| 【発明の名称】 |
画像処理装置および画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】茂木 清貴
【氏名】道家 教夫
【氏名】服部 康広
【氏名】清水 泰光
【氏名】岡村 隆生
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| 【要約】 |
【課題】入力されたデータに対して出力時に画像移動等の画像編集の要求がなされた場合に、最適なタイミングでDMAデータ転送を実行し、画像形成装置の生産性を向上させる。
【解決手段】ディスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ転送を行う画像形成装置において、ディスクリプタ情報を格納するディスクリプタ領域と画像データを記憶する画像データ領域とを持つ画像メモリ52と、該画像メモリ52のスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報の中に、転送するデータを終了した際の画像移動や綴じ代などの動作を指示、設定可能な画像入出力DMAC51と、その動作の終了時に割込み信号を発信するか否かを指示し、割込みの有無に応じて割込みが発生したディスクリプタのディスクリプタ情報に格納されているデータ転送ライン数を参照し、1画面中の総転送終了ライン数を加算するメモリ制御部53とを備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ディスクリプタ情報を格納するディスクリプタ領域と画像データを記憶する画像データ領域とを持つ画像メモリと、該画像メモリに記憶された前記画像データを前記ディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ転送を行うDMAコントローラとを備え、前記ディスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ転送を行う画像処理装置において、前記DMAコントローラは、前記ディスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報の中に、転送するデータを終了した際の処理を設定する手段と、前記設定された処理が終了した時に割込み信号を発信するか否かを指示する手段と、割込みの有無に応じて、割込みが発生したディスクリプタのディスクリプタ情報に格納されているデータ転送ライン数を参照し、1画面中の総転送終了ライン数を加算する手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。 【請求項2】 前記DMAコントローラは、ディスクリプタ情報の中に前記画像データを入力するときは、予め1画面中のディスクリプタを複数に均等分割し、データ転送中の画像データに対し画像データの出力要求を発行し、前記画像データに対し副走査方向の画像先頭よりも先のライン位置を開始点として画像データを出力する要求がある場合には、1画面中の総転送終了ライン数を加算する手段より得られるライン数と出力開始ライン数との比較を行い、1画面中の総転送終了ライン数が出力開始ライン数に到達したかどうかを判定する手段をさらに備え、データ転送中の画像データの出力が可能か否かの判定を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 【請求項3】 前記画像データに対し副走査方向の画像先頭よりも先のライン位置を開始点として画像データを出力する要求が、画像移動および/または綴じ代設定であることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 【請求項4】 前記DMAコントローラは、1画面中のディスクリプタを3分割し、1つ目の分割ライン数を1ライン、2つ目は設定可能な最大画像出力開始ライン数、3つ目は残りのライン数としたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置と、画像処理された画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と、を備え、入力された画像データを前記画像処理装置によって画像処理し、その画像処理されたデータに基づいて画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報に基づいて画像メモリに対してDMAデータ転送(入出力)を行うDMAコントローラを有する画像処理装置、および、この画像処理装置によって画像処理された画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナなどの画像形成装置は広く普及しており、デジタル技術の進歩とともにこれら画像形成装置もデジタル化進んでいる。デジタル化された画像形成装置においては、画像メモリを応用して、画像の加工や編集も盛んに行われるようになってきている。その中で、原稿複数枚分の画像データをメモリに記憶することで、指定部数まとめてコピー出力し仕分けの作業をなくす電子ソートという機能がある。この電子ソート機能を実施するためには複数枚の画像データを保持する必要があり、そのままの画像データを半導体メモリなどに蓄積するには蓄積枚数分のデータ量に相当するメモリが必要になり、メモリコストが膨大になるので、■ 画像形成装置制御用の半導体メモリと画像データを蓄積するための蓄積メモリとの2つのメモリで構成し、蓄積メモリには半導体メモリより安価なハードディスク等の2次記憶装置を使用する。 【0003】■ 蓄積メモリとして半導体メモリを使用するが、圧縮処理によって画像データを圧縮し、1枚あたりのデータ量を減らすことによってトータルのメモリ量を減らす。 【0004】■ イメージスキャナ、プリンタコントローラ、ファイルサーバーあるいはファクシミリコントローラなどの複数の画像入出力手段が同一の画像メモリを共有するようにする。 【0005】などの構成や方法が一般的に用いられる。 【0006】一方、画像メモリに対し画像データの入出力を実行するために、DMA(Direct Memory Access)データ転送方式を用いたメモリ制御コントローラ(以下、「DMAコントローラ」と称する)を使用することが、例えば特開平6−103225号公報などで提案されている。 【0007】従来のDMAコントローラは、ディスクリプタと呼ばれるメモリ領域管理情報に基づいて画像メモリの特定の領域に対してデータの転送を行うようになっている。また、1画像が格納されるメモリ領域を複数のディスクリプタに分割してデータ転送を行うことも可能であり、例えば画像メモリをリングバッファの形態で利用することにより、画像データの容量よりも少ないメモリ容量で画像データの入出力を実行することもできる。 【0008】一方、画像入力手段から入力される画像データに対して、センタリング(入力画像データよりも大きなサイズの転写紙に対し、画像データを転写紙の中央に配置して出力する)などの画像移動や、綴じ代などの余白を付加して入力するような画像編集/加工の機能を実現する場合、従来は付加する余白分や、入力画像データよりも大きな(転写紙サイズに相当する)メモリ領域を確保して画像処理手段によって画像編集を行っていた。この場合、画像編集の機能が選択されることで、処理に必要となるメモリ容量が増加し、さらに増加分のメモリ領域を使用するための前処理(入力画像データ領域外のメモリデータクリアや、初期化)が発生し、処理時間が余分にかかってしまうため、選択する機能に応じて画像形成装置の生産性が低下するという現象が発生することになる。また、画像移動処理を行った結果、出力する必要がなくなったり、保存対象とならなくなった入力データがある場合でも、その分のメモリ領域を保持したままで、処理が行われてしまう場合も考えられる。 【0009】ディスクリプタを用いて画像メモリの特定の領域に対してデータの転送を行う構造を有するDMAコントローラでは、入力画像データ以外の領域に対して、最小単位(1画素)の特定データ(余白領域であれば白に相当するデータ)を指定して、仮想的に一定期間の間特定データを連続して出力するといった動作制御も可能である。したがって、編集の処理に必要なメモリ容量は、選択された機能によっても変動するが、1画素ないし数画素程度のメモリ領域となるため、前述のメモリ容量の増加を最小限に抑え、かつ前処理に必要な時間もほぼゼロに近づけることが可能となる。さらには、入力されたデータに対して、メモリへのデータ転送(保存)の必要のないものについては、入力データを画像メモリにデータ転送しないように動作制御を行うことにより、画像メモリ容量を節約することも可能である。なお、画像データ入力後または出力時に、画像移動を行うことも考慮し、入力データの破棄を行うか、否かは選択的に指示することもできる。 【0010】また、複数の画像入出力手段を有する画像形成装置においては、同時に複数の画像の入出力要求が行われる。この場合、画像メモリの動作制御においては、複数のデータ転送要求に基づいて、実行のための空き時間が最小となるように、同時に並行して複数のデータ転送を処理することが必須である。この入出力動作に対して画像加工の実行要求がある場合、たとえばスキャナから入力された画像データをプロッタに出力する動作を例にとると、要求1.スキャナ入力(画像1) 要求2.プロッタ出力(画像1)+綴じ代(要求1の動作中に要求) 要求3.スキャナ入力(画像2)(要求2の動作中に要求) 要求4.プロッタ出力(画像2)+綴じ代(要求3の動作中に要求) 要求5.スキャナ入力(画像3)(要求4の動作中に要求) という一連の複数の要求に対し、要求1のデータ転送(入力)中に、同一のメモリ領域を読み出して要求2のプロッタ出力を行うことが可能であれば、要求開始から画像1の出力を得るまでの時間を短縮することができるため、画像形成装置の生産性は向上する。 【0011】同様に要求2のデータ転送(出力)中に、他のメモリ領域を確保して要求3の画像データ転送(入力)を実行すれば、全体の要求を処理する時間は大幅に短縮される。さらには、要求3のデータ転送のためのメモリ領域を要求2で使用する同一のメモリ領域を選択し、メモリ領域内の画像1のデータ転送が完了した部分に上書きをするような動作制御を行うことによって、必要とする画像メモリの容量を削減することもでき、装置のコストダウンが実現される。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような制御を行う場合には、綴じ代などの画像加工の処理も考慮して、入力動作が完了していないデータ領域の出力を禁止、もしくは出力が完了していないメモリ領域への上書きなどのデータ入力を禁止するといった処理が必要となってくる。具体的には、入力画像データの副走査方向の先頭画像よりも先の位置の画像データを開始点として出力し、動作副走査方向の後端に余白データを付加するような画像移動操作、すなわち、入力画像の先端部分を読み飛ばし、後端側に「マイナス綴じ代」と呼ぶ余白データ(綴じ代)を付加する操作の場合には、少なくとも画像データの出力開始点のライン数分の画像入力データの転送が完了するまでは出力を禁止しなくてはならない。 【0013】このように複数の画像入出力手段に対する画像データの画像メモリに対するデータ転送を大量かつ高速に行うためには、上記の動作を禁止するための制御も含めて、データ転送の実行タイミングを設定するために、時間的なロスを最小に抑え、正確に行うための画像加工の動作も含めた動作状態を検出する手段が必須となる。 【0014】本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、入力されたデータに対して出力時に画像移動等の画像編集の要求がなされた場合に、最適なタイミングでDMAデータ転送を実行し、画像形成の生産性を向上させることができる画像処理装置を提供することにある。 【0015】また、他の目的は、入力されたデータに対して出力時に画像移動等の画像編集の要求がなされた場合に、最適なタイミングでDMAデータ転送を実行し、生産性の高い画像形成を行える画像形成装置を提供することにある。 【0016】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明は、ディスクリプタ情報を格納するディスクリプタ領域と画像データを記憶する画像データ領域とを持つ画像メモリと、該画像メモリに記憶された前記画像データを前記ディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ転送を行うDMAコントローラとを備え、前記ディスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報に基づいてDMAデータ転送を行う画像処理装置において、前記DMAコントローラは、前記ディスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報の中に、転送するデータを終了した際の処理を設定する手段と、前記設定された処理が終了した時に割込み信号を発信するか否かを指示する手段と、割込みの有無に応じて、割込みが発生したディスクリプタのディスクリプタ情報に格納されているデータ転送ライン数を参照し、1画面中の総転送終了ライン数を加算する手段とを備えた構成とした。 【0017】この場合、前記DMAコントローラは、ディスクリプタ情報の中に前記画像データを入力するときは、予め1画面中のディスクリプタを複数に均等分割し、データ転送中の画像データに対し画像データの出力要求を発行し、前記画像データに対し副走査方向の画像先頭よりも先のライン位置を開始点として画像データを出力する要求がある場合には、1画面中の総転送終了ライン数を加算する手段より得られるライン数と出力開始ライン数との比較を行い、1画面中の総転送終了ライン数が出力開始ライン数に到達したかどうかを判定する手段をさらに備え、データ転送中の画像データの出力が可能か否かの判定を行うようにする。なお、前記画像データに対し副走査方向の画像先頭よりも先のライン位置を開始点として画像データを出力する要求としては、例えば、画像移動や綴じ代の設定などが挙げられる。また、前記DMAコントローラは、1画面中のディスクリプタを3分割のみとし、1つ目の分割ライン数を1ライン、2つ目は設定可能な最大画像出力開始ライン数、3つ目は残りのライン数とする。 【0018】また、本発明は、前記各構成を備えた画像処理装置と、画像処理された画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段とから画像形成装置を構成し、入力された画像データを前記画像処理装置によって画像処理し、その画像処理されたデータに基づいて画像を形成するようにした。具体的には、記憶領域を少なくとも1つ以上のディスクリプタ領域に分割して制御可能な手段を有する画像形成装置において、個々のディスクリプタ領域の動作を制御するための属性データを設けることにより、記憶手段における記憶領域の利用効率の向上と、記憶装置を制御するCPUのような制御手段の負荷の軽減をはかり、かつ画像データの入出力の制御に必要な準備期間の短縮および簡素化のための判断が容易にできるようにした。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。 【0020】図1は本発明の実施形態に係るデジタル複写機の全体的な構成を示すブロック図、図2は図1における原稿台とその上に載置される原稿との関係を示す説明図、図3は図1のIPUから出力される画像同期信号を説明するためのタイミングチャート、図4は図1の記憶部の詳細を示すブロック図、図5は図4のメモリ制御部の構成を示すブロック図、図6はこの実施形態に係るビデオ入力DMACの動作を説明するための図である。 【0021】本実施形態に係るデジタル複写機は、読み取り部10と、像形成部20と、読み取り部10で読み取った画像データを記憶し、像形成部20で画像を形成させる画像処理装置として機能する制御部40とから主に構成されている。 【0022】読み取り部10は、原稿台11と、原稿台11上に載置された原稿を露光する露光ランプ12と、複数の反射ミラー13と、CCD(イメージセンサ)14とイメージプロセッシングユニット(以下、「IPU」と称す)15と、スキャナ制御部16とから主に構成されている。また、像形成部20は、感光体ドラム22と、この感光体ドラム22の外周に沿って配置された帯電チャージャ21、書き込み部23、現像装置24、転写チャージャ28、分離チャージャ29、クリーニング装置34および除電チャージャ35からなる作像系と、給紙トレイ26、レジストローラ27、定着装置31、排紙コロ32および排紙トレイ33からなる給紙定着系と、前記書き込み部23をはじめ前記作像系、給紙定着系を制御するプロッタ制御部36とからなる。制御部40は、デジタル複写機の各部ならびに全体の制御を司るシステム制御部41、操作部42、記憶部43、FAX部44およびセレクタ部45からなる。 【0023】上記のような各構成を備えた読み取り部10の読み取りプロセス、像形成部30の像形成プロセスについて簡単に説明する。 【0024】読み取り部10では、原稿Dを原稿台11に沿って可動な露光ランプ12によってスキャン露光を行い、複数の反射ミラー13によって原稿からの反射光をCCD14に導き、CCD14で光電変換を行って光の強弱に応じた電気信号とする。CCD14で電気信号に変換された画像データは、IPU15に入力され、IPU15で、入力された画像データに対してシェーディング補正等のイメージデータ処理を行い、さらにA/D変換して8ビットのデジタル信号とする。さらに変倍処理、ディザ処理などの画像処理を行い、画像同期信号と共に画像信号を像形成部20に送る。スキャナ制御部16は、以上のプロセスを実行するために、各種センサの検知、駆動モータ等の制御を行い、また、IPU15に各種パラメータの設定を行う。以上が読み取りプロセスである。 【0025】像形成部20では、帯電チャージャ21によって一様に帯電された一定回転する感光体ドラム22を、書き込み部23からの画像データによって変調されたレーザ光により露光する。感光体ドラム22表面には静電潜像が形成され、その潜像を現像装置24によりトナーで現像することにより、トナー像として顕像化される。一方、画像が転写される用紙は、あらかじめ給紙コロ25によって給紙トレイ26から搬出され、レジストローラ27位置で待機させておく。そして、感光体ドラム22の画像形成位置先端とタイミングを図って搬送し、転写チャージャ28によって感光体ドラム22上のトナーを転写紙に静電転写し、分離チャージャ29によって転写紙を感光体ドラム22から分離する。その後、転写紙上のトナー像を定着装置31により加熱定着し、排紙ローラ32により排紙トレイ33に排紙する。静電転写後の感光体ドラム22に残留したトナーは、クリーニング装置34によって感光体ドラム22から除去され、さらに、除電チャージャ35により感光体ドラム22表面の除電が行われる。プロッタ制御部36は、以上のプロセスを実行するために像形成部における各種センサの検知、駆動モータなどの制御を行う。以上が像形成プロセスである。 【0026】読み取り部10のIPU15から出力される画像同期信号は図3のタイミングチャートに示すようになる。同図において、/FGATEはフレームゲート信号で、この信号は副走査方向の画像エリアに対しての画像有効範囲を表す信号である。この信号がローレベル(ローアクティブ)の間の画像データが有効とされる。また、この/FGATEはライン同期信号(/LSYNC)の立ち下がりエッジでアサートあるいはネゲートされる。/LSYNCは画素同期信号(PCLK)の立ち上がりエッジで所定クロック数だけアサートされ、この信号の立ち上がり後、所定クロック後に主走査方向の画像データが有効とされる。送られてくる画像データは、PCLKの1周期に対して1つであり、図2の矢印Zの部分より400DPI相当に分割されたものである。画像データは矢印Zの部分を先頭にラスタ形式のデータとして送出される。また、画像データの副走査有効範囲は、通常、転写紙サイズによって決まる。 【0027】図1に示すようにこのデジタル複写機の制御部40は、システム制御部41、操作部42、記憶部43、FAX部44およびセレクタ部45とからなる。システム制御部41は、オペレータによる操作部42への入力状態を検知し、読み取り部10、記憶部43、像形成部20、FAX部44への各種パラメータの設定、プロセス実行指示などを通信によって行う。また、システム全体の状態を操作部42に設けられた表示部(図示しない)に表示する。このシステム制御部41への指示はオペレータによる操作部42へのキー入力によってなされる。 【0028】FAX部44は、システム制御部41からの指示により、送られてきた画像データをG3、G4などFAXのデータ転送規定に基づいて2値圧縮を行い、電話回線へ転送する。また、電話回線よりFAX部44に転送されたデータは、復元されて2値の画像データとされ、像形成部20の書込部23へ送って顕像化される。セレクタ部45は、システム制御部41からの指示により、セレクタの状態を変化させ、像形成を行う画像データのソースを読み取り部10、記憶部43、FAX部44の何れかより選択する。 【0029】記憶部43は、通常はIPU15から入力される原稿の画像データを記憶することで、リピートコピー、回転コピーなどの複写アプリケーションに使用される。この記憶部43はまた、FAX部44からの2値画像データを一時記憶させるバッファメモリとしても使用される。これらのデータ記憶の指示はシステム制御部41によってなされる。 【0030】図4に示すように、記憶部43は、画像入出力DMAコントローラ(以下、「画像入出力DMAC」と称する)51、画像メモリ52、メモリ制御部53、画像転送DMAC54、符号転送DMAC55および圧縮伸長器56から構成されている。画像入出力DMAC51は、CPUおよびロジック回路で構成され、メモリ制御部53と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、この画像入出力DMAC51の状態を知らせるためステータス情報として送信する。画像入力のコマンドを受けた場合、入力画像データを入力画像同期信号に従って8画素単位のメモリデータとしてパッキングして、メモリ制御部53にメモリアクセス信号とともに随時出力する。画像出力のコマンドを受けた場合、メモリ制御部53からの画像データを出力画像同期信号に同期させて出力する。また、画像メモリ52は画像データを記憶し、DRAMなどの半導体記憶素子で構成される。画像メモリのメモリ量の合計は、例えば書き込み密度が400DPIの2値画像データのA3サイズ分の4Mバイトと、電子ソート蓄積用のメモリ4Mバイトの合計8Mバイトとする。この画像メモリ52は、メモリ制御部53から読み出し、書き込みの制御が行われる。 【0031】メモリ制御部53は、CPUおよびロジック回路で構成され、システム制御部41と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行う。メモリ制御部53はまた、記憶部43の状態を知らせるためステータス情報を送信する。なお、システム制御部41からの動作コマンドには、画像入力、画像出力、圧縮、伸長などがあり、画像入力、画像出力のコマンドは画像入出力DMAC41に、圧縮関連のコマンドは画像転送DMAC54、符号転送DMAC55および圧縮伸張器56に送信される。 【0032】図5に示すように、メモリ制御部53はアビータ57とアクセス制御部58とを備えている。アビータ57は、画像入出力DMAC51、画像転送DMAC54、符号転送DMAC55からのメモリアクセス要求信号を調整し、アクセス許可信号を出力する。アビータ57はリフレッシュ制御回路(図示しない)を内蔵し、優先順位はリフレッシュ、画像入出力DMAC51、画像転送DMAC54、符号転送DMAC55の順で、メモリアクセスが非アクティブの条件で許可先にはメモリアクセス許可信号をアクティブ出力する。また、このメモリアクセス許可信号とともにメモリのアドレスをセレクトし、アクセス制御回路58にメモリアクセスのスタートを示すトリガ信号を出力する。一方、アクセス制御回路58は、 入力される物理アドレスをこのアクセス制御回路58からの信号により半導体メモリであるDRAMに対応したロウアドレス、カラムアドレスに分割し11ビットのアドレスバスに出力する。また、アビータ57からのアクセス開始信号に従い、DRAM制御信号(RAS、CAS、WE)を出力する。 【0033】再び図4に戻り、画像転送DMAC54について説明すると、画像転送DMAC54は、CPUおよびロジック回路で構成され、メモリ制御部53と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、状態を知らせるためステータス情報として送信する。また、圧縮のコマンドを受けた場合は、メモリ制御部53にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に画像データを受け取って圧縮伸長器56に転送する。画像転送DMAC54はまた、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタ(図示しない)を内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。 【0034】符号転送DMAC55は、CPUおよびロジック回路で構成され、メモリ制御部53と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。伸長のコマンドを受けた場合は、メモリ制御部53にメモリアクセス要求信号を出力し、メモリアクセス許可信号がアクティブの場合に、画像データを受け取って圧縮伸長器56に転送する。また、メモリアクセス要求信号に応じてカウントアップするアドレスカウンタを内蔵し、画像データが格納される格納場所を示す22ビットのメモリアドレスを出力する。この符号転送DMAC55や画像転送DMAC54のディスクリプタアクセス動作については後述する。 【0035】圧縮伸長器56もCPUおよびロジック回路で構成され、メモリ制御部53と通信を行ってコマンドを受信し、そのコマンドに応じた動作設定を行い、また、状態を知らせるためステータス情報として送信する。なお、2値データはMH符号化方法により処理される。 【0036】以上のように構成された記憶部の全体の動作としては、画像入力およびデータ蓄積に際してはシステム制御部41からの指示により、画像データを画像メモリ52の所定の画像領域に画像転送DMAC54により書き込んだり、読み出しを行う。このとき画像転送DMAC54では画像ライン数をカウントしている。 【0037】次に、図6により画像転送DMAC54のディスクリプタアクセス動作およびデータ転送動作を説明する。この実施形態においては、ビデオ入力DMACで画像転送DMACを構成している。ビデオ入力DMAC61は、ディスクリプタ格納レジスタ62とCPUなどで構成されたデータ転送制御部63とから構成されている。また、画像データは、図示するように、バンド1、バンド2、バンド3、バンド4の4つのバンドに分割されており、各バンドで設定されているライン数の画像データを転送する。 【0038】以下に1画像中の総転送ライン数を加算する手順を説明する。まず、ビデオ入力DMAC61が転送コマンドを受けるとDMAが起動し、あらかじめ内部のディスクリプタ格納レジスタ62にデータ転送制御部63のCPU(図示しない)によって設定されたチェーン先アドレスであるaアドレスにディスクリプタ1をリードアクセスし、メモリ中のディスクリプタ1の内容をディスクリプタ格納レジスタ62にロードする。そのロードされた内容は、4ワードで構成されており、次のディスクリプタの格納アドレスを示すチェーン先アドレス、転送するデータの先頭アドレスを示すデータ格納(転送)先アドレス、転送するデータのデータ量をライン数で示すデータ転送ライン数、そして設定されたライン数の転送が終了した場合にCPU割り込みを発生するか否かのフォーマット情報である。なお、フォーマット情報の最下位ビットには、設定されたライン数の転送を終了した場合に、CPU割り込みを発生させるか否かを表わすビットが、例えば“0”でCPU割り込みを発生、“1”でCPU割り込みをマスクというようにして配置されている。このように、ビデオ入力DMAC61により、ディスクリプタ方式のDMAを、1画面のデータをディスクリプタによる転送単位で分割し、それぞれ転送終了後に割込みを発信することで、現在の正確な転送ライン数をビデオ入力DMAC61内の転送ライン数レジスタを例えばデータ転送制御部63のCPUなどでポーリングすることなく管理することが可能となる。 【0039】図6においては、1画像データを4つのバンドに分割して、4つのディスクリプタのこのビットには1から4まで順に、0、0、0、0となっている。各バンドの画像データ転送が終了するとCPU割り込みが発生し、その割り込み発生により、各ディスクリプタに設定されているライン数を例えばデータ転送制御部63のCPUで加算することで、転送終了ライン数を検出することができる。 【0040】画像の先端部分を読み飛ばし、後端に余白を付ける「マイナスとじ代」の場合、とじ代分の画像が入力してから、画像データ出力のDMA転送スタートのタイミング検出が必要である。これは、CPU割り込みにより入力画像ライン数を検出し、出力開始ライン数(綴じ代分のライン数)と比較することにより画像データ出力のDMA転送スタートのタイミング検出することができる。 【0041】ここで図7により、画像データ出力のDMA転送スタートのタイミング検出を説明する。図7は綴じ代を設ける場合のDMA転送スタートのタイミングを検出するためのフローチャートである。CPU割り込みが発生すると、ディスクリプタに設定した転送ライン数を検出し(ステップ701)、総転送ライン数が出力開始ライン数以上あるか否かをチェックする(ステップ702)。総転送ライン数が出力開始ライン数以上ある場合はデータ出力を可能にし(ステップ703)、総転送ライン数が出力開始ライン数以下の場合はデータ出力を不可とする(ステップ704)。これにより、例えばプロッタのような画像入力装置からのデータが入力中の画像データに対し、プロッタ出力要求が発行され、かつその画像データに対し副走査マイナス綴代を要求された場合でも、総転送ライン数を管理していることで綴代ライン数と総転送ライン数の関係が、綴代ライン数≦総ライン数という関係になっていればプロッタのデータ出力可能と判断すること可能となる。 【0042】上述した実施の形態においては、入力画像データを4つのバンドに分割した場合を説明したが、分割数はこれに限るものではなく、図8に示すように3つのバンドに分割してもよい。3つのバンドに分割した場合を図8により説明する。図8は入力画像データを3つのバンドに分割した場合のディスクリプタの構成を説明する図である。 【0043】図8に示すように、入力画像データである転送データをバンド1、2および3の3つのバンドに分割し、1つ目の分割ライン数であるデータ転送ライン数Aを1、2つ目の分割ライン数であるデータ転送ライン数Bを設定可能最大画像出力開始ライン数(画像移動ライン数)、3つ目の分割ライン数であるデータ転送ライン数Cは残りの画像のライン数に設定した場合の各ディスクリプタの構成を示している。そして、画像移動がない場合は、1度目のCPU割り込みが画像データ出力のDMA転送スタートのタイミングとなり、画像シフトがある場合にはシフトライン数に関係なく、2度目のCPU割り込みが画像データ出力のDMA転送スタートのタイミングとなる。このように、データ転送されるべき1画面のデータを1ライン、綴じ代最大ライン、残りの入力ラインと3分割することにより、綴じ代の副走査方向の綴じ代がないか、またはプラスの場合は1ディスクリプタ目の割込みが発生していればプロッタ出力可と判定し、副走査方向のマイナス綴じ代の場合は、2ディスクリプタ目の割込みが発生していればプロッタ出力可と判定することが可能となり、綴じ代方向によって最適な判定制御とCPUへの割り込み回数が抑えられ、結果CPUの処理負荷の低減が可能となる。 【0044】上述した実施の形態はデジタル複写機を例に取って説明したが、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ、ネットワークファイルサーバなどの画像入出力機器、またはこれらのうちの複数の機能を備えたデジタル複合機型の画像形成装置にも適用可能である。 【0045】 【発明の効果】これまでの説明から明らかなように、請求項1記載の発明によれば、DMAコントローラはディスクリプタ領域に格納されているディスクリプタ情報の中に、転送するデータを終了した際の処理を設定する手段と、前記設定された処理が終了した時に割込み信号を発信するか否かを指示する手段と、割込みの有無に応じて、割込みが発生したディスクリプタのディスクリプタ情報に格納されているデータ転送ライン数を参照し、1画面中の総転送終了ライン数を加算する手段とを備えているので、1画面のデータがディスクリプタによる転送単位で分割され、それぞれに転送終了後に割込みを発信することで現在の正確な転送ライン数をDMAコントローラ内の転送ライン数レジスタを例えば記憶装置を制御するCPUなどでポーリングすることなく管理することができ、画像形成の生産性を向上させることができる。 【0046】請求項2記載の発明によれば、DMAコントローラは、ディスクリプタ情報の中に画像データを入力するときは、予め1画面中のディスクリプタを複数に均等分割し、データ転送中の画像データに対し画像データの出力要求を発行し、画像データに対し副走査方向の画像先頭よりも先のライン位置を開始点として画像データを出力する要求がある場合には、1画面中の総転送終了ライン数を加算する手段より得られるライン数と出力開始ライン数との比較を行い、1画面中の総転送終了ライン数が出力開始ライン数に到達したかどうかを判定する手段を備え、データ転送中の画像データの出力が可能か否かの判定を行うので、プロッタのデータ出力可否判断を良好に行える。すなわち、画像入力手段からのデータ入力中の画像データに対し、プロッタ出力要求が発行され、かつその画像データに対し副走査マイナス綴じ代を要求された場合でも、総転送ライン数を管理しているので、綴じ代ライン数と総転送ライン数の関係が綴じ代ライン数≦総ライン数という関係になっていればプロッタのデータ出力可能と判断することができる。 【0047】請求項3記載の発明によれば、画像データに対し副走査方向の画像先頭よりも先のライン位置を開始点として画像データを出力する要求が、画像移動や綴じ代の設定なので、これらの処理については、プロッタのデータ出力可否判断を良好に行える。 【0048】請求項4記載の発明によれば、データ転送されるべき1画面のデータを1ライン、綴じ代最大ライン、残りの入力ラインと3分割しているので、綴じ代の副走査方向の綴じ代がないか、またはプラスの場合は1ディスクリプタ目の割込みが発生していればプロッタ出力を可と判定し、副走査方向マイナス綴じ代の場合は2ディスクリプタ目の割込みが発生していればプロッタ出力を可と判定することができ、綴代方向によって最適な判定制御と記憶装置を制御するCPUなどへの割り込み回数が抑えられ、結果CPUの処理負荷を低減させることができる。 【0049】請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置によって処理された画像データに基づいて画像を形成するので、入力されたデータに対して出力時に画像移動等の画像編集の要求がなされた場合に、最適なタイミングでDMAデータ転送を実行し、生産性の高い画像形成を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成12年9月29日(2000.9.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078134 【弁理士】 【氏名又は名称】武 顕次郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108584(P2002−108584A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−300622(P2000−300622) |
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