| 【発明の名称】 |
情報記憶検索方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】大垣 武史
【氏名】岩瀬 章則
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| 【要約】 |
【課題】分類体系が確立している階層構造などによる書類の分類・整理とは独立しかつ並存できる分類体系を用い、変化の多い柔軟な分類体系での書類などの情報の分類、整理を可能とし、また、既存の分類体系を考慮することなく情報の登録が容易に行える情報記憶検索装置を提供する。
【解決手段】スキャナから入力された新たな書類は、光ディスクに記録された階層構造の分類ツールであるボックスに分類し、さらに必要に応じて、これとは独立の分類情報であるタグを付加して分類し、また、タグ5とタグ6に関連づけされている書類2からタグ5を削除するとき、その取外し対象タグが、書類表示ウインドウ54Aのエリア54A2に指定された検索条件(グループ4:タグ5)と一致した場合、必要があればその検索条件を(グループ4:タグ6)に変更して、その検索結果を書類表示ウインドウ54Aに表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の書類に対して、これらの複数の書類を分類するための少なくとも1つの分類情報を有する付加情報を与え、前記分類情報に基づいて分類された前記複数の書類を記憶手段に記憶するステップと、前記分類情報に基づく検索条件を選択指定することにより、前記記憶手段に記憶された書類の中から所望の書類を検索して、前記分類情報と共にその書類一覧のアイコンを表示するステップと、前記ステップで表示された前記書類一覧のアイコンから所定の書類を指定して、新たな分類情報を取付、または当該書類に付与されている分類情報の取外の操作を指定するステップと、前記ステップで取付、または取外が指定された分類情報の確認操作の画面を表示して、前記取付または取外を実行するステップと、を具備したことを特徴とする情報記憶検索方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、複数の書類を分類、整理するための情報記憶検索方法に関する。 【0002】 【従来の技術】情報を、例えば書類単位で分類整理するための技術として、キャビネット/バインダ/書類、あるいはボックス/フォルダ/書類などの分類体系に基づく情報管理が会社などで一般的に適用されている。この分類体系としては、ツリー構造や、ネット構造が知られている。 【0003】ツリー構造は、例えば、オペレーティングシステムのファイル管理機能の実現に用いられ、ファイルをツリー構造で表現した階層構造の中に配置して、ユーザに呈示、分類させている。ファイルは、ツリー構造のルートディレクトリからサブディレクトリを経て目的とするファイルに至るパス名でその保管場所が識別されている。 【0004】ネット構造を用いると、例えば、ハイパーテキストシステムでは、テキスト情報を管理単位に分割して相互の関係を表すリンクを自由に設定することができる。このリンクを操作することにより、階層構造に限らず自由な関係を定義して情報を管理することができる。 【0005】情報記憶検索装置の一具体例である電子ファイリングシステムにおいては、紙のファイルと同様に、キャビネット/バインダ/書類、あるいは、ボックス/フォルダ/書類などの階層構造からなる分類体系を構築して、情報の分類を実現している。ここで、階層の深さは固定、あるいは、決められた範囲内で任意である。分類の方法は、まず階層構造を分類名称とともに定義して、すべての書類をツリー構造で表現された分類体系内のいずれか1つの位置に対応づけることにより分類するのが一般的である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来の電子ファイリングシステムで行なわれている階層構造に基づく書類などの情報管理では、次のような問題がある。 【0007】(1)あらかじめ分類体系を決定しておかなければ活用できない。 【0008】会社のオフィスで求められる情報には、同じ業務用の情報であっても、その組織全体で利用する共通の情報と、個人的に利用する固有の情報との二つの面がある。これらの情報を活用するためには必要な時にすぐ取り出せるように、仕事の内容別・項目別・日付別・重要度別などに応じて情報の属性を利用して分類しておくことが図書の分類にも見られるように一般的な方法である。 【0009】この場合、新たな情報を登録したり既存の情報を再分類する作業に先だって、あらかじめ分類体系を決定しておかなければ、分類先を特定できないか、「その他」の分類に含まれる情報量が膨れ上がり、情報管理が無意味となる。このことは、分類体系が決定できなければ、情報の分類整理が始められないことを意味しており、特に必ずしも分類体系が固定化していない個人的に活用する情報の管理を困難にしている。 【0010】(2)活用している分類体系を途中で構築し直すことが容易でない。 【0011】オフィスの日常業務では、新しい分類項目を追加したり、既存の分類項目を細分化したり、既存の分類項目を統合したり、といった分類体系そのものを見直す必要が、仕事を進めてゆくにつれて発生する。ところが、階層構造だけに基づいて分類されている情報を分類整理し直そうとすると、情報の実体を移動させずに分類体系のみを再構築することができないために、これらは容易なことではない。情報の分類整理に有効な、情報の属性を利用して構築された階層構造以外の仕組みを階層構造と合わせて活用することが望まれる。 【0012】(3)進化成長する分類体系に合わせた情報の分類整理が困難である。 【0013】分類体系の全体を構築し直した場合でも、変化のあった分類について新旧の対応を取りながら関連するすべての情報を分類整理し直すことは、一度に大きな作業量を発生させることになる。日常業務の中で少しずつ分類体系を変化させ、少しずつ情報の分類整理を進めることができず、分類整理そのものを困難にしている。 【0014】以上のような問題点により、従来の電子ファイリングシステムを実際に運用するにあたっては、まず、あらかじめ所定の分類体系を作っておき、それに対応させて、情報としての書類を登録するようになっていた。このため、書類の入力時には、あらかじめ作成されている分類体系に応じてその書類に対するキーワードを用意する必要があった。すなわち、書類を入力するときには、その書類の分類が確定していなければならなかった。また、一度入力した書類の分類整理を行うときには、その分類体系内に限られていた。 【0015】そこで、この発明は、従来の階層構造による分類・整理とは独立して、情報がそれ自体持っている分類情報と並行かつ独立に設定された付加情報に従って書類を分類・整理でき、しかも容易に新たな情報の登録が行えるように構成された情報記憶検索方法を提供することを目的とする。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明の情報記憶検索方法にあっては、複数の書類に対して、これらの複数の書類を分類するための少なくとも1つの分類情報を有する付加情報を与え、前記分類情報に基づいて分類された前記複数の書類を記憶手段に記憶するステップと、前記分類情報に基づく検索条件を選択指定することにより、前記記憶手段に記憶された書類の中から所望の書類を検索して、前記分類情報と共にその書類一覧のアイコンを表示するステップと、前記ステップで表示された前記書類一覧のアイコンから所定の書類を指定して、新たな分類情報を取付、または当該書類に付与されている分類情報の取外の操作を指定するステップと、前記ステップで取付、または取外が指定された分類情報の確認操作の画面を表示して、前記取付または取外を実行するステップとを具備している。 【0017】この発明の一態様によれば、書類を分類情報に基づいて分類するための分類体系と、書類ごとに自由に関連づけることができる付加情報、例えばタグと、タグの分類体系とを定義/変更(取付け・取外し)する手段と、書類に関連づけられたタグに関する検索条件を与えて検索し表示対象書類を絞り込み表示する手段と、表示された書類の一部または全部を分類整理する手段と、を設けることにより、変化の少ない分類体系を反映した分類体系に基づく書類の分類と、変化のある柔軟な分類体系を反映したタグおよびタググループを利用した書類の分類とを可能にした。すなわち、(1)あらかじめ分類体系を決定できないときでも、分類体系による分類は利用せず、タグとタググループによる分類を利用することで、分類整理を始めることができる。 【0018】(2)分類体系を途中で構築し直したいときは、変化させる分類に含まれる書類に一時的なタグをつけ、後にこのタグの変更(取付け/取外し)を行うことにり、再分類・整理が容易になる。 【0019】(3)固定的な分類は階層構造で、暫定的な分類はタグで、それぞれ取り扱うことによって、進化成長する分類体系に合わせた分類整理が可能となる。 【0020】(4)前項と同様、分類体系が確立していない分野でも、タグを利用することによって、分類整理が可能となる。 【0021】さらに、この発明の他の態様によれば、書類に関連づけられたタグに関する条件を与えて検索し表示対象書類を絞り込んだウィンドウに対して、新たな書類を登録することにより、検索条件として与えられたタグと新たな書類との関連を容易に定義(タグの取付け)をすることができる。これにより、書類の新規登録、すでに登録されている書類への追加登録が容易となる。すなわち、(1)あらかじめ分類体系を決定していなくても、とにかく書類を登録することができる。 【0022】(2)分類体系が確立していない分野でも、とにかく書類を登録することができる。 【0023】さらにこの発明の他の態様によれば、書類に関連づけられたタグに関する条件を与えて検索し表示対象書類を絞り込んだウィンドウの所望の書類に対して、さらに他のタグを取り付けることができる。また、その所望の書類に関連づけられているタグを取外すこともできる。そして、取外されたタグが検索条件として与えられたタグと一致する場合には、その検索条件をその所望の書類の他のタグに変更して再度検索した結果を表示したり、また、同一の検索条件で再度検索した結果を表示することができるので、その結果表示ウインドウをもとに、タグの取外しが行われてた書類に対して後続の処理が容易に続行できる。これにより、書類の分類整理が容易になるとともに、作業の効率も向上する。すなわち、(1)あらかじめ分類体系を決定していなくても、とにかく書類を追加登録することができる。 【0024】(2)進化成長する分類体系に合わせて、ある条件を満たす書類を容易に分類整理することができる。 【0025】(3)分類体系が確立していない分野でも、とにかく書類を追加登録することができる。 【0026】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。 【0027】図2は、この発明を適用した電子ファイリング装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 【0028】すなわち、図2に示した電子ファイリング装置は、少なくとも、制御モジュール10、メモリモジュール20、磁気ディスク装置51、52、表示装置54、キーボード55またはマウス57またはペン56、システムバス60によって構成されている。オプションとして、画像処理モジュール30、通信制御モジュール40、画像バス61、光ディスク装置53、スキャナ58、プリンタ59が接続されていてもよい。 【0029】制御モジュール10は電子ファイリング装置全体を制御するCPU11、磁気ディスク装置51、52や光ディスク装置53などと接続するためのインタフェース回路12、13から構成されている。 【0030】メモリモジュール20は、電子ファイリング装置全体を制御するプログラムおよび必要なデータを記憶するメインメモリ21、必要なデータを表示するための表示メモリ22、オプションとして画像を記憶する画像メモリ23などから構成されている。画像メモリ23は、例えば、光ディスク53から読み出された画像データや光ディスク53に書き込む画像データを一時的に記憶するためのものである。 【0031】表示メモリ22は、表示装置54に表示される画像データを一時的に記憶するためのものである。 【0032】画像処理モジュール30は、画像データの圧縮、伸長、拡大、縮小、回転などの処理を実行する画像処理LSI回路31、スキャナ58およびプリンタ59のためのインタフェース32、およびこれらを相互に接続する画像バス61などによって構成されている。 【0033】通信制御モジュール40は、例えばLAN62に接続するための通信インタフェース回路41などによって構成されている。 【0034】システムバス60は、制御信号用のバスであり、制御モジュール10、メモリモジュール20、通信制御モジュール40、画像処理モジュール30、を相互に接続するものである。 【0035】画像バス61は、画像データ転送用のバスであり、メモリモジュール20、画像処理モジュール30を相互に接続するものである。 【0036】キーボード55またはマウス57またはペン56は、情報の分類整理を行なうための各種の操作指令を入力するものである。情報そのもの、情報を検索するためのキー、文書の名前、分類の方法、などを入力する。 【0037】表示装置54は、分類された情報の表示、情報を検索するためのキーの表示、文書の名前の表示、分類体系の表示、などを表示するものである。また、分類対象が画像データである場合には、画像データをウィンドウに表示して、画像処理LSI31により処理された画像の拡大縮小回転などの結果である画像データも表示できる。 【0038】ハード磁気ディスク装置51およびフロッピー(登録商標)ディスク52は、情報そのもの、情報を検索するためのキー、情報の分類体系、などを記憶するためのものである。また、これらの一時記憶場所としても使用される。 【0039】図1は、この実施形態の電子ファイリング装置のソフト構成図である。 【0040】すなわち、表示処理部71、入力処理部72、階層構造管理部73、タグ構造管理部74、オブジェクト管理部75、管理データ76から構成されている。ここで、タグとは、書類ごとに自由に関連づけることができる付加情報をさす。 【0041】表示処理部71は、タグ表示ウィンドウと書類表示ウィンドウにそれぞれ必要な情報を表示する。タグ表示ウィンドウと書類表示ウィンドウは、これら2つのウィンドウの組が複数組表示されていてもよく、1つのタグ表示ウィンドウと複数の書類表示ウィンドウが表示されてもよい。以下の説明では後者の場合について述べる。 【0042】入力処理部72は、キーボード55またはマウス57またはペン56により入力される指示を処理する。具体的には、タグ表示ウィンドウ内のタグ選択、書類表示ウィンドウ内の書類選択、処理メニューの選択などである。指示入力された位置がどのウィンドウのどの座標であるか、どのアイコンに対する指示入力であるか、どの処理メニューが選択されたか、についても判断処理する。 【0043】階層構造管理部73は、ツリー構造により構成された階層構造を生成・変更・削除・探索する機能を提供する。具体的には、新しい分類項目の追加、既存の分類項目の分類名変更、既存の分類項目の削除、与えられた分類名を持つ分類項目の階層構造内での位置の特定、などである。 【0044】タグ構造管理部74は、タググループとタグを生成・変更・削除・探索する機能、タグの構造すなわちタググループとタグの関係を生成・変更・削除する機能、を提供する。 【0045】管理データ76は、表示処理部71が必要とする書類表示ウィンドウ情報と書類表示ステータス情報、階層管理部73とタグ管理部74が必要とするオブジェクト情報、を含んでいる。 【0046】図3は、この実施形態の電子ファイリング装置により、階層構造と付加情報(タグ)に基づいて情報を分類整理した様子を示す概念図である。 【0047】分類体系として、例えば、光ディスク53aがボックス1、10を含む階層構造を構成していて、ボックス1には書類2と3と7とが分類されているものとする。また、書類2にはタグ5とタグ6とが関連づけられている。なお、タグ5、6はタググループ4に含まれているものとする。また、書類7にはタグ9が関連づけられており、このタグ9はタググループ8に含まれている。 【0048】図4、図5は、この実施形態の電子ファイリング装置で、こうした分類整理のための階層構造と付加情報(タグ)を表現するために利用している、「オブジェクト」の構造を示している。 【0049】ボックスであれ、書類であれ、タググループであれ、タグであれ、「オブジェクト」で表現する。 【0050】すなわち、オブジェクトは、オブジェクトタイプ(光ディスク/ボックス/書類/タググループ/タグ)、オブジェクトID、名称、生成日時、関連定義情報へのポインタからなり、関連定義情報は、複数個の、関連タイプ(親/子/関連)と関連オブジェクトIDの組からなる。 【0051】この場合、光ディスク53aとボックス1、ボックス1と書類2、ボックス1と書類3、はそれぞれ「親子」関係、書類2とタグ5、書類2とタグ6とは「関連」関係、にあると表現する。すなわち、ボックス1のオブジェクトには、オブジェクトタイプ「ボックス」、オブジェクトID「1」、名称(=ボックス名)、生成日時、関連定義情報へのポインタが記録されている。関連定義情報には、光ディスク53aが「親」であることを示す関連タイプ「親」と関連オブジェクト「53a」の組、書類2が「子」であることを示す関連タイプ「子」と関連オブジェクトID「2」の組、書類3が「子」であることを示す関連タイプ「子」と関連オブジェクトID「3」の組、が記録されている。同様に、書類2のオブジェクトには、オブジェクトタイプ「書類」、オブジェクトID「2」、名称(=書類名)、生成日時、関連定義情報へのポインタが記録されている。関連定義情報には、ボックス1が「親」であることを示す関連タイプ「親」と関連オブジェクトID「1」の組、タグ5が「関連」関係にあることを示す関連タイプ「関連と関連オブジェクトID「5」の組、タグ6が「関連」関係にあることを示す関連タイプ「関連」と関連オブジェクトID「6」の組、が記録されている。 【0052】図6は、「オブジェクト」を追加する場合の処理フローである。 【0053】「オブジェクト」を追加する場合は、まず、ステップS11で新たなオブジェクトを生成する。すなわち、オブジェクト管理領域を確保して、追加しようとするオブジェクトのタイプ(光ディスク/ボックス/書類/タググループ/タグ)を設定し、新しいオブジェクトIDを割り当て、もし指定があれば名称を設定し、生成日時を設定する。 【0054】次に、ステップS12に進んで関連定義情報を設定する。すなわち、関連定義情報管理領域を確保し、関連タイプ「親」と追加するオブジェクトのオブジェクトIDの組を設定する。さらに、ステップS13に進み、親となるオブジェクトが持つ関連定義情報に、関連タイプ「子」と追加する新しいオブジェクトのオブジェクトIDを追加する。 【0055】オブジェクトタイプにより、光ディスク/ボックス/書類/タググループ/タグ、いずれの追加にも対応する。 【0056】図7は、「オブジェクト」を削除する場合の処理フローである。 【0057】「オブジェクト」の削除は、まず、ステップS21において削除対象オブジェクトの親であるオブジェクトの関連定義情報から、削除対象オブジェクトのオブジェクトIDを削除する。次に、ステップS22に進んで削除対象オブジェクトに関連づけられているタグのオブジェクトの関連定義情報から、削除対象オブジェクトのオブジェクトIDを削除する。そして、ステップS23にて削除対象オブジェクトの関連定義情報を解放し、オブジェクト管理領域を解放する。 【0058】オブジェクトタイプにより、光ディスク/ボックス/書類/タググループ/タグ、いずれの削除にも対応する。 【0059】図8は、「オブジェクト」を検索する場合の処理フローである。 【0060】「オブジェクト」の検索は、まず、ステップS31で検索対象オブジェクトIDを受け取る。次に、ステップS32に進み指定されたオブジェクトの関連定義情報を順に調べる。その後、ステップS33で関連タイプが「子」である関連オブジェクトIDを得て、ステップS34にてそのオブジェクトを調べる。 【0061】書類検索の場合には、ステップS35において、書類表示ウィンドウ情報を参照してカレントウィンドウの番号を得て、書類表示ステータス情報の検索条件のフィールドを参照して検索条件を得る。書類検索の場合で検索条件があるときは、ステップS36に進んで、検索条件一致/不一致を判定して、一致すればステップS37にて検索結果リストに追加する。その他のときは、ステップS38に進んで、すべての関連定義情報について終了したか判断、まだなら継続処理、終了ならステップS39で検索結果リストのオブジェクトが求めるオブジェクトの集合である。 【0062】オブジェクトタイプにより、光ディスク/ボックス/書類/タググループ/タグ、いずれの検索にも対応する。 【0063】上記の「オブジェクト」追加/削除により、書類の追加(新規登録)やタグの取付け、取外しが実現される。 【0064】書類の追加では、書類名の入力を求める。ただし、必要な場合のみ入力すればよく、指定しなくてもよい。とにかく登録したい場合に有効であり、必要に応じて書類名はいつでも設定または変更できる。 【0065】タグの取付けでは、タグ名の入力を求める。ただし、必要な場合のみ入力すればよく、指定しなくてもよい。とにかく目印として書類に関連づけておきたい場合に有効であり、必要に応じて適切なタグ名を設定または変更できる。これは、特に分類体系が明確でない場合の一時的な分類手段として極めて有効であり、階層構造による分類とは別の仕組みで一時的な分類を実現している点に特徴がある。図4からもわかるように、階層構造管理とタグ関連管理がオブジェクトを単位として、同じ仕組みで、しかも、独立に管理されていることから、タグ操作は階層構造や階層構造による分類結果には何ら影響を与えない。両者の違いは、関連タイプ(親/子/関連)により内部表現されている。 【0066】図9は、この実施形態の電子ファイリング装置の表示画面例である。 【0067】この表示画面は、書類の一覧を表示する書類表示ウィンドウ54A、タグの一覧を表示するタグ表示ウィンドウ54Bからなる。これら2種類のウィンドウ54A、54Bは、常に表示されていてもよく、あるいは、それぞれが必要なときだけ表示されてもよい。図では常に表示されている場合を示している。 【0068】タグ表示ウィンドウ54Bは、タググループ表示エリア54B1とタグを表示するエリア54B2を持ち、選択したタグクループに含まれているタグの集合が表示エリア54B2に表示される。また、タグクループの特別なものとして「未整理」を持つ。これは1つもタグが関連づけられていないことを意味するタググループであり、これに含まれるタグは例外として存在しない。 【0069】書類表示ウィンドウ54Aは、階層構造に対応するボックス54A1とタグに関する検索条件エリア54A2と書類の集合を表示するエリア54A3を持ち、選択したボックス(この場合はボックス1)に含まれ、かつ、エリア54A2で指定した検索条件を満たす書類の集合がエリア54A3に表示される。また、ウインドウ54Aのタイトル、すなわち「書類表示ウインドウ」を表示するためのタイトル表示エリア54A、書類表示ウインドウ54Aにおいて実行可能な処理、例えば、新たな書類を入力する処理としての「スキャナ」等の処理メニューが表示されるメニュー表示エリア54A5が設けられている。 【0070】書類の表示方法には、アイコン表示とイメージ表示の2種類があり、表示モードとしてメニューで設定できる。アイコン表示は個々の書類をアイコンで表示するモードであり、イメージ表示は個々の書類をその先頭ページ画像で表示するモードである。いづれのモードでも、書類に対して検索条件に示されたタグ以外にもタグが関連づけられているときには、そのことを示すためにアイコンまたはイメージが強調表示される。アイコン表示では、アイコンの形状を変化させたり、アイコンの色を変化させたり、アイコンの外枠を強調したり、することで強調表示する。イメージ表示では、書類の先頭ページ画像の外枠を強調表示して表示する。 【0071】図9にはアイコン表示の例が示されており、書類2に対して検索条件に示されたタグ以外にもタグが関連づけられているときには、アイコンの外枠の左上隅に黒い領域を付加してある。書類3は他のタグなしの場合を示す。 【0072】タグが関連づけられているかどうかは、上記のことから書類一覧ウィンドウ54A3の書類(アイコンまたはイメージ)を見ただけで操作なしでわかる。 【0073】書類(アイコンまたはイメージ)をマウス57の左ボタンクリックすると、画像表示ウィンドウが開き、ページ画像が詳細表示される。また、書類(アイコンまたはイメージ)をマウス57の右ボタンクリックすると、図17に示したように、タグ一覧ウインドウ54Gが開いて、その書類(この場合は書類2)に関連づけられているタグ一覧が表示される。 【0074】図10は、表示画面に関する情報を管理するテーブルを示している。書類表示ウィンドウ情報と書類表示ステータス情報とである。 【0075】書類表示ウィンドウ情報は、ウィンドウの個数と、入力可能なカレントウィンドウの番号と、を記録するフィールドを有する。 【0076】書類表示ステータス情報は、ウィンドウの個数だけ要素を持ち、各要素は、カレントディスク(例えばディスクNo.0)、カレントボックスNo.、カレントタググループNo.、カレントタグNo.、表示モード、表示レイアウト、検索条件のフィールドからなる。 【0077】カレントが付加されている項目は、現在、書類表示ウィンドウ54Aに表示されている階層構造内の分類項目を指している。表示モードは、書類をアイコンで表示するアイコン表示か、書類の先頭ページを表示して表現するイメージ表示か、を管理している。表示レイアウトは、書類表示エリア54A3内で縦横どれだけの個数の書類を並べて表示するかを管理している。検索条件とは、現在、表示されている書類の集合が何らかの検索の結果である場合、検索の条件となったタグに関する情報を管理している。条件は、タググループとタグの組、または、この組を論理積か論理和で結合したもの、または、未整理、または、空(検索条件なし)である。すなわち、この検索条件として記録された内容をもとに、その検索対象のタグに関連する書類が検索されて、書類表示エリア54A3に表示されるようになっている。 【0078】さて、この電子ファイリング装置において、新たな書類を新規に登録したり、あるタグがすでに関連づけられている書類に追加登録する場合について説明する。 【0079】図14、15に処理フローを、図11〜図13に操作画面例を、それぞれ示す。この場合、登録しようとしている新たな書類の利用目的等が明確で、どのタグに関連づけるかがすでに明らかな書類もあれば、利用目的が不明確で分類できないが、とにかく登録したい書類も存在する。前者の場合は、その所望のタグに関する検索条件を与えて検索して表示対象書類を絞り込んだ書類表示ウインドウ54Aに対して新たな書類の入力を行い、後者の場合は、書類表示ウインドウ54Aに対していつでも(タグを選択する以前の書類表示ウインドウ54Aに対して)新たな書類の入力を行えるようになっている。 【0080】詳しくは、まず、システムが起動されると、ステップS41で、図9で示したように、書類表示ウィンドウ54AとしてウインドウNo.(1)を開く。このとき図10に示したように、書類表示ウィンドウ情報の個数を1、カレントウィンドウを番号1に設定して、書類表示ステータス情報のウィンドウNo.(1)の各項目を初期設定する。 【0081】ここで、ステップS42で光ディスク(No.0)がセットされたら、ステップS43に進んで光ディスク0に記録されているボックス一覧を書類表示ウィンドウ54Aの上部エリア54A1に表示する。同時に、ステップS44でタグ表示ウィンドウ54Bを開く。 【0082】ステップS45でボックス一覧エリア54A1の中からボックス1が選択されたら、ステップS46でボックス1に含まれる書類一覧を書類表示ウィンドウ54Aの下部エリア54A3に表示する。 【0083】この時点で、利用目的が不明確で関連づけするタグが明らかでない書類の新規登録が行える。すなわち、ステップS52に進み、書類表示ウインドウ54Aのメニュー表示エリア54A5に表示されたスキャナ100をマウス57を操作して選択する。 【0084】一方、その利用目的等が明確で、どのタグに関連づけるかがすでに明らかな書類を登録する場合、あるいは、あるタグがすでに関連づけられている書類に追加するための書類を登録する場合は、次に、ステップS47に進む。 【0085】ステップS47でタグ表示ウィンドウ54Bにおいて例えばタググループ4が選択されたら、ステップS48でタググループ4に含まれるタグ一覧をタグ表示ウィンドウ上に表示する。このときシステムは図10の書類表示ウィンドウ情報のカレントウィンドウ(1)を参照して、書類表示ステータス情報の対応するウィンドウのカレントグループ欄に、タググループ4を設定する。 【0086】ステップS47において、例えば、図9のタグ表示ウィンドウ54B上でタググループエリア54B1内の「未整理」が選択されたら、どのタグとも関連づけられていない書類一覧を検索して、ステップS47からステップS49はスキップして、ステップS50にて書類表示ウィンドウ上に表示する。このときシステムは書類表示ウィンドウ情報のカレントウィンドウ(2)を参照して、図10の書類表示ステータス情報の対応するウィンドウ(2)のカレントタグ欄に、未整理を現すNULLを設定する。検索時は、検索条件2(未整理)を指定して検索部に依頼する。検索部は検索結果を表示部に応答して表示させる。 【0087】ステップS49でタグ表示ウィンドウ54B2において例えばタグ5が選択されたら、タグ5と関連づけられている書類一覧を検索して、書類表示ウィンドウ54A上に表示する。このときシステムは図10の書類表示ウィンドウ情報のカレントウィンドウを参照して、書類表示ステータス情報の対応するウィンドウ(1)のカレントタグ欄にタグ5を設定する。 【0088】検索時は、ステップS50で、図9のエリア54A2において検索条件1(タググループ4:タグ5)を指定して検索部に依頼する。検索部は検索結果を表示部に応答して表示させる。すなわち、例えば図9に示したように検索条件1(タググループ4:タグ5)に一致した書類(アイコンまたはイメージ)が書類一覧ウィンドウ54A3に表示される。 【0089】この時点で、例えば、タグ5に関連づける書類の新規入力が行える。すなわち、ステップS52に進み、書類表示ウインドウ54Aのメニュー表示エリア54A5に表示されたスキャナ100をマウス57を操作して選択する。 【0090】一方、ステップS50で書類一覧ウィンドウ54A3に表示された書類(アイコンまたはイメージ)のうち、例えば、書類2をマウス57の左ボタンクリックすると、画像表示ウインドウが開き、書類2のページ画像が詳細表示される。 【0091】この時点で、タグ5に関連づけされた書類2に追加登録が行える。すなわち、ステップS52に進み、書類表示ウインドウ54Aのメニュー表示エリア54A5に表示されたスキャナ100をマウス57を操作して選択する。 【0092】スキャナ100が選択されると、図11に示すように、プルダウンメニュー101が表示される。このプルダウンメニュー101には、スキャナ設定102及びスキャナ入力103の処理メニューが表示されている。 【0093】ステップS53に進み、スキャナ設定102をマウス57を操作して選択すると図12に示すようなスキャナ設定ウインドウ54Eが、書類表示ウインドウ54A上に開かれる。 【0094】ここで、図12を参照してスキャナ設定ウインドウ54Eの表示例について説明する。スキャナ設定ウインドウ54Eには、登録する書類をスキャナ58で読取る際の用紙サイズを設定するための用紙サイズ設定エリア54E4、その書類をスキャナ58で読取る際の解像度を設定するための解像度設定エリア54E5、スキャナ58で読取る用紙の方向(たて、横)を設定するための用紙方向設定エリア54E6、OKボタン54E7、キャンセルボタン54E8からなる。 【0095】用紙サイズ設定エリア54E4、解像度設定エリア54E5、用紙方向設定エリア54E6はそれぞれ、ドロップダウン単一選択リストボックスからなり、それぞれの設定エリアの所定のボタンをマウス57で操作した回数に応じて所定のリスト内からデータが1つづつ選択されて各エリアに表示されるようになっている。 【0096】このようにして用紙サイズ設定エリア54E4、解像度設定エリア54E5、用紙方向設定エリア54E6でそれぞれの項目を設定した後、OKボタン54E7をマウス57でクリックすると、その設定内容がシステムに反映されてスキャナ設定ウインドウ54Eは閉じられる。また、キャンセルボタン54E8をマウス57でクリックすると、このスキャナ設定ウインドウ54E上で設定された内容はシステムに反映されずに(キャンセルされて)スキャナ設定ウインドウ54Eが閉じられる。 【0097】さて、ステップS53で図12に示したようなスキャナ設定ウインドウ54Eが開かれた後、ステップ54に進み、登録しようとする書類に関するスキャナ58の設定項目、すなわち、用紙サイズ、解像度、用紙方向をそれぞれの設定エリア54E4、54E5、54E6に設定してOKボタン54E7をクリックしてスキャナ設定を終了する(スキャナ設定ウインドウ54Eが閉じられる)。 【0098】次に、ステップS55に進み、図11に示すようなプルダウンメニュー101からスキャナ入力103ををマウス57を操作して選択すると図11に示すようなスキャナ入力ウインドウ54Dが、書類表示ウインドウ54A上にオーバーラップして開かれる。 【0099】ここで、図11を参照してスキャナ入力ウインドウ54Dの表示例について説明する。スキャナ入力ウインドウ54Dには、用紙サイズ表示エリア54D1、解像度表示エリア54D3、用紙方向表示エリア54D4が設けられ、これらのエリアには、前述したスキャナ設定ウインドウ54Eで設定した内容、すなわち、用紙サイズ設定エリア54E4、解像度設定エリア54E5、用紙方向設定エリア54E6に所望の値を入力した後、OKボタン54E7をクリックしたことにより設定されたものが表示される。なお、ステップS54でスキャナの設定をしていない場合は、これら表示エリアにはデフォルト値が表示される。デフォルト値としては、例えば、用紙サイズが「A4」、解像度が「200dpi」、用紙方向が「たて」である。 【0100】また、ページ番号表示エリア54D1には、これからスキャナ58で入力しようとしている書類のページ番号が表示される。すなわち、初期値は「1」で、以後、書類が入力される毎にそのページ番号が更新されて表示される。 【0101】さらに、スキャナ入力ウインドウ54Dには入力実行ボタン54D5、入力中止ボタン54D6、スキャナ設定ボタン54D7、書類終了ボタン54D8、終了ボタン54D9が設けられている。 【0102】入力実行ボタン54D5がマウス57でクリックされると、あらかじめスキャナ58にセットされている書類の原稿が1ページづつ(ADFが装備されている場合は1ページづつ連続して)読取られるようになっている。 【0103】入力中止ボタン54D6がマウス57でクリックされると、スキャナ58で実行されている書類読取動作が中止されるようになっている。 【0104】スキャナ設定ボタン54D7は、スキャナ入力ウインドウ54Dからスキャナ設定ウインドウ54Eを開くためのもので、スキャナ入力ウインドウ54Dの用紙サイズ表示エリア54D1、解像度表示エリア54D3、用紙方向表示エリア54D4に表示されている値を変更したい場合に、このスキャナ設定ボタン54D7をマウス57でクリックすると、スキャナ設定ウインドウ54Eが開かれて、所望の値が変更できる。 【0105】書類終了ボタン54D8は、1単位の書類(ページ数に関係なく)の読取りの終了をシステムに指示するためのものである。すなわち、スキャナ58で1単位の書類の読取が終了した時点でマウス57でクリックされると、図13に示すような書類作成ウインドウ54Fが表示されるようになっている。この書類作成ウインドウ54Fに対して所定の処理を実行することにより、スキャナ58で入力された書類が登録されるようになっている。 【0106】終了ボタン54D9は、スキャナ入力ウインドウ54Dに対する処理の終了をシステムに指示するためのものである。すなわち、この終了ボタン54D9がマウス57でクリックされると、スキャナ入力ウインドウ54Dが閉じられるようになっている。このとき、スキャナ入力ウインドウ54Dに対して書類の読取動作を実行したにもかかわらず、その読取った書類が登録されていないとき(例えば、書類終了ボタン54D8がクリックされていなかったとき等)には、書類作成ウインドウ54Fが開かれるようになっている。 【0107】さて、ステップS55で表示装置54に表示されたスキャナ入力ウインドウ54Dが表示されると、スキャナ58に書類をセットした後、入力実行ボタン54D5をクリックする。すると、ステップS57に進み、スキャナ58が動作してセットされた原稿が1ページづつ読取られる。このとき、スキャナ58のADFに原稿がセットされている場合は、複数のページで構成される書類は全ての原稿の読取が終了されるまで1ページずつ連続してその読取は実行されるが、スキャナ58にADFが装備されていない場合は、1ページ原稿の入力が終了後に再び後続のページの原稿をスキャナ58にセットして、入力実行ボタン54D5をクリックする。すなわち、原稿の続く限り繰り返すことになる(ステップS56〜ステップS57a)。 【0108】位置単位の書類の原稿の入力が終了して、ステップS58に進み、書類終了ボタン54D8をクリックすると、さらにステップS59に進み、図13に示したような書類作成ウインドウ54Fが開かれる。 【0109】ここで、図13を参照して書類作成ウインドウ54Fの表示例について説明する。書類作成ウインドウ54Fには、スキャナ入力ウインドウ54Dで入力処理を行った書類を、新規に登録するための指示エリア54、その場合の書類名を設定するための書類名設定エリア54F3、現在表示装置54上に開かれている画像表示ウィンドウに表示されている書類(この場合は書類2)にスキャナ入力ウインドウ54Dで入力処理を行った書類を追加して登録するための指示エリア54F2、その場合の追加する先の書類名を設定するための書類名設定エリア54F4、OKボタン54F5、キャンセルボタン54F6からなる。なお、指示エリア54F1、54F2には、一度にいずれか一方のみしかクリックできない。 【0110】この書類作成ウインドウ54に対して、スキャナ入力ウインドウ54Dで入力処理を行った書類の新規登録あるいは追加登録の処理が実行できるようになってる。すなわち、ステップS60で新規登録をする場合は、ステップS61に進み、指示エリア54F1をクリックする、すると、そのエリアにチェックマークが表示される。さらに、ステップS62に進み、あかかじめその書類名が決まっているときは、ステップS63で、書類名設定エリア54F3にキーボード55から書類名を入力する。一方、書類名が決まっていないときは、書類名設定エリア54F3には何も入力する必要はない。このとき、デフォルト値としてのシステムに内蔵されるタイマーで計測された書類を読取った年月日時分がその書類名となって登録されるようになっている。 【0111】ステップS60で追加登録をする場合は、ステップS65に進み、指示エリア54F2をクリックする、すると、そのエリアにチェックマークが表示される。さらに、ステップS66に進み、書類名を変更する場合は、ステップS67で、書類名設定エリア54F4にキーボード55から書類名を入力する。一方、書類名を変更する必要がない場合は、書類名設定エリア54F4には何も入力する必要はない。このとき、デフォルト値として、現在表示装置54上に開かれている画像表示ウィンドウに表示されている書類名(この場合は書類2)が表示されている。 【0112】書類作成ウインドウ54Fの必要な箇所の設定が終了した後、ステップS64に進み、OKボタン54F5をクリックすると、ウインドウ54Fは閉じられる。このとき、新規登録の場合、関連づけするタグが明らかでなく、ステップS46までの処理を実行した後、ステップS52に進んだときには、その書類はボックス1にのみ関連づけされて(すなわち、「未整理」に関連づけされて)登録される。すなわち、新規登録書類のオブジェクトの関連定義情報に例えばNULLを付加し、親となるボックス1のオブジェクトの関連定義情報に、新規登録書類のIDを追加する。 【0113】また、あらかじめ関連づけるタグが明らかで、ステップS50までの処理を実行した後、ステップS52に進んだときは、その書類はタグ5に関連づけされて登録される。すなわち、新規登録書類のオブジェクトの関連定義情報に検索条件1に対応するタグ(タググループ4:タグ5)を追加し、親となるオブジェクトの関連定義情報に、新規登録書類のIDを追加する。 【0114】さらに、追加登録の場合は、ステップS51で選択された書類2に追加されて登録される。 【0115】次に、本実施形態の電子ファイリング装置において、すでに登録済みの書類に対してタグの取付けあるいは取外しを行う場合について説明する。 【0116】図21に処理フローを、図16〜図20に操作画面例を、それぞれ示す。なお、図21示したフローチャートにおいて、図14に示したフローチャートと同一部分には同一の符号を付し、説明は省略する。すなわち、ステップS41〜ステップS50までの処理は同一の検索処理を行うようになっている。図21において、ステップS50で、タグ5に関連づけされた書類一覧が表示された状態で、ステップS70に進み、タグの取付け、取外し処理が実行される。 【0117】まず、タグの取付け処理について図22に示すフローチャートを参照して説明する。 【0118】ステップS71で、書類一覧ウィンドウ54A3に表示された書類のなかから所望の書類、例えば書類2をマウス57の右ボタンクリックすると、図16に示すように、タグ一覧ウインドウ54Gが開かれる(ステップS72)。このタグ一覧ウインドウ54Gには、書類2に関連づけされているすべてのタグが表示されているものである。図16では、タグ一覧ウインドウ54Gが書類表示ウインドウ54Aにオーバーラップして表示された場合を示している。 【0119】ここで、図18を参照してタグ一覧ウインドウ54Gの表示例について説明する。タグ一覧ウインドウ54Gには、このウインドウのタイトルを表示するタイトル表示エリア54G1、ステップS71で選択された書類の書類名を表示する書類名表示エリア54G2、この書類名表示エリア54G2で表示された書類に関連づけされているタグの一覧を表示するタグ一覧表示エリア54G3、タグ取付ボタン54G4、タグ取外しボタン54G5、タグ検索ボタン54G6、OKボタン54G7、キャンセルボタン54G8から構成される。 【0120】図18において、ステップS71で選択された書類2には、タグ一覧表示エリア54G3から、すでに、タグ5とタグ6が関連づけされていることがわかる。この書類2に対して、あらたにタグを付与したい場合、ステップS73に進み、タグ取付けボタン54G4をマウス57でクリックする。すると、ステップS74に進み、図17に示すように、タグ表示ウインドウ54B´が開かれる。このタグ表示ウインドウ54B´は、そのときすでに開かれているタグ表示ウインドウ54Bと同一のもので、図17は、タグ一覧ウインドウ54Gとオーバーラップして表示される表示例を示したものである。また、タグ表示ウインドウ54B´は、タグ表示ウインドウ54Bと同様にタググループ表示エリア54B1´とタグを表示するエリア54B´からなる。 【0121】次に、ステップS75に進み、タグ表示ウインドウ54B´から新たに付与したいタグを選択する。すなわち、タググループ8のタグ9を書類2に付与したい場合は、まず、タググループ表示エリア54B1´からタググループ8をクリックすると、このタググループ8が強調表示(例えば反転表示)され、さらにタグを表示するエリア54B´からタグ9をクリックすると、このタグ9が強調表示(例えば反転表示)され、それと同時に、ステップS76に進み、図19に示すようなタグ確認操作ウインドウ54Hが開かれる。 【0122】ここで、図19を参照してタグ確認操作ウインドウ54Hの表示例について説明する。タグ確認操作ウインドウ54Hには、ステップS71、あるいは後述するようにタグ取付けの場合にはステップS81で選択された書類名を表示する書類名表示エリア54H1、取付けるタグ、すなわち、ステップS75で選択されたタグが表示される取付タグ表示エリア54H3、後述するようにタグ取外しの場合にステップS83で選択されたタグが表示される取外しタグ表示エリア54H2、以上の各項目を確認後にクリックされるOKボタン54H4、以上の各項目を全て廃棄するためにクリックされるのキャンセルボタン54H5から構成される。 【0123】ステップS76で、タグ確認操作ウインドウ54Hに表示された取付けタグ表示エリア54H3の内容が確認されると、ステップS77に進み、タグ確認操作ウインドウ54HのOKボタン54H4をクリックする。すると、タグ確認操作ウインドウ54Hが閉じられ、タグの取付けが実行される。すなわち、書類2のオブジェクトの関連定義情報にタググループ8:タグ9を追加し、その親となるオブジェクトの関連定義情報に書類2のオブジェクトIDを追加する。 【0124】なお、キャンセルボタン54H5がクリックされると、タグの取付けは実行されずにその処理はキャンセルされる。また、この時点では、表示装置54には、図16に示したウインドウが表示されている。タグの取付け、取外し処理を終了する場合は、ステップS78に進み、タグ一覧ウインドウ54GのOKボタン54G7をクリックすると、タグ一覧ウインドウ54Gが閉じられる。 【0125】次に、タグの取外し処理について図23に示すフローチャートを参照して説明する。 【0126】まず、ステップS81では、ステップS71と同様に、書類一覧ウィンドウ54A3に表示された書類のなかから所望の書類、例えば書類2をマウス57の右ボタンクリックすると、図16に示すように、タグ一覧ウインドウ54Gが開かれる(ステップS82)。 【0127】次に、ステップS83に進み、タグ一覧ウインドウ54Gのタグ一覧表示エリア54G3のなかから取外したいタグ(この場合、タグ5)をクリックする。すると、その選択されたタグは強調表示(例えば反転表示)される。 【0128】さらに、ステップS84に進み、タグ一覧ウインドウ54Gのタグ取外しボタン54G5をクリックすると、タグ確認操作ウインドウ54Hが開かれる(ステップS85)。タグ確認操作ウインドウ54Hに表示された取外しタグ表示エリア54H2の内容が確認されると、ステップS86に進み、タグ確認操作ウインドウ54HのOKボタン54H4をクリックする。すると、タグ確認操作ウインドウ54Hが閉じられ、タグの取外しが実行される。すなわち、書類2のオブジェクトの関連定義情報からタググループ4:タグ5が削除され、その親であるオブジェクトの関連定義情報から、書類2のオブジェクトIDを削除する。 【0129】なお、キャンセルボタン54H5がクリックされると、タグの取外しは実行されずにその処理はキャンセルされる。さて、タグ確認操作ウインドウ54HのOKボタン54H4がクリックされると、取外し対象タグが検索条件と一致したとき、ステップS87に進み、図20に示すような表示確認ウインドウ54Iが開かれる。なお、取外し対象タグが検索条件と一致していないときは、ステップS90に進む(ステップS86a)。 【0130】ここで、図20を参照して表示確認ウインドウ54Iの表示例について説明する。表示確認ウインドウ54Iには、書類表示ウインドウ54Aの表示内容の切換えを行うか否かを選択するためのウインドウで、表示内容を切換える場合の指示エリア54I1、表示内容を切換えない場合の指示エリア54I2、これらの内容を確認した後、クリックして表示確認ウインドウ54Iを閉じるためのOKボタン54I3が設けられている。 【0131】次に、図24を参照して、書類表示ウインドウ54Aの表示内容の切換えについて説明する。図24(a)〜(c)は、書類表示ウインドウ54Aを模式的に示したものである。図23のステップS81において、書類表示ウインドウ54Aでは検索条件1(タググループ4:タグ5)を指定して検索された結果、その検索条件1(タググループ4:タグ5)に一致した書類(この場合、書類2、3)が書類一覧ウィンドウ54A3に表示される(図24(a)参照)。ここで、書類2には、検索条件1としてにタグ5以外にタグ6にも関連づけされているものとする。 【0132】この状態からステップS86までの処理の結果、書類2からタグ5が取外されると、すなわち、取外し対象タグ(タググループ4:タグ5)が検索条件1と一致したときには、図10に示した書類表示ステータス情報の対応するウィンドウ(1)の検索条件1(タググループ4:タグ5)を書類表示ウインドウ54Aのエリア54A2において指定して検索した結果を表示する書類表示ウインドウ54Aには、書類2が表示されないことになる。この表示状態が図20の表示確認ウインドウ54Iで指示エリア54I2をクリックしてウインドウ切換えをしないと選択した場合である(図24(b)参照)。 【0133】しかし、実際には、タグ5を取外した書類2に対して編集作業等を行うため、書類表示ウインドウ54Aに表示されていることが望ましい場合がある。従って、このような場合には、図20の表示確認ウインドウ54Iで指示エリア54I1をクリックしてウインドウ切換えを行うと選択すればよい。すると、図25に示すように、書類表示ステータス情報の対応するウィンドウ(1)のカレントタグ欄に、書類2に関連づけられている他のタグ6を設定すると同時に、検索条件2(タググループ4:タグ6)に変更する。さらに、書類表示ウインドウ54Aのエリア54A2において検索条件2(タググループ4:タグ6)を指定して検索部に依頼する。検索部は検索結果を表示部に応答して表示させる。すなわち、例えば、図24(c)に示したように検索条件2(タググループ4:タグ6)に一致した書類(この場合、書類2のみ)が書類一覧ウィンドウ54A3に再表示される。 【0134】すなわち、ステップS88で、表示確認ウインドウ54Iのエリア54I1、54I2のいづれか一方をクリックして、表示切換えをするか否かのいずれか一方を選択すると、そのクリックされた方のエリアにチェックマークが表示され、その内容を確認した後、ステップS89に進み、OKボタン54I3をクリックすると、表示確認ウインドウ54Iが閉じられ、さらにステップS90に進み、前述したように、ステップS88の選択に応じて、書類表示ウインドウ54Aの内容が再表示される。なお、ステップS86aからステップS90に進んだ場合は、表示確認ウインドウ54Iは開かれずに、もともとの検索条件をもと検索した結果(すなわち、ステップS88で表示切換えをしないと選択した場合と同一)が表示される。 【0135】上記した書類に対するタグの取付け、取外し操作、および書類登録操作は、階層構造による分類とは独立して実行できる。すなわち、従来の電子ファイルシステムの問題点として指摘した、分類体系が確立していない分野や柔軟な分類体系における分類整理を、分類体系が確立している階層構造による分類整理とは独立した処理で提供して、変化の多い柔軟な分類体系での情報の分類整理を可能にした。また、あらたな書類を登録する際、その利用目的が不明確で分類不可能だが、とにかく登録だけしたいといった場合にも、柔軟に対応できる。 【0136】上記したタグによる分類整理を進めた結果、初めは変化の多い柔軟な分類体系が、次第に変化の少ない固定的な分類体系になった場合には、関連づけられているタグによる検索で絞り込んだ書類を、階層構造による分類体系内に新らしい分類項目を追加してここに分類して、不要になった元のタグは削除すればよい。これは、変化の少ない分類体系を反映した階層構造による分類整理と、変化の多い分類体系を反映したタグによる分類整理と、を併用することにより、個人的に活用する情報の管理を、分類体系のある/なしに関わらず容易に実行することを可能にしている。 【0137】また、タグ取外し操作の結果、取外し対象タグが、書類表示ウインドウ54Aのエリア54A2に指定された検索条件と一致した場合、そのままの検索条件では、タグ取外し対象の書類は、書類表示ウインドウ54Aには表示されない。そこで、この場合、タグ取外し操作後、検索条件を、タグ取外し対象の書類に関連づけられている他のタグに変更して、その検索結果を書類表示ウインドウ54Aに表示することができるので、タグが取外された書類に対して次の処理が続行でき、作業効率が向上する。 【0138】 【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、分類体系が確立している階層構造などによる書類の分類・整理とは独立しかつ並存できる分類体系を用い、変化の多い柔軟な分類体系での書類などの情報の分類、整理を可能とし、また、既存の分類体系を考慮することなく情報の登録が容易に行える情報記憶検索方法を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成6年11月7日(1994.11.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108674(P2002−108674A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2001−212530(P2001−212530) |
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