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【発明の名称】 IDコードと属性の管理及び提供
【発明者】 【氏名】増田 壽宏

【氏名】石川 勝

【氏名】佐原 文雄

【氏名】原田 弘至

【要約】 【課題】通信ネットワーク上にてIDコードのみを流通させ、個人情報は本人の意思において各企業等に登録してもらうIDコードと属性の管理方法を提供する。

【解決手段】新情報配信企業5は、IDコード1をデジタル化された配信情報に付加してIDコード付配信情報8として放送や通信ネットワーク4上に配信すれば、IDコード付配信情報8を受信できる情報機器において、IDコード1を識別する機能を組み込んだ情報機器を所有し且つIDコード1が一致する個人ユーザーは配信情報を見ることができる。さらに、個人ユーザーが通信ネットワーク4を介して配信情報に対する返事を戻すとき、本人の意思により属性データ2すなわち個人情報を返信することにより新情報配信企業5にはIDコード1と前記属性データ2がセットになるデータベースが構築できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】放送や通信ネットワーク等を利用してデジタル化した情報を配信するシステムにおいて、特定の個人ユーザーを選択し必要と思われる情報のみ提供する手段として配信情報にIDコードを付加し、該IDコードを識別する装置を取り付けた情報機器を利用することにより前記配信情報の受付選択を可能とした上で、前記放送や通信ネットワーク等を利用して情報を配信する企業間等において、前記IDコードを共有利用できるようにすることを特徴とするIDコードの管理及び提供。
【請求項2】放送や通信ネットワーク等を利用して情報を配信する企業間等において共有利用する請求項1記載のIDコードのみ、各企業間等は無料または有料にて提供し合い流通させることを特徴とする請求項1記載のIDコードの管理及び提供。
【請求項3】放送や通信ネットワーク等を利用して情報を配信する企業間等において共有利用する請求項1記載のIDコードに、個人情報である氏名や年齢や住所や家族構成等の情報を属性データとして付加し、該属性データは各企業等が個別に入手し管理することを特徴とするIDコードと属性の管理。
【請求項4】放送や通信ネットワーク等を利用して情報を配信する企業間等において共有利用する請求項1記載のIDコードに請求項3記載の属性データを付加するときは、内容の入力は個人ユーザーの意思において行われることを特徴とする請求項3記載のIDコードと属性の管理。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、放送や通信ネットワーク等を利用してデジタル化した情報を配信するシステムにおいて、特定の個人ユーザーを選択し必要と思われる情報のみを提供する手段として、情報にIDコードを付加し、該IDコードを識別する装置を取り付けた情報機器を利用することに関するものである。
【0002】
【従来の技術】放送や通信ネットワーク等を利用してデジタル化した情報を配信することはすでに行われている。インターネットでは電子メールにて特定の個人ユーザーを選択して必要な情報を配信している。また特許公開されている特開平11−145949に記載あるように、個人ユーザーはIDコードで管理され、該IDコードをキーとして個人情報をインターネット上に接続されたサーバー同士で流通させている。
【0003】しかしながら、放送での情報配信は不特定多数のユーザーに一方的に全ての情報を配信するものであり、情報を受け取る個人ユーザーからすると欲しい情報を見つけるのに効率が悪い。インターネットの電子メールは特定の個人ユーザーに必要な情報を送る有効な手段だが、該個人ユーザーから事前にメールアドレス等を教えてもらう必要がありデータベースを構築するまで手間がかかる。特開平11−145949のシステムは個人情報を保護した上で通信ネットワーク上で流通させるには有効な手段だが、個人ユーザーがアンケートに答えるなどしてIDコードを公開した時点で、該個人ユーザーの意思に関係なく前記個人情報が流通してしまう危険がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題点は、放送や通信ネットワーク等で情報を配信しようとするとき特定の個人ユーザーを簡単に選択できない点と、該個人ユーザーを選択する際に利用される個人情報が本人の意思に関係なく流通してしまう危険がある点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定の個人ユーザーを選択する方法としてIDコードを活用し、放送や通信ネットワーク等で配信するデジタル情報に前記IDコードを付加すると共に、該デジタル情報を受信する情報機器に前記IDコードを識別する機能を組み込むことにより、前記IDコードが一致した情報のみ閲覧することを可能とする。さらに企業間等においては、通信ネットワーク上にて前記IDコードのみを流通させ、氏名や年齢や住所や家族構成等の個人情報は流通させず、該個人情報は本人の意思において各企業等に公開することを最も重要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】個人ユーザーを特定するのにIDコードを活用するが、氏名や年齢や住所や家族構成等の個人情報は前記IDコードの属性データとして関連付けて保管管理することにより、前記IDコードを特定の条件にて抽出する場合には、前記属性データを確認することにより実現できる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明を用いてIDコート゛と属性データの管理及び提供の実施形態を示す説明図であって、1はIDコード、2は属性データ、3はユーザー特定条件、4は通信ネットワーク、5は新情報配信企業、6は現情報配信企業である。
【0008】情報を配信しようとする企業が効率の良い情報配信を考えるのであれば、事前に必要と思われるユーザーに狙いを絞り情報を配信した方が良い。例えば「20代女性」という条件付けを行い対象となるユーザーに情報を配信するのが良いが、これを実現するためには何らかの方法でユーザー情報を入手し、対象となるユーザーのみに情報を配信するシステムとしなければならない。そこでIDコード1をユーザー名の替わりに利用することにし解決を図った。具体的には、何のデータベースも持たない新規参入の企業すなわち新情報配信企業5が「20代女性」という条件で対象となる個人ユーザーに情報を配信しようと考えたとき、既にデータベースを構築した企業すなわち現情報配信企業6から対象となる個人ユーザーのリストを提供してもらうのが最善であるので、通信ネットワーク4を通して前記新情報配信企業5は、「20代女性」という条件すなわちユーザー特定条件3を提示し、前記現情報配信企業6に情報を求める。前記現情報配信企業6は既にデータベース内に前記IDコード1と属性データ2という形で関連付けて個人情報を蓄えているが、具体的個人情報である前記属性データ2の内容は伏せておき、前記IDコード1のみ前記新情報配信企業5に提供する。これにより個人情報を流通させることなく前記新情報配信企業5は対象となる個人ユーザーリストすなわち前記IDコード1のリストを入手することができる。該リストの活用方法は図2にて説明する。
【0009】実施例では、前記新情報配信企業5と前記現情報配信企業6の間で前記IDコード1を流通させたり、前記現情報配信企業6が個別に前記IDコード1と前記属性データ2を管理したが、前記IDコード1と前記属性データ2の管理をプロバイダー等の組織が代表して一元管理するようにしても良い。また、前記IDコード1を提供する際に無料または有料とすることに規制は無い。
【0010】図2は、本発明を用いて電波により情報配信を行う実施形態を示す説明図であって、1と2と5は図1と同様、7は配信情報、8はIDコード付配信情報、9は基地局、10はIDコード識別機能付ラジオ、11はIDコード識別機能付テレビ、12はIDコード識別機能付携帯電話である。
【0011】新情報配信企業5は、図1で説明した方法にてIDコード1のリストを所有しているが、該リストに記載された前記IDコード1をデジタル化された配信情報7に付加してIDコード付配信情報8として基地局9すなわち放送局のアンテナや携帯電話の基地局から電波に乗せて配信すれば、該電波を受信する情報機器において、前記IDコード1を識別する機能を組み込んだ情報機器を所有し且つ前記IDコード1が一致する個人ユーザーは、前記配信情報7を見ることができる。前記情報機器の例としては、IDコード識別機能付ラジオ10やIDコード識別機能付テレビ11等の家電品、IDコード識別機能付携帯電話12等の携帯端末、その他通信機器等が考えられる。なお、前記携帯端末等のように双方向で通信ができる機器であれば、個人ユーザーは属性データ2を送信することができるが、この説明は図3にて行う。
【0012】図3は、本発明を用いてIDコードに属性データを付加する実施形態を示す説明図であって、1と2と4と5は図1と同様、8は図2と同様、13はパソコンである。
【0013】新情報配信企業5は、図2で説明した方法にて特定の個人ユーザーに必要な情報を配信することができるので効率のよいビジネス展開ができるが、前記個人ユーザーから通信ネットワーク4を介して配信情報7に対する返事が戻ったとき、前記個人ユーザー本人の意思により属性データ2すなわち個人情報を送信してもらう。これにより前記新情報配信企業5にはIDコード1と前記属性データ2がセットになるデータベースが構築でき、図1で説明した現情報配信企業6と同等となることができる。
【0014】以上まで個人ユーザーを対象に説明を行ってきたが、本発明の対象は個人ユーザーに限らず法人等の組織であっても同様である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のIDコードと属性データの管理及び提供を用いれば、個人ユーザーを選択して情報を配信するのにIDコードのみ利用すれば良く個人情報を必要としないため、個人のプライバシーが守れると共に、情報を配信する企業等にとっては効率の良い販売促進やビジネス展開を可能とすることができる。またネットワーク上にて個人情報が流通する訳ではないので、高度なセキュリティーを必要とせずシステムを安価に構築運用できる。
【出願人】 【識別番号】593137417
【氏名又は名称】株式会社電興社
【出願日】 平成12年9月28日(2000.9.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−108741(P2002−108741A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−295802(P2000−295802)