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【発明の名称】 ネットワークシステム、該システムにおける他機機能利用方法及び記憶媒体
【発明者】 【氏名】長島 孝幸

【要約】 【課題】専用のインターフェイスや専用の交換機を新たに設けることなく他の端末装置が有する機能を利用することができるネットワークシステム等を提供する。

【解決手段】第1の端末装置13と第2の端末装置16との音声通信中、サーバ12は、第1の端末装置13からサービス要求を受け付け、サービス要求情報中の識別子から第2の端末装置16の位置情報を検索し、位置情報に基づき第2の端末装置16の近傍に位置する処理装置18を出力先データベース27に問い合わせて検索し、決定した後、送信開始可能を第1の端末装置13に通知して、画像通信のための新たなコネクション(通信路2B、2C)を設定する。画像データは、第1の端末装置13から通信路2B、2Cを通じて受信装置17に転送され、処理装置18の大型画面で表示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定データを処理して所定のサービス機能を果たす複数のサービス提供装置とサーバと第1の端末装置と第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記サーバ、前記第1の端末装置および前記第2の端末装置から複数のコネクションを同時に利用可能に構成されたネットワークシステムにおいて、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの要求に応じて前記複数のサービス提供装置の中からサービス提供装置を特定するサービス提供装置特定手段と、前記サービス提供装置特定手段により特定されたサービス提供装置と前記第1の端末装置との間に新たなコネクションを設定するコネクション設定手段と、前記コネクション設定手段により設定された新たなコネクションを通じて前記第1の端末装置から前記サービス提供装置に前記所定データを送信するデータ送信手段とを備えたことを特徴とするネットワークシステム。
【請求項2】 前記サービス提供装置特定手段によるサービス提供装置の特定は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
【請求項3】 前記サービス提供装置特定手段は、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からサービス要求を受け付ける受け付け手段と、前記第1の端末装置と通信している第2の端末装置の位置を検索する端末位置検索手段と、該端末位置検索手段により検索された前記第2の端末装置の位置に基づいてサービス提供装置を検索するサービス提供装置検索手段と、該サービス提供装置検索手段により検索されたサービス提供装置の中から前記第1の端末装置から送信される所定データの送信先のサービス提供装置を決定する送信先決定手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のネットワークシステム。
【請求項4】 前記サービス提供装置検索手段は、前記第2の端末装置に近接したサービス提供装置を検索することを特徴とする請求項3記載のネットワークシステム。
【請求項5】 前記送信先決定手段は、前記複数のサービス提供装置の各々を識別するための識別情報と各サービス提供装置の位置情報とを格納するデータベースに基づいて前記送信先のサービス提供装置を決定することを特徴とする請求項3または4記載のネットワークシステム。
【請求項6】 前記新たなコネクションは、前記サーバ及び前記第2の端末装置の少なくとも一方を中継する通信路として設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項7】 前記サーバにおいて通信を中継するサーバ側中継部を備え、前記第1の端末装置からの所定データは前記サーバ側中継部を経由して前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする請求項1〜5記載のネットワークシステム。
【請求項8】 前記コネクション設定手段により前記新たなコネクションが設定された場合は、前記所定データの送信開始可能を前記第1の端末装置に通知する送信可能通知手段を備えたことを特徴とする請求項7記載のネットワークシステム。
【請求項9】 前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定、及び前記送信可能通知手段による前記送信開始可能の通知は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする請求項8記載のネットワークシステム。
【請求項10】 前記サービス提供装置特定手段により特定されたサービス提供装置を前記第1の端末装置に通知する送信先通知手段を備え、前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知手段による通知に基づいて前記第1の端末装置側においてなされることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項11】 前記第1の端末装置からの所定データは、前記第2の端末装置に送信され、さらに前記第2の端末装置から前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項12】 前記サービス提供装置特定手段により特定されたサービス提供装置を前記第2の端末装置に通知する送信先通知手段を備え、前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知手段による通知に基づいて前記第2の端末装置側においてなされることを特徴とする請求項11記載のネットワークシステム。
【請求項13】 前記新たなコネクションが設定されることで、前記第2の端末装置は、前記特定されたサービス提供装置の前記所定のサービス機能の利用権を一時的に獲得することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項14】 前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの前記要求は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との通信コネクションの成立中になされ、前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定は、前記通信コネクションを維持したままなされることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項15】 前記所定データには画像データが含まれ、前記所定のサービスには該画像データの表示が含まれることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
【請求項16】 所定データを処理して所定のサービス機能を果たす複数のサービス提供装置とサーバと第1の端末装置と第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記サーバ、前記第1の端末装置および前記第2の端末装置から複数のコネクションを同時に利用可能に構成されたネットワークシステムにおける他機機能利用方法において、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの要求に応じて前記複数のサービス提供装置の中からサービス提供装置を特定するサービス提供装置特定工程と、前記サービス提供装置特定工程により特定されたサービス提供装置と前記第1の端末装置との間に新たなコネクションを設定するコネクション設定工程と、前記コネクション設定工程により設定された新たなコネクションを通じて前記第1の端末装置から前記サービス提供装置に前記所定データを送信するデータ送信工程とを有することを特徴とするネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項17】 前記サービス提供装置特定工程によるサービス提供装置の特定は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする請求項16記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項18】 前記サービス提供装置特定工程は、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からサービス要求を受け付ける受け付け工程と、前記第1の端末装置と通信している第2の端末装置の位置を検索する端末位置検索工程と、該端末位置検索工程により検索された前記第2の端末装置の位置に基づいてサービス提供装置を検索するサービス提供装置検索工程と、該サービス提供装置検索工程により検索されたサービス提供装置の中から前記第1の端末装置から送信される所定データの送信先のサービス提供装置を決定する送信先決定工程とを有することを特徴とする請求項16または17記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項19】 前記サービス提供装置検索工程は、前記第2の端末装置に近接したサービス提供装置を検索することを特徴とする請求項18記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項20】 前記送信先決定工程は、前記複数のサービス提供装置の各々を識別するための識別情報と各サービス提供装置の位置情報とを格納するデータベースに基づいて前記送信先のサービス提供装置を決定することを特徴とする請求項18または19記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項21】 前記新たなコネクションは、前記サーバ及び前記第2の端末装置の少なくとも一方を中継する通信路として設定されることを特徴とする請求項16〜20のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項22】 前記ネットワークシステムは前記サーバにおいて通信を中継するサーバ側中継部を備え、前記第1の端末装置からの所定データは前記サーバ側中継部を経由して前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする請求項16〜20記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項23】 前記コネクション設定工程により前記新たなコネクションが設定された場合は、前記所定データの送信開始可能を前記第1の端末装置に通知する送信可能通知工程を有することを特徴とする請求項22記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項24】 前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定、及び前記送信可能通知工程による前記送信開始可能の通知は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする請求項23記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項25】 前記サービス提供装置特定工程により特定されたサービス提供装置を前記第1の端末装置に通知する送信先通知工程を有し、前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知工程による通知に基づいて前記第1の端末装置側においてなされることを特徴とする請求項16〜20のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項26】 前記第1の端末装置からの所定データは、前記第2の端末装置に送信され、さらに前記第2の端末装置から前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする請求項16〜20のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項27】 前記サービス提供装置特定工程により特定されたサービス提供装置を前記第2の端末装置に通知する送信先通知工程を有し、前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知工程による通知に基づいて前記第2の端末装置側においてなされることを特徴とする請求項26記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項28】 前記新たなコネクションが設定されることで、前記第2の端末装置は、前記特定されたサービス提供装置の前記所定のサービス機能の利用権を一時的に獲得することを特徴とする請求項16〜27のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項29】 前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの前記要求は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との通信コネクションの成立中になされ、前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定は、前記通信コネクションを維持したままなされることを特徴とする請求項16〜28のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項30】 前記所定データには画像データが含まれ、前記所定のサービスには該画像データの表示が含まれることを特徴とする請求項16〜29のいずれか1項に記載のネットワークシステムにおける他機機能利用方法。
【請求項31】 所定データを処理して所定のサービス機能を果たす複数のサービス提供装置とサーバと第1の端末装置と第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記サーバ、前記第1の端末装置および前記第2の端末装置から複数のコネクションを同時に利用可能に構成されたネットワークシステムにおける他機機能利用方法で使用されるプログラムを記憶した記憶媒体において、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの要求に応じて前記複数のサービス提供装置の中からサービス提供装置を特定するサービス提供装置特定工程のコードと、前記サービス提供装置特定工程のコードにより特定されたサービス提供装置と前記第1の端末装置との間に新たなコネクションを設定するコネクション設定工程のコードと、前記コネクション設定工程のコードにより設定された新たなコネクションを通じて前記第1の端末装置から前記サービス提供装置に前記所定データを送信するデータ送信工程のコードとを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項32】 第1の端末装置と第2の端末装置とが第1の通信路を介して通信するための第1の通信手段と、前記第1の通信手段による通信中に、少なくとも前記第2の端末装置の位置に関する情報に基づいて、前記第1の端末装置から送信された情報を第3の端末装置に出力するための第2の通信路を形成する手段とを有することを特徴とするネットワークシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、携帯型等の端末装置から複数のコネクションを同時に利用なネットワークシステム、該システムにおける他機機能利用方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば携帯通信端末装置の分野では、音声専用端末装置や、音声の他に文字情報の送受信が可能な端末装置などが実用化されている。また、画像の送受信が可能な端末装置としてはテレビ電話やパーソナルコンピュータなどが存在する。一方表示装置の分野では、液晶をはじめ携帯性に優れた小型、低消費電力の表示装置の実用化が進んでおり、携帯端末装置に組み込むことを想定した表示装置も多数検討または実用化されている。
【0003】しかしながら携帯端末装置と表示装置とを組み合わせる場合、携帯性を優先させるか表示画面を大きくし見やすさを優先させるかというトレードオフが生じる。すなわち、携帯端末装置に高精細な画像を表示できる大型表示装置を設ければ携帯端末装置は大型化し携帯性が低下する一方、携帯性を優先すれば実装する表示装置は小型化せざるを得ず大きな画面で高精細な画像を見ることはできないという問題がある。
【0004】かかる問題を解消するべく、特開平11−146366号公報「携帯用公衆テレビ電話システム」においては、据置型公衆端末装置に表示装置を設け、該公衆端末装置と携帯電話とに相互接続のためのインターフェースを設けることで、携帯端末装置の携帯性を維持しつつ大きく見やすい画面を利用できるテレビ電話が開示されている。
【0005】一方、通信の分野においては、ディジタル網が普及し、送受信者の間でコネクションを維持したまま他のコネクションを設定したり、通信における様々な付加サービスを受けたりすることが可能となった。また既存のアナログ網を利用している場合でも、モデム等を介して複数のコネクションを多重化して伝送することが可能である。
【0006】例えば、特開平11−331957号公報「通信システムの交換機内で呼を処理する方法」においては、複数の端末装置同士の近接性に基づいて交換器内で関連性を確立し、関連が存在している間ある端末装置の利用者に対し関連が存在する他の端末装置の機能にアクセスできる方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平11−146366号公報「携帯用公衆テレビ電話システム」によれば、前述の課題(トレードオフ)は解決される。しかしながら、そのためには、専用のインタフェースを有する公衆端末装置を設置しかつ専用のインタフェースを有する携帯端末装置を用意しなくてはならないという問題があった。
【0008】また上記特開平11−331957号公報「通信システムの交換機内で呼を処理する方法」によれば、携帯端末装置から他の端末装置が有する画像表示機能にアクセスするという使い方も考えられ、この使い方であれば前述の課題は解決され得る。しかしながら、そのように使うと、交換機内で呼を処理するため、構内網などには適しているが広域網に応用するには交換機の設置または交換機への機能追加が必要となり、網全体への変更が必要であるという問題があった。
【0009】本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、専用のインターフェイスや専用の交換機を新たに設けることなく他の端末装置が有する機能を利用することができるネットワークシステム、該システムにおける他機機能利用方法及び記憶媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の請求項1のネットワークシステムは、所定データを処理して所定のサービス機能を果たす複数のサービス提供装置とサーバと第1の端末装置と第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記第1の端末装置から複数のコネクションを同時に利用可能に構成されたネットワークシステムにおいて、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの要求に応じて前記複数のサービス提供装置の中からサービス提供装置を特定するサービス提供装置特定手段と、前記サービス提供装置特定手段により特定されたサービス提供装置と前記第1の端末装置との間に新たなコネクションを設定するコネクション設定手段と、前記コネクション設定手段により設定された新たなコネクションを通じて前記第1の端末装置から前記第2の端末装置に前記所定データを送信するデータ送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】同じ目的を達成するために本発明の請求項2のネットワークシステムは、上記請求項1記載の構成において、前記サービス提供装置特定手段によるサービス提供装置の特定は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする。
【0012】同じ目的を達成するために本発明の請求項3のネットワークシステムは、上記請求項1または2記載の構成において、前記サービス提供装置特定手段は、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からサービス要求を受け付ける受け付け手段と、前記第1の端末装置と通信している第2の端末装置の位置を検索する端末位置検索手段と、該端末位置検索手段により検索された前記第2の端末装置の位置に基づいてサービス提供装置を検索するサービス提供装置検索手段と、該サービス提供装置検索手段により検索されたサービス提供装置の中から前記第1の端末装置から送信される所定データの送信先のサービス提供装置を決定する送信先決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】同じ目的を達成するために本発明の請求項4のネットワークシステムは、上記請求項3記載の構成において、前記サービス提供装置検索手段は、前記第2の端末装置に近接したサービス提供装置を検索することを特徴とする。
【0014】同じ目的を達成するために本発明の請求項5のネットワークシステムは、上記請求項3または4記載の構成において、前記送信先決定手段は、前記複数のサービス提供装置の各々を識別するための識別情報と各サービス提供装置の位置情報とを格納するデータベースに基づいて前記送信先のサービス提供装置を決定することを特徴とする。
【0015】同じ目的を達成するために本発明の請求項6のネットワークシステムは、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、前記新たなコネクションは、前記サーバ及び前記第2の端末装置の少なくとも一方を中継する通信路として設定されることを特徴とする。
【0016】同じ目的を達成するために本発明の請求項7のネットワークシステムは、上記請求項1〜5記載の構成において、前記サーバにおいて通信を中継するサーバ側中継部を備え、前記第1の端末装置からの所定データは前記サーバ側中継部を経由して前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする。
【0017】同じ目的を達成するために本発明の請求項8のネットワークシステムは、上記請求項7記載の構成において、前記コネクション設定手段により前記新たなコネクションが設定された場合は、前記所定データの送信開始可能を前記第1の端末装置に通知する送信可能通知手段を備えたことを特徴とする。
【0018】同じ目的を達成するために本発明の請求項9のネットワークシステムは、上記請求項8記載の構成において、前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定、及び前記送信可能通知手段による前記送信開始可能の通知は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする。
【0019】同じ目的を達成するために本発明の請求項10のネットワークシステムは、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、前記サービス提供装置特定手段により特定されたサービス提供装置を前記第1の端末装置に通知する送信先通知手段を備え、前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知手段による通知に基づいて前記第1の端末装置側においてなされることを特徴とする。
【0020】同じ目的を達成するために本発明の請求項11のネットワークシステムは、上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、前記第1の端末装置からの所定データは、前記第2の端末装置に送信され、さらに前記第2の端末装置から前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする。
【0021】同じ目的を達成するために本発明の請求項12のネットワークシステムは、上記請求項11記載の構成において、前記サービス提供装置特定手段により特定されたサービス提供装置を前記第2の端末装置に通知する送信先通知手段を備え、前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知手段による通知に基づいて前記第2の端末装置側においてなされることを特徴とする。
【0022】同じ目的を達成するために本発明の請求項13のネットワークシステムは、上記請求項1〜12のいずれか1項に記載の構成において、前記新たなコネクションが設定されることで、前記第2の端末装置は、前記特定されたサービス提供装置の前記所定のサービス機能の利用権を一時的に獲得することを特徴とする。
【0023】同じ目的を達成するために本発明の請求項14のネットワークシステムは、上記請求項1〜13のいずれか1項に記載の構成において、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの前記要求は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との通信コネクションの成立中になされ、前記コネクション設定手段による前記新たなコネクションの設定は、前記通信コネクションを維持したままなされることを特徴とする。
【0024】同じ目的を達成するために本発明の請求項15のネットワークシステムは、上記請求項1〜14のいずれか1項に記載の構成において、前記所定データには画像データが含まれ、前記所定のサービスには該画像データの表示が含まれることを特徴とする。
【0025】同じ目的を達成するために本発明の請求項16のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、所定データを処理して所定のサービス機能を果たす複数のサービス提供装置とサーバと第1の端末装置と第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記第1の端末装置から複数のコネクションを同時に利用可能に構成されたネットワークシステムにおける他機機能利用方法において、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの要求に応じて前記複数のサービス提供装置の中からサービス提供装置を特定するサービス提供装置特定工程と、前記サービス提供装置特定工程により特定されたサービス提供装置と前記第1の端末装置との間に新たなコネクションを設定するコネクション設定工程と、前記コネクション設定工程により設定された新たなコネクションを通じて前記第1の端末装置から前記第2の端末装置に前記所定データを送信するデータ送信工程とを有することを特徴とする。
【0026】同じ目的を達成するために本発明の請求項17のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16記載の構成において、前記サービス提供装置特定工程によるサービス提供装置の特定は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする。
【0027】同じ目的を達成するために本発明の請求項18のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16または17記載の構成において、前記サービス提供装置特定工程は、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からサービス要求を受け付ける受け付け工程と、前記第1の端末装置と通信している第2の端末装置の位置を検索する端末位置検索工程と、該端末位置検索工程により検索された前記第2の端末装置の位置に基づいてサービス提供装置を検索するサービス提供装置検索工程と、該サービス提供装置検索工程により検索されたサービス提供装置の中から前記第1の端末装置から送信される所定データの送信先のサービス提供装置を決定する送信先決定工程とを有することを特徴とする。
【0028】同じ目的を達成するために本発明の請求項19のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項18記載の構成において、前記サービス提供装置検索工程は、前記第2の端末装置に近接したサービス提供装置を検索することを特徴とする。
【0029】同じ目的を達成するために本発明の請求項20のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項18または19記載の構成において、前記送信先決定工程は、前記複数のサービス提供装置の各々を識別するための識別情報と各サービス提供装置の位置情報とを格納するデータベースに基づいて前記送信先のサービス提供装置を決定することを特徴とする。
【0030】同じ目的を達成するために本発明の請求項21のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16〜20のいずれか1項に記載の構成において、前記新たなコネクションは、前記サーバ及び前記第2の端末装置の少なくとも一方を中継する通信路として設定されることを特徴とする。
【0031】同じ目的を達成するために本発明の請求項22のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16〜20記載の構成において、前記ネットワークシステムは前記サーバにおいて通信を中継するサーバ側中継部を備え、前記第1の端末装置からの所定データは前記サーバ側中継部を経由して前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする。
【0032】同じ目的を達成するために本発明の請求項23のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項22記載の構成において、前記コネクション設定工程により前記新たなコネクションが設定された場合は、前記所定データの送信開始可能を前記第1の端末装置に通知する送信可能通知工程を有することを特徴とする。
【0033】同じ目的を達成するために本発明の請求項24のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項23記載の構成において、前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定、及び前記送信可能通知工程による前記送信開始可能の通知は、前記サーバ側においてなされることを特徴とする。
【0034】同じ目的を達成するために本発明の請求項25のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16〜20のいずれか1項に記載の構成において、前記サービス提供装置特定工程により特定されたサービス提供装置を前記第1の端末装置に通知する送信先通知工程を有し、前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知工程による通知に基づいて前記第1の端末装置側においてなされることを特徴とする。
【0035】同じ目的を達成するために本発明の請求項26のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16〜20のいずれか1項に記載の構成において、前記第1の端末装置からの所定データは、前記第2の端末装置に送信され、さらに前記第2の端末装置から前記特定されたサービス提供装置に転送されることを特徴とする。
【0036】同じ目的を達成するために本発明の請求項27のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項26記載の構成において、前記サービス提供装置特定工程により特定されたサービス提供装置を前記第2の端末装置に通知する送信先通知工程を有し、前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定は、前記送信先通知工程による通知に基づいて前記第2の端末装置側においてなされることを特徴とする。
【0037】同じ目的を達成するために本発明の請求項28のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16〜27のいずれか1項に記載の構成において、前記新たなコネクションが設定されることで、前記第2の端末装置は、前記特定されたサービス提供装置の前記所定のサービス機能の利用権を一時的に獲得することを特徴とする。
【0038】同じ目的を達成するために本発明の請求項29のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16〜28のいずれか1項に記載の構成において、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの前記要求は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との通信コネクションの成立中になされ、前記コネクション設定工程による前記新たなコネクションの設定は、前記通信コネクションを維持したままなされることを特徴とする。
【0039】同じ目的を達成するために本発明の請求項30のネットワークシステムにおける他機機能利用方法は、上記請求項16〜29のいずれか1項に記載の構成において、前記所定データには画像データが含まれ、前記所定のサービスには該画像データの表示が含まれることを特徴とする。
【0040】同じ目的を達成するために本発明の請求項31の記憶媒体は、所定データを処理して所定のサービス機能を果たす複数のサービス提供装置とサーバと第1の端末装置と第2の端末装置とがネットワークで接続され、前記第1の端末装置から複数のコネクションを同時に利用可能に構成されたネットワークシステムにおける他機機能利用方法で使用されるプログラムを記憶した記憶媒体において、前記第1の端末装置及び前記第2の端末装置の少なくとも一方からの要求に応じて前記複数のサービス提供装置の中からサービス提供装置を特定するサービス提供装置特定工程のコードと、前記サービス提供装置特定工程のコードにより特定されたサービス提供装置と前記第1の端末装置との間に新たなコネクションを設定するコネクション設定工程のコードと、前記コネクション設定工程のコードにより設定された新たなコネクションを通じて前記第1の端末装置から前記第2の端末装置に前記所定データを送信するデータ送信工程のコードとを記憶したことを特徴とする。
【0041】同じ目的を達成するために本発明の請求項32のネットワークシステムは、第1の端末装置と第2の端末装置とが第1の通信路を介して通信するための第1の通信手段と、前記第1の通信手段による通信中に、少なくとも前記第2の端末装置の位置に関する情報に基づいて、前記第1の端末装置から送信された情報を第3の端末装置に出力するための第2の通信路を形成する手段とを有することを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0043】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムの全体構成を示すブロック図である。
【0044】11は単一のネットワークまたは複数のサブネットワークが相互接続されたネットワークであり、12はネットワーク11に接続され機能代行サービスを提供するサーバ(サービス提供装置特定手段、コネクション設定手段、データ送信手段の一部、送信可能通知手段)である。13はネットワーク11に接続され音声通信や画像通信等のサービス機能を有する第1の端末装置(データ送信手段の一部)である。14は第1の端末装置13に接続されサービス機能を実現するためのカメラ等の付加的な付加装置であり、例えば、静止画または動画を入力するのに用いられる。15は第1の端末装置13と付加装置14とを論理的に接続するための伝送路である。
【0045】16はネットワーク11に接続され音声通信や画像通信等のサービス機能を有する可搬型の第2の端末装置である。第2の端末装置16の画像表示部(図示せず)は、携帯性を考慮して小型となっている。
【0046】17はネットワーク11に接続された受信装置であり、18は少なくとも受信装置17で受信したサービス機能のデータを処理する機能を有する処理装置(サービス提供装置)である。処理装置18は、大型の表示部(図示せず)を有する画像処理装置であり、受信装置17で受信された画像データ(所定データ)を表示する画像表示機能(所定のサービス機能)を備える。受信装置17及び処理装置18の組みは、同構成のものがネットワーク11に複数接続されている。19は受信装置17と処理装置18とを論理的に接続する伝送路である。
【0047】なお、ネットワーク11を構成するネットワークまたはサブネットワークは、有線系、無線系、公衆網、専用線、私設網、インターネット等、どのような形態のネットワークであってもよい。また、第1の端末装置端末13と付加装置14とは一体となっていてもよく、受信装置17と処理装置18とは一体となっていてもよい。また、サーバ12には、ネットワーク11に接続される装置の機能や属性、位置(例えば、表示機能を有するか否か、表示機能を有する場合は表示部の大きさ等の属性、装置の物理的な位置や近接する装置)を予め記憶、管理している。
【0048】本実施の形態では、サービス機能として画像データの表示処理を例示し、第1、第2の端末装置13、16間で音声通信等を行っている場合において、第1の端末装置13から第2の端末装置16へ画像データを送信する場合を例示する。詳細は後述するが、第1、第2の端末装置13、16間で音声通信等を行っている場合において、第1の端末装置13から第2の端末装置16へ画像データを送信したいという要求が発生したとき、サービス提供用のサーバ12にアクセスし、サーバ12の介在の元に画像を見る側の第2の端末装置16の近傍に位置する処理装置18の利用権利を一時的に獲得するべく、画像データ送信元の第1の端末装置13と処理装置18との間にコネクションを新たに設定して、処理装置18の大型画面に画像を表示させる。音声通信のための通信コネクションはその間維持される。通信を終了する際には第1、第2の端末装置13、16間の音声通信のための通信路と第1の端末装置13と受信装置17との間の画像データ通信のための通信路とを任意の順序で開放する。
【0049】図2は、本実施の形態におけるサーバ12の機能ブロック及び関連する通信路等を示すブロック図である。
【0050】サーバ12は、サービス受付手段22(受け付け手段)、出力位置情報検索手段23(端末位置検索手段)、出力先検索手段24(サービス提供装置検索手段)、出力先決定手段25(送信先決定手段)、中継手段26(サーバ側中継部)及び出力先データベース27を備える。実際には、不図示のCPU、RAM、ROM、通信インターフェイス、HD等がこれらの機能を果たす。
【0051】サービス受付手段22はネットワーク11からのサービス要求情報を受け付ける。出力位置情報検索手段23はサービス要求情報から、第1の端末装置13と通信中の画像を見たい側の端末装置(第2の端末装置16)の位置情報を検索する。出力先検索手段24は、上記位置情報を元に、複数の処理装置18の中から第2の端末装置16の近傍に位置する処理装置18を検索する。出力先決定手段25は、出力先検索手段24によって検索された処理装置18の中から実際に画像を表示させるための処理装置18を決定する。中継手段26は、画像を入力する側の端末装置(第1の端末装置13)から送信される画像信号(画像データ)を受信し、これを出力先決定手段25によって決定された処理装置18へ転送する。出力先データベース27は、受信装置17と処理装置18との組み合わせの識別子(識別情報)を処理装置18の位置情報と関連させて記憶している。
【0052】28、29、2A、2B、2Cはいずれも、ネットワーク11の中に設定された通信路である。28は第1の端末装置13と第2の端末装置16との間の音声通信のための通信路(通信コネクション)であり、29は第1の端末装置13とサーバ12との間のサービス要求などの制御情報を転送するための通信路である。2Aは第2の端末装置16とサーバ12との間のサービス要求などの制御情報を転送するための通信路である。2Bは第1の端末装置13とサーバ12との間の画像通信のための通信路であり、2Cはサーバ12と受信装置17との間の画像通信のための通信路である。通信路2B、2Cは、後述するコネクション設定処理(図3)により設定される。
【0053】図3は、本実施の形態におけるコネクション設定処理のフローチャートを示す図である。
【0054】第1の端末装置13と第2の端末装置16とが音声通信のための通信路28を設定し音声通信をしている場合において、第1の端末装置13からの画像データを第2の端末装置16で受信しそのまま表示するのでは、大画面での表示ができない。そこで、まず、画像データを第2の端末装置16の近傍に位置する処理装置18で表示させたいというサービス要求を第1の端末装置13が通信路29を介してサーバ12に送信するか、または第2の端末装置16が通信路2Aを介してサーバ12に送信し、このサービス要求をサーバ12がサービス受付手段22により受け付ける(ステップS301)。
【0055】なお、サーバ12に送信されるサービス要求には少なくとも第1の端末装置13を識別するための識別子と、第2の端末装置16を識別するための識別子と、画像データを送信する側される側がそれぞれどちらなのかを一意に判断できる情報とが含まれている。この要求受け付け処理では、サービス要求情報から、画像送信側である第1の端末装置13と、近傍の処理装置18に画像を表示させたい側である第2の端末装置16の各識別子が取り出され、第2の端末装置16の識別子が出力位置情報検索手段23に渡される。
【0056】次いで、位置情報検索を行う(ステップS302)。すなわち、サーバ12は、出力位置情報検索手段23により、管理している装置の情報と上記渡された識別子から第2の端末装置16の位置情報を検索する。尚、この検索は、各端末装置が属しているネットワークのサーバ等の管理装置が夫々のネットワーク内の端末装置の位置、機能、属性等を管理している場合は、出力検索手段32が各端末装置が属しているネットワークの管理装置に端末装置の識別子を渡し、該識別子を有する端末装置の位置情報を受け取ることによって行われるようにしてもよい。
【0057】ここで、端末装置が有線端末装置であれば識別子と位置情報とは固定的に決まっており、無線端末装置であればどの基地局のエリアに該無線端末装置が位置しているか調べることにより位置情報を確定することができる。また端末装置自身が位置情報を検出する機能を有する場合には端末装置から位置情報を直接受け取ってもよい。出力位置情報検索手段23によって得られた位置情報は出力先検索手段24に渡される。
【0058】次いで、出力先検索を行う(ステップS303)。すなわち、サーバ12は、出力先検索手段24により、上記位置情報と提供するサービス内容(表示サービスを要求されているのか等)に基づき、第2の端末装置16の近傍に位置する受信装置17に接続された処理装置18を出力先データベース27に問い合わせて検索する。そして、検索結果として得られた出力先となり得る受信装置17と処理装置18との組み合わせ(1つとは限らない)を特定する識別子を、出力先決定手段25に渡す。
【0059】次いで、出力先決定を行う(ステップS304)。すなわち、サーバ12は、出力先決定手段25により、出力先検索手段24から渡された識別子の中から、表示部の大きさ等の装置の属性から最適な装置を選び出し、実際に出力先となる受信装置17と処理装置18との組み合わせを特定する識別子を決定する。決定方法としては所定のアルゴリズムにより出力先決定手段25が自動的に行ってもよいし、出力先検索手段24から渡された受信装置17と処理装置18との組み合わせの識別子を第2の端末装置16に提示した後、第2の端末装置16によって選択された受信装置17と処理装置18との組み合わせを出力先として決定してもよい。第2の端末装置16に最も近接したものを1つ決定してもよい。出力先決定手段25によって決定された出力先の識別子は中継手段26に渡される。
【0060】次いで、サーバ12は、第1の端末装置13に対して、画像データの送信開始可能を示す情報を通信路29を介して送信することにより送信開始可能を通知する(ステップS305)。これにより、第1の端末装置13は画像データの送信の可否を判断することができる。
【0061】次いで、画像通信のための新たなコネクションを設定する(ステップS306)。すなわち、第1の端末装置13とサーバ12またはサーバ12の管理下の中継手段26との間に通信路2Bを設定すると共に、サーバ12またはサーバ12の管理下の中継手段26と該中継手段26が出力先決定手段25から受け取った識別子に該当する受信装置17との間に通信路2Cを設定する(図2)。これにより、通信路2B、2Cで画像通信のための新たなコネクションが確立する。
【0062】続くステップS307では、第1の端末装置13から通信路2Bを通じてサーバ12または中継手段26に対して画像データが送信され、この画像データがサーバ12により受信されると、中継手段26がこの画像データを通信路2Cを通じて受信装置17に転送する。
【0063】受信装置17によって受信された画像データは処理装置18によって大型画面に表示され、これにより、第1の端末装置13と第2の端末装置16間の通話をしながら、第2の端末装置16の利用者は第1の端末装置13から送られてきた画像を大型画面で見ることができる。 本実施の形態によれば、音声通信中に第1の端末装置13または第2の端末装置16の要求に応じて新たなコネクションを設定することで、第2の端末装置16は、近接した処理装置18の画像表示機能の利用権を一時的に獲得することになる。従って、第1の端末装置13と第2の端末装置16との間に専用のインタフェースを設けることなく、かつ専用の交換機を設けることなく、簡単な構成で、近接の処理装置18が有する画像表示機能にアクセス可能にすることができ、携帯性に優れた端末装置を用いた通信において大画面で高精細な画像を見ることが可能となる。特に、近接した処理装置18の機能を利用できるので、利便性が向上する。
【0064】(第2の実施の形態)本実施の形態では、サーバの構成及び画像データの通信路の設定手法が第1の実施の形態と異なる。第1の端末装置13、第2の端末装置16、処理装置18等の端末装置の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0065】図4は、本実施の形態におけるサーバ112の機能ブロック及び関連する通信路等を示すブロック図である。
【0066】サーバ112は、中継手段26に代えて通知手段32(送信先通知手段)を備えた点が第1の実施の形態におけるサーバ12と相違する。その他のサービス受付手段22等の構成はサーバ12のものと同様である。
【0067】通知手段32は、出力先決定手段25によって決定された処理装置18の識別子またはアドレスを画像送信元の端末装置である第1の端末装置13に通知する。通信路28、29、2Aは第1の実施の形態のものと同様である。33は第1の端末装置13と受信装置17との間の画像通信のための通信路であり、ネットワーク11の中に設定され、後述するコネクション設定処理(図5)により設定される。
【0068】図5は、本実施の形態におけるコネクション設定処理のフローチャートを示す図である。
【0069】まず、ステップS501〜S504では、図3のステップS301〜S304と同様の処理を実行する。ただし、ステップS504では、出力先決定手段25によって決定された出力先の識別子またはその受信装置17のアドレスは通知手段32に渡される。
【0070】次いで、サーバ112は、上記渡された出力先の識別子またはその受信装置17のアドレスを、通知手段32により、通信路29を介して第1の端末装置13に通知する(ステップS505)。
【0071】次いで、画像通信のための新たなコネクションを設定する(ステップS506)。すなわち、第1の端末装置13では、サーバ112から受け取った出力先の識別子またはアドレスに該当する受信装置17との間に通信路33を新たに設定する(図4)。通信路33により、画像通信のための新たなコネクションが確立する。
【0072】続くステップS507では、第1の端末装置13から通信路33を通じて画像データが受信装置17に送信される。
【0073】受信装置17によって受信された画像データは処理装置18によって大型画面に表示され、これにより、第2の端末装置16の利用者は第1の端末装置13から送られてきた画像を大型画面で見ることができる。
【0074】本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0075】(第3の実施の形態)本実施の形態では、サーバの構成及び画像データの通信路の設定手法が第1、第2の実施の形態と異なる。第1の端末装置13、第2の端末装置16、処理装置18等の端末装置の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0076】図6は、本実施の形態におけるサーバ212の機能ブロック及び関連する通信路等を示すブロック図である。
【0077】サーバ212は、通知手段32に代えて通知手段42(送信先通知手段)を備えた点が第2の実施の形態におけるサーバ112と相違する。その他のサービス受付手段22等の構成はサーバ112のものと同様である。
【0078】通知手段42は、出力先決定手段25によって決定された処理装置18の識別子またはアドレスを第2の端末装置16に通知する。通信路28、29、2Aは第1の実施の形態のものと同様である。43は第1の端末装置13と第2の端末装置16との間の画像通信のための通信路であり、44は第2の端末装置16と受信装置17との間の画像通信のための通信路である。これら通信路43、44は、ネットワーク11の中に設定される。
【0079】本実施の形態におけるコネクション設定処理は第2の実施の形態における図5の処理と基本的に同様である。まず、ステップS501〜S504に相当する処理が同様に実行される。ただし、ステップS504に相当する処理では、出力先決定手段25によって決定された出力先の識別子またはその受信装置17のアドレスは通知手段42に渡される。
【0080】次いで、ステップS505に相当する処理で、サーバ212は、上記渡された出力先の識別子またはその受信装置17のアドレスを、通知手段42により、通信路2Aを介して第2の端末装置16に通知する。
【0081】次いで、ステップS506に相当する処理で、画像通信のための新たなコネクションを設定する。すなわち、第2の端末装置16は、第1の端末装置13との間に画像通信のための通信路43を、さらに出力先の識別子に該当する受信装置17との間に通信路44を、それぞれ設定する。通信路43、44により、画像通信のための新たなコネクションが確立する。
【0082】続くステップS507に相当する処理では、第1の端末装置13から通信路43を通じて第2の端末装置16に画像データが送信される。第2の端末装置16は受信した画像データを通信路44を通じて受信装置17に送信する。
【0083】受信装置17によって受信された画像データは処理装置18によって大型画面に表示され、これにより、第2の端末装置16の利用者は第1の端末装置13から送られてきた画像を大型画面で見ることができる。
【0084】本実施の形態によれば、第1、第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0085】なお、上記各実施の形態において、サーバ12(または112、212)を構成するサービス受付手段22、出力位置情報検索手段23、出力先検索手段24、出力先決定手段25、中継手段26(または通知手段32、42)及び出力先データベース27は、1つのホストコンピュータの中に含まれていてもよいし、ネットワーク上の複数のホストコンピュータに分散されていてもよい。
【0086】なお、上記各実施の形態においては、サービス機能として画像データの表示処理を例示し、第1、第2の端末装置13、16間で音声通信等を行っている場合において、画像データを送信する場合を例示した。また、処理装置18も画像処理装置として説明した。しかし、これに限るものではない。
【0087】例えば、音声通信のための通信路と画像通信のための通信路とを同時に設定する場合、音声通信のための通信路の設定に先立って画像通信のための通信路を設定する場合、また第1の端末装置13と第2の端末装置16との間の音声通信のための通信路を設定せずに第1の端末装置13と受信装置17との間の画像通信のための通信路のみを設定して画像表示のサービス機能のみを実行する場合等、各種形態への適用が考えられる。
【0088】なお、上述した各実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体をネットワークシステムに供給し、そのネットワークシステムのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることはいうまでもない。
【0089】この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0090】プログラムコードを供給するための記憶媒体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0091】また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより上述した各実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づいて、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0092】さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、専用のインターフェイスや専用の交換機を新たに設けることなく他の端末装置が有する機能を利用することができる。特に、近接したサービス提供装置の機能を利用すれば利便性を向上することができる。例えば、画像データが転送される場合、第2の端末装置に最も近接したサービス提供装置の大型の表示部に画像を表示する等の処理を、簡単な構成で実現することができる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成12年9月28日(2000.9.28)
【代理人】 【識別番号】100081880
【弁理士】
【氏名又は名称】渡部 敏彦
【公開番号】 特開2002−108752(P2002−108752A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−297455(P2000−297455)