| 【発明の名称】 |
マルチコントローラ |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 和也
【氏名】佐藤 正二郎
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| 【要約】 |
【課題】操作性に優れたマルチコントローラを提供する。
【解決手段】第1の操作手段としてのカーソルキー1は、複数方向うに傾けられる操作に対応して第1の機能を制御する制御信号を発生すると共に、ブッシュ操作に対応して第2の機能を制御する制御信号を発生する。第2の操作手段としてのダイヤルキー2は円弧状の回転操作に対応して第3の機能を制御する制御信号を発生する。レバーキー3は前後の移動操作に対応して第4の機能を制御する制御信号を発生するとともに、ブッシュ操作に対応して第5の機能を制御する制御信号を発生する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数方向に傾けられる操作に対応して制御信号を発生する第1の操作手段と、円弧状の回転操作に対応して制御信号を発生する第2の操作手段と、前後の移動操作に対応して制御信号を発生する第3の操作手段と、を備えたことを特徴とするマルチコントローラ。 【請求項2】4方向又は8方向に傾けられる操作に対応して第1の機能を制御する制御信号を発生するとともに、プッシュ操作に対応して第2の機能を制御する制御信号を発生する第1の操作手段と、円弧状の回転操作に対応して第3の機能を制御する制御信号を発生する第2の操作手段と、前後の移動操作に対応して第4の機能を制御する制御信号を発生するとともに、プッシュ操作に対応して第5の機能を制御する制御信号を発生する第3の操作手段と、を備えたことを特徴とするマルチコントローラ。 【請求項3】再生制御モード実行時には前記第2の操作手段から発生される制御信号により再生が制御され、GUIモード実行時には前記第2の操作手段から発生される制御信号によりGUIを介した操作が制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチコントローラ。 【請求項4】GUIモード実行時には、前記第1の操作手段から発生される制御信号によりGUI画面上のフレーム移動操作が制御され、前記第2の操作手段から発生される制御信号によりGUI画面上のフレーム内の項目選択操作が制御され、前記第3の操作手段から発生される制御信号によりGUI画面のページ送り操作が制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチコントローラ。 【請求項5】再生制御モード実行時には、通常再生状態においてプッシュ操作に対応して前記第3の操作手段から発生される制御信号により再生一時停止が制御され、再生一時停止状態において円弧状の回転操作に対応して前記第2の操作手段から発生される制御信号によりコマ送り又はコマ戻しが制御され、再生一時停止状態においてプッシュ操作に対応して前記第3の操作手段から発生される制御信号により再生一時停止解除が制御され、通常再生状態において前後の移動操作に対応して前記第3の操作手段から発生される制御信号により早送り又は早戻しが制御されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチコントローラ。 【請求項6】前記第1及び第2の操作手段が同心円状に配置されるとともに、この同心円の中心から所定距離に前記第3の操作手段が配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチコントローラ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、映画等を録画したり再生したりする記録再生装置に対して各種制御信号を送りこの記録再生装置を制御するマルチコントローラに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、DVD(Digital versatile Disk)に関する研究開発及び製品化が急速に進められている。これに伴い、DVDに対して映画等の情報を記録したり、DVDに録された映画等の情報を再生したりするDVD対応の記録再生装置の研究開発及び製品化も進められている。DVD対応の記録再生装置は、DVDの特性を生かした様々な再生処理及び記録処理を行なうことができるようになっている。また、DVD対応の記録再生装置は、操作性の向上を図るため、GUI(グラフィックユーザインターフェース)機能を搭載しており、画面に表示されるグラフィックを介して各種操作を指示入力することができるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した記録再生装置を制御する制御装置としてリモコンが知られている。しかしながら、機能の増加とともに、リモコン上の操作ボタンも増加する傾向にあり、ユーザーにとって決して分かりやすい操作でなくなってきている。 【0004】特に、上記したようなDVD対応の記録再生装置の場合、通常の記録再生操作だけでなく、GUI機能に対応して画面に表示されるグラフィックを介した入力操作も必要となり、ますますリモコン上の操作ボタンが複雑化してしまう。 【0005】例えば、記録再生動作に対応した操作部と、GUI機能に対応した操作部とを分散配置する手法も考えられるが、記録再生操作とGUI機能に対応した操作とを並行させなければならない場合には、極めて不便となってしまう。 【0006】この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、操作性に優れたマルチコントローラを提供することにある。特に、記録再生装置及びGUI機能に対応し、操作性に優れたマルチコントローラを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を達成するために、この発明のマルチコントローラは、以下のように構成されている。 【0008】この発明のマルチコントローラは、4方向又は8方向に傾けられる操作に対応して第1の機能を制御する制御信号を発生するとともに、プッシュ操作に対応して第2の機能を制御する制御信号を発生する第1の操作手段(カーソルキーを想定)と、円弧状の回転操作に対応して第3の機能を制御する制御信号を発生する第2の操作手段(ダイヤルキーを想定)と、前後の移動操作に対応して第4の機能を制御する制御信号を発生するとともに、プッシュ操作に対応して第5の機能を制御する制御信号を発生する第3の操作手段(レバーキーを想定)とを備えている。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 【0010】図1は、この発明の記録再生装置の一例を示すブロック図である。図1の各ブロックを大きく分けると、左側には記録部の主なブロックを示し、右側には再生部の主なブロックを示している。この図1の各部のブロックについては後で詳しく説明する。 【0011】図2は、DVDシステムのディレクトリー構造の一部を示す図である。図2は、DVDシステムの特にリアルタイムレコーディング(RTR)DVDのディレクトリー構造とDVDオーディオファイルのディレクトリー構造について示している。 【0012】DVDでは、規格毎にディレクトリーが存在し、これらのディレクトリー名を、DVD−ビデオでは、「VIDEO_TS」、DVD−オーディオでは、「AUDIO_TS」、RTR−DVDでは、「DVD_RTAV」としている。図2では、「DVD_RTAV」、「AUDIO_TS」が示されている。記録データは、各ディレクトリー内に存在する。 【0013】また、DVDでは、通常のファイル形式でデータが保存される。タイトルは、例えば映画の1本分に相当し、1枚のディスクに複数のタイトルが記録可能である。そしてタイトルが集まったものをタイトルセットと呼び、このタイトルセットは、複数のファイルで構成されることになる。 【0014】上記のDVD−ビデオでは、1枚のディスクに、このディスクの情報を管理するための情報が記録されている。この管理情報はファイルとして記録され、ビデオマネージャー(VMG)と称する。 【0015】さらにこのDVD−ビデオのタイトルセット(VTS)は、このタイトルセットを管理するためのビデオタイトルセット情報(VTSI)が設けられ、このVTSIと、ビデオデータで構成されるビデオファイルと、さらにVTSIのバックアップとで構成されている。 【0016】一方、RTR−DVDでは、前記VMG(ディスクの情報を管理するための情報)とVTSI(タイトルセットを管理するための情報)とが、一体化され、新たなビデオマネージャー情報(VMGI)として定義されている。 【0017】ディレクトリー「DVD_RTAV」内には、ビデオマネージャー(VMG)ファイルとしてのVR_MANGR.IFO、ムービービデオファイルとしてのVR_MOVIE.VRO、スチルピクチャービデオファイルとしてのVR_STILL.VRO、スチルピクチャーオーディオファイルとしてのVR_AUDIO.VRO、ビデオマネージャーのバックアップとしてのVR_MANAGR.BUPの各ファイルが存在する。 【0018】また、ディレクトリー「AUDIO_TS」内には、オーディオマネージャー情報(AMGI)ファイルとしてのAUDIO_TS.IFO、オーディオマネージャー情報(AMGI)バックアップファイルとしてのAUDIO_TS.BUP、オーディオタイトルセット情報(ATSI)ファイルとしてのATS_01_0.IFO、オーディオタイトルセット(ATS)オーディオオブジェクトファイルとしてのATS_01_1.AOBが存在する。 【0019】VR_MANGR.IFOファイルには、ナビゲーションデータが記録されるもので、このナビゲーションデータは、プログラムセット、プログラム、エントリーポイント、プレイリストなどを進行させるためのデータである。 【0020】VR_MOVIE.VROファイルは、ムービービデオオブジェクト(ムービーVOB)を記録するためのいわゆるムービーAVファイルである。 【0021】VR_STILL.VROは、スチルピクチャーVOBを記録するためのスチルピクチャーAVファイルである。 【0022】またVR_AUDIO.VROは、スチルピクチャーに対する付加オーディオストリームを記録するためのスチルピクチャー付加オーディオファイルである。 【0023】VR_MOVIE.VROは、任意のサブピクチャーユニットを含むビデオパートで構成されるオリジナルVOBを記録するために用いられる。またこのとき、ビデオパートに関連したオーディオパートもオリジナルVOBに含まる。 【0024】VR_AUDIO.VROは、付加オーディオパートを記録するために用いられるファイルであり、この付加オーディオパートは、アフターレコーディングにより記録されたオーディオストリームを示す。VR_AUDIO.VROに記録されたオーディオパートは、VR_STILL.VROに記録された幾つかのビデオパートとの組み合せで使用される。 【0025】VR_MANGR.BUPは、VR_MANGR.IFOのバックアップファイルである。 【0026】図3(A)は、上記のムービービデオファイルとしてのVR_MOVIE.VROのファイル構造を示している。 【0027】ビデオファイルは、階層構造であり、1つのファイルは、複数のVOB(ビデオオブジェクト)で構成され、1つのVOBは、複数のVOBU(ビデオオブジェクトユニット)で構成され、1つのVOBUは、複数パックから構成される。複数のパックとしては、RDIパック、Vパック、Aパック等が存在する。 【0028】Vパックは、ビデオデータがMPEG2の方式で圧縮されたもので、パックヘッダ、パケットヘッダ、ビデオデータ部で構成される。Aパックは、オーディオデータが、例えばリニアPCMあるいはMPEG、あるいはAC3などの方式で処理されたものであり、パックヘッダ、パケットヘッダ、オーディオデータ部で構成される。 【0029】図3(B)は、Vパックとの関係によるMPEG2方式に基くビデオデータのフォーマットを示している。 【0030】グループオブピクチャー(GOP)は、複数のビデオフレームが用いられて圧縮された単位であり、その先頭にはシーケンスヘッダが付加されている。シーケンスヘッダには、シーケンスヘッダの開始コード(SHC)、画素の縦のライン数(HS),画素の横のライン数(VS),アスペクト比(PAR)などが記述されている。 【0031】図4に示すRDIパックはリアルタイムデータインフォーメーションパック(RDI_PCK)と称されるもので、リアルタイムジェネラル情報(RDI_GI)、ディスプレイコントロール及びコピーコントロール情報(DCI_CCI)、製造者情報(MNFI)などを含む。 【0032】リアルタイムジェネラル情報(RDI_GI)は、これが属するVOBUの最初のフィールドが再生される開始時間を示す情報、つまりVOBU_S_PTMと、当該VOBUの記録時を示す情報、つまりVOBU_REC_TMとを含む。 【0033】ディスプレイコントロール及びコピーコントロール情報(DCI_CCI)は、ディスプレイコントロール情報(DCI)及びコピーコントロール情報(CCI)のステータスを示す(DCI_CCI_SS)と、ディスプレイコントロール情報(DCI)自身と、コピーコントロール情報(CCI)自身を含む。 【0034】(DCI_CCI_SS)のうちディスプレイコントロール情報ステータス(DCI_SS)は、第1のエリアであり、有効なアスペクト比情報のみが存在する場合(01b)、有効なアスペクト比、サブタイトルモード、フィルムカメラモードが存在する場合(11b)を識別している。 【0035】ディスプレイコントロール情報(DCI)は、アスペクト比情報、サブタイトルモード情報、フィルムカメラモードを含む。 【0036】アスペクト比情報は、アスペクト比が4:3の場合(000b)、アスペクト比が16:9の場合(0001b)を示している。更にソースピクチャーがレターボックスの場合、1000b(レターボックス(14:9)であるがスクリーンセンター配置)、0100b(レターボックス(14:9)であるがスクリーントップ配置)、1101b(レターボックス(16:9)であるがスクリーンセンター配置)、0010b(レターボックス(16:9)であるがスクリーントップ配置)、1010b(レターボックス(>16:9)であるがスクリーンセンター配置)、0111b(14:9フルフォーマットでセンター配置)を識別している。 【0037】サブタイトルモードは、サブタイトルが開かない(00b)、サブタイトルがアクティブイメージエリア内にある(01b)、サブタイトルがアクティブイメージエリアの外にある(10b)を識別している。 【0038】フィルムカメラモードは、カメラモード(0b)、フィルムモード(1b)を識別している。 【0039】ビデオファイルに記録されたデータ再生順序は、プログラムチェーン(PGC)で定義されている。このプログラムチェーン(PGC)には、セル(Cell)が定義され、さらにセル(Cell)には、再生すべき対象となるVOBが定義されている。このPGCの具体的情報を記録してある部分がVMGファイルの中のプログラムチェーン情報(PGCI)部分である。PGCIには、2種類が存在し、1つはオリジナルPGCI(ORG_PGCI)、もう1つはユーザーディファインドPGCテーブル(UD_PGCIT)である。 【0040】ここで、上記プログラムチェーン情報が記述されているビデオマネージャーファイル(VMG)の構成について説明する。 【0041】図5にはVMGファイルに記述されている情報を階層的に示し、特にプログラムチェーン情報(PGCI)を階層的に詳しく示している。 【0042】VMGファイル内には、RTR_VMGI(RTRビデオマネージャー情報)、M_AVFIT(ムービーAVファイル情報テーブル)、S_AVFIT(スチルピクチャーAVファイル情報テーブル)、ORG_PGCI(オリジナルプログラムチェーン情報)、UD_PGCIT(ユーザー定義プログラムチェーン情報)、TXTDT_MG(テキストデータマネージャー)、MNFIT(マニュファクチャー情報テーブル)がある。 【0043】ORG_PGCI(オリジナルプログラムチェーン情報)は、記録順にデータを再生するための特別なPGCである。つまりこのPGCは、データの再生順序を指定する情報であり、プログラムのつながりであるプログラムセットを示している。このプログラムセットは、VROファイルに格納されているデータである。 【0044】UD_PGCIT(ユーザー定義プログラムチェーン情報)もデータの再生順序を指定するであるが、ユーザーのプログラム編集などにより、上記ORG_PGCIにより指定されているプログラムの中の部分的な指定を行いその部分部分をつなげている。したがって、UD_PGCITは、まとまったプログラムのつながりではなく、Cell(セル)のつながりを示している。セルとは、プログラムの各部分を示す情報である。 【0045】ORG_PGCI(オリジナルプログラムチェーン情報)、UD_PGCIT(ユーザー定義プログラムチェーン情報)も内容的に同様なデータ構造である。 【0046】PGCIは、PGC一般情報(PGC_GI)、PGC情報テーブル(PGCIT)、セル情報サーチポインタ(CI_SRPT)、セル情報テーブル(CIT)で構成される。 【0047】PGC一般情報(PGC_GI)には、プログラム数(UD_PGCでは0)、このPGC内のセルサーチポインタ数が記述される。 【0048】PGC情報テーブル(PGCIT)には、プログラム情報(PGI)が記述されるもので、プログラムが消去プロテクトされた状態であるか否かを示すプログラムタイプ(PG_TY)、このプログラム内のセルの数(C_Ns)、キャラクタセットを示すプライマリーテキスト情報(PRM_TEXTI)、このプログラムに対応するアイテムテキストサーチポインタの番号(IT_TXT_SRPN)、セル番号、ピクチャーポイントを示す代表画像情報(REP_PICTI)がある。 【0049】セル情報サーチポインタ(CI_SRPT)には、セル情報(CI)のスタートアドレスが記述される。セル情報テーブルCITには、サーチポインタで指定されるセル情報(CI#1〜CI#j)が記述されている。 【0050】セル情報(CI)は、セル一般情報(C_GI)、セルエントリーポイント情報(C_EPI#1〜C_EPI#k)が記述されている。セル一般情報は、後述する。セルエントリーポイント情報(C_EPI)は、タイプA、タイプBが存在する。 【0051】タイプAではエントリーポイントタイプ(タイプAかBか)の識別、エントリーポイントのプレゼンテーションタイム(EP_PTM)が記述されている。プレゼンテーションタイム(EP_PTM)は、エントリーポイントの再生時間を示している。具体的には、(EP_PTM)は、対応するVOB内でプレゼンテーションタイムスタンプとして符号化されている、最初のビデオフィールドの再生開始時間、及び最後のビデオフィールドの再生時間を示している。タイプBではタイプAの情報に加えて、エントリーポイントにおけるプライマリーテキスト情報が存在する。 【0052】上記セル一般情報(C_GI)は、セルタイプ(C_TY)、当該セルが指定するVOBに対応したVOBIのサーチポインタの番号(M_VOB_SRPN)を有する。また、セルエントリーポイントの数(C_EPI_Ns)、セルの再生開始時間(C_V_S_PTM)、セルの再生終了時間(C_V_E_PTM)を有する。 【0053】図6には、同じくVMGファイルに記述されている情報を階層的に示し、特にムービーAVファイル情報テーブル(M_AVFIT)を階層的に詳しく示している。 【0054】上記のM_AVFITには、ムービーAVファイル情報テーブル情報(M_AVFITI)、ムービーVOBストリーム情報(M_VOB_STI#n)(n=1〜n),ムービーAVファイル情報(M_AVFI)が記述されている。 【0055】ムービーAVファイル情報(M_AVFI)について説明する。 【0056】ムービーAVファイル情報(M_AVFI)には、M_AVFI一般情報(M_AVFI_GI)、M_VOB情報サーチポインタ(M_VOBI_SRP#n)、ムービービデオ情報(M_VOBI#n)が記述されている。 【0057】M_AVFI一般情報には、M_VOBサーチポインタの数、M_VOB情報の開始アドレスが記述されている。 【0058】M_VOB情報#nには、当該M_VOBの一般情報(M_VOB_GI)、シームレス情報(SMLI)、オーディオギャツプ情報(AGAPI)、タイムマップ情報(TMAPI)が記述されている。 【0059】M_VOB_GIには、このVOBが通常の状態であるのか、仮消去された状態であるのかを示すVOBタイプ、又オーディオストリームは、このVOBが作成されたときにオリジナルとして記録されたものであるのか、あるいは部分的或は全体的に修正されたものであるのかを示すオーディオステータス、が記述されている。 【0060】またM_VOB_GIには、このVOBの記録時間、サブで分の時間が記録される。さらにまたこのM_VOB_GIには、M_VOBのストリーム情報番号、このVOBのビデオスタート時間、並びに終了時間、コピープロテクション情報が記述される。 【0061】次にムービービデオ情報(M_VOBI#n)について説明する。このM_VOBI#nは、M_VOBI_SRP#nにより特定される。 【0062】ムービービデオ情報(M_VOBI#n)には、このVOBが通常の状態であるのか、仮消去された状態であるのかを示すVOBタイプ、又オーディオストリームは、このVOBが作成されたときにオリジナルとして記録されたものであるのか、あるいは部分的或は全体的に修正されたものであるのかを示すオーディオステータス、が記述されている。 【0063】またM_VOB_GIには、このVOBの記録時間、サブで分の時間が記録される。さらにまたこのM_VOB_GIには、M_VOBのストリーム情報番号、このVOBのビデオスタート時間、並びに終了時間、コピープロテクション情報が記述される。 【0064】次に上記のタイムマップ情報(TMAPI)について説明する。 【0065】TMAPIは、プレゼンテーションタイムをオフセットアドレスに変換するのに利用される。この情報は通常の再生のみならず特殊再生やタイムサーチのためにも活用すべき用意されている。 【0066】TMAPIは、タイムマップ一般情報(TMAP_GI)、タイムマップエントリーテーブル(TM_ENT#1〜#n)、このエントリー情報に対応するビデオオブジェクトエントリーテーブル(VOBU_ENT#1〜#n)で構成される。 【0067】各TM_ENTは、対応するVOBUのアドレス情報を含みタイムエントリーにより特定された再生時間とVOBUの再生開始時間との時間差情報を含む。 【0068】各VOBU_ENTは、各VOBUの再生時間及びサイズ情報を含む。VOBUのサイズは、論理ブロックにより計測されており、再生時間はビデオフィールドにより計測されている。 【0069】TMAP_GIは、タイムエントリー数(TM_ENT_Ns)、VOBUエントリー数(VOBU_ENT_Ns)、タイムオフセット(TM_OFS)、アドレスオフセット(ADR_OFS)を有する。 【0070】VOBU_ENTについて説明する。 【0071】VOBU_ENTは、このVOBUの第1の参照画像のアドレスを述べた(1STREF_SZ)と、このVOBUの再生時間を述べた(VOBU_PB_TM)と、このVOBUのサイズを述べた(VOBU_SZ)で構成される。第1の参照画像は、VOBUの先頭からのIピクチャの最終アドレスであり、VOBU内のビデオを復号するのに最初に必要なデータのアドレスである。VOBUの再生時間は、このVOBU内のビデオフィールドの数で示されている。またVOBUのサイズは、このVOBU内のパック数で示されている。 【0072】上記のRTR_VMGIについて説明する。 【0073】このRTR_VMGIは、大きく分けて2つの情報が含まれる。1つはVMGI_MAT(ビデオマネージャー情報マネジメントテーブル)であり、他の1つは、PL_SRPT(プレイリストサーチポインターテーブル)である。 【0074】VMGI_MATには、このVMGを識別するためのVMG識別子、VMGの終了位置を示す情報であるRTR_VMG終了アドレス、このVMG情報の終了位置を示す情報であるRTR_VMGI終了アドレス、このブックのバージョン番号、このディスクに各種データが記録又は更新されたときの時間を示す情報であるタイムゾーン、スチルピクチャーのためのスチル時間、プライマリーテキストのためのキャラクタセットコード、ディスク再生中に一時停止され、次に再生を行なうのに必要な情報(プログラムチェーン番号など)を記述したレジュームマーク情報、ディスク代表画像を再生するために必要な情報を記述したディスクリプレゼンタティブピクチャー情報、このディスクの代表名を表示するためのキャラクタコードセットによる記述情報であるディスクリプレゼンタティブネームが記述されている。さらに、次に格納されているM_AVFITのスタートアドレス、S_AVFITのスタートアドレス、ORG_PGCIのスタートアドレス、UD_PGCIのスタートアドレス、TXTDT_MGのスタートアドレス、MNFITのスタートアドレスが記述されている。 【0075】PL_SRPTは、プレイリストサーチポインタの数、及び各プレイリストのサーチポインタが記述されている。プレイリストは、プログラムの部分部分を示すリストであり、ユーザーにより再生順序を指定可能であり、後述するユーザー定義PGCにより定義されている。プレイリストサーチポインタには、再生される対象がムービー、スチルなどを識別するためのプレイリストタイプ、このポインタに対応するプログラムチェーン番号、プレイリストが作成された時間の各情報、プレイリストのためのプライマリーテキスト情報等が含まれている。 【0076】上記のように規格化されているディスクの記録再生装置について、再度図1に戻り説明する。 【0077】記録再生装置における再生処理は、PGCIに従って行われ、このPGCでは、複数のプログラムを指定することができ、このプログラムにはセルが定義されている。そしてセルにより再生すべき対象となるVOBが指定されることになる。また、記録順に再生するための特別なPGCをオリジナルPGCと称し、このオリジナルPGCの情報はORG_PGCIとして記録されている。さらに、このときのビデオデータの属性情報(解像度情報、アスペクト情報、音声属性情報など)は、VMGI内のSTIに記録される。また、上記したパックは、データ転送処理を行なう最小単位である。さらに、論理上の処理を行なう最小単位はセル単位で、論理上の処理はこの単位で行わる。したがって、録画が行われるときは、上記のフォーマットに合致する形式に記録信号が変換さえる。 【0078】記録再生装置は、ハードディスクドライブ(HDD)2001、ディスクドライブ35、エンコーダ部50、デコーダ部60、及びマイクロコンピュータブロック30を主たる構成要素としている。HDD2001は、記録媒体としてのハードディスクを回転駆動するとともに、このハードディスクに対して情報を記録したり、このハードディスクに記録された情報を読み出したりする。ディスクドライブ35は、記録媒体としての光ディスク1001を回転駆動するとともに、この光ディスク1001に対して情報を記録したり、この光ディスク1001に記録された情報を読み出したりする。エンコーダ部50は、ハードディスク及び光ディスク1001に対して記録される情報をエンコードする。デコーダ部60は、ハードディスク及び光ディスク1001から読み出された情報をデコードする。マイクロコンピュータブロック30は、記録再生装置全体の制御を司る。例えば、キー入力部49からの各種操作指示を受け付け、操作指示に対応した制御を行なう。 【0079】エンコーダ部50は、ADC(アナログデジタルコンバータ)52と、V(ビデオ)エンコーダと、A(オーディオ)エンコーダと、SP(副映像)エンコーダを含むエンコーダ群53と、各エンコーダの出力を所定のフォーマットにするフォーマッタ56と、バッファメモリ57とを備えている。 【0080】ADC52には、AV入力部42からの外部アナログビデオ信号+外部アナログオーディオ信号、あるいはTV(テレビジョン)チューナ44からのアナログビデオ信号+アナログ音声信号が入力される。 【0081】ADC52は、入力されたアナログビデオ信号を、例えばサンプリング周波数13.5MHz、量子化ビット数8ビットでディジタル化する。すなわち、輝度成分Y、色差成分Cr(またはY−R)、及び色差成分Cb(またはY−B)が、それぞれ8ビットで量子化されることになる。 【0082】同様に、ADC52は、入力されたアナログオーディオ信号を、例えばサンプリング周波数48kHz、量子化ビット数16ビットでディジタル化する。 【0083】なお、ADC52にデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号が入力されるときは、ADC52は、デジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号をスルーパスさせる。そして、これらのデジタルビデオ信号及びデジタルオーディオ信号に対しても、内容は改変することなく、ジッタ低減処理やサンプリングレート変更処理等は行なってもよい。 【0084】ADC52から出力されたデジタルビデオ信号は、Vエンコーダを介してフォーマッタ56に送られる。また、ADC52から出力されたデジタルオーディオ信号は、Aエンコーダを介してフォーマッタ56に送られる。 【0085】Vエンコーダは、入力されたデジタルビデオ信号を、MPEG2またはMPEG1規格に基づいて、可変ビットレートで圧縮されたディジタル信号に変換する機能を持つ。また、Aエンコーダは、入力されたデジタルオーディオ信号を、MPEGまたはAC−3規格に基づいて、固定ビットレートで圧縮されたディジタル信号またはリニアPCMのディジタル信号に変換する機能を持つ。 【0086】副映像情報がAV入力部42から入力された場合(例えば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプレーヤからの信号)、あるいはこのようなデータ構成のDVDビデオ信号が放送され、それがTVチューナ44で受信された場合は、DVDビデオ信号中の副映像信号(副映像パック)が、SPエンコーダに入力される。SPエンコーダに入力された副映像信号は、所定の信号形態にアレンジされて、フォーマッタ56に送られる。 【0087】フォーマッタ56は、バッファメモリ57をワークエリアとして使用しながら、入力されたビデオ信号、オーディオ信号、副映像信号等に対して所定の信号処理を行なうことにより、先に図3、図4で説明したようなフォーマット(ファイル構造)に合致した記録データをデータプロセッサ36に出力する。 【0088】ここで、本装置は、エンコーダ部50でエンコードされた情報、及び、作成された管理情報を、データプロセッサ36を介してHDD2001に供給し、ハードディスクに記録することができる。またハードディスクに記録された情報を、データプロセッサ36、ディスクドライブ35を介して光ディスク1001に記録することもできる。さらにまた、エンコーダ部50でエンコードされた情報、及び、作成された管理情報をデータプロセッサ36、ディスクドライブ35を介して、光ディスク1001に記録することもできる。 【0089】また、本発明は、HDD2001のハードディスクに記録されている情報が、光ディスク1001のデータフォーマットと同じである場合、ハードディスクの情報を光ディスクにエンコード処理無く記録することができる。 【0090】また、HDD2001のハードディスクに記録されている情報が、光ディスク1001のデータフォーマットと異なる場合は、ハードディスクから読み出した情報をエンコーダ部50でエンコードする。そしてエンコードされた情報を光ディスク1001に記録することができる。 【0091】ここで、上記光ディスク1001への記録データを作成するための標準的なエンコード処理内容を簡単に説明しておく。すなわち、エンコーダ部50において、エンコード処理が開始されると、ビデオ(主映像)データ及びオーディオデータをエンコード処理するにあたって必要なパラメータが設定される。 【0092】次に、設定されたパラメータを利用して主映像データがプリエンコード処理されることにより、設定された平均転送レート(記録レート)に最適な符号量の分配が計算される。プリエンコード処理で得られた符号量分配に基づき、主映像データのエンコード処理が実行される。このとき、オーディオデータのエンコード処理も同時に実行される。同様に、副映像データをエンコード処理するに必要なパラメータが設定され、エンコード処理された副映像データが作成される。 【0093】エンコード処理された主映像データ、オーディオデータ及び副映像データが組み合わされて、ビデオオブジェクトセットVOBSの構造に変換される。 【0094】すなわち、主映像データ(ビデオデータ)の最小単位としてセルが設定され、図5で説明したようなセル情報が作成される。次に、プログラムチェーンPGCを構成するセルの構成や、主映像、副映像及びオーディオの属性等が設定され(これらの属性情報の一部は、各データをエンコードするときに得られた情報が利用される)、ここに、種々の情報を含めたVMGファイルが作成される。 【0095】エンコード処理された主映像データ、オーディオデータ及び副映像データは、一定サイズ(2048バイト)のパック(図3)に細分化される。これらのパックには、ダミーパックが適宜挿入される。なお、ダミーパック以外のパック内には、適宜、再生時刻を示すPTS(プレゼンテーションタイムスタンプ)や、デコード時刻を示すDTS(デコーディングタイムスタンプ)等のタイムスタンプが記述される。副映像のPTSについては、同じ再生時間帯の主映像データあるいはオーディオデータのPTSより任意に遅延させた時間を記述することができる。 【0096】そして、各データのタイムコード順に再生可能なように、ビデオオブジェクトユニットVOBU単位でその先頭にRDIパック(ナビゲーションパックに相当)を配置しながら各セルが配置される。これにより、複数のセルで構成されるビデオオブジェクトVOBが構成される。このビデオオブジェクトVOBを1つ以上集めてなるビデオオブジェクトセットVOBSが、ムービービデオファイルに記録される。 【0097】なお、DVDビデオプレーヤからDVD再生信号をデジタルコピーする場合には、上記セル、プログラムチェーン、管理テーブル、タイムスタンプ等の内容は始めから決まっているので、これらを改めて作成する必要はない。ただし、DVD再生信号をデジタルコピーできるようにDVDビデオレコーダを構成する場合には、電子すかしやその他の著作権保護手段が講じられる必要がある。 【0098】光ディスク1001に対して、情報の読み書き(録画/再生)を実行する部分としては、光学系、駆動系を有するディスクドライブ35と、データプロセッサ36と、一時記憶部37と、STC(システムタイムカウンターまたはシステムタイムクロック)38とを備えている。 【0099】一時記憶部37は、データプロセッサ36、ディスクドライブ35を介して光ディスク1001に書き込まれるデータ(エンコーダ部50から出力されるデータ)のうちの一定量分をバッファリングしたり、ディスクドライブ35、データプロセッサ36を介して光ディスク1001から再生されたデータ(デコーダ部60に入力されるデータ)のうちの一定量分をバッファリングしたりするのに利用される。ディスクドライブ35は、光ディスクに対する回転制御系、レーザ駆動系、光学系などを有する。 【0100】例えば、一時記憶部37が4Mbytesの半導体メモリー(DRAM)で構成されるときは、平均4Mbps(ビット・パー・セカンド)の記録レートでおよそ8秒分の記録または再生データのバッファリングが可能である。また、一時記憶部37が16MbytesのEEP(エレクトリカリー・イレーザブル・アンド・プログラマブル)ROM(フラッシュメモリ)で構成されるときは、平均4Mbpsの記録レートでおよそ30秒の記録または再生データのバッファリングが可能である。 【0101】さらに、一時記憶部37が100Mbytesの超小型ハードディスクドライブで構成されるときは、平均4Mbpsの記録レートで3分以上の記録または再生データのバッファリングが可能となる。 【0102】一時記憶部37は、録画途中で光ディスク1001を使い切ってしまった場合において、光ディスク1001が新しいディスクに交換されるまでの短時間の録画情報を一時記憶しておくことにも利用できる。 【0103】しかし、本装置では、大きな容量を持つHDD2001が設けられているので、この装置を活用することができる。 【0104】また、一時記憶部37は、ディスクドライブ35として高速ドライブ(2倍速以上)を採用した場合において、一定時間内に通常ドライブより余分に読み出されたデータを一時記憶しておくことにも利用できる。再生時の読み取りデータを一時記憶部37にバッファリングしておけば、振動ショック等で図示しない光ヘッドが読み取りエラーを起こしたときでも、一時記憶部37にバッファリングされた再生データを切り替え使用することによって、再生映像が途切れないようにすることができる。 【0105】データプロセッサ36は、マイクロコンピュータブロック30の制御にしたがって、エンコーダ部50から出力されたDVD記録データをディスクドライブ35に供給したり、光ディスク1001から再生したDVD再生信号をディスクドライブ35から取り込んだり、光ディスク1001に記録された管理情報を書き替えたり、光ディスク1001に記録されたデータ(ファイルあるいはビデオオブジェクト)の削除をしたりする。 【0106】マイクロコンピュータブロック30は、MPU(マイクロプロセシングユニット)、またはCPU(セントラルプロセシングユニット)と、制御プログラム等が書き込まれたROMと、プログラム実行に必要なワークエリアを提供するためのRAMとを含んでいる。 【0107】マイクロコンピュータブロック30のMPUは、そのROMに格納された制御プログラムにしたがい、RAMをワークエリアとして用いて、欠陥場所検出、未記録領域検出、録画情報記録位置設定、UDF記録、AVアドレス設定等を実行する。 【0108】また、マイクロコンピュータブロック30は、システム全体を制御するために必要な情報処理部を有するもので、コピー情報検知・設定部、ディレクトリー検知部、VMG管理情報作成部を備える。 【0109】MPUの実行結果のうち、ディスクドライブ35のユーザーに通知すべき内容は、DVDビデオレコーダの表示部48に表示されるか、またはモニタディスプレイにOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示される。 【0110】なお、マイクロコンピュータブロック30が、ディスクドライブ36、データプロセッサ36、エンコーダ部50、及びデコーダ部60等を制御するタイミングは、STC38からの時間データに基づいて、実行することができる。録画や再生の動作は、通常はSTC38からのタイムクロックに同期して実行されるが、それ以外の処理は、STC38とは独立したタイミングで実行されてもよい。 【0111】デコーダ部60は、図3に示したようなパック構造を持つ映像情報から各パックを分離して取り出すセパレータ62と、パック分離やその他の信号処理実行時に使用するメモリ63と、セパレータ62で分離された主映像データ(ビデオパックの内容)をデコードするVデコーダと、セパレータ62で分離された副映像データ(副映像パックの内容)をデコードするSPデコーダと、セパレータ62で分離されたオーディオデータ(オーディオパックの内容)をデコードするAデコーダによるデコーダ群64と、Vデコーダから得られる主映像データにSPデコーダから得られる副映像データを適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力するビデオプロセッサ66を備えている。 【0112】ビデオプロセッサ66の出力は、ビデオミクサー71に入力される。ビデオミクサー71では、テキストデータの合成が行われる。またビデオミクサー71には、また、TVチューナ44やA/V入力部42からの信号を直接取り込むラインも接続されている。ビデオミクサー71には、バッファとして用いるフレームメモリ72が接続されている。ビデオミクサー71の出力がディジタル出力の場合は、インターフェース(I/F)73を介して外部へ出力され、アナログ出力の場合は、DAC74を介して外部へ出力される。 【0113】Aデコーダの出力がディジタル出力の場合は、インターフェース(I/F)75を介して外部へ出力され、アナログ出力の場合は、セレクタ76を介してDAC77でアナログ変換され外部に出力される。セレクタ76は、マイクロコンピュータブロック30からのセレクト信号により、TVチューナ44やA/V入力部42からの信号を直接モニタするとき、ADC52からの出力を選択することも可能である。アナログオーディオ信号は、図示しない外部コンポーネント(2チャンネル〜6チャンネルのマルチチャンネルステレオ装置)に供給される。 【0114】上記装置において、ビデオ信号の流れを簡単に説明すると、以下のようになる。 【0115】まず、入力されたAV信号はADC52でディジタル変換される。ビデオ信号はVエンコーダへ、オーディオ信号はAエンコーダへ、文字放送などの文字データはSPエンコーダへ入力される。ビデオ信号はMPEG圧縮され、オーディオ信号はAC3圧縮またはMPEGオーディオ圧縮がなされ、文字データはランレングス圧縮される。 【0116】各エンコーダからの圧縮データは、パック化された場合に2048バイトになるようにパケット化されて、フォーマッタ56へ入力される。フォーマッタ56では、各パケットがパック化され、さらに、多重化され、データプロセッサ36へ送られる。 【0117】ここで、フォーマッタ56は、アスペクト情報検出部43からの情報を元に、RDIパックを作成し、ビデオオブジェクトユニット(VOBU)の先頭に配置する。 【0118】データプロセッサ36は、16パック毎にECCブロックを形成し、エラー訂正データを付け、その出力をディスクドライブ35を介して光ディスク1001へ記録する。 【0119】ここで、ディスクドライブ35がシーク中やトラックジャンプなどの場合のため、ビジィー状態の場合には、一時記憶部37(例えばHDDバッファ部)へ入れられ、DVD−RAMドライブ部(ディスクドライブ35)の準備ができるまで待つこととなる。 【0120】さらに、フォーマッタ56では、録画中、各切り分け情報を作成し、定期的にマイクロコンピュータブロック30のMPUへ送る(GOP先頭割り込み時などの情報)。 【0121】切り分け情報としては、VOBUのパック数、VOBU先頭からのIピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などである。 【0122】同時に、アスペクト情報検出部43からの情報を録画開始時にMPUへ送り、MPUはVOBストリーム情報(STI)を作成する。ここで、STIは、解像度データ、アスペクトデータなどを保存し、再生時、各デコーダ部はこの情報を元に初期設定を行われる。 【0123】また、DVD−RAMでは、ビデオファイルは1ディスクに1ファイルとしている。 【0124】ここで、DVDを利用した記録再生装置において、注意すべき点は、データをアクセスする場合において、そのアクセス(シーク)している間に、とぎれないで再生を続けるために、最低限連続するセクタが必要になってくる。この単位をCDA(コンティニュアス・データ・エリア)という。 【0125】このCDAは、ECCブロック単位となっている方が有利である。そのため、CDAサイズは16の倍数にし、ファイルシステムでは、このCDA単位で記録を行っている。ただし、この場合、ディスク内にうまくCDAの大きさの空き領域がない場合などは、別のファイルが使用している短いセクタが、CDA内に入り込むことも許している。これにより、CDA単位で記録することができる。 【0126】本装置は、タイムスリップ(TS)機能を備えている。このために、HDD2001が有効に活用される。つまり、A/V入力部あるいはTVチューナからオンエアー中の情報を、HDD2001でハードディスクに記録する。この記録を継続しながら、記録済みの情報を読出し、デコードしてモニタすることができる。あるいは、ハードディスクから読出した情報を、光ディスク1001に記録することが可能である。また記録済みの情報をデコードしてモニタすると同時に、モニタしている情報をハードディスクに記録することも可能である。 【0127】HDD2001は、記録再生装置に内蔵されており、光ディスク1001は、リムーバブルであり、ユーザーが自由に交換することが可能である。 【0128】上記説明した記録再生装置では、DVDメディアの記録可能時間が少ないために、異なる形式のメディアとハイブリッド方式で使用される。たとえばコンピュータ用のHDDでは20GBytesから40GBytesという大容量のものが一般的である。このようなHDDを用いれば、現在のVHS方式VTR以上の録画可能時間を実現できる。また、この記録再生装置は、先に説明したように、メディアの特徴をいかしたタイムスリップ機能を有している。この機能は、ある映画等の情報を録画しながら既に録画された情報を再生できる機能であり、上記VHS方式などのアナログVTRはもとより、D−VHSなどのディジタルVTRでも実現できなかったものである。よって、この記録再生装置では、”録画”、”再生”、”タイムスリップ”という3種類の動作状態が存在する。またこのようなハイブリッド方式の記録再生装置では、光ディスク及びハードディスクのうちの、どちらのメディアに録画させれば良いかをユーザーに示すために、メディア残量表示機能を持つ。それと同時に、録画する際のビットレート(記録レート)が重要であり、ビットレートをユーザーにわかりやすく示すために、バーグラフ表示を行う。 【0129】上記説明したDVD対応の記録再生装置のコントロールには多くのキーが必要となる。しかし、単純にキーを増やしただけでは操作性が落ちる。そこで、この発明のマルチコントローラ(以下説明するリモコン)は、以下のように構成されている。 【0130】図7は、この発明の一例に係るリモコンの概観を示す図である。図7に示すように、リモコンは、第1の操作手段としてカーソルキー1、第2の操作手段としてのダイヤルキー2、及び第3の操作手段としてのレバーキー3などを備えている。図1におけるキー入力部49が、図7に示すリモコンに相当する。 【0131】カーソルキー1は、複数方向、例えば4方向又は8方向に傾けられる操作に対応して第1の機能を制御する制御信号を発生するとともに、プッシュ操作に対応して第2の機能を制御する制御信号を発生する。ダイヤルキー2は、円弧状の回転操作に対応して第3の機能を制御する制御信号を発生する。例えば、ダイヤルキー2は、図示しないロータリーエンコーダに対応しており、ダイヤルキーの回転操作に対応してロータリーエンコーダにより制御信号が発生されるようになっている。レバーキー3は、前後の移動操作に対応して第4の機能を制御する制御信号を発生するとともに、プッシュ操作に対応して第5の機能を制御する制御信号を発生する。 【0132】カーソルキー1及びダイヤルキー2は、同心円状に配置される。さらに、この同心円の中心から所定距離にレバーキー3が配置される。例えば、カーソルキー1を操作できるように、カーソルキー1に対して右手親指の位置をあわせてリモコンを握ると、握りかえることなく右手親指だけで3種類の操作部を操作することができる。 【0133】DVD対応の記録再生装置においては、記録再生動作に対する操作及びGUI機能に対する操作が発生する。一例として、GUI機能に対応して画面表示されたGUI画面上の操作について説明する。図8及び図9は、GUI画面の一例を示す図である。図8は従来のリモコンによるGUI画面に対する操作を説明するための図であり、図9は本発明に係るリモコンによるGUI画面に対する操作を説明するための図である。図8及び図9に示すように、GUI画面上には複数のフレームが表示されている。 【0134】最初に従来のリモコンによるGUI画面に対する操作を説明する。従来のリモコン、例えば、フレーム選択キー及び実行キーが設けたれたリモコンを想定する。フレーム選択キーは、押下操作に対応して、順次異なるフレームを選択候補として選出する。実行キーは、押下操作に対応して、フレーム選択キーにより選出された選択候補を決定する。従来のリモコンの場合、目的のフレームに辿り着くまで、多数回のキー操作が必要となることがある。例えば、あるフレーム内の「リスト登録」が選択候補として選出された状態から、次のページのGUI画面を見たい場合には、フレーム選択キーを4回押下し、「次のページ」のフレームを選択候補として選出した後、実行キーを1回押下しなければならない。つまり、計5回のキー操作が必要となる。 【0135】この問題を解決すべく、この発明のリモコンでは、フレーム移動、フレーム内項目切り替え、ページ移動を夫々独立したキー操作で可能とした。つまり、GUIモードが実行されている状態では、カーソルキー1がGUI画面上のフレーム移動操作を制御する。具体的に言うと、カーソルキー1は、複数方向(4方向又は8方向)に傾けられる操作に対応して、順次異なるフレームを選択候補として選出する。また、GUIモードが実行されている状態では、ダイヤルキーがGUI画面上のフレーム内の項目選択操作を制御する。具体的に言うと、ダイヤルキー2は、円弧状の回転操作に対応して、フレーム内の項目を選択候補として選出する。例えば、ダイヤルキー2が、時計回り(右回り)に回転されると、フレーム内の項目を上から下に順次選択候補として選出する。逆に、反時計回り(左回り)に回転されると、フレーム内の項目を下から上に順次選択候補として選出する。さらに、GUIモードが実行されている状態では、レバーキー3がGUI画面のページ送り操作を制御する。具体的に言うと、レバーキー3は、前後方向の押下操作に対応して、GUI画面を前ページ又は次ページに移動させる。 【0136】上記はGUIモードが実行されているときの操作である。次に、記録再生モードが実行されているときの操作について説明する。記録再生モード、特に通常再生状態で、レバーキー3がプッシュ操作されると、画面が一時停止状態になる。この状態でダイヤルキー2が時計回りに回転操作されると画面がコマ送りされ、逆に反時計回りに回転操作されると画面がコマ戻しされる。一時停止状態で、レバーキー3が再びプッシュ操作されると、画面が通常再生状態に戻る。 【0137】通常再生状態で、レバーキー3が一度だけ前方向へ移動操作されると(一度だけ上側に倒されると)画面が早送りされる。さらにもう一度、前方向へ移動操作されると、早送りの速度がアップする。早送りの状態で、レバーキー3がプッシュ操作されると、通常再生状態に戻る。 【0138】通常再生状態で、レバーキー3が一度だけ後方向へ移動操作されると(一度だけ下側に倒されると)画面が早戻しされる。さらにもう一度、後方向へ移動操作されると、早戻しの速度がアップする。早戻しの状態で、レバーキー3がプッシュ操作されると、通常再生状態に戻る。 【0139】上記説明したように、この発明のリモコンを使えば、操作の途中でリモコンを持ちかえることなく、コマ送り、コマ戻し、早送り、高速早送り、早戻し、高速早戻しなどを指示することができる。GUIの編集画面では、特に効果的である。 【0140】以下、図面を参照しつつ、この発明のリモコンによる各種操作について説明する。 【0141】図10は、録画予約GUI画面に対するリモコン操作を説明するための図である。図10に示すように、カーソルキー1は、複数方向に傾けられる操作に対応して、予約データ一覧内のフォーカス移動を制御する。ダイヤルキー2は、円弧状の回転操作に対応して、設定項目の項目値選択(サイクリック、右回り/左回りで値が逆順に出現)を制御する。詳細は、図10に示す通りである。レバーキー3は、前後方向の移動操作に対応して、予約リストのページ切り替えを制御する。 【0142】録画予約GUI画面を介して設定された録画開始日時は、RTR_VMG内の以下の場所に格納される。 【0143】RTR_VMG-M_AVFIT-M_AVFI-M_VOBI#1-M_VOB_GIM_VOB_GIの内容は以下の通りである。 【0144】
このVOB_REC_TMに上記録画開始時間が格納される。 【0145】続いて、図11及び図12を参照して、録画予約の作成、修正、削除について説明する。 【0146】予約の作成は、以下(1)〜(6)に示す通りである。 【0147】(1)録画予約一覧GUIには、通常モード、編集モード、延長モードがある。GUI起動時には通常モードになっている。通常モード時に一覧の任意項目上で、「Enter」押下で編集モードに、また「延長」押下で延長モードに移行する。 【0148】(2)通常モードでは、未入力項目も含め、項目単位に自由にフォーカス移動できる(フォーカスのある項目はハイライト)。左右キーによる前行、次行、上下キーによる上下移動が可能。編集モードに入るとその行がロックされ、行全体をハイライトする。行内の左右移動のみ可能となる。 【0149】(3)編集モード時に、ロックされた行の各項目に対して値の入力・変更が可能となる。項目値の入力・変更はダイヤルキー2で行なう。時刻部分に関しては10キーによる入力も可能。 【0150】(4)編集モード時の「Enter」押下で、予約データチェックを実行し、問題がなければ登録する。登録後、行ロックは解除され、通常モードに移行する。 【0151】(5)延長モード時には行がロックされ、「延長」キー押下でユーザーが時間を10分単位でシフトした後、「Enter」押下で登録する。登録後、行ロックは解除され通常モードに移行する。 【0152】(6)「Enter」せずに「録るナビ」キー又は他のGUIに遷移する動作が呼ばれた場合、「予約録画を破棄します。はい/いいえ」のアラートを出し、「はい」ならば、破棄してGUI遷移動作を実行し、「いいえ」ならば、GUI遷移動作が呼ばれる前の状態に戻る。 【0153】図13は、編集GUIに対するリモコン操作を説明するための図である。 【0154】図13に示すように、カーソルキー1の上下方向(「↑」「↓」)に傾けられる操作に対応して、現在位置-分割ボタン-サムネイル一覧間のフォーカス移動(サイクリックにフォーカス移動)が制御される。カーソルキー1の左右方向「←」「→」)に傾けられる操作に対応して、表示されているサムネイル間のフォーカス移動によるチャプター選択が制御される。左端のサムネイル上での「←」は前ページの表示、右端サムネイルでの「→」は次のページの表示となる。 【0155】ダイヤルキー2の回転操作に対応して、分割ボタン上にフォーカスがある場合、一時停止時はコマ送り/コマ戻しが制御される。左に22.5度の回転操作で1コマ戻し、右に22.5度の回転操作で1コマ送り。 【0156】レバーキー3の前後方向の移動操作に対応して、分割ボタン上にフォーカスがある場合、再生フレームで再生しているタイトルの早送り/早戻しが制御される。チャプターサムネイル上にフォーカスがある場合:サムネイル一覧のページ切り替えが制御される。 【0157】オリジナルPGCだけを扱い、1PGC=1Cellとして説明する。このCellの先頭からn番目に作成されたチャプターの先頭は以下に示すように記録される。 【0158】RTR_VMG-ORG_PGCI-CI#1-M_CI-M_C_EPI#NM_C_EPI#Nは、このCellの先頭を示す。 【0159】M_C_EPI#Nの内容は、以下の通りである。 【0160】 M_C_EPI#N-EP_TY エントリーポイントタイプ -EP_PTM エントリーポイントタイプのPTM -PRM_TXTI テキスト情報(タイプAの場合) 上記EP_PTMには、上記チャプター作成GUIで作成されたチャプターの先頭PTMが書かれる。 【0161】図14〜図15は、チャプター作成の基本操作を示す図である。図14はチャプター作成基本操作のうちの作成を示す図であり、図15はチャプター作成基本操作のうちの削除を示す図である。 【0162】なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。 【0163】 【発明の効果】この発明によれば、操作性に優れたマルチコントローラを提供できる。特に、記録再生装置及びGUI機能に対応し、操作性に優れたマルチコントローラを提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝
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| 【出願日】 |
平成12年10月2日(2000.10.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−108547(P2002−108547A) |
| 【公開日】 |
平成14年4月12日(2002.4.12) |
| 【出願番号】 |
特願2000−302663(P2000−302663) |
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