| 【発明の名称】 |
情報提供システムおよび方法、端末装置、および記録媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】小笠原 聡
|
| 【要約】 |
【課題】連続した情報を示す複数のページを通信ネットワークを介して提供するシステムにおいて、トラフィック量および通信コストを減少させることができる情報提供システム、方法、およびサーバ装置を提供する。
【解決手段】サーバは、端末からのページ情報提供要求に応じて、該端末を識別する識別情報と当該端末に送信されたページ情報のうちの終端ページを示す付加情報とを作成し、前記付加情報に基づいたページ情報を対応する識別情報とともに要求元の端末に送信する。前記サーバには、ページ送信要求とともに識別情報が返信され、返信された識別情報に対応する付加情報に基づいたページ情報を当該端末に送信する。このとき、前記付加情報に示されるページ以降のページを構成するページ情報が送信された場合、当該ページを示すように前記付加情報が更新される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】通信ネットワークに接続され、連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報を、前記通信ネットワークを介して提供する情報提供システムであって、前記ページ情報を記憶するページ情報記憶部と、ページ送信要求に応じて、当該要求元を識別する識別情報と当該要求元に送信されたページ情報のうちの終端ページを示す付加情報とを作成して記憶する識別情報管理部と、前記ページ情報記憶部に記憶されたページ情報のうち、前記付加情報に基づいたページ情報を対応する識別情報とともに要求元に送信するページ情報提供部と、前記ページ情報提供部が前記付加情報に示されるページ以降のページを構成するページ情報を送信した場合に前記付加情報を更新する提供状況管理部と、前記要求元から返送される識別情報を受信する識別情報受信部と、を備え、前記ページ情報提供部は、前記識別情報受信部が受信した識別情報に対応する付加情報に基づいたページ情報を当該要求元に送信する、ことを特徴とする情報提供システム。 【請求項2】前記要求元が、前記付加情報に示されるページ以降の後続ページを構成するページ情報の送信を前記情報提供システムに要求した場合、前記ページ情報提供部は、前記付加情報に示されるページ以降の所定数のページを構成するページ情報を当該要求元に送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。 【請求項3】前記要求元が、前記複数のページの先頭ページから前記付加情報に示されるページ以降の所定数の後続ページまでを構成するページ情報の送信を前記情報提供システムに要求した場合、前記ページ情報提供部は、前記複数のページの先頭ページから前記付加情報に示されるページ以降の所定数の後続ページまでを構成するページ情報を当該要求元に送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。 【請求項4】前記付加情報は該付加情報が更新された日時を示す日時情報を含み、前記ページ情報提供部は、前記要求元からのページ送信要求がなされた日時が前記付加情報に記録された日時から所定期間経過している場合、前記複数のページの先頭ページから前記付加情報に示されるページ以降の所定数の後続ページまでを構成するページ情報を当該端末に送信する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報提供システム。 【請求項5】前記要求元からのページ送信要求が、前記付加情報に記録された日時から所定期間以上経過してもなされない場合、前記ページ情報提供部は、当該要求元に対応する付加情報および/または識別情報を無効にする、ことを特徴とする請求項4に記載の情報提供システム。 【請求項6】連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報を、通信ネットワークを介してサーバが複数の端末に提供する情報提供方法であって、前記端末からのページ情報提供要求に応じて、該端末を識別する識別情報と当該端末に送信されたページ情報のうちの終端ページを示す付加情報とを作成する識別情報作成ステップと、前記付加情報に基づいたページ情報を、対応する識別情報とともに要求元の端末に送信する新規情報提供ステップと、前記サーバに対し、ページ送信要求とともに前記新規情報提供ステップで送信された識別情報を送信する識別情報返信ステップと、前記識別情報返信ステップで送信された識別情報に対応する付加情報に基づいたページ情報を当該端末に送信する継続情報提供ステップと、前記継続情報提供ステップで、前記付加情報に示されるページ以降のページを構成するページ情報が送信された場合に前記付加情報を更新する付加情報更新ステップと、を備える、ことを特徴とする情報提供方法。 【請求項7】通信ネットワークを介して接続されたサーバから連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報を受信する端末装置であって、前記サーバが送信した前記ページ情報と当該端末装置を識別するための識別情報とを受信し、該受信したページ情報を表示するページ閲覧部と、前記ページ閲覧部が表示したページのうちの終端ページを指定する付加情報を作成し、該作成した付加情報を前記識別情報とともに、ページ送信要求時に前記サーバに送信して、前記付加情報に基づいたページ情報を前記端末装置に送信させる付加情報制御部と、を備える、ことを特徴とする端末装置。 【請求項8】コンピュータを、連続する記述を含む複数のページを構成するページ情報を記憶するページ情報記憶手段と、ページ送信要求に応じて、当該要求元を識別する識別情報と当該要求元に送信されたページ情報のうちの終端ページを示す付加情報とを作成して記憶する識別情報管理手段と、前記ページ情報記憶手段に記憶されたページ情報のうち、前記付加情報に基づいたページ情報を対応する識別情報とともに要求元に通信ネットワークを介して送信するページ情報提供手段と、前記ページ情報提供手段が前記付加情報に示されるページ以降のページを構成するページ情報を送信した場合に前記付加情報を更新する提供状況管理手段と、前記要求元から返送される識別情報を受信する識別情報受信手段と、して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 【請求項9】コンピュータを、連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報と、前記コンピュータを識別するための識別情報とを通信ネットワークを介して受信し、該受信したページ情報を表示するページ閲覧手段と、前記ページ閲覧手段が表示したページのうちの終端ページを指定する付加情報を作成し、該作成した付加情報を前記識別情報とともにページ送信要求時に送信して、前記付加情報に基づいたページ情報を前記コンピュータに送信させる付加情報制御手段と、して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、通信ネットワークを介して情報を提供する情報提供システムおよび方法、端末装置、および記録媒体に関し、特に連続した記述を含む複数のページを提供するのに好適な情報提供システムおよび方法、端末装置、および記録媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、小説や連載コラムなどをインターネットなどの通信ネットワークを介してパソコンなどの端末に提供するサービスがある。読者である端末の使用者は、サービス提供者のサーバにアクセスしてセッションを行うことで所望の情報を閲覧する。 【0003】このようなサービスにおいて、提供される情報が長編小説など情報量が多いものである場合、読者は複数回のセッションを行わなければ全てを閲覧することができない。また、連載コラムや連載小説など情報が随時追加される場合、一括にダウンロードすることはできないので複数回のセッションが必要となる。 【0004】こうした複数回のセッションによって情報を閲覧する場合、前回のセッションでどこまで読み進んだかが分からなくなってしまう場合がある。そのため、通常セッション毎に全てのページを提供することが多いが、この場合、ダウンロードに要する時間が長くなるため、通信負荷および通信コストが増大する。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、セッション毎の提供情報量を最適化する情報提供システムおよび方法、端末装置、および記録媒体を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムは、通信ネットワークに接続され、連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報を、前記通信ネットワークを介して提供する情報提供システムであって、前記ページ情報を記憶するページ情報記憶部と、ページ送信要求に応じて、当該要求元を識別する識別情報と当該要求元に送信されたページ情報のうちの終端ページを示す付加情報とを作成して記憶する識別情報管理部と、前記ページ情報記憶部に記憶されたページ情報のうち、前記付加情報に基づいたページ情報を対応する識別情報とともに要求元に送信するページ情報提供部と、前記ページ情報提供部が前記付加情報に示されるページ以降のページを構成するページ情報を送信した場合に前記付加情報を更新する提供状況管理部と、前記要求元から返送される識別情報を受信する識別情報受信部と、を備え、前記ページ情報提供部は、前記識別情報受信部が受信した識別情報に対応する付加情報に基づいたページ情報を当該要求元に送信する、ことを特徴とする。 【0007】このような構成によれば、新規のユーザには、セッション毎にサーバ−端末間で送受信される、例えばcookieファイルなどの識別情報と、当該端末にどこまでページを提供したかを示す付加情報とを作成して、ページ情報とともに識別情報を端末に送信する。端末側では、ページ要求時に識別情報を返送する。サーバは端末からのページ要求に応じて提供したページのうちの終端を示すように付加情報を更新する。次回セッション時に、更新された付加情報に指定されたページを先頭とした後続ページを当該端末に提供するので、継続利用者(リピータ)に対して、前回セッションからの続きのページを提供することができる。 【0008】前記端末が、前記付加情報に示されるページ以降の後続ページを構成するページ情報の送信を前記情報提供システムに要求した場合、前記ページ情報提供部は、前記付加情報に示されるページ以降の所定数のページを構成するページ情報を当該端末に送信してもよく、また、前記端末が、前記複数のページの先頭ページから前記付加情報に示されるページ以降の所定数の後続ページまでを構成するページ情報の送信を前記情報提供システムに要求した場合、前記ページ情報提供部は、前記複数のページの先頭ページから前記付加情報に示されるページ以降の所定数の後続ページまでを構成するページ情報を当該端末に送信してもよい。 【0009】このような構成によれば、端末側、つまり読者側で次回セッション時に提供されるページを、前回終了時以降のものとするか、先頭からとするかを選択することができる。 【0010】上記情報提供システムにおいて、前記付加情報が該付加情報を更新した日時を示す日時情報を含み、前記ページ情報提供部は、前記端末からのページ送信要求がなされた日時が前記付加情報に記録された日時から所定期間経過している場合、前記複数のページの先頭ページから前記付加情報に示されるページ以降の所定数の後続ページまでを構成するページ情報を当該端末に送信してもよい。 【0011】また、前記端末からのページ送信要求が、前記付加情報に記録された日時から所定期間以上経過してもなされない場合、前記ページ情報提供部は、当該端末に対応する付加情報および/または識別情報を無効にしてもよい。 【0012】上記の構成によれば、前回セッション時から所定期間、例えば1ヶ月以上経過した後のセッションにおいては、最初のページから今セッションで送信すべき後続ページまでを提供するので、読者の忘却に配慮したサービスを提供することができる。また、所定期間、例えば3ヶ月以上情報提供システムへのアクセスがないユーザの付加情報および/または識別情報を削除するので、容量の制限がある記憶部を有効に使用することができるとともに、提供する情報を定期的に更新・変更するようなサービスである場合に、当該情報へアクセス可能な期間を制限することができる。 【0013】上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる情報提供方法は、連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報を、通信ネットワークを介してサーバが複数の端末に提供する情報提供方法であって、前記端末からのページ情報提供要求に応じて、該端末を識別する識別情報と当該端末に送信されたページ情報のうちの終端ページを示す付加情報とを作成する識別情報作成ステップと、前記付加情報に基づいたページ情報を、対応する識別情報とともに要求元の端末に送信する新規情報提供ステップと、前記サーバに対し、ページ送信要求とともに前記新規情報提供ステップで送信された識別情報を送信する識別情報返信ステップと、前記識別情報返信ステップで送信された識別情報に対応する付加情報に基づいたページ情報を当該端末に送信する継続情報提供ステップと、前記継続情報提供ステップで、前記付加情報に示されるページ以降のページを構成するページ情報が送信された場合に前記付加情報を更新する付加情報更新ステップと、を備える、ことを特徴とする。 【0014】上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかる端末装置は、通信ネットワークを介して接続されたサーバから連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報を受信する端末装置であって、前記サーバが送信した前記ページ情報と当該端末装置を識別するための識別情報とを受信し、該受信したページ情報を表示するページ閲覧部と、前記ページ閲覧部が表示したページのうちの終端ページを指定する付加情報を作成し、該作成した付加情報を前記識別情報とともに、ページ送信要求時に前記サーバに送信して、前記付加情報に基づいたページ情報を前記端末装置に送信させる付加情報制御部と、を備える、ことを特徴とする。 【0015】上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかる記録媒体は、コンピュータを、連続する記述を含む複数のページを構成するページ情報を記憶するページ情報記憶手段と、ページ送信要求に応じて、当該要求元を識別する識別情報と当該要求元に送信されたページ情報のうちの終端ページを示す付加情報とを作成して記憶する識別情報管理手段と、前記ページ情報記憶手段に記憶されたページ情報のうち、前記付加情報に基づいたページ情報を対応する識別情報とともに要求元に通信ネットワークを介して送信するページ情報提供手段と、前記ページ情報提供手段が前記付加情報に示されるページ以降のページを構成するページ情報を送信した場合に前記付加情報を更新する提供状況管理手段と、前記要求元から返送される識別情報を受信する識別情報受信手段と、して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。 【0016】上記目的を達成するため、本発明の第5の観点にかかる記録媒体は、コンピュータを、連続した記述を含む複数のページを構成するページ情報と、前記コンピュータを識別するための識別情報とを通信ネットワークを介して受信し、該受信したページ情報を表示するページ閲覧手段と、前記ページ閲覧手段が表示したページのうちの終端ページを指定する付加情報を作成し、該作成した付加情報を前記識別情報とともにページ送信要求時に送信して、前記付加情報に基づいたページ情報を前記コンピュータに送信させる付加情報制御手段と、して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態を図面を参照して説明する。 【0018】図1は、本発明の実施の形態にかかる読本提供システムの構成を概略的に示す図である。 【0019】図示するように、本発明の実施の形態にかかる読本提供システム1は、読本提供サイト100、通信ネットワーク200、および複数の読者端末300−1〜300−nから構成される。 【0020】読本提供サイト100は、本実施の形態にかかる読本提供サービスを実施するサービス提供事業者のサーバであり、後述する通信ネットワーク200に接続され、小説やコラムなどの文書情報を配信する。 【0021】通信ネットワーク200は、例えばインターネットなどであり、読本提供サイト100が提供する文書情報を後述する読者端末300に伝送する。なお、本実施の形態では、通信ネットワーク200としてインターネットが利用されるものとする。 【0022】読者端末300−1〜300−nは、例えば、パソコン、携帯情報端末、移動体通信端末などの通信によるデータ送受信が可能な情報端末であり、通信ネットワーク200を介して読本提供サイト100から提供される文書情報を受信して表示する。 【0023】次に図2を参照して、読本提供サイト100の構成を説明する。図2は読本提供サイト100の構成を模式的に示すブロック図である。 【0024】図示するように、読本提供サイト100は、Webサーバ10、ユーザ識別情報格納部20、読本コンテンツ管理部30、読本管理データベース40、およびHTML文書格納部50から構成されている。 【0025】Webサーバ10は、読本提供サイト100の中心となるサーバ装置であり、ユーザ識別部11、ユーザID割当発行部12、およびHTML文書検索部13を備えている。 【0026】ユーザ識別部11は、読本提供サイト100に読者端末300を用いてアクセスしたユーザが新規ユーザであるか、継続ユーザ(リピータ)であるかを判別する。 【0027】ユーザID割当発行部12は、ユーザ識別部11により新規読者と判別された読者端末300に対してユーザIDを発行するためのものであり、例えば、CookieファイルやSubscribe-IDによる識別情報を発行する。 【0028】HTML文書検索部13は、発行する読本文書を示すHTML文書を後述するHTML文書格納部50から呼び出して、読者端末300に送信する。 【0029】ユーザ識別情報格納部20は、例えば、ハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、ユーザID割当発行部12で発行されたユーザ識別(ID)情報を蓄積する。 【0030】読本コンテンツ管理部30は発行すべき読本コンテンツ(文書)を読者毎に抽出するためのものであり、読者管理部31、読書進捗管理部、および読書期限管理部33から構成されている。 【0031】読者管理部31は、読書進捗管理部32および読書期限管理部33を制御することで、後述する読本管理データベース40の読者管理ファイル41に記録された読者(ユーザ)情報を管理する。 【0032】読書進捗管理部32は、後述する読者管理ファイル41に記録された読者情報のうち、現在提供文書ファイル名、再開時文書ファイル名、再開フラグ、および再読フラグを管理することで、読者毎の読書進捗状況を管理する。 【0033】読書期限管理部33は、後述する読者管理ファイル41に記録された読者情報のうち、セッション終了日時を管理することで、読者毎のアクセス期限の管理をする。 【0034】読本管理データベース40は、例えばハードディスク装置などの書き換え可能な記憶装置から構成され、読者管理ファイル41および読本文書管理ファイル42を記憶している。 【0035】読者管理ファイル41は、図3(a)に示すように、ユーザID割当発行部12で発行されたユーザ識別情報毎に、現在まで提供した文書ファイルのうちの直近のものを示す「現在提供ファイル名」、次回アクセス時に提供すべき文書ファイルを示す「再開時文書ファイル名」、前回セッション終了時に後述する中断操作がされたか否かを示す「再開フラグ」、前回セッション終了時に後述する再読操作がされたか否かを示す「再読フラグ」、前回セッション終了日時を示す「セッション終了日時」が記録される。 【0036】読本文書管理ファイル42は、図3(b)に示すように、文書(例えば、小説など)毎にその文書を構成するファイル名を記憶している。 【0037】HTML文書格納部50は、例えばハードディスク装置などの書換可能な記憶装置から構成され、読本提供サイト100が提供する文書(小説、コラムなど)を示すHTMLファイルを記憶している。 【0038】次に、本実施の形態にかかる読本提供システム1の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。 【0039】まず、読本提供サイト100がインターネット200を介して、読者端末300からの読本文書情報の提供要求信号を受信すると(ステップS101)、ユーザ識別部11は当該要求信号にユーザID割当発行部12が発行した識別情報が含まれているか否かを判別する(ステップS102)。ここでは、ユーザID割当発行部12がCookieファイルなどの識別情報を発行した読者端末300は、アクセス時に要求信号とともに発行された識別情報を送信するものとする。 【0040】識別情報が含まれている場合は、ユーザ識別情報格納部20にアクセスし、当該識別情報が存在するか否か、つまり、有効か否かを判別する(ステップS103)。ここでは、後述する購読期限管理により、購読期限が終了した読者の識別情報はユーザ識別情報格納部20から削除されるので、要求信号に含まれた識別情報がユーザ識別情報格納部20に存在しない場合は、新規読者としてみなされる。 【0041】ステップS103でユーザIDが有効であると判別された場合、ここではアクセスした読者はリピータであるので、読書再開、再読処理が行われる。この読書再開、再読処理について図5のフローチャートを参照して説明する。 【0042】ステップS102,S103で、継続読者(リピータ)であり且つ購読期限が有効な読者であると判別された場合は、読者管理部31が読本管理データベース40の読者管理ファイル41にアクセスし、当該識別情報(ユーザID)に対応する読者情報を読み出す(ステップS201)。 【0043】読書進捗管理部32は、ステップS201で読み出した読者情報の読書再開フラグがオン(1)になっているか否かを判別する(ステップS202)。ここで、フラグがオンになっている場合は、前回セッション終了時に、次回セッション時に終了したページからの購読を指示する中断操作がされたことを示している。この場合、読書進捗管理部32は、前回セッション時に提供された文書ファイルを示す現在提供文書ファイル名を、次回セッション時に提供すべきファイルである再開時文書ファイル名に書き換え(ステップS203)、再開フラグをオフ(0)にする(ステップS204)。 【0044】ステップS202で再開フラグがオフであると判別された場合は、読書進捗管理部32はさらに再読フラグがオン(1)になっているか否かを判別する(ステップS205)。ここで再読フラグがオンになっている場合は、前回セッション終了時に、次回セッション時に文書の先頭からの再購読を指示する再読操作が行われたことを示している。この場合、読書進捗管理部32は、読本文書管理ファイル42にアクセスし、当該文書の先頭ページを示すファイル名を取得して、提供文書ファイル名に書き込み(ステップS206)、再読フラグをオフにする(ステップS207)。 【0045】次に、HTML文書検索部13は、ステップS203あるいはステップS206で記録された提供文書ファイル名のHTMLファイルをHTML文書格納部50から取得して、要求元の読者端末300に送信する(ステップS208)。 【0046】読者管理部31は、送信されたHTMLファイルのファイル名を、読者管理ファイル41の現在提供ファイル名に記録し(ステップS209)、処理を終了する。 【0047】一方、図4のステップS102で、新規読者であると判別された場合、あるいはステップS103でユーザIDが無効であると判別された場合は、ユーザID割当発行部12がユーザ識別情報を作成し、作成したユーザ識別情報をユーザ識別情報格納部20に登録し(ステップS104)、新規読者処理(ステップS300)を行う。 【0048】新規読者処理を図6のフローチャートを参照して説明する。まず、読者管理部31が、読者管理ファイル41内にステップS104で発行したユーザIDに対するエントリ枠を作成する(ステップS301)。 【0049】次に、HTML文書検索部13がへHTML文書格納部50にアクセスし、図11の上段に示すような当該読者端末300の読者が所望する文書の目次ページを取得し、作成したユーザ識別情報とともに要求元の読者端末300に送信する(ステップS302)。図11に示す目次ページには、各章の題名が記載されており、この題名を示すテキスト部分は当該章のHTMLファイルを示すURL(Uniform Resource Locator)にリンクしており、テキスト部分をクリック動作などで選択することにより、当該URLが読本提供サイト100に送信される。 【0050】読本提供サイト100が選択された文書ファイルを指定するURLを受信すると(ステップS303:YES)、HTML文書検索部13が、HTML文書格納部50から当該URLに指定された、HTML文書を取得し、要求元の読者端末300に送信する(ステップS304)。 【0051】読書進捗管理部32は、ステップS304で送信されたHTML文書を示すファイル名を、ステップS301で作成された提供文書ファイル名として読者管理ファイル41に登録する(ステップS305)。 【0052】読者端末300側で、所望の章のファイルを指定するURLが送信された場合(ステップS105:YES)、読本提供サイト100では指定ページ要求処理(ステップS400)が行われる。 【0053】指定ページ要求処理を図7のフローチャートを参照して説明する。まず、HTML文書検索部13が、ステップS105で受信されたURLに対応するHTML文書をHTML文書格納部50から読み出し、要求元の読者端末300に送信する(ステップS401)。 【0054】読書進捗管理部32は、ステップS401で送信したHTML文書を示すファイル名を、読者管理ファイル41の提供文書ファイル名として登録する(ステップS402)。 【0055】一方、ステップS105で次ページを指定するURLが読者端末300から送信されず、所定のコマンドが送信された場合について説明する。 【0056】ステップS106でコマンドが受信されると、受信されたコマンドがページ指定コマンドであるか終了コマンドであるかが判別される(ステップS107)。 【0057】受信されたコマンドがページ指定コマンドである場合は、ページ指定コマンド処理(ステップS500)が実行される。ページ指定コマンド処理を図8のフローチャートを参照して説明する。 【0058】まず、ページ指定コマンドが次ページ要求コマンドか前ページ要求コマンドかが判別される(ステップS501)。ここで、次ページ要求コマンドとは、図12(a)に示すように、HTMLファイルで作成される文書ページに、次ページを指示する「次に」ボタンが配置されており、このボタンをクリック動作などで選択することにより送信されるコマンドであり、前ページ要求コマンドとは、同図に示す「前に」ボタンを選択することで送信されるコマンドである。 【0059】受信したコマンドが次ページ要求コマンドである場合、読書進捗管理部32は、読本文書管理ファイル42を参照し、現在提供文書ファイル名に登録されているファイルが、当該文書を構成する最後のファイルであるか否かを判別する(ステップS502)。 【0060】ステップS502で、現在提供しているファイルが最後のファイルであると判別された場合は、次のファイルがないので、処理を終了する。 【0061】一方、最後のファイルでない場合は、読書進捗管理部32は、提供文書ファイルの次のファイル名を読本文書管理ファイル42から読み出す(ステップS503)。 【0062】HTML文書検索部13は、ステップS503で読み出したファイル名のHTML文書をHTML文書格納部50から読み出し、要求元の読者端末300に送信する(ステップS504)。 【0063】読書進捗管理部32は、ステップS504で送信したHTML文書のファイル名を読者管理ファイル41の提供文書ファイル名に登録し(ステップS505)、処理を終了する。 【0064】一方、ページ指定コマンドが前ページ要求コマンドである場合は(ステップS506:YES)、読書進捗管理部32は、読本文書管理ファイル42を参照し、現在提供文書ファイル名に登録されているファイルが、当該文書を構成する先頭のファイルであるか否かを判別する(ステップS507)。 【0065】ステップS507で、現在提供しているファイルが先頭のファイルであると判別された場合は、前のファイルがないので、処理を終了する。 【0066】一方、先頭のファイルでない場合は、読書進捗管理部32は、提供文書ファイルの前のファイル名を読本文書管理ファイル42から読み出す(ステップS508)。HTML文書検索部13は、読み出したファイル名に指示されるHTMLファイルをHTML文書格納部50から読み出し、要求元の読者端末300に送信し(ステップS509)、読者管理ファイル41を書き換えずに処理を終了する。 【0067】次に、コマンドが終了コマンドであった場合(ステップS107:NO)を図9のフローチャートを参照して説明する。 【0068】まず、終了コマンドが、購読再開コマンドか再読コマンドかを判別する(ステップS601)。ここで、購読再開コマンドとは、読者端末300で表示されるHTML文書に配置された中断ボタン(図12)を選択することで発生するコマンドであり、次回セッション時に、現在表示している章(ページ)から購読する際に選択する。また、再読コマンドは同HTML文書に配置された再読ボタン(図12)を選択することで発生するコマンドであり、次回セッション時に、文書の先頭からもう一度読む際に選択する。 【0069】終了コマンドが購読再開コマンドである場合(ステップS601:YES)、読書進捗管理部32は、読者管理ファイル41に登録されている提供文書ファイル名を再開文書ファイル名とし、再開フラグに1をセットする(ステップS602)。 【0070】一方、終了コマンドが再読コマンドである場合(ステップS601:NO)は、読書進捗管理部32は、読者管理ファイル41の再読フラグに1をセットする(ステップS604)。 【0071】ステップS602あるいはS604での読者管理ファイル41の更新が終了すると、読者端末300とのセッションを解除する(ステップS605)。 【0072】ステップS605でセッションが解除されると、読書期限管理部33はその日時を読者管理ファイル41に登録し(ステップS606)、処理を終了する。 【0073】次に、本実施の形態にかかる読本提供システム1の購読期限管理処理を図10のフローチャートを参照して説明する。 【0074】本実施の形態では、購読期限管理処理を予め指定した所定のサイクルで実施するものとし、指定した時間になったことを判別して処理を開始する(ステップS701)。 【0075】まず、読書期限管理部33は、読者管理ファイル41に記録されたレコードの先頭のセッション終了日時を取得する(ステップS702,703)。 【0076】読書期限管理部33は、現在日時がステップS703で取得したセッション終了日時から第1の所定期間T1経過したか否かを判別する(ステップS704)。ここで第1の所定期間T1とは、例えば1ヶ月である。 【0077】ステップS704で第1の所定期間経過したと判別された場合は、読書期限管理部33はさらに、現在日時がステップS703で取得したセッション終了日時から第2の所定期間T2経過したか否かを判別する(ステップS705)。ここで、第2の所定期間T2とは、例えば3ヶ月である。 【0078】ステップS705で第2の所定期間T2経過していないと判別された場合は(ステップS705:NO)、当該レコードに記録されているユーザ識別情報で指定されるユーザ(読者)は1ヶ月以上3ヶ月未満読本提供サイト100にアクセスしていないことになる。このため、当該ユーザが前回セッションまでに読み進んだ内容を忘却してしまう可能性があるので、読書期限管理部33は、当該レコードの再読フラグに1をセットし(ステップS706)、次回セッション時には先頭ページから送信するようにする。 【0079】一方、ステップS705で第2の所定期間T2経過したと判別された場合は、当該ユーザは3ヶ月以上読本提供サイト100にアクセスしていないことになる。このように長期間アクセスしていないユーザは、今後もアクセスしないものとみなし、読書期限管理部33は、当該レコードおよびユーザ識別情報格納部20に記憶された当該識別情報を削除する(ステップS707)。 【0080】上記の処理を以下レコード番号順に順次行い(ステップS708)、最終レコードの処理が済んだら(ステップS709)、処理を終了する。 【0081】上記実施の形態では、どこまでページが提供されたかを示す現在提供文書ファイル名および再開時文書ファイル名を読本提供サイト100側で作成・更新したが、これらの情報を端末側で作成してもよい。この場合、端末側では、セッション終了時に当該セッションで表示したページのうちの最終ページを示す情報(ファイル名)を作成し、終了コマンドとともに読本提供サイト100に送信する。読本提供サイト100では、端末から提供された情報に基づいて次回セッション時に対応する後続ページを送信する。 【0082】上記実施の形態では、購読再開(中断)か再読かをセッション終了時に選択したが、セッション開始時に選択するようにしてもよい。この場合、セッション開始時に、読者端末300には、前回終了時のファイルとともに、再読ボタンが表示されるようにし、読者が再読を所望する場合には再読ボタンを選択することにより、先頭ページから供給されるようにすればよい。 【0083】また、上記実施の形態では、文書ファイルをHTML形式で構成した例を示したが、インターネットなどの通信ネットワーク200を介して送受信できるものであればファイル形式は任意である。例えば、読者端末300がインターネットを介したデータ受信・表示が可能な移動体通信端末である場合は、Compact HTMLやWML(Wireless Markup Language)など移動体通信端末での表示に適したウェブページデータを採用してもよい。さらに、ウェブページ形式に限られず、例えば電子メール形式で文書を配信してもよい。 【0084】上記実施の形態では、長期間アクセスしなかったユーザの読者管理ファイル41のレコードおよび識別情報を削除したが、ユーザ識別情報格納部20の識別情報は保持するようにしてもよい。 【0085】なお、本発明のシステムは、専用のシステムによらず、通常法コンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに上述の動作を実行するためのプログラムを格納した媒体(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMなど)から該プログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行する読本提供サイト100、読者端末300を構成することができる。なお、上述の機能をOSが分担又はOSとアプリケーションの協働により実現する場合などには、OS以外の部分のみを媒体に格納してもよい。 【0086】なお、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に該プログラムを掲示し、これをネットワークを介して配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行させることにより、上述の処理を実行することができる。 【0087】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の実施の形態にかかる読本提供システムによれば、読者が前回まで読み進んだ箇所を情報提供サイト側で記憶し、次回セッション時には継続する文書が配信されるので、無駄なダウンロードをしなくて済み、トラフィックや通信コストの増大を防ぐことができる。 【0088】また、所定期間(例えば1ヶ月間)アクセスしなかった読者に対しては、継続であっても次回セッション時には先頭ページから提供するので、アクセス中断期間に読書内容を忘却してしまう可能性を考慮したサービスを提供することができる。 【0089】さらに長期間(例えば3ヶ月間)アクセスしなかった読者に対しては、今後もアクセスしないものと見なして、当該ユーザのレコードおよび識別情報を削除(無効にする)するので、ユーザ識別情報格納部20や読本管理データベース40を有効に使用することができるとともに、例えば、文書を随時更新・変更する場合などにおいて、読者の購読期限を設定することでサービス提供を効果的に行うことができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
|
| 【出願日】 |
平成12年9月27日(2000.9.27) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2002−108742(P2002−108742A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−293387(P2000−293387) |
|