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【発明の名称】 キーボード装置
【発明者】 【氏名】白石 純

【要約】 【課題】入力キーを押圧することにより信号を出力するキーボード装置において、装置内部に堆積した埃を簡単に除去することができるキーボード装置を提供する。

【解決手段】入力キーを押圧することにより信号を出力するキーボード装置において、箱型を成し上方に開口する開口部を備える収納部と、前記収納部に設置され上面が前記開口部から突出し、押圧することにより下方へ移動する入力キーと、前記収納部に設置され前記入力キーの移動により信号を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段を保持する基板とを備え、前記収納部は、左右側面に貫通する側面孔を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】入力キーを押圧することにより信号を出力するキーボード装置において、箱型を成し上方に開口する開口部を備える収納部と、前記収納部に設置され上面が前記開口部から突出し、押圧することにより下方へ移動する入力キーと、前記収納部に設置され前記入力キーの移動により信号を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段を保持する基板とを備え、前記収納部は、左右側面に貫通する側面孔を備えることを特徴とするキーボード装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力キーを押圧することにより信号を出力するキーボード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のキーボード装置の概略構成の一例を示す模式図である。図4は、従来のキーボード装置を示す模式図で、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図である。キーボード装置100は、9の入力キー部3、入力スイッチ4、基板5、基板保持部6、コード7及び収納部200を備える。収納部200は、箱型を成し、上面に開口する上面孔201を備える。
【0003】入力キー部3a〜3iは、それぞれ押圧部301a〜301i及びシャフト302a〜302iを備える。押圧部301a〜301iは、それぞれ直方体を成し、収納部200の上面孔201より上方に突出している。シャフト302a〜302iは、円筒型を成し、上面が押圧部301a〜301iの後面に固着されている。
【0004】シャフト302a〜302iの下方には、入力スイッチ4a〜4iが設置されている。押圧部301は、下方に押圧されることにより、下方に移動し、押圧が解除されると押圧前の位置へ移動する。入力スイッチ4a〜4iは、それぞれ押圧部301a〜301iが下方に押圧され、シャフト302a〜302iが下方に移動したことを検知し、信号を出力する。
【0005】基板5は、薄い板状を成し、入力スイッチ4a〜4iを保持する。基板5は、入力スイッチ4a〜4i及びコード7と電気的に接続され、入力スイッチ4から出力された信号をコード7へ出力する。基板保持部6は、収納部200の底面に固着され、基板5を保持している。
【0006】コード7は、導電材から成り、図示しない他の装置の入力部、例えば、パーソナルコンピュータの入力部に接続される。コード7は、基板5を介して入力スイッチ4から出力された信号をパーソナルコンピュータに伝送する。パーソナルコンピュータは、基板5及びコード7を介して入力スイッチ4から出力された信号により動作する。
【0007】以上により、キーボード装置100は、入力キー部3a〜3iを押圧することにより、他の装置に信号を出力することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5は、従来のキーボード装置100を示す模式図である。図5に示すように、複数の入力キー部3a〜3iを隣り合わせて配置する場合、それぞれの押圧部301との間や、押圧部301と上面孔201の外周との間に隙間が生じる。このため、空中に浮遊している埃がこれらの隙間からキーボード装置100の内部に入り、シャフト302a〜302i及び入力スイッチ4a〜4iの周辺や基板5の上面に堆積する。シャフト302a〜302iや入力スイッチ4a〜4iに埃8が堆積することにより、押圧部301a〜301iを押圧しにくくなる虞がある。
【0009】従来、シャフト302a〜302i及び入力キー部3a〜3iに堆積した埃8を除去するために、エアースプレーを入力キー部3a〜3iの隙間から噴射することにより、エアーの勢いによって、埃8を除去する方法が使用されている。しかしながら、隙間からエアースプレーにより、堆積した埃8にエアーを噴射しても、埃8が入力装置100外に除去されず、収納部200の内部を浮遊し、時間が経過すると、再度、シャフト302a〜302iや入力キー部3a〜3iの周辺に堆積してしまう。したがって従来のキーボード装置100は、エアースプレーにより、収納部200の内部に堆積した埃8を外部に除去することが困難であった。
【0010】本発明は、装置内部に堆積した埃を簡単に除去することができるキーボード装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発明は、入力キーを押圧することにより信号を出力するキーボード装置において、箱型を成し上方に開口する開口部を備える収納部と、前記収納部に設置され上面が前記開口部から突出し、押圧することにより下方へ移動する入力キーと、前記収納部に設置され前記入力キーの移動により信号を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段を保持する基板とを備え、前記収納部は、左右側面に貫通する側面孔を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお、従来技術で示した構成と同一の構成については同符号を用いる。
【0013】図1は、本発明のキーボード装置の一実施例の構成を示す模式図で、(a)は上面図、(b)は側面図である。キーボード装置1は、複数の入力キー部3、入力スイッチ4、基板5、基板保持部6、コード7及び収納部2を備える。収納部2は、箱型を成し、上面に開口する上面孔201を備える。収納部2は、左右側面にそれぞれ貫通する側面孔202a及び202bを備える。
【0014】入力キー部3a〜3iは、それぞれ押圧部301a〜301i及びシャフト302a〜302iを備える。押圧部301a〜301iは、それぞれ直方体を成し、収納部2の上面孔201より上方に突出している。シャフト302a〜302iは、円筒型を成し、上面が押圧部301a〜301iの後面に固着されている。
【0015】シャフト302a〜302iの下方には、入力スイッチ4a〜4iが設置されている。押圧部301は、下方に押圧されることにより、下方に移動し、押圧が解除されると押圧前の位置へ移動する。入力スイッチ4a〜4iは、それぞれ押圧部301a〜301iが下方に押圧され、シャフト302a〜302iが下方に移動したことを検知し、信号を出力する。
【0016】基板5は、薄い板状を成し、入力スイッチ4a〜4iを保持する。基板5は、入力スイッチ4a〜4i及びコード7と電気的に接続され、入力スイッチ4から出力された信号をコード7へ出力する。基板保持部6は、収納部2の底面に固着され、基板5を保持している。
【0017】収納部2の側面孔202a及び202bは、入力スイッチ4a〜4i及び基板5が露見する位置に配置されている。
【0018】コード7は、導電材から成り、図示しない他の装置の入力部、例えば、パーソナルコンピュータの入力部に接続される。コード7は、基板5を介して入力スイッチ4から出力された信号をパーソナルコンピュータに伝送する。パーソナルコンピュータは、基板5及びコード7を介して入力スイッチ4から出力された信号により動作する。
【0019】キーボード装置1は、入力キー部3a〜3iを押圧することにより、他の装置に信号を出力することができる。
【0020】図2は、本実施例のキーボード装置を示す模式図で、(a)はキーボード装置1の入力スイッチ4a〜4i及び基板5に埃8が堆積した状態を示す図、(b)は(a)の状態からエアースプレーによりエアーを噴射させた状態を示す図である。
【0021】図2(a)に示すように、空中に浮遊している埃がキーボード装置1の内部に入り、入力スイッチ4a〜4iの周辺や基板5の上面に堆積した場合は、例えば、エアースプレーにより、側面孔202bからキーボード装置1の内部に向けてエアーを噴射させる。すると、図2(b)に示すように、入力スイッチ4a〜4i及び基板5に堆積した埃8は、エアースプレーにより側面孔202bから噴射されたエアーによって、側面孔202aからキーボード装置1の外部へ除去される。
【0022】以上により、本実施例のキーボード装置1は、入力スイッチ4a〜4i及び基板5に埃8が堆積しても、側面孔202a及び202bからエアースプレーによりエアーを噴射させることによって、堆積した埃8を簡単に除去することができる。
【0023】本発明のキーボード装置1は、使用者がエアースプレー等のエアー噴射機により収納部2の側面孔202a及び202bからエアーを噴射させることによって、入力スイッチ4a〜4iや基板5に堆積した埃を除去させる構成としたが、側面孔202bにエアーをキーボード装置1の内部に送るファンを備え、そのファンによりエアーが常に側面孔202bの外部からキーボード装置1の内部を通過して側面孔202aから外部に流れる構成とし、キーボード装置1の内部に入った埃を側面孔202aの外部に除去するようにしても良い。このことにより、定期的にエアースプレーを使用しなくても入力スイッチ4a〜4iや基板5に埃8が堆積することを防止することができる。
【発明の効果】
【0024】本発明によれば、装置内部に堆積した埃を簡単に除去することができるキーボード装置を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000004167
【氏名又は名称】日本コロムビア株式会社
【出願日】 平成12年10月2日(2000.10.2)
【代理人】 【識別番号】100074550
【弁理士】
【氏名又は名称】林 實
【公開番号】 特開2002−108540(P2002−108540A)
【公開日】 平成14年4月12日(2002.4.12)
【出願番号】 特願2000−301925(P2000−301925)