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【発明の名称】 情報閲覧システム
【発明者】 【氏名】飯島 純

【要約】 【課題】

【解決手段】セットトップボックス1はアンテナ2で受信したテレビジョン信号を処理してテレビジョンモニタ3に映し出すと共に、ネットワーク4に接続されてウエブページを参照する機能を持つ。情報抽出部14は、ウエブページの中からテレビジョンのスーパーインポーズとして表示する情報を抽出する。データ変換処理部15は、抽出されたスーパーインポーズデータをテレビジョン表示用の画像データに変換する。データ出力部16は、スーパーインポーズデータをテレビジョンモニタ3に表示させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネットワークを通じてウエブページを閲覧するウエブページ閲覧部と、閲覧したウエブページ中に含まれる予め指定された情報を抽出する情報抽出部と、抽出した情報をテレビジョンモニタの表示データに変換するデータ変換処理部と、このデータ変換処理部の出力する表示データをデレビジョンモニタに向けて出力するデータ出力部とを備えたことを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項2】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、前記情報抽出部は、閲覧したウエブページ中に含まれる全てのテキストデータを抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項3】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、前記情報抽出部は、閲覧したウエブページ中に含まれるテキストデータを所定の文字数だけ抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項4】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、前記情報抽出部は、閲覧したウエブページ中に含まれるテキストデータのうち一定文字数以上であって一定文字数以下のデータを抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項5】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、前記情報抽出部は、ウエブページ中に含まれる所定の識別情報に基づいて選択した情報を抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項6】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、前記ウエブページ閲覧部は、初期状態で、予め指定された所定のURLのウエブページを閲覧することを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項7】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、表示データを表示したテレビジョンモニタの表示画面を、前記表示データの生成に使用したウエブページの表示画面に切り替える、表示切り替え制御部を備えたことを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項8】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、閲覧中のウエブページに含まれるリンク先ウエブページのURLを抽出するURL抽出部を備え、このURL抽出部は、前記リンク先ウエブページを閲覧する指示を入力するための、リンク表示データを生成し、前記テレビジョンモニタに表示させ、前記表示切り替え制御部は、前記指示が入力したとき、前記リンク先ウエブページの表示画面に切り替えることを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項9】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、テレビジョン放送中の画像に含まれるリンク先ウエブページのURLを抽出するURL抽出部を備え、このURL抽出部は、前記リンク先ウエブページを閲覧する指示を入力するための、リンク表示データを生成し、前記テレビジョンモニタに表示させて、前記表示切り替え制御部は、前記指示が入力したとき、前記リンク先ウエブページの表示画面に切り替えることを特徴とする情報閲覧システム。
【請求項10】 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、テレビジョン放送中の音声に含まれるリンク先ウエブページのURLを抽出するURL抽出部を備え、このURL抽出部は、前記リンク先ウエブページを閲覧する指示を入力するための、リンク表示データを生成し、前記テレビジョンモニタに表示させて、前記表示切り替え制御部は、前記指示が入力したとき、前記リンク先ウエブページの表示画面に切り替えることを特徴とする情報閲覧システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビジョンを利用したインターネットの閲覧を行なう場合に適した情報閲覧システムに関する【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの普及に伴なって、インターネットを通じて様々な情報を取得することが盛んに行なわれている。これには、様々な検索エンジンを利用して情報を探す方法が一般的である。また、新聞や雑誌、あるいはテレビなどの広告媒体に表示されたインターネットのウエブページを利用する。さらに、過去に有効に利用したホームページのURLを登録しておき、専らそのURLを呼び出して情報を取得するようにしている。特に、常に最新のニュースを表示するようにリニューアルされるウエブページは、新聞やテレビと同様に人気の高いウエブページになっている。従って、頻繁に同一のページを閲覧することも少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。テレビや新聞を見ている途中でウエブページの紹介があった場合には、そのURLをメモしておき、後でパーソナルコンピュータを起動し、該当するウエブページを閲覧する。しかしながら放送中に正確にURLをメモして該当するページを参照するのは容易でない。メモの内容が間違っていて、放送で伝えられたウエブページを参照することができなくなるという問題があった。一方、ニュースなどを報道するウエブページは一定の時間おきに書き換えられる。従って、ちょうど書き換えられた直後のタイミングで参照するのが最新のニュースを取得するコツである。ところが、この種のウエブページが正確に一定の時間おきにリニューアルされるとは限らないから、無駄なアクセスも増えてしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決するため次の構成を採用する。
〈構成1〉ネットワークを通じてウエブページを閲覧するウエブページ閲覧部と、閲覧したウエブページ中に含まれる予め指定された情報を抽出する情報抽出部と、抽出した情報をテレビジョンモニタの表示データに変換するデータ変換処理部と、このデータ変換処理部の出力する表示データをデレビジョンモニタに向けて出力するデータ出力部とを備えたことを特徴とする情報閲覧システム。
【0005】〈構成2〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、上記情報抽出部は、閲覧したウエブページ中に含まれる全てのテキストデータを抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【0006】〈構成3〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、上記情報抽出部は、閲覧したウエブページ中に含まれるテキストデータを所定の文字数だけ抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【0007】〈構成4〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、上記情報抽出部は、閲覧したウエブページ中に含まれるテキストデータのうち一定文字数以上であって一定文字数以下のデータを抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【0008】〈構成5〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、上記情報抽出部は、ウエブページ中に含まれる所定の識別情報に基づいて選択した情報を抽出することを特徴とする情報閲覧システム。
【0009】〈構成6〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、上記ウエブページ閲覧部は、初期状態で、予め指定された所定のURLのウエブページを閲覧することを特徴とする情報閲覧システム。
【0010】〈構成7〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、表示データを表示したテレビジョンモニタの表示画面を、上記表示データの生成に使用したウエブページの表示画面に切り替える、表示切り替え制御部を備えたことを特徴とする情報閲覧システム。
【0011】〈構成8〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、閲覧中のウエブページに含まれるリンク先ウエブページのURLを抽出するURL抽出部を備え、このURL抽出部は、上記リンク先ウエブページを閲覧する指示を入力するための、リンク表示データを生成し、上記テレビジョンモニタに表示させ、上記表示切り替え制御部は、上記指示が入力したとき、上記リンク先ウエブページの表示画面に切り替えることを特徴とする情報閲覧システム。
【0012】〈構成9〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、テレビジョン放送中の画像に含まれるリンク先ウエブページのURLを抽出するURL抽出部を備え、このURL抽出部は、上記リンク先ウエブページを閲覧する指示を入力するための、リンク表示データを生成し、上記テレビジョンモニタに表示させて、上記表示切り替え制御部は、上記指示が入力したとき、上記リンク先ウエブページの表示画面に切り替えることを特徴とする情報閲覧システム。
【0013】〈構成10〉構成1に記載の情報閲覧システムにおいて、テレビジョン放送中の音声に含まれるリンク先ウエブページのURLを抽出するURL抽出部を備え、このURL抽出部は、上記リンク先ウエブページを閲覧する指示を入力するための、リンク表示データを生成し、上記テレビジョンモニタに表示させて、上記表示切り替え制御部は、上記指示が入力したとき、上記リンク先ウエブページの表示画面に切り替えることを特徴とする情報閲覧システム。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。図1は本発明の情報閲覧システムの具体的な例を示すブロック図である。図に示すセットトップボックス1はアンテナ2で受信したテレビジョン信号を処理してテレビジョンモニタ3に映し出すと共に、ネットワーク4に接続されてウエブページを参照する機能を持つ。なお、テレビジョンモニタ3は、一般のテレビジョン受像機でもよいし、テレビジョン画像を映し出せる放送受信機能を持たないディスプレイであってもよい。ネットワーク4にはサーバ5が接続され、その記憶装置6にはホームページなどのウエブページ7が記憶されている。
【0015】ネットワーク4は例えばインターネットであって、セットトップボックス1は任意のウエブサーバに接続してウエブページを参照することができるが、ここでは1つのサーバのみを図示した。セットトップボックス1の内部に設けられた機能ブロックの説明を容易にするために、各ブロックを図の下側に列挙している。このセットトップボックス1には、TVコンバータ部11と、通信制御部12と、ウエブページ閲覧部13と、情報抽出部14と、データ変換処理部15と、データ出力部16と、URL認識部17と、表示切替制御部18と、操作キー19とが設けられている。
【0016】上記セットトップボックス1は、具体的には、例えばアンテナ2を用いてテレビジョンの放送信号を受信し、テレビジョンモニタ3に対して映像信号を出力する、コンバータやチューナ機能を備える。またあるいは、CATVシステムからテレビジョン信号を受け入れる機能を備える。図のTVコンバータ部11は、このように、テレビジョン信号の処理をする既知の構成のものである。通信制御部12は、ネットワーク4を通じてサーバ5との通信を制御するモデムなどから構成される。ウエブページ閲覧部13から表示切替制御部18までは、セットトップボックス1を制御するコンピュータのコンピュータプログラムなどにより構成することができる。
【0017】ウエブページ閲覧部13は、ブラウザなどのHTML(ハイパーテキストマークアップランゲージ)閲覧用プログラムからなる。情報抽出部14は、後で説明するような動作によってウエブページの中からテレビジョンのスーパーインポーズとして表示する情報を抽出する処理を行なう部分である。データ変換処理部15は、抽出されたスーパーインポーズデータをテレビジョン表示用の画像データに変換する部分である。データ出力部16は、テレビジョン信号に変換されたスーパーインポーズデータ9をテレビジョンモニタ3に向けて出力する処理を行なう部分である。
【0018】URL認識部17は、後で説明するようにウエブページの中やテレビジョン信号中に含まれるURLを認識して抽出する部分である。表示切替制御部18は、テレビジョンモニタ3にテレビジョン信号を映し出す状態とウエブページを映し出す状態とを切り替える制御を行なう部分である。操作キー19は、セットトップボックス1の操作をするボタンなどからなる。
【0019】図2は、具体的なセットトップボックスのハードウエアブロック図である。図に示すように、TVコンバータ部11には、チューナ24と、音声信号処理部25と、映像信号処理部26とが設けられている。チューナ24は、アンテナ2で受信したテレビジョン放送の選局をする機能を持つ。音声信号処理部25は、受信した音声信号を変換したり増幅したりする部分である。映像信号処理部26は受信した映像信号を変換したり増幅したりする部分である。音声信号処理部25や映像信号処理部26の出力は、コネクタ27を通じてテレビジョンモニタ3に送り出される。なおアナログ方式のテレビジョンの場合とデジタル方式のテレビジョンの場合とでは、音声信号処理部25や映像信号処理部26の構成が著しく異なるがここではデジタル方式のテレビジョンを例にとって説明する。
【0020】セットトップボックス1には、この他にモデム21、CPU22及びメモリ23が備えられている。CPU22は、セットトップボックス1の動作を制御し、さらに図1に示した様々な機能ブロックの機能を実現するプログラムを実行する部分である。CPU22には、音声信号処理部25の出力と映像信号処理部26の出力とが入力するように接続が行なわれている。さらにCPU22の処理した信号が映像信号処理部26に入力するよう構成されている。メモリ23にはウエブページ7やウエブページから抽出した抽出情報8やテレビジョンモニタ3に表示されるべきスーパーインポーズデータ9などが記憶される。操作キー19の操作信号はCPU22に入力して様々な操作が行なわれる。
【0021】図3はウエブページの具体的な構成例を示す説明図である。ウエブページは、具体的にはこの図に示すような様々なタグ110〜105、107、109〜110を含んでいる。本発明では、テレビジョンモニタ3によってテレビ放送を楽しんでいる最中に、セットトップボックス1が初期設定されたウエブページ7を参照し、そのウエブページ7の中に含まれる所定の文字情報をスーパーインポーズデータに変換して、テレビジョンモニタ3に映し出す。図1に示すスーパーインポーズデータ9は、このようにして、実際の放送画面の表示を妨げない範囲で文字情報をスクロールして表示するように動作するものである。
【0022】ところが、ウエブページ7には図3に示すように実際に表示する情報以外に多数のタグをくんだ制御データが含まれている。従って、こうした制御データの中から具体的に表示すべき情報をセットトップボックス1において選択的に抽出し、これをスーパーインポーズデータ9にする。このような処理を、図1に示す情報抽出部14やデータ変換処理部15などが実行する。具体的には、図3に示すように、ウエブページ中の制御用タグをたどって、制御用タグの間に挟まれた実際に表示される文字である情報106を抽出する。
【0023】抽出すべき情報かどうかの判断には様々な方法がある。例えばタグの間に挟まれた文字情報であって、一定以上の文字数が連続しているものを抽出する。1文字とか2文字の情報の場合には数字とか記号である場合が多い。こうした情報は表示したとしても情報的価値が少ないから抽出の対象からはずす。ある程度長い連続した文字情報を検出した場合にこれを抽出し、スーパーインポーズデータとする。文字数n以上の文字を抽出するとすればよい。例えばこの図の例では、初期設定で呼び出しを行なうURLが新聞記事のウエブデータである場合に、あらかじめ決まった形式のタグに挟まれた文字データを抽出する。
【0024】このウエブページは、プロ野球の試合結果をアナウンスするページで、その先頭部分には「今日のプロ野球の試合結果」といった見出しが常に掲げられている。従ってこの文字情報を抽出する。同時にこの文字情報に続く具体的な試合結果を示す情報を抽出する。記事の終了部分には再び一定のタグが検出される。そこで情報の抽出を終了する。このようにすれば、スーパーインポーズデータに今日のプロ野球の結果を文字で順番に表示することができる。従ってテレビジョンモニタ3の画面に、ちょうど電光ニュースのようにウエブページに表示された情報が順に表示される。視聴者は、このようなスーパーインポーズデータを眺めることによって、直接ウエブページを開いて参照をすることなく、そのウエブページの主要部分の情報をテレビジョン放送を見ながら入手することが可能になる。
【0025】もちろん、呼び出すべきウエブページのURLを2種類以上用意しておけば、適当なタイミングで情報を抽出する対象となるウエブページを切り替えることができる。なお、文字をスクロールさせるに静止画像で表示しようとする場合には一定以下の文字数でなければテレビジョンモニタ3上に表示することができない。従ってウエブページから情報を抽出する場合、その文字数をカウントし制限するといった処理も可能である。表示された内容に興味がある場合には、テレビジョン放送の画像と参照中のウエブページの画像とを切り替えることができるようにするとよい。図1に示した表示切替制御部18は、このような表示画像の切り替え制御を実行する部分である。
【0026】図4は本発明の情報閲覧システムの動作フローチャートである。まずステップS1において、図1に示したセットトップボックス1の電源スイッチをオンする。この段階でTVコンバータ部11が動作して、テレビジョンモニタ3には自動的にいずれかのチャンネルのテレビジョン放送が表示される。一方、ウエブページ閲覧部13は、通信制御部12の処理によってネットワーク4を通じてサーバ5のウエブページ7を呼び出す(ステップS2)。この場合には、あらかじめ初期設定されたURLを使用する。ステップS3で該当するURLのウエブページ7が入力すると、これを図2に示したメモリ23に記憶する。
【0027】ステップS4において、ウエブページを構成するデータを端から順番に読み出し、表示用の文字データかどうかを判断する。すなわちタグで挟まれた制御用データでなく、スーパーインポーズ表示用の文字データに該当するかどうかの判断をする。表示用文字データであればステップS4からステップS8に進み、スーパーインポーズデータ(B)を生成する。表示用文字データはコンピュータ上で処理されるキャラクタデータである。これをテレビジョンの画像密度でイメージ画像データに変換する。この信号をテレビジョンの映像信号と合成してテレビジョンモニタ3に送り出せばよい。
【0028】一方、ステップS4で表示用文字データでないと判断された場合には、ステップS5でリンクデータかどうかの判断を行なう。ウエブページ中には、他のウエブページや他のホームページにジャンプするために、該当するURLを含んだリンク用のボタンが多数存在する。この例では、リンク用のデータを検出した場合には、そのリンク先を表示する文字などをスーパーインポーズ用のデータにする。この処理は、URL認識部17が行う。このデータのことを、ここではリンク表示データ(A)と呼んでいる。ステップS6では、このリンク表示データを生成し、ステップS7でウエブページ中の次のデータを読む。そして、再びステップS4に戻り、ウエブページ中の表示用文字データを探す。以上のような処理によって、リンク表示データ(A)やスーパーインポーズデータ(B)が生成されると、ステップS9においてこれらをテレビジョン映像信号に合成する。信号の合成方法などは既存の技術をそのまま利用すればよいためここでは説明を省略する。
【0029】図5には、具体的なリンク表示データやスーパーインポーズデータの表示例説明図を図示した。図5の(a)に示すように、テレビジョンモニタ3の放送画面上に、リンク表示データ31、32や、スーパーインポーズデータ33が表示される。ここでは、スーパーインポーズデータとして明日の天気というタイトルをウエブページから抽出している。そして、そのウエブページの中に、東京地方の天気を表示するリンク表示と、神奈川県東部の天気を表示するリンク表示があった場合に、これを図に示すようなリンク表示データ31、32にして表示する。
【0030】スーパーインポーズデータ33は、テレビジョンの放送画面を見ながら、どのような情報が現在ウエブページ中に表示されているかを見るために利用される。そして、最新の天気予報が表示された場合には、現在参照中のウエブページに表示を切り替えるようにして、その内容を具体的に見ることができる。しかしながら、天気予報のページ中の、例えば東京地方のリンク表示をクリックして、該当するウエブページを参照したい場合には、直接そのウエブページに進みたい。ここでは、そうした操作ができるように、リンク表示データ31、32を表示しておく。リンク表示データ31、32に該当するキー34を押すと、リンクデータに対応するURLのウエブページが呼び出されて、その画像がテレビジョンモニタに表示される。
【0031】具体的には次のように操作する。図の(b)に示す操作キー19は、セットポップボックス1に設けられたものである。ここには、セットトップボックス11の電源をオンオフするボタン「ON」「OFF」や、テレビジョン放送のチャンネルを選択するボタン「1」〜「0」や、その他の機能ボタン「F」「TV」「NET」が設けられている。「TV」と表示されたボタンを押すと、テレビジョン放送の画像がテレビジョンモニタ3に表示される。一方「NET」と表示されたボタンを押すと、インターネットに接続されて、ウエブページが表示される。また「F」というボタンを押しながらいずれかの数値ボタン「1」〜「0」を押すと、URL認識部17が記憶しておいたリンク先の対応するURLを使用して、リンク先のウエブページを参照することができる。
【0032】図6は、URL抽出動作のバリエーションを示すフローチャートである。図の(a)と(b)は、テレビジョンモニタ3に表示されるテレビジョン放送の画像中からURLに相当する文字を取り出す例を示す。(a)に示すデジタル放送の場合には、テレビジョン信号中に文字情報とイメージ情報とが混在する。映像信号が入力すると(ステップS11)、この中から文字情報を抽出し(ステップS12)、URL認識部17は、その中にURLに相当する情報があるかどうかを判定する(ステップS13)。URLに相当する情報があった場合にはこれを切り取って抽出して記憶し(ステップS14)、上記のリンク表示データを生成する(ステップS15)。
【0033】(b)に示すアナログ放送の場合には、表示中の画像から、文字認識プログラム等を用いてURLに該当する文字列を抽出するとよい(ステップS21、ステップS22)。なお、ステップS23〜ステップS25の処理は、図の(a)に示すステップS13〜ステップS15の処理と同様であるため、重複する説明を省略する。
【0034】(c)には、テレビジョン放送のアナウンス中に含まれる音声からURLを抽出する例を示す。この場合には、音声認識プログラムにより、音声を文字コードに変換する(ステップS31,32)。URLをアナウンスする場合には、比較的明瞭にアナウンスが行われるから、他の言葉よりも非常に認識率が高い。例えば、認識したURLは、URL認識部17に一時記憶して、接続テストを行い、正常に接続できた場合にのみ上記のリンク表示データを生成するとよい。ステップS33〜ステップS35の処理は、図の(a)に示すステップS13〜ステップS15の処理と同様であるため、重複する説明を省略する。
【0035】なお、テレビジョン放送中に抽出したURLは、その放送の内容と関係が深い。従って、利用者にとって興味が深いと考えられる。上記の例では、切り替え指示をしない限り、予め指定された一定のウエブページを閲覧するように設定されていた。しかし、例えば、放送中に抽出したURLのウエブページを次々に閲覧して、その情報をスーパーインポーズデータに変換し表示するモードにするようにしてもよい。例えば、放送の内容に関連するURLがテレビジョン画面に表示されたとき、リンク表示データとともに、そのURLのウエブページの内容の一部がスーパーインポーズデータとしてテレビジョンモニタに映し出される。これを見て、その内容に興味があれば、すぐにテレビジョンモニタの表示を該当するウエブページに切り替えることができる。
【0036】ここで、上記の説明では、スーパーインポーズデータ33とリンク表示データ31,32とを説明の都合上、区別して説明したが、いずれも、ウエブページの中から抽出した情報であって、該当するウエブページを見たい場合の操作方法を区別する必要はない。即ち、同一のキーの操作で、現在閲覧中のウエブページからリンク先のウエブページに表示切り替えができるようにしてよい。従って、外観上も機能上もスーパーインポーズデータ33とリンク表示データ31,32とを区別する必要はなく、テレビジョンモニタへ上の表示形式も表示場所も、自由に選定して差し支えない。
【0037】なお、上記セットポップボックス中に含めた各機能ブロックのソフトウエアで構成される部分は、それぞれ別々のプログラムモジュールにより構成してもよいし、一体化したプログラムモジュールにより構成してもよい。また、これらの機能ブロックの全部または一部を論理回路によるハードウエアで構成しても構わない。本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、セットポップボックスにインストールして利用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、テレビジョンモニタ3の画面に、ちょうど電光ニュースのようにウエブページに表示された情報が表示データ化されて順に表示されるから、視聴者は、表示データを眺めることによって、ウエブページの主要部分の情報を、テレビジョン放送を見ながら入手することが可能になる。また、URL抽出機能を利用すれば、放送中に表示されたりアナウンスされるURLのウエブページを必要に応じてリアルタイムに閲覧できる。
【出願人】 【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
【出願日】 平成12年9月29日(2000.9.29)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−108751(P2002−108751A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−300760(P2000−300760)