| 【発明の名称】 |
ナビゲーションシステムの構築方法及びナビゲーションシステム並びに記憶媒体 |
| 【発明者】 |
【氏名】稲垣 賀一
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| 【要約】 |
【課題】ソフトウェアの選択的なインストールが可能なナビゲーションシステムの構築方法及びナビゲーションシステム並びに記憶媒体を提供すること。
【解決手段】拡張機能ソフトウェア(K5)、(K6)、(K7)、(K8)を使用するとともに、拡張基礎ソフトウェアも新規拡張基礎ソフトウェアに更新したい時には、ソフトウェア構成情報を作成する(ステップ100)。次に、ソフトウェア構成情報に応じて新規に必要となるソフトウェアを用意し、それらを全てDVD−ROMに格納する(ステップ110)。即ち、DVD−ROMには、ソフトウェア構成情報に加え、新規拡張基礎ソフトウェア、拡張機能ソフトウェア(K5)、(K6)、(K7)、(K8)のソフトウェアを格納する。次に、DVD−ROMを基本ナビゲーションシステムのデータ入力器5に挿入し、インストールプログラムを起動させる(ステップ120)。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数のソフトウェアを組み込んでシステムを構築するナビゲーションシステムの構築方法であって、インストールプログラムを実行することにより、基本的な動作の処理を行うソフトウェアを備えた基本ナビゲーションシステムに、所定の追加ソフトウェアをインストールしてナビゲーションシステムを構築することを特徴とするナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項2】 前記追加ソフトウェアを所定の記憶媒体に記憶している場合に、前記インストールの指示がなされたときには、前記基本ナビゲーションシステムの読込部に装着された記憶媒体から、前記追加ソフトウェアを前記基本ナビゲーションシステムにインストールすることを特徴とする前記請求項1に記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項3】 前記基本ナビゲーションシステムとホストコンピュータとが通信手段を介して接続されており、且つ前記追加ソフトウェアを前記ホストコンピュータ側に記憶している場合に、前記インストールの指示がなされたときには、前記追加ソフトウェアを、前記ホストコンピュータ側から、前記通信手段を介して前記基本ナビゲーションシステムにインストールすることを特徴とする前記請求項1に記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項4】 前記追加ソフトウェアをインストールする場合には、前記顧客側の基本ナビゲーションシステムにて、前記追加ソフトウェアを選択し、前記通信手段を介して前記ホストコンピュータ側にアクセスして、前記選択した追加ソフトウェアを、前記ホストコンピュータ側から前記顧客側の基本ナビゲーションシステムにインストールすることを特徴とする前記請求項3に記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項5】 前記追加ソフトウェアをインストールする場合には、前記顧客側から、前記通信手段を介して前記ホストコンピュータ側にアクセスして前記追加ソフトウェアを選択し、該選択した追加ソフトウェアを、前記ホストコンピュータ側から前記顧客側の基本ナビゲーションシステムにインストールすることを特徴とする前記請求項3に記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項6】 前記追加ソフトウェアをインストールする場合には、前記基本ナビゲーションシステム側の操作により又はホストコンピュータ側からの要求に応じて、前記基本ナビゲーションシステム側から、該基本ナビゲーションシステムに現在格納しているソフトウェアに関する情報を、前記ホストコンピュータ側に送信することを特徴とする前記請求項3〜5のいずれかに記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項7】 前記追加ソフトウェアをインストールする場合には、インストールする追加ソフトウェアの構成と、他のソフトウェアとの関係と、記憶媒体上へのマッピング情報とを含むソフトウェア構成情報に基づいてインストールを行うことを特徴とする前記請求項1〜6のいずれかに記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項8】 前記追加ソフトウェアをインストールする場合には、前記請求項7に記載のソフトウェア構成情報を、前記追加ソフトウェアとともに、前記基本ナビゲーションシステム側に送ることを特徴とする前記請求項1〜7に記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項9】 前記追加ソフトウェアをインストールする場合には、前記基本ナビゲーションシステムに現在格納されている書き換え可能なソフトウェアのうち、前記追加ソフトウェア以外のソフトウェアを削除することを特徴とする前記請求項1〜8のいずれかに記載のナビゲーションシステムの構築方法。 【請求項10】 前記請求項1〜9のいずれかに記載のナビゲーションシステムの構築方法の対象となるナビゲーションシステムにおいて、前記基本ナビゲーションシステムが、前記インストールプログラムによって前記追加ソフトウェアのインストールが可能なように構成されていることを特徴とするナビゲーションシステム。 【請求項11】 前記基本ナビゲーションシステムには、前記追加ソフトウェアをインストールするためのインストールプログラムを備えたことを特徴とする前記請求項10に記載のナビゲーションシステム。 【請求項12】 顧客側の基本ナビゲーションシステムには、前記追加可能なソフトウェアに関する情報を開示する機能を備えたことを特徴とする前記請求項10又は11に記載のナビゲーションシステム。 【請求項13】 顧客側の基本ナビゲーションシステムには、前記追加ソフトウェアのインストールを指示する機能を備えたことを特徴とする前記請求項10〜12のいずれかに記載のナビゲーションシステム。 【請求項14】 前記請求項10〜13のいずれか記載のナビゲーションシステムの機能を実現するための手段を記録したことを特徴とする記憶媒体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に搭載されるナビゲーションシステムの構築方法及びナビゲーションシステム並びに記憶媒体に関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年、ナビゲーションシステムは、多様化・多機能化しているが、ナビゲーションシステム上の全ての機能を、全てのユーザーが満遍なく使用しているとは限らない。 【0003】実際には、殆どのユーザーが、所有しているナビゲーションシステムの機能のうち、一部分しか使用していないのが現状である。そのようなユーザーにとっては、使用しない機能は不要な機能であるため、自分が本当に必要とする機能のみを選択して購入することが、メモリの記憶領域の節約及びコスト低減の上で望ましい。 【0004】ところで、ナビゲーションシステムの様々な機能には、ハードウェア依存のものとそうでないものがある。このハードウェア依存の機能とは、ある機能を実現するために不可欠なハードウェア(例えば特別なECU)を接続された場合に動作することができる機能である。そのため、ハードウェアの接続/非接続を使い分けることで、機能の選択が可能である。 【0005】しかしながら、ハードウェア依存でない機能については、基本となるハードウェア上に実装されたソフトウェアのみから機能を選択しなければならない。つまり、組み込み型システム(即ちソフトウェアに合わせてハードウェアが組み込まれているシステム)であるナビゲーションシステムでは、ハードウェアの制約が厳しく、限られた資源(記憶媒体)にプログラムやデータを格納しなければならないために、後から必要なソフトウェアを選択してインストールすることは困難であった。 【0006】また、これとは別に、ソフトウェアを選択してインストールする技術の例としては、パーソナルコンピュータがある。このパーソナルコンピュータは、汎用システムであるため、ハードウェア上の制約も殆どなく、ハードディスクなどの大容量記憶媒体を利用して、ソフトウェアのインストールが可能であるが、上述した組み込み型システムであるナビゲーションシステムでは、その様なインストールを行うことが困難であった。 【0007】本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ソフトウェアの選択的なインストールが可能なナビゲーションシステムの構築方法及びナビゲーションシステム並びに記憶媒体を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請求項1の発明は、複数のソフトウェアを組み込んでシステムを構築するナビゲーションシステムの構築方法であって、インストールプログラムを実行することにより、基本的な動作の処理を行うソフトウェアを備えた基本ナビゲーションシステムに、所定の追加ソフトウェアをインストールしてナビゲーションシステムを構築する。 【0009】従って、例えば基本ナビゲーションシステムを購入した顧客(ユーザ)が、別途取得した(追加ソフトウェアを格納している)DVD−ROM等の記憶媒体から、追加ソフトウェアを選択してインストールするようにして、基本ナビゲーションシステムに格納するソフトウェアを取捨選択することができる。 【0010】この場合には、ユーザが使用する機能のソフトウェアのみをナビゲーションシステムに搭載できるので、低コストで、必要な機能を備えたナビゲーションシステムを構築できるという効果がある。また、本発明の技術は、ナビゲーションシステムの開発時(製造時)にも適用できる。 【0011】つまり、開発時に、1つのハードウェアで複数の機種を作成する場合には、予め基本となる基本ナビゲーションシステムを作成しておき、その後必要に応じて、追加ソフトウェアを例えばホストコンピュータからインストールして、ナビゲーションシステムを再構築できるので、各種の機能を備えたナビゲーションシステムを簡易な工程で製造できるという顕著な効果を奏する。 【0012】尚、この追加ソフトウェアとしては、全く新しく追加するソフトウェアだけでなく、インストールにより更新されるソフトウェアも含むようにしてもよい。(2)請求項2の発明では、追加ソフトウェアを所定の(例えば携帯や送付に適した)記憶媒体に記憶している場合に、インストールの指示がなされたときには、基本ナビゲーションシステムの読込部(例えばデータ入力器)に装着された記憶媒体から、追加ソフトウェアを基本ナビゲーションシステムにインストールする。 【0013】本発明は、追加ソフトウェアを格納した媒体及びその使用方法を例示したものである。本発明では、例えば顧客が注文した追加ソフトウェアを郵送等で送ってもらえば、各家庭などで、容易に追加ソフトウェアをインストールして、使用したい機能のみを搭載したナビゲーションシステムを再構築することができる。 【0014】(3)請求項3の発明では、基本ナビゲーションシステムとホストコンピュータとが通信手段(例えばインターネット)を介して接続されており、且つ追加ソフトウェアをホストコンピュータ側に記憶している場合に、インストールの指示がなされたときには、追加ソフトウェアを、ホストコンピュータ側から、通信手段を介して基本ナビゲーションシステムにインストールする。 【0015】本発明は、追加ソフトウェアをどのようにインストールするかを例示したものである。本発明では、例えば顧客がインターネットなどで注文した追加ソフトウェアを、そのままインターネットを介して取得できるので、使用したい機能のみを搭載したナビゲーションシステムを速やかに且つ極めて容易に再構築することができる。 【0016】(4)請求項4の発明では、追加ソフトウェアをインストールする場合には、顧客側の基本ナビゲーションシステムにて、追加ソフトウェアを選択し、通信手段を介してホストコンピュータ側にアクセスして、選択した追加ソフトウェアを、ホストコンピュータ側から顧客側の基本ナビゲーションシステムにインストールする。 【0017】例えば顧客側のナビゲーションシステムのディスプレイに、(例えば顧客側のナビゲーションシステムのメモリに記憶してある)追加できるソフトウェアを表示させることにより、例えばインターネットを介して所定のサイトにアクセスし、容易に追加ソフトウェアを選択してインストールでき、極めて便利である。 【0018】(5)請求項5の発明では、追加ソフトウェアをインストールする場合には、顧客側から、通信手段を介してホストコンピュータ側にアクセスして追加ソフトウェアを選択し、その選択した追加ソフトウェアを、ホストコンピュータ側から顧客側の基本ナビゲーションシステムにインストールする。 【0019】例えば顧客側のナビゲーションシステムのディスプレイに、ホストコンピュータ側から送信されたデータ(即ち追加できるソフトウェア)を表示させることにより、容易に追加ソフトウェアを選択してインストールでき、極めて便利である。 【0020】(6)請求項6の発明では、追加ソフトウェアをインストールする場合には、基本ナビゲーションシステム側の操作により又はホストコンピュータ側からの要求に応じて、基本ナビゲーションシステム側から、基本ナビゲーションシステムに現在格納しているソフトウェアに関する情報を、ホストコンピュータ側に送信する。 【0021】追加ソフトウェアをインストールする場合には、基本ナビゲーションシステムに記憶されているソフトウェアに関する情報が重要である。つまり、後述する様に、既にインストールされているソフトウェアに基づいて作成したソフトウェア構成情報を利用してインストールすることが望ましい。 【0022】従って、インストールする場合には、既にインストールしているソフトウェアに関する情報を、ホストコンピュータ側に送信するのである。これにより、ホストコンピュータ側では、前記ソフトウェア構成情報を作成し、このソフトウェア構成情報ととともに追加ソフトウェアを基本ナビゲーションシステムに転送することにより、基本ナビゲーションシステム側で、好適に追加ソフトウェアをインストールすることができる。 【0023】(7)請求項7の発明では、追加ソフトウェアをインストールする場合には、インストールする追加ソフトウェアの構成と、他のソフトウェアとの関係と、記憶媒体上へのマッピング情報とを含むソフトウェア構成情報に基づいてインストールを行う。 【0024】本発明は、ソフトウェア構成情報を示している。このソフトウェア構成情報は、例えば図3に例示する様に、基本ナビゲーションシステムのソフトウェア構成の情報と、(他のソフトウェアとの関係を示す)リンク情報と、(記憶媒体においててソフトウェアを格納する位置を示す)マッピング情報を含んでいるので、このソフトウェア構成情報に基づいて、ナビゲーションシステムを好適に再構築することができる。 【0025】(8)請求項8の発明では、追加ソフトウェアをインストールする場合には、請求項7に記載のソフトウェア構成情報を、追加ソフトウェアとともに、基本ナビゲーションシステム側に送る。これにより、基本ナビゲーションシステム側では、追加ソフトウェアのインストールを実行することができる。 【0026】(9)請求項9の発明では、追加ソフトウェアをインストールする場合には、基本ナビゲーションシステムに現在格納されている書き換え可能なソフトウェアのうち、追加ソフトウェア以外のソフトウェアを削除する。従って、再構築後にナビゲーションシステムに残したいソフトウェアに関しては、追加ソフトウェアとして例えばソフトウェア構成情報に記載することにより、確実に再構築されたナビゲーションシステムに残すことができる。 【0027】尚、前記請求項1〜8の発明において、インストールの指示は、基本ナビゲーションシステム側から出力してもよいが、(ホストコンピュータと接続されている場合には)ホストコンピュータ側から出力するようにしてもよい。(10)請求項10の発明は、上述したナビゲーションシステムの構築方法の対象となるナビゲーションシステムにおいて、基本ナビゲーションシステムが、インストールプログラムによって追加ソフトウェアのインストールが可能なように構成されている。 【0028】つまり、本発明のナビゲーションシステムでは、従来の様に、ハードとソフトウェアが不可分でソフトウェアの変更が困難なものではなく、基本ナビゲーションシステムを構築した後の処理により、例えばインターネット等を利用して追加ソフトウェアを容易にインストール可能なものである。 【0029】(11)請求項11の発明では、基本ナビゲーションシステムには、追加ソフトウェアをインストールするためのインストールプログラムを備えている。従って、このインストールプログラムを実行することにより、追加プログラムを基本ナビゲーションシステムにインストールすることができる。 【0030】(12)請求項12の発明では、顧客側の基本ナビゲーションシステムには、追加可能なソフトウェアに関する情報を開示する機能を備えている。従って、例えばディスプレイに追加ソフトウェアを表示できるので、その表示を見て適宜追加プログラムを選択することができる。 【0031】(13)請求項13の発明では、顧客側の基本ナビゲーションシステムには、追加ソフトウェアのインストールを指示する機能を備えている。従って、顧客のスイッチ操作等により、所望のタイミングで追加ソフトウェアのインストールを行うことができる。 【0032】(14)請求項14の発明は、上述したナビゲーションシステムの機能を実現するための手段(例えばプログラム)を記録した記憶媒体を示している。つまり、上述した様なナビゲーションシステムをコンピュータシステムにて実現する機能は、例えば、コンピュータシステム側で起動するプログラムとして備えることができる。このようなプログラムの場合、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより用いることができる。この他、ROMやバックアップRAMをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として前記プログラムを記録しておき、このROMあるいはバックアップRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いても良い。 【0033】 【発明の実施の形態】以下に、本発明のナビゲーションシステムの構築方法及びナビゲーションシステム並びに記憶媒体の実施の形態の例(実施例)を説明する。 (実施例1)本実施例では、例えばカーナビゲーションシステム(以下単にナビゲーションシステムと記す)を購入した顧客(ユーザ)側において、DVD等の記憶媒体を用いて、適宜追加プログラムをインストールしてナビゲーションシステムを再構築する例を挙げる。 【0034】a)本実施例のナビゲーションシステムの基本的なシステム構成を図1を用いて説明する。図1に示す様に、本実施例のナビゲーションシステムは、制御回路1を中心にして、その制御回路1に、位置検出器3、データ入力器5、操作スイッチ群7が接続されるとともに、外部メモリ9、表示装置11、外部情報入出力装置13、リモコンセンサ15が接続されている。 【0035】以下、各構成について説明する。前記制御回路1は、通常のマイクロコンピュータとして構成されており、内部には、後に詳述する様に、周知のCPU、ROM、RAM、I/O、及びこれらを接続するバスラインが備えられている。 【0036】前記位置検出器3は、車両の位置を検出するための装置であり、周知の地磁気センサ17、ジャイロスコープ19、距離センサ21、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機23を有している。 【0037】また、これらのセンサ類17〜23は、それぞれ性質が異なる誤差があるので、複数のセンサ類17〜23によりそれぞれを補間しながら使用するように構成されている。尚、精度によっては、上述したセンサ類17〜23の一部で位置検出器3を構成してもよく、更にステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。 【0038】前記データ入力器5は、位置検出の精度向上のためのマップマッチング用データ、地図データ、及び目印データなどの各種のデータを入力するための装置(ドライブ)である。また、このデータ入力器5に装着した記憶媒体より追加ソフトウェアを入力することができる。 【0039】尚、データ入力器5に装着できる記憶媒体としては、CD−DOM、DVD−ROM、メモリカード等が挙げられる。前記操作スイッチ群7は、例えば表示装置11と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチである。 【0040】このスイッチ類7により、(表示装置11に表示された)追加ソフトウェアの選択やインストールの実行を指示することができる。前記外部メモリ9は、例えばハードディスク等の記憶装置である。前記表示装置(ディスプレイ)11は、カラー表示装置であり、この表示装置11の画面には、位置検出器3から得られた車両現在位置マーク、データ入力器5から得られた地図データ、更には、地図上に表示する誘導経路等の付加データを重ねて表示することができる。 【0041】また、この表示装置11には、前記記憶媒体から読み取った追加可能なソフトウェア(又は予め制御回路1に記憶されている追加可能なソフトウェア)を一覧表示することができる。前記外部情報入出力装置13は、外部(例えばVICS(登録商標)などのインフラ)から提供される情報を受信し、また外部へ情報を発信する装置である。従って、外部から受け取った情報は、制御回路1で処理し、また必要で有れば、制御回路1で処理した情報を、この装置から外部に送信する。 【0042】尚、この外部情報入出力装置13は、無線を利用したインターネットにより、各種の情報の送受信を行うことができる。前記リモコンセンサ15は、リモコン25からの電波を受信するセンサである。 【0043】従って、本実施例のナビゲーションシステムでは、リモコン25によりリモコンセンサ15を介して、あるいは、操作スイッチ群7により、例えば目的地の位置を入力すると、現在位置からその目的地までの最適な経路を自動的に選択して誘導経路を形成し、その誘導経路を表示装置11に表示する、いわゆる経路案内機能を備えている。尚、この様な自動的に最適な経路を設定する手法としては、ダイクストラ法が知られている。 【0044】b)次に、本実施例の要部である制御回路1のハードウェア構成及びそれに関連するソフトウェア構成を、図2に基づいて説明する。図2に示す様に、前記制御回路1は、データの演算等を行うCPU1Aを備えるとともに、記憶装置として、不揮発性メモリ(マスクROM)1Bと、書き込み可能な不揮発性メモリ(FLASH ROM)1Cと、揮発性メモリ(SRAM)1Dと、揮発性メモリ(SDRAM)1Eと、揮発性メモリ(DRAM)1Fを備えている。また、データ入力器5と接続される入出力ポート1Gも備えている。 【0045】前記各メモリ1B〜1Fには、ナビゲーションシステムの下記■〜■のソフトウェアを、下記のように分割して格納する。尚、ここでは最初にナビゲーションシステムに記憶されているソフトウェアだけでなく、インストール後の追加ソフトウェアも合わせて説明する。 【0046】■基本基礎ソフトウェアこの基本基礎ソフトウェアは、ナビゲーションシステムの制御に不可欠なコアソフトウェアであり、例えばOS、ドライバ、ファイルマネージャなどである。よって、ナビゲーションシステムの各機能を実現するにあたり、下記■〜■のソフトウェアは、この基本基礎ソフトウェアが提供する機能(例えばデータの読み書き、割り込み制御、描画処理など)を使用する。 【0047】■拡張基礎ソフトウェアこの拡張基礎ソフトウェアは、前記基本基礎ソフトウェアで実現する機能に対し、拡張性を持たせる場合に、基本基礎ソフトウェアと組み合わせて使用するソフトウェアである。 【0048】前記拡張する機能としては、例えばVGA描画機能、自然音声再生機能、合成音声発声機能などが挙げられる。 ■基本機能ソフトウェアこの基本機能ソフトウェアは、ナビゲーションシステムが持つ機能のうち、製品が成立する上で必要となる機能を実現するソフトウェアである。 【0049】この機能としては、例えば自車走行判定(車両の走行に応じて現在位置の移動を判定する処理)、地図描画、経路探索、地図探索、経路案内、HMI(人と装置とのインターフェース)の関する処理が挙げられる。 ■拡張機能ソフトウェアこの拡張機能ソフトウェアは、基本機能ソフトウェアで実現する機能を拡張するためや、ナビゲーションシステムの付加価値を高めるためのソフトウェアである。 【0050】この機能としては、音声認識、高速地図スクロール、3D地図描画、市街地図描画、複数ルート同時経路探索、乗降IC(インターチェンジ)指定経路探索、(複合条件の探索である)ハイブリッド地点探索、周辺施設探索、インターネット、リアル拡大図案内、支払い料金案内、地点登録、VICS情報表示、通信機能に関する処理が挙げられる。 【0051】そして、上述したメモリ1B〜1Fは、周知の通りそれぞれの特徴があるため、前記■〜■のソフトウェアを区分して格納する。具体的には、不揮発性メモリ(マスクROM)1Bは、1度しか書き込むことができないため、ナビゲーションシステムを構成するために不可欠なソフトウェアを、所定のプログラム領域に格納する。このソフトウェアとしては、例えば■基本基礎ソフトウェア及び■基本機能ソフトウェアが挙げられる。 【0052】前記不揮発性メモリ(FLASH ROM)1Cは、不揮発性であるが、書き込み可能であるため、拡張を持たせるためのソフトウェアを、所定のプログラム領域に格納する。また、基本的なソフトウェアについても、今後バージョンアップの可能性のあるものは、格納してもよい。 【0053】このソフトウェアとしては、例えば■基本基礎ソフトウェアの一部、■拡張基礎ソフトウェア及び■基本機能ソフトウェアの一部、■拡張機能ソフトウェアが挙げられる。前記揮発性メモリ(SRAM)1Dは、信頼性が高い揮発性メモリだが、高価なため、信頼性が必要なデータ、例えば地点登録のデータなどを格納する。 【0054】前記揮発性メモリ(SDRAM)1Eは、信頼性は前記揮発性メモリ1Dよりやや劣る揮発性メモリであるので、揮発性メモリ1Dに格納するデータに次いで信頼性の必要なデータ、例えばユーザの設定条件などのデータを格納する。前記揮発性メモリ(DRAM)1Fは、信頼性は前記揮発性メモリ1Eより劣るので、揮発性メモリ1Eに格納するデータに次いで信頼性の必要なデータを格納する。 【0055】c)次に、追加ソフトウェアをインストールする際の基本的な手順を、図3に基づいて説明する。尚、ここでは、データ入力器5に装着した所定の記録媒体(例えばDVD−ROM)から追加ソフトウェアをインストールする場合を例に挙げる。 【0056】i)まず、図3に示す内容を説明する。図3に示す様に、追加ソフトウェアをインストールする対象となる、即ちインストール前のナビゲーションシステム(以下基本ナビゲーションシステムとも記す)のハードウェアには、予め基本パッケージが記憶されている。 【0057】この基本パッケージとは、基本基礎ソフトウェア、基本機能ソフトウェア、リンク情報、マッピング情報、インストールプログラムである。尚、リンク情報とは、他のソフトウェアとの関連を示す情報であり、マッピング情報とは、ソフトウェアをメモリのどの位置に格納するかを示す情報である。 【0058】一方、追加ソフトウェア及びソフトウェア構成情報は、例えばDVD−ROMなどの記憶媒体に記憶されている。具体的には、例えばDVD−ROMに、追加ソフトウェアとして、拡張基礎ソフトウェア(SA)、拡張基礎ソフトウェア(SB)、拡張機能ソフトウェア(S1)、拡張機能ソフトウェア(S2)、拡張機能ソフトウェア(S3)、拡張機能ソフトウェア(S4)が記憶されるとともに、ソフトウェア構成情報も記憶されている。 【0059】このソフトウェア構成情報とは、追加ソフトウェアをインストールする際に、ソフトウェア全体を組み替えるものであり、図3に示す内容を、HTMLやテキスト形式など、コンピュータ上で解釈が可能な形式で記述する。具体的には、ソフトウェア構成情報とは、■インストールする基本ナビゲーションシステムのソフトウェア構成の情報、■拡張機能ソフトウェアが使用する基本基礎ソフトウェア及び拡張基礎ソフトウェアとの関係付け情報、■メモリ上へのマッピング情報の差分(追加のソフトウェアをどの位置に格納するかを示すマッピング情報)を含む情報である。 【0060】ii)次に、図3に基づいて基本的なインストールの手順を説明する。前記図2に示した様に、分割したソフトウェアをどのメモリに記憶させるかを決定した後に、前記ソフトウェア構成情報を作成する。そして、インストール時には、ソフトウェア構成情報及び追加ソフトウェアを、前記入出力ポート1Gを介して、データ入力器5から入力する。例えばDVD−ROMに格納してあるソフトウェア構成情報及び追加ソフトウェアを、制御回路1に入力する。 【0061】尚、これとは別に、外部情報入出力装置13により、インターネットなどの通信機能を利用して、電子ファイル化したソフトウェア構成情報及び追加ソフトウェアを入力してもよい。次に、ソフトウェア構成情報及び追加ソフトウェアに関するデータが入力されたら、基本パッケージとして最初からハードウェアに格納されているインストールプログラムを実行し、ソフトウェア構成情報に応じて、ソフトウェア全体を組み替える。 【0062】つまり、ソフトウェア構成情報に基づき、入力された(データやプログラムを含む)追加ソフトウェアを、ハードウェアの前記各メモリ(即ち追加ソフトウェアの格納先が設定されたそれぞれのメモリ)に、分散して格納する。その後、実際にソフトウェア全体で動作可能となるようにリンク情報、マッピング情報を組み替える。 【0063】以上の手順により、必要な機能のみを備えたナビゲーションシステムを再構築できる。 d)次に、実際に追加ソフトウェアをインストールする具体例を説明する。ここでは、開発時に、1つのハードウェアで複数の機種を作成する場合、即ち、工場などにおいて、所定の基本的なソフトウェアをインストールして構築した基本ナビゲーションシステムに、追加ソフトウェアをインストールするなどして、ナビゲーションシステムを再構築する例について説明する。 【0064】例えば図4に示す様に、基本ナビゲーションシステムに、拡張機能ソフトウェア(K1)〜(K4)、基本機能ソフトウェア(ア)〜(エ)、拡張基礎ソフトウェア、基本基礎ソフトウェアが搭載されている場合を考える。ここで、基本ナビゲーションシステムに搭載されている拡張機能ソフトウェア(K2)、(K4)で実現している機能が不要となり、代わりに拡張機能ソフトウェア(K5)、(K6)、(K7)、(K8)を使用するとともに、拡張基礎ソフトウェアも新規拡張基礎ソフトウェアに更新したい時には、図4に示す様なソフトウェア構成情報を作成する(図5のステップ100)。 【0065】即ち、ソフトウェア構成情報には、再構築後のナビゲーションシステムにおいて使用する全てのソフトウェア(追加ソフトウェアだけではない)を明記し、削除するソフトウェアは明記しない。具体的には、ソフトウェア構成情報としては、基本基礎ソフトウェア、新規拡張基礎ソフトウェア、基本機能ソフトウェア(ア)〜(エ)、拡張機能ソフトウェア(K1)、(K3)、(K5)、(K6)、(K7)、(K8)のソフトウェアを明記する。尚、図4では、内容が変更されるソフトウェアを網掛け表示で示してある。 【0066】その後、ソフトウェア構成情報に応じて新規に必要となるソフトウェアを用意し、それらを全て、DVD−ROMなどの記憶媒体に格納する(図5のステップ110)。即ち、例えばDVD−ROMには、ソフトウェア構成情報に加え、新規拡張基礎ソフトウェア、拡張機能ソフトウェア(K5)、(K6)、(K7)、(K8)のソフトウェアを格納する。 【0067】次に、例えばDVD−ROMを基本ナビゲーションシステムのデータ入力器5に挿入し、インストールプログラムを起動させる(図5のステップ120)。そして、このインストールプログラムによって、上述したソフトウェアが例えばDVD−ROMからインストールされるのであるが、もし、ソフトウェア構成情報に記載されているにもかかわらず、ソフトウェアが存在しない場合には、インストールプログラムにて、ソフトウェア構成情報を更新し、存在しない機能に関する情報を削除する。 【0068】従って、インストールプログラムは、入力されたソフトウェア情報に基づいて、ソフトウェア全体の構成を作成し直す。即ち、図4に示す様に、ソフトウェア全体構成を再構築する。尚、ナビゲーションシステムのOSに、周知の「WindowsCE(登録商標)」などを使用した場合には、「WindowsCE」が持つインストール用プログラムを活用することも可能である。 【0069】e)この様に、本実施例では、インストールプログラムを実施することにより、基本ナビゲーションシステムに対して、例えばDVD−ROMに記憶した追加ソフトウェアをインストールすることができる。従って、基本ナビゲーションシステムを購入したユーザが、別途取得した(追加ソフトウェアを格納している)DVD−ROMから、追加ソフトウェアを選択してインストールするようにして、基本ナビゲーションシステムに格納するソフトウェアを取捨選択することができる。 【0070】この場合には、ユーザが使用する機能のソフトウェアのみをナビゲーションシステムに搭載できるので、低コストで、必要な機能を備えたナビゲーションシステムを構築できるという効果がある。尚、追加ソフトウェアを格納した記憶媒体の取得方法としては、インターネットや電話等による注文や店舗などにより購入する方法などが挙げられる。特に、インターネットでは、基本ナビゲーションシステムにインストール可能な追加ソフトウェアを適宜選択して、即時に注文できるので好適である。 【0071】また、本実施例では、ユーザが購入した基本ナビゲーションシステムに追加ソフトウェアをインストールする例を挙げたが、この技術は、開発時にも適用できる。つまり、開発時に、1つのハードウェアで複数の機種を作成する場合には、予め基本となる基本ナビゲーションシステムを作成しておき、その後必要に応じて、追加ソフトウェアを記憶媒体からインストールして、ナビゲーションシステムを再構築できるので、各種の機能を備えたナビゲーションシステムを簡易な工程で製造できるという顕著な効果を奏する。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な箇所の説明は省略する。 【0072】本実施例は、既に基本ナビゲーションシステムを購入した顧客(ユーザ)が、インターネットを利用して追加ソフトウェアをインストールする例を挙げる。図6のフローチャートに示す様に、ステップ200では、既に購入した基本ナビゲーションシステムに同梱されている情報に基づいて、インターネットの所定のサイト(ナビゲーションシステムを再構築するための機能拡張サイト)にアクセスする。 【0073】続くステップ210では、定められた記述項目(住所、氏名、ユーザID、基本ナビゲーションシステムの種類を示すシステムIDなど)を入力した後、そのデータを機能拡張サイトに送信する。尚、この際には、既に付加してある機能(追加ソフトウェア)がある場合には、この情報をユーザが入力するようにするか、または、機能拡張サイトのホストコンピュータに、既に付加してある機能をユーザIDとともに記憶しておいてもよい。こうすれば、追加ソフトウェアを二重にインストールすることもなくなる。 【0074】続くステップ220では、機能拡張サイトから得た追加ソフトウェアのデータ(例えば機能や価格)をディスプレイに表示する。続くステップ230では、表示された追加ソフトウェアからインストールしたい追加ソフトウェアを選択し、その選択したデータを機能拡張サイトに送信する。 【0075】ここで、機能拡張サイト側では、選択された追加ソフトウェアに基づいて、ソフトウェア構成情報を自動的に作成する。そして、機能拡張サイト側からユーザの基本ナビゲーションシステムに対して、ソフトウェア構成情報及び追加ソフトウェアを転送する。 【0076】尚、転送の方法は、インターネットで直接にユーザの基本ナビゲーションシステムに送ってもよいが、PCカードなどの各種の記憶媒体に格納して、郵送などで送付してもよい。続くステップ240では、前記ソフトウェア構成情報と追加ソフトウェアを受信する。 【0077】続くステップ250では、インストールプログラムを実行し、送信された追加ソフトウェアを基本ナビゲーションシステムにインストールして、一旦本処理を終了する。この様に、本実施例では、インストールプログラムを実施することにより、基本ナビゲーションシステムに対して、インターネットを利用して取得した追加ソフトウェアをインストールすることができる。 【0078】本実施例の場合には、ユーザが使用する機能のソフトウェアのみをナビゲーションシステムに搭載できるので、低コストで、必要な機能を備えたナビゲーションシステムを構築できるという効果がある。また、本実施例では、ユーザが購入した基本ナビゲーションシステムに追加ソフトウェアをインストールする例を挙げたが、この技術は、開発時にも適用できる。 【0079】つまり、開発時に、1つのハードウェアで複数の機種を作成する場合には、予め基本となる基本ナビゲーションシステムを作成しておき、その後必要に応じて、例えば工場内のLAN(又は他のソフトウェアの会社)などの通信システムを利用して、追加ソフトウェアを取得してインストールすることにより、ナビゲーションシステムを再構築できるので、各種の機能を備えたナビゲーションシステムを簡易な工程で製造できるという顕著な効果を奏する。 【0080】尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。例えば前記実施例では、ナビゲーションシステム及びその構築方法について述べたが、本発明は、それらに限らず、上述した処理を実行させる手段を記憶している記憶媒体にも適用できる。 【0081】この記憶媒体としては、マイクロコンピュータとして構成される電子制御装置、マイクロチップ、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク等の各種の記憶媒体が挙げられる。つまり、上述したナビゲーションシステムにおける処理を実行させることができる例えばプログラム等の手段を記憶したものであれば、特に限定はない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004260 【氏名又は名称】株式会社デンソー
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| 【出願日】 |
平成12年9月27日(2000.9.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082500 【弁理士】 【氏名又は名称】足立 勉
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| 【公開番号】 |
特開2002−108620(P2002−108620A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−294457(P2000−294457) |
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