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【発明の名称】 コンピュータ、情報システム
【発明者】 【氏名】林 義時

【要約】 【課題】通信コストを削減できるコンピュータ及び情報システムを提供する。

【解決手段】情報中継サーバ20はIDがA,B,Cの本文、情報提供サーバ10はIDがA,B,C,D,Eの本文を記憶しており、A,B,Eの本文にはキーワードXが含まれる。端末30から検索キーワードXで情報取得の要求があると、情報中継サーバ20は本文にXの含まれるIDリストを情報提供サーバ10へ要求する。情報提供サーバ10から検索結果としてIDリストA,B,Eを情報中継サーバ20が受信し、そのIDリストA,B,Eにあり情報中継サーバ20に記憶されているIDリストA,B,CにはないIDであるEを抽出し、Eの本文を情報提供サーバ10へ要求する。また、IDリストA,B,Eにあり、IDリストA,B,CにもあるIDであるA,Bの本文を情報中継サーバ20から読み出して端末30へ送信し、情報提供サーバ10から受信したEの本文を記憶して端末30へ送信する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】情報提供センタから通信回線を介して情報を取得可能であり、情報を記憶しておく記憶装置を備えたコンピュータであって、前記情報提供センタから情報を取得する際に、前記記憶装置に記憶されている情報を取得対象から除外して、当該取得対象を前記情報提供センタに要求して取得し、該取得した情報と前記記憶装置に記憶されている情報とを出力することを特徴とするコンピュータ。
【請求項2】情報提供センタの情報を通信回線を介して取得して出力可能であり、情報を記憶しておく記憶装置を備えたコンピュータであって、前記情報提供センタから取得すべき情報の、検索条件が入力された場合に、入力された検索条件に合致する情報のインデックスを前記情報提供センタへ要求し、その要求に応じた前記情報のインデックスを情報提供センタから取得して、その取得したインデックスから前記記憶装置にすでに記憶されている情報のインデックスを除いたインデックスである情報要求インデックスを生成し、該情報要求インデックスに対応する情報を前記情報提供センタへ要求し、その要求に応じた情報を前記情報提供センタから取得し、該取得した情報とその情報のインデックスとを対応付けて前記記憶装置に記憶し、該取得した情報と、前記記憶装置にすでに記憶されている前記検索条件に合致した情報のインデックスに対応する情報とを出力することを特徴とするコンピュータ。
【請求項3】請求項2に記載のコンピュータにおいて、前記情報要求インデックスに対応する情報を前記情報提供センタに要求している際、または、該情報要求インデックスに対応する情報を前記情報提供センタから取得している際の少なくともいずれか一方の間に、前記コンピュータにすでに記憶されている前記検索条件に合致した情報のインデックスに対応する情報を出力することを特徴とするコンピュータ。
【請求項4】請求項2または3に記載のコンピュータにおいて、前記記憶装置は、前記情報提供センタに記憶されている情報のコピーを予め記憶していることを特徴とするコンピュータ。
【請求項5】請求項2〜4のいずれかに記載のコンピュータにおいて、ネットワークを介して端末と接続されており、前記入力は、ネットワークを介して前記端末から行い、前記出力は、ネットワークを介して前記端末に対して行うことを特徴とするコンピュータ。
【請求項6】請求項2〜5のいずれかに記載のコンピュータにおいて、前記出力した情報を編集する編集手段を備え、該編集手段によって編集された情報を前記記憶装置に記憶することを特徴とするコンピュータ。
【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のコンピュータと、該コンピュータと通信回線を介して接続された情報提供センタと、を備えることを特徴とする情報システム。
【請求項8】請求項7に記載の情報システムにおいて、さらに、請求項5に記載の端末を備えることを特徴とする情報システム。
【請求項9】請求項8に記載の情報システムにおいて、前記ネットワークは、前記通信回線よりも高速に情報を通信可能であることを特徴とする情報システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来から、データベース等に多数の情報を記憶し、記憶した情報を提供するコンピュータシステムである情報提供センタと、その情報提供センタに通信回線を介して接続された複数のコンピュータとからなる情報システムがある。
【0003】このような情報システムでは、コンピュータが情報提供センタに対して所望の情報を要求し、情報提供センタは自己が記憶している情報の中からコンピュータの要求に合致する情報を抽出して端末に送信する。そして、コンピュータはその抽出された情報を受信して出力する。
【0004】したがって、要求に合致する情報がすでにコンピュータ内に記憶されている場合であったとしても、情報提供センタはコンピュータにその情報を送信してしまう。そのため、コンピュータでは重複して情報を受け取ることとなり、無駄な通信が発生する。このような無駄な通信によって、要求に合致する情報がコンピュータにおいてなかなか出力できなかったり、通信料が余分にかかるといった問題が生じている。
【0005】そこで本発明は、このような無駄の発生しないコンピュータ及び情報システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上述した問題点を解決するためになされた請求項1に記載のコンピュータによれば、コンピュータに記憶されている情報は情報提供センタから取得せずに、そのコンピュータに記憶されている情報を出力する。またコンピュータに記憶されていない情報は情報提供センタから取得して出力する。したがって、重複して情報を受け取ることなく、要求した情報はすべて出力される。なお、情報提供センタとは、例えばデータベース等に情報を記憶し提供することのできるコンピュータ等を含み、通信回線とは、例えば専用回線や電話回線、ネットワーク等を含むものである。
【0007】また、請求項2に記載のコンピュータは、情報提供センタから取得した情報をその情報のインデックスと対応付けてコンピュータの記憶装置に記憶する。そして、検索条件が入力された場合には、その検索条件に合致する情報のインデックスを情報提供センタから取得し、取得したインデックスの中からすでにコンピュータの記憶装置に記憶されている情報のインデックスを除いたインデックスを生成して、その生成されたインデックスに対応する情報を情報提供センタに要求する。例えば検索条件に合致するインデックスがインデックスA,B,Cがあった場合に、すでにインデックスA,Bの情報がコンピュータ内に記憶されている場合には、インデックスCの情報のみを情報提供センタへ要求する。そして、コンピュータ内に記憶されている情報A,Bと情報提供センタから取得した情報Cを出力する。
【0008】したがって、過去においてすでに情報提供センタから取得して記憶している情報に関しては再度取得しないため、情報提供センタとの通信量を減らすことができる。よって、通信時間を減らすことができ、通信回線の使用料や、情報提供センタの使用料等のコストを削減することができる。
【0009】また、請求項3のようにすれば、情報の出力と並行して情報提供センタから情報を取得することができ、さらに短い時間で結果を出力することができる。例えば出力先をディスプレイとすれば、すぐに結果を表示することができ、出力先をプリンタとすれば、すぐに結果を印刷することができる。
【0010】さて、記憶装置には情報提供センタから取得した情報が記憶されるが、この記憶装置は請求項4のようにしてもよい。すなわち、情報提供センタに記憶されている情報の一部または全部のコピーを予め記憶しているとよい。例えば、情報提供センタに記憶されている情報を所定の期間毎にCDROM等の記録媒体にコピーしてコンピュータ側に配布しておき、記憶装置はこの記録媒体を読み取るようにする。このようにすれば、CDROM等に記憶された情報は、通信によって取得する必要がなくなるため、大幅に通信時間を削減することが可能となる。
【0011】ところでコンピュータへの検索条件の入力は、例えばコンピュータに接続されたキーボードから行い、検索結果である情報の出力は、例えばコンピュータに接続されたディスプレイから行うようにしてもよい。また、請求項5に示すように、コンピュータにネットワークを介して接続した端末から入出力を行うようにしてもよい。すなわち、コンピュータは端末と情報提供センタとを中継する中継装置として機能する。
【0012】またコンピュータには複数の端末からアクセスできるようにするとよい。複数の端末からアクセス可能とした場合、一の端末に対して情報提供センタから送信されてきた情報をコンピュータにて記憶しているため、他の端末から同一の情報の要求があった場合には、その情報を情報提供センタに要求することなく、他の端末に提供することができる。なおネットワークとは、例えば専用回線や電話回線等も含むものである。
【0013】また、請求項6に示すように出力した情報を編集し、編集した情報を記憶装置に記憶するようにするとよい。編集はコンピュータ上で行うようにしてもよいし、コンピュータに接続された端末上で行うようにしてもよい。このようにすれば、他の端末からアクセスがあった際に、編集済の情報を他の端末に対して提供することができる。
【0014】さて、このようなコンピュータは、請求項7に示すように、情報提供センタとともに情報システムを構成することができる。また、さらに端末も含めて請求項8に示すような情報システムを構成することができる。そして、請求項8に示す情報システムでは、請求項9に示すように、端末とコンピュータの間のネットワークの通信速度は、コンピュータと情報提供センタとの通信回線の速度よりも高速である場合に特に優れた効果を発揮する。すなわち、相対的に低速なコンピュータと情報提供センタの間の通信回線を利用する頻度を下げることができる。また、コンピュータに記憶されている情報は端末に対して早く出力することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうることは言うまでもない。
[第一実施例]図1に示すように本実施例の情報システム1は、インターネット2に接続された情報提供サーバ10と、インターネット2およびイントラネット3に接続され、インターネット2とイントラネット3との間の情報の中継を行う情報中継サーバ20と、イントラネット3に接続された複数の端末30とを備える。イントラネット3は企業内に配設されており100Mbpsの通信速度を持つ。一方、情報中継サーバ20からインターネット2へのアクセスラインは128Kbpsの通信回線である。
【0016】情報提供サーバ10、情報中継サーバ20、端末30は、それぞれコンピュータシステムとして構成されており、キーボード、マウス等の入力装置と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置、ハードディスク、CDROMドライブ等の記憶装置を備えている。
【0017】情報提供サーバ10は、インターネット2を介して入力された検索条件に従って情報提供サーバ10内の記憶装置に記憶されたデータベース12から情報を抽出して、その抽出した情報を、検索条件を入力してきた端末に対して送信する機能を備える。
【0018】また、端末30は、WWWブラウザや電子メールソフト等の各種クライアントソフトを備え、これらのクライアントソフトは、イントラネット3上の各種サーバにアクセス可能であるとともに、情報中継サーバ20を介してインターネット2に接続された各種サーバに対してアクセスできる。
【0019】情報中継サーバ20は、インターネット2に接続された図示しない端末からイントラネット3内へのアクセスを禁止する機能を備え、イントラネット3に接続された端末30からインターネット2へのアクセスを中継する。また、インターネット2からイントラネット3に中継した情報を所定の期間、情報中継サーバ10内の記憶装置に記憶しておき、記憶した情報と同一の情報源に対して端末30からアクセスがあった場合には、情報中継サーバ10内の記憶装置から情報を取り出して端末30へ送信する。したがって、同一の情報源に対してアクセスがあるたびに情報をインターネット2を介して取得する必要がなくなり、端末30では高速に情報を得ることができる。また、情報中継サーバ20は、インターネット2に接続されたサーバのうち、予め設定しておいたサーバに対して端末30からアクセスがあった場合に、所定の処理を実行する機能を備える。本実施例においては、情報中継サーバ20は、端末30から情報提供サーバ10に対してアクセスの要求があった場合に情報提供サーバ10用中継処理を行う。図2は、端末30から情報提供サーバ10へアクセスする際の端末30と、そのアクセスに応じた情報中継サーバ20における中継処理と、その中継処理に応じた情報提供サーバ10の処理を示す図である。なお情報提供サーバ10は、テキスト形式で情報を記憶しており、それぞれのテキストにはそのテキストを一意に特定するためのIDが付されている。このテキスト形式の情報を以下「本文」と称する。
【0020】まず、図2のS110では、端末30から情報提供サーバ10に対して、リクエストを送信する。このリクエストは例えばIDをキーとして直接指定し、出力対象として本文を要求するものでもよいし、キーワードを指定してそのキーワードの含まれる本文を要求するものでもよい。また、例えば作成日時等のその他の属性を指定して出力する要求でもよい。
【0021】情報中継サーバ20では、イントラネット3に接続された端末30からの情報提供サーバ10へのリクエストを受信したか否かを判定し、受信した場合には(S210:YES)、S220へ移行し、受信していない場合には(S210:NO)、S210を繰り返し実行する。
【0022】続くS220では、受信したリクエストの出力対象が「本文」であるか否かを判定する。受信したリクエストの出力対象が「本文」である場合には(S220:YES)、S230へ移行し、そうでない場合(S230:NO)は、前述の通常の中継処理へ移行する。
【0023】S230では、検索キーを端末30から送信された「キーワード」、出力対象を「IDのリスト」として情報提供サーバ10へリクエストを送信する。すなわち、端末30からキーワードの含まれる本文が要求された場合には、一旦、そのキーワードの含まれるIDのリストを情報提供サーバ10へ要求するのである。
【0024】情報提供サーバ10では、S410でリクエストを受信したか否かを判定し、リクエストを受信した場合には(S410:YES)、S420へ移行し、リクエストを受信していない場合には、S410を繰り返して実行する。S420では、リクエストに応じて検索を行う。すなわち、検索キーで検索して、その検索キーの「キーワード」を含む本文のIDのリストを生成する。
【0025】S430では、検索結果であるIDのリストを情報中継サーバ20へ送信する。情報中継サーバ20では、S240で、情報提供サーバ10からの応答を受信したか否かを判定し、応答を受信した場合には、図3のS250へ移行し、応答を受信していない場合にはS240を繰り返し実行して応答を待つ。
【0026】図3のS250では、受信したIDのリストにはあるが自装置(情報中継サーバ20)に記憶されているIDのリストにはないIDを抽出する。そして、続くS260では、検索キー「IDのリスト」、出力対象「本文」として情報提供サーバ10へリクエストを送信する。
【0027】情報提供サーバ10では、前述の図2における説明と同様の処理を行う。すなわち、S510でリクエストを受信した場合に、S520でリクエストに応じて検索を行う。つまり、IDのリストにあるIDに対応する本文をデータベース12から検索して検索結果を得る。
【0028】そして、続くS530で、その検索結果を情報中継サーバ20へ送信する。情報中継サーバ20では、S270で、自装置(情報中継サーバ20)の記憶装置22に記憶されているIDの本文を抽出して端末に送信する。端末30では、S130でこの本文を受信して出力する。
【0029】そして、情報中継サーバ20では、S280で検索結果の本文を情報提供サーバ10から受信して端末30へ送信する。端末30では、S130でこの本文を受信して出力する。情報中継サーバ20では、S290で情報提供サーバ10から受信した本文を対応するIDとともに記憶装置22へ記憶する。
【0030】次に、この処理の適用された具体例を図4に示して説明する。図4は、端末30から、キーワードXを含む本文を情報提供サーバ10へリクエストした場合の一例である。情報中継サーバ20には、IDがA,B,Cの3つのデータ(IDと本文から構成される)が既に記憶されている。これは過去に端末30から、情報提供サーバ10に対してリクエストしたデータである。これら3つのデータのうちA,BにはキーワードXが含まれるがCには含まれていない。また、情報提供サーバ10はIDがA,B,C,D,Eの5つのデータを記憶している。このうちA,B,EにはキーワードXが含まれるがC,Dには含まれない。
【0031】この状態で、端末30から検索キーをキーワードXとして情報提供サーバ10にリクエストを送信すると、情報中継サーバ20は前述のS230で、本文にキーワードXの含まれるIDのリストを情報提供サーバ10へリクエストする。情報提供サーバ10は検索結果として、IDのリスト「A,B,E」を情報中継サーバ20へ送信する。情報中継サーバ20では図3のS250で、受信したIDのリスト「A,B,E」にはあるが、情報中継サーバ20に記憶されているIDのリスト「A,B,C」にはないID「E」を抽出する。そして、S260でID「E」の本文のリクエストを情報提供サーバ10へ送信する。
【0032】また、S270において、S250で受信したIDのリスト「A,B,E」にあり、情報中継サーバ20に記憶されているIDのリスト「A,B,C」にもあるIDである「A」,「B」の本文を、情報中継サーバ20の記憶装置22から読み出して端末30へ送信する。
【0033】この時点で端末30ではID「A」,「B」の本文を受信して出力が始まる。S290で情報提供サーバ10からID「E」の本文を受信して端末30へ送信するとともに、S290でID「E」と受信したID「E」の本文を関連づけて記憶装置22に記憶する。
【0034】このようにして、一度受信した本文はIDとともに記憶しておくことで、次に端末30からリクエストされた際に、いちいち情報提供サーバ10から情報を得ることなく、すぐに端末30へ本文を送信することができる。また、端末30の本文要求のリクエストをIDのリスト要求のリクエストに変換して情報提供サーバ10へ送信し、IDのリストを得て情報中継サーバ20に記憶されているIDのリストに存在しないものの本文のみを情報提供サーバ10から受信することで、通信オーバーヘッドを比較的少なくできる。
【0035】さらに、S260で本文のリクエストを送信している間に、S270で自装置に記憶しているIDの本文を端末30へ送信するため、情報提供サーバ10からの本文の受信を待つことなく、端末30で情報を出力することができる。したがって、端末30では表示までの待ち時間を短くすることが可能となる。
【0036】しかもこの時、端末30からは従来と同様のリクエストを送信して、従来と同様の結果を得ることができ、情報提供サーバ10もインターネット2に接続された他の端末からのリクエストと全く同様にして処理を行うことができる。すなわち、端末30及び情報提供サーバ10は、従来の構成になんら変更を加えることなく、既存の構成を用いて実現することができる。
【0037】また、端末30は複数あるが、いずれか1の端末から情報提供サーバ10に対してリクエストしたデータは、情報中継サーバ20に記憶されることとなるため、異なる端末から同じデータが要求された場合には、それぞれの端末で受信した情報を記憶しておくよりも効率よくデータを扱うことができる。
【0038】本実施例においては、本文とIDとしたが、これはコンテンツ(情報)とインデックスと考えればよく、コンテンツとしては、インデックスよりも相対的に情報量の大きいもの、例えば、テキストや、画像、音声、ムービー、プログラム等のバイナリデータ等でもよく、またインデックスとしては、通し番号や固有名称等のように一意にコンテンツを特定できる情報であればよい。なお、コンテンツがテキストでない場合には、検索のキーとしては、キーワードの代わりにこれらコンテンツの特徴量等を利用すればよい。また、これらのコンテンツを組み合わせたコンテンツに対して一つのIDを付与してもよい。
【0039】例えば、データベース12は、本文とその本文を一意に特定可能なIDを持つデータの集合を記憶することとしたが、より多数のフィールドを備えてそれぞれのフィールド毎に情報を取得可能なデータベースとしてもよい。例えば、情報提供サーバ10のデータベース12には図5に示すように、ID,タイトル,説明1,写真1,説明2,写真2というデータフィールドを持つデータを記憶し、これら各フィールドのデータは、個別に取り出し可能とする。
【0040】そして、図6に示すように情報提供サーバ10にはIDがA,B,Cの3つのデータが記憶されており、ID「C」のデータの「説明」の内容にはキーワードXが含まれる。また、情報中継サーバ20には、ID「A」のタイトル,説明1,写真の各フィールドのデータと、ID「C」のタイトル、写真1,写真2の各フィールドのデータが記憶されている。これらのデータは、この時点までに端末30からリクエストされたデータである。
【0041】この状態で端末30から検索キーワードX,取得するフィールドは全フィールドとして、情報提供サーバ10へのリクエストを送信すると、図2、図3のフローチャートの処理と略同様な処理によって、情報中継サーバ20が端末30と情報提供サーバ10との中継を行う。すなわち、図7に示すように、図2のS220の代わりに図7のS610の処理を行い、S260〜S290の代わりにS620〜650の処理を行う。つまり、前述と同様にして、S240までに端末からリクエストされたキーワードを含むIDのリストを情報提供サーバ10から取得し、S250で情報中継サーバ20の記憶装置22にないIDを抽出する。そして続く図7のS620で検索キーをその抽出されたIDのリストとし、出力対象を端末から指定されたフィールドとして情報提供サーバ10へリクエストを送信する。
【0042】続くS630では、受信したIDのリストと情報中継サーバ20に記憶されているIDのリストの双方のリストにあるIDの中から、端末30から指定されたフィールドのデータがあるものについてそのデータを端末へ送信する。そして続くS640で、受信したIDのリストと自装置に記憶されているIDのリストの双方のリストにあるIDの中から、端末30から指定されたフィールドのデータがないものについてそのデータのリクエストを情報提供サーバ10へ送信する。
【0043】S650では、S620及びS640のリクエストに対する情報提供サーバ10の応答を受信して端末30へ送信する。そして、S660で情報提供サーバから受信した内容を記憶する。すなわち、図2及び図3の情報中継サーバ20の処理との違いは、端末30からリクエストされたフィールドのうち、情報中継サーバ20の記憶装置22に記憶されていないフィールドのデータのみを情報提供サーバ10へリクエストして取得する点である。つまり、図7に示すように、情報中継サーバ20は情報提供サーバ10からID「C」の「説明1」「説明2」のフィールドのデータを得て、情報中継サーバ20に記憶されている「タイトル」「写真1」「写真2」のフィールドと組み合わせて端末30へ送信する。このようにすることで、全フィールドのデータを取得する場合に比べて大幅に通信量を減らすことができる。
【0044】なお本実施例において、情報提供サーバ10が特許請求の範囲における情報提供センタに相当し、情報中継サーバ20がコンピュータに相当し、端末30が端末に相当する。また、記憶装置22が記憶装置に相当し、ID及びIDのリストがインデックスに相当する。なお、本実施例の情報中継サーバ20は、請求項5に記載の端末と情報提供センタとの中継を行うコンピュータに相当する。
[第二実施例]第一実施例においては、情報中継サーバ20は、情報提供サーバ10から端末30へ中継した情報を記憶装置22に記憶しておき、記憶した情報について端末30からリクエストがあった際に、端末30に対してその記憶した情報を提供することとしたが、図8に示すように記憶装置22として、さらにCDROMやDVDROMのような記録媒体の読取装置を備え、情報提供サーバ10のデータベース12の情報が記録されたこれら記録媒体を読み取るようにしてもよい。このようにすることで、記録媒体に記録済の情報に関しては、情報提供サーバ10へ問い合わせる必要がなくなる。
【0045】また、情報中継サーバ20以外のコンピュータで得た情報についても、同様に記憶装置22にコピーしたり、光磁気ディスク等の記録媒体やネットワーク等の伝送媒体を介してアクセス可能としてもよい。この場合は、この記録媒体や伝送媒体を介して得た情報を、記憶装置22に記憶された情報と同様に扱えばよい。
【0046】また、記録媒体に記録されたデータの形式と情報提供サーバ10に記憶されている情報の形式が異なる場合には、少なくともいずれか一方を変換して利用するようにすればよい。また、関連性のある事項について複数の情報源から情報が提供されている場合には、その情報を統合して利用するようにしてもよい。例えば、データ形式が異なるがIDが同じ情報がある場合、変換して記憶しておき、リクエストに応じて端末30へ送ればよい。このようにすれば、情報提供サーバ10が提供する情報に、さらに関連する情報等を付加した情報を提供することができる。
【0047】本実施例において記録媒体に記憶された情報が、特許請求の範囲における「情報提供センタに記憶されている情報のコピー」に相当する。
[第三実施例]これまでの実施例では、図9の「1.」〜「6.」に示すように、端末30はリクエストを送信して情報を取得するだけであったが、さらに、図9の「7.」に示すように、取得した情報に対して端末30において情報を変更した場合には、その変更部分を情報中継サーバ20に記憶しておき(図9の「8.」)、その後、端末30から要求のあった場合には(図9の「9.」)、情報中継サーバ20は、その記憶した変更部分を付加して端末30へ送信するようにしてもよい(図9の「10.」)。このようにすれば、変更後の情報を容易に得ることができる。
[第四実施例]第一実施例から第三実施例においては、情報中継サーバ20が端末30からのリクエストに応じて中継処理を行うこととしたが、この情報中継サーバ20と端末30の機能は、一の端末装置に組み込んでもよい。すなわち、図10の端末40に示すように、端末40から入力したリクエストを端末40に組み込んだ中継機能を使って処理する。このようにすることで、次に同じ情報をリクエストする際に、通信回線を介さずに直接、端末40の記憶装置に記憶されている情報が出力される。したがって通信コストを抑えることができ、表示等の出力も速く行うことができる。
【0048】本実施例において、端末40は特許請求の範囲におけるコンピュータに相当する。
【出願人】 【識別番号】000242231
【氏名又は名称】北川工業株式会社
【出願日】 平成12年9月20日(2000.9.20)
【代理人】 【識別番号】100082500
【弁理士】
【氏名又は名称】足立 勉 (外1名)
【公開番号】 特開2002−91977(P2002−91977A)
【公開日】 平成14年3月29日(2002.3.29)
【出願番号】 特願2000−285497(P2000−285497)