| 【発明の名称】 |
情報処理方法及び装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】水野 貴史
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| 【要約】 |
【課題】不特定の複数のフォーマットを統一的に扱うことを可能にする。
【解決手段】XML等の所定の記述フォーマットを有するコンテナ構造51を生成し、所定のデータフォーマットを有するコンテンツデータ「A」,「B」を、上記所定の記述フォーマットに適合させるべく変換してコンテナ構造中に挿入する。ここで、<TAG>タグによって、挿入されたコンテンツデータであることが明示される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の記述フォーマットを有するコンテナ構造を生成する生成工程と、所定のデータフォーマットを有するコンテンツデータを前記記述フォーマットに適合させるべく変換する変換工程と、前記変換工程で変換されたコンテンツデータを前記コンテナ構造中に、コンテンツデータであることを識別可能に挿入する挿入工程とを備えることを特徴とする情報処理方法。 【請求項2】 前記コンテナ構造内に挿入された複数のコンテンツデータ間で、互いに等価なデータ部分が含まれている場合、該等価なデータ部分を該複数のコンテンツデータの各々から抜き出し、前記コンテンツ構造内に共有データとして保管する保管工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。 【請求項3】 前記保管工程は、前記共有データを所定のフォーマットで保管することを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。 【請求項4】 前記保管工程は、複数のコンテナ構造にまたがって等価なデータ部分を検出し、検出された等価なデータ部分を共有データとして一つのコンテナ構造内に保管し、共有データ部分が除去されたコンテンツデータにその格納場所を示す情報を格納することを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。 【請求項5】 複数のコンテナ構造にまたがって等価なデータ部分を指定する指定工程を更に備え、前記保管工程は、前記指定工程で指定された等価なデータ部分をを共有データとして一つのコンテナ構造に保管し、共有データ部分が除去されたコンテンツデータにその格納場所を示す情報を格納することを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。 【請求項6】 所定の記述フォーマットを有するコンテナ構造を生成する生成手段と、所定のデータフォーマットを有するコンテンツデータを前記記述フォーマットに適合させるべく変換する変換手段と、前記変換手段で変換されたコンテンツデータを前記コンテナ構造中に、コンテンツデータであることを識別可能に挿入する挿入手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 【請求項7】 前記コンテナ構造内に挿入された複数のコンテンツデータ間で、互いに等価なデータ部分が含まれている場合、該等価なデータ部分を該複数のコンテンツデータの各々から抜き出し、前記コンテンツ構造内に共有データとして保管する保管手段を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 【請求項8】 前記保管手段は、前記共有データを所定のフォーマットで保管することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 【請求項9】 前記保管手段は、複数のコンテナ構造にまたがって等価なデータ部分を検出し、検出された等価なデータ部分を共有データとして一つのコンテナ構造内に保管し、共有データ部分が除去されたコンテンツデータにその格納場所を示す情報を格納することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 【請求項10】 複数のコンテナ構造にまたがって等価なデータ部分を指定する指定手段を更に備え、前記保管手段は、前記指定手段で指定された等価なデータ部分をを共有データとして一つのコンテナ構造に保管し、共有データ部分が除去されたコンテンツデータにその格納場所を示す情報を格納することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 【請求項11】 請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理方法をコンピュータによって実現するための制御プログラムを格納する記憶媒体。 【請求項12】 所定のデータ記述フォーマットによるコンテナ構造の記述と、前記コンテナ構造の記述内においてコンテンツデータを配置するための配置記述と、所定のデータフォーマットを有したコンテンツデータであって前記所定のデータ記述フォーマットに適合するべく変換され、前記配置記述に従って前記コンテナ構造内に配置されたコンテンツデータとを格納したことを特徴とする記憶媒体。 【請求項13】 前記コンテナ構造内に挿入された複数のコンテンツデータから抜き出された等価なデータ部分が、前記コンテンツ構造内に共有データとして保管されることを特徴とする請求項12に記載の記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、データの保存を行う情報処理方法及び装置と、異種データがまとめて保存された記憶媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、電子計算機上において様々なデータ形式(フォーマット)が溢れかえっている。このような種々のフォーマットは、各アプリケーションごとに定められた独自のフォーマットである。そして、これらの種々のフォーマット間におけるデータの共有を実現する手段は、特定のソフトウェアベンダー間のアプリケーションにより提供されている。或いは、ある特定の決まり事を設けたアプリケーション間においてこれら異種フォーマット間のデータの共有を可能としている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般には、共有可能なフォーマットを作成可能なアプリケーション間のみでしかデータの共有は行えなかった。言い換えれば、フォーマットの種別を問わず同等なデータが複数のフォーマット(同一のフォーマット、異なるフォーマットに関わらず)内に含まれていても、そのデータをまとめて一つのデータとして扱うことの出来るフォーマットは存在しなかった。また、データの共有が行える場合においても、特定のソフトウェアベンダー・ソフトウェア間のみでしかデータの共有が行えない。また、複数の同一のフォーマット、あるいは複数の異なるフォーマットにおいて、同等なデータを一つにまとめたデータとして扱えなかった。更に、関連する情報を表すデータでありながら、フォーマットが異なるため同一のデータとして扱えない。 【0004】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、不特定の複数のフォーマットを統一的に扱うことを可能とすることにある。 【0005】また、本発明の他の目的は、各フォーマット間からアプリケーション依存・非依存に関わらず共有される等しいデータをまとめることを可能とし、データのサイズを小さくすることを可能とすることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するための本発明の情報処理方法は例えば以下の工程を備える。すなわち、所定の記述フォーマットを有するコンテナ構造を生成する生成工程と、所定のデータフォーマットを有するコンテンツデータを前記記述フォーマットに適合させるべく変換する変換工程と、前記変換工程で変換されたコンテンツデータを前記コンテナ構造中に、コンテンツデータであることを識別可能に挿入する挿入工程とを備える。 【0007】また、好ましくは、前記コンテナ構造内に挿入された複数のコンテンツデータ間で、互いに等価なデータ部分が含まれている場合、該等価なデータ部分を該複数のコンテンツデータの各々から抜き出し、前記コンテンツ構造内に共有データとして保管する保管工程を更に備える。 【0008】また、上記の目的を達成するための本発明の情報処理装置は例えば以下の構成を備える。すなわち、所定の記述フォーマットを有するコンテナ構造を生成する生成手段と、所定のデータフォーマットを有するコンテンツデータを前記記述フォーマットに適合させるべく変換する変換手段と、前記変換手段で変換されたコンテンツデータを前記コンテナ構造中に、コンテンツデータであることを識別可能に挿入する挿入手段とを備える。 【0009】また、好ましくは、前記コンテナ構造内に挿入された複数のコンテンツデータ間で、互いに等価なデータ部分が含まれている場合、該等価なデータ部分を該複数のコンテンツデータの各々から抜き出し、前記コンテンツ構造内に共有データとして保管する保管手段を更に備える。 【0010】また、本発明によれば、上記情報処理方法或いは情報処理装置によって生成された、コンテンツデータを格納したコンテナ構造を記憶する記憶媒体が提供される。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。 【0012】[第1の実施形態]アプリケーションからコンテナアーキテクチャへのアクセス形態を図1に示す。図1において、31は、コンテナアーキテクチャ32をアクセスするためのアプリケーションである。アプリケーション31が直接コンテナアーキテクチャ32にアクセスすることが可能ならば、矢印341で示されるように、アプリケーション,コンテナアーキテクチャ間には特別な中間プログラムは必要ない。 【0013】一方、アプリケーション31がコンテナアーキテクチャ32に直接アクセスすることが不可能な場合を見る。この場合において、データ書き込みの場合は、アクセス要求(矢印342)と書き出すべきデータを一旦データアクセスプログラム33で受け取り、データをコンテナアーキテクチャ用に変更しコンテナアーキテクチャ32へ格納する。データ読み出しの場合は、データアクセスプログラム33はコンテナアーキテクチャ32からデータを読み出し、アクセスしてきたアプリケーション31に適したフォーマットに変換してアプリケーション31に送る(矢印343)。 【0014】図2は、第1の実施形態における、複数の異なるフォーマットのデータをコンテナアーキテクチャによって表現されたデータとして出力するための処理手順を説明するフローチャートである。第1の実施形態において、コンテナアーキテクチャを構築するためのデータ表現として構造化記述を表すために用いられるXML(eXtensible Markup Language)を利用する。図2は、図1におけるデータアクセスプログラム33におけるデータ書き出し処理(矢印342)の一部を示すものである。 【0015】ステップS21によってアプリケーションに依存するフォーマットか否かに関わらずコンテナアーキテクチャに格納したいデータを入力する。 【0016】次いで、ステップS22では、ステップS21で与えられたデータを格納するためのコンテナを作成する。この中には、いつこのコンテナが作成されたのか、作成者は誰であるのか、後で例を挙げるエンコーディングの方式は何を使っているのか等の管理的な情報の付加や、格納されているデータに対する情報のためのフィールド付加等が可能である。 【0017】ステップS23では、入力されたデータの中から一つのデータを選び出す。ここで、この実施形態においては、データを一括して入力してから処理を行っているが、この限りではない。例えば、処理毎にデータの入力を行う方式でも構わない。 【0018】ステップS24において、入力されたデータ中にコンテナアーキテクチャとして記述する上で問題となる文字もしくは文字列が存在するか調べる。もし、存在するならば、ステップS25で文字、文字列の置き換えを実行する。 【0019】ステップS25では、入力されたデータ中にコンテナアーキテクチャとして記述する上で問題となる文字もしくは文字列(予約語と呼ぶ)の置き換えを行う。以下、このことをエンコーデディング(エンコード)と呼び、逆に、エンコーディングされた結果から、元の形式に戻すことをデコーディング(デコード)と呼ぶ。 【0020】エンコーディング方法は、コンテナを構築する方式に依存する。この実施形態においてはXMLを利用することにしているが、この場合、XMLの表現形式(例えば、タグを表す“<”やその他XMLを形成する上で利用してはならない記号、名前など)と各々のデータの内容で用いられている文字もしくは文字列との衝突を回避する必要がある。この回避の仕方は、例えば、XMLで表現形式として利用されている記号などの前にバックスラッシュを記述してエスケープさせ、バックスラッシュ自身には2つ重ねることで1つのバックスラッシュを表す等の方法が考えられる。また、一般のXMLプロセッサなどでこのフォーマットを処理させる場合には“<”等の完全な置き換えが必要である。このエンコーディング方式は、ステップS22でコンテナを作成したときに与えておく。このため、一度作成されたコンテナに対しては、エンコーディング方式が記述されているためデコードが可能となる。 【0021】ステップS26では、必要であればエンコーディングがなされたデータをコンテナの中に挿入する。 【0022】ステップS27では処理すべくステップS21で入力された他のデータが存在するか否かを判定し、他のデータが存在していれば、ステップS23へ戻って処理を継続する。 【0023】最終的に、ステップS28において、コンテナアーキテクチャによって、複数のフォーマットがコンテンツレベルでまとめられたコンテナアーキテクチャを出力する。 【0024】以上説明した処理を、図3に示す具体的例を用いて説明する。図3において、文書11、文書12は異なるフォーマット形式のデータである。具体的に11をHTML形式の文書、12をあるワープロに依存した独自形式フォーマットの文書とする。上述した図2で示される処理により、最終的に生成されるコンテナアーキテクチャの概略図は、13のようになり、異なるフォーマットが1つのデータフォーマットにまとめられる。 【0025】図2のフローチャートにおいて、最初にステップS21でフォーマットA(文書11)、フォーマットB(文書12)が入力され、ステップS22でコンテナアーキテクチャのための枠組みが作成される。ステップS23では、まずフォーマットA(11)が選択される。但し、ここでの選択はあくまで説明のためにAを選んだのであり、選択の方法(順序)を規定するものではない。 【0026】ステップS24でフォーマットA(11)中に予約語が存在すれば、ステップS25によってエンコーディングされる。このエンコーディング方法に関しても規定はしない。一例として、XML文書なので、“<”を“&lt”に置きかえるなどの方法が挙げられる。こうしてエンコーディングされた結果、もしくはステップS21で入力されたデータそのものをコンテナ内に挿入する。 【0027】この挿入の方法としては、例えば、あるタグを規定してその中に挟み込むといったことが考えられる。一例として、図4に示すような“TAG”なる要素名を持つタグとその属性“id”の値によってコンテナを識別する方式が考えられる。この方式によれば、コンテナの内部の複数データを一意に扱える。このとき、データを格納するタグ内外を問わず、コンテナ内にどのようなアプリケーションのデータであるとか、作成された日付などの管理情報を埋め込むことができる。 【0028】続いてステップS27及びステップS23で、次のフォーマットデータB(12)が取り出され、同様な処理が実行される。B(12)の場合は、ステップS26で以前に作成したデータ(A)と重複しない要素名もしくは、属性値が選ばれる。この例の場合は、属性“id”の値として2が選ばれるとする。この方式も各フォーマットが一意に区別できればよいので、特に方式については問わない。その他のデータ識別の仕方として、XML文書などのタグ付けされた構造化文書の場合は、XMLにおける名前空間(Namespace)の利用によって一意にデータを定める方法が考えられる。 【0029】図5は第1の実施形態において、最終的に生成されたコンテナアーキテクチャを示す概念図である。(a)に示すように、コンテナアーキテクチャ51内に各々のデータ(コンテンツ)に対する管理情報が付属する場合、(b)に示すようにコンテナアーキテクチャ52内にデータとは独立して存在する場合、(c)に示されるコンテナアーキテクチャ53のように、コンテナアーキテクチャ51、52を併せ持った形式で存在する場合等がある。 【0030】なお、この図5においては示されていないが、コンテナそのものに対して定められたタグや管理情報向けに定められたタグがあり、実際にはコンテナアーキテクチャや管理情報を表すために、また、その内部における情報指定(例えば、アプリケーション種別、作成者などの識別)のためにタグ付けされていたり、XML宣言などが付与されている。このようなタグは、XMLで記述する場合には定める必要がある。なお、本実施形態は、タグを利用したコンテナアーキテクチャのフォーマットについて定めるものであり、タグの名称についての規定を行うものではなく、本実施形態で示されるタグ名は説明のためのものに過ぎない。 【0031】図6は、コンテナアーキテクチャ51に相当するごく単純なデータ例を示す図である。但し、図6は説明のために簡略化してある。図6においては、コンテナアーキテクチャは“CONTAINER”というタグによって表されており、“DATA”なるタグで個々のアプリケーションのためのフォーマットをまとめる形式を取っている。なお、“DATA”は図5のタグ“TAG”に相当する。即ち、“DATA”が個々のコンテナとなる。また、管理情報は、“MANAGEMENT”というタグで括られている。 【0032】この例では、図5のコンテナアーキテクチャ51のモデルに沿っているため、個々のコンテナ単位に管理情報が付随する。管理情報の中身は、アプリケーションの種別を示す“APP”と作成日を表す“DATE”からなる。ここでは、例を簡単にするため2つしか情報を挙げていないが、ここには、様々な管理情報等を置くことが可能である。そして、実際のデータは、“CONTENTS”タグで括られた内部に適切にエンコーディングされて置かれる。図6においては、A、Bと内部に記述されている矩形で表されている。 【0033】以上のように第1の実施形態によれば、電子計算機上で用いられるデータ保存・交換形式(フォーマット)において、異なるフォーマット各々へのアクセスはフォーマットごとに対応するアプリケーションによって行われるが、コンテンツレベルでまとめて一つに保管するデータ記述方式であるので、データの共有の場合において、特定のソフトウェアベンダー・ソフトウェア間のみでしかデータの共有が行うことが出来ないと言う制約が無くなり、不特定のアプリケーション間でデータ共有が可能になる。 【0034】[第2の実施形態]第1の実施形態では、データにエンコーディング処理を施してコンテナ内に格納した。第2の実施形態では、コンテナ内のデータ群から、コンテナ内に格納しようとするデータと等価なデータ(データ全体ではなく、抽出できれば一部でも構わない)を抽出して、共有される等価なデータをそれを含むデータから抜き出して共有データとし、その共有データと該共有データが抽出されたデータをエンコーディングし、コンテナアーキテクチャ内に格納する。 【0035】これを実現するため、第2の実施形態では、第1の実施形態の図2に示されるステップS24において、予約語の探索以外に、コンテナアーキテクチャ内から、等価なデータの探索を行う。エンコーディングされたデータのまま探索可能であれば探索を行い、必要であれば、データのデコードを行って探索を進める。これは、入力データとコンテナアーキテクチャ間のデータに限らず、入力データ内においても、同一データが複数含まれていれば共有データとして検出される。 【0036】これを実現するための一例を、図7のフローチャートを参照して説明する。 【0037】このフローチャートは、図2中のステップS24の判断に対応する部分に置き換わるものである。従って、図7に示すフローチャートは、図2のステップS23の後に開始され、処理の終了後は条件によってステップS25かS26へ進むことになる。 【0038】ステップS91では、入力データに分離することが可能なデータが入っているかを調べる。例えば、入力データ中に画像が入っていて、その部分が抽出可能ならばこの判断を“Yes”とし、ステップS92以降の処理に移る。一方、分離不可能であれば、ステップS97以降の処理に移行する。この部分データの判定法については特に規定しない。一例として、予め処理プログラムが何種類かのフォーマットを知っていて、既知のフォーマットで分離可能なデータなら分離処理を行い、未知のフォーマットのデータや既知でも分離できないことが判明したデータについて分離処理は行わないという方式が考えられる。 【0039】ステップS92では、入力データの分離を行う。なお、この分離方法については規定しない。続いて、ステップS93で、格納すべきコンテナアーキテクチャの入力を行う。 【0040】ステップS94では、コンテナアーキテクチャ内のエンコード情報を利用し、デコードを実行し、データの復元を行う。これによって、共有データは取り除かれているが、少なくともデータアクセスプログラム33で理解可能な形式になり、内部に含まれている情報を見ることが出来る。 【0041】ステップS95では、入力されたデータと各々のコンテナアーキテクチャ内のデータとの比較を行い、入力データから共有データを抽出することが可能であれば、ステップS96で入力データから共有データを取り除く。このとき、共有データが存在していることを示す印を当該入力データにつける必要がある。この印については後述する。 【0042】ステップS97では、入力データとコンテナアーキテクチャ内の各々のデータ中に共有データが存在したかを判定する。存在していれば、入力データそのものが共有データを抽出されているためエンコードを施す必要があり、ステップS25へ処理が移る。ステップS97で入力データとコンテナアーキテクチャ内のデータとに共有データが存在しないならば、ステップS98で入力データ中に予約語が存在したかを調べる。ステップS98で共有データが存在しない場合は、入力データに関する共有データも存在しないので、元々存在したコンテナアーキテクチャ内のデータには変更がないのでステップS26へ処理が移行する。また、予約語が存在した場合には、当該入力データにエンコード処理を施さねばならないので、ステップS26へ処理が移る。 【0043】さて、共有データが検出された場合、共有データがコンテナアーキテクチャ内に分離して格納されていることを示すためのポインタが必要になる。ポインタの一例を図8を用いて説明する。図8(a)における71では、コンテナ内にエンコーディングされたデータの中に直に共有データを指し示すためのポインタが埋め込まれている。また、図8(b)の72においては、各々の管理情報の中にその管理情報が管理しているデータ中のどの部分がどの共有データと結びついているのかを示すポインタが記述されている。なお、この他に、コンテナアーキテクチャ自身の管理情報があれば、その内部に、どのコンテナのどの部分からどの共有データがあるべきなのかというポインタが記述される。 【0044】また、ポインタの記述法の一例としては、図8に示したような特定の属性の値で共有データを特定、認識する方法が考えられる。図8では、属性“id”に対する一意に定まる値を与える例としている。この他にも、XMLでのリンク機構であるXLinkやXPointerと言ったものを利用し、一般のXMLプロセッサでも処理できるような方式もよい。 【0045】このようにして共有データが抽出されたデータは、アプリケーションからデータ読み出しの際に、デコードするだけではなく、このポインタ情報に基づいて共有データを埋め込む等の処理を行い、アプリケーションがアクセス可能なデータに戻す必要がある。これは、図1におけるデータアクセスプログラム33によって処理される。 【0046】以上説明したように、第2の実施形態によれば、複数の同一のフォーマット、あるいは複数の異なるフォーマットにおいて、同等なデータを一つにまとめたデータとして扱うことが可能となる。 【0047】[第3の実施形態]第2の実施形態において、共有データの探索が1つのコンテナであったがその限りではなく、複数のコンテナアーキテクチャから共有データを抽出してもよい。第3の実施形態では、その一例として、図7のフローチャートにおける第2の実施形態を拡張した、図9に示すフローチャートを挙げて説明する。 【0048】なお、ステップS101からS108の処理は、それぞれ、図7のステップS91からS98の処理に相当する。第3の実施形態において追加された処理は、ステップS109であり、これが一つのコンテナに対して処理を行った後、他にアクセス可能で、同一なフォーマットとして扱った方がよいコンテナアーキテクチャが存在するのかを調べる。存在すれば、そのコンテナアーキテクチャに対して処理を繰り返す。こうして、複数のコンテナアーキテクチャからの共有データの抽出を実現する。 【0049】なお、複数のコンテナアーキテクチャと共有されるデータがあった場合に、入力データをどのコンテナに挿入するのかについては次のような手法が考えられるが、これらに限定されるものではない。例えば、関連する共有データが見つかったものは、全て一つの新しいコンテナアーキテクチャにまとめあげることが挙げられる。その他にも、データサイズが最小となるコンテナに挿入する、管理情報にデータに関する情報を記述しておき、共有データが見つかったそれぞれのコンテナアーキテクチャと入力データとの間でデータに関する情報で距離を求めその距離が最小になるコンテナに挿入する方法等が考えられる。なお、後者の例である管理情報を使うものについては、例えば、管理情報に作成者情報と部門情報があるとすると、それを利用して、同一作成者の距離は0、異なる作成者で部門が同じなら1、作成者も部門も違えば2のように適当な距離を定めて挿入すべきコンテナの判断を行う。 【0050】[第4の実施形態]第4の実施形態では、図1におけるデータアクセスプログラム33をデータベース等のデータ蓄積装置に適用する場合を説明する。 【0051】図10は第4の実施形態によるデータ蓄積装置の一例を示すブロック図である。図10に示されのように、データ蓄積装置84に対してデータアクセスの要求を発したとする。ただし、このデータアクセス要求81が行われるものはアプリケーションに限らずデータアクセスを要求するものであれば種別を問わない。データアクセスプログラム83は、データベース等のデータ蓄積装置84の入出力を監視し、データ保存の場合は保存すべきデータ82をデータ蓄積装置84に格納されるデータのコンテナアーキテクチャに変換し、第2、第3の実施形態のごとく共有データをまとめたり、管理的な情報を付加したり、関連するデータをまとめる。 【0052】また、データ読み出しの場合は、データ蓄積装置84から指定されたデータを得て、コンテナアーキテクチャからエンコード情報などの管理情報を利用して、得られたデータのデコードを行い、アクセス要求81を発行したアプリケーションに適合する形に復元をして、適切なフォーマットに変換されたデータ82を当該アプリケーションに渡す。更に、オリジナルのデータがデータ蓄積装置に格納できないようなデータフォーマット形式であったとしても、データアクセスプログラム83がエンコーディングを行うため、データを格納させることが可能である。 【0053】なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。 【0054】また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。 【0055】さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。 【0056】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、不特定の複数のフォーマットを統一的に扱うことが可能になる。また、各フォーマット間からアプリケーション依存・非依存に関わらず共有される等しいデータをまとめることにより、フォーマットのサイズを小さくすることが可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001007 【氏名又は名称】キヤノン株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076428 【弁理士】 【氏名又は名称】大塚 康徳 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108666(P2002−108666A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−304023(P2000−304023) |
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