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【発明の名称】 WWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法
【発明者】 【氏名】川上 英祐

【要約】 【課題】WWWブラウザの生死をWWWサーバ上で動作するアプリケーションが常に監視することができるWWWブラウザ監視方法を提供する。

【解決手段】WWWブラウザが起動されると、WWWブラウザ処理装置1は、WWWサーバ上で動作するアプリケーションにより指定された時間間隔でデータ送受信部12からWWWサーバ処理装置3を介して送受信処理装置4へWWWブラウザ識別子を含むデータの送信を行い、監視処理装置6はWWWブラウザ処理装置1から送信されたデータが指定時間間隔で届いていることを定期的に確認するようにしたことで、WWWサーバ上で動作するアプリケーションによりWWWブラウザが動作または終了のいずれの状態であるかを常に監視することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 WWWサーバと1台以上のWWWクライアントで構成されるWWWクライアント・サーバシステムにおけるWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記WWWクライアント上で動作するWWWブラウザは、前記WWWサーバ上で動作するアプリケーションにより第1のデータで指定された時間間隔で前記アプリケーションへ第2のデータの送信を行い、前記アプリケーションは、前記第1のデータに応じて前記WWWブラウザから送信された第2のデータが指定時間間隔で届いているか否かを定期的に確認することにより、WWWサーバ上で動作するアプリケーションによりWWWブラウザが動作または終了のいずれの状態であるかを監視することを特徴とするWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法。
【請求項2】 前記アプリケーションにより第1のデータで指定する時間間隔は、前記WWWブラウザが第1のデータを受信してから第2のデータを送信するまでの時間を示す応答時間であることを特徴とする請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法。
【請求項3】 前記WWWブラウザから送信する第2のデータは、該WWWブラウザを識別するWWWブラウザ識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法。
【請求項4】 前記アプリケーションにおける第2のデータの定期的な確認は、前記応答時間に一定の許容遅延時間を加算した時間間隔で行うことを特徴とする請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法。
【請求項5】 前記アプリケーションにおける第2のデータの定期的な確認は、前記応答時間に実際の遅延時間を加算してその結果を次の確認までの時間間隔とすることを特徴とする請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法。
【請求項6】 前記アプリケーションにおける第2のデータの定期的な確認は、前記同一のWWWブラウザからの第2のデータが所定回数連続して指定時間内に届いていない場合に該WWWブラウザが終了した状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法。
【請求項7】 前記WWWブラウザは、前記の処理を行うプログラムを前記WWWサーバからダウンロードし、該ダウンロードしたプログラムを該WWWブラウザ上で実行することを特徴とする請求項1〜請求項6に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、WWW(World Wide Web)サーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザの監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】HTTPを使用したWWWクライアント・サーバシステムにおいては、クライアント上で動作するWWWブラウザからWWWサーバに対して要求を出すと、この要求をWWWサーバが受け取り、WWWサーバが応答をWWWブラウザに対して送信する。しかし、この従来技術においては、WWWサーバが複数のWWWブラウザとの間で複数のトランザクション処理を行う場合、あるWWWブラウザに何らかの問題が発生して異常終了してしまうと、そのWWWブラウザが死んだことをWWWサーバに通知できないという問題があった。その理由は、HTTPを使用した通信は、WWWブラウザからWWWサーバに対して要求を出すと、WWWサーバがそのWWWブラウザに対して応答を送信するという基本的なものであり、WWWブラウザの生死をWWWサーバ上で動作するアプリケーションが常時監視することができないためである。
【0003】以上述べたように、従来のWWWクライアント・サーバシステムにおいては、クライアント上で動作するWWWブラウザの生死をWWWサーバ上で動作するアプリケーションが常時監視することができないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、クライアント上で動作するWWWブラウザの生死をWWWサーバ上で動作するアプリケーションが常に監視することができるWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、WWWサーバと1台以上のWWWクライアントで構成されるWWWクライアント・サーバシステムにおけるWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記WWWクライアント上で動作するWWWブラウザは、前記WWWサーバ上で動作するアプリケーションにより第1のデータで指定された時間間隔で前記アプリケーションへ第2のデータの送信を行い、前記アプリケーションは、前記第1のデータに応じて前記WWWブラウザから送信された第2のデータが指定時間間隔で届いているか否かを定期的に確認することにより、WWWサーバ上で動作するアプリケーションによりWWWブラウザが動作または終了のいずれの状態であるかを監視することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記アプリケーションにより第1のデータで指定する時間間隔は、前記WWWブラウザが第1のデータを受信してから第2のデータを送信するまでの時間を示す応答時間であることを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記WWWブラウザから送信する第2のデータは、該WWWブラウザを識別するWWWブラウザ識別子を含むことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記アプリケーションにおける第2のデータの定期的な確認は、前記応答時間に一定の許容遅延時間を加算した時間間隔で行うことを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記アプリケーションにおける第2のデータの定期的な確認は、前記応答時間に実際の遅延時間を加算してその結果を次の確認までの時間間隔とすることを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記アプリケーションにおける第2のデータの定期的な確認は、前記同一のWWWブラウザからの第2のデータが所定回数連続して指定時間内に届いていない場合に該WWWブラウザが終了した状態であると判定することを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6に記載のWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法において、前記WWWブラウザは、前記の処理を行うプログラムを前記WWWサーバからダウンロードし、該ダウンロードしたプログラムを該WWWブラウザ上で実行することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態によるWWWサーバ上で動作するアプリケーションによるWWWブラウザ監視方法を図1〜図4を参照して説明する。図1は同実施の形態によるWWWクライアント・サーバシステムの構成を示すブロック図である。図1において、本WWWクライアント・サーバシステムは、WWWブラウザ処理装置1、WWWブラウザ記憶装置2、WWWサーバ処理装置3、送受信処理装置4、監視記憶装置5および監視処理装置6から構成される。なお、図1ではWWWブラウザ処理装置1およびWWWブラウザ記憶装置2が各1台の構成になっているが、これらと同一構成の装置を複数台接続した構成とすることができる。図2は図1のWWWブラウザ属性記憶部21の構成を示す図、図3はWWWサーバ属性記憶部51の構成を示す図であり、また、図4は受信データ記憶部52の構成を示す図である。
【0013】図1において、WWWブラウザ記憶装置2は、WWWブラウザ属性記憶部21を備えている。WWWブラウザ属性記憶部21は、図2に示すようにWWWサーバ上で動作するアプリケーションが複数のWWWブラウザ処理装置1を判別するために使用するWWWブラウザ識別子、およびWWWブラウザ処理装置1がタイマーに設定する時間を示すタイマーセット値を予め記憶している。このタイマーセット値は後に変更することが可能である。
【0014】WWWブラウザ処理装置1は、タイマー実行部11、データ送受信部12および受信データ判別部13を備えている。タイマー実行部11は、WWWブラウザ属性記憶部21からタイマーセット値を取得し、タイマーセット値に示された時間だけタイマーをセットする。データ送受信部12は、WWWブラウザ属性記憶部21からWWWブラウザ識別子を取得し、そのWWWブラウザ識別子を送信するためのデータとして編集して送受信処理装置4に送信し、また、送受信処理装置4が送信した応答データを受信する。受信データ判別部13は、データ送受信部12が送受信処理装置4から受信した応答データを所定の警告値(WWWブラウザ処理装置1から送受信処理装置4へ送信したデータが所定時間より遅れて届いたことを示す値)および終了値(WWWブラウザ処理装置1から送受信処理装置4に対して定期的にデータを送信する処理を終了させることを示す値)と比較する。その結果、応答データが警告値および終了値と異なれば送受信処理装置4から受信した応答データをWWWブラウザ属性記憶部21にタイマーセット値として記憶する。また、応答データが警告値と等しければタイマーを再び起動し、応答データが終了値と等しければ処理を終了する。
【0015】そして、監視記憶装置5は、WWWサーバ属性記憶部51および受信データ記憶部52を備えている。WWWサーバ属性記憶部51は、図3に示すように監視処理装置6がタイマーに設定する時間を示すタイマーセット値と、WWWブラウザ処理装置1によって送信されたデータが何らかの原因によって通常よりも遅く送受信処理装置4に到達することを考慮して設定する余裕時間として遅延許容値を予め記憶している。受信データ記憶部52は、図4に示すようにテーブル形式に構成されており、送受信処理装置4にデータを送信するWWWブラウザ処理装置1の数だけ行があり、各行は、監視処理装置6が複数のWWWブラウザ処理装置1を識別するためのWWWブラウザ識別子を格納するWWWブラウザ識別子欄、WWWブラウザ処理装置1によって送信されたWWWブラウザ識別子を受信データ記憶部52のWWWブラウザ識別子欄に記憶する時の時刻である受信時刻を格納する受信時刻欄と、監視処理装置6がWWWブラウザ処理装置1に応答する応答データを格納する応答値欄で構成される。
【0016】また、送受信処理装置4は、受信データ処理部41および送信データ作成部42を備えている。受信データ処理部41は、WWWブラウザ処理装置1から受信したデータの中からWWWブラウザ識別子を取り出して、そのWWWブラウザ識別子を受信データ記憶部52のテーブル中の当該WWWブラウザ処理装置1の行のWWWブラウザ識別子欄に、現在時刻を受信時刻欄に記憶する。また、送信データ作成部42は、受信データ記憶部52のテーブルから受信データ処理部41によって取得したWWWブラウザ識別子を含む行を検索し、この行の応答値欄から応答値を取得し、WWWブラウザ処理装置1へ送信するためのデータとして編集した後、応答データとしてWWWブラウザ処理装置1に送信する。
【0017】そして、監視処理装置6は、タイマー起動部61および受信時刻判別部62を備えている。タイマー起動部61は、WWWサーバ属性記憶部51からタイマーセット値と遅延許容値を取得し、タイマーセット値と遅延許容値を合計した時間分だけタイマーをセットする。受信時刻判別部62は、受信データ記憶部52のテーブルに記憶されている全WWWブラウザ処理装置1のデータに対して、各WWWブラウザ処理装置1に対応する行の受信時刻欄から受信時刻を取得し、各受信時刻が「現在の時刻−WWWサーバ属性記憶部51から取得したタイマーセット値−WWWサーバ属性記憶部51から取得した遅延許容値」を計算した結果の時刻と「現在の時刻」との間の時刻になっているかどうかを確認する。
【0018】その結果、受信時刻が「現在の時刻−WWWサーバ属性記憶部51から取得したタイマーセット値−WWWサーバ属性記憶部51から取得した遅延許容値」と「現在の時刻」との間の時刻になっていないWWWブラウザ処理装置1があった場合、受信時刻判別部62は受信データ記憶部52のテーブルの中のそのWWWブラウザ処理装置1に対応する行の応答値欄から応答値を取得し、応答値が警告値または終了値と等しければその応答値欄に終了値を記憶し、応答値が警告値と終了値のいずれとも異なればその応答値欄に警告値を記憶する。また、受信時刻が「現在の時刻−WWWサーバ属性記憶部51から取得したタイマーセット値−WWWサーバ属性記憶部51から取得した遅延許容値」と「現在の時刻」との間の時刻になっているWWWブラウザ処理装置1があった場合、WWWサーバ属性記憶部51からタイマーセット値を取得して、受信データ記憶部52のテーブルの中のそのWWWブラウザ処理装置1に対応する行の応答値欄に記憶した後、タイマー起動部61に制御を渡す。
【0019】次に、本実施形態の動作について図1〜図7を参照して説明する。まず、図1のWWWブラウザ処理装置1の動作について図5を参照して説明する。図5は、WWWブラウザ処理装置1の動作を示すフローチャートである。図5において、図1のWWWブラウザ処理装置1のタイマー実行部11は、WWWブラウザ記憶装置2のWWWブラウザ属性記憶部21からタイマーセット値を取得し(ステップA1)、そのタイマーセット値で示されている時間だけタイマーをセットする(ステップA2)。そして、このタイマーがタイムアウトした後、データ送受信部12は、WWWブラウザ属性記憶部21からWWWブラウザ識別子を取得し、そのWWWブラウザ識別子を送信するためのデータとして編集した後、そのデータをWWWサーバ処理装置3を介して送受信処理装置4に送信する(ステップA3)。その後、データ送受信部12は、送受信処理装置4が送信した応答データ(応答値)を受信する(ステップA4)。
【0020】そして、受信データ判別部13は、データ送受信部12が受信した応答データを判定し、応答データが警告値と等しければステップA2に戻り(ステップA5)、応答データが警告値および終了値のいずれとも異なれば(ステップA5,A6)、その応答データをWWWブラウザ属性記憶部21のタイマーセット値欄に記憶した後、ステップA1へ戻り(ステップA7)、応答データが終了値と等しければ処理を終了する(ステップA6)。
【0021】次に、図1の送受信処理装置4の動作について図6を参照して説明する。図6は、送受信処理装置4の動作を示すフローチャートである。図6において、送受信処理装置4の受信データ処理部41は、WWWブラウザ処理装置1から送信されたデータからWWWブラウザ識別子を取り出し(ステップB1)、そのWWWブラウザ識別子が受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄に記憶されているかを確認する(ステップB2)。WWWブラウザ識別子が受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄に記憶されていなければ、受信データ処理部41は受信データ記憶部52のテーブルに1行追加し、追加した行のWWWブラウザ識別子欄にWWWブラウザ処理装置1からの送信データから取り出したWWWブラウザ識別子を記憶する(ステップB3)。
【0022】そして、受信データ処理部41は、受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄の中から、WWWブラウザ処理装置1からの送信データから取り出したWWWブラウザ識別子を含む行を検索し、その行の受信時刻欄に現在時刻を記憶する(ステップB4)。また、送信データ作成部42は、受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄から、WWWブラウザ処理装置1からの送信データから取り出したWWWブラウザ識別子を含む行を検索し、この行の応答値欄から応答値を取得する(ステップB5)。そして、送信データ作成部42は、その応答値を送信するためのデータとして編集した後、応答データとしてWWWブラウザ処理装置1に送信する(ステップB8)。
【0023】次に、図1の監視処理装置6の動作について図7を参照して説明する。図7は、監視処理装置6の動作を示すフローチャートである。図7において、図1の監視処理装置6のタイマー起動部61は、受信データ記憶部52を初期化し(ステップC1)、WWWサーバ属性記憶部51からタイマーセット値と遅延許容値を取得し(ステップC2)、タイマーセット値と遅延許容値を合計した時間分だけタイマーをセットする(ステップC3)。
【0024】受信時刻判別部62は、受信データ記憶部52のテーブルに登録されている全WWWブラウザ処理装置1のデータに対して(ステップC4)、受信データ記憶部52のテーブルの中から各WWWブラウザ処理装置1に対応する行の受信時刻欄から受信時刻を取得し(ステップC5)、その受信時刻が「現在の時刻−WWWサーバ属性記憶部51から取得したタイマーセット値−WWWサーバ属性記憶部51から取得した遅延許容値」を計算した結果の時刻と「現在の時刻」との間の時刻になっているかどうかを判定する(ステップC6)。
【0025】その結果、受信時刻が「現在の時刻−WWWサーバ属性記憶部51から取得したタイマーセット値−WWWサーバ属性記憶部51から取得した遅延許容値」と「現在の時刻」との間の時刻になっていないWWWブラウザ処理装置1があった場合、受信データ記憶部52のテーブルの中のそのWWWブラウザ処理装置1に対応する行の応答値欄から応答値を取得し(ステップC7)、その応答値が警告値または終了値と等しければ(ステップC9)、受信データ記憶部52のテーブルの中のそのWWWブラウザ処理装置1に対応する行の応答値欄に終了値を記憶し(ステップC10)、応答値が警告値と終了値のいずれとも異なれば(ステップC9)、受信データ記憶部52のテーブルの中のそのWWWブラウザ処理装置1に対応する行の応答値欄に警告値を記憶する(ステップC11)。また、受信時刻が「現在の時刻−WWWサーバ属性記憶部51から取得したタイマーセット値−WWWサーバ属性記憶部51から取得した遅延許容値」と「現在の時刻」との間の時刻になっているWWWブラウザ処理装置1があった場合(ステップC6)、WWWサーバ属性記憶部51からタイマーセット値を取得して、そのタイマーセット値を受信データ記憶部52のテーブルの中のそのWWWブラウザ処理装置1に対応する行の応答値欄に記憶した後(ステップC8)、ステップC4に戻る。
【0026】次に、図5を参照して本実施形態の具体例の動作を説明する。例えば、図2のWWWブラウザ属性記憶部21にはタイマーセット値として「5分」が記憶され、WWWブラウザ識別子として「PC1」が記憶されているものとする。図3のWWWサーバ属性記憶部51にはタイマーセット値として「10分」が記憶され、遅延許容値として「5分」が記憶されており、また、終了値は「−1」、警告値は「−2」とする。
【0027】図5において、図1のWWWブラウザ処理装置1のタイマー実行部11は、WWWブラウザ属性記憶部21からタイマーセット値(「5分」)を取得し(ステップA1)、タイマーを5分間に設定する(ステップA2)。そして、5分経過してタイマーがタイムアウトになると、WWWブラウザ属性記憶部21からWWWブラウザ識別子(「PC1」)を取得し、「PC1」というデータを送受信処理装置4に送信する(ステップA3)。
【0028】次に、図6において、図1の送受信処理装置4の受信データ処理部41は、WWWブラウザ処理装置1から「PC1」というデータを受け取る(ステップB1)。そして、受信データ処理部41は、このWWWブラウザ識別子「PC1」で受信データ記憶部52のテーブルを検索するが、受信データ記憶部52のWWWブラウザ識別子欄には「PC1」というデータが登録されていないため(ステップB2)、受信データ記憶部52のテーブルに新たに1行追加し、追加した行のWWWブラウザ識別子欄に「PC1」を記憶する(ステップB3)。また、受信データ処理部41は、受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄に「PC1」が記憶されている行を探し、その行の受信時刻欄に受信時刻「11時00分」を記憶する(ステップB4)。
【0029】そして、受信データ処理装置4は、受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄に「PC1」が記憶されている行を探し、その行の応答値欄から応答値を取得する(ステップB5)。この応答値欄は監視処理装置6によって記憶されるが、タイミングによってはまだ記憶されていない場合もある。応答値欄にまだ値が記憶されていない場合は、WWWサーバ属性記憶部51のタイマーセット値を取得し、これを応答値とする(ステップB7)。いま、応答値欄にまだ値が記憶されていないものとすると、受信データ処理装置4は、WWWサーバ属性記憶部51のタイマーセット値(「10分」)を取得して、これを応答値とする(ステップB7)。そして、取得した応答値(「10分」)をWWWサーバ処理装置3を介してWWWブラウザ処理装置1に送信する(ステップB8)。
【0030】次に、図5において、図1のWWWブラウザ処理装置1のデータ送受信部12は、応答値(「10分」)を受け取り(ステップA4)、応答値(「10分」)が警告値(「−2」)および終了値(「−1」)のいずれとも異なるため、WWWブラウザ属性記憶部21のタイマーセット値に応答値(「10分」)をセットする(ステップA7)。そして、WWWブラウザ処理装置1は、再びステップA1からタイマーセット値(「10分」)で同様の処理を続行する。
【0031】一方、図7において、図1の監視処理装置6のタイマー起動部61は、まず受信データ記憶部52を初期化し(ステップC1)、WWWサーバ属性記憶部51からタイマーセット値(「10分」)と遅延許容値(「5分」)を取得する(ステップC2)。そして、タイマーセット値と遅延許容値を合計した時間(「15分」)だけタイマーをセットし、15分経過してタイマーがタイムアウトになると(ステップC3)、受信データ記憶部52に登録されている全WWWブラウザ処理装置1のデータを処理する。この時点(「11時03分」とする)では、まだ受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄には「PC1」しか登録されていないため、「PC1」のデータのみの処理を行う(ステップC4)。
【0032】まず、受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄に「PC1」が記憶されている行を探し出し、その行の受信時刻欄から受信時刻(「11時00分」)を取得する(ステップC5)。ステップC5によって取得した受信時刻(「11時00分」)は、「現在時刻(「11時03分」)−タイマーセット値(「10分」)−遅延許容値(「5分」)」の合計値(「10時48分」)よりも大きく、現在時刻(「11時03分」)よりも小さいため(ステップC6)、受信データ記憶部52のテーブルのWWWブラウザ識別子欄に「PC1」が記憶されている行の応答値欄にタイマーセット値(「10分」)を記憶する(ステップC8)。そして、受信データ記憶部52のテーブルに登録されている全WWWブラウザ識別子についての処理が終了したため(ステップC4)、ステップC3へ戻る。
【0033】次に、本発明の他の実施の形態の動作について図1、図2、図4〜図6、図8および図9を参照して説明する。図8は、本実施形態によるWWWサーバ属性記憶部51の構成を示す図であり、図9は本実施形態による監視処理装置6の動作を示すフローチャートである。本実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、図8のWWWサーバ記憶部51の構成、および図9の監視処理装置6のフローチャートにステップC12を追加していることである。図8において、図2のWWWブラウザ属性記憶部21にはタイマーセット値として「5分」が記憶され、WWWブラウザ識別子として「PC1」が記憶されている。図8のWWWサーバ属性記憶部51のタイマーセット値として「5分」が記憶され、遅延許容値として「5分」が記憶され、また、終了値は「−1」、警告値は「−2」とする。このとき、図4の受信データ記憶部52のテーブルの中でWWWブラウザ識別子欄に「PC1」が記憶されている行の受信時刻欄は「11時03分」、「11時08分」、「11時16分(3分遅延)」、「11時25分(4分遅延)」、「11時30分」と更新されていくものとする。
【0034】上記した第1の実施形態の場合には、監視処理装置6は指定された一定の時間間隔で受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認するが、上記した具体例の場合には、確認時刻は常にタイマーセット値「5分」と遅延許容値「5分」を合計した10分おきになる。したがって、監視処理装置6が受信データ記憶部52のテーブルを確認する時刻は、時刻11時3分から開始したとすると、「11時3分」、「11時13分」、「11時23分」、「11時33分」、…となる。このように、WWWブラウザから送信されたデータを受信データ記憶部52に記憶するタイミングと監視処理装置6によって受信データ記憶部52を確認するタイミングが連動していない。
【0035】これに対し、本実施形態では、次に説明するように、WWWブラウザ処理装置1から送信されたデータを受信データ記憶部52に記憶するタイミングと監視処理装置6によって受信データ記憶部52を確認するタイミングを連動させるようにする。まず、図1の監視処理装置6のタイマー起動部61は、図9において、WWWサーバ属性記憶部51のタイマーセット値と遅延許容値を取得し(ステップC2)、WWWサーバ属性記憶部51のタイマーセット値と遅延許容値の合計時間だけタイマーをセットする(ステップC3)。WWWサーバ属性記憶部51のタイマーセット値と遅延許容値の合計時間が経過してタイマーがタイムアウトすると(ステップC3)、受信時刻判別部62によって受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認し処理した後(ステップC4〜ステップC11)、受信データ記憶部52のテーブルの全受信時刻欄から一番遅い時刻を選択し、この時刻を図8のWWWサーバ属性記憶部51の起点時刻に転記する(ステップC12)。そして、「起点時刻+タイマーセット値+遅延許容値−現在時刻」の合計時間だけタイマーをセットする(ステップC3)。その後、タイマーがタイムアウトした時刻に再び受信時刻判別部62によって受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認し処理した後(ステップC4〜ステップC11)、WWWサーバ属性記憶部51の起点時刻を更新する(ステップC12)。
【0036】次に、本実施形態について上記した具体例の動作を図9を参照して説明する。まず、監視処理装置6は、時刻11時3分に受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認する(ステップC4〜ステップC11)。そして、受信データ記憶部52のテーブルの受信時刻欄から現時点で一番遅い時刻(「11時03分」)を選択し、「11時03分」をWWWサーバ属性記憶部51の起点時刻に転記する(ステップC12)。再び、タイマー起動部61により「起点時刻(「11時03分」)+タイマーセット値(「5分」)+遅延許容値(「5分」)−現在時刻(「11時03分」)」の合計値(「10分」)だけタイマーをセットする(ステップC3)。そして、10分経過してタイマーがタイムアウトすると(ステップC3)、監視処理装置6は時刻11時13分に受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認し処理をする(ステップC4〜ステップC11)。その後、受信データ記憶部52のテーブルの受信時刻欄から現時点で一番遅い時刻(「11時08分」)を選択し、「11時08分」をWWWサーバ属性記憶部51のテーブルの起点時刻に転記する(ステップC12)。
【0037】再び、タイマー起動部61により、「起点時刻(「11時08分」)+タイマーセット値(「5分」)+遅延許容値(「5分」)−現在時刻(「11時13分」)」の合計値(「5分」)だけタイマーをセットする(ステップC3)。5分経過してタイマーがタイムアウトすると(ステップC3)、監視処理装置6は時刻11時18分に受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認し処理をする(ステップC4〜ステップC11)。その後、受信データ記憶部52のテーブルの受信時刻欄から現時点で一番遅い時刻(「11時16分」)を選択し、この時刻「11時16分」をWWWサーバ属性記憶部52の起点時刻に転記する(ステップC12)。
【0038】再び、タイマー起動部61により、「起点時刻(「11時16分」)+タイマーセット値(「5分」)+遅延許容値(「5分」)−現在時刻(「11時18分」)」の合計値(「8分」)だけタイマーをセットする(ステップC3)。そして、8分経過してタイマーがタイムアウトすると(ステップC3)、監視処理装置6は時刻11時26分に受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認し処理をする(ステップC4〜ステップC11)。その後、受信データ記憶部52のテーブルの受信時刻欄から現時点で一番遅い時刻(「11時25分」)を選択し、この時刻「11時25分」をWWWサーバ属性記憶部51の起点時刻に転記する(ステップC12)。このように、本実施形態では、WWWブラウザ処理装置1からのデータ送信のタイミングに合わせて、WWWサーバ上で動作するアプリケーションが受信データ記憶部52のテーブルの内容を確認することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、WWWブラウザが起動されると、指定された時間間隔でWWWサーバへデータの送信を行い、WWWサーバ上で動作するアプリケーションは、WWWブラウザから送信されたデータが指定間隔で届いていることを常に確認するようにしたことにより、WWWサーバ上で動作するアプリケーションがWWWブラウザの生死を常に監視することができる。また、WWWブラウザがWWWサーバ上で動作するアプリケーションに対して、そのWWWブラウザに固有のWWWブラウザ識別子を送信するため、WWWブラウザが複数になっても各WWWブラウザをWWWブラウザ識別子によって区別して管理できるため、WWWサーバ上で動作するアプリケーションが複数のWWWブラウザの生死を同時に監視することができる。また、WWWサーバ上で動作するアプリケーションが設定するタイマーの時間の決定にはタイマーセット値のほかに遅延許容値を加えるため、WWWブラウザから送信されたデータがネットワーク上の要因によってWWWサーバへ遅延して到着する場合にも対応することができる。また、WWWサーバ上で動作するアプリケーションにおけるチェックで、WWWサーバ上で動作するアプリケーションが前回に行ったチェック時以降に、あるWWWブラウザからのデータが届いていないと判断しても、その時点ではWWWブラウザが終了したとは判断せず、次のチェック時にもそのWWWブラウザからデータが届いていないと判断した段階ではじめてWWWブラウザが終了したと判断するため、WWWブラウザからWWWサーバ上で動作するアプリケーションへのデータ送信に想定外の時間がかかり、WWWサーバ上で動作するアプリケーションのチェック時までにデータが届かなかったとしても、WWWサーバ上で動作するアプリケーションはすぐにはWWWブラウザが終了したとは判断しないようにすることができる。さらに、WWWブラウザでの処理をWWWブラウザ上で実行する形態にすれば、そのプログラムを利用するたびにWWWサーバから取得するようにできるため、WWWブラウザで事前にプログラムを持たない形態を実現することができる。
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【出願日】 平成12年9月26日(2000.9.26)
【代理人】 【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男 (外3名)
【公開番号】 特開2002−108658(P2002−108658A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−292862(P2000−292862)