| 【発明の名称】 |
ファイルシステムおよびそのプログラムを記憶した記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】國枝 孝之
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| 【要約】 |
【課題】動画情報などストリーム情報中の必要部分を容易に抽出できるとともに、時間に係わる様々な機能を統一的に管理することができるファイルシステムを提供する。
【解決手段】情報処理装置でファイル管理を行うファイルシステムにおいて、ファイルシステムにより管理する各ノードに、ファイルに係わる時間情報をノード情報として、所定の状態の開始時とその継続期間、または一連のストリーム情報中の一部分を示す開始時およびその開始時からの期間を示す有効参照開始時刻(struct timeval ic available time)および有効参照期間(struct timeval ic available duration)と、前記開始時(有効参照開始時刻)が絶対時間か相対時間かを示す時間モード(long ic time mode)とを設定できるように構成する。また、前記相対時間が、一連のストリーム情報全体の開始時点(0時間)からの経過時間とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 情報処理装置上でファイル管理を行うファイルシステムにおいて、ファイルシステムにより管理する各ノードに、所定の状態の開始時(時刻)とその状態の継続期間(時間)、および/またはひとつのストリーム情報中の部分を示す開始時とその開始時からの継続期間(時間)をノード情報として設定可能にしたことを特徴とするファイルシステム。 【請求項2】 請求項1記載のファイルシステムにおいて、開始時を絶対時間または相対時間で設定したことを特徴とするファイルシステム。 【請求項3】 請求項2記載のファイルシステムにおいて、相対時間が、一連の連続情報全体の開始時点(0時間)からの経過時間であることを特徴とするファイルシステム。 【請求項4】 請求項1または請求項2記載のファイルシステムにおいて、ノードが、ファイル、ディレクトリ、リンク先、またはデバイスを示すものであることを特徴とするファイルシステム。 【請求項5】 請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がファイルに対するアクセス可能状態またはファイル存在状態であることを特徴とするファイルシステム。 【請求項6】 請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がディレクトリに対するアクセス可能状態またはディレクトリ存在状態であることを特徴とするファイルシステム。 【請求項7】 請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がリンク先に対するアクセス可能状態またはリンク先存在状態であることを特徴とするファイルシステム。 【請求項8】 請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がデバイス使用可能状態であることを特徴とするファイルシステム。 【請求項9】 プログラムを記憶した記憶媒体において、請求項1乃至請求項8記載のファイルシステムに従ってプログラミングしたプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピュータなど情報処理装置上でファイル管理を行うファイルシステム係わり、特に、管理対象情報の所要部分の開始時間や終止時間等、または情報に含まれた時間情報を管理する手段に関する。 【0002】 【従来の技術】パーソナルコンピュータなど情報処理装置の処理能力の向上および記憶容量の増大に伴って、動画情報や音声情報など時間軸を有したストリーム情報が情報処理装置のファイルシステムにより扱われるファイルのひとつになっている。このようなストリーム情報を例えばプレゼンテーションなどに利用するとともに、ファイルとして管理することにより、一般的なファイルの機能を動画情報や音声情報などストリーム情報にも適用可能にしている。特開平11−306190号公報に示されたビデオサーバシステムはこのような従来技術のひとつであり、この従来技術では、動画データなどマルチメディアデータをファイルとして蓄積、配信するビデオサーバと、そのファイルの記憶装置としてそのビデオサーバに接続された、着脱可能な複数枚の記憶媒体を実装したチェインジャ装置とを備え、ビデオサーバのファイルシステムが、前記複数の記憶媒体の一部またはすべてを論理的に一つの記憶装置として管理するとともに、単位記憶の連続するデータ配列を再配列可能にしている。なお、従来から、ファイルシステムとして、一般的な個々のファイルを登録する際、そのファイルを削除する時期を設定しておき、その設定時期に自動的にそのファイルを削除するものがあるが、ファイル自体のストリーム情報あるいはファイル内容情報に含まれる時間情報を統一的に管理するものではなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したように従来のファイルシステムでは、処理対象ファイル自体に係わる時間情報を管理するものではなかったので、動画情報等を効率よく処理するのが困難であった。即ち、動画情報などストリーム情報については、例えばプレゼンテーション資料を作成する場合、実際に用いる映像は素材として提供された映像中の一部である場合が多いが、必要な部分の映像を分離するためには、対象ファイルを再生しながら使用する部分を抽出する必要があり、その作業に手間がかかる。また、映像のフォーマットによっては指定したフレーム単位での分離作業が困難である場合が多かった。さらに、動画情報は大量の記憶領域を必要とするため、必要な部分を抽出し、これを利用する他のファイル、例えば、プレゼンテーションファイルにコピーすると、非常に大きな記憶容量を占有することになる。特開平11−306190号公報や、特開平11−306190号公報に示された従来技術によっても、このような課題は解決困難であった。本発明は、上述したような従来のファイル管理システムの諸問題を解決するためになされたものであって、動画情報など時間軸を有するストリーム情報中の必要部分を容易に抽出でき、または、ファイル内容情報に含まれる時間情報を統一的に管理することができるファイルシステムを提供することを目的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、請求項1記載の発明では、情報処理装置上でファイル管理を行うファイルシステムにおいて、ファイルシステムにより管理する各ノードに、所定の状態の開始時(時刻)とその状態の継続期間(時間)、および/またはひとつのストリーム情報中の部分を示す開始時とその開始時からの継続期間(時間)をノード情報として設定可能にしたことを特徴とする。請求項2記載の発明では、請求項1記載のファイルシステムにおいて、開始時を絶対時間または相対時間で設定したことを特徴とする。請求項3記載の発明では、請求項2記載のファイルシステムにおいて、相対時間が、一連の連続情報全体の開始時点(0時間)からの経過時間であることを特徴とする。請求項4記載の発明では、請求項1または請求項2記載のファイルシステムにおいて、ノードが、ファイル、ディレクトリ、リンク先、またはデバイスを示すものであることを特徴とする。請求項5記載の発明では、請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がファイルに対するアクセス可能状態またはファイル存在状態であることを特徴とする。請求項6記載の発明では、請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がディレクトリに対するアクセス可能状態またはディレクトリ存在状態であることを特徴とする。請求項7記載の発明では、請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がリンク先に対するアクセス可能状態またはリンク先存在状態であることを特徴とする。請求項8記載の発明では、請求項4記載のファイルシステムにおいて、前記所定の状態がデバイス使用可能状態であることを特徴とする。請求項9記載の発明では、プログラムを記憶した記憶媒体において、請求項1乃至請求項8記載のファイルシステムに従ってプログラミングしたプログラムを記憶したことを特徴とする。 【0005】 【作用】前記のような手段にしたので、請求項1記載の発明では、ファイルシステムにより管理する各ノードに、所定の状態の開始時とその状態にある期間、および/またはひとつのストリーム情報中の部分を示す開始時とその開始時からの期間を設定することができる。請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、開始時が絶対時間(時刻)または相対時間で設定される。請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、相対時間が、時間軸のある連続情報全体の開始時点(0時間)からの経過時間で設定される。請求項4記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ノードは、ファイル、ディレクトリ、リンク先、またはデバイスを示す。請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、ファイルに対するアクセス可能状態またはファイル存在状態の開始時とその状態にある期間を設定することができる。請求項6記載の発明では、請求項4記載の発明において、ディレクトリに対するアクセス可能状態またはディレクトリ存在状態の開始時とその状態にある期間を設定することができる。請求項7記載の発明では、請求項4記載の発明において、リンク先に対するアクセス可能状態またはリンク先存在状態の開始時とその状態にある期間を設定することができる。請求項8記載の発明では、請求項4記載の発明において、デバイス使用可能状態の開始時とその状態にある期間を設定することができる。請求項9記載の発明では、請求項1乃至請求項8記載のファイルシステムに従ってプログラミングしたプログラムが例えば着脱可能な記憶媒体に記憶される。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。図1は本発明の各実施例に係わる情報処理装置のハードウェアを示す構成ブロック図であり、情報処理装置は例えばパーソナルコンピュータである。図示したように、この実施例の情報処理装置は、ハードウェアとして、データやプログラムを一時的に記憶するメモリ(例えばRAM)1、前記プログラムに従って動作し、装置全体を制御したり様々な処理を行なうCPU2、データやプログラムを記憶しておく外部記憶装置(例えばハードディスク装置)3、キーボードやマウスなどから成る入力装置4、表示装置5、プリンタ6などを備えている。本発明のファイルシステムの実施形態の一例としては、このようなハードウェアのうちの一部とプログラム(ソフトウェア)を用いて、オペレーティングシステムによって管理するものとして実現され、テキスト情報、静止画情報、動画情報や音声情報など時間軸を有する(時間軸に沿って記録や再生が行われる)ストリーム情報や、情報内部に含まれる時間情報などを、例えばファイル単位で登録して外部記憶装置3に記憶し、検索し、読み出し、あるいは登録したファイルを削除する。また、ファイルシステムにより管理する複数のノードのそれぞれについて、所定の状態の開始時とその状態にある期間、および一連の動画情報などストリーム情報中の所要部分を示す開始時とその開始時からの期間(開始時からの経過時間)、として、統一された思想の下に設定可能なように構成している。なお、前記において、ノードとは、図2に示したように、ファイルを木構造の分類構造で分類して登録する場合の分岐点やリーフ(末端)に相当するもので、アドレス等の管理情報を付加可能なものであって、リーフの位置には個々のファイルを配し、分岐点にはファイルの集合であるフォルダおよびその集合などに相当するディレクトリを配している。また、前記の所定の状態とは、例えば、ファイルに対するアクセス可能状態とか、ファイルの存在している状態であるが、この例に限るものではない。 【0007】従来より、前記各ノードには、それぞれのノードに係わる属性を示すノード情報を付与して登録しているが、本発明では従来のノード情報に新たな情報を付加して、時間情報管理を可能とするものである。即ち、従来のファイルシステムの例として、図7に、UNIX(登録商標)(代表的なオペレーティングシステムの名称)のノード情報を示す。図示したように、時間に係わるノード情報としては、最終アクセス時刻(time last accessed)、最終変更時刻(time last modified)、ノード変更時刻(last time inode changed)が設定される。最終アクセス時刻とは、当該ノード(iノード:番号iのノード)の示すファイルなどに最後にアクセスした時刻(日時)、最終変更時刻とは当該ノードの示すファイルなどを最後に変更した時刻、ノード変更時刻とは当該ノードのノード情報を最後に変更した時刻である。それに対して、本発明のファイルシステムの実施例では、上記UNIXの例に適用する場合は、時間に係わるノード情報として、図3に示したように、さらに、所定の状態の開始時とその状態にある期間、またはひとつの一連の動画情報などストリーム情報中の一部分を示す開始時とその開始時からの経過期間を意味する有効参照開始時刻(struct timeval ic available time)と有効参照期間(structtimeval ic available duration)および、前記開始時(有効参照開始時刻)が絶対時間か相対時間かを示す時間モード(long ic time mode)を設定する。例えば、ファイルシステムの機能としてノード情報設定コマンドを用意しておき、そのコマンドを用いて利用者にキーボードから設定情報を入力させ、入力された情報をCPU2が取得して、例えばファイルとして登録されている各ノード情報中の対応する部分に書き込む。次に、第1の実施例として、前記のような時間情報をノード情報として設定することができるノードを、ファイルを示す情報として利用する場合について説明する。まず、一例を示せば、前記所定の状態として、ファイルに対するアクセス可能状態とすれば、ファイルへのアクセス可能時間を設定することができる。その場合、時間モードとしては、絶対時間(世界標準時刻)または相対時間を指定することができる。絶対時間モードでは、アクセス可能期間の開始時と終止時を絶対時間に基づき、例えば年月日時分秒で設定する。また、相対時間モードでは、例えば当該ファイルにアクセスを開始した時点をファイルシステムが認識して、その時点をアクセス可能期間の開始時とし、その開始時からの経過時間をアクセス可能期間として設定する。このときのアクセス可能期間は、そのときにアプリケーション側が指定した時間をファイルシステムが取得して設定するか、または予め定めた所定の時間をアクセス可能期間とする。 【0008】このように、絶対時間でアクセス可能期間を設定する利用法では、例えば1日のうちの所定の時間帯(この場合、開始時は時分秒で設定する)をアクセス可能期間とするというような使い方をすれば、情報処理装置の負荷バランスを図ることができる。また、相対時間でアクセス可能期間を設定する利用法では、例えば絶対時間によるアクセス制限によりアクセス不可能な期間に、アクセスを許容する場合に有効である。また、上記所定の状態をファイル存在状態とすれば、ファイルの存在期間を設定することができる。絶対時間モードでは、例えば利用者がファイル登録を行った絶対時間の日時をファイルシステムが自動的に開始時として設定し、そのときからの存在期間を(前記所定の状態の期間として)利用者に指定させる。この方法によれば、ファイル存在期間を超えて古くなったファイルを自動的に削除することができるので、ゴミファイルを減らすことができる。つまり、本発明のファイルシステムでは、各ファイルを示している各ノード情報に周期的にアクセスして前記開始時とファイルの存在期間からそのファイルを削除する削除日時を求め、そのときの日時(現在日時)を時計回路から取得し、削除日時が現在日時に達していたならば、そのファイルを削除するのである。また、相対時間は、機密性の高い文書などに対して適用し、利用者がアクセスしてから一定時間経過後に削除すれば、無用に長時間のアクセスを排除できるので、機密保持に有効である。例えば、当該ファイルにアクセスを開始した時点をファイルシステムが認識して、その時点をファイル存在期間の開始時とし、ファイル存在期間はそのときにアプリケーション側が指定した時間をファイルシステムが取得して設定するか、または予め定めた所定の時間をファイル存在期間とする。 【0009】本発明の第2の実施例では、前記のような時間情報を設定可能なノードをディレクトリ(フォルダやフォルダ集合に相当する)を示す情報として利用する場合を説明するが、この例でも、ファイルの場合と全く同様に、ディレクトリへのアクセス可能期間やディレクトリの存在期間を設定することができる。これにより、当該ディレクトリに属する下位のディレクトリやファイルについて、個々にアクセス可能期間や存在期間を設定する煩わしさを伴うことなく、個々に設定した場合と同様の効果を得ることができる。図4は、本発明を会議室予約のためのユーザインタフェースに適用した場合の表示画面の例である。このユーザインタフェースでは、それぞれの予約時間(開始から終了までの時間)を表現した図示のようなバーをひとつのディレクトリとしており、図5に示したような木構造で管理することができる。図5において、「第1会議室」以下の各ディレクトリは、時間情報を持つノードで示され、必要に応じて書類などを格納することができる。この例では、例えば第1会議室に設置してある情報処理装置によりデータにアクセスする場合、ひとつの予約時間(図4に示したひとつのバー)のディレクトリ(フォルダ)だけを参照できるようにすることも可能となる。 【0010】第3の実施例として、時間情報を持つノードをリンクノードとして利用した場合について説明する。まず、絶対時間モードでは、前記したファイルの場合と同様の設定を行なうことにより、ある期間だけリンク先のファイルを参照可能にすることができる。このような設定が行なわれている状態で、その後、そのノードへのアクセスが発生すると、ファイルシステムはそのノードの前記時間情報を参照し、例えばそのときの時刻がリンク先ファイルへの参照可能期間外であれば、参照を拒否し、参照可能期間内であれば、指定されたリンク先ファイルを取り出す。また、相対時間モードでは、例えばリンク先のファイルが時間軸を持つストリーム情報の場合、そのストリーム情報中の一部分だけを参照可能に表現することができる。つまり、リンク先のデータが動画情報や音声情報のように時間軸を持つ場合、図6に示したように、そのデータ中の参照したい箇所をノード情報として設定し、例えば動画情報の部分再生のためのリンク情報として管理される。図6において、時間軸の示す相対時間の値は、連続情報全体の開始時点を0時間としたとき、その時からの経過時間である。なお、ストリーム情報を記憶する際、外部記憶装置3には、タイムコードを付加し、再生時には、このタイムコードを検索することにより指定された時間領域のストリーム情報を読み出す。この実施例では、動画情報などの一部分をリンク情報で表現することができるので、長大な動画情報などの複製を生成することなく、他のプレゼンテーション等のファイルに部分的に引用可能となるので、記憶容量の省力化に有効であり、外部記憶装置3の省スペース化を図ることができる。また、他のファイルへの引用や転載の場合に限らず、映像制作時は、後で編集することを前提に、不要な部分も含めた素材映像を作成する場合が多く、実際の利用場面ではその一部分を利用し編集することが多い。そのような場合、前記したようなリンクノードを複数用意したり、参照が必要な箇所にこのリンク情報を埋め込んだりすることにより、省力化を図ることもできる。即ち、本発明によれば、編集の際、動画情報中の必要な複数の部分のそれぞれをリンク情報で表現し、それを必要に応じて並び替えるだけで編集処理を行うことができ、さらには、同一画像情報を種種異なった画像に任意に編集することも可能となる。 【0011】第4の実施例として、時間情報を持つノードをデバイスファイルを示すものとして利用した場合について説明する。この利用法では、ディスクや入出力機器などデバイスをノードとして表現する。即ち、この例では、既に説明したファイルの場合と同様に、そのデバイスへのアクセス時間管理を行い、入出力機器などの利用時間制限を行うことができる。この例においても、ディスクや入出力機器全体あるいはその中に記録された情報の一部、もしくは機能の一部を、上述した例と同じように自在に管理することができることは説明を要しないであろう。以上、各種実施例を示したが、これらはいずれも、現行もしくは既存のハードウェアやオペレーティングシステムを用いて実現することができるが、さらに、本発明によるファイルシステムはパーソナルコンピュータなど情報処理装置のオペレーティングシステム(OS)レベルで管理されるファイルシステムのノードに時間管理情報を持たせることによって実現することもできる。このようにOSレベルでの実現は、アプリケーションに依存しないアクセス時間管理を可能とする。アプリケーションに依存しないということは、ファイルやディレクトリに対するセキュリティーを確保する上で重要である。実際にファイルにアクセスするのはアプリケーションが主であるが、時間情報をアプリケーション依存からOS依存にすることにより、汎用性をもたせることができる上に、特定のアプリケーションによりセキュリティ管理ができることになる。なお、特定のアプリケーションとは、OS管理ツールなど、システム管理者・特権ユーザだけが使用できるアプリケーションを指す。また、以上説明したような本発明のファイルシステムを実現するためのプログラムを着脱可能な記憶媒体に記憶し、その記憶媒体を従来の、もしくは既存のファイルシステム用パーソナルコンピュータなど情報処理装置に装着すれば、その情報処理装置においても本発明によったファイル管理を行なうことができるので、ハード資源の有効利用が可能となる。 【0012】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、請求項1記載の発明では、ファイルシステムにより管理する各ノードに、所定の状態の開始時とその状態にある期間や、ひとつのストリーム情報中の部分を示す開始時とその開始時からの期間を設定することができるので、動画情報など時間軸を有するストリーム情報中の必要部分を容易に抽出できるし、所定の状態を定義することにより、時間に係わる様々な機能を統一的に管理することができる。また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、開始時が絶対時間または相対時間で設定されるので、絶対時間を用いて、ノードで示された対象の使用を制限したり、あるいは、相対時間を用いて、その制限状態にもかかわらず、一部の対象については制限を解除し新たな制限を設定するような使用方法が可能となる。また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、相対時間が、時間軸のある連続情報全体の開始時点を0時間とする経過時間で設定されるので、例えばストリーム情報記録時に一緒に書き込まれるタイムスタンプを利用して、動画情報など時間軸を有するストリーム情報中の必要部分を容易に抽出できる。また、請求項4記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、ノードは、ファイル、ディレクトリ、リンク先、またはデバイスを示すので、ファイル、ディレクトリ、リンク先、またはデバイスに対して、それらを特に意識することなく同様に、アクセス期間など時間に係わる管理を統一的に行なうことができる。また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、ファイルに対するアクセス可能状態またはファイル存在状態の開始時とその状態にある期間を設定することができるので、ファイル単位でアクセスの制限をして情報処理装置の負荷バランスを図ったり、古くなったファイルを自動的に削除したりすることができる。また、請求項6記載の発明では、請求項4記載の発明において、ディレクトリに対するアクセス可能状態またはディレクトリ存在状態の開始時とその状態にある期間を設定することができるので、ディレクトリ単位で効率的にアクセス制限をして情報処理装置の負荷バランスを図ったり、古くなったフォルダを自動的に削除したりすることができる。また、請求項7記載の発明では、請求項4記載の発明において、リンク先に対するアクセス可能状態またはリンク先存在状態の開始時とその状態にある期間を設定することができるので、ファイルやフォルダなど各種資源がリンク先にあっても、請求項5または請求項6記載の発明と同様の効果を得ることができる。また、請求項8記載の発明では、請求項4記載の発明において、デバイス使用可能状態の開始時とその状態にある期間を設定することができるので、デバイスの使用バランスを図ったり、管理者が在席している期間だけ使用を許可するというような使い方が可能となる。また、請求項9記載の発明では、請求項1乃至請求項8記載のファイルシステムに従ってプログラミングしたプログラムが例えば着脱可能な記憶媒体に記憶されるので、その記憶媒体を、従来の、あるいは既存のファイル管理用パーソナルコンピュータなど情報処理装置に装着することにより、上述した請求項1乃至8記載の本発明に係るファイル管理システムを構築することが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年9月26日(2000.9.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−108675(P2002−108675A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−292890(P2000−292890) |
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