トップ :: G 物理学 :: G06 計算;計数




【発明の名称】 情報受信装置
【発明者】 【氏名】松田 行正

【氏名】藤村 茂

【要約】 【課題】受信したテレビ放送などのメディア情報に基づいて、関連するホームページのURLを特定し、ユーザーの好きなときにホームページにアクセスできるようにする。

【解決手段】テレビ放送などのメディア情報に含まれるホームページを特定する特定情報をユーザーの指示で記憶する特定情報記憶手段(URL特定情報メモリ)を有する情報受信装置により、ユーザーは好きなときに上記特定情報に基づいてパソコンなどのインターネット接続機器を介してインターネット上に存在する電子番組表からURLを検索・特定するとともに、該URLのホームページにアクセスすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 メディア情報を受信して視聴する情報受信装置において、前記情報受信装置は受信したメディア情報に基づきインターネットのホームページを特定する特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、前記特定情報記憶手段に前記特定情報の記憶を指示する記憶指示手段と、インターネットに接続可能な情報処理装置とデータの送受信を行う通信手段とを有しており、前記記憶指示手段は、視聴している前記メディア情報に基づく前記特定情報の記憶を、前記特定情報記憶手段に指示するとともに、前記特定情報記憶手段は前記記憶指示手段の指示に応じて前記特定情報を記憶するとともに、前記通信手段はインターネットに接続可能な情報処理装置から前記特定情報の取得要求があった場合は前記特定情報記憶手段に記憶された前記特定情報を送信することを特徴とする情報受信装置。
【請求項2】 前記情報受信装置は、インターネットに接続可能な情報処理装置に対して自ら前記特定情報の送信を指示する送信指示手段を更に有しており、前記送信指示手段の指示に応じて、インターネットに接続可能な情報処理装置に対して前記特定情報に基づくURL情報の取得と該URLのホームページへのアクセスを要求することを特徴とする請求項1に記載の情報受信装置。
【請求項3】 前記特定情報記憶手段は前記記憶指示手段の指示に応じて、前記情報受信装置のホームページ情報の処理性能を表す識別情報を更に記憶するとともに、前記情報受信装置は前記送信指示手段を用いて前記識別情報をインターネットに接続可能な情報処理装置に送信することで、前記情報処理装置に前記情報受信装置の処理性能に応じたホームページを特定してアクセスさせるとともに、前記情報処理装置がアクセスしたホームページ情報を、前記通信手段を用いて受信することで、ホームページのコンテンツを視聴できることを特徴とする請求項1、2に記載の情報受信装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ放送などを初めとする各種メディア情報に基づき、該メディア情報に関連するホームページを特定するためのURL特定情報を記憶する情報機器ならびに該URL特定情報に基づき、関連するホームページのアドレス情報を他の情報機器に検索させる情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サービスコンテンツの提供者はサービスの補完と複合メディアによる相乗効果を狙い、インターネット上でサービスコンテンツに連動したホームページを開設する傾向にある。例えばTV番組の製作者は放送内容に連動したホームページ上において、出演者のプロフィールなどの提供やアンケートを行ったり、また、音楽家などは自設のホームページで新曲の視聴サービスを提供したりしている。これらに対してサービスの利用者は、ホームページのアドレス情報(以下URL情報)の入手や、パソコンなどのインターネット接続機器への前記URL情報の入力に手間がかかったりしていたが、特開平10−164529号公報ではTV放送の受信データにURL情報を含める方法で、URL情報の入力をユーザの手作業から開放する方法が開示されていたり、特開平10−177532号公報ではTV受信のチャンネル情報と時刻などのURL情報を特定する情報(以下URL特定情報)に基づいて、電子データ化されたTV番組表から前記URL情報を取得する方法が開示されるなど、URL情報の入手とこれに基づくインターネットのホームページのアクセスが容易にできる環境が整いつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来技術では番組視聴中に限り得られる情報を元に、テレビ番組に関連するURL情報を取得することが可能な技術であり、例えば、ドラマや映画などは視聴に集中する傾向が強く、番組が終了してから余韻を楽しむために関連するホームページを閲覧するといった場合が多く見受けられる。そのような場合にはテレビ番組が終了しているために上記従来技術ではURL情報の取得を行うことができないという問題がある。
【0004】また、TV以外にも音楽プレイヤーやラジオなどといった様々な情報受信装置によるインターネットを利用したサービスコンテンツの利用が考えられるが、上記従来技術で開示されている装置では各装置毎にインターネット接続機能を備える必要があり、そのような場合は一人のユーザが重複した機能を各装置毎に保有することになり、コスト面で無駄が生じる。また、様々な上記情報受信装置を一台に統合することも考えられるが携帯性や保守の面で問題が生じる。さらに、様々な上記情報受信装置は用途に応じて処理性能が異なるために、各装置毎の処理性能に応じたホームページへアクセスして、閲覧表示できることが好ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の情報受信装置はメディア情報を受信して視聴できるとともに、受信したメディア情報に基づきインターネットのホームページを特定する特定情報を記憶する特定情報記憶手段と、前記特定情報記憶手段に前記特定情報の記憶を指示する記憶指示手段と、インターネットに接続可能な情報処理装置とデータの送受信を行う通信手段とを有しており、前記記憶指示手段は、視聴している前記メディア情報に基づく前記特定情報の記憶を、前記特定情報記憶手段に指示するとともに、前記特定情報記憶手段は前記記憶指示手段の指示に応じて前記特定情報を記憶するとともに、前記通信手段はインターネットに接続可能な情報処理装置から前記特定情報の取得要求があった場合は前記特定情報記憶手段に記憶された前記特定情報を送信することを特徴とする。
【0006】また、本発明の情報受信装置は、インターネットに接続可能な情報処理装置に対して自ら前記特定情報の送信を指示する送信指示手段を更に有しており、前記送信指示手段の指示に応じて、インターネットに接続可能な情報処理装置に対して前記特定情報に基づくURL情報の取得と該URLのホームページへのアクセスを要求することを特徴とする。
【0007】また、本発明の情報受信装置の前記特定情報記憶手段は前記記憶指示手段の指示に応じて、前記情報受信装置のホームページ情報の処理性能を表す識別情報を更に記憶するとともに、前記情報受信装置は前記送信指示手段を用いて前記識別情報をインターネットに接続可能な情報処理装置に送信することで、前記情報処理装置に前記情報受信装置の処理性能に応じたホームページを特定してアクセスさせるとともに、前記情報処理装置がアクセスしたホームページ情報を、前記通信手段を用いて受信することで、ホームページのコンテンツを視聴できることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の一形態について説明する。本発明の情報受信装置は装置単独でメディア情報を受信して、該情報を復調・再生することができるもので、例えばテレビやモニタ、音楽プレイヤー、携帯電話機、携帯端末などが考えられるが、これに限定されずメディア情報を受信して、復調・再生するものであればよい。
【0009】また、本発明の情報受信装置は、パーソナルコンピュータなどのインターネットに接続して各種ホームページにアクセスすることができる情報処理装置と、何らかの通信手段(例えばテレビやモニタならUSBバスやI2Cバス、IEEE1394バスなど)を介して、上記メディア情報とは別に前記情報処理装置との間でデータの送受信が可能である。通信手段はこれに限定されず、前記情報処理装置とデータの送受信が行なえるものであればよい。
【0010】以下にメディア情報のひとつであるテレビ放送を受信して、該テレビ放送で視聴しているテレビ番組に関連するURL情報を検索することを想定して説明する。
【0011】図1は本発明の情報受信装置の機能ブロック図を例示している。11は受信したメディア情報の出力装置であり、液晶やブラウン管などのディスプレイやスピーカ、もしくは両者を一体化したものに相当するがこれに限定されず受信装置12で再生したメディア情報を視聴できるものであればよい。12はメディア情報の受信装置であり、テレビ放送のチューナーやホームページのブラウザソフトに相当するが、これに限定されずメディア情報を復調・再生できるようなものであればよい。13は現在時刻を保持する時計装置。14は受信した情報(例えばテレビ放送の番組など)に関連したURLを特定するための情報を記憶する特定情報記憶手段であるURL特定情報メモリ、15はURL特定情報を前記URL特定情報メモリにセットする動作を指示する記憶指示手段である記憶ボタン。16は情報受信装置を制御するCPU。17は情報処理装置であるインターネット接続機器と情報の送受信を行う通信手段である通信装置。18は19のインターネット接続機器に対して情報受信装置側からURL特定情報を送信し、下記に記すコンテンツ情報の取得を指示する送信指示手段である開始ボタン。19はパソコンなどに代表されるインターネット接続可能な情報処理装置であるインターネット接続機器で通信装置17と接続されている。20と21はインターネット上に存在するサーバが有するコンテンツ情報で、20はURL特定情報に基づき関連するURLを検索するデータベースで、テレビ放送の番組の場合は電子番組表に相当し、21は前記番組に関連するURL情報が示すホームページである。
【0012】図2は図1の記憶ボタン15が押されることによりURL特定情報メモリ14に格納される記憶内容を例示している。N個の情報の内、一番目は放送局Aが2000年7月10日10時53分45秒に視聴されていた記録である。Nの上限値は実装時のメモリサイズに依存するものであり、仮に記憶すべき情報量がNを超える場合は、記憶した情報の内、もっとも古いもの(この場合は一番目)から消去して、新しい情報を記憶するなどの方法が考えられる。本願発明の情報受信装置は上記記録に基づいて関連するURLの検索・取得を、インターネット接続機器19を用いて行う。これはテレビ番組の場合の一例であり、音楽情報を受信装置で再生して音楽を聴いているときに記憶ボタン15を押すことで該音楽を特定する情報(作曲者や発表年月日、該音楽の識別番号など)が音楽情報に付随していれば、これらの情報をURL特定情報メモリ14に格納して、関連するURL情報の検索・取得を、インターネット接続機器19を用いて行なっても良い。
【0013】図3はURLの検索対象となる図1に示す電子番組表データベース20の内容を例示している。日付、時刻、放送局で構成される上記URL特定情報から、視聴している番組が特定され、関連するURLが上記電子番組表データベース20から特定できる内容になっている。上記電子番組表データベース20はテレビ番組に限らず、様々なジャンル(例えば上述した音楽情報など)に応用が可能である。
【0014】以下に本発明の情報受信装置におけるURL情報を特定する動作処理をテレビ放送の受信を例に説明する。本発明の情報受信装置は上記構成により受信装置12でテレビ番組の放送を受信して出力装置11で該テレビ番組の内容を視聴することができる。図4は本発明の情報受信装置におけるURL取得における動作処理のフローチャートであるが、まずテレビ番組の視聴中にユーザが記憶ボタン15を押下するか否かをチェックしている(S4−1)。記憶ボタン15が押下されると視聴中の放送局のチャンネル番号を受信装置12から取得し、URL特定情報メモリ14に格納する(S4−2)。続けて時計装置13から現在の時刻を取得し、同じくURL特定情報メモリ14に格納する(S4−3)。このとき、記憶可能な情報数の上限に達している場合は、一番古い情報を消去するようにしてもよい。その後引き続き記憶ボタン15の押下チェック(S4−1)に戻る。記憶ボタン15が押下されていない場合は、インターネット接続機器19(この場合はパソコン)から通信装置17を介してURL特定情報を取得要求するコマンドが送信されているか否かをCPU16がチェックする(S4−4)。コマンドが送信されている場合は、URL特定情報メモリ14からチャンネル情報を読み出し、通信装置17に転送し(S4−5)、同様にURL特定情報メモリ14から時刻情報を通信装置17に転送する(S4−6)。続いて通信装置17からインターネット接続機器19に対してチャンネル情報と日時情報からなるURL特定情報を送信して(S4−7)、再び記憶ボタン15の押下チェックに戻る(S4−1)。インターネット接続機器19は送信されたURL特定情報に基づいて、インターネット上にある上記電子番組表データベースを検索し、関連するURL情報を取得して、ホームページ10にアクセスすることができるがこれについては後程説明する。S4−4でインターネット接続機器19からの情報取得要求が無い場合は、情報受信装置の開始ボタン18が押下されているかどうか判定する(S4−8)。押下されている場合は、情報受信装置の出力装置に図2で例示しているようなURL特定情報メモリに記憶されているURL特定情報を一覧表示して、ユーザにインターネット接続機器19に送信するURL特定情報の選択を促す(S4−9)。ユーザによりURL特定情報が選択されると(S4−10)、選択されたURL特定情報が通信装置17を介してインターネット接続機器19に送信されて、再び記憶ボタンの押下チェック(S4−1)に戻る。S4−8で開始ボタンが押されていなければ、ユーザがテレビ番組の視聴を継続しているかチェックする(S4−12)。視聴の継続は、本発明の情報受信装置の電源がオンまたはオフの状態などで判断するものとする。視聴継続であれば再び記憶ボタン15の押下チェック(S4−1)に戻り、さもなければ処理を終了する。
【0015】また、本発明の情報受信装置はインターネット接続機器19からの情報取得要求が無かった場合でも、前記情報受信装置に備わる開始ボタン18を押すことでインターネット接続機器19に対してインターネットへの接続を要求することができる。この開始ボタンにより、視聴中のテレビ番組に関連するURL情報を即座に確認したいときに使用すると便利である。また、取得したURL情報に基づいてホームページにアクセスしてもよい。
【0016】次に、情報受信装置からURL特定情報を取得したインターネット接続機器19における動作の一例について図5を用いて説明する。まず、インターネット接続機器19は、情報受信装置に対してURL特定情報の取得要求を行われたかどうかを判定する(S5−1)。この取得要求はユーザがインターネット接続機器19に指示を行って取得要求を実行させても良いし、インターネット接続機器19に電源が入り、起動した直後に自動的に行うように設定しても良い。この取得要求が行われると情報受信装置は通信装置17を介して取得要求を受け入れる(図4におけるS4−4に相当)。取得要求に応じて、情報受信装置のURL特定情報メモリに記憶されているURL特定情報が読み出されて、通信装置17から送信されてくるので、これらを受信して(S5−2)、インターネット接続機器の表示画面(図示しない)に、受信したURL特定情報の一覧を図2に例示しているような内容で表示する(S5−3)。次にユーザに検索したいURL特定情報の選択を促し(S5−4)、選択されたURL特定情報をインターネット上に存在するURL情報の提供を行なうサーバに送信して、該サーバが有する電子番組表を検索する(S5−5)。検索結果を取得して、該検索結果に含まれるURL情報のアドレスに基づいて当該ホームページに接続することができる(S5−6)。また、S5−1でインターネット接続機器19側からURL特定情報を要求しなければ、逆に情報受信装置側からインターネット接続機器19に対してURL特定情報が送出されているかどうかを判定する(S5−7)。このURL特定情報は図4におけるS4−8で情報受信装置が送出するURL特定情報に相当する。URL特定情報が送出されていれば、該URL特定情報に基づいて上述したS5−5に遷移する。情報受信装置からURL特定情報が送出されていなければS5−1に戻る。以上の手順で情報受信装置が記憶したURL特定情報はインターネット接続機器へ渡され、該当URLをインターネット上で検索して、当該ホームページにアクセスすることが可能となる。
【0017】また、本発明の情報受信装置は、ホームページのブラウジングをインターネット接続機器19上ではなくて、インターネット接続機器19から通信装置17を介してホームページ情報を取得して受信装置12で復調・再生することもできる。この場合ホームページの画像情報や音声情報の再生をするだけならば、前記情報受信装置はインターネット機能付きTVなどであるが、用途によってはポータブル音楽プレイヤーであってもよい。その場合、受信装置12は記憶媒体兼再生装置、出力装置11はスピーカとなり、受信装置12で再生される曲に各種情報(楽曲のアーティスト名や発表年月日、該音楽の識別番号など)が付随していればURL特定情報メモリ14に記憶することが可能なので、URL特定情報メモリ14に記憶した情報に基づいてURL情報のデータベースや関連ホームページに対してアクセスを行い、ホームページから提供される音楽の試聴データを取得して、試聴するといった使い方も考えられる。
【0018】また、本発明の情報受信装置は上述したように様々な形態で使用されることが想定されるので、情報受信装置自体にホームページのブラウザ機能を有する場合が多い。その場合、各情報受信装置の表示能力などの処理性能によって最適な表示サイズや対応するブラウザのバージョンなどが異なるので、あらかじめ電子番組表20の電子番組表データベースに各情報受信装置の処理性能に応じたURL情報を分類し、前記URL特定情報メモリ14のURL特定情報に表示サイズやブラウザのバージョン情報などを識別する識別情報を記憶することで、ユーザーは意識せずに使用する情報受信装置の処理性能に最適なURL情報を、インターネット接続機器19を介して取得するとともに、該当するホームページにアクセスさせてホームページ情報を自らに取り込むことでホームページのコンテンツを視聴することが可能になる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の情報受信装置によれば、インターネットのホームページを特定する情報を記憶することで、複数の情報受信装置をパソコンなどのインターネット接続機器に接続して、該インターネット接続機器より各情報受信装置毎の目的に応じたホームページへアクセスすることができるので、情報受信装置単体でインターネット接続機能をもたずとも、インターネットのコンテンツサービスを利用することができる。
【0020】また、本発明の情報受信装置によれば、パソコンなどのインターネット接続機器に複数の情報受信装置を接続して、各情報受信装置からユーザーの都合が良いときに上記インターネット接続機器に上記ホームページを特定させて、アクセスすることができるので使い勝手が向上する。
【0021】また、本発明の情報受信装置によれば、ユーザーが使用する情報受信装置の処理性能に合わせたホームページを特定して、パソコンなどのインターネット接続機器を介してアクセスすることができるので、最適なコンテンツサービスを享受することができる。
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成12年9月27日(2000.9.27)
【代理人】 【識別番号】100102277
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 晴康 (外2名)
【公開番号】 特開2002−108750(P2002−108750A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−293391(P2000−293391)