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【発明の名称】 多端末WWW情報の一元提供装置
【発明者】 【氏名】本間 史郎

【要約】 【課題】本発明の課題は、WWW上にある複数種類のWWW出版言語で記述された文書情報を、ブラウザ種を問わず検索し、閲覧することにある。

【解決手段】上記課題を解決するために、複数種のブラウザに特化された上記言語で記述された文書のWWW上におけるアドレスを自身のデータベースにて管理するWWW検索エンジンと、複数種のブラウザに特化された上記言語で記述された文書を、複数種の他のブラウザで理解する言語として提供する表示方式と、前記二者を連携させることで利用者に対し問い合わせから閲覧までを請け負う一連のソリューションを提供する装置とを発明した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】特定の端末上で提供されるWWW(World Wide Web)情報を他種の端末から問い合わせ、検索、閲覧する事を特徴とした多端末WWW情報の一元提供装置。
【請求項2】複数種のWWW情報閲覧装置に特化されたWWW出版言語で記述された情報を分類し、閲覧者の上記WWW情報閲覧装置によるページ検索の問い合わせを契機に検索結果を提供し、上記WWW情報閲覧装置に対し表示せしめ、上記利用者の指定に応じ上記WWW情報を提供する事を特徴とした多端末WWW情報の一元提供装置。
【請求項3】請求項2において、全てのWWW出版言語はハイパーテキスト(hypertext。WWWを統括する団体「W3C」における定義を参照)機構を持ちうることに着目し、ハイパーテキスト選択を契機に機能を果たす事を特徴とした多端末WWW情報の一元提供装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、WWW上で展開されるハイパーテキスト機構を有することを特徴としたWWW出版言語(以下、言語)により記述された文書の提供、すなわち検索装置への問い合わせから提供まで一連の方式を実現するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のWWW情報提供装置には主に二種類存在する。第一としていわゆるWWW検索エンジン等、利用者が特定の言語用のWWW情報閲覧装置(以下、ブラウザ)を通じ特定の上記言語で記述されたWWW情報に対し問い合わせを行なうことで、上記言語で記述された報告文書を得、この報告文書に含まれるハイパーテキスト機構を利用し利用者が情報を閲覧するという技術がある。
【0003】第二として、情報提供側が自身の環境に作成したWWW情報を、利用者のアクセスを契機に各々のブラウザ用に翻訳し、提供するという技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来技術によれば、WWW情報閲覧端末には様々な種類があり、その特徴に応じたブラウザおよび言語がWWW上に複数種存在し、さらにそれら言語間に互換性が無いため、異種端末用に特化された言語で記述された情報が提供されないという欠点があった。
【0005】また上記WWW検索エンジンは前段落で指摘した課題を克服できず、そのため特定の種類の言語に特化して情報を検索および提供する設計でなければ事実上利用価値が無いという欠点があった。
【0006】第二の従来技術によれば、上記翻訳装置はあくまでも情報提供者側が提供するWWW文書を対象とするため、利用者が任意のWWW文書を見られないという欠点があった。
【0007】本発明は上記の問題点を鑑みて為された物であり、その目的はWWW上にある複数種類の言語で記述された文書情報を、ブラウザ種を問わず検索し、閲覧することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、複数種のブラウザに特化された上記言語で記述された文書のWWW上におけるアドレス(以下、URL)を自身のデータベースにて管理するWWW検索エンジン(以下、本件検索エンジン)と、複数種のブラウザに特化された上記言語で記述された文書を、複数種の他のブラウザで理解する言語として提供する表示方式(以下、本件表示方式)と、前記二者を連携させることで利用者に対し問い合わせから閲覧までを請け負う一連のソリューションを提供する装置(以下、本件装置)とを発明した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を図面に基づき説明するが、本発明はこの実施の形態に限定されない。
【0010】本件装置の機能を表す概念図を図1に示す。利用者は情報端末1Aを所有しており、1Aには1Aの機能に特化されたブラウザ1Bが組み込まれている。1AはWWWを介し、電子計算機等に代表される本件表示方式1Cに接続され、さらに本件表示方式1Cは任意のネットワークを介し本件検索エンジン1Dに接続される。本件表示方式1Cと本件検索エンジン1Dとはネットワーク透過型の接続を為すため、同じ計算機内に1C、1D双方が存在していても構わない。1DはWWW上にある様々な種類のWWW文書1Eを取得し、そのURLおよび文書種、および文書の要約を一組の情報(以下、文書情報)として自らの保有するデータベース1Fに蓄積する。
【0011】本件装置の利用にあたり、最初に検索エンジン1D内部のデータベース1FにWWW文書1Eの文書情報を登録する。登録方法は手動または自動に限定されないが、いかなる方法であろうとも登録する文書情報には必ず「どのブラウザに特化された文書であるのか」を電子的に明記する。なお、WWW文書1Eがどのブラウザに特化されているのかを判断するには、周知の技術であるファイルのヘッダー情報の参照やファイルの拡張子の参照等の方法を用いるとよい。
【0012】情報端末1Aよりブラウザ1Bを通じページ検索の要求を行ったとき、本件表示方式1Cは要求を関知し、そのブラウザの種類を取得する。なお取得の方法は、周知の技術である環境変数によるユーザー情報取得方法を用いるとよい。
【0013】本件表示方式1Cがブラウザ1Bの特定に成功したことを契機に、本件表示方式1Cは検索エンジン1Dに対し、検索の要求を送信する。
【0014】検索エンジン1Dは本件表示方式1Cの要求を受け、自身のデータベース1Fより要求を満たすWWW情報を検索し、結果を受け電子的な一覧表を作成する。検索方法にはいかなる方法にも限定されないが、作成する一覧表には各々の文書情報がどの言語で記述されているのかを明記する。
【0015】検索エンジン1Dは結果の一覧表を特定の形式、例えばHTML文書等のWWW文書として作成し本件表示方式1Cに対し送信する。もちろん前記特定の形式は、HTMLに限定されない。
【0016】本件表示方式1Cは一覧表を受信した際、既に特定済みのブラウザ1Bの言語に置き換えて(以下、最適化)一覧表を作成する。最適化する際各々のWWW情報に対し、一組の情報として記載されたURLを利用したハイパーテキストを一覧表に付加する事が望ましい。同様にWWW文書と一組の情報として記載されたブラウザ種を共に表示すると、なお望ましい。
【0017】本件表示方式1Cは、最適化した一覧表をWWW文書としてブラウザ1Bに対し提供する。
【0018】情報端末1Aの利用者はブラウザ1Bに提供された一覧表を閲覧し、希望する情報を発見した際、そのWWW情報1Eに本件表示方式1Cを介しアクセスする。この際一覧表にハイパーテキストが存在していれば、アクセス時の利便性が向上するのでより望ましい。
【0019】WWW情報へのアクセスの際、本件表示方式1Cはブラウザからのアクセスを関知し、そのブラウザの種類を再び調査する。再び調査する理由は、検索要求と閲覧要求を本件表示方式1Cにおいて区別せずに同様の処理で行なうためであり、可能であればすでに特定されているブラウザの種類を用いることで調査を省略してもよい。
【0020】本件表示方式1CはアクセスされたWWW情報1Eを取得し、さらにその文書を記述する言語を1E自身より取得する。
【0021】再び調査する理由は次の二つである。第一の理由は、データベース1F登録時とアクセス時とでは通常ある程度の時間差が存在するため、その時間差の中で言語の仕様やWWW情報自体が変更、削除された場合にその都度対応するためである。第二の理由は、検索結果よりハイパーテキストにて導かれるアクセスと通常のアクセスとを同様の処理で行なえるようにするためである。
【0022】本件表示方式1Cは取得したWWW文書を、WWW文書の記述言語および既に取得したブラウザ1Bの種類を手がかりに、ブラウザ1Bに対応する言語に最適化し、ブラウザ1Bに提供する。最適化する際、文書にハイパーテキストが存在していた場合は対応する言語の書式に合致したハイパーテキスト記述に改めた上で提供する事が望ましい。
【0023】その後文書中のハイパーテキストを利用者が選択するたびに、本件表示方式1Cはアクセスを関知し、対応する言語に最適化した上でブラウザ1Bに提供するという処理を繰り返す。
【0024】
【発明の実施例】以下に、本発明における実施例を図2にて具体的に例示する。なお、これはあくまでも一例であり、本発明はこの例示に限定されない。
【0025】WWW情報を閲覧可能な携帯端末2Aには、ブラウザ2Bが組み込まれている。このブラウザ2Bの対応する言語は「HDML」であると仮定する。2Aは無線回線を用い図示されないWWWを介して本件表示方式2Cに接続される。さらに本件表示方式2CはLAN(Local Area Network)で接続された検索エンジン2Dおよびそれに付随するデータベース2Eとともに本件装置2Fを形成する。同時に本件表示方式2Cおよび検索エンジン2Dは図示されないWWWに接続する手段を各々で持つ。
【0026】本件装置の利用の第一段階として、検索エンジンのデータベース2Eに対し、WWW文書2Gを登録する。例としてここでは周知の技術であるロボット追跡型の登録を行なうものとし、そのロボットは検索エンジン2Dに組み込まれていると仮定する。
【0027】ロボットが「釣り情報」というタイトルのWWW文書2Gを取得したとする。ロボットはこの文書を閲覧し次の3点の情報を得る。情報1として、この文書は「.html」という拡張子を持つ文書すなわちHTML文書であるという事。情報2として、このWWW文書2Gの<BODY>以降の文字列が文書本体である事。情報3として、このWWW文書2GのURLが「http://www.fishing.com/index.html」である事。以上の3点である。
【0028】ロボットは上記3情報を一組の文書情報として、データベース2Eに蓄積する。なおこの例では説明を簡易にするため単一のデータベースに登録を行っているが、検索の機能を高めたり、既存のデータベースを流用したりするという場合は、検索部分のみデータベースを分離しても構わない。ただし言うまでも無く、分離したデータベースは2Eのデータベースと文書情報において一対一の整合性がとれていなければならない。
【0029】さらにロボットは同様に、WML言語で記述された「釣りサイト」およびCHTML言語で記述された「今週の釣りスポット」を検索し、データベース2Eに登録する。
【0030】2Aの利用者が釣りに関する情報を得ようと、ブラウザ2Bを通じ本件装置2Fに対し問い合わせを行なう。本件装置2Fの窓口は本件表示方式2Cであるため、実際は本件表示方式2CのURL例えば「http://www.trunquilo.com/」へのアクセスとなる。
【0031】本件表示方式2Cはアクセスを契機にブラウザ2Bの種類を取得し、2BはHDMLブラウザであることを特定する。引き続き検索エンジン2Dに問い合わせを行い、検索エンジン2Dに備わっているインターフェースを取得する。なお、備わっているインターフェースをそのまま利用するのではなく、各々のブラウザ別にWWW文書として別途用意してももちろん構わない。
【0032】ここで取得したインターフェースがHTMLにて記述される場合、本件表示方式2Cは既に取得したブラウザ2Bの言語であるHDMLの書式に、インターフェースを最適化し、ブラウザ2Bに対し提供する。
【0033】ブラウザ2B上に表示された検索エンジン2Dのインターフェースを用い、携帯端末2Aの利用者は「釣り」というキーワードでWWW情報の検索を試みる。
【0034】キーワードは、周知の技術である環境変数または標準入出力を通じ、本件表示方式2Cを介して検索エンジン2Dに送られる。
【0035】検索エンジン2Dはキーワードを受け取り、「釣り」という文字を含む文書をデータベース2Eより抽出する。引き続き検索結果「釣り情報、釣りサイト、今週の釣りスポット」を電子的な一覧表として作成し、例えばHTML文書として本件表示方式2Cに送信する。
【0036】本件表示方式2Cは、受け取った一覧表を通常のHTML文書と見なし、ブラウザ2Bの言語であるHDMLに最適化して提供する。なおその際、一覧表上の「<A HREF="http://www.fishing.com/index.html">釣り情報</A>」というハイパーテキストの記述を「<ATASK="GO" DEST="http://www.fishing.com/index.html">釣り情報</A>」の如くハイパーテキストが有効となるように最適化する。なおその際、「HTML文書である」という情報を共に表示すればより望ましい。
【0037】2Aの利用者は、一覧表に記載された複数の「釣り」に関するハイパーテキストのうちの一つ、例えば「http://www.fishing.com/index.html」すなわち「釣り情報」を選択し、アクセスを試みたとする。
【0038】アクセスの信号は本件表示方式2Cに送られ、再びブラウザ2Bの特定が行われる。
【0039】本件表示方式2Cは目的のWWW文書2G「釣り情報」すなわち「http://www.fishing.com/index.html」が拡張子やファイル冒頭記述等よりHTML文書であると判断し、HTMLをHDMLへ最適化する。当然の事ながら、そのWWW文書2Gにハイパーテキストが含まれていた場合、そのハイパーテキストが有効であるような最適化を行なう。
【0040】ブラウザ2B上に、目的のWWW文書2Gが表示される。仮にこのWWW文書2Gに他のハイパーテキストが含まれており、任意のハイパーテキストを利用者が選択をした場合、それを契機にアクセスの信号が再び本件表示方式2Cに送られ、文書の取得、最適化、表示を繰り返す。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ブラウザ種別を問わずWWW文書を閲覧可能なため、同じ内容を提供するためにブラウザ種別毎に異なるWWW文書を作成する必要がなく、サーバ領域等のWWW資源を有効に利用できる。
【0042】またブラウザ種によってページを複数作る必要が無くなるため、コンテンツ作成者の作業量を軽減する。
【0043】さらに本発明によれば、ブラウザ種別を問わずWWW文書を検索可能であり利用者はその違いを意識せずに済むため、利用者は複数のブラウザおよび端末機を所持しなくてもよい。
【0044】加えて本発明によれば、既存のWWW文書検索サービスで使用する検索エンジンと、本件表示方式とを組み合わせることで本件装置を形成すれば、既存の検索エンジンに既に登録されているWWW文書および新規のWWW文書登録方法が利用可能なため、新たにシステムを構築せずともHTML、HDML、WML等あらゆる文書を一元的に提供するサービスを行なえる。
【出願人】 【識別番号】599166839
【氏名又は名称】有限会社ワープスクープ
【出願日】 平成12年9月18日(2000.9.18)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−91976(P2002−91976A)
【公開日】 平成14年3月29日(2002.3.29)
【出願番号】 特願2000−281130(P2000−281130)