| 【発明の名称】 |
システム異常情報記録方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】馬戸 学
【氏名】宮西 克也
【氏名】黒木 俊博
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| 【要約】 |
【課題】異常情報データを毎回記録しても、不揮発性メモリの書き込み回数の寿命到達への期間を延ばすことができる優れたシステム異常情報記録方法を提供すること。
【解決手段】本発明の異常情報記録方法は、コンピュータシステムの異常情報データを記憶する揮発性メモリ3と、コンピュータシステムに発生する予め定めた特定の異常を検出する特定異常検出手段4と、揮発性メモリ3よりの出力データを記録する不揮発性メモリ2と、特定異常検出手段4が特定の異常を検出したとき揮発性メモリ3に記憶した異常情報データを不揮発性メモリ2へ転送する異常情報データ転送手段5とを有することとした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンピュータシステムの異常情報データを記憶する揮発性メモリと、前記コンピュータシステムに発生する予め定めた特定の異常を検出する特定異常検出手段と、前記揮発性メモリからの出力データを記録する不揮発性メモリと、前記特定異常検出手段が前記特定の異常を検出したとき前記揮発性メモリに記憶した前記異常情報データを前記不揮発性メモリへ転送する異常情報データ転送手段とを有することを特徴とするシステム異常情報記録方法。 【請求項2】 前記異常情報データを記憶する揮発性メモリは、所定の記録容量に達したとき古いデータから新しいデータに順次更新することを特徴とする請求項1に記載のシステム異常情報記録方法。 【請求項3】 前記特定異常検出手段は、特別な処理を行わないと動作を継続できない永久的異常を前記特定の異常として検出することを特徴とする請求項1に記載のシステム異常情報記録方法。 【請求項4】 前記異常情報データ転送手段は、コンピュータシステムを停止または再起動する前に前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ前記異常情報データを転送することを特徴とする請求項1に記載のシステム異常情報記録方法。 【請求項5】 前記異常情報データ転送手段は、前記特定の異常が検出されたときコンピュータとバスを切り離しバスマスタとなり、前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ前記異常情報データを転送することを特徴とする請求項1または4に記載のシステム異常情報記録方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、異常情報データを毎回記録しても、不揮発性メモリの書き込み回数の寿命到達への期間を延ばすことができるシステム異常情報記録方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、コンピュータシステムの異常原因を解析するために異常ログデータなどの異常情報を記録する方式として、特開平9−259014号公報に記載されたものがある。以下、図面を参照しながら、上述した従来の異常情報記録方法の一例について説明する。 【0003】図3は、従来の異常情報記録方法の記録・分析手順を示すフローチャートを示す。 【0004】図3に示すように、ステップS11は異常発生のイベント、ステップS12は不揮発性メモリヘの情報記録手順、ステップS13は端末/プリンタへの情報記録手順、ステップS14はシステム停止手順、ステップS15はシステムの再起動手順、ステップS16は不揮発性メモリからハードディスクへの情報複写手順、ステップS17は情報分析手順である。 【0005】この従来の異常情報データ記録方法について、以下その動作を図3により説明する。 【0006】ステップS11でコンピュータシステムに異常が発生したことを検出したとき、ステップS12で異常発生の状況情報である異常情報データをシステムが持つ不揮発性メモリに記録する。また、ステップS13ではその異常情報データを不揮発性メモリから読み出して端末装置やプリンタ装置に記録する。ステップS14で電源断やOSの暴走などの異常発生でシステムが停止し、ステップS15でその再起動がなされたときには、ステップS16において不揮発性メモリに記録した異常情報データを読み出し、ハードディスク装置の起動処理を行い自動的に異常情報データをハードディスク装置に複写する。 【0007】その後、ステップS17において、ハードディスク装置から異常情報データを読出すことにより異常原因を究明するための分析を行うことができる。 【0008】上記のように従来のコンピュータシステムにおいては、異常が発生したことを検出したとき、異常情報データをシステムが持つ不揮発性メモリへ記録するようにしている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のコンピュータシステムの異常情報データ記録方法は異常情報データを毎回不揮発性メモリに記録するが、長期間使用するシステムにおいては不揮発性メモリが書き込み回数の寿命に到達すると、それ以降は記録ができなくなるという問題を有していた。 【0010】本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、異常情報データを毎回記録しても、不揮発性メモリの書き込み回数の寿命到達への期間を延ばすことができる優れたシステム異常情報記録方法を提供するものである。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の異常情報記録方法は、コンピュータシステムの異常情報データを記憶する揮発性メモリと、前記コンピュータシステムに発生する予め定めた特定の異常を検出する特定異常検出手段と、前記揮発性メモリからの出力データを記録する不揮発性メモリと、前記特定異常検出手段が前記特定の異常を検出したとき前記揮発性メモリに記憶した前記異常情報データを前記不揮発性メモリへ転送する異常情報データ転送手段とを有することを特徴とする。 【0012】従って、前記不揮発性メモリへの書込は、前記特定異常検出手段が特定の異常を検出したときのみ、前記異常情報データを記録した前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ行なわれ、本発明のシステム異常情報記録方法は、前記異常情報データを毎回記録しても、前記不揮発性メモリの書き込み回数の寿命到達への期間を延ばすことができる。 【0013】また、本発明のシステム異常情報記録方法の前記異常情報データを記憶する揮発性メモリは、所定の記録容量に達したとき古いデータから新しいデータに順次更新することを特徴とする。 【0014】従って、本発明のシステム異常情報記録方法は、前記揮発性メモリを有効に用い常に前記異常情報データの記憶を行うことができる。 【0015】また、本発明のシステム異常情報記録方法の前記特定異常検出手段は、特別な処理を行わないと動作を継続できない永久的異常を前記特定の異常として検出することを特徴とする。 【0016】従って、本発明のシステム異常情報記録方法は、前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ前記異常情報データを的確なタイミングで転送することができる。 【0017】また、本発明のシステム異常情報記録方法の前記異常情報データ転送手段は、コンピュータシステムを停止または再起動する前に前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ前記異常情報データを転送することを特徴とする。 【0018】従って、本発明のシステム異常情報記録方法は、前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ前記異常情報データを確実に転送することができる。 【0019】また、本発明のシステム異常情報記録方法の前記異常情報データ転送手段は、前記特定の異常が検出されたときコンピュータとバスを切り離しバスマスタとなり、前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ前記異常情報データを転送することを特徴とする。 【0020】従って、本発明のシステム異常情報記録方法は、コンピュータが動作不能状態に陥っても前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ前記異常情報データの転送を的確容易に行うことができる。 【0021】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。 【0022】図1は、本発明の実施の形態のシステム異常情報記録方法のブロック図を示す。 【0023】図1に示すように、このシステム異常情報記録方法は、全ての異常情報データを一且記憶する揮発性メモリ3と、予め定めた特定の異常を検出する特定異常検出手段4と、揮発性メモリ3からの出力データを記録する不揮発性メモリ2と、揮発性メモリ3に記憶した異常情報データを不揮発性メモリ2へ転送する異常情報データ転送手段5と、データ転送時にマイコンなどのコンピュータ1とバス7を切り離すためのバスバッファ6とで構成されている。 【0024】不揮発性メモリ2は、半導体素子により構成され、半導体の電源をオフにしても、電気的に規定の消去書き込み手順を踏むまで書き込まれたデータは保存されるが、消去・書き込み回数に制限がある半導体素子である。消去・書き込み回数に制限がある半導体素子としては、例えばフラッシユメモリが用いられる。 【0025】揮発性メモリ3は、半導体素子により構成され、半導体の電源をオフにすると書き込まれたデータは保存されないが、消去・書き込み回数には制限がない半導体素子である。消去・書き込み回数には制限がない半導体素子としては、例えばSRAMやDRAMが用いられる。 【0026】特定異常検出手段4は、特定の異常を検出するものであるが、例えば、コンピュータシステムの異常が特別な処理を行わないと正常動作を継続できない永久的異常を特定の異常として検出する。特定異常検出手段4としては、ウォッチドッグタイマのようなプログラムの動作を監視できる電子回路が用いられる。この電子回路はハードウエア的な論理回路で構成され、ハードウエア的な論理回路としては、ASICやFPGAなどが用いられる。 【0027】異常情報データ転送手段5は、特定異常検出手段4が特定の異常を検出したときに、コンピュータシステムの停止または再起動前に揮発性メモリ3から不揮発性メモリ2ヘ異常情報デー夕を転送するものである。異常情報データ転送手段5としては、バスバッファ6およびバス7を制御し異常データを転送できる電子回路が用いられる。この電子回路は、ハードウエア的な論理回路で構成され、ASICやFPGAなどの集積回路が用いられる。 【0028】次に、上記本発明の実施の形態のシステム異常情報記録方法の動作について図1および図2により説明する。 【0029】図2は、特定異常検出手段4により特定の異常が検出されたときの異常情報データ転送のフローチャートである。 【0030】コンピュータシステムに異常が発生したとき、その異常情報データは、その異常が一過性異常であるか、永久的異常などの特定異常であるかを問わず逐次揮発性メモリ3に記録されているものとする。 【0031】特定異常検出手段4により特定の異常が検出されない場合には、異常情報データは発生の度に揮発性メモリ3に記録されて行く。なお、揮発性メモリ3が記録容量に達した場合は、古い情報データから順次新しい情報データに更新するようにすることもできる。 【0032】次に、特定異常検出手段4が特定の異常を検出すると、その特定異常情報データは揮発性メモリ3に記録されるとともに、異常情報転送手段5はバスバッファ6を制御し、コンピュータ1とバス7を切り離す。その後異常情報データ転送手段5はバスマスタとなり、揮発性メモリ3に対してアドレス信号およびリードイネーブル信号を出力し、また、不揮発性メモリ2に対してアドレス信号およびライトイネーブル信号を出力する。以降、全ての情報データ領域を転送し終わるまで揮発性メモリのリードと不揮発性メモリのライトを繰り返し、全ての情報データ領域を転送し終わったとき転送は終了する。 【0033】以上のように、不揮発性メモリ2への書込は、特定異常検出手段4が特定の異常を検出したときのみ、異常情報データを記録した揮発性メモリ3から不揮発性メモリ2へ行なわれるため、異常情報データを毎回記録しても、不揮発性メモリ2の書き込み回数の寿命到達への期間を延ばすことができる。 【0034】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前記不揮発性メモリへの書込は、前記特定異常検出手段が特定の異常を検出したときのみ、前記異常情報データを記録した前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリへ行なわれるため、前記異常情報データを毎回記録しても、前記不揮発性メモリの書き込み回数の寿命到達への期間を延ばすことができるシステム異常情報記録方法を提供するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072604 【弁理士】 【氏名又は名称】有我 軍一郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−108719(P2002−108719A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−303535(P2000−303535) |
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