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【発明の名称】 電子掲示板システム、電子掲示板投稿方法、および記録媒体
【発明者】 【氏名】中谷 浩康

【要約】 【課題】本発明は、電子掲示板に発言を投稿する電子掲示板システム、電子掲示板投稿方法、および記録媒体に関し、電子掲示板システムにおいて、発言に対して発言者の意図した局面に対する属性(関連内容、振る舞い、アクセス権、操作などの属性)を設定し、設定した属性に従い発言に対して各種関連付け、処理、操作などを実現するシステムを構築することを目的とする。

【解決手段】電子掲示板上に掲載された発言者の発言の各局面に対応した関連内容を登録するテーブルと、電子掲示板上に掲載された発言者の発言に対する局面を選択する手段と、選択された局面をもとに上記テーブルを検索して関連する内容を表示あるいは該当処理を実行する手段とを備えるように構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】電子掲示板に発言を投稿する電子掲示板システムにおいて、電子掲示板上に掲載された発言者の発言の各局面に対応した関連内容を登録するテーブルと、電子掲示板上に掲載された発言者の発言に対する局面を選択する手段と、上記選択された局面をもとに上記テーブルを検索して関連する内容を表示あるいは該当処理を実行する手段と、を備えたことを特徴とする電子掲示板システム。
【請求項2】上記局面を選択する手段として、第2のテーブルに予め登録されている発言に対応づけた1つあるいは複数の局面を表示して選択する手段としたことを特徴とする請求項1記載の電子掲示板システム。
【請求項3】上記テーブルに、主文、英語表現、解説、題名のうちの少なくとも1つ以上の局面に対応づけて該当関連内容を登録したことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の電子掲示板システム。
【請求項4】上記テーブルに、局面に対応づけて、所定条件を満たしたときに該当処理を実行する振る舞いルールを登録したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子掲示板システム。
【請求項5】上記テーブルに、局面に対応づけて、アクセス権の制限情報を登録し、当該制限情報に従い選択可能にしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子掲示板システム。
【請求項6】上記テーブルに、局面に対応づけて、操作可能な操作を登録したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の電子掲示板システム。
【請求項7】電子掲示板に発言を投稿する電子掲示板投稿方法において、電子掲示板上に掲載された発言者の発言に対する局面を選択するステップと、上記選択された局面をもとに、当該発言者の発言の各局面に対応した関連内容を予め登録したテーブルを検索して関連する内容を表示あるいは実行するステップとからなる電子掲示板投稿方法。
【請求項8】電子掲示板上に掲載された発言者の発言に対する局面を選択するプログラムと、上記選択された局面をもとに、当該発言者の発言の各局面に対応した関連内容を予め登録したテーブルを検索して関連する内容を表示あるいは実行するプログラムとを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子掲示板に発言を投稿する電子掲示板システム、電子掲示板投稿方法、および記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子掲示板システムにおける「発言」は、ネットワーク上に設けた仮想的な電子掲示板に発言内容を保管(掲載)し、それを多数の会員がそれぞれ参照して意見を保管(掲載)したりして会議や討論したりなどすることを実現している。この際、会員の発言は、文章(画像を含む、以下同じ)でのみ保管、参照するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子掲示板を使って複数人が会議や討論を行う場合、発言者の行う発言という行為には、明示的に表される上記文章以外に発言者の意図に基づく多くの性質が考えられるがこれらについて考慮されていなく、実現することが望まれている。
【0004】本発明は、これらの問題を解決するため、電子掲示板システムにおいて、発言に対して発言者の意図した局面に対する属性(関連内容、振る舞い、アクセス権、操作などの属性)を設定し、設定した属性に従い発言に対して各種関連付け、処理、操作などを実現するシステムを構築することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0006】図1において、処理装置1は、電子掲示板システムを構成するものであって、ここでは、投稿文処理手段2および検定手段3などから構成されるものである。
【0007】投稿文処理手段2は、電子掲示板に投稿された発言者の発言(投稿文)を掲載したり、発言の局面に対応づけてテーブルを参照して選択可能な局面を表示したりなどするものである。
【0008】検定手段3は、発言に対する局面が選択されたときにテーブルに設定された属性に従い該当処理を実行するものである。
【0009】次に、動作を説明する。
【0010】投稿文処理手段2が電子掲示板上に掲載された発言者の発言に対する局面を選択させ、検定手段3が選択された局面をもとにテーブルを検索して関連する内容を表示あるいは該当処理を実行するようにしている。
【0011】この際、テーブルに予め登録されている発言に対応づけた1つあるいは複数の局面を表示して選択するようにしている。
【0012】また、テーブルに予め登録されている、主文、英語表現、解説、題名などの局面から選択するようにしている。
【0013】また、テーブルに予め登録されている局面に対応した所定条件を満たしたときに該当処理を実行する振る舞いルールに従い該当処理を実行するようにしている。
【0014】また、テーブルに予め登録されているアクセス権制限情報に従い選択可能にするようにしている。
【0015】また、テーブルに予め登録されている局面に対応して操作可能な操作を実行するようにしている。
【0016】従って、電子掲示板システムにおいて、発言に対して発言者の意図した局面に対する属性(関連内容、振る舞い、アクセス権、操作などの属性)を設定し、設定した属性に従い発言に対して各種関連付け、処理、操作などを実現するシステムを構築することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図1から図5を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
【0019】図1において、処理装置1は、ネットワークに接続し電子掲示板システムとしてプログラムに従い各種処理を実行するものであって、ここでは、投稿文処理手段2および検定手段3などから構成されるものである。
【0020】投稿文処理手段2は、電子掲示板に投稿された発言者の発言(投稿文)を掲載したり、発言の局面に対応づけてテーブルを参照して選択可能な局面を表示したりなどするものである(図2から図5を用いて後述する)。
【0021】検定手段3は、発言に対する局面が選択されたときにテーブルに設定された属性に従い該当処理を実行するものである(図2から図5を用いて後述する)。
【0022】投稿文ファイル4は、発言者から投稿された発言(投稿文)を登録したり、発言の各局面に対応づけて属性(関連内容、振る舞い、アクセス権、処理、操作などの属性とその内容)をテーブル形式で登録したりなどするものである。
【0023】画面5は、各種情報を表示するものであって、ここでは、図示のように、発言選択欄51、発言内容表示欄52などを設けたものである。
【0024】発言選択欄51は、発言者の投稿された発言(投稿文)のリスト、例えば図示の題名1,2,3,4,5などを表示したり、選択されている発言6に対応するホップアップメニュー上に選択可能な局面、操作を表示したりなどするものである。ここで、ホップアップメニュー上には、後述する図4の(c)でアクセス権の制限情報で制限されていない局面、操作のみを表示する。
【0025】発言内容表示欄52は、発言選択欄51で選択された発言(例えば題名4)の発言内容を表示したりなどするものである。
【0026】次に、図2のフローチャートの順番に従い、投稿文(発言)に対する属性の作成、保存などについて詳細に説明する。
【0027】図2は、本発明の動作説明フローチャート(作成/設定)を示す。
【0028】図2において、S1は、属性を選択する。これは、これから作成しようとする属性として例えば後述する・コンテンツ作成:図4の(a)の属性名に対応するコンテンツ(属性値)の作成・ルール作成:図4の(b)の振る舞いルールの作成・各属性に対するアクセス権設定:図4の(c)、図5の(d)のアクセス権の設定などのいずれかの属性を1つ選択する。
【0029】S2は、S1でコンテンツ作成という属性作成が選択されたので、コンテンツ(投稿文等)を作成する。これは、後述する図4の(a)に示すように、発言(投稿文)の局面(主文、英語表現、解説、題名、発言者など)に対応づけて関連するコンテンツを作成しあるいは該当する発言を選択してポインタで関連づける。これにより、発言(投稿文)の局面を選択したときに当該局面(例えば主文、英語表現、解説、題名などの局面)に対応した関連するコンテンツ(投稿文(発言))などが表示されることとなる。そして、S6に進む。
【0030】S3は、S1でルール作成という属性作成が選択されたので、ルールを作成する。これは、後述する図4の(b)に示す振る舞いルールのように、・IF(状態)THEN(動作)
というルールを作成する。
【0031】S4は、状態/動作をメニューから選択する。これは、S3で作成したルール中の状態、動作をメニューから選択、例えば図4の(b)に示すように、状態は経過時間、応答有無などと選択して設定、および動作(処理)は転送、記事を削除、投稿元に通知なとして選択して設定する。これにより、状態(経過時間、応答有無などの状態)を満足したときに、THENに設定されている動作(処理)(発言を転送、記事(発言)を削除、発言を投稿元に通知するなどの動作)を実行するという、ルールが作成できたこととなる。そして、S6に進む。
【0032】S5は、S1で各属性に対するうアクセス権設定という属性が選択されたので、各属性に対してアクセス権を設定する。これは、後述する図4の(c)、図5の(d)に示すように、発言(投稿文)の局面(主文、英語表現、解説、題名、発言者など)に対応づけてアクセス権0:全制限1:制限無し2:発言者のみ制限3:応答先発言者のみ制限4:その他の制限のいずれか1つ、あるいは複数を設定する。これにより、発言(投稿文)の局面に応じて、必要な人のみに制限して、コンテンツの提示、各種操作、動作の実行などを任意に設定することが可能となる。そして、S6に進む。
【0033】S6は、保存/送信する。これにより、作成されたコンテンツ、ルール、アクセス権制限などが本発明に関わる電子掲示板システムに保存、あるいはネットワークを介して電子掲示板サーバに送信して保存することが可能となる。
【0034】以上によって、発言(投稿文)の局面に対応づけて後述する図4および図5の各種テーブル(関連コンテンツを登録した図4の(a)のコンテンツテーブル、振る舞いルールを登録した図4の(b)のルールテーブル、アクセス権の制限を登録した図4の(c)のアクセス権テーブル、図2のフローチャートで説明しないが同様にして図5の(d)の操作属性テーブル)が作成できたこととなる。
【0035】次に、図3のフローチャートの順番に従い、図1の構成の動作を図4および図5のテーブルを参照して詳細に説明する。
【0036】図3は、本発明の動作説明フローチャートを示す。
【0037】図3の(a)は、投稿文(発言)に対する応答処理を示す。
【0038】図3の(a)において、S11は、投稿文タイトルリストを表示する。これは、例えば既述した図1の画面5上の発言選択欄に。投稿文タイトルリストとして、題名1,2,3,4,5・・・を表示する。
【0039】S12は、タイトルを1つ選択する。これは、S11で表示された投稿文タイトルリスト中からタイトルを1つ選択する。
【0040】S13は、主文を表示する。これは、S12で選択されたタイトルの主文を表示する。例えば図1の画面5の下段の発言内容表示欄52に選択されたタイトルの主文を表示する。
【0041】S14は、属性選択メニューの表示編集を行う(アクセス権で制限された項目は選択不可)。
【0042】S15は、表示する。これらS14、S15は、S13で表示した選択された投稿文の主文に対応づけられた、例えば図4の(c)の左側の局面に対応するアクセス権情報でアクセス権が制限された項目について選択不可として図1の画面5上のホップアップメニューに示すように、局面および操作(選択可能なもの)に編集して表示する。
【0043】S16は、ここでは、応答を選択する。これは、図1の画面5上で操作欄の「応答する」を選択する。
【0044】S17は、投稿処理を実行する。これは、後述する図3の(b)の処理で、投稿文を投稿元に電子メールで通知する。
【0045】S18は、検定処理を行う。これえは、IF(状態)THEN(動作)中の状態S=「応答」を設定して図3の(c)の検定処理を呼び出し、該当処理を実行する。
【0046】以上によって、発言者は電子掲示板に表示された投稿文リストを見て、1つを選択して表示された局面、操作の選択メニュー上からここでは「応答する」を選択すると、自動的にS17で投稿文(発言)が投稿元に送信およびS18で該当する処理を実行し、発言の局面/操作に応じた処理を自動的に実行することが可能となる。
【0047】図3の(b)は、投稿元への通知処理を示す。これは、図3の(a)のS17で実行される処理である。
【0048】図3の(b)において、S21は、選ばれている「記事」の「発言者」属性(メールアドレス)mを取り出す。
【0049】S22は、所定の通知文(例「応答がありました」)を内容とするメールをmに送信する。これは、S21で取り出した記事の発言者のメールアドレスmとして、投稿文を送信し、投稿文を投稿元に電子メールで通知する。
【0050】以上によって、局面/操作のメニュー上で「応答」が選択されると、自動的に投稿文が投稿元に電子メールで自動的に送信されることとなる。
【0051】図3の(c)は、検定処理を示す。これは、既述した図3の(a)のS18の検定処理の詳細フローチャートである。
【0052】図3の(c)において、S31は、得られている「記事」の「振る舞い」属性Rを取り出す。これは、例えば後述する図4の(b)に示す振る舞いルールR(THEN(状態)THEN(動作))を取り出す。
【0053】S32は、Rの中から、IF部に、状態:Sと一致するものrを抽出する。これは、既述した図3の(a)のS18で設定した状態S=「応答」と一致するものを、図4の(b)の振る舞いルール中からr=応答の有無として見つけ、r(IF(応答)THEN(動作))を抽出する。
【0054】S33は、rがNULLでなければ、rのTHEN部を実行する。これにより、IF(状態)THEN(動作)に対応した当該動作の処理が実行されることとなる。
【0055】以上によって、図3の(a)のS18で設定された状態Sに一致する状態を持つ振る舞いルールrを抽出し、THEN部(動作)を実行することが可能となる。
【0056】図4および図5は、本発明の属性例を示す。
【0057】図4の(a)は、投稿文の属性例を示す。これは、投稿文(発言)の局面(属性名)に対応づけて属性値(コンテンツ、メールアドレス)を、図示の下記のように登録したものである(既述した図2のS2)。
【0058】属性名(局面):・主文:・英語表現:・解説:・題名:・発言者:ここでは、コンテンツでなく「メールアドレス」(投稿元のメールアドレス)を登録している。
【0059】以上のように、電子掲示板に投稿して掲載した投稿文(発言)の局面である、主文などに対応づけてコンテンツ、電子メールアドレス(投稿元)を登録することにより、電子掲示板上に掲載された投稿文(発言)を選択して表示させた発言者はその局面リスト中から図示の主文などを選択することで、当該主文などに対応づけて登録されている内容(コンテンツなど)を表示して見ることができ、投稿文(発言)の各局面(主文などの各局面)で発言者の意図に沿った内容(コンテンツなど)を表示させて見せることが可能となる。
【0060】図4の(b)は、振る舞い属性(ルール属性)例を示す。これは、振る舞いルールとして、IF(状態)THEN(動作)のルールの例を示す。図示の振る舞いルールを呼び出すときに、状態Sを設定、例えば既述した図3の(a)のS18では状態S=「応答」を設定して呼び出し、IF(状態)THEN(動作)中の状態の部分にS=応答が登録されているIF(応答)THEN(動作)のルールを取りだし、THEN部の動作を実行する。
【0061】以上のように、状態Sを設定して図4の(b)の振る舞いルールを呼び出すことで、状態Sに一致するルールを取り出してTHEN部の動作を実行させ、投稿文(発言)の局面に応じた処理を簡易に実行させることが可能となる。
【0062】図4の(c)は、アクセス権例を示す。これは、投稿文(発言)の各局面のアクセス権の制限情報を設定したテーブルであって、例えば図示の下記のように設定する。
【0063】

ここで、アクセス権の数字は下記の制限である。
【0064】
0:全制限1:制限無し2:発言者のみ3:応答先発言者のみ4:その他例えば主文のアクセス権は1であるので、制限無しで、全ての発言者が図1の画面5のホップアップメニュー上の局面リスト中の「主文」が選択可能として表示させる。解説は、図1の画面5のホップアップメニュー上の局面リスト中の「解説」はアクセス権が3(応答先発言者のみ)となっているため、応答先発言者のみが選択可能として表示させ、それ以外の発言者は選択不可として表示される。
【0065】以上のように、投稿文(発言)の各局面に対応づけてアクセス権を設定することにより、図1の画面5上で選択できる局面/操作を任意に設定することが可能となる。
【0066】図5の(d)は、操作属性例を示す。これは、属性名(局面)中の操作に対応づけ処理(応答処理、Copy処理など)を図示の下記のように登録した例を示す。
【0067】属性名(局面):・応答する:応答処理・Copyする:Copr処理以上のように、属性名(局面)の操作に対応づけて操作属性(応答処理、Copy処理など)を登録することにより、投稿文(発言)の局面の操作が選択されたときに該当操作属性の処理を自動的に実行させることが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、電子掲示板システムにおいて、発言に対して発言者の意図した局面に対する属性(関連内容、振る舞い、アクセス権、操作などの属性)を設定し、設定した属性に従い発言に対して各種関連付け、処理、操作などを実現するシステムを構築することが可能となる、これらにより、電子掲示板システムにおいて、発言者の意図をそれぞれの発言内容(局面)に内包させて、その意図に応して各局面で関連つけたコンテンツや他の発言を表示したり、処理や操作を実行させたりできるシステムを構築可能となる。
【出願人】 【識別番号】000136136
【氏名又は名称】株式会社ピーエフユー
【出願日】 平成12年9月27日(2000.9.27)
【代理人】 【識別番号】100089141
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 守弘
【公開番号】 特開2002−108759(P2002−108759A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−293463(P2000−293463)