| 【発明の名称】 |
電子メールメッセージ生成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】久田 裕介
【氏名】小野 諭
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| 【要約】 |
【課題】CHTML規格に従って設計されたウェブメールシステムを用いた場合でも、ファイル添付可能な電子メールメッセージを生成できるようにする。
【解決手段】データベース8で、添付ファイルのパス名とその項目名と識別情報とを管理しておき、フォーム生成装置3では、データベース8の項目名と識別情報を参照して、添付ファイル選択用のメニューを含む入力フォームを生成する。WWWブラウザ1では、この入力フォームを画面表示して、メニューで選択された添付ファイルの識別情報を取得し、MIMEパート生成装置6で、その識別情報に対応するパス名をデータベース8から取得し、そのパス名に対応したファイルの内容をMIMEパートへ追加して電子メールメッセージを生成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の入力フォームを画面表示して、利用者から電子メールメッセージに関するフォームデータを取得し、そのフォームデータに基づき前記電子メールメッセージの受取人メールアドレス、件名、および差出人メールアドレスを含むメールヘッダと、前記電子メールメッセージの本文テキストを含むMIMEパートとを生成し、これらメールヘッダおよびMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)パートからMIME/Multipart形式の電子メールメッセージを生成する電子メールメッセージ生成方法であって、複数の候補ファイルのうち電子メールメッセージに添付するファイルを選択するためのメニューを含む入力フォームを生成し、前記入力フォームを画面表示して、利用者から電子メールメッセージに関するフォームデータを取得するとともに、前記メニューでの選択結果を取得し、得られた前記選択結果に対応したファイルの内容を前記MIMEパートへ追加することを特徴とする電子メールメッセージ生成方法。 【請求項2】 請求項1記載の電子メールメッセージ生成方法において、電子メールメッセージに添付するファイルの候補となる複数の候補ファイルのパス名とその識別情報とを管理情報として管理し、前記入力フォームを生成する際には、前記管理情報から前記各候補ファイルの識別情報を取得し、その識別情報を用いて前記各候補ファイルのうち電子メールメッセージに添付するファイルを選択するためのメニューを含む入力フォームを生成し、前記選択結果として得られた識別情報を元にして前記管理情報を検索することにより、前記識別情報に対応したパス名を取得し、そのパス名を用いて選択したファイルの内容を前記MIMEパートへ追加することを特徴とする電子メールメッセージ生成方法。 【請求項3】 請求項2記載の電子メールメッセージ生成方法において、前記管理情報として、前記識別情報をキーとしてパス名を関連付けて管理するデータベースを用いることを特徴とする電子メールメッセージ生成方法。 【請求項4】 請求項2記載の電子メールメッセージ生成方法において、前記管理情報として、前記識別情報とパス名とを関連付けて管理する管理ファイルを用いることを特徴とする電子メールメッセージ生成方法。 【請求項5】 請求項2記載の電子メールメッセージ生成方法において、電子メールメッセージに添付するファイルの候補となる複数の候補ファイルのパス名とその項目名と識別情報とを管理情報として管理し、前記入力フォームを生成する際には、前記管理情報から前記各候補ファイルの項目名と識別情報とを取得し、これら項目名を選択肢として表示するとともに、いずれかの項目を選択した場合にその選択結果として対応する識別情報を出力するメニューを含む入力フォームを生成することを特徴とする電子メールメッセージ生成方法。 【請求項6】 請求項5記載の電子メールメッセージ生成方法において、前記管理情報として、前記識別情報をキーとしてその項目名とパス名とを関連付けて管理するデータベースを用いることを特徴とする電子メールメッセージ生成方法。 【請求項7】 請求項5記載の電子メールメッセージ生成方法において、前記管理情報として、前記識別情報と項目名とパス名とを関連付けて管理する管理ファイルを用いることを特徴とする電子メールメッセージ生成方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールメッセージ生成方法に関し、特にWWW(World Wide Web)ブラウザ、WWWサーバ、およびメッセージ配送エージェントから構成されるウェブメールシステムを用いて、ファイル添付が可能なMIME/Multipart形式(MIME:Multipurpose Internet Mail Extensions.RFC1521,RFC2045他)の電子メールメッセージを生成する電子メールメッセージ生成方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、電子メールメッセージを生成する電子メールシステムでは、WWWブラウザ、WWWサーバ、CGI(Common Gateway Interface)スクリプトおよびメッセージ配送エージェント(Message Transfer Agent)を用いて、電子メールメッセージを生成するシステムがある。このような電子メールシステムを、以下では、ウェブメールシステムと呼ぶ。 【0003】この種のウェブメールシステムでは、WWWブラウザにより、WWWサーバから提供された所定の入力フォームを画面表示して利用者から電子メールメッセージに関するデータをフォームデータとして取得する。次に、CGI(Common Gateway Interface)スクリプトで、WWWブラウザからのフォームデータをインターネットメール(RFC822他)形式へ変換して電子メールメッセージを生成する。そして、その電子メールメッセージをメッセージ配送エージェント(MessageTransfer Agent)へ送信することにより、メッセージ配送エージェントからネットワークを介して所定の受取人へ電子メールメッセージを送信するものとなっている。 【0004】このようなウェブメールシステムでは、HTML(Hyper Text Markup Language)規格や、HTMLのサブセットであるCHTML(Compact HTML)規格に従って、WWWブラウザで表示する入力フォームの画面構成を設計している。特に、任意のファイルを電子メールメッセージに添付する場合、すなわちそのファイルの内容を含むMIME/Multipart形式のメッセージを作成する場合には、HTML規格で定められたファイルアップロード機能を利用する。このファイルアップロード機能は、HTML規格におけるINPUTタグにFILE属性を入力フォームで指定することにより実現される。 【0005】従来の一般的なWWWブラウザを用いた場合の、ファイルアップロード機能の動作を説明する。WWWブラウザは、WWWサーバから提供された入力フォームを解釈し、FILE属性の指定されたINPUTタグを検出した場合には、利用者にパス名を入力させる画面を表示する。次に、利用者はその画面に任意の手段でパス名を入力し、WWWサーバヘの送信を命令する。この命令に応じて、WWWブラウザは、入力されたパス名に対応したファイルを取得し、取得したファイルを符号化してWWWサーバに送信するものとなっている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の電子メールメッセージ生成方法では、CHTML規格におけるINPUTタグがFILE属性を持たないため、CHTML規格に従って画面設計された入力フォームでは、HTML規格で定められたファイルアップロード機能を利用できず、電子メールメッセージにファイルを添付することができないという問題点があった。本発明はこのような課題を解決するためのものであり、CHTML規格に従って設計されたウェブメールシステムを用いた場合でも、ファイル添付可能な電子メールメッセージを生成できる電子メールメッセージ生成方法を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明にかかる電子メールメッセージ生成方法は、所定の入力フォームを画面表示して、利用者から電子メールメッセージに関するフォームデータを取得し、そのフォームデータに基づき前記電子メールメッセージの受取人メールアドレス、件名、および差出人メールアドレスを含むメールヘッダと、前記電子メールメッセージの本文テキストを含むMIMEパートとを生成し、これらメールヘッダおよびMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)パートからMIME/Multipart形式の電子メールメッセージを生成する電子メールメッセージ生成方法であって、複数の候補ファイルのうち電子メールメッセージに添付するファイルを選択するためのメニューを含む入力フォームを生成し、前記入力フォームを画面表示して、利用者から電子メールメッセージに関するフォームデータを取得するとともに、前記メニューでの選択結果を取得し、得られた前記選択結果に対応したファイルの内容を前記MIMEパートへ追加するようにしたものである。 【0008】入力フォームの生成に際し、電子メールメッセージに添付するファイルの候補となる複数の候補ファイルのパス名とその識別情報とを管理情報として管理しておき、前記入力フォームを生成する際には、前記管理情報から前記各候補ファイルの識別情報を取得し、その識別情報を用いて前記各候補ファイルのうち電子メールメッセージに添付するファイルを選択するためのメニューを含む入力フォームを生成し、前記選択結果として得られた識別情報を元にして前記管理情報を検索することにより、前記識別情報に対応したパス名を取得し、そのパス名を用いて選択したファイルの内容を前記MIMEパートへ追加するようにしてもよい。 【0009】このとき、前記管理情報として、前記識別情報をキーとしてパス名を関連付けて管理するデータベースを用いてもよい。このほか、識別情報とパス名とを関連付けて管理する管理ファイルを用いてもよい。 【0010】また、入力フォームの生成に際し、電子メールメッセージに添付するファイルの候補となる複数の候補ファイルのパス名とその項目名と識別情報とを管理情報として管理し、前記入力フォームを生成する際には、前記管理情報から前記各候補ファイルの項目名と識別情報とを取得し、これら項目名を選択肢として表示するとともに、いずれかの項目を選択した場合にその選択結果として対応する識別情報を出力するメニューを含む入力フォームを生成するようにしてもよい。 【0011】このとき、前記管理情報として、前記識別情報をキーとしてその項目名とパス名とを関連付けて管理するデータベースを用いてもよい。このほか、前記管理情報として、前記識別情報と項目名とパス名とを関連付けて管理する管理ファイルを用いてもよい。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にかかる電子メールメッセージ生成方法が適用されるウェブメールシステムを示す構成図である。このウェブメールシステムは、WWW(World Wide Web)ブラウザ1、WWWサーバ2、フォーム生成装置3、メール送信装置4、メールヘッダ生成装置5、MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)パート生成装置6、メッセージ配送エージェント(Message Transfer Agent)7、識別情報と項目名とパス名を任意に関連付けて管理するデータベース8、差出人のメールアドレスを管理する設定ファイル9、および電子メールに添付するファイルを管理するファイルシステム10から構成される。 【0013】WWWブラウザ1とWWWサーバ2との通信は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)規格に従う。また、WWWサーバ2とフォーム生成装置3との通信、およびWWWサーバ2とメール送信装置4との通信は、CGI(Common Gateway Interface)規格に従って行う。また、メール送信装置4とメッセージ配送エージェント7との通信はSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)規格に従う。 【0014】MIMEとは、インターネットにおける電子メール等のサービスにおいて、各国語や、画像,音声,動画などのマルチメディアデータを扱うための規格であり、文字コードを宣言する方法、画像,音声,動画などのマルチメディアデータをASCII(American Standard Code for Information Interchange)文字列に変換する方法、データの属性を表現する方法などを規定している。これにより、各国語で記述されたドキュメントを正しく表示することが可能になる。また、画像,音声,動画などのマルチメディアデータを例えば電子メールメッセージに付加してやり取りすることが可能となる。 【0015】本発明では、MIME/Multipart形式の電子メールメッセージを生成している。MIME/Multipart形式の電子メールメッセージとは、メッセージボディが複数のMIMEパートから構成される電子メールメッセージである。MIMEパートとは、データの属性や符号化方法を説明するMIMEヘッダと符号化したデータの実体から構成されるデータである。 【0016】WWWブラウザ1は、利用者の操作に応じてWWWサーバ2へ電子メールメッセージの生成を要求するリクエストを行う。また、このリクエストに応じてWWWサーバ2から提供された入力フォームを解釈して画面に表示出力し、その入力フォームに対して利用者から入力された電子メールメッセージに関するフォームデータをWWWサーバ2に送信する。このフォームデータには、受取人メールアドレス、件名、本文テキスト、図7に示すメニューによって利用者に選択された項目名と対応する識別情報を含む。図7はフォームの構成例である。 【0017】WWWサーバ2は、WWWブラウザ1からのリクエストに応じて、フォーム生成装置3へ入力フォームの生成を指示する。また、フォーム生成装置3によって生成された入力フォームを受け取り、WWWブラウザ1にその入力フォームを提供する。さらに、WWWサーバ2は、WWWブラウザ1から受信したフォームデータをメール送信装置4に渡す。メール送信装置4は、上記フォームデータをメールヘッダ生成装置5およびMIMEパート生成装置6に渡す。フォーム生成装置3は、WWWサーバ2からの入力フォーム生成指示に応じて、データベース8で管理されている各候補ファイルごとの識別情報と項目名とを参照して、図7に示す入力フォームを生成してWWWサーバ2に渡す。 【0018】メール送信装置4は、メールヘッダ生成装置5にWWWサーバ2からのフォームデータに含まれる所定の情報を渡して、これから生成する電子メールメッセージに用いるメールヘッダの生成をメールヘッダ生成装置5へ指示し、生成されたメールヘッダをメールヘッダ生成装置5から受け取る。また、メール送信装置4は、MIMEパート生成装置6にWWWサーバ2からのフォームデータに含まれる所定の情報を渡して、これから生成する電子メールメッセージに用いるMIMEパートの生成をMIMEパート生成装置6へ指示し、生成されたMIMEパートをMIMEパート生成装置6から受け取る。そして、メッセージ配送エージェント7を呼び出して、メールヘッダ生成装置5によって生成されたメールヘッダとMIMEパート生成装置6によって生成されたすべてのMIMEパートを渡す。 【0019】メールヘッダ生成装置5は、メール送信装置4からのメールヘッダ生成指示に応じて、メール送信装置4から受け取った受取人メールアドレス、件名、および設定ファイル9から取得した差出人メールアドレスを参照して、RFC822などで定義される形式のメールヘッダを生成する。そして生成したメールヘッダをメール送信装置4へ渡す。 【0020】MIMEパート生成装置6は、メール送信装置4からのMIMEパート生成指示に応じて、メール送信装置4から受け取った本文テキストを含むMIMEパートを生成する。また、MIMEパート生成装置6は、メール送信装置4からのMIMEパート生成指示に応じて、メール送信装置4から受け取った識別情報を元にしてデータベース8を検索し、検索結果として取得したパス名に対応するファイルをファイルシステム10から選択し、そのファイル内容を含むMIMEパートを生成する。そして、生成したこれらMIMEパートを連結し、MIME/Multipart関連のメールヘッダとともに、メール送信装置4へ渡す。 【0021】データベース8は、電子メールメッセージに添付されるファイルの候補となる複数の候補ファイルごとに、その識別情報をキーとして、項目名およびパス名を関連付けて管理する。識別情報としては、シリアル番号など任意の情報でよい。項目名としては、利用者が所望のファイルを画面で選択するのに最低限必要な情報、例えば各ファイルの内容を省略して説明する見出し文などを用いればよい。また、パス名は、ファイルシステム10で管理される各ファイルの格納場所を示す情報であり、例えばドライブ名、フォルダ(ディレクトリ)名、およびファイル名から構成される。 【0022】設定ファイル9は、差出人メールアドレスを管理しており、利用者により予め差出人メールアドレスが設定されている。メッセージ配送エージェント7は、メール送信装置4から受け取ったメールヘッダとMIMEパートとからなる電子メールメッセージをネットワークへ配送する。 【0023】次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電子メールメッセージ生成方法について説明する。利用者は、所定の入力フォームヘのURL(Uniform Resource Locator)をWWWブラウザ1に入力する。WWWブラウザ1は、電子メールメッセージの生成を要求するリクエストをそのURLとともにWWWサーバ2に渡す。これに応じてWWWサーバ2は、フォーム生成装置3を呼び出す。フォーム生成装置3は、フォーム生成手順に従って、電子メールメッセージに関する情報と、これに添付するファイルを選択するメニューとを含む、図7に示すような入力フォームを生成する。 【0024】ここで、図2を参照して、フォーム生成装置3でのフォーム生成処理について説明する。図2はフォーム生成手順を示すフローチャートである。まず、フォーム生成装置3は、図7に示す入力フォームのうち、<HTML>タグを含む行から<SELECT>タグを含む行までのデータを生成する(ステップ20)。また、データベース8のすべてのレコードから識別情報と項目名を、関連性を保持して取得する(ステップ21)。 【0025】そして、新規に生成した一時的なテンポラリファイルへステップ21で得たすべての識別情報と項目名を、識別情報,項目名<改行>識別情報,項目名<改行>:<EOF>というCSV形式に従って書き込む(ステップ22)。 【0026】次にフォーム生成装置3は、すべての識別情報と項目名を書き込んだテンポラリファイルから先頭の行データを取得する(ステップ23)。そして、その行データがEOF(End of File)でない場合には(ステップ24:NO)、その行データを分解して識別情報と項目名を取り出し、その識別情報と項目名を用いて、<OPTION VALUE=識別情報>項目名</0PTION>という形式のデータを生成し、図7に示す入力フォームに追記する(ステップ25)。そして、テンポラリファイルから次の行データを得て(ステップ26)、ステップ24へ戻る。 【0027】一方、ステップ24において、行データがEOFに等しい場合は(ステップ24:YES)、図7に示す入力フォームのうち、</SELECT>タグを含む行から</HTML>を含む行までのデータを生成して、入力フォームに追記し(ステップ27)、一連のフォーム生成処理を終了する。 【0028】フォーム生成装置3では、このようにして入力フォームを生成し、その入力フォームをWWWサーバ2に提供する。WWWサーバ2は、その入力フォームをWWWブラウザ1に渡し、WWWブラウザ1はその入力フォームを解釈して画面に表示出力する。 【0029】次に、利用者は、WWWブラウザ1により画面に表示された入力フォームに、これから送信する電子メールメッセージの受取人メールアドレス、件名、本文テキストを入力し、メニューを操作して、これから添付しようとするファイルに対応する項目名を選択する。その後、WWWブラウザ1は、利用者によるメールの送信命令操作に応じて、受取人メールアドレス、件名、本文テキスト、選択された項目名と対応する識別情報を含むフォームデータを生成してWWWサーバ2へ渡す。 【0030】WWWサーバ2は、WWWブラウザ1からのフォームデータを分解して、受取人メールアドレス、件名、本文テキスト、識別情報を得て、メール送信装置4を呼び出して、CGIを介してこれら各情報を渡す。これに応じて、メール送信装置4は、メッセージ配送エージェント7と接続するとともに、設定ファイル9を参照して差出人のメールアドレスを得る。そして、メールヘッダ生成装置5を呼び出して、受取人メールアドレス、件名、差出人メールアドレスを渡す。 【0031】これに応じて、メールヘッダ生成装置5は、これから送信する電子メールメッセージのメールヘッダを生成する。具体的には、受取人メールアドレスをメールヘッダの「To:」フィールドに指定し、件名を「Subject:」フィールドに指定し、差出人メールアドレスを「From:」フィールドに指定することによりメールヘッダを生成し、そのメールヘッダをメール送信装置4に渡す。 【0032】メール送信装置4は、メールヘッダ生成装置5から受け取ったメールヘッダをメッセージ配送エージェント7に渡す。また、メール送信装置4は、MIMEパート生成装置6を呼び出して、本文テキスト、識別情報を渡す。 【0033】MIMEパート生成装置6では、メール送信装置4からの呼び出しに応じて、MIMEパートを生成する。以下、図3を参照してMIMEパート生成処理について説明する。図3はMIMEパート生成手順を示すフローチャートである。 【0034】まず、MIMEパート生成装置6は、MIME/Multipart形式のメッセージであることを宣言するメールヘッダを生成する(ステップ30)。具体的には、MIME/Multipart形式であることを宣言する「Content-Type:」ヘッダと、MIMEパートの「boundary」を定義するデータ(以下、boundaryデータと呼ぶ)のフォーマットを宣言するヘッダを生成する。 【0035】次に、MIMEパート生成装置6は、本文テキストを含むMIMEパートを生成する(ステップ31)。具体的には、本文テキストのMIMEタイプを表す「Content-Type:」ヘッダ、本文テキストの符号化方法を表す「Content-Transfer-Encoding:」ヘッダとboundaryデータを生成し、本文テキストを符号化する。次に、生成したすべてのヘッダ、boundaryデータ、符号化した本文テキストをMIMEで定めるフォーマットに従って構成する。 【0036】続いて、MIMEパート生成装置6は、識別情報を元にしてデータベース8を検索して、パス名を取得し(ステップ32)、そのパス名に対応したファイルをファイルシステム10から選択し、そのファイル内容を含むMIMEパートを生成する(ステップ33)。具体的には、ファイルを説明する「Content-Disposition:」ヘッダ、ファイルのMIMEタイプを表す「Content-Type:」ヘッダ、ファイルの符号化方法を表す「Content-Transfer-Encoding:」ヘッダとboundaryデータを生成し、ファイルを符号化する。次に、生成したヘッダ、boundaryデータ、ファイルを符号化したデータを、MIMEで定めるフォーマットに従って構成する。 【0037】そして、MIMEパート生成装置6は、ステップ31で生成したMIMEパートとステップ33で生成したMIMEパートを連結し(ステップ34)、一連のMIMEパート生成処理を終了する。 【0038】MIMEパート生成装置6は、このようにして生成したMIME/Multipart関連のメールヘッダおよび連結したMIMEパートからなるデータをメール送信装置4に渡す。メール送信装置4は、MIMEパート生成装置6から受け取ったすべてのデータをSMTPに従ってメッセージ配送エージェント7に渡す。最後に、メール送信装置4はメッセージ配送エージェント7から切断する。 【0039】このように、本実施の形態は、識別情報と項目名とパス名を関連付けてデータベース8で管理しておき、このデータベース8から取得した識別情報と項目名を用いて添付ファイル選択用のメニューを含む入力フォームを生成し、その入力フォームを用いて入力されたフォームデータに含まれる識別情報を元にしてデータベース8からパス名を取得し、取得したパス名に対応するファイルの内容をMIMEパートに変換することにより、MIME/Multipart形式の電子メールメッセージを生成するようにした。したがって、INPUTタグがFILE属性を持たないCHTML規格に従って設計されたウェブメールシステムを用いた場合でも、ファイル添付可能な電子メールメッセージを生成することができる。 【0040】次に、図4を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は本発明の第2の実施の形態にかかる電子メールメッセージ生成方法が適用されるウェブメールシステムを示す構成図であり、前述の図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。本実施の形態にかかるウェブメールシステムでは、第1の実施の形態(図1参照)におけるデータベース8に代えて管理ファイル8Aが用いられており、その他の構成は同じである。 【0041】このウェブメールシステムは、WWWブラウザ1、WWWサーバ2、フォーム生成装置3、メール送信装置4、メールヘッダ生成装置5、MIMEパート生成装置6、メッセージ配送エージェント7、識別情報と項目名とパス名を任意に関連付けて管理する管理ファイル8A、差出人のメールアドレスを管理する設定ファイル9、および添付ファイルを管理するファイルシステム10から構成される。 【0042】WWWブラウザ1とWWWサーバ2との通信は、HTTP規格に従う。また、WWWサーバ2とフォーム生成装置3との通信、およびWWWサーバ2とメール送信装置4との通信は、CGI規格に従って行う。また、メール送信装置4とメッセージ配送エージェント7との通信はSMTP規格に従う。 【0043】WWWブラウザ1は、利用者の操作に応じてWWWサーバ2へ電子メールメッセージの生成を要求するリクエストを行う。また、このリクエストに応じてWWWサーバ2から提供された入力フォームを解釈して画面に表示出力し、その入力フォームに対して利用者から入力された電子メールメッセージに関するフォームデータをWWWサーバ2に送信する。このフォームデータには、受取人メールアドレス、件名、本文テキスト、図7に示すメニューによって利用者に選択された項目名と対応する識別情報を含む。図7はフォームの構成例である。 【0044】WWWサーバ2は、WWWブラウザ1からのリクエストに応じて、フォーム生成装置3へ入力フォームの生成を指示する。また、フォーム生成装置3によって生成された入力フォームを受け取り、WWWブラウザ1にその入力フォームを提供する。さらに、WWWサーバ2は、WWWブラウザ1から受信したフォームデータをメール送信装置4に渡す。メール送信装置4は、上記フォームデータをメールヘッダ生成装置5およびMIMEパート生成装置6に渡す。フォーム生成装置3は、WWWサーバ2からの入力フォーム生成指示に応じて、管理ファイル8Aで管理されている各候補ファイルごとの識別情報と項目名とを参照して、図7に示す入力フォームを生成してWWWサーバ2に渡す。 【0045】メール送信装置4は、メールヘッダ生成装置5にWWWサーバ2からのフォームデータに含まれる所定の情報を渡して、これから生成する電子メールメッセージに用いるメールヘッダの生成をメールヘッダ生成装置5へ指示し、生成されたメールヘッダをメールヘッダ生成装置5から受け取る。また、メール送信装置4は、MIMEパート生成装置6にWWWサーバ2からのフォームデータに含まれる所定の情報を渡して、これから生成する電子メールメッセージに用いるMIMEパートの生成をMIMEパート生成装置6へ指示し、生成されたMIMEパートをMIMEパート生成装置6から受け取る。そして、メッセージ配送エージェント7を呼び出して、メールヘッダ生成装置5によって生成されたメールヘッダとMIMEパート生成装置6によって生成されたすべてのMIMEパートを渡す。 【0046】メールヘッダ生成装置5は、メール送信装置4からのメールヘッダ生成指示に応じて、メール送信装置4から受け取った受取人メールアドレス、件名、および設定ファイル9から取得した差出人メールアドレスを参照して、RFC822などで定義される形式のメールヘッダを生成する。そして生成したメールヘッダをメール送信装置4へ渡す。 【0047】MIMEパート生成装置6は、メール送信装置4からのMIMEパート生成指示に応じて、メール送信装置4から受け取った本文テキストを含むMIMEパートを生成する。また、MIMEパート生成装置6は、メール送信装置4からのMIMEパート生成指示に応じて、メール送信装置4から受け取った識別情報を元にして管理ファイル8Aを検索し、検索結果として取得したパス名に対応するファイルをファイルシステム10から選択し、そのファイル内容を含むMIMEパートを生成する。管理ファイル8Aは、識別情報、項目名、パス名を、識別情報,項目名,パス名<改行>識別情報,項目名,パス名<改行>:<EOF>というCSV形式で管理する。 【0048】識別情報としては、シリアル番号など任意の情報でよい。項目名としては、利用者が所望のファイルを画面で選択するのに最低限必要な情報、例えば各ファイルの内容を省略して説明する見出し文などを用いればよい。またパス名は、ファイルシステム10で管理される各ファイルの格納場所を示す情報であり、例えばドライブ名、フォルダ(ディレクトリ)名、およびファイル名から構成される。 【0049】設定ファイル9は、差出人メールアドレスを管理しており、利用者により予め差出人メールアドレスが設定されている。メッセージ配送エージェント7は、メール送信装置4から受け取ったメールヘッダとMIMEパートとからなる電子メールメッセージをネットワークへ配送する。 【0050】次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる電子メールメッセージ生成方法について説明する。利用者は、所定の入力フォームヘのURLをWWWブラウザ1に入力する。WWWブラウザ1は、そのURLを含むリクエストをWWWサーバ2に渡す。これに応じてWWWサーバ2は、フォーム生成装置3を呼び出す。フォーム生成装置3は、フォーム生成手順に従って、電子メールメッセージに関する情報と、これに添付するファイルを選択するメニューとを含む、図7に示すような入力フォームを生成する。 【0051】ここで、図5を参照して、フォーム生成装置3でのフォーム生成処理について説明する。図5はフォーム生成手段を示すフローチャートである。まず、フォーム生成装置3は、図7に示す入力フォームのうち、<HTML>タグを含む行から<SELECT>タグを含む行までのデータを生成する(ステップ50)。次に、管理ファイル8Aから先頭の行データを取得する(ステップ51)。そして、その行データがEOFでない場合には(ステップ52:NO)、その行データを分解して識別情報と項目名を取り出し、その識別情報と項目名を用いて、<OPTION VALUE=識別情報>項目名</0PTION>という形式のデータを生成し、図7に示す入力フォームに追記する(ステップ53)。そして、管理ファイル8Aから次の行データを得て(ステップ54)、ステップ52へ戻る。 【0052】一方、ステップ52において、行データがEOFに等しい場合は(ステップ52:YES)、図7に示す入力フォームのうち、</SELECT>タグを含む行から</HTML>を含む行までのデータを生成して、入力フォームに追記し(ステップ55)、一連のフォーム生成処理を終了する。 【0053】フォーム生成装置3では、このようにして入力フォームを生成し、その入力フォームをWWWサーバ2に提供する。WWWサーバ2はその入力フォームをWWWブラウザ1に渡し、WWWブラウザ1はその入力フォームを解釈して画面に表示出力する。 【0054】次に、利用者は、WWWブラウザ1により画面に表示された入力フォームに、これから送信する電子メールメッセージの受取人メールアドレス、件名、本文テキストを入力し、メニューを操作して、これから添付しようとするファイルに対応する項目名を選択する。その後、WWWブラウザ1は、利用者によるメールの送信命令操作に応じて、受取人メールアドレス、件名、本文テキスト、選択された項目名と対応する識別情報を含むフォームデータを生成してWWWサーバ2へ渡す。 【0055】WWWサーバ2は、WWWブラウザ1からのフォームデータを分解して、受取人メールアドレス、件名、本文テキスト、識別情報を得て、メール送信装置4を呼び出して、CGIを介してこれら各情報を渡す。これに応じて、メール送信装置4は、メッセージ配送エージェント7と接続するとともに、設定ファイル9を参照して差出人のメールアドレスを得る。そして、メールヘッダ生成装置5を呼び出して、受取人メールアドレス、件名、差出人メールアドレスを渡す。 【0056】これに応じて、メールヘッダ生成装置5は、これから送信する電子メールメッセージのメールヘッダを生成する。具体的には、受取人メールアドレスをメールヘッダの「To:」フィールドに指定し、件名を「Subject:」フィールドに指定し、差出人メールアドレスを「From:」フィールドに指定することによりメールヘッダを生成し、そのメールヘッダをメール送信装置4に渡す。 【0057】メール送信装置4は、メールヘッダ生成装置5から受け取ったメールヘッダをメッセージ配送エージェント7に渡す。また、メール送信装置4は、MIMEパート生成装置6を呼び出して、本文テキスト、識別情報を渡す。 【0058】MIMEパート生成装置6では、メール送信装置4からの呼び出しに応じて、MIMEパートを生成する。以下、図6を参照してMIMEパート生成処理について説明する。図6はMIMEパート生成手順を示すフローチャートである。 【0059】まず、MIMEパート生成装置6は、MIME/Multipart形式のメッセージであることを宣言するメールヘッダを生成する(ステップ60)。具体的には、MIME/Multipart形式であることを宣言する「Content-Type:」ヘッダと、MIMEパートの「boundary」を定義するデータ(以下、boundaryデータと呼ぶ)のフォーマットを宣言するヘッダを生成する。 【0060】次に、MIMEパート生成装置6は、本文テキストを含むMIMEパートを生成する(ステップ61)。具体的には、本文テキストのMIMEタイプを表す「Content-Type:」ヘッダ、本文テキストの符号化方法を表す「Content-Transfer-Encoding:」ヘッダとboundaryデータを生成し、本文テキストを符号化する。次に、生成したすべてのヘッダ、boundaryデータ、符号化した本文テキストをMIMEで定めるフォーマットに従って構成する。 【0061】続いて、MIMEパート生成装置6は、識別情報を元にして管理ファイル8Aを検索して、パス名を取得し(ステップ62)、そのパス名に対応したファイルをファイルシステム10から選択し、そのファイル内容を含むMIMEパートを生成する(ステップ63)。具体的には、ファイルを説明する「Content-Disposition:」ヘッダ、ファイルのMIMEタイプを表す「Content-Type:」ヘッダ、ファイルの符号化方法を表す「Content-Transfer-Encoding:」ヘッダとboundaryデータを生成し、ファイルを符号化する。次に、生成したヘッダ、boundaryデータ、ファイルを符号化したデータを、MIMEで定めるフォーマットに従って構成する。 【0062】そして、MIMEパート生成装置6は、ステップ61で生成したMIMEパートとステップ63で生成したMIMEパートを連結し(ステップ64)、一連のMIMEパート生成処理を終了する。 【0063】MIMEパート生成装置6は、このようにして生成したMIME/Multipart関連のメールヘッダおよび連結したMIMEパートからなるデータをメール送信装置4に渡す。メール送信装置4は、MIMEパート生成装置6から受け取ったすべてのデータをSMTPに従ってメッセージ配送エージェント7に渡す。最後に、メール送信装置4はメッセージ配送エージェント7から切断する。 【0064】このように、本実施の形態では、識別情報と項目名とパス名を関連付けて管理ファイル8Aで管理しておき、この管理ファイル8Aから取得した識別情報と項目名を用いて添付ファイル選択用のメニューを含む入力フォームを生成し、その入力フォームを用いて入力されたフォームデータに含まれる識別情報を元にして管理ファイル8Aからパス名を取得し、取得したパス名に対応したファイルの内容をMIMEパートに変換することにより、MIME/Multipart形式の電子メールメッセージを生成するようにした。したがって、INPUTタグがFILE属性を持たないCHTML規格に従って設計されたウェブメールシステムを用いた場合でも、ファイル添付可能な電子メールメッセージを生成することができる。 【0065】以上では、データベース8および管理ファイル8Aにおいて、各添付ファイルのパス名と、その識別情報および項目名とを関連付けて管理し、入力フォームで各項目名を選択肢として表示するようにした場合を例として説明したが、この項目名は必須のものではない。例えば、入力フォームでパス名を選択肢として表示してもよく、また識別情報に項目名の機能を持たせてもよい。したがって、このような場合には、データベース8および管理ファイル8Aにおいて、各添付ファイルのパス名と、その識別情報とを関連付けて管理しておけばよく、データベース8や管理ファイル8Aのファイルサイズを削減できる。 【0066】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の候補ファイルのうち電子メールメッセージに添付するファイルを選択するためのメニューを含む入力フォームを生成し、その入力フォームを画面表示して、利用者から電子メールメッセージに関するフォームデータを取得するとともに、メニューでの選択結果を取得し、得られた選択結果に対応したファイルの内容をMIMEパートへ追加することにより電子メールメッセージを生成するようにしたものである。したがって、INPUTタグがFILE属性を持たないCHTML規格に従って設計されたウェブメールシステムを用いた場合でも、ファイル添付可能な電子メールメッセージを生成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004226 【氏名又は名称】日本電信電話株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月28日(2000.9.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064621 【弁理士】 【氏名又は名称】山川 政樹
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| 【公開番号】 |
特開2002−108786(P2002−108786A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−295748(P2000−295748) |
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