| 【発明の名称】 |
分散処理環境システム、分散処理環境方法及び記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】周東 佑誠
【氏名】小野 泰志
【氏名】村松 孝治
【氏名】藤本 克文
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| 【要約】 |
【課題】依頼元マシンが遠隔マシンから命令処理本体の一部である特定機能処理を容易に入手し処理可能とすることにある。
【解決手段】遠隔マシン10と依頼元マシン20とがネットワーク30を介して接続され、そのうち遠隔マシンは、各種の命令処理を実行させるアプリケーション13と、特定機能処理を行うための処理デーモンと、依頼元マシン側からの要求に対し、処理デーモンを容易に提供可能にし、また遠隔マシンに中継ライブラリ14とを設け、依頼元マシンから特定機能処理に関係する命令要求があったとき、アプリケーションの中から当該命令を中継し、通信制御ポートを介して頼元マシンに提供する分散処理環境システムである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 1つ以上の遠隔マシンと1つ以上の依頼元マシンとがネットワークを介して接続されてなる分散処理環境システムにおいて、前記遠隔マシンは、各種の命令処理を実行させる命令処理本体となるアプリケーションと、このアプリケーションの一部の命令処理である特定機能処理を行うための処理デーモンと、前記依頼元マシンとの間で前記アプリケーションの中の特定機能処理に関係する命令を中継する中継ライブラリとを備え、前記依頼元マシンからの要求のもとに前記遠隔マシンの管理する処理デーモンをダウンロードし、前記依頼マシン上で前記特定機能の処理を実行させるようにしたことを特徴とする分散処理環境システム。 【請求項2】 1つ以上の遠隔マシンと1つ以上の依頼元マシンとがネットワークを介して接続されてなる分散処理環境システムにおいて、前記遠隔マシンは、各種の命令処理を実行させる命令処理本体となるアプリケーションと、このアプリケーションの一部の命令処理である特定機能処理を行うための処理デーモンと、前記依頼元マシン側から前記特定機能処理に関係する命令要求のもとに通信制御ポートを確保し、前記依頼元マシンとの間で当該通信制御ポートを介してアプリケーションの中の前記特定機能処理に関係する命令を中継する中継ライブラリと、この中継ライブラリにより確保された通信制御ポートの通知を受けると、前記依頼元マシンに通知するマネージャとを備え、前記依頼元マシンからの要求のもとに前記遠隔マシンの管理する処理デーモンをダウンロードし、この処理デーモンの処理過程で要求される前記アプリケーションの中の前記特定機能処理に関係する命令を前記依頼元マシンの処理デーモンに提供することを特徴とする分散処理環境システム。 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の分散処理環境システムにおいて、前記処理デーモンは、前記遠隔マシン内で動作する前記アプリケーションの一部の表示機能命令処理であることを特徴とする分散処理環境システム。 【請求項4】 各種の命令処理を実行させる命令処理本体となるアプリケーション及びこのアプリケーションの一部の命令処理である特定機能処理を実行させる処理デーモンをもつ1つ以上の遠隔マシンと1つ以上の依頼元マシンとがネットワークを介して接続されてなる分散処理環境システムにおいて、前記遠隔マシンに対し、処理デーモンを要求する処理デーモン要求ステップと、この要求された処理デーモンを前記依頼元マシンのブラウザにダウンロードするステップと、このダウンロードされたWebページに記述されるアプリケーションを指定するステップと、前記遠隔マシンにて前記指定されたアプリケーションを受けて前記アプリケーションを起動し、既存ライブラリに代えて中継ライブラリとリンクするステップと、このステップによるリンク確立後、中継ライブラリが通信制御ポートを確保しマネージャに通知するポート確保ステップと、このマネージャが通信制御ポート番号を前記ブラウザ上の処理デーモンに通知するステップと、この通知を受けた処理デーモンが受信したポート番号を用いて前記遠隔マシンの中継ライブラリに前記特定機能処理に関連する命令を要求するステップと、この中継ライブラリが前記アプリケーションを前記ブラウザ上の処理デーモンに送出するステップと、この処理デーモンが中継ライブラリから受ける処理命令を実行し、その実行に伴って発生する処理命令を中継ライブラリに通知するステップとを有することを特徴とする分散処理環境方法。 【請求項5】 各種の命令処理を実行させる命令処理本体となるアプリケーション及びこのアプリケーションの一部の命令処理である特定機能処理を実行させる処理デーモンを記憶するメモリを有するコンピュータを備え、依頼元マシンからの要求に基づいて起動処理するプログラムを記憶する記憶媒体であって、処理デーモンを含むWebページを提供するWebページ提供機能と、このWebページ提供機能によって提供されたWebページ中の処理デーモンの要求有無を確認する処理デーモン要求確認機能と、この確認機能により要求ありを確認したとき、前記処理デーモンを前記依頼元マシンに提供する処理デーモン提供機能と、この提供機能によって提供された処理デーモンのもとに特定のアプリケーションの指定ありかを確認するアプリケーン名指定確認機能と、この指定確認機能によって確認されるアプリケーションのもとに前記アプリケーションを起動し、中継ライブラリとのリンク化を実行する機能と、このアプリケーションにリンクされる中継ライブラリによって通信制御ポートを確保し、マネージャを介してそのポート番号を前記依頼元マシンの処理デーモンに通知するポート通知機能と、前記通信制御ポートを介して前記アプリケーションの特定機能処理を前記処理デーモンに提供するアプリケーション提供機能とを実現したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、依頼元マシンが遠隔マシンの命令処理本体の一部の命令処理である特定機能処理を受けて処理する分散処理環境システム、分散処理環境方法及び記憶媒体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、UNIX(登録商標)系OSが成熟するに伴い、ユーザにとって比較的分かり易いGUI(Graphical User Interface)環境の遠隔命令処理方式として、Xウインドウ・システムが開発されている。 【0003】また、サーバ側の所有するアプレット(Applet)などの処理内容を、各ユーザであるクライアントが遠隔地から転送要求するとか、或いはインストールする方法も考えられている。さらに、処理依頼元であるサーバと依頼先である各クライアントとが個別に命令処理及び通信に関するソフトを用意するものも考えられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上のような幾つかの遠隔命令処理に関し、Xウインドウ・システムを用いたものは、例えば表示処理部分だけを別場所であるクライアント側で表示処理可能であるが、この表示処理用ソフトを取り込んでクライアント側に表示させるにはUNIX等の採用が前提となる。すなわち、このシステムは、UNIX環境等であるXウインドウ・システムを塔載する環境のみに限られる問題がある。 【0005】また、サーバの所有するアプレットをクライアントから転送要求するシステムは、アプレット自身のデータ容量の大きさにより、ネットワークに大きな負荷がかかる問題がある。 【0006】さらに、処理依頼元と依頼先が個別に命令処理及び通信に関するソフトを用意するものは、アプレットの開発はもとより、両者のデータ通信方法の検討開発等に関し、それぞれ個別に検討・開発しなければならず、開発費用が嵩むという問題がある。 【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、命令処理本体部分と特定機能処理部分とを分離し、依頼先マシン側に命令処理本体部分を残し、特定機能処理部分を依頼元マシンで命令処理可能とする分散処理環境システム及び分散処理環境方法を提供することにある。 【0008】また、本発明の他の目的は、依頼元マシンからの要求に基づいて特定機能処理部分および命令処理本体の必要な命令を提供するプログラムを記憶する記憶媒体を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決するために、1つ以上の遠隔マシンと1つ以上の依頼元マシンとがネットワークを介して接続されてなる分散処理環境システムにおいて、前記遠隔マシンは、各種の命令処理を実行させる命令処理本体となるアプリケーションと、このアプリケーションの一部の命令処理である特定機能処理を行うための処理デーモンと、前記依頼元マシンとの間で前記アプリケーションの中の特定機能処理に関係する命令を中継する中継ライブラリとを備え、前記依頼元マシンからの要求のもとに前記遠隔マシンの管理する処理デーモンをダウンロードし、前記依頼マシン上で前記特定機能の処理を実行させる構成である。 【0010】本発明は以上のような構成とすることにより、命令処理本体となるアプリケーションと特定機能処理を実行させる処理デーモンを分離することにより、依頼元マシンが例えばブラウザ上で要求することにより、当該ブラウザ上に特定機能処理を容易に表示可能であり、また中継ライブラリを介して特定機能処理に関係する命令をアプリケーションの中から取り込むことが可能である。 【0011】(2) 1つ以上の遠隔マシンと1つ以上の依頼元マシンとがネットワークを介して接続されてなる分散処理環境システムにおいて、前記遠隔マシンは、各種の命令処理を実行させる命令処理本体となるアプリケーションと、このアプリケーションの一部の命令処理である特定機能処理を行うための処理デーモンと、前記依頼元マシン側から前記特定機能処理に関係する命令要求のもとに通信制御ポートを確保し、前記依頼元マシンとの間で当該通信制御ポートを介してアプリケーションの中の前記特定機能処理に関係する命令を中継する中継ライブラリと、この中継ライブラリにより確保された通信制御ポートの通知を受けると、前記依頼元マシンに通知するマネージャとを備え、前記依頼元マシンからの要求のもとに前記遠隔マシンの管理する処理デーモンをダウンロードし、この処理デーモンの処理過程で要求される前記アプリケーションの中の前記特定機能処理に関係する命令を前記依頼元マシンの処理デーモンに提供する構成である。 【0012】本発明は以上のような構成とすることにより、命令処理本体となるアプリケーションと特定機能処理を実行させる処理デーモンを分離することにより、依頼元マシンが例えばブラウザ上で要求することにより、当該ブラウザ上に特定機能処理を容易に表示可能であり、また、遠隔マシンでは、依頼元マシン側から前記特定機能処理に関係する命令要求を受けると、マネージャが依頼元マシンに通信制御ポートを通知するので、依頼元マシンは、通信制御ポートの接続を要求すれば、中継ライブラリがアプリケーションの中の前記特定機能処理に関係する命令を中継し、前記依頼元マシンの処理デーモンに提供するので、依頼元マシン側はブラウザ等の要求機能だけをもつことにより、命令処理本体の一部の特定機能処理が実行可能となり、特別の機能をもつことなく融通性に富んだ命令処理を実行可能となる。 【0013】(3) 本発明に係わる分散処理環境方法は、遠隔マシンと依頼元マシンとがネットワークを介して接続されてなる分散処理環境システムにあって、遠隔マシンに対し、処理デーモンを要求する処理デーモン要求ステップと、この要求された処理デーモンを前記依頼元マシンのブラウザにダウンロードするステップと、このダウンロードされたWebページに記述されるアプリケーションを指定するステップと、前記遠隔マシンにて前記指定されたアプリケーションを受けて前記アプリケーションを起動し、既存ライブラリに代えて中継ライブラリとリンクするステップと、このステップによるリンク確立後、中継ライブラリが通信制御ポートを確保しマネージャに通知するポート確保ステップと、このマネージャが通信制御ポート番号を前記ブラウザ上の処理デーモンに通知するステップと、この通知を受けた処理デーモンが受信したポート番号を用いて前記遠隔マシンの中継ライブラリに前記特定機能処理に関連する命令を要求するステップと、この中継ライブラリが前記アプリケーションを前記ブラウザ上の処理デーモンに送出するステップと、この処理デーモンが中継ライブラリから受ける処理命令を実行し、その実行に伴って発生する処理命令を中継ライブラリに通知するステップとを有することにより、依頼元マシンではブラウザ等の要求機能だけをもつことにより、命令処理本体の一部の命令処理を円滑に実行することが可能である。 【0014】(4) また、本発明に係わるコンピュータ読取り可能な記憶媒体は、処理デーモンを含むWebページを提供するWebページ提供機能と、このWebページ提供機能によって提供されたWebページ中の処理デーモンの要求有無を確認する処理デーモン要求確認機能と、この確認機能により要求ありを確認したとき、前記処理デーモンを前記依頼元マシンに提供する処理デーモン提供機能と、この提供機能によって提供された処理デーモンのもとに特定のアプリケーションの指定ありかを確認するアプリケーン名指定確認機能と、この指定確認機能によって確認されるアプリケーションのもとに前記アプリケーションを起動し、中継ライブラリとのリンク化を実行する機能と、このアプリケーションにリンクされる中継ライブラリによって通信制御ポートを確保し、マネージャを介してそのポート番号を前記依頼元マシンの処理デーモンに通知するポート通知機能と、前記通信制御ポートを介して前記アプリケーションの特定機能処理を前記処理デーモンに提供するアプリケーション提供機能とを実現するプログラムを記憶し、コンピュータに読み取らせることにより、以上の機能を実現するものである。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 【0016】図1および図2は本発明に係わる分散処理環境システムの一実施の形態を示す構成図である。 【0017】この分散処理環境システムは、図1に示すようにアプリケーションソフトの命令処理本体等を実行する遠隔マシン10と、この遠隔マシン10の命令処理本体の一部根命令処理である特定機能処理部分例えば表示デーモンを受け取って処理する複数の依頼元マシン20,…とがインターネット,イントラネット等のネットワーク30を介して接続されている。 【0018】この遠隔マシン10は、自身にて命令処理本体を実行する他、依頼元マシン20から要請される命令処理を転送したり、必要に応じて要請された命令を実行するサーバ本体ないし依頼先マシンの役割をもつものであり、具体的には図2に示すように、HTML言語のホームページファイルや特定機能処理部分となる各種処理デーモン,例えば表示デーモンその他必要な処理デーモンを保存するデータベース11、遠隔マシン10上に常駐し、依頼元マシン20側からの要求を受付けて表示デーモンのダウンロードや後記するアプリケーション13の起動を行うWebサーバ12、遠隔マシン10上で動作し、Webサーバ部12からの起動指示を受けて各種命令の送受信を実行するアプリケーション13、中継ライブラリ14、マネージャ15及び記憶媒体16等が設けられている。 【0019】この中継ライブラリ14は、既存ライブラリ17と互換性をもつものであって、既存ライブラリ17の代わりにアプリケーション13とリンクされ、アプリケーション13からの命令およびダウンロードされた依頼元マシン20の表示デーモンと送受信する中継機能、依頼元マシン20に対する通信制御ポートの確保等の機能をもっている。 【0020】前記マネージャ15は、遠隔マシン10に常駐し、各依頼元マシン20,…上で動作する表示デーモンの管理・制御および中継ライブラリ14から通知される通信制御ポートの番号を依頼元マシン20に通知する機能をもっている。 【0021】前記記憶媒体16は、依頼元マシン20からの表示デーモンの要求に関連する一連の処理用プログラムを記憶する媒体であって、例えば磁気ディスク、磁気テープ、CD−ROM、DVD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、MO、CD−R、メモリカードなどが用いられる。 【0022】なお、遠隔マシン10は、ネットワーク30上に一台だけ設置されている例を示しているが、複数台設置されているものでもよい。 【0023】一方、依頼元マシン20は、遠隔マシン10に対する表示デーモンの要求やこの表示デーモンの処理上必要なアプリケーション13の要求の他、所要の命令処理を依頼する,いわゆるクライアントに相当し、具体的には、URL指定のもとに遠隔マシン10のホームページを閲覧する一般的なブラウザ21が搭載され、このブラウザ21を起動することにより、Webサーバ12側から特定機能処理部分となる所要の表示デーモン22をインストールし実行する機能をもっている。この表示デーモン22は、ブラウザ21上にてjavaアプレットとして動作し、また中継ライブラリ14から送られてくる各種命令の実際の実行、中継ライブラリ14に対するイベントの発生通知を行う機能をもっている。 【0024】なお、依頼元マシン20は、複数台設置されている例を示しているが、1台だけ設置されている場合でも同様に適用できるものである。 【0025】次に、以上のようなシステムの動作ないし本発明方法について説明する。 【0026】(1)マシン所持者は、遠隔マシン10に電源を投入し、当該遠隔マシン10内のマネージャ15を起動する。 【0027】(2)以上のような遠隔マシン10の動作状態において、ユーザが依頼元マシン20のブラウザ21を起動し、URLをもとにWebサーバ12をアクセスし、当該Webサーバ10から送られてくるWebページを表示する。 【0028】(3)ここで、ユーザは、ブラウザ21上に表示されるホームページに記述される表示デーモンのリンク情報をクリックする。 【0029】(4)Webサーバ12は、リンク情報からリンク先であるデータベース11から表示デーモンを読み出し、依頼元マシン20にダウンロードする。 【0030】(5)ここで、依頼元マシン20にて表示デーモン22が起動することにより、リンク付きのアプリケーション一欄を表示する。 【0031】(6)そこで、ユーザはブラウザ21内に表示されるアプリケーション一欄の中から所要とするアプリケーション名をクリックし、CGIスクリプトを起動する。 【0032】(7)遠隔マシン10のWeb12は、CGIスクリプトにてクリックされたアプリケーション名のアプリケーション13に対し、例えば既存ライブラリ17に代えて中継ライブラリ14を動作させるよう起動をかける。 【0033】(8)ここで、中継ライブラリ14が既存ライブラリ17に代わってアプリケーション名のアプリケーション13とリンクされる。 【0034】(9)該当アプリケーション名のアプリケーション13が起動する。 【0035】(10)一方、中継ライブラリ14は、通信制御用の接続ポートを確保し、マネージャ15へ通知する。 【0036】(11)マネージャ15は接続ポート番号をブラウザ21上の表示デーモン22に通知する。 【0037】(12)表示デーモン22は、受信したポート番号を用いて、中継ライブラリ14との接続を要求し、中継ライブラリ14との接続を確立する。 【0038】(13)ここで、中継ライブラリ14は、アプリケーション名の表示処理命令を表示デーモン22に送出する。 【0039】(14)一方、表示デーモン22は中継ライブラリ14から受ける表示処理命令を実際に実行し、その実行に伴って発生するイベントを中継ライブラリ14を介してアプリケーション13に中継する。 【0040】従って、以上のような実施の形態によれば、命令処理本体となるアプリケーション13と特定機能処理を実行させる処理デーモンとを分離することにより、依頼元マシン20は、例えばブラウザ上で処理デーモンを要求することにより、即座に処理デーモンを取得でき、特定機能処理を容易に実行できる。また、遠隔マシン10では、依頼元マシン20側から前記特定機能処理に関係する命令要求を受けると、マネージャ15が中継ライブラリ14から通知された通信制御ポートを依頼元マシン20に通知するので、依頼元マシン20は、通信制御ポートの接続を要求すれば、中継ライブラリ14がアプリケーションの中の前記特定機能処理に関係する命令を中継し、依頼元マシン20の処理デーモンに提供するので、命令処理本体の一部の特定機能処理を実行でき、しかも依頼元マシン20は、ブラウザ21を備えるだけで特定機能処理を実行でき、融通性に富んだ命令処理を実行可能となる。 【0041】次に、本発明システムの動作及び依頼先となる遠隔マシン10に装着される記録媒体16に記憶されるプログラムの処理例について説明する。 【0042】CPUを備えた遠隔マシン10および依頼元マシン20が動作している状態において、依頼元マシン20を所持するユーザがブラウザ21を起動した後、URLのもとにWebサーバ12をアクセスするが、遠隔マシン10は、記憶媒体16のプログラムを読み取り、以下のような処理を実行する。 【0043】すなわち、遠隔マシン10のWebサーバ12は、URLのもとにWebぺージのアクセス有無を判断し、アクセスありの場合にはデータベース12に保存されるWebページを依頼元マシン20に提供する(S1,S2:Webページ提供機能)。 【0044】ここで、ユーザは、遠隔マシン10から受信したWebページを解析し依頼元マシン20に表示した後、当該Webページ上に記述される表示デーモンをクリックする。 【0045】遠隔マシン10のWebサーバ12は、Webページを提供後、表示デーモンの要求有無を判断し(S3:処理デーモン要求確認機能)、要求ありの場合にはデータベース11から表示デーモンを読み出し、ブラウザ21上にダウンロードする(S4:処理デーモン提供機能)。ここで、依頼元マシン20では、ダウンロードされた別のWebページに記述されるアプリケーション13の各種命令であるアプリケーション一欄が記述されているので、ユーザは表示デーモンに関係する命令処理であるアプリケーション名をクリックする。 【0046】遠隔マシン10のWebサーバ12は、特定のアプリケーション名の指定有無を確認し(S5:アプリケーン名指定確認機能)、指定ありの場合にはアプリケーション13を起動し、既存ライブラリ17に代えて中継ライブラリ14とのリンクを確立する(S6:リンク確立機能)。 【0047】ここで、中継ライブラリ14は、依頼元マシン20との通信制御ポートを確保し、マネージャ15を介して表示デーモン22に通知する(S7:ポート通知機能)。 【0048】この状態において遠隔マシン10の中継ライブラリ14は、表示デーモン22から接続要求があるか否かを判断し、接続要求ありのときには前記アプリケーション名の前記アプリケーション13を取り出し、表示デーモン22に提供する(S8,S9:アプリケーション提供機能)。 【0049】なお、表示デーモン22は表示デーモンに関係するアプリケーションを用いて実際に処理し、この処理過程でイベントが発生すれば、中継ライブラリ14に通知し、アプリケーションから他の必要な命令などを要求する処理を行うものである。 【0050】従って、遠隔マシン10であるコンピュータは、依頼先マシン20からの処理データンの要求に対し、命令処理本体の一部である特定機能処理となる処理デーモンを依頼元マシン20に提供し、また依頼元マシン20から特定機能処理に関連する命令処理のアプリケーションの要求があったとき、依頼元マシン20との通信制御ポートを確保し、依頼元マシン20に通知することにより、依頼元マシン20の処理デーモンに所要とするアプリケーションを迅速に提供できる。 【0051】よって、本発明による本発明による分散処理環境システム及びその方法によれば、依頼マシン20により遠隔マシン10を遠隔地から操作することができる。また、中継ライブラリ14で通信制御ポートを確保し、マネージャ15を介して依頼元マシン20に通知するので、従来のようにアプレットにより通信制御ポートを確保できないという問題を解消できる。 【0052】また、遠隔マシン10側と依頼元マシン20側とで別々にアプリケーション等を開発する必要がなくなり、開発工数を大幅に削減できる。 【0053】さらに、依頼元マシン20は、ブラウザ上でクリックすることにより、処理デーモンを取得できるので、特別なアプリケーションのインストールが不要になり、操作が非常に簡単となり、しかもOSに依存されずに動作させることができる。 【0054】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。 【0055】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、命令処理本体部分と特定機能処理部分とを分離し、依頼先マシン側に命令処理本体部分を残し、特定機能処理部分を依頼元マシンで容易に入手し命令処理を実行できる分散処理環境システム及び分散処理環境方法を提供できる。 【0056】また、本発明は、依頼元マシンからの要求に基づいて特定機能処理部分および命令処理本体の必要な命令を提供するプログラムを記憶する記憶媒体を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成12年9月27日(2000.9.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108631(P2002−108631A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−293932(P2000−293932) |
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