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【発明の名称】 プリントシステム
【発明者】 【氏名】竹本 郁馬

【要約】 【課題】データベースを分割しても、ログの蓄積件数を減少させないようにして、システム全体のログ蓄積件数の増加を図る。

【解決手段】複数の端末装置1、2により構築されたネットワーク5に接続され、端末装置1、2からのプリント情報に基づいて記録出力するプリンタ装置3と、このプリンタ装置3のログを蓄積する蓄積装置4とを備えたプリントシステムにおいて、ログを蓄積する複数のログ蓄積部23、24、25と、ログを生成するログ生成部20と、そのログ生成部20からログを受け取り、複数のログ蓄積部23、24、25にログを割り振るログ管理部21と、そのログ管理部21からの情報に従って、前記のログ蓄積部23、24、25に記憶されたログの特定の項目を削除する項目削除部26と、前記のログ管理部21からの情報に従って、閲覧情報を使用者に連絡するイベント通知部22から構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の端末装置により構築されたネットワークに接続され、端末装置からのプリント情報に基づいて記録出力するプリンタ装置と、プリンタ装置のログを蓄積する蓄積手段とを備えたプリントシステムにおいて、処理履歴情報を蓄積する複数のログ蓄積部と、処理履歴情報を生成するログ生成部と、ログ生成部から処理履歴情報を受け取り、複数のログ蓄積部に処理履歴情報を割り振るログ管理部を具備したことを特徴とするプリントシステム。
【請求項2】 ログ管理部からの情報に従って、ログ蓄積部に記憶された処理履歴情報の特定の項目を削除する項目削除部を具備したことを特徴とする請求項1記載のプリントシステム。
【請求項3】 ログ管理部からの情報に従って、閲覧情報を使用者に連絡するイベント通知部を具備したことを特徴とする請求項1記載のプリントシステム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリントシステムに関し、さらに詳しくは、プリント装置の処理履歴情報を蓄積手段にデータベース化して蓄積するプリントシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークに接続されたプリントシステムとしては、システムの障害発生時にデータを回復するためやシステムの使用状況を確認するために、プリンタ装置の処理履歴情報(以下、ログと記す)を蓄積装置に蓄積しておくものが知られている。ログは例えばユーザ名、使用プロトコル、データ容量、ステータス、プリント開始/終了時刻、使用プリンタ記述言語等の情報を含み、これらの情報にログID(identification)が付されて蓄積装置に蓄積されている。
【0003】特開平9-274547号公報には、プリンタ装置のログを蓄積手段にデータベース化して蓄積し、検索条件を表す検索情報に基づいて蓄積手段に蓄積された該当するログを検索し、検索されたログの取得および削除を行うことにより、ログの運用管理を容易にかつ効率的に行うことができると、述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例におけるプリンタ装置のログを蓄積手段にデータベース化して蓄積するプリントシステムでは、ハードディスクなど外部記憶装置の物理的な容量制限により、データベースが一定以上の大きさになったときには情報を順次削除していく必要があるため、データベースの容量に制約があった。
【0005】また、古い履歴については必ずしもすべての項目を必要としない件数もある。その場合、不要な領域が占める項目については記憶装置を無駄に遣っていることになり、有効なデータを蓄積する容量が不足することになる。また、記憶装置の容量を増加して蓄積手段が新規に生成されたり、項目削除が行われたりしたことを知るためには、管理者が実際にログの中身を閲覧してみるしかないので、何らかの手段が必要である。
【0006】本発明の課題は、上述の従来例の問題点を解決することであって、その目的は、データベースを分割することにより、他の外部記憶装置やサーバマシン、パソコンなどに容量の肩代わりをさせることを可能とし、全体としてログの蓄積件数を増加させることを目的とする。また、特定の項目意外を削除することにより限りある記憶容量を有効利用することを目的とする。さらに、ログに大きな変更が発生した場合に、管理者への通知を行うことで、保守などでの不都合を避け利便を確保することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、本発明によれば、複数の端末装置により構築されたネットワークに接続され、端末装置からのプリント情報に基づいて記録出力するプリンタ装置と、プリンタ装置のログを蓄積する蓄積手段とを備えたプリントシステムにおいて、ログを蓄積する複数のログ蓄積部と、ログを生成するログ生成部と、ログ生成部からログを受け取り、複数のログ蓄積部にログを割り振るログ管理部を具備したことを特徴とするプリントシステムが提供される。
【0008】また、上記の目的を達成するため、本発明によれば、ログ管理部からの情報に従って、ログ蓄積部に記憶されたログの特定の項目を削除する項目削除部を具備したことを特徴とするプリントシステムが提供される。また、上記の目的を達成するため、本発明によれば、ログ管理部からの情報に従って、閲覧情報を使用者に連絡するイベント通知部を具備したことを特徴とするプリントシステムが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明のシステム構成図である。ネットワーク5上に印刷データを発行するクライアントサーバあるいはパソコンあるいはワープロ等の端末装置1、2(この図では2台の端末装置が記述されているが、もっと多くても構わない)が接続され、さらに、端末装置1、2からのプリント情報に基づいて記録出力するプリンタ装置3と、このプリンタ装置3のログを蓄積するたとえばハードディスク装置からなる蓄積装置4が接続され、ローカルエリアネットワーク(LAN)を構築している。
【0010】次に、図1の本発明の動作について説明する。端末装置1及び2はそれぞれ印刷データをプリンタ装置3に送信する。プリンタ装置3は転送された印刷データを図示しない記録部により記録出力すると共に、その記録動作の履歴情報(ログ)を蓄積装置4に蓄積する。
【0011】図2は、本発明の履歴情報の内容を表す図である。ログ内容としては、ログID (identification)、文書名、ユーザ名、データ容量、開始時刻、終了時刻などがあり、プリントデータ毎にログIDが付加されて蓄積装置4に蓄積される。例えば、文書名(報告書.doc)、ユーザ名(yamamoto)、データ容量(1035)、開始時刻(0:01:58)、終了時刻(0:02:20)のログであった場合ログIDは(1)となり順番に管理され、蓄積装置4に蓄積される。ログ内容は図2の内容に限定されるものではなく、その他の内容でもかまわない。たとえば、使用プロトコル、ステータスやプリンタ記述言語等の内容を追加してもよい。
【0012】図3は、本発明のプリントシステムの構成図である。複数の端末装置1、2により構築されたネットワーク5に接続され、端末装置1、2からのプリント情報に基づいて記録出力するプリンタ装置3と、このプリンタ装置3のログを蓄積する蓄積装置4とを備えたプリントシステムにおいて、図2のログを蓄積する複数のログ蓄積部23、24、25と、図2のログを生成するログ生成部20と、そのログ生成部20から図2のログを受け取り、複数のログ蓄積部23、24、25に図2のログを割り振るログ管理部21と、そのログ管理部21からの情報に従って、前記のログ蓄積部23、24、25に記憶された図2のログの特定の項目を削除する項目削除部26と、前記のログ管理部21からの情報に従って、閲覧情報を使用者に連絡するイベント通知部22から構成される。
【0013】次に、図1から図3を参照して本発明の動作について説明する。端末装置1からプリントデータが発生されると、そのデータはネットワーク5を通じてそのネットワーク5に接続されているプリンタ装置3が、プリントデータに基づいて印刷動作を開始する。その時ログ生成部20は、端末装置1のログを逐一演算していく。その結果を印刷動作中にログ蓄積部に蓄積してもよいが、印刷動作が終了した時点で行っても良いし、あるいは、終業時間後にバッチ処理してもよい。いずれにしても印刷動作が終了すると、ログ管理部21は、ログ生成部20のログを複数のログ蓄積部23、24、25のどれに蓄積するかを決定する。また、ログ蓄積部は具体的には、ローカルに存在するハードディスクの一領域や、ネットワーク越しのパソコンにある外部記憶装置などが考えられる。
【0014】この時ログ管理部21は、ログ蓄積部23、24、25の容量の空き具合をみてもし、ログ蓄積部23が空いていればそこにログ情報を蓄積する。ログ管理部21は一つのログ蓄積部の許容量をこえる場合には他のログ蓄積部に継続し、ログ蓄積部の使用順を記憶している。またその場合、旧ログ蓄積部から不要な項目を削除するよう項目削除部26に通知する。例えば、図2においてすべてのユーザー名とすべての開始時刻のみを削除する、という動作を実地する。またその場合、旧ログ蓄積部から不要な項目を削除するよう項目削除部26に通知し、イベント通知部22に命じてユーザーへ通知させる。その手段としては、メッセージボックス表示や、メールなどによる通知が考えられる。
【0015】以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は、これら実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することのない範囲内において適宜の変更が可能なものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるプリントシステムは、一つのログ蓄積部の許容量をこえる場合には他のログ蓄積部に継続し、ログ蓄積部の使用順を記憶したものであるので、システム全体としてログの蓄積件数を増加させることができる。これにより、より古い履歴を追跡できるようになる。また、必要な項目意外を削除することによって単位時間当たりの蓄積容量を減少させ、より蓄積件数を増やすことができる。また、ログに大きな変更が発生した場合に、管理者への通知を行うことで、保守などでの不都合を避け利便を確保することができる。
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成12年9月27日(2000.9.27)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−108594(P2002−108594A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−293493(P2000−293493)