| 【発明の名称】 |
揮発性の外部記憶装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 浩司
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| 【要約】 |
【課題】高流用性と、記憶容量の増設の容易性とに加えて、主メモリを増設する代わりにスワップ処理を適用する際の処理性能の向上が図れるようにする。
【解決手段】外部記憶装置10のフォーマット部14は、ホストコンピュータ20の電源の投入時に当該コンピュータ20から送られるリセット信号により起動される。するとフォーマット部14は、スイッチ13の状態により不揮発性記憶部140内のテーブル142を参照することで、当該状態に対応付けられている、ホストコンピュータ20上で動作するOSに固有のフォーマットプログラム141を不揮発性記憶部140から選択し、このプログラム141に従って揮発性記憶部12のフォーマットを実行する。インタフェース11は、ホストコンピュータ20からファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令が送られた場合、当該命令を受け取り、当該命令に従って揮発性記憶部12をアクセスする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コンピュータに接続して利用可能な外部記憶装置において、揮発性の記憶部と、前記外部記憶装置に接続されたコンピュータからのファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令を受け取り、当該命令に従って前記揮発性記憶部をアクセスするインタフェースと、前記外部記憶装置が利用可能なコンピュータ上で動作するオペレーティングシステムのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットを選択的に指定するためのスイッチと、前記外部記憶装置が利用可能な各種コンピュータ上で動作する種類の異なるオペレーティングシステム毎に用意され、当該オペレーティングシステムのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットに適合するフォーマット処理のためのフォーマットプログラムと、前記スイッチの各状態と当該状態により指定されるフォーマットに固有の前記フォーマットプログラムとの関係を表形式で示すテーブルとが記憶される不揮発性記憶部と、前記外部記憶装置に接続された前記コンピュータからのリセット信号を受け取ることにより起動され、前記スイッチの状態により前記テーブルを参照することで、当該状態に対応したフォーマットプログラムを前記不揮発性記憶部から選択し、この選択したフォーマットプログラムに従って前記揮発性記憶部をフォーマットするフォーマット処理を実行するフォーマット手段とを具備することを特徴とする外部記憶装置。 【請求項2】 コンピュータに接続して利用可能な外部記憶装置において、揮発性の記憶部と、前記外部記憶装置に接続されたコンピュータからのファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令を受け取り、当該命令に従って前記揮発性記憶部をアクセスする機能と、前記コンピュータに組み込まれている前記外部記憶装置に適合するドライバソフトウェアの起動時に、当該ソフトウェアから送られる、前記コンピュータ上で動作するオペレーティングシステムのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットを指定するフォーマット情報を受け取る機能とを有するインタフェースと、前記外部記憶装置が利用可能な各種コンピュータ上で動作する種類の異なるオペレーティングシステム毎に用意され、当該オペレーティングシステムのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットに適合するフォーマット処理のためのフォーマットプログラムと、前記外部記憶装置が利用可能な各種コンピュータに組み込まれている前記ドライバソフトウェアから送られる可能性のある各種フォーマット情報と当該情報により指定されるフォーマットに固有の前記フォーマットプログラムとの関係を表形式で示すテーブルとが記憶される不揮発性記憶部と、前記外部記憶装置に接続された前記コンピュータに組み込まれている前記ドライバソフトウェアから送られた前記フォーマット情報を前記インタフェースを介して受け取ることにより起動され、当該情報により前記テーブルを参照することで、当該情報に対応したフォーマットプログラムを前記不揮発性記憶部から選択し、この選択したフォーマットプログラムに従って前記揮発性記憶部をフォーマットするフォーマット処理を実行するフォーマット手段とを具備することを特徴とする外部記憶装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータに接続して好適な揮発性の外部記憶装置に関する。 【0002】 【従来の技術】コンピュータがある特定の処理を行う際、主メモリにその処理を行うのに十分な空き領域がない場合がある。主メモリは記憶装置の中でも単位容量当たりの価格が高価であり、また、対応するコンピュータによって、形状やアクセス速度、エラー訂正方法等に差異があるため、あるコンピュータで使った主メモリを種類の異なる他のコンピュータで使用することは困難である。このため、主メモリの増設には費用がかかる。また、主メモリを増設するスロットの数には限りがあるため、大容量の主メモリを増設するには限界がある。 【0003】そこで従来は、以下のようなスワップ処理を行うことにより、主メモリを増設することなく、上記特定の処理を行うことを可能としている。スワップ処理を行う場合は、磁気ディスク装置などの、主メモリよりも容量が大きく、読み出し/書き込み速度の遅い不揮発性の記憶装置をスワップ先として指定し、主メモリとスワップ先を合わせた記憶空間を仮想的な記憶空間として利用する。処理に必要なデータが主メモリ上になく、スワップ先にあった場合は、必要なデータをスワップ先から主メモリ上にコピーして利用する。そのとき、主メモリに空きがなかった場合には、主メモリ上の使われていないデータをスワップ先にコピーし、空きを作る。 【0004】スワップ先の不揮発性記憶装置は、主メモリのようにハードウェアで制御されるものではなく、ソフトウェアで制御される。このため、主メモリのようなハードウェアとの相性やアクセス速度の差異などの問題がなく、流用性が高いという特徴を持つ。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した従来技術におけるスワップ処理では、読み出し/書き込み速度の遅い不揮発性記憶装置と主メモリの間でコピー処理を行う必要があるため、主メモリだけで処理を行う場合に比べ、処理の性能が悪くなるという問題があった。 【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、種類の異なる各種のコンピュータに容易に使用できる高流用性と、記憶容量の増設の容易性とに加えて、コンピュータが処理を行う際に主メモリに十分な空きがない場合に対処するために、主メモリを増設する代わりにスワップ処理を適用する際の処理性能の向上を図ることができる外部記憶装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係る、コンピュータに接続して利用可能な外部記憶装置は、揮発性の記憶部と、上記外部記憶装置に接続されたコンピュータからのファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令を受け取り、当該命令に従って上記揮発性記憶部をアクセスするインタフェースと、上記外部記憶装置が利用可能なコンピュータ上で動作するオペレーティングシステム(OS)のファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットを選択的に指定するためのスイッチと、上記外部記憶装置が利用可能な各種コンピュータ上で動作する種類の異なるOS毎に用意され、当該OSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットに適合するフォーマット処理のためのフォーマットプログラムと、上記スイッチの各状態と当該状態により指定されるフォーマットに固有の上記フォーマットプログラムとの関係を表形式で示すテーブル(スイッチ状態−フォーマットプログラム対応テーブル)とが記憶される不揮発性記憶部と、上記外部記憶装置に接続されたコンピュータからのリセット信号を受け取ることにより起動され、上記スイッチの状態により上記テーブルを参照することで、当該状態に対応したフォーマットプログラムを上記不揮発性記憶部から選択し、この選択したフォーマットプログラムに従って上記揮発性記憶部をフォーマットするフォーマット処理を実行するフォーマット手段とを備えたことを特徴とする。 【0008】このような構成の外部記憶装置においては、ファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令、即ち磁気ディスク装置等に対して与えられるのと同一形式の読み出し/書き込み命令をインタフェースにて受け取って、当該インタフェースにより揮発性記憶部が磁気ディスク装置に対するのと同様にアクセスされる。 【0009】このため、上記外部記憶装置を接続して利用するコンピュータから当該外部記憶装置(の揮発性記憶部)を対象とするデータの読み出しまたはデータの書き込みを行うときには、当該外部記憶装置を磁気ディスク装置と同じように扱うことができる。また、種類の異なるコンピュータでも、磁気ディスク装置に対する読み出し/書き込み命命はソフトウェアによって制御されるため、上記構成の外部記憶装置はハードウェアで制御されるメモリ等の記憶装置に比べて流用性が高い。また、外部記憶装置であるため、コンピュータのメモリ増設用スロットに関係なく記憶容量を増やすことが可能である。なお、上記外部記憶装置を異なる種類のコンピュータにつなぎ替えて使用する場合には、上記スイッチの状態の設定を、新たなコンピュータ上で動作するOS(のファイルシステムが管理するファイルのフォーマット)に対応したスイッチ状態に変更すればよい。 【0010】また、上記外部記憶装置を接続して利用するコンピュータがある特定の処理を行う際、主メモリにその処理を行うのに十分な空きがない場合に、当該外部記憶装置をスワップ先として利用するならば、当該外部記憶装置に磁気ディスク装置等の揮発性記憶装置に比べて高速アクセスが可能な揮発性記憶部(揮発性記憶装置)を用いていることから、従来のように磁気ディスク装置をスワップ先として利用した場合に比ベ、処理性能を向上させることができる。 【0011】ここでは、上記外部記憶装置を接続して利用するコンピュータの電源が投入された際に、当該コンピュータから送られるリセット信号により揮発性記憶部をフォーマットするフォーマット処理が実行されるため、上記コンピュータの電源が投入されたときには、この揮発性記憶部(を備えた外部記憶装置)を必ず当該コンピュータからディスク装置として利用することが可能となる。 【0012】なお、本発明の外部記憶装置では、上述の如く揮発性の記憶部を用いているため、当該外部記憶装置を接続して利用するコンピュータの電源が切れた際には、バッテリバックアップ等の特別の手段を持たない限り、記憶部内のデータが全て消失する。しかし、本発明の外部記憶装置はそのような場合でもスワップ先として正しく動作する。以下にその理由を説明する。 【0013】スワップ処理を行う際、スワップ先である外部記憶装置の記憶部に書き込まれるデータは、コンピュータの主メモリに書かれるデータである。主メモリのデータは、コンピュータの電源が切れたときにはする。そのため、コンピュータの電源が切れたときには、外部記憶装置の記憶部のデータが消失しても問題はない。 【0014】本発明の第2の観点に係る外部記憶装置は、上記第1の観点に係る外部記憶装置の上記インタフェースに、次の機能、即ち当該第2の観点に係る外部記憶装置を接続して使用するコンピュータの電源の投入時に必ず実行されるドライバソフトウェアから送られる、当該コンピュータ上で動作するOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットを指定するフォーマット情報を受け取る機能を追加すると共に、上記スイッチ状態−フォーマットプログラム対応テーブルに代えて、当該第2の観点に係る外部記憶装置が利用可能な各種コンピュータのドライバソフトウェアから送られる可能性のある各種フォーマット情報と当該情報により指定されるフォーマットに固有のフォーマットプログラムとの関係を表形式で示すテーブル(フォーマット情報−フォーマットプログラム対応テーブル)を用い、上記フォーマット手段においては、当該外部記憶装置を接続して利用するコンピュータの電源投入時に、当該コンピュータのドライバソフトウェアから送られるフォーマット情報により上記テーブル(フォーマット情報−フォーマットプログラム対応テーブル)を参照することで、当該情報に対応したフォーマットプログラムを選択し、この選択したフォーマットプログラムに従って上記揮発性記憶部をフォーマットするフォーマット処理を実行する構成としたことを特徴とする。 【0015】このような構成の外部記憶装置では、コンピュータの電源が投入された際に必ず起動されるドライバソフトウェアからのフォーマット情報を受け取って、そのたびに対応するフォーマットプログラムを選択し、その選択したフォーマットプログラムに従って揮発性記憶部をフォーマットするフォーマット処理を実行している。したがって、異なる種類のコンピュータに上記外部記憶装置をつなぎ替えて使用する場合にも、上記第1の観点に係る外部記憶装置とは異なってスイッチの設定を変更する必要がなく、単に外部記憶装置を新たなコンピュータにつなぎ替えるだけでよい。この外部記憶装置は、当該記憶装置を接続して利用するコンピュータの電源が投入された際には必ずフォーマットされた状態のディスク装置として利用することが可能となる。このため、記憶部に揮発性メモリを使った場合でも問題なくスワップ先として利用することが可能である。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。 [第1の実施形態] <第1の実施形態の構成>図1は本発明の第1の実施形態に係る外部記憶装置の構成を主として示すコンピュータシステムのブロック構成図である。 【0017】図1において、外部記憶装置10は、例えば、ホストコンピュータ20がある特定の処理を行う際に、当該コンピュータ20内の主メモリ(図示せず)にその処理を行うのに十分な空き領域がない場合のスワップ先として用いられる。 【0018】外部記憶装置10は、インタフェース11と、揮発性記憶部12と、スイッチ13と、フォーマット部14とから構成されている。 【0019】インタフェース11は、ホストコンピュータ20との間で命令(読み出し/書き込み命令等)、データの授受を司る。インタフェース11は、ホストコンピュータ20から磁気ディスク装置上のファイルをアクセスするための読み出し/書き込み命令と同一形式の読み出し/書き込み命令を受け取り、揮発性記憶部12に記憶されているデータの読み出し/書き込みを行い、結果をホストコンピュータ20に返す。 【0020】揮発性記憶部12は、ホストコンピュータ20から転送されるデータ(ここではファイルデータ)を記憶するのに用いられる。揮発性記憶部12は、磁気ディスク装置等の不揮発性記憶装置に比べて高速アクセスが可能なRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリから構成される。この揮発性記憶部12を対象とする読み出し/書き込みはインタフェース11によって行われる。 【0021】スイッチ13は、フォーマット部14がフォーマットプログラム141を選択するのに必要な状態を保持するための例えばディップスイッチである。スイッチ13の状態は、ホストコンピュータ20上で動作するオペレーティングシステム(OS)のファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットに応じて、予め適切な状態に設定される。 【0022】フォーマット部14は、ROM(Read Only Memory)に代表される、電源を切っても記憶内容が変化しない不揮発性記憶部140を持つ。この不揮発性記憶部140には、予め定められた複数のOSにそれぞれ対応して用意されたフォーマットプログラム141と、スイッチ13の各状態(を表す状態データ)と当該状態に対応付けられるフォーマットプログラム141との関係を表形式で示すテーブル(スイッチ状態−フォーマットプログラム対応テーブル)142とが記憶されている。 【0023】フォーマットプログラム141は、対応するOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマット(形式)に適合するように、予め決められた一定の情報を揮発性記憶部12の指定された領域に書き込む、つまり揮発性記憶部12をフォーマットするためのソフトウェアである。 【0024】一般に、ホストコンピュータ20の電源が投入されたとき、初期化のためのリセット信号が全ての周辺機器に送られる。本実施形態では、このリセット信号を外部記憶装置10のフォマット部14で受け取るようにホストコンピュータ20と接続している。フォーマット部14は、ホストコンピュータ20からリセット信号を受け取った場合、スイッチ13の状態によりテーブル142を参照することで、複数のフォーマットプログラム141の中からその状態に対応付けられているフォーマットプログラム141を選択し、当該選択したフォーマットプログラム141に従って揮発性記憶部12のフォーマットを実行する。 【0025】<第1の実施形態の動作>次の図1の構成の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。今、ホストコンピュータ20の電源が投入された結果、リセット信号が外部記憶装置10を含む全ての周辺機器に送られたものとする。 【0026】ホストコンピュータ20から外部記憶装置10に送られたリセット信号は、フォーマット部14で受け取られる(ステップS1)。するとフォーマット部14は、スイッチ13の状態を参照し(ステップS2)、しかる後に、その状態(を表す状態データ)からテーブル(スイッチ状態−フォーマットプログラム対応テーブル)142を参照することで、不揮発性記憶部140に記憶されている複数のフォーマットプログラム141の中から、当該状態に対応付けられているプログラム141を選択する(ステップS3)。この選択されたフォーマットプログラム141は、現在外部記憶装置10が接続されているホストコンピュータ20上で動作するOSに対応して用意されたものである。 【0027】フォーマット部14は、揮発性記憶部12がホストコンピュータ20上で動作するOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマット(形式)に適合するように、即ち当該OSのファイルシステムから揮発性記憶部12が磁気ディスク装置に対するのと同一形式の読み出し/書き込み命令によりアクセス(読み出し/書き込み)可能なように、上記ステップS3で選択したフォーマットプログラム141に従って揮発性記憶部12をフォマットするフォーマット処理を実行する(ステップS4)。 【0028】このフォーマット処理により、その後、ホストコンピュータ20から外部記憶装置10のインタフェース11に磁気ディスク装置に対するのと同一の形式のファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令(読み出し命令または書き込み命令)が送られてきた場合に、インタフェース11はホストコンピュータ20からの読み出し/書き込み命令を受け取って、当該命令に従い、揮発性記憶部12に記憶されているデータの読み出しまたは揮発性記憶部12へのデータの書き込みを行うことができる。インタフェース11は、ホストコンピュータ20からの読み出し/書き込み命令を実行すると、当該ホストコンピュータ20に結果を返す。 【0029】<第1の実施形態の効果>以上に述べた実施形態においは、外部記憶装置10内のインタフェース11は、磁気ディスク装置に対するファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令と同一形式の読み出し/書き込み命令を受け取って、揮発性記憶部12を対象に当該命令に従う読み出し/書き込み動作を行うように構成されている。 【0030】このため、ホストコンピュータ20から外部記憶装置10へのアクセスが、磁気ディスク装置に対するのと同じように扱うことができる。しかも、種類の異なるコンピュータでも、磁気ディスク装置に対するファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令はソフトウェアによって制御されるため、この読み出し/書き込み命令の実行が可能な本実施形態の外部記憶装置10は、ハードウェアで制御されるメモリ等の記憶装置に比べて流用性が高い。 【0031】また、本実施形態の外部記憶装置10はインタフェース11を介してホストコンピュータ20に外部接続して用いられるため、当該コンピュータ20の主メモリ増設用スロットに関係なく記憶容量を増やすことが可能である。 【0032】また、本実施形態の外部記憶装置10では、ホストコンピュータ20からインタフェース11を介してアクセスされる記憶部12に、磁気ディスク装置等の不揮発性記憶装置に比べて高速アクセスが可能な揮発性メモリを用いた構成を適用している。このため、ホストコンピュータ20が例えばある特定の処理を行う際、主メモリにその処理を行うのに十分な空きがない場合に、当該外部記憶装置10をスワップ先として利用することにより、磁気ディスク装置をスワップ先として利用した場合に比べ、処理性能を向上させることができる。 【0033】ところで、外部記憶装置10の記憶部12を本実施形態のように揮発性メモリで構成した場合、当該記憶部12に対する高速アクセスは可能となるものの、ホストコンピュータ20の電源が切れた際には、バッテリバックアップ等の手段を適用しない限り、当該記憶部12内のデータが全て消失してしまう。しかし、本実施形態の外部記憶装置10はスワップ先として正しく動作する。以下にその理由を説明する。 【0034】ホストコンピュータ20がスワップ処理を行う際、スワップ先である記憶部12に書き込まれるデータは、コンピュータ20の主メモリに書かれるデータである。周知のように主メモリは、コンピュータの電源が切れたときに、当該主メモリのデータが消えてしまう性質を持つ。そのため、コンピュータ20の電源が切れたときに、記憶部12のデータが消えても何ら問題はない。 【0035】また、本実施形態の外部記憶装置10は、ホストコンピュータ20の電源を投入したときに必ず送信されるリセット信号を受け取り、その度に記憶部12のフォーマットを実行する構成を有している。この構成により、ホストコンピュータ20の電源を投入したときには、外部記憶装置10(内の揮発性記憶部12)を必ずフォーマットされた状態のディスク装置であるかのように利用することができる。このため、外部記憶装置10内の記憶部12にRAM等の揮発性メモリを使った場合でも問題なくスワップ先として利用することが可能である。 【0036】[第2の実施形態] <第2の実施形態の構成>以上に述べた第1の実施形態に係る外部記憶装置10では、ホストコンピュータ20の電源が投入された際に当該コンピュータ20から出力されるリセット信号を受け取ると、スイッチ13の状態を参照することで、その状態に対応したフォーマットプログラム141が選択される構成を適用した。このような構成の外部記憶装置10では、異なる種類のコンピュータに当該外部記憶装置10をつなぎ替えて使用する場合、利用者はスイッチ13を操作して、そのコンピュータ上で動作するOS(のファイルシステムが管理するファイルのフォーマット)に対応したスイッチ状態に変更する必要がある。しかし、このようなスイッチ操作は煩雑であり、しかも誤った状態設定が行われる可能性もある。 【0037】そこで、スイッチ13を用いた構成の上記不具合を解決するために、ドライバソフトウェアによりフォーマットプログラムを自動選択する構成を適用した本発明の第2の実施形態に係る外部記憶装置について、図面を参照して説明する。 【0038】<第2の実施形態の構成>図3は本発明の第2の実施形態に係る、揮発性の記憶装置を利用した外部記憶装置の構成を主として示すコンピュータシステムのブロック構成図である。 【0039】図3において外部記憶装置30は、インタフェース31と、揮発性記憶部32と、フォーマット部34とから構成されている。ここでは、外部記憶装置30が図1中のスイッチ13に相当するスイッチを備えていない点に注意されたい。 【0040】インタフェース31は、ホストコンピュータ40上で動作するドライバソフトウェア(以下、ドライバソフトと称する)41との間で命令(読み出し/書き込み命令等)、データ等の授受を司る。ここではインタフェース31は、ホストコンピュータ40上で動作するOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットを示すフォーマット情報もドライバソフト41から受け取るように構成されている。 【0041】インタフェース31は、ドライバソフト41から上記フォーマット情報を受け取った場合、当該フォーマット情報をフォーマット部34に送る。またインタフェース31は、ホストコンピュータ40から磁気ディスク装置上のファイルをアクセスするための読み出し/書き込み命令と同一形式の読み出し/書き込み命令を受け取り、揮発性記憶部32を対象とするデータの読み出し/書き込みを行い、結果をホストコンピュータ40に返す。 【0042】揮発性記憶部32は、図1の外部記憶装置10内の揮発性記憶部12と同様に、高速アクセスが可能なRAM等の揮発性メモリから構成され、ホストコンピュータ40から転送されるデータ(ここではファイルデータ)を記憶するのに用いられる。この揮発性記憶部32を対象とする読み出し/書き込みはインタフェース31によって行われる。 【0043】フォーマット部34は、図1中の不揮発性記憶部140と同様の不揮発性記憶部340を持つ。この不揮発性記憶部340には、予め定められた複数のOSにそれぞれ対応して用意されたフォーマットプログラム341と、種々のフォーマット情報と当該フォーマット情報の示すフォーマット処理を実行するためのフォーマットプログラム141との対応関係を表形式で示すテーブル(フォーマット情報−フォーマットプログラム対応テーブル)342とが記憶されている。 【0044】フォーマット部34は、ドライバソフト41から送られるフォーマット情報をインタフェース31を介して受け取ることで、当該フォーマット情報によりテーブル342を参照し、複数のフォーマットプログラム341の中から当該フォーマット情報に対応付けられているフォーマットプログラム341を選択して、その選択したフォーマットプログラム341に従って揮発性記憶部32のフォーマットを行う。 【0045】<第2の実施形態の動作>次の図3の構成の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。まず、外部記憶装置30が接続されるホストコンピュータ40には、当該コンピュータ40上で動作するOSのファイルシステムで管理されるファイルのフォーマットに対応したドライバソフト41が予め組み込まれている。 【0046】このような状態で、ホストコンピュータ40の電源が投入されたものとする。周知のように、コンピュータの電源が投入された場合、当該コンピュータに接続されている周辺機器のためのドライバソフトが起動される。本実施形態でも、ホストコンピュータ40の電源が投入されることにより、つまりホストコンピュータ40の立ち上げ時にドライバソフト41が起動される(ステップS11)。 【0047】するとドライバソフト41は、外部記憶装置30のインタフェース31に対して、ホストコンピュータ40上で動作するOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットを示すフォーマット情報を送る(S12)。インタフェース31は、このドライバソフト41からのフォーマット情報をフォーマット部34に送る(ステップS13)。 【0048】フォーマット部34はドライバソフト41からのフォーマット情報をインタフェース31を介して受け取ると、そのフォーマット情報によりテーブル(フォーマット情報−フォーマットプログラム対応テーブル)342を参照することで、不揮発性記憶部340に記憶されている複数のフォーマットプログラム341の中から、当該フォーマット情報に対応するプログラム341を選択する(ステップS14)。この選択されたフォーマットプログラム341は、現在外部記憶装置30が接続されているホストコンピュータ40上で動作するOSに対応して用意されたものである。 【0049】フォーマット部34は、上記ステップS14で選択したフォーマットプログラム341に従って揮発性記憶部32をフォマットするフォーマット処理を実行する(ステップS15)。これにより、揮発性記憶部32は、ホストコンピュータ20上で動作するOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットに適合するようにフォマットされる。 【0050】フォーマット部34は、ステップS15のフォーマット処理を実行すると、そのフォーマット処理の結果(成功/失敗)をインタフェース31に返す(ステップS16)。これを受けてインタフェース31は、フォーマット部34でのフォーマット処理の結果をドライバソフト41に返す(ステップS17)。 【0051】ドライバソフト41は、フォーマット部34でのフォーマット処理の結果(成功/失敗)をインタフェース31から受け取ると、その結果の判定を行う(ステップS18)。もし、フォーマット処理に成功したならば、ドライバソフト41は外部記憶装置30をディスク装置としてシステムに組み込む(ステップS19)。これに対し、失敗した場合は、ドライバソフト41はデバイス組み込み失敗の処理を行う(ステップS20)。 【0052】以上のようにして、フォーマット部34でのフォーマット処理が成功して、外部記憶装置30がディスク装置としてシステムに組み込まれたものとする。この状態では、その後、ホストコンピュータ40から外部記憶装置30のインタフェース31に磁気ディスク装置に対するのと同一の形式のファイルアクセスのための読み出し/書き込み命令(読み出し命令または書き込み命令)が送られてきた場合に、インタフェース31はホストコンピュータ40からの読み出し/書き込み命令を受け取って、当該命令に従い、揮発性記憶部32に記憶されているデータの読み出しまたは揮発性記憶部32へのデータの書き込みを行うことができる。インタフェース31は、ホストコンピュータ40からの読み出し/書き込み命令を実行すると、当該ホストコンピュータ40に結果を返す。 【0053】<第2の実施形態の効果>以上に述べたように、本実施形態の外部記憶装置30は、当該外部記憶装置30が接続されているホストコンピュータ40に予め組み込まれている、当該ホストコンピュータ40上で動作するOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットに対応したドライバソフト41から、当該ホストコンピュータ40の立ち上げ時に与えられるフォーマット情報に基づいて、対応するフォーマットプログラム341を決定し、そのフォーマットプログラム341に従って揮発性記憶部32のフォーマットを行うように構成されている。 【0054】このため、ホストコンピュータ40の電源を投入した際には、外部記憶装置30を必ずフォーマットされた状態のディスク装置として利用することができ、スワップ先として利用することが可能である。よって、本実施形態の外部記憶装置30は、前記第1の実施形態の外部記憶装置10と同様に、高い流用性、容易な記憶容量の増設、データ処理性能の向上という効果を有する。 【0055】しかも本実施形態では、外部記憶装置30が接続されているホストコンピュータ40に適合する(揮発性記憶部32をフォーマットするフォーマット処理のための)フォーマットプログラム341が、前記第1の実施形態のようにスイッチによって選択(指定)されるのではなく、ホストコンピュータ40に組み込まれているドライバソフト41から送られる、当該コンピュータ40上で動作する0Sに適合したフォーマットの情報によって自動的に選択(指定)される。 【0056】このため、異なる種類のコンピュータに本実施形態の外部記憶装置30をつなぎ替えて使用する場合にも、前記第1の実施形態のようにスイッチの設定を変更するといった操作は必要でなく、単に外部記憶装置30を新たなコンピュータにつなぎ替えるだけで利用可能である。 【0057】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、磁気ディスク装置のような不揮発性記憶装置に比べて高速アクセスが可能な揮発性記憶装置(揮発性記憶部)を用いながら、当該記憶装置に対して、当該記憶装置を利用するコンピュータのOSのファイルシステムにより管理されるファイルのフォーマットに適合するフォーマット処理が実行される構成とすると共に、上記コンピュータからの不揮発性記憶装置に対するのと同一形式の読み出し/書き込み命令を受け取って実行するインタフェースを備えた構成としたので、高い流用性、容易な記憶容量の増設が図れる。 【0058】また本発明によれば、ホストコンピュータが例えばある特定の処理を行う際、主メモリにその処理を行うのに十分な空きがない場合でも、本発明の外部記憶装置をスワップ先として利用することにより、磁気ディスク装置をスワップ先として利用した場合に比べ、処理性能を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成12年9月29日(2000.9.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108569(P2002−108569A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−301475(P2000−301475) |
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