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【発明の名称】 ネットワークにおける部数指定印刷システムおよび方法
【発明者】 【氏名】本美 哲哉

【要約】 【課題】ネットワークでの部数指定印刷時にホスト側の負担を軽減する。

【解決手段】上位ホスト1は、ジョブデータと部数指定情報とを含む印刷ジョブを作成し、ジョブデータをHTTPサーバ2に転送し、部数指定情報とHTTPサーバ2に保存したジョブデータのURIとをIPP通信を使用してプリンタ装置3に通知する。ネットワークジョブ管理部7が、部数指定情報とプリンタ装置3内のジョブデータ保存可能状況とから必要部数を判断する。HTTPクライアント4が、判断された必要部数分のジョブデータを上位ホスト1から通知されたURIに従ってHTTPサーバ2から取りし、印刷処理部10が、上位ホスト1から指定された部数分の印刷を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ネットワークで接続された上位ホストとHTTPサーバとプリンタ装置とを備え、前記上位ホストは、ジョブデータと部数指定情報とを含む印刷ジョブを作成し、前記ジョブデータを前記HTTPサーバに転送し、前記部数指定情報と前記HTTPサーバに保存した前記ジョブデータのURIとをIPP通信を使用して前記プリンタ装置に通知する手段を有し、前記プリンタ装置は、前記上位ホストとのIPP通信を制御するIPP部と、通知されたURIに従ってジョブデータを前記HTTPサーバより取り出すHTTPクライアントと、前記IPP部及び前記HTTPクライアントとの通信制御を行うインターフェース制御部と、前記上位ホストからIPP通信で通知されるURI情報と部数指定情報とを管理するネットワークジョブ管理部と、ジョブデータを解析して編集する編集部と、編集されたジョブデータを画像データに変換して印刷を行う印刷処理部と、前記画像データの保存を行う保存部と、前記プリンタ装置内のジョブデータの状態管理を行うプリンタジョブ管理部とを有し、前記ネットワークジョブ管理部は、前記上位ホストから送られる部数指定情報と前記プリンタ装置内のジョブデータ保存可能状況とから必要部数を判断し、前記HTTPクライアントは、前記ネットワークジョブ管理部で判断された必要部数分のジョブデータを前記上位ホストから通知されたURIに従って前記HTTPサーバから取り出し、前記印刷処理部は、前記上位ホストから指定された部数分の印刷を行うことを特徴とするネットワークにおける部数指定印刷システム。
【請求項2】 前記保存部で前記画像データの保存に失敗した場合、前記ネットワークジョブ管理部が残りの必要部数を判断し、前記HTTPクライアントが前記ネットワークジョブ管理部で再度判断された必要部数分のジョブデータを前記上位ホストから指定されたURIに従って前記HTTPサーバより取り出し、前記印刷処理部で印刷を行うことを特徴とする請求項1記載のネットワークにおける部数指定印刷システム。
【請求項3】 前記上位ホストは、前記プリンタ装置にジョブデータの保存要求を通知する手段を有することを特徴とする請求項1または2記載のネットワークにおける部数指定印刷システム。
【請求項4】 前記ネットワークジョブ管理部は、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されたときは前記必要部数を1部であると判断し、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されないときは前記上位ホストから通知された部数が前記必要部数であると判断することを特徴とする請求項3記載のネットワークにおける部数指定印刷システム。
【請求項5】 前記上位ホストは、前記プリンタ装置にジョブソートの実行指示を通知する手段を含むことを特徴とする請求項1、2または3記載のネットワークにおける部数指定印刷システム。
【請求項6】 前記ネットワークジョブ管理部は、前記上位ホストからジョブソートの実行指示を通知された場合、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されたときは前記必要部数を2部であると判断し、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されないときは前記上位ホストから通知された部数が前記必要部数であると判断することを特徴とする請求項5記載のネットワークにおける部数指定印刷システム。
【請求項7】 上位ホストは、ジョブデータと部数指定情報とを含む印刷ジョブを作成し、前記ジョブデータをHTTPサーバに転送し、前記部数指定情報と前記HTTPサーバに保存した前記ジョブデータのURIとをIPP通信を使用してプリンタ装置に通知し、前記プリンタ装置は、前記上位ホストから送られる部数指定情報と前記プリンタ装置内のジョブデータ保存可能状況とから必要部数を判断し、判断された必要部数分のジョブデータを前記上位ホストから通知されたURIに従って前記HTTPサーバから取り出し、前記上位ホストから指定された部数分の印刷を行うことを特徴とするネットワークにおける部数指定印刷方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークにおける部数指定印刷システムおよび方法に関し、特に上位ホストがプリンタ装置に対して印刷部数の指定を行う、ネットワークにおける部数指定印刷システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、部数指定による印刷を行う場合、上位ホストが必要な部数分の印刷データを作成してプリンタ装置にデータを送り、プリンタ装置は受け取ったデータをそのまま印刷することで、指定分の部数印刷を行っていた。
【0003】また、プリンタ装置にハードディスクやメモリを使用した印刷データの保存機能がある場合、上位ホストは1部のみの印刷データと指定された部数情報をプリンタ装置に転送し、プリンタ装置は送られた印刷データを印刷しながら、印刷データをハードデスク、メモリ等に保存し、2部目以降はプリンタ装置内に保存した印刷データを使用して、指定分の部数印刷を行っていた。しかし、プリンタ装置で保存しきれない印刷データが送られた場合、プリンタ装置での保存ができないため、結局上位ホストが必要な部数分の印刷データを再転送していた。
【0004】特開平8−221227号公報で提示されている技術では、印刷要求を行う上位ホスト以外に、ネットワーク上のプリンタのキューを管理するファイルサーバと、キューの印刷データをプリンタに渡すプリンタサーバを用意することで、上位ホストから再度印刷データを転送しなくても、同じデータを印刷することを可能にしている。
【0005】しかし、特開平8−221227号公報で示される技術では、再印刷を行う場合にその都度上位ホストが印刷を行うデータの指定の指示を出す必要あるため、部数指定印刷の場合、ファイルサーバにキューイングした印刷データを使用して部数分プリンタ装置に転送しようとすると、部数分の指示を上位ホストが行わなければならない。また1回の指示で部数印刷を行う場合には、予め部数分の印刷データを作成してプリンタ装置にデータを送らなければならなくなり、ホストの負担を減らすことはできない。また、プリンタ装置に保存機能がある場合、保存に失敗したかどうかをファイルサーバでは判断できないため、上位ホストがプリンタ装置の保存の成功・失敗を確認して、必要部数をファイルサーバに指示しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の部数指定印刷システムは、次のような問題点があった。
【0007】第1の問題点は、部数指定での印刷の場合、プリンタ装置で印刷データの保存・再印刷の機能がないと、部数分の印刷データを上位ホストが送る必要があり、この間上位ホストの動作を占有してしまうということである。
【0008】また、プリンタ装置に印刷データの保存・再印刷の機能があった場合でも、保存領域が足りなくなるような印刷データの場合は、上位ホストが再度データを転送する必要があり、同様に上位ホストの動作を占有してしまう問題があった。
【0009】その理由は、部数印刷の場合、上位ホストで必要な部数分の印刷データを用意する必要があったためである。
【0010】第2の問題点は、部数指定での印刷で、プリンタ装置での印刷データ保存に失敗した場合、印刷スピードが遅くなるということである。
【0011】その理由は、プリンタ装置での保存の成功・失敗を上位ホストが認識しなければならないためであり、またプリンタ装置で保存が失敗したことを上位ホストが認識した後、再度上位ホストが必要な印刷データの作成・データ転送を行っているためである。
【0012】第3の問題点は、上位ホストからプリンタ装置に送る印刷データをファイルサーバに保存して、その保存データを利用して再印刷を行う印刷システムを利用して、部数指定印刷を行った場合、再印刷する印刷データに対して部数分の印刷指示を出す必要があり、また1回の指示で部数分の印刷を行うためには、上位ホストが部数分の印刷データを作成してそのデータをファイルサーバ、プリンタ装置に送ることになり、上位ホストの負担が大きいということである。
【0013】その理由は、再印刷を行う場合、上位ホストがファイルサーバに保存されている印刷データを指定しなければ、再印刷行うことができなかったためである。
【0014】本発明の目的は、ネットワークでの部数指定印刷の場合、印刷データを作成する上位ホストの負担を低減し、印刷性能を向上する部数指定印刷システムを提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、ネットワークでの部数指定印刷でプリンタ装置に印刷データの保存機能がある場合、保存の成功・失敗を上位ホストが認識することなく、リカバリを可能にする部数指定印刷システムを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークにおける部数指定印刷システムは、ネットワークで接続された上位ホストとHTTPサーバとプリンタ装置とを備え、前記上位ホストは、ジョブデータと部数指定情報とを含む印刷ジョブを作成し、前記ジョブデータを前記HTTPサーバに転送し、前記部数指定情報と前記HTTPサーバに保存した前記ジョブデータのURIとをIPP通信を使用して前記プリンタ装置に通知する手段を有し、前記プリンタ装置は、前記上位ホストとのIPP通信を制御するIPP部と、通知されたURIに従ってジョブデータを前記HTTPサーバより取り出すHTTPクライアントと、前記IPP部及び前記HTTPクライアントとの通信制御を行うインターフェース制御部と、前記上位ホストからIPP通信で通知されるURI情報と部数指定情報とを管理するネットワークジョブ管理部と、ジョブデータを解析して編集する編集部と、編集されたジョブデータを画像データに変換して印刷を行う印刷処理部と、前記画像データの保存を行う保存部と、前記プリンタ装置内のジョブデータの状態管理を行うプリンタジョブ管理部とを有し、前記ネットワークジョブ管理部は、前記上位ホストから送られる部数指定情報と前記プリンタ装置内のジョブデータ保存可能状況とから必要部数を判断し、前記HTTPクライアントは、前記ネットワークジョブ管理部で判断された必要部数分のジョブデータを前記上位ホストから通知されたURIに従って前記HTTPサーバから取り出し、前記印刷処理部は、前記上位ホストから指定された部数分の印刷を行うことを特徴とする。
【0017】本発明のネットワークにおける部数指定印刷システムは、前記保存部で前記画像データの保存に失敗した場合、前記ネットワークジョブ管理部が残りの必要部数を判断し、前記HTTPクライアントが前記ネットワークジョブ管理部で再度判断された必要部数分のジョブデータを前記上位ホストから指定されたURIに従って前記HTTPサーバより取り出し、前記印刷処理部で印刷を行うことを特徴としてもよい。
【0018】本発明のネットワークにおける部数指定印刷システムは、前記上位ホストは、前記プリンタ装置にジョブデータの保存要求を通知する手段を有することを特徴としてもよい。
【0019】本発明のネットワークにおける部数指定印刷システムは、前記ネットワークジョブ管理部は、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されたときは前記必要部数を1部であると判断し、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されないときは前記上位ホストから通知された部数が前記必要部数であると判断することを特徴としてもよい。
【0020】本発明のネットワークにおける部数指定印刷システムは、前記上位ホストは、前記プリンタ装置にジョブソートの実行指示を通知する手段を含むことを特徴としてもよい。
【0021】本発明のネットワークにおける部数指定印刷システムは、前記ネットワークジョブ管理部は、前記上位ホストからジョブソートの実行指示を通知された場合、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されたときは前記必要部数を2部であると判断し、前記上位ホストからジョブデータの保存要求を通知されないときは前記上位ホストから通知された部数が前記必要部数であると判断することを特徴としてもよい。
【0022】本発明のネットワークにおける部数指定印刷方法は、上位ホストは、ジョブデータと部数指定情報とを含む印刷ジョブを作成し、前記ジョブデータをHTTPサーバに転送し、前記部数指定情報と前記HTTPサーバに保存した前記ジョブデータのURIとをIPP通信を使用してプリンタ装置に通知し、前記プリンタ装置は、前記上位ホストから送られる部数指定情報と前記プリンタ装置内のジョブデータ保存可能状況とから必要部数を判断し、判断された必要部数分のジョブデータを前記上位ホストから通知されたURIに従って前記HTTPサーバから取り出し、前記上位ホストから指定された部数分の印刷を行うことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0024】図1を参照すると、第1の実施の形態は、ネットワークを介して相互に接続された上位ホスト1とHTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバ2とプリンタ装置3とから構成される。
【0025】上位ホスト1は、プリンタ装置3で印刷するための印刷ジョブを作成する。印刷ジョブは、ジョブ属性情報とジョブデータとを含む。ジョブ属性情報は、部数指定を含み、さらに必要に応じて保存要求を含む。上位ホスト1は、作成したジョブデータをHTTPサーバ2に格納し、HTTPサーバ2に格納したジョブデータのURI(Uniform Resource Identifier)情報とジョブ属性情報とをプリンタ装置3へ送る。
【0026】プリンタ装置3は送られた情報内の部数指定情報と、プリンタ装置3内での印刷データの保存可能・不可能を判断して、HTTPサーバ2に格納されているジョブデータの取り出し必要部数を決定する。プリンタ装置3は、指定されたURIのジョブデータをHTTPサーバ2より、決定した必要部数分取り出し、印刷を行う。
【0027】プリンタ装置3の構成を詳細に説明する。プリンタ装置3は、上位ホスト1とのIPP(Internet Printing Protocol)通信を制御するIPP部5と指定URIから必要回数分(必要部数分)の印刷ジョブデータをHTTPサーバ2より取り出すHTTPクライアント4とからなるネットワークインターフェース部12と、IPP部5及びHTTPクライアント4との通信制御を行うインターフェース制御部6と、上位ホスト1からIPP通信で送られるURI情報とジョブ属性情報とを管理するネットワークジョブ管理部7と、ジョブデータを解析して印刷データに編集する編集部8と、編集された印刷データを画像データに変換して印刷を行う印刷処理部10と、画像データの保存を行う保存部11と、プリンタ装置3内のジョブデータの状態管理を行うプリンタジョブ管理部9とを含む。
【0028】次に図1及び図2を参照して本実施の形態の動作概要について説明する。図2は本実施の形態の動作を示すブロック図である。
【0029】最初に上位ホスト1は、ジョブ属性情報とジョブデータとから構成される印刷ジョブを作成し(図2の21)、この印刷ジョブの情報の内、ジョブデータをHTTPサーバ2へ転送して、ジョブデータはHTTPサーバ2に保存される(図2の24)。次に上位ホスト1は、HTTPサーバ2に保存されたジョブデータを示すURI情報(図2の23)と、印刷ジョブの情報内のジョブ属性情報(図2の22)とを合わせて、IPP通信を使用してプリンタ装置3へ、印刷要求として送信する。
【0030】プリンタ装置3はネットワークインターフェース部12内のIPP部5で印刷要求を受信し、印刷要求情報内のURI情報を保存して(図2の27)、ジョブ属性情報をインターフェース制御部6を経由してネットワークジョブ管理部7へ転送する(図2の25)。ネットワークジョブ管理部7は転送されたジョブ属性情報(図2の29)とプリンタ装置3で印刷データの保存が可能かどうかを判断して、必要な部数を決定し(図2の30)、インターフェース制御部6を経由してネットワークインターフェース部12へ必要部数分のジョブデータの転送を要求する。ネットワークインターフェース部12は要求された必要部数分(図2の26)のジョブデータを、保存してあるジョブデータのURI(図2の27)に従って、HTTPサーバ2から取り出し(図2の28)、インターフェース制御部6を経由して編集部8へ転送する(図2の31)。編集部8はジョブデータを解析して1ページ単位のページデータ(中間データ)に変換し、印刷処理部10へページデータを転送して印刷の要求を行う。印刷処理部10はページデータからイメージデータ(画像データ)に変換して印刷を行い、保存要求がある場合はページデータの保存を保存部11へ要求する。
【0031】保存部11にてページデータの保存が成功した場合、ネットワークジョブ管理部7からの残りの必要部数に従って、保存部11から保存してあるページデータを印刷処理部10へ必要部数分送り、上位ホスト1から要求された分の部数印刷を行う。保存部11にてページデータの保存に失敗した場合、ネットワークジョブ管理部7は残りの必要部数をネットワークインターフェース部12へ再度要求し、ネットワークインターフェース部12は要求された部数分のジョブデータをHTTPサーバ2から取り出して編集部8へ送り、上位ホスト1から要求された分の部数印刷を行う。
【0032】次に具体的な実施例を用いて本実施の形態の詳細動作について図1および図3を用いて説明する。図3は、プリンタ装置3におけるジョブデータの必要部数の決定方法を示す流れ図である。
【0033】ネットワークジョブ管理部7は、上位ホスト1から送られるジョブ属性情報より部数指定の要求があるかどうかを確認する(図3のステップA1)。部数指定がない場合、必要部数は1部と判断する(図3のステップA2)。部数指定がある場合、同じくジョブ属性情報よりジョブデータの保存要求があるかどうかを確認する(図3のステップA3)。保存要求がない場合、必要部数は上位ホスト1から要求された部数全てが必要部数と判断する(図3のステップA5)。保存要求がある場合、要求された部数印刷はプリンタ装置3で保存したジョブデータを使用するため、必要部数は1部と判断する(図3のステップA4)。
【0034】次にHTTPクライアント4はネットワークジョブ管理部7が判断した必要部数分のジョブデータを、上位ホスト1から通知されたジョブデータのURIに従って、HTTPサーバ2から取り出し、編集部8に送って印刷を行う(図3のステップA6)。まず最初の1部目が転送されると、保存要求があるかどうかを確認し(図3のステップA7)、保存要求がない場合は残りのジョブデータの受信および印刷を実行して要求された部数分の印刷を行う(図3のステップA8)。保存要求がある場合は、1部目のジョブデータの印刷を行うと同時にジョブデータの保存を行う(図3のステップA9)。保存に成功したかどうかを判断し(図3のステップA10)、保存が成功した場合、保存したジョブデータを使用して、残りの部数(要求された部数−1)の印刷を実行して要求された部数分の印刷を行う(図3のステップA11)。保存に失敗した場合、ネットワークジョブ管理部7は、必要部数を指定部数−1と判断し(図3のステップA12)、HTTPクライアント4は再度HTTPサーバ2より必要部数分のジョブデータを取り出して、要求された部数分の印刷を印刷処理部10で行う(図3のステップA13)。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、部数毎に、印刷する用紙方向(ポートレート、ランドスケープ)の異なるホッパの用紙で印刷するすることで、排出時に部数毎のソートのできるジョブソート機能を有しているプリンタ装置の場合である。
【0036】図4は、第2の実施の形態における、ジョブデータの必要部数の決定方法を示す流れ図である。上位ホスト1からジョブソート要求がない場合または部数指定がない場合は上記で示した図3の動作と同様となる(ステップB1、ステップB2、ステップB3、ステップB4)。
【0037】上位ホスト1から送られたジョブ属性情報にジョブソートの要求があり、且つ部数指定がある場合で、保存要求がない場合は必要部数は指定部数と同じになる(ステップB5、ステップB6)。保存要求がある場合、必要部数はポートレート用とランドスケープ用に2部と判断する(ステップB5、ステップB7)。次に、第1の実施の形態と同様にHTTPサーバ2よりジョブデータを必要部数分取り出して印刷を行う(ステップB8)。
【0038】保存要求がない場合、取り出して印刷データを部数毎に用紙方向を変えてジョブソートを行って印刷を行う(ステップB9、ステップB10)。保存要求がある場合、2部送られてくるジョブデータをそれぞれポートレート、ランドスケープで印刷し、それぞれの形式でジョブデータの保存を行う(ステップB9、ステップB11)。ジョブデータの保存に成功した場合、保存されているポートレート用およびランドスケープ用の2部を使用して残りの指定部数分の印刷を実行してジョブソートを行う(ステップB12、ステップB13)。ジョブデータの保存に失敗した場合、すでに印刷している2部を除いた要求部数を必要部数として、再度HTTPサーバ2よりジョブデータを取り出し、送られるデータ毎に同様にポートレート用、ランドスケープ用に交互に印刷してジョブソートを実行する(ステップB12、ステップB14、ステップB15)。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、上位ホストが用意した1部分のジョブデータをHTTPサーバに保存して、そのジョブデータをプリンタ装置側から必要な部数分取り出して印刷することが可能になるため、部数指定印刷の場合、上位ホストで必要な部数分のジョブデータを用意する必要がなく、1部分のジョブデータを用意すればよいという効果がある。
【0040】また、プリンタ装置で保存が失敗した場合、プリンタ装置内で残りの必要な部数を判断し、再度HTTPサーバよりプリンタ装置がジョブデータを取り出すことが可能になるため、プリンタ装置にて、ジョブデータを保存して、部数印刷を高速に行う場合、プリンタ装置で保存に失敗したとき、再度上位ホストが残りの必要な部数分のジョブデータを再度作成してプリンタ装置に送る必要がなくなるという効果がある。
【出願人】 【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【出願日】 平成12年10月2日(2000.10.2)
【代理人】 【識別番号】100082935
【弁理士】
【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
【公開番号】 特開2002−108576(P2002−108576A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−302315(P2000−302315)