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【発明の名称】 無線電話機を用いた電子掲示板又はチャットシステム
【発明者】 【氏名】植田 勝典

【要約】 【課題】

【解決手段】電子掲示板を運営するサーバコンピュータに携帯電話機から送信された掲載を希望するメッセージ中に公序良俗を害するおそれがある情報が含まれているか否かを、当該情報をデータベース化してなる当該情報のデータベースと照合して検査し、当該情報が含まれている時には、前記メッセージの電子掲示板画面への表示を禁止し、当該メッセージの送信者にその表示の禁止を通知すると共に、公序良俗を害するおそれがある情報ではあるが前記データベースにはデータベース化されていない情報の有無を、電子掲示板画面におけるメンテナンス(チェック)画面にて検査し、当該情報が含まれている時には、当該情報を削除し又はその表示を禁止し、当該削除又は禁止した情報を前記データベースに登録する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯電話機などの無線電話機又は当該電話機を含む携帯情報端末(以下、単に、無線電話機という)を用いた電子掲示板又はチャットシステムにおいて、当該電子掲示板又はチャットシステムを運営するサーバコンピュータに前記無線電話機から送信された掲載又は発言を希望するメッセージ中に公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するおそれがある情報が含まれているか否かを、当該情報をデータベース化してなる当該情報のデータベースと照合して検査し、当該情報が含まれている時には、前記メッセージの電子掲示板又はチャット画面への表示を禁止し、当該メッセージの送信者にその表示の禁止を通知すると共に、公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するおそれがある情報ではあるが前記データベースにはデータベース化されていない情報の有無を、電子掲示板又はチャット画面におけるメンテナンス画面にて検査し、当該情報が含まれている時には、当該情報を削除し又はその表示を禁止し、当該削除又は禁止した情報を前記データベースに登録し、当該情報を削除又は禁止するに至った送信者又は前記表示禁止者のリストを前記無線電話機の認証標識と対応させてデータベース化して、当該リストのデータベースに登録し、必要に応じて当該リスト者に電子掲示板又はチャットシステムの利用を拒否することを通知することを特徴とする無線電話機を用いた電子掲示板又はチャットシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機に代表される無線電話機を用いた電子掲示板又はチャットシステムに関し、特に、利用者の増大が著しく、且つ、移動して情報の取得が可能であるなどの特徴を備えた携帯電話機を用いた電子掲示板又はチャットシステムにおいて、そのネットワーク情報中に公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生(以下、単に、公序良俗ということもある。)を害するような情報が含まれていないか否かを念入りにチェックして排除し、又、携帯電話機の認証標識と対応させて人のリストアップを行い、場合により、当該リストアップが度重なるようならその人の番組への利用を拒否しようとする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子掲示板は、通常、広い範囲の人が、その掲示板に書込みが出来、又、その閲覧が可能である。そこで、公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するような例えば、人を誹謗・中傷するようなメッセージがそのまま掲示板に掲載されることがあり、又、それを多数の人が閲覧することがあり、人に不快の念を与え、場合により、社会問題にまで発展してしまうことがある。そこで、メッセージの内容を検査し、予じめ、公序良俗を害するようなメッセージをフイルタリングして、当該事態を回避せんとすることが提案されている。しかしながら、従来例では、携帯電話機などの無線電話機を用いた電子掲示板にまで及ぶものでなかったり、又、社会情勢や時代の流れ等と共に、公序良俗の概念は変化したりするが、それに対する対処法が不明であったり、更には、番組の利用を制限するような方策の根拠となり得るようなリストの作製等については、未だ不十分な点があった。尚、上記従来例としては、例えば、特許第2951307号があるが、当該特許は、その利用者側の端末がコンピュータとなっており、又、サーバコンピュータから管理人コンピュータにメッセージの掲載を拒否した事象などを通知するシステムとなっている。又、特開平10−275157号公報は、通常、サーバ側ではなくユーザ側に立ったもので、又、電子掲示板やチャットシステムを対象としたものではなく、WWW(World−Wide Web)が提供する情報を検索して、ユーザが、自己のコンピュータのディスプレイにその情報を表示する時に、その情報の内容を検査し、予じめ、フイルタリングして表示させないようにしようとするものである。しかも、これら従来例では、公序良俗の概念の変化に対する対処法について触れる記載はなく、又、番組の利用を制限するような方策等について触れる記載はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技術の有する欠点を解消することができる技術を提供することを目的としたものである。本発明の他の目的および新規な特徴は以下の明細書及び図面の記載からも明らかになるであろう。
【0004】
【課題を達成するための手段】本発明は、無線電話機を用いた電子掲示板又はチャットシステムにおいて、当該電子掲示板又はチャットシステムを運営するサーバコンピュータに前記無線電話機から送信された掲載又は発言を希望するメッセージ中に公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するおそれがある情報が含まれているか否かを、当該情報をデータベース化してなる当該情報のデータベースと照合して検査し、当該情報が含まれている時には、前記メッセージの電子掲示板又はチャット画面への表示を禁止し、当該メッセージの送信者にその表示の禁止を通知すると共に、公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するおそれがある情報ではあるが前記データベースにはデータベース化されていない情報の有無を、電子掲示板又はチャット画面におけるメンテナンス画面にて検査し、当該情報が含まれている時には、当該情報を削除し又はその表示を禁止し、当該削除又は禁止した情報を前記データベースに登録し、当該情報を削除又は禁止するに至った送信者又は前記表示禁止者のリストを前記無線電話機の認証標識と対応させてデータベース化して、当該リストのデータベースに登録し、必要に応じて当該リスト者に電子掲示板又はチャットシステムの利用を拒否することを通知することを特徴とする無線電話機を用いた電子掲示板又はチャットシステムに係わるものである。
【0005】
【実施の最良の形態】図面は、本発明の実施例を示し、図1は、本発明のシステムの構成図、図2は、本発明のシステムにおけるフローチャート図である。
【0006】
【実施例】図1は、本発明のシステムの構成中、電子掲示板システムを例示しており、電子掲示板1にメッセージを掲載したいと思う利用者は、同図に示すように、携帯電話機2から、携帯網を通して、サーバコンピュータ3に接続する。携帯電話機2の利用者は、サーバコンピュータ3から送信されてきたメッセージ登録画面に応じて、タイトルや本文などの必要事項を記入し、書き込みの要請をして、サーバコンピュータ3に返信する。その際に、ログインの為の番組へのID(Identification、身分証明)番号やパスワード(Password)に加えて、サブスクライバーIDとしての、携帯電話機使用による特有の電話機のID(Identification、身分証明)番号が、本人であることの認識標識4として必要とされる。尚、その図示が省略されているが、携帯電話機2は、その通信形態の一例として、無線にて、例えば、パケット通信を経由して、基地局と接続され、バケット網を介して、サーバコンピュータ3に接続する。
【0007】電子掲示板1には、携帯電話機2から送信されてきた掲載希望情報が蓄積されるのであるが、その蓄積に際し、公序良俗を害するような情報が含まれているか否かを検査する。通常、当該公序良俗を害するような情報は、用語としてデータベース化され、登録(格納)されている。図1に示す禁止語データベース(DB)5には、当該公序良俗を害するような情報がデータベース化され、登録されている。図1に示すように、携帯電話機2から送信されてきた掲載希望メッセージは、禁止語DB5と照合され、検査が行われる。
【0008】禁止語DB5との検索で、一致する時には、メッセージの電子掲示板1画面への表示を禁止し、又、携帯電話機2の利用者に対し、そのメッセージは電子掲示板に掲載できない旨を通知する。
【0009】従来例では、上記の範囲に留まっていたのであるが、本発明では、当該禁止語DB5には未登録であるが、公序良俗を害するような情報が、携帯電話機2から送信されてきた場合に、図1に示すように、電子掲示板1の画面において、メンテナンス画面(チェック画面)6を掛けて、当該未登録の公序良俗を害するような情報を禁止用語7として含むメッセージを、電子掲示板1から削除し、削除されたことを、例えば、図1に示す例のように、削除チェックマーク8を付して、確認できるようにしておく。当該削除により、電子掲示板1への掲載が禁止され、又、掲載不可であることが、その携帯電話機2の使用者に通知される。
【0010】図1に示すように、本発明では、上記のような削除があった場合、当該禁止用語を、経路9にて、禁止語DB5に登録する。これにより、データベースが充実し、次回からの検査に役立ち、又、社会情勢や時代の流れ等と共に、公序良俗の概念は変化したりするが、それに対処できる。
【0011】又、図1に示すように、本発明では、上記のような削除があった場合、その削除者の名前などを、削除者リストデータベース(DB)10に登録する。削除者の特定は、ログインの為の番組へのID(Identification、身分証明)番号やパスワード(Password)でも可能であるが、携帯電話機使用によるネットワークでは、サブクライバーIDとして、携帯電話機使用による特有の電話機のID(Identification、身分証明)番号が、本人であることの認識標識4として必要とされるので、当該電話機のIDに対応させて、削除者を、削除者リストデータベース(DB)10に登録する。何回かの例えば3回にもわたる当該事項の繰り返しがあるような場合には、図1に示すように、携帯電話機2に番組の使用ができない旨11を通知することができるように、ネットワークを構成する。当該通知手段は、システムの構成として具備させておくことは必要であるが、必要に応じて、番組使用不可であることが通知されるようにしておけばよい。
【0012】削除者リストDB10には、前記のように、禁止語DB5との検査で、メッセージの電子掲示板1画面への表示が禁止され、又、電子掲示板1に掲載できない旨を通知された利用者も登録するようにする。そして、同様に、その繰り返し回数などに相応して、又、必要に応じて、番組使用不可であることが通知される。
【0013】次に、本発明のシステムのフローを、図2に基づいて説明する。前記のように、電子掲示板にメッセージを掲載したいと思う利用者は、携帯電話機から、携帯網を通して、サーバコンピュータに接続し、サーバコンピュータから送信されてきたメッセージ登録画面に応じて、タイトルや本文などの必要事項を記入し、書き込みの要請をして、サーバコンピュータに返信する(ステップS1)。 その際に、ログインの為の番組へのID番号やパスワードに加えて、サブスクライバーIDとしての携帯電話機のID番号も送信される(ステップS1)。電子掲示板への掲載に際し、予め、公序良俗を害するおそれがある禁止語が含まれているか否かが、禁止語データベース(DB)と照合されつつ、検査される(ステップS2)。禁止語DBとの検索で、一致する時には、メッセージの電子掲示板画面への表示を禁止し、又、携帯電話機利用者に対し、そのメッセージは電子掲示板に掲載できない旨を通知(返信)する(ステップS3)。禁止語DBとの照合・検査で、禁止語は含まれていないとされたが、即ち、禁止語DBには未登録であるが、公序良俗を害するような情報(禁止用語)が、携帯電話機から送信されてきていないかどうかを検査する(ステップS4)。即ち、禁止語DBの未登録の禁止用語が含まれていないかどうかを検査する(ステップS4)。検査の結果、禁止用語を含むメッセージは、電子掲示板から削除する(ステップS5)。禁止語が含まれず、且つ、禁止用語も含まないメッセージは、電子掲示板に掲載される(ステップS6)。禁止用語は、禁止語DBに登録する(ステップS7)。禁止用語を含む場合、上記のように、禁止語DBに登録すると共に、携帯電話の持ち主に、前記と同様に、掲載不可の通知がされる(ステップS3)。禁止用語が含まれ、上記のような削除があった場合、その削除者を、携帯電話機のID番号と共に、削除者リストデータベース(DB)に登録する(ステップS8)。尚、削除者リストDBには、前記のように、禁止語DBとの検査で、メッセージの電子掲示板画面への表示が禁止され、又、そのメッセージは電子掲示板に掲載できない旨を通知された利用者も登録されている。当該削除者リストDBへの登録回数が多いような場合、携帯電話機に、番組使用不可であることを通知する(ステップS9)。
【0014】本発明に使用されるサーバコンピュータは、例えば、中央処理装置と周辺装置とを備えて構成される。そして、当該中央処理装置は、例えば、制御装置や演算装置や主記憶装置などにより構成される。
【0015】本発明における無線通信機としては、携帯電話機、PHS(パーソナル・ハンディホン・システム、簡易型携帯電話機)、自動車電話機、コードレス電話機、テレターミナル、MCAシステム、船舶電話等が挙げられる。携帯電話機を内蔵したPDA(携帯情報端末)などの無線電話機を含む携帯端末にも適用できる。
【0016】本発明は、同時にログインしている他の会員とリアルタイムで会話するチャット(CHAT)にも、同様にして、適用される。即ち、携帯電話機などの無線電話機を用いたチャットシステムにおいて、当該チャットシステムを運営するサーバコンピュータに前記無線電話機から送信された発言を希望するメッセージ中に公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するおそれがある情報が含まれているか否かを、当該情報をデータベース化してなる当該情報のデータベースと照合して検査し、当該情報が含まれている時には、前記メッセージのチャット画面への表示を禁止し、当該メッセージの送信者にその表示の禁止を通知すると共に、公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するおそれがある情報ではあるが前記データベースにはデータベース化されていない情報の有無を、チャット画面におけるメンテナンス画面にて検査し、当該情報が含まれている時には、当該情報を削除し又はその表示を禁止し、当該削除又は禁止した情報を前記データベースに登録し、当該情報を削除又は禁止するに至った送信者又は前記表示禁止者のリストを前記無線電話機の認証標識と対応させてデータベース化して、当該リストのデータベースに登録し、必要に応じて当該リスト者にチャットシステムの利用を拒否することを通知することができる。本発明は、携帯電話機などの無線電話機を用いたものであれば、電子掲示板又はチャット以外のネットワーク情報システム全般にも応用できる。本発明では、サーバコンピュータ3に禁止語データベース(DB)5や削除者リストデータベース(DB)10を含ませることができる。本発明でいう公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害するおそれがある情報とは、「おそれ」がありさえすれば足り、明らかに、公の秩序、善良の風俗又は公衆衛生を害すれば適用されることは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。すなわち、本発明によれば、次のような利点がある。
(1)本発明によれば、利用者の増大が著しく、且つ、移動して情報の取得が可能であるなどの特徴を備えた携帯電話機を用いた電子掲示板又はチャットシステムに適用できる。
(2)本発明によれば、ネットワーク情報から公序良俗を害するような情報を念入りにチェックして排除する事が出来る。
(3)本発明によれば、社会情勢や時代の流れ等と共に、公序良俗の概念は変化したりするが、それに充分対処出来る。
(4)本発明によれば、携帯電話機の認証標識と対応させて、要注意人物のリストアップを行い、場合により、当該情報が度重なるようなら番組への利用を拒否することが出来る。
【出願人】 【識別番号】398052553
【氏名又は名称】日本エンタープライズ株式会社
【出願日】 平成12年10月4日(2000.10.4)
【代理人】 【識別番号】100085039
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 良博
【公開番号】 特開2002−108760(P2002−108760A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−304765(P2000−304765)