| 【発明の名称】 |
デバック機能を備えた電子機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】小伊勢 祥二
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| 【要約】 |
【課題】コストの低減を実現してデバック処理を実行することができる【解決手段】 プログラムに従って所定の処理を行うCPU11と、CPU11が実行するアプリケーション処理プログラム、当該アプリケーション処理プログラムに対するデバックをするデバック処理プログラムが格納されるメモリ13と、複数の論理モジュール及び各論理モジュールを接続する配線領域とを有する論理デバイス12とを備える。CPU11は、論理デバイス12の論理モジュール及び配線領域を書き換え変更して外部モニタ装置2と接続するためのデバック用インターフェースとして機能させ、外部モニタ装置2からの制御信号に従ってデバック処理プログラムによりアプリケーション処理プログラムのデバック処理を実行する。
【解決手段】プログラムに従って所定の処理を行うCPU11と、CPU11が実行するアプリケーション処理プログラム、当該アプリケーション処理プログラムに対するデバックをするデバック処理プログラムが格納されるメモリ13と、複数の論理モジュール及び各論理モジュールを接続する配線領域とを有する論理デバイス12とを備える。CPU11は、論理デバイス12の論理モジュール及び配線領域を書き換え変更して外部モニタ装置2と接続するためのデバック用インターフェースとして機能させ、外部モニタ装置2からの制御信号に従ってデバック処理プログラムによりアプリケーション処理プログラムのデバック処理を実行する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プログラムに従って所定の処理を行う処理部と、上記処理部が実行するアプリケーション処理プログラム、当該アプリケーション処理プログラムに対するデバックをするデバック処理プログラムが格納される記憶手段と、複数の論理モジュール及び各論理モジュールを接続する配線領域とを有する論理デバイスとを備え、上記処理部は、上記論理デバイスの論理モジュール及び配線領域を書き換え変更して外部装置と接続するためのデバック用インターフェースとして機能させ、上記外部装置からの制御信号に従って上記デバック処理プログラムにより上記アプリケーション処理プログラムのデバック処理を実行することを特徴とするデバック機能を備えた電子機器。 【請求項2】 上記処理部は、上記論理デバイスが上記デバック用インターフェースとして機能するか否かを検出し、検出結果に基づいて上記記憶手段に記憶された起動するプログラムを切り替える制御をすることを特徴とするデバック機能を備えた電子機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCPU(Central Processing Unit)により主たる処理がなされる電子機器であって、内部にデバック用プログラムを記憶してデバック処理をも行うデバック機能を備えた電子機器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、例えばCPU等により起動するアプリケーション処理プログラムのデバック処理を行うデバッガが知られている。このデバッガは、装置を製造した後に、装置が正確に作動するかの検査をするのに使用されることが多い。また、従来より、アプリケーション処理プログラムを起動することで機器本来の処理がCPUにより実行されるとともに、内部にデバック用プログラムを記憶した電子機器が知られている。 【0003】この電子機器100は、例えば図4に示すように構成されていた。この電子機器100は、CPU101、論理デバイス102、メモリ103、デバック用インターフェース104、プログラム切り替え部105とがデータバス106に接続されて構成されている。また、この電子機器100は、ユーザにより表示内容が確認される外部モニタ装置110がデバック用インターフェース104と接続されている。 【0004】この電子機器100において、メモリ103には、機器本来の処理をCPU101で実行するためのアプリケーション処理プログラム、CPU101によりデバック処理を実行するためのデバック処理プログラムが格納されている。 【0005】この電子機器100において、論理デバイス102は、例えばCPLD(Complex Programmale Logic Device)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)と呼ばれるデバイスで構成される。この論理デバイス102は、プログラム可能な多数の論理モジュールと、各論理モジュール間を接続する配線領域を有して構成されている。電子機器100は、メモリ103に格納されたアプリケーション処理プログラムを実行するに際して、論理デバイス102の論理モジュールを外部のとの入出力インターフェース回路として機能させる。ここで、論理デバイス102を入出力インターフェース回路として機能させるには、CPU101により論理デバイス102内部の論理モジュールをアプリケーション処理用の入出力インターフェース回路に書き換える必要がある。 【0006】この電子機器100では、デバック処理を行うに際しては、メモリ103に格納されたデバック処理プログラムを起動し、デバック用インターフェース104、外部モニタ装置110を使用する。外部モニタ装置110は、例えばパーソナルコンピュータからなり、ユーザの操作内容を入力するための入力機能と、ユーザにデバック処理内容を提示する表示機能と有し、デバック処理プログラムへのコマンドの入力或いは出力をモニタする。 【0007】このような電子機器100において、プログラム切り替え部105は、例えばDIPSW等からなり、アプリケーション処理プログラム及びデバック処理プログラムがメモリ103に記憶されている場合には、起動時にいずれかのプログラムをCPU101で起動するかを選択する。この電子機器100では、例えば製品を作製して出荷するに際して動作確認をするときにデバック処理プログラムを起動して上述のデバック処理を実行する。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の電子機器100では、機器本来の処理がアプリケーション処理プログラムで実行する内容であり、製品作製時に使用するデバック用インターフェース104、メモリ103内のデバック処理プログラム、プログラム切り替え部105が不要となってしまう。したがって、従来の電子機器100では、希にしか使用されないデバック機能を搭載することにより、商品化するにあたりコストアップの要因となっていた。 【0009】また、従来の電子機器100では、商品の出荷段階でデバック用インターフェース104、デバック処理プログラムやプログラム切り替え部105を削除した構成とする場合であっても、余計な工数が必要となる。更に、電子機器100からデバック用インターフェース104、デバック処理プログラム、及びプログラム切り替え部105を削除してしまうと、市場においてトラブルが発生したときにデバック処理を実行することができないという問題がある。 【0010】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、コストの低減を実現してデバック処理を実行することができるデバック機能を備えた電子機器を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を解決するために、プログラムに従って所定の処理を行う処理部と、上記処理部が実行するアプリケーション処理プログラム、当該アプリケーション処理プログラムに対するデバックをするデバック処理プログラムが格納される記憶手段と、複数の論理モジュール及び各論理モジュールを接続する配線領域とを有する論理デバイスとを備え、上記処理部は、上記論理デバイスの論理モジュール及び配線領域を書き換え変更して外部装置と接続するためのデバック用インターフェースとして機能させ、上記外部装置からの制御信号に従って上記デバック処理プログラムにより上記アプリケーション処理プログラムのデバック処理を実行する。 【0012】本発明によれば、デバック処理を行うに際して、デバック用インターフェースとして機能する論理デバイスを利用して外部装置と接続して、外部装置からの制御信号に従ってデバック処理プログラムを実行してアプリケーション処理プログラムのデバックをする。 【0013】また、本発明において、上記処理部は、上記論理デバイスが上記デバック用インターフェースとして機能するか否かを検出し、検出結果に基づいて起動する処理プログラムを切り替える制御をする。 【0014】本発明によれば、論理デバイスがデバック用インターフェースとして機能するときにはデバック処理プログラムを起動し、論理デバイスがデバック用インターフェースとして機能しないときにはアプリケーション処理プログラムを実行する。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 【0016】本発明は、例えば図1に示すように構成された電子機器1に適用される。 【0017】この電子機器1は、CPU11、論理デバイス12、メモリ13がデータバス14に接続されて構成されている。また、この電子機器1は、論理デバイス12を介して外部モニタ装置2と接続されている。 【0018】外部モニタ装置2は、例えばパーソナルコンピュータからなり、ユーザが操作する操作入力機能、各種内容を表示する表示機能、電子機器1の論理デバイス12と接続して情報の送受信をする送受信機能を備える。 【0019】この電子機器1において、メモリ13には、アプリケーション処理プログラム、当該アプリケーション処理プログラムのデバック処理をするためのデバック処理プログラムが格納される。このアプリケーション処理プログラムは、電子機器1が機器本来の目的を達成するためのプログラムとなっている。 【0020】CPU11は、メモリ13に格納されたアプリケーション処理プログラムを読み出して実行することで機器本来の処理をする。このとき、CPU11は、論理デバイス12を入出力回路として機能するように書き換えてアプリケーション処理プログラムに従った処理をする。 【0021】また、CPU11は、外部モニタ装置2からのコマンドに制御されてメモリ13に格納されたデバック用プログラムを起動する。このとき、CPU11は、論理デバイス12をデバック用インターフェースとして機能するように書き換えてデバック用プログラムに従った処理をする。 【0022】論理デバイス12は、例えばCPLD(Complex Programmale Logic Device)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)からなり、複数の論理モジュール及び各論理モジュールを接続する配線領域とを有する。論理デバイス12において、各論理モジュールは、CPU11又は外部モニタ装置2によりその内容が書き換えられ、書き換え内容に応じて各種処理を実行する。 【0023】論理デバイス12は、CPU11がアプリケーション処理プログラムを実行したときの入出力回路、外部モニタ装置2と接続してアプリケーション処理プログラムのデバックをするためのデバック用インターフェースとして機能する。 【0024】論理デバイス12は、FPGAで構成された場合には図2に示すように、プログラム可能なコンフィグレーションメモリと呼ばれるCLB(ギャブル ロジック ブロック)21を規則的に並列し、且つ、各CLB21間に配線領域22を分散配置して形成され、信号入出力をする入出力ブロック23を備える。これにより、論理デバイス12は、使用者において書き換え可能な大規模なゲートの論理を実現する。そして、この論理デバイス12は、CLB21及び配線領域22が書き換えられて所望の論理を実現する。論理デバイス12は、CLB21としてSRAM(Static Random Access Memory)セル、EPROM(Erasable andProgrammable Read Only Memory)、アンチヒューズが使用可能である。なお、CLB21は、EPROMとすることで、同じサイズの書き込みをする場合にはより小さなCLB21を使用することができる。 【0025】本例において、論理デバイス12は、CPU11がアプリケーション処理プログラムを実行するに際しての入出力部等の周辺回路、外部モニタ装置2と接続するためのデバック用インターフェースとして機能するようにCLB21、配線領域22及び入出力ブロック23の設定がされる。 【0026】つぎに、アプリケーション処理プログラムのデバック処理を行うときの処理手順について図3を参照して説明する。 【0027】図3によれば、先ず、ステップST1において、CPU11又は外部モニタ装置2により論理デバイス12の書き換えをする。このとき、CPU11又は外部モニタ装置2は、デバック処理をするためにCLB21、配線領域22、入出力ブロック23を設定して論理デバイス12をデバック用インターフェースとして機能させる。 【0028】次のステップST2において、CPU11又は外部モニタ装置2は、電子機器1全体の設定などをリセットする処理をする。 【0029】次のステップST3において、CPU11又は外部モニタ装置2は、ステップST2でリセットしたことに応じて論理デバイス12がデバック用インターフェースとしての機能を有するか否かのチェックをする。 【0030】ここで、CPU11又は外部モニタ装置2は、図示しない論理デバイス12内のレジスタを参照して、論理デバイス12の設定内容をチェックする。すなわち、論理デバイス12内のレジスタには、CPU11の入出力回路のみが設定されているのか、CPU11の入出力回路及びデバック処理インターフェースが設定されているのか、デバック用インターフェースのみが設定されているのかを、レジスタに格納されている値を参照して判定をする。 【0031】また、CPU11又は外部モニタ装置2は、電子機器1をリセットした後にデバック用インターフェースとして機能を有するか否かを判定するようにプログラムされているものとする。 【0032】次のステップST4において、CPU11又は外部モニタ装置2は、ステップST3のチェック結果を判定し、論理デバイス12がデバック用インターフェースとして機能するときにはステップST5に進み、デバック用インターフェースとして機能しないときにはステップST6に進む。 【0033】ステップST5において、外部モニタ装置2は、予めメモリ13に記憶されたアプリケーション処理プログラムのデバックをするために、デバック処理を制御するためのコマンドを論理デバイス12を介してCPU11に出力することで、CPU11のデバック処理を制御する。すなわち、外部モニタ装置2は、先ず、メモリ13に格納されたデバック処理プログラムを起動するようにCPU11を制御し、コマンドをCPU11に出力することでアプリケーション処理プログラムのデバック処理を制御する。ここで、外部モニタ装置2は、ユーザの操作によりコマンドを生成するとともに、コマンドやデバック処理内容をモニタする。 【0034】ステップST6において、CPU11は、メモリ13に記憶されたアプリケーション処理プログラムを起動し、論理デバイス12を入出力回路として使用してアプリケーション処理を実行する。 【0035】したがって、上述の電子機器1によれば、論理デバイス12をアプリケーション処理における入出力回路、及びデバック処理におけるデバック処理インターフェースとして機能させることで、デバック処理のみのための専用のデバック用インターフェースをハードウェアで構成する必要がなく、更にはアプリケーション処理に不要な専用のデバック用インターフェースを搭載する必要がない。したがって、この電子機器1によれば、アプリケーション処理のみを実行する商品と同じ構成でアプリケーション処理プログラムのデバック処理を行うことができる。したがって、この電子機器1によれば、コストの低減を実現しつつデバック処理を実行することができる。 【0036】また、上述の電子機器1によれば、アプリケーション処理プログラム及びデバック処理プログラムをメモリ13に格納し、デバック処理を行う必要があるときのみDIPSW等のプログラム切替手段によりプログラムの切り換えを行う必要が無い。したがって、電子機器1によれば、装置のコスト低減を実現することができる。 【0037】更に、電子機器1によれば、内部のデバック処理プログラムを格納することで、デバックを行うのに別個のデバック用ハードウェアを開発する必要が無く、開発費の削減をすることができる。 【0038】更にまた、電子機器1によれば、商品が出荷された後にデバック処理が必要となったときでも、論理デバイス12をデバック用インターフェースとして機能させることにより、容易にデバック処理を実行することができる。 【0039】 【発明の効果】本発明によれば、論理デバイスの論理モジュール及び配線領域を書き換え変更して外部装置と接続するためのデバック用インターフェースとして機能させ、外部装置からの制御信号に従って上記デバック処理プログラムによりアプリケーション処理プログラムのデバック処理を実行することができるので、装置本来の処理でないデバック用インターフェースをハードウェアで構成する必要が無く、コストの低減を実現してデバック処理を実行することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月26日(2000.9.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108646(P2002−108646A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−292602(P2000−292602) |
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