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【発明の名称】 情報処理装置、及び、記録媒体
【発明者】 【氏名】須藤 智浩

【要約】 【課題】ユーザにとって、ネットワーク接続による煩わしさを意識せずに、ネットワークから配信される情報、またはダウンロードした音楽等のマルチメディアコンテンツを楽しむことができるようにする。

【解決手段】PCのCPUは、CD−ROMドライブを制御し、CD等のメディアの情報面にへのダウンロードファイル書き込みを実行させる(S341)。ジャケットデータの書き込みが指定されて、同時書き込みONを検出すると、これらを受け付け(S342、S343)、ジャケットの画像情報を、メディア(CD104)の回転方向に解析し(S344)、CD−ROMドライブを制御して情報の書き込み、及び回転方向への印刷を実行させる(S345)。よって、ダウンロードしたファイルからCD等の記録メディアに保存させる際、記録メディアには情報の書き込みと同様に、印刷面へのジャケット画像の印刷が可能となる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 マルチメディアデータと、このマルチメディアデータを特徴付ける画像情報とを記憶する記憶手段と、前記マルチメディアデータを着脱可能な外部記憶媒体に書き込む書込手段と、この書込手段によるマルチメディアデータの書き込み時に、前記記憶手段より前記マルチメディアデータと対応付けて記憶された画像情報を読み出して、前記外部記憶媒体のレーベルに印刷する印刷手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】 メモリに記憶されたマルチメディアデータを着脱可能な外部記憶媒体に書き込む書込手順と、この書込手順によるマルチメディアデータの書き込み時に、前記メモリより前記マルチメディアデータと対応付けて記憶された画像情報を読み出して、前記外部記憶媒体のレーベルとして印刷装置に印刷させる印刷手順とを情報処理装置に実行させることを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機能を具備する情報処理装置及び記録媒体に関する。
【0002】
【発明の背景】今日においては、通信技術の発達や通信インフラの整備により、電子メールやインターネット接続等による各種マルチメディアコンテンツの配信サービス、ダウンロードサービスが普及してきている。また、これとは別に、パソコンにおいて、MP3等のデータフォーマットでダウンロードした音楽の再生や編集を行ったり、画像を加工したりと、マルチメディアに特化したアプリケーションも普及しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、ネットワーク環境や、パソコンで制御実行されるアプリケーションが普及してきても、現状においてはインターネット接続する場合には、これを意識しなければならず、パソコンのユーザにとっては、マルチメディアコンテンツを楽しむ上で煩わしく感じるものがあった。本発明では、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザにとって、ネットワーク接続による煩わしさを意識せずに、ネットワークから配信される情報、またはダウンロードした音楽等のマルチメディアコンテンツを楽しむことができる、情報処理装置及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために請求項1記載の発明にかかる情報処理装置にあっては、マルチメディアデータと、このマルチメディアデータを特徴付ける画像情報とを記憶する記憶手段と、前記マルチメディアデータを着脱可能な外部記憶媒体に書き込む書込手段と、この書込手段によるマルチメディアデータの書き込み時に、前記記憶手段より前記マルチメディアデータと対応付けて記憶された画像情報を読み出して、前記外部記憶媒体のレーベルに印刷する印刷手段とを備えている。したがって、外部記憶媒体にマルチメディアデータを書き込むことができるのみならず、この書き込みと同時に、このマルチメディアデータと対応付けて記憶されていた画像情報を、外部記憶媒体のレーベルに印刷することができる。これにより、書き込まれているマルチメディアデータの内容をレーベル面で識別することのできる外部記憶媒体を手軽に作製することが可能となる。
【0005】また、請求項2記載の発明にかかる記録媒体にあっては、メモリに記憶されたマルチメディアデータを着脱可能な外部記憶媒体に書き込む書込手順と、この書込手順によるマルチメディアデータの書き込み時に、前記メモリより前記マルチメディアデータと対応付けて記憶された画像情報を読み出して、前記外部記憶媒体のレーベルとして印刷装置に印刷させる印刷手順とを情報処理装置に実行させる。したがって、請求項2記載の記録媒体によれば、記録されてプログラムをコンピュータに読み取らせることより、該コンピュータを前記請求項1記載に係る発明の情報処理装置として容易に機能させることができる。よって、外部記憶媒体にマルチメディアデータを書き込むことができるのみならず、この書き込みと同時に、このマルチメディアデータと対応付けて記憶されていた画像情報を、外部記憶媒体のレーベルに印刷することができる情報処理装置を、容易に提供することができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態について、図に従って説明する。(第1の実施の形態)図1に示すように、本実施の形態にかかるシステムは、ネットワーク1に接続されたWebサーバ2と、基地局3との無線通信機能を備え、電話回線網4及びネットワーク1を介してWebサーバ2にアクセス可能なPC5とで構成され、Webサーバ2はデータベース6を備えている。
【0007】Webサーバ2は図2に示すように、通信制御部22、操作部(キーボード)23、制御部(メインフレーム)24、ワークメモリ25、表示部(ディスプレイ)26、記憶管理部27、記録媒体読み取り部28とがシステムバス21により相互に接続されたシステムであり、登録者が操作するPC5に対し、有料でデータベース6内に蓄積されるデータ(音楽情報)を配信したり、ダウンロードサービスを行う。
【0008】通信制御部22は図1のネットワーク1、およびLANもしくは、広域ネットワークを介してデータベース6と接続し、情報の送受信を行う際、それを制御する機能を有し、モデムもしくはLANシステムに接続するポートを制御する。
【0009】記憶管理部27は当該サービスを受ける登録者を管理する登録者管理DB271と、データベース6に蓄積される各種メディアの音楽情報の蓄積状態を管理するデータベース6管理用DB272と、ログファイル273とを含む。また記録媒体読み取り部28は外部の記録媒体29(詳細にはCD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録メディア)に記録されている情報を、操作部23からの操作に基づいて読出し、システムバス21に出力する機能を有する。
【0010】登録者管理DB271は図3に図示するように、当該DB内の「管理アドレス」、登録者認証に用いられる「ユーザーID」、「パスワード」、登録者の氏名、連絡先、各種ダウンロードサービス料金支払いの為の口座情報、支払い状況、過去にダウンロードしたファイルデータ等で構成される「ユーザー情報」、現在まで当該サービスを利用した際に発生した「サービス料金」および、登録者のサービス提供の期限である「有効期限」が1つのレコードとして管理されており、このレコードが複数記憶管理されている。
【0011】またデータベース6管理用DB272は、図4に図示するように、当該DB内の「管理アドレス」、データベース6内における音楽情報の個々のファイルの格納箇所である「データベース6における格納アドレス」、「ファイル名」、アーティスト、レーベル、シングル/アルバム、レコード会社、リリース時期等、このファイルの説明、週間ランキング、ダウンロードランキング、プロパティデータ等で構成される「コメントデータ」、「データサイズ」、ファイル形式、フォーマット等の「ファイル属性」、画像情報(ジャケットデータ、アイコン情報、ビデオ情報、歌詞情報)や、コピー許可回数、再生許可回数、再生期間等の「その他付随データ」、データベース6に登録/更新された日付である「登録日/更新日」が1つのレコードとして管理されており、このレコードが複数記憶管理されている。また、ログファイル273は、過去に配信した音楽情報や、ダウンロード依頼を受けたファイルのファイル名やカウント数等の各種サービスの履歴を上記データベース6管理用DB272の記憶内容と関連付けて、統計的に記憶管理するファイルである。
【0012】PC5は登録者が携帯可能な所謂モバイルタイプであって、図5の概略構成ブロック図に示すように、各部を制御するCPU51を中心にして構成されている。CPU51には、入出力部52、位置検出回路53、表示駆動回路54、メモリ55、送受信部56、システムメモリ57、記録媒体読み取り部58、RAM62、および、チューナ63が接続されている。入出力部52は、後述する各種ボタンが設けられたキーボードやこのPC5に搭載されている、HD(hard disk)、CD−Rドライブ、DVD−RAMドライブ、VHSビデオドライブ、DV(デジタルビデオ)ドライブ、MDドライブ、MP3メディアドライブ302に対して情報の記録、読み出しを行い、5.1CHあるいは6CHドルビーデジタルもしくはDTSといった立体的音声出力システムとのデータ入出力を行うためのインターフェース部であり、マウスも接続される。CR−ROMドライブ101は、上記入出力部52に接続される各種メディアドライブの具体的構成の一つとして例示するものであり、CD104の上面に形成されている印刷面を光学的に読み取るスキャナ105が設けられている。尚、このPC5においては、個々のドライブの操作はPCのキーボードやPC本体にある操作ボタンもしくはPCのソフトウェアで行われる。また、選択された任意のメディアに対して情報の記録が行われたのち、これらメディアを再生する専用のハードウェアによって、各メディアは持ち運びが可能になり、ユーザが好きな場所で、好きな時間にそれらメディアを再生することが可能なものである。
【0013】前記位置検出回路53は、タブレット59でのペン入力等に伴いその入力位置を検出するものであり、表示駆動回路54はLCDで構成される表示部60を駆動するものである。メモリ55はハードディスク(HD)で構成される。このメモリ55において、ユーザ情報記憶エリア551は、当該サービスに関してWebサーバ2への接続情報(インターネット接続の場合は、サービスを提供するサイトのURL(Uniform Resource Locators)、登録者(=ユーザ)本人のユーザID、および、パスワード)、過去にどのような音楽情報の配信を受けたか、また、どのファイル(曲、音楽)をダウンロードしたか等のWebサーバ2との接続履歴、および、当該サービスの利用に際し発生した支払うべき金額を記憶するエリアである。また、配信情報記憶エリア552はWebサーバ2から配信された新曲情報等の音楽情報を格納するエリアであり、この他、現在までダウンロードしたファイルの情報を格納するダウンロードデータ記憶管理エリア553、実際にダウンロードしたファイルを記憶するダウンロード記憶エリア554、CPU51のワークエリア555等で区分けされている。図6はダウンロードデータ記憶管理エリア553の記憶状態を図示したものであり、当該記憶エリアの「管理アドレス」、ダウンロードしたファイルの「ファイル名」、ダウンロード記憶エリア554内の「ファイル格納アドレス」、アルバム名、アーティスト、歌詞、リリース日等、当該ファイルに関連するデータで構成される「プロパティデータ」、再生回数、再生期間、コピー回数等、当該サービスに関連したデータで構成される「ダウンロード関連データ」、画像情報(ジャケットデータ、アイコンデータ等で構成される「その他付随データ」、および「ダウンロードした日」が1つのレコードとして管理されており、このレコードが複数記憶管理されている。送受信部56は基地局3を介して電話回線網4と無線通信を行うための変調器や復調器等で構成されている。システムメモリ57には、OS(Operating System)が格納されており、記録媒体読み取り部58は記録媒体61に記憶されているプログラムを読み取るものである。そして、この記録媒体読み取り部58が記録媒体61から読み取ったプログラムに基づき、後述するフローチャートに示すように、CPU51が必要な処理を実行し、あるいは各部を制御するように構成されている。
【0014】RAM62は外部から入力されたデータを一時的に記憶するワークメモリとしての機能を有する。
【0015】図7に示すCD面印刷とデータの同時書き込み処理フローは、CD−ROMに印刷機能を有したCD作成ツール機能を実現するものである。すなわち、従来のCDドライブ(CDROM、CD-R、CD-RW)などは、CD面印刷とデータの両面に対して片側に情報を書き込むための機構が施されており、この部分でCDに書き込まれた情報を読み込んだり、CDの情報面にデータを書き込む。その際、CDを回転して内側から外側に情報を書き込んでいくわけであるが、そのドライブの情報面とは逆の面側にメディアの内容を示す印刷を施す。その際、メディアに印刷する情報を円の回転方向に解析し、CDに情報を書き込む際の円盤の回転に合わせて印刷を行うものである。
【0016】一方、図5に示した入出力部52には、図8に示すCD−ROMドライブ101が接続されている。このCD−ROMドライブ101には、トレイ102や光ピックアップ部103等の一般的なCD−ROMドライブが有する構成の他、トレイ102上に配置されたCD104の上面に形成されている印刷面に対し印刷を行う円盤形印刷機107が設けられている。つまり、CD104の上面には、公知の印刷受理層が形成されて印刷可能となっている。
【0017】そして、PC5のCPU51は、図7に示すフローに従って動作することにより、CD−ROMドライブ101を制御し、CD104等のメディアの情報面にへのダウンロードファイル書き込みを実行させる(ステップS341)。さらに、ジャケットデータの書き込みが指定されて、同時書き込みONを検出すると、これらを受け付け(ステップS342、S343)、ジャケットの画像情報を、メディア(CD104)の回転方向に解析し(ステップS344)、CD−ROMドライブ101を制御して情報の書き込み、及び回転方向への印刷を実行させる(ステップS345)。
【0018】このような第1の実施の形態によれば、ダウンロードしたファイルからCD等の記録メディアに保存させる際、記録メディアには情報の書き込みと同様に、印刷面へのジャケット画像の印刷が可能となる。
【0019】(第2の実施の形態)第2の実施の形態の構成は、実質的に上記第2の実施の形態と同様であり、CD等の記録メディアにダウンロードしたファイルを書き込み、かつ、ジャケット画像の印刷を行う際、CDを回転させずに情報書き込み端子を回転させ、これによってCDの情報書き込み面の反対の面に印刷を行う場合について詳述するものである。
【0020】図5に示した入出力部52には、図9に示すCD−ROMドライブ121が接続されている。このCD−ROMドライブ121には、トレイ122が設けられているとともに、回転可能な光ピックアップ部123が設けられているとともに、トレイ122上に配置された停止状態のCD124の上面に形成されている印刷面に対し印刷を行う印刷機構125が設けられている。
【0021】そして、PC5のCPU51は、図10に示すフローに従って動作することにより、CD−ROMドライブ121を制御し、CD124等のメディアの情報面にへのファイル書き込みを実行させる(ステップS351)。さらに、ジャケットの書き込みが指定されて、同時書き込みONを検出すると、これらを受け付け(ステップS352、S353)、図9(B)に示すように、データ書き込み部を回転して音楽ファイルを情報書き込み面に書き込無とともに(ステップS354)、予め記憶してあるジャケットの画像情報に基づき、印刷機構125を動作させて印刷を実行させる(ステップS355)。
【0022】このような第2の実施の形態によれば、ダウンロードしたファイルからCD等の記録メディアに保存させる際、記録メディア(CD)を回転させずに情報の書き込みと印刷面へのジャケット画像の印刷が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外部記憶媒体にマルチメディアデータを書き込むことができるのみならず、この書き込みと同時に、このマルチメディアデータと対応付けて記憶されていた画像情報を、外部記憶媒体のレーベルに印刷することができる。よって、書き込まれているマルチメディアデータの内容をレーベル面で識別することのできる外部記憶媒体を、手軽に作製することが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
【出願日】 平成12年9月29日(2000.9.29)
【代理人】 【識別番号】100088100
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 千明
【公開番号】 特開2002−108598(P2002−108598A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−301341(P2000−301341)