記ユーザの移動が指示されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表示している画像データから、移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示画像切替手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェブサイト用のナビゲーションシステムおよび方法、記録媒体に関し、特に、広がりを持ったウェブサイトの仮想空間上におけるユーザの現在地をガイド表示するとともに、当該仮想空間内でのユーザの移動を指示するためのナビゲーションシステムに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットを使ったウェブサイトにより様々なサービスが提供されている。サービスの運営者あるいは運営企業は、できるだけ多くのユーザに自己のウェブサイトにアクセスしてもらえるように、ウェブサイトのコンテンツ、デザイン、提供するサービス内容などに各種の工夫を凝らしている。
【0003】その中にあって、魅力のあるコンテンツや豊富なサービスを充実させたウェブサイト、いわゆるポータルサイトが注目を集めている。ポータルサイトの「ポータル」は正面玄関を意味する語であり、何らかのサービスを利用しようとするユーザが最初にアクセスするサイトがポータルサイトである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポータルサイトにできるだけ多くのユーザからアクセスしてもらえるようにするためには、サイトに登録するコンテンツ数を多くするとともに、それぞれのコンテンツを魅力あるものにすることが大切である。しかしながら、魅力あるコンテンツを数多く集めて登録するには多大な労力と時間を要し、そのこと自体が非常に困難である。
【0005】また、数多くのポータルサイトが乱立している現在においては、どのポータルサイトでもコンテンツを充実させる努力をしており、他のポータルサイトとの差別化を図るためには、コンテンツの中身を工夫するだけでは不十分であると言える。したがって、コンテンツの中身以外にも、他のポータルサイトにはない何らかの工夫が必要になってくる。
【0006】そのための工夫の例として、ポータルサイトを1つの擬似的な街並みと見做し、ユーザがあたかもポータルサイトの中を歩いて所望のコンテンツを探すような感覚で操作を行えるようにすることが考えられる。通常、ポータルサイトはその中にどんなコンテンツが含まれているかをユーザに提示するが、従来は単にツリー構造等にて表した一覧情報や、一画面に表示した平面的な地図上に各コンテンツを表したマップ等にて提示しているに過ぎなかった。
【0007】したがって、例えばポータルサイトの街並みを立体的に見えるように表示して、ユーザがその中を自ら歩いて所望のコンテンツを探すように見せることができれば、コンテンツ探し自体をゲーム感覚で楽しむことができ、ポータルサイトそのものをかなり魅力的なものとすることができる。これにより、アクセス数の増大も期待できる。
【0008】ところが、ポータルサイトの街並みを立体的に見えるように表示する場合、平面的な地図に比べて情報量が飛躍的に大きくなるため、一画面内に一度に表示可能な街並みの範囲は、平面的な地図に比べて自ずと狭くなる。そのため、画面上には街並み全体の中の一部分だけを表示し、その中を仮想的なユーザ(例えばユーザのキャラクタ)が移動していくに従って、表示する街並みの位置を更新していく処理が必要になる。
【0009】しかしながら、画面上に街並み全体の中の一部分だけを表示していると、ユーザが街並み全体の中のどこにいるのかが分かりにくくなり、所望のコンテンツを探すのが困難になってしまうという問題を生じる。すなわち、一度に街並み全体を見渡すことができないので、仮想空間内のいろんな場所に試行錯誤で移動しながら所望のコンテンツを探す必要がある。したがって、目的のコンテンツに行き着くまでに非常に多くの時間がかかってしまうこともある。
【0010】また、ウェブ上で表示された仮想空間内でユーザのキャラクタを移動させるためには、通常、キーボードのカーソルキーを操作することによって移動方向の指示を行う必要がある。ところが、これでは基本的に前後左右の移動しかできず、目的のコンテンツに行き着くまでに多くのキーボード操作を行わなければならないという問題が生じる。ちなみに、カーソルキー以外の英数字キーなどに特殊なコマンドを割り当てる方法も考えられるが、英数字キーとコマンドとの対応関係をユーザが直感的に理解しにくいという問題がある。
【0011】そこで本発明は、ウェブサイトの仮想空間を立体的に見えるように表示して、あたかもユーザがそのウェブサイトの中を歩くようなゲーム感覚で操作を楽しめるようにするとともに、その仮想空間内を自由に移動して目的のコンテンツを容易に探し出せるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるウェブサイト用のナビゲーションシステムは、表示装置上に表示されるユーザインタフェースにより構成され、ウェブサイト上の仮想空間内におけるユーザの移動を指示するための移動指示手段と、上記移動指示手段により上記ユーザの移動が指示されたときに、現在の仮想空間を表す画像データから移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示更新手段と、上記仮想空間の画像を表示するための第1のウィンドウおよび、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間と共に上記ユーザの現在地を示すシンボルを表示するための第2のウィンドウの少なくとも2つの画像に関する表示制御を行う表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の他の態様では、上記第1のウィンドウに表示される仮想空間の画像データは、上記仮想空間を立体的に見えるように表示するための画像データであり、上記第2のウィンドウに表示される画像データは、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間を平面的に表示するための画像データであることを特徴とする。
【0014】本発明のその他の態様では、上記移動指示手段のユーザインタフェースを、上記第2のウィンドウの近傍もしくは上記第2のウィンドウ上に配置したことを特徴とする。本発明のその他の態様では、上記第2のウィンドウに表示される空間の範囲を切り替え可能に構成したことを特徴とする。
【0015】本発明のその他の態様では、上記第1のウィンドウおよび上記第2のウィンドウに表示される画像データの少なくとも一方は、第2のユーザインタフェースによりアクセス可能なシンボルを1以上含むことを特徴とする。
【0016】本発明のその他の態様では、上記表示更新手段は、上記移動指示手段のユーザインタフェースによって上記ユーザの移動が指示されたときに、上記現在の仮想空間を表す画像データから上記移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第1のモードと、上記第2のユーザインタフェースによるアクセスが指示されたときに、上記現在の仮想空間を表す画像データから、アクセスされたシンボルを正面から見た状態を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第2のモードとを有し、上記第2のモードでは、上記アクセスされたシンボルの正面画像と共に、上記アクセスされたシンボルに隣接するシンボルの少なくとも一部の正面画像を表示することを特徴とする。
【0017】また、本発明によるウェブサイト用のナビゲーション方法は、ウェブサイト上の仮想空間を表示装置の第1のウィンドウ上で立体的に見えるように表示するとともに、上記第1のウィンドウ上に表示される空間よりも広い範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシンボルを上記表示装置の第2のウィンドウ上で表示するようにしたウェブサイト用のナビゲーション方法であって、上記表示装置上に表示されるユーザインタフェースによって上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示する移動指示ステップと、上記移動指示ステップで上記ユーザの移動が指示されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表示している画像データから、移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示画像切替ステップとを有することを特徴とする。
【0018】本発明の他の態様では、上記ユーザインタフェースは、上記第2のウィンドウの近傍もしくは上記第2のウィンドウ上に配置されるGUIであることを特徴とする。本発明のその他の態様では、上記第1のウィンドウおよび上記第2のウィンドウに表示される画像データの少なくとも一方は、第2のユーザインタフェースによりアクセス可能なシンボルを1以上含むことを特徴とする。
【0019】本発明のその他の態様では、上記第2のユーザインタフェースによって上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示する第2の移動指示ステップと、上記第2の移動指示ステップで上記ユーザの移動が指示されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表示している画像データから、上記第2のユーザインタフェースによって指示されたシンボルの正面画像と上記指示されたシンボルに隣接するシンボルの少なくとも一部の正面画像とを表す画像データへと表示画像の切り替えを行う第2の画像切替ステップとを有することを特徴とする。
【0020】また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、表示装置上に表示されるユーザインタフェースにより構成され、ウェブサイト上の仮想空間内におけるユーザの移動を指示するための移動指示手段と、上記移動指示手段により上記ユーザの移動が指示されたときに、現在の仮想空間を表す画像データから移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示更新手段と、上記仮想空間の画像を表示するための第1のウィンドウおよび、上記第1のウィンドウに表示される空間よりも広い範囲の空間と共に上記ユーザの現在地を示すシンボルを表示するための第2のウィンドウの少なくとも2つの画像に関する表示制御を行う表示制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0021】本発明の他の態様では、上記プログラムは、ネットワーク上に接続されたサーバ装置からクライアント装置に送信されるプログラムであることを特徴とする。本発明のその他の態様では、上記プログラムは、ネットワーク上に接続されたクライアント装置からサーバ装置に対して上記ウェブサイトへのアクセスが行われたときに、上記サーバ装置から上記クライアント装置に送信されるプログラムであることを特徴とする。
【0022】本発明のその他の態様では、ウェブサイト上の仮想空間を表示装置の第1のウィンドウ上で立体的に見えるように表示するとともに、上記第1のウィンドウ上に表示される空間よりも広範囲の空間と共にユーザの現在地を示すシンボルを上記表示装置の第2のウィンドウ上で表示するようにしたシステムにおいて、上記表示装置上に表示されるユーザインタフェースによって上記仮想空間内における上記ユーザの移動を指示する移動指示手順と、上記移動指示手順で上記ユーザの移動が指示されたときに、上記第1のウィンドウ上で現在の仮想空間を表示している画像データから、移動先の仮想空間を表す画像データへと表示画像の切り替えを行う表示画像切替手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるウェブサイト用のナビゲーションシステムの機能構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態のナビゲーションシステムは、サーバ装置1とクライアント装置2とを備え、これらの装置1,2がインターネット等のネットワーク3に接続可能に構成されている。
【0024】サーバ装置1は、ウェブサーバ4、プログラムDB(データベース)5、画像情報DB6およびマップ情報DB7を備えている。ウェブサーバ4は、クライアント装置2側のウェブブラウザ11から送られてくる要求に応じて、サービス提供用に用意されたHTML(Hyper Text MarkupLanguage)情報、プログラム、画像情報などを提供する。
【0025】クライアント装置2側では、ウェブサーバ4から送られてきたHTML情報をウェブブラウザ11で解析し、そのHTML情報の中で指定されたプログラムをウェブサーバ4からダウンロードして後述する処理を実行する。その際、当該HTML情報により示される内容を画面上に表示するとともに、HTML情報でリンクされている画像情報があれば、その画像情報も画面上に表示する。
【0026】プログラムDB5は、クライアント装置2側にダウンロードして実行するためのアプリケーション・プログラムを記憶したデータベースである。例えば、Java言語で作成した小さなソフトウェア、いわゆるJavaアプレットをこのプログラムDB5に記憶する。
【0027】本実施形態において用いるJavaアプレットは、ポータルサイト内に設定した各タウンをそれぞれ擬似的な街並みと見做し、その街並みを立体的に見えるように表示して、その中をユーザが歩きながら所望のコンテンツを探すように見せる処理(以下では、これをウォークスルー処理と称する)を行うプログラムである。なお、本実施形態では、ポータルサイトの例として、芸能界関連のコンテンツを集めた芸能ポータルサイトを想定して説明する。
【0028】画像情報DB6は、上述のウォークスルー処理を実行する際に用いる複数の画像データを記憶したデータベースである。この画像情報DB6に記憶される画像データには、ユーザのキャラクタを表す画像データと、タウンマップを表す画像データと、ポータルサイトに存在する各タウン内の街並みを表す画像データと、その街並みの中でユーザキャラクタの移動を制御するナビゲーションウィンドウの画像データとが含まれる。
【0029】なお、ここで言うタウンマップとは、ポータルサイトの全体地図を平面的に表したマップである。このタウンマップ上で所望のタウンをマウスクリック等によって指定すると、その指定されたタウンに入ってウォークスルー処理が実行される。
【0030】街並みの画像データは、図2に示すように、道路や建物の敷地など街のベースとなる画像(レイヤ0)と、タレントの家、ショップ、公共施設、建物、動植物などコンテンツの存在場所などを表す画像(レイヤ1)と、タレントの家の表札や建物の看板などコンテンツの内容を表す画像(レイヤ2)との各構成要素画像が合成されて構築される。この合成画像は、例えば遠近法を用いた奥行きのある画像となっている。画像情報DB6には、この合成画像データが登録される。なお、ここでは各構成要素画像を合成するとしたが、これらを別個の画像ファイルとして持ち、重ねて表示するようにしても良い。
【0031】この街並みの画像データとしては、ユーザキャラクタがポータルサイトの仮想空間内を移動したときに変化する街並みの様子を複数コマ分画像情報DB6に記憶する。例えば、ナビゲーションウィンドウに対する1回の移動操作によってユーザキャラクタが街並みの中を移動する量をあらかじめ決めておき、各移動ポイントにおける街並みを表す画像データを、タウン内の街並み全体をカバーするように複数枚用意する。
【0032】ナビゲーションウィンドウの画像データは、図3に示すように、1枚の街並みの画像データによって表される空間よりも広い範囲をカバーした平面的なマップ上で、コンテンツの存在場所やユーザキャラクタの現在地を表示するためのナビゲーションマップ31の画像と、ナビゲーションマップ31上に現れる種々のシンボルの意味を説明するためのインフォメーションウィンドウ32の画像と、ユーザキャラクタの移動操作を行うためのナビゲートウィンドウ33の画像とから構成される。
【0033】このうちナビゲーションマップ31には、タレントの家、ショップ、公共施設、建物、交番などを表す種々のシンボル34が道路地図上に表示される。そのシンボル34にマウスポインタを当てると、そのシンボル34の説明の噴出しが表示されるようになっている。なお、このシンボル34自体に名称を併記するようにしても良い。
【0034】また、このナビゲーションマップ31には、ユーザキャラクタの現在地を表すシンボル35が表示される。ナビゲートウィンドウ33の操作によってユーザキャラクタの移動が指示されると、そのユーザキャラクタの移動に伴ってシンボル35も道路地図上を移動する。ナビゲーションマップ31上におけるシンボル35の位置は、街並みの画像データによって表されるユーザキャラクタがいる街並みの位置と連動する。
【0035】本実施形態では、ナビゲーションマップ31に表示する画像データとして、居留区(コンテンツの存在区域)全体を表すマップと、居留区の一部を表すマップとの2種類を用意している。この2種類のマップの例を図4に示す。図4(a)が居留区一部のマップ、図4(b)が居留区全体のマップである。これら2種類のマップは、ユーザの指示によって任意に切り替えて表示できるようになっている。その切り替えは、ナビゲートウィンドウ33内のコマンドボタン(図3では図示せず)の操作により行う。初期状態では、居留区の一部のマップが表示される。
【0036】なお、ここでは居留区の全体および一部を表す2種類のマップの画像データを用意し、それを切り替えて表示するようにしているが、居留区全体の画像データだけを用意しておき、居留区の一部を表示することが指示された場合は、その一部の画像データを電子的に拡大して表示するようにしても良い。
【0037】また、インフォメーションウィンドウ32には、ユーザキャラクタの現在地に関する情報を表示する部分と、ナビゲーションマップ31上に表示された各シンボル34の説明を表示する部分とが含まれる。
【0038】また、ナビゲートウィンドウ33は、シンボル表現されたGUI(GraphicalUser Interface)によって構成される複数のコマンドボタン36〜41を備えている。36は左折コマンドボタン、37は前進コマンドボタン、38は右折コマンドボタン、39は後退コマンドボタン、40はタウンマップへの戻りコマンドボタン、41はワープコマンドボタンである。ここでは図示していないが、上述した居留区全体の表示と居留区一部の表示とを切り替えるためのコマンドボタンもこのナビゲートウィンドウ33内に備えられる。
【0039】なお、戻りコマンドボタン40を操作したときの戻り先は、そのタウンの入り口の場所である。また、ワープコマンドは、ポータルサイト内の他の居留地や施設などへワープするためのコマンドであり、このコマンドを使用すると、目的のイベント(場所)にダイレクトに移動することができる。ワープコマンドでワープするイベントは、例えばその他のタウン、タレントの家、野球場やコンサート会場などのイベント施設などである。
【0040】図1に戻って説明を続ける。マップ情報DB7は、各タウン内の街並み全体のマップ情報を記憶したデータベースである。ここに記憶するマップ情報は、画像情報DB6に複数枚に分けて記憶された街並みの画像データの繋がり関係を表す情報である。つまり、ある街並みの画像データに隣接する移動先の街並みの画像データは、このマップ情報によって特定することが可能である。
【0041】以上に述べたプログラムDB5、画像情報DB6およびマップ情報DB7は、例えばハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、光ディスク、光磁気ディスクなどの記録媒体により構成される。
【0042】また、クライアント装置2は、ウェブブラウザ11、プログラム記憶部12、画像データ記憶部13、マップ情報記憶部14、制御部15、表示制御部16、表示部17、移動指示部18および表示更新部19を備えている。ウェブブラウザ11は、ユーザが指定したURLに従って、そのURLを持つウェブサーバ4に対してHTML情報の送信を要求する。そして、この要求に対応してウェブサーバ4から送られてくるHTML情報、およびそのHTML情報によって指定されるプログラムや画像データなどを取得する。
【0043】プログラム記憶部12は、サーバ装置1内のプログラムDB5から送られてくるJavaアプレットを記憶するものである。画像データ記憶部13は、サーバ装置1内の画像情報DB6から送られてくるユーザキャラクタの画像データ、タウンマップの画像データ、街並みの画像データ、およびナビゲーションウィンドウの画像データを記憶するものである。また、マップ情報記憶部14は、サーバ装置1内のマップ情報DB7から送られてくるマップ情報を記憶するものである。これらの各記憶部12〜14は、例えばコンピュータのRAMあるいはハードディスクなどの記録媒体によって構成される。
【0044】制御部15は、クライアント装置2全体の動作を制御するものであり、CPUまたはMPU、ROM、RAMなどを有するマイクロコンピュータシステムによって構成される。本実施形態において、制御部15は特に、プログラム記憶部12に記憶されたJavaアプレットに従って、ウォークスルー処理の制御を実行する。
【0045】表示制御部16は、画像データ記憶部13に記憶された画像データを表示部17に表示する制御を行う。ユーザが最初にポータルサイトにアクセスすると、サーバ装置1内の画像情報DB6からタウンマップの画像データがクライアント装置2内の画像データ記憶部13に送られ、表示制御部16によってそのタウンマップの画像が表示部17に表示される。
【0046】この状態で、ユーザがマウスクリックによってタウンマップ上の所望のタウンを指定すると、その指定されたタウンの入り口に当たる街並みの画像データ、ナビゲーションウィンドウの画像データ、およびユーザキャラクタの画像データがサーバ装置1内の画像情報DB6からクライアント装置2内の画像データ記憶部13に送られ、表示制御部16によってそれらの画像が合成されて表示部17に表示される(以下、この合成画像が表示された画面をウォークスルー画面と称する)。
【0047】図5は、ウォークスルー画面の画面構成例を示す図である。図5に示すように、本実施形態のウォークスルー画面は、ポータルサイト運営会社のコマーシャルウィンドウ51、画面説明ウィンドウ52、企業の広告表示用ウィンドウ53、タウン表示ウィンドウ54、ナビゲーションウィンドウ55を備えている。このうちタウン表示ウィンドウ54上に街並みの画像56とユーザキャラクタの画像57とが重ねて表示される。また、ナビゲーションウィンドウ55上に図3のようなナビゲーションウィンドウの画像58が表示される。
【0048】このウォークスルー画面において、ユーザキャラクタ57の表示位置は固定である。その代わりに背景である街並みを動かすことにより、相対的にユーザキャラクタ57が移動しているように見せる。また、ナビゲーションウィンドウ55の表示位置も固定であるが、マウスのドラッグ&ドロップ操作によってウォークスルー画面内の任意の位置に移動できるようにしても良い。
【0049】移動指示部18は、図5のように表示されたウォークスルー画面において、ユーザキャラクタ57の移動を指示するためのものである。この移動指示部18は、図5のナビゲーションウィンドウ55上に表示される図3のようなナビゲートウィンドウ33内の複数のコマンドボタン36〜41を備えて構成される。
【0050】表示更新部19は、移動指示部18によりユーザキャラクタ57の移動が指示されたときに、ウォークスルー画面のタウン表示ウィンドウ54上に現在表示されている街並みの画像データから、移動先の街並みの画像データに表示を更新する処理を行う。移動先の街並みの画像データは、マップ情報記憶部14に記憶されているマップ情報に基づいて判断する。
【0051】具体的には、表示更新部19は、移動先に該当する街並みの画像データを指定するためのURLをウェブブラウザ11に供給する。これを受けてウェブブラウザ11は、その指定された街並みの画像データをサーバ装置1内の画像情報DB6から取得し、クライアント装置2内の画像データ記憶部13に記憶する。表示制御部16は、画像データ記憶部13に記憶された移動先の街並みの画像データを、それまで表示されていた移動前の街並みの画像データと切り替えて表示部17に表示する。
【0052】このとき、表示制御部16は、ユーザキャラクタ57の移動方向および移動量に応じた分だけ、ナビゲーションウィンドウ55内でユーザキャラクタ57の現在地を表すシンボル35も徐々に移動していくように表示する。
【0053】図6は、ウォークスルー処理による画像データの切り替えイメージを説明するための図である。図6(a)が画像データの切り替え前(ユーザキャラクタ57の移動前)のウォークスルー画面を示し、図6(b)が画像データの切り替え後(ユーザキャラクタ57の移動後)のウォークスルー画面を示している。
【0054】図6において、点線の矩形領域で囲った範囲61,62,63が画面表示領域であり、2重線で囲った範囲64,65が1つの街並みの画像データ(GIFファイル)である。この図6は、ユーザキャラクタ57が街並みの中を前進する場合の画像切り替えを例に説明しており、タウン表示ウィンドウ54上には、画面表示領域61,62,63内の画像がこの順番に従って順に表示されていく。
【0055】本実施形態では、1枚の街並みの画像データは、画面表示領域よりも大きなサイズで構成している。具体的には、街並みの画像データのサイズは、1回の移動操作でユーザキャラクタ57が移動する、あらかじめ決められた移動量の分だけ画面表示領域よりも大きくしている。例えば、図6(a)に示す街並みの画像データ64は、ウォークスルー処理前に表示される画面手前の画面表示領域61と、ウォークスルー処理後に表示される移動先の街並みを含んだ画面奥の画面表示領域62(画面表示領域61の一部と重複する)とから構成される。
【0056】図6(a)のように、1枚の街並みの画像データ64を用いて画面表示領域61で示される街並みの画像がウォークスルー画面に表示されている状態で、ユーザキャラクタ57の前進を指示すると、画面表示領域61から画面表示領域62へと、表示対象とする画像データの領域が徐々に切り替えられていく。
【0057】このような処理によってウォークスルーが終了すると、ウォークスルーの終点である画面表示領域62内の画像が画面手前の画面表示領域63内に含まれる図6(b)のような画像データが、サーバ装置1からクライアント装置2にダウンロードされ、その街並みの画像データに表示が切り替えられる。その後、再びユーザキャラクタ57の前進が指示されたときは、この図6(b)の画像データに対して図6(a)と同様のウォークスルー処理を実行し、次の街並みの画像データに切り替える。
【0058】このようなウォークスルー処理の際、ユーザキャラクタ57の画像の位置は画面内で固定されたままであるが、街並み自体が動いて表示されることにより、相対的にユーザキャラクタ57が移動しているように見せることが可能である。また、ナビゲーションウィンドウ55の画像も全体としては固定されたままであるが、ユーザキャラクタ57の現在地を表すシンボル35だけはユーザキャラクタ57の移動量の分だけ移動して表示される。
【0059】図7は、表示更新部19によって行われる表示画像切り替えの他の例を説明するための図である。上述したウォークスルー処理によってコンテンツの存在場所を表すタレントの家、ショップ、公共施設、建物などに移動し、それらの画像をマウスでクリックすると、正面玄関の画像に切り替えられる。
【0060】すなわち、表示更新部19は、タレントの家などがクリックされると、正面玄関の画像データを指定するためのURLをウェブブラウザ11に供給する。これを受けてウェブブラウザ11は、その指定された正面玄関の画像データをサーバ装置1内の画像情報DB6からクライアント装置2内の画像データ記憶部13にダウンロードする。表示制御部16は、画像データ記憶部13に記憶された正面玄関の画像データ(図7(b))を、それまで表示されていた街並みの画像データ(図7(a))と切り替えて表示する。
【0061】図7(b)に示すように、本実施形態では、マウスクリックしたタレントの家71だけでなく、その両隣の家72の画像も一部表示するようにしている。立体的な街並みの画像では隣接の家などを確認できるが、平面的な正面玄関の画像では、それのみを表示すると隣接する家などの情報は得ることができない。そこで、目的の家71の片側あるいは両側に隣の家72の画像を少し表示させることにより、より現実的な空間を表現することができる。なお、隣の家の表札が少し見えるようにすることが望ましい。
【0062】なお、ショップの画像をマウスクリックした場合は、ショップの中の画像に切り替えられる。また、交番の画像をマウスクリックした場合は、道案内の画像に切り替えられる。
【0063】図8は、上述したウォークスルー処理の動作例を示すフローチャートである。なお、この図8は、クライアント装置2側の動作を示したものである。図8において、まずステップS1で、クライアント装置2は、サーバ装置1の画像情報DB6からタウンマップの画像データを取得して表示する。そして、ステップS2で、そのタウンマップ上の所望のタウンがマウスクリックにより指定されたかどうかを判断し、指定がない場合はステップS3に進む。
【0064】ステップS3では、表示を終了するか否か(例えば、インターネット接続を切断したり、他のURLを指定したりする場合)を判断する。ここで、表示を終了することが指示された場合はウォークスルー処理を終了するが、そうでない場合はステップS2に戻る。
【0065】ステップS2で所望のタウンの指定が行われると、処理はステップS4へと進む。ステップS4で、クライアント装置2は、サーバ装置1のプログラムDB5からJavaアプレットをダウンロードする。Javaアプレットをダウンロードした後は、これがクライアント装置2内に常駐し、以降の処理を制御することとなる。
【0066】次に、ステップS5で、クライアント装置2は、指定されたタウンの入り口に当たる街並みの画像データをサーバ装置1の画像情報DB6から取得して表示する。このとき、ユーザキャラクタ57の画像データやナビゲーションウィンドウ55の画像データも取得して表示することにより、ウォークスルー画面を構築する。
【0067】そして、ステップS6で、ウォークスルー画面のナビゲーションウィンドウ55上でユーザキャラクタ57を移動するための操作が行われたかどうかを判断する。ここで、図3に示した何れかのコマンドボタン36〜41が操作されることによってユーザキャラクタ57の移動が指示されると、処理はステップS7へと進む。
【0068】ステップS7および次のステップS8では、操作されたコマンドボタンに応じた画像切り替えの処理を実行する。例えば、前後左右の何れかに移動するためのコマンドボタン36〜39が操作された場合は、図6にて説明したような手順で街並みの画像データの表示切り替えを行う。このときステップS8では、移動先の街並みの画像データをサーバ装置1から取得して表示する。
【0069】また、タウンマップへの戻りコマンドボタン40あるいはワープコマンドボタン41が操作された場合は、それに該当する場所の画像データに表示を切り替える。このうち、戻りコマンドボタン40が操作されたときは、処理はステップS1に戻る。
【0070】このような表示画像の切り替え処理を行った後は、ステップS9で表示を終了するか否か(例えば、インターネット接続を切断したり、他のURLを指定したりする場合)を判断する。ここで、表示を終了することが指示された場合はウォークスルー処理を終了するが、そうでない場合はステップS6に戻って同様の処理を繰り返し行う。
【0071】一方、ステップS6でユーザキャラクタ57の移動指示がないと判断した場合は、ステップS10に進む。ステップS10で、クライアント装置2は、タレントの家、ショップ、公共施設、建物などがマウスでクリックされたかどうかを判断する。そして、これらがマウスクリックされていない場合はステップS9に進み、クリックされた場合はステップS11に進む。
【0072】ステップS11で、クライアント装置2は、クリックされた家などの正面玄関の画像データをサーバ装置1の画像情報DB6から取得して表示する。そして、ステップS12で、その正面玄関がマウスクリックされたかどうかを監視する。ここで、正面玄関がクリックされると、処理はステップS13に進み、その家の中に入ってあらかじめ用意されたサービスを利用できるようになる。その後、処理はステップS9に進む。
【0073】以上詳しく説明したように、本実施形態によるウェブサイト用のナビゲーションシステムによれば、ポータルサイト内の各タウンを立体的な街並みに見えるように表示して、あたかもユーザがその街の中を歩くようなゲーム感覚でコンテンツ探しの操作を行うことができる。
【0074】しかも、その立体的な街並みのウォークスルー画面内に、タウンの広範囲を示したナビゲーション用の地図を表示し、更にユーザキャラクタの移動を指示するためのコマンドボタンを地図の近傍に設けたので、コンテンツ探しをゲーム感覚で楽しめるだけでなく、仮想的な街並みの中をユーザが自由に移動して目的のコンテンツを容易に探し出すことができる。
【0075】なお、ゲーム装置などの分野においても、比較的狭い範囲を立体的に見せる一方で広範囲な地図上にてユーザの現在地を示すようにした技術は存在する(例えば、特開平11−146979号公報)。しかし、地図の近傍に設けたコマンドボタンによって地図上のシンボルを動かし、それに連動して立体的な画像も切り替えて表示するというものは存在しない。これに対し、本実施形態によれば、初心者であっても立体的に見せた仮想空間内を自由に移動することができる。また、キーボードによる移動操作ではないため、前後左右の方向指示のみでなく、種々のコマンドを作ることができるというメリットもある。
【0076】以上に説明した本実施形態によるウェブサイト用のナビゲーションシステムを構成するサーバ装置1およびクライアント装置2は、コンピュータのCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成されるものであり、RAMやROM、あるいはハードディスク等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。特に、本実施形態のウォークスルー処理は、サーバ装置1からクライアント装置2にダウンロードされるJavaアプレットによって実現される。
【0077】したがって、コンピュータが上記機能を果たすように動作させるプログラムを、例えばCD−ROMのような記録媒体に記録し、それをコンピュータに読み込ませることによって実現できるものである。上記プログラムを記録する記録媒体としては、CD−ROM以外に、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0078】また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全てあるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて上述の実施形態の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明の実施形態に含まれる。
【0079】なお、以上に説明した実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【0080】例えば、上記実施形態では、ユーザキャラクタ57の移動指示が行われる度に移動先の街並みの画像データをサーバ装置1からクライアント装置2にダウンロードするようにしているが、一度に複数枚の街並みの画像データをダウンロードして画像データ記憶部13に蓄積しておき、その都度サーバ装置1にデータを取りにいかなくても、画像データ記憶部13に蓄積された画像データを利用してウォークスルー処理を実現するようにすることも可能である。この場合、表示更新部19は、指定された移動先の街並みの画像データが画像データ記憶部13内に記憶されているかどうかをまず判断し、記憶されていればそれを利用し、記憶されていないときに限り、ウェブブラウザ11によってその画像データを取得するようにする。
【0081】また、上記実施形態では、タレントの家などがクリックされたときに、正面玄関の画像データをサーバ装置1からクライアント装置2にダウンロードするようにしているが、この正面玄関の画像データについてもあらかじめダウンロードし(例えば、最初にJavaアプレットをダウンロードした後に続いてダウンロードしておく)、画像データ記憶部13に蓄積しておくようにしても良い。
【0082】また、上記実施形態では、複数枚の街並みの画像データの繋がり関係を表したマップ情報をサーバ装置1からクライアント装置2にダウンロードし、ユーザキャラクタ57の移動指示があったときに、クライアント装置2側において移動先の街並みの画像データを特定するようにしているが、マップ情報はクライアント装置2にダウンロードせず、移動先の街並みの画像データをサーバ装置1側にて特定するようにすることも可能である。ただし、その場合には、現在クライアント装置2側でどの街並みの画像データを表示しているかをサーバ装置1側で管理しておく必要がある。
【0083】また、上記実施形態では、ナビゲーションウィンドウ55内のナビゲーションマップ31の画像データは固定したままであるが(ユーザキャラクタの現在地を表すシンボル35は除く)、これも街並みの画像データと同様に切り替えて表示するようにしても良い。
【0084】この場合、ナビゲーションマップ31の画像データも、ユーザキャラクタ57がポータルサイトの仮想空間内を移動したときに変化するマップを複数コマ分画像情報DB6に記憶する。例えば、ナビゲートウィンドウ33に対する1回の移動操作によってユーザキャラクタのシンボル35が移動する量をあらかじめ決めておき、その移動量に応じて変化する道路地図を表す画像データを、タウン内の街並み全体をカバーするように複数枚用意する。あるいは、ポータルサイトの仮想空間全体の画像データを1枚用意してその一部をナビゲーションマップ31に拡大表示しておき、ユーザキャラクタ57の移動に応じて、拡大表示する部分を移動させていくようにしても良い。
【0085】また、マップ情報DB7に記憶するマップ情報としては、画像情報DB6に複数枚に分けて記憶された街並みの画像データの繋がり関係を表す情報の他に、同じく画像情報DB6に複数枚に分けて記憶されたナビゲーションマップ31の画像データの繋がり関係を表す情報も含ませる。
【0086】さらに、表示更新部19は、移動指示部18によりユーザキャラクタ57の移動が指示されたときに、ウォークスルー画面のタウン表示ウィンドウ54上に現在表示されている街並みの画像データから、移動先の街並みの画像データに表示を更新するとともに、ウォークスルー画面のナビゲーションウィンドウ55上に現在表示されているナビゲーションマップ31の画像データから、移動先のナビゲーションマップ31の画像データに表示を更新する処理を行う。
【0087】また、上記実施形態では、タウン表示ウィンドウ54に表示される街並みの画像データは、立体的に見えるような奥行きのある画像データであったが、これも平面的な空間を表す画像データであっても良い。ただし、タウン表示ウィンドウ54に表示される街並みの範囲が、ナビゲーションウィンドウ55に表示される地図がカバーする範囲よりも狭い場合(例えば、街並みの画像データがより多くの情報を含む詳細な画像データである場合)に用いて有効である。
【0088】また、上記実施形態では、ウォークスルー画面内にユーザキャラクタ57を表示するようにしているが、これは必ずしも表示しなくても良い。すなわち、ウォークスルー画面にユーザキャラクタ57を表示しなくても、背景である街並みを動かすことにより、ユーザ自身が相対的に街並みの中を移動しているように見せることが可能である。
【0089】また、上記実施形態では芸能ポータルサイトを例に挙げて説明したが、この他のポータルサイトにも同様に適用することが可能なことは言うまでもない。また、必ずしもポータルサイトに限定されるものではなく、ウェブサイトであれば本発明を任意に適用することが可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウェブサイト上の仮想空間を第1のウィンドウ上で例えば立体的に見えるように表示して、あたかもユーザがそのウェブサイトの中を歩き回るようなゲーム感覚で操作を楽しむことができるようになるとともに、その仮想空間内にいるユーザの現在地とコンテンツの存在場所を第2のウィンドウ上で確かめながら、画面上に表示されたユーザインタフェースを用いて仮想空間内を自由に移動して目的のコンテンツを容易に探し出すことができるようになる。
【出願人】 【識別番号】500158720
【氏名又は名称】株式会社エスロク
【出願日】 平成12年10月3日(2000.10.3)
【代理人】 【識別番号】100105784
【弁理士】
【氏名又は名称】橘 和之
【公開番号】 特開2002−108795(P2002−108795A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−303038(P2000−303038)