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【発明の名称】 文書格納システム及びその方法並びにスキャナ装置及びその制御方法
【発明者】 【氏名】佐藤 幸夫
【課題】原稿文書をスキャンして格納するにおいて、文書格納作業の作業効率を格段に高める。

【解決手段】原稿をスキャンして読み取り、画像データを生成し、画像データを外部の情報処理装置に送信するスキャナ装置において、操作者に所定の情報を入力させ(S802)、読み取りで得られた画像データと複数の属性項目情報とを含む階層構造の画像データを生成して外部装置へ出力する(S803〜S808)。ここで、複数の属性項目情報は、操作者によって入力された、読み取りの解像度、画像タイプ、ビット数、両面片面の指定、原稿サイズ、画像フォーマット、操作者名、課金所属コード、または画像データの送信先等を含む。また、読み取りの、日付や機械場名称等、または、原稿の読み取りの結果得られる、画像メモリ容量、原稿枚数等を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 原稿を光学的に読み取って画像データを得る読取装置と、前記原稿の読み取りにおいて、前記読取装置によって取得可能な属性情報を保持する保持手段と、前記読取手段によって得られた前記画像データと、前記保持手段に保持された属性情報とを用いて文書データを生成する生成手段と、前記生成手段で生成された文書データを格納する格納手段とを備えることを特徴とする文書格納システム。
【請求項2】 前記読取装置は、前記原稿画像の読み込みに関して所定の情報を入力させる操作手段を更に備え、前記保持手段は前記操作手段で入力された所定の情報から得られる属性情報を保持することを特徴とする請求項1に記載の文書格納システム。
【請求項3】 前記操作手段で入力された所定の情報から得られる属性情報が、当該読み取りにおける解像度、画像タイプ、ビット数、両面片面の指定、原稿サイズ、画像データフォーマットの少なくともいずれかを含む文書属性であることを特徴とする請求項2に記載の文書格納システム。
【請求項4】 前記操作手段で入力された所定の情報から得られる属性情報が、当該読み取りの操作を行った操作者名、課金所属コード、前記格納手段による文書データの格納先を示す情報の少なくともいずれかを含むオペレータ属性であることを特徴とする請求項2又は3に記載の文書格納システム。
【請求項5】 前記保持手段は、前記読取装置に設定された名称、当該原稿文書の読み取りを行った日付の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の文書格納システム。
【請求項6】 前記保持手段は、前記読取装置によって前記原稿文書の読み取りを行った結果として得られる、原稿枚数及び画像メモリ容量の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の文書格納システム。
【請求項7】 前記読取装置と、前記格納手段を有する装置とがネットワークを介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載の文書格納システム。
【請求項8】 原稿文書を光学的に読み取るスキャナ装置であって、原稿画像の読み込みに関して所定の情報を入力させる操作手段と、前記操作手段によって入力された内容から属性情報を取得して保持する保持手段と、前記原稿画像を読み取ってえられた画像データと前記保持手段で保持された属性情報とを外部へ出力する出力手段とを備えることを特徴とするスキャナ装置。
【請求項9】 前記保持手段において取得される属性情報が、当該読み取りにおける解像度、画像タイプ、ビット数、両面片面の指定、原稿サイズ、画像データフォーマットの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項8に記載のスキャナ装置。
【請求項10】 前記操作手段において取得される属性情報が、当該読み取りの操作を行った操作者名、課金所属コード、前記格納手段による文書データの格納先を示す情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項8又は9に記載のスキャナ装置。
【請求項11】 前記保持手段は、更に、前記読取装置に設定された名称、当該原稿文書の読み取りを行った日付の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載のスキャナ装置。
【請求項12】 前記保持手段は、更に、前記原稿画像の読み取りを行った結果として得られる、原稿枚数及び画像メモリ容量の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載のスキャナ装置。
【請求項13】 前記出力手段は、前記原稿画像を読み取ってえられた画像データと前記保持手段で保持された属性情報とに基づいて文書データを構成し、これを出力することを特徴とする請求項8乃至12のいずれかに記載のスキャナ装置。
【請求項14】 原稿を光学的に読み取って画像データを得る読取装置を含む文書格納システムにおける文書格納方法であって、前記原稿の読み取りにおいて、前記読取装置によって取得可能な属性情報を保持する保持工程と、前記読取工程によって得られた前記画像データと、前記保持工程に保持された属性情報とを用いて文書データを生成する生成工程と、前記生成工程で生成された文書データを格納する格納工程とを備えることを特徴とする文書格納方法。
【請求項15】 前記読取装置において、前記原稿画像の読み込みに関して所定の情報を入力する操作工程を更に備え、前記保持工程は前記操作工程で入力された所定の情報から得られる属性情報を保持することを特徴とする請求項14に記載の文書格納方法。
【請求項16】 前記操作工程で入力された所定の情報から得られる属性情報が、当該読み取りにおける解像度、画像タイプ、ビット数、両面片面の指定、原稿サイズ、画像データフォーマットの少なくともいずれかを含む文書属性であることを特徴とする請求項15に記載の文書格納方法。
【請求項17】 前記操作工程で入力された所定の情報から得られる属性情報が、当該読み取りの操作を行った操作者名、課金所属コード、前記格納工程における文書データの格納先を示す情報の少なくともいずれかを含むオペレータ属性であることを特徴とする請求項15又は16に記載の文書格納方法。
【請求項18】 前記保持工程は、前記読取装置に設定された名称、当該原稿文書の読み取りを行った日付の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項14乃至17のいずれかに記載の文書格納方法。
【請求項19】 前記保持工程は、前記読取装置によって前記原稿文書の読み取りを行った結果として得られる、原稿枚数及び画像メモリ容量の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項14乃至18のいずれかに記載の文書格納方法。
【請求項20】 前記読取装置と、前記格納工程による文書データの格納先となる記憶媒体を有する装置とがネットワークを介して接続されており、前記格納工程は、前記ネットワークを介して前記文書データを送信する工程を含むことを特徴とする請求項14に記載の文書格納方法。
【請求項21】 原稿文書を光学的に読み取るスキャナ装置の制御方法であって、原稿画像の読み込みに関して所定の情報を入力させる操作工程と、前記操作工程によって入力された内容から属性情報を取得して保持する保持工程と、前記原稿画像を読み取ってえられた画像データと前記保持工程で保持された属性情報とを外部へ出力する出力工程とを備えることを特徴とするスキャナ装置の制御方法。
【請求項22】 前記保持工程において取得される属性情報が、当該読み取りにおける解像度、画像タイプ、ビット数、両面片面の指定、原稿サイズ、画像データフォーマットの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項21に記載のスキャナ装置の制御方法。
【請求項23】 前記操作工程において取得される属性情報が、当該読み取りの操作を行った操作者名、課金所属コード、前記格納工程による文書データの格納先を示す情報の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項21又は22に記載のスキャナ装置の制御方法。
【請求項24】 前記保持工程は、更に、前記読取装置に設定された名称、当該原稿文書の読み取りを行った日付の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載のスキャナ装置の制御方法。
【請求項25】 前記保持工程は、更に、前記原稿画像の読み取りを行った結果として得られる、原稿枚数及び画像メモリ容量の少なくともいずれかを属性情報として保持することを特徴とする請求項21乃至24のいずれかに記載のスキャナ装置の制御方法。
【請求項26】 前記出力工程は、前記原稿画像を読み取ってえられた画像データと前記保持工程で保持された属性情報とに基づいて文書データを構成し、これを出力することを特徴とする請求項21乃至25のいずれかに記載のスキャナ装置の制御方法。
【請求項27】 請求項14乃至26のいずれかに記載の方法をコンピュータによって実現するための制御プログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を読み取って得られた画像データを格納する文書格納システム及び方法と該システムに用いられるスキャナ装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、イメージスキャナ装置などを用いてドキュメントをスキャンしてデータベースなどに蓄積する場合、後から蓄積された文書の検索作業を容易にするため、文書検索の為のキーワードやインデックス情報をその文書の属性項目として階層構造でその文書に持たせることが行われている。
【0003】このような文書の属性項目の入力作業は、スキャナドライバやインデックス入力専用のユーティリティソフトなどを用いて文書原稿のスキャン作業が終了した後に、改めて別作業として発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のように、文書属性項目の入力作業をスキャン作業が終了した後に改めて別作業として行っているため、その作業効率が極めて悪く、特に入力すべき属性項目が多い場合には作業に長時間を要するという問題がある。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、原稿文書をスキャンして格納するにおいて、文書属性の少なくとも一部を自動的に作成、格納可能とし、文書格納作業の作業効率を格段に高めることを可能とすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するための本発明による文書格納システムは、原稿を光学的に読み取って画像データを得る読取装置と、前記原稿の読み取りにおいて、前記読取装置によって取得可能な属性情報を保持する保持手段と、前記読取手段によって得られた前記画像データと、前記保持手段に保持された属性情報とを用いて文書データを生成する生成手段と、前記生成手段で生成された文書データを格納する格納手段とを備える。
【0007】また、上記の目的を達成するための本発明によるスキャナ装置は、原稿文書を光学的に読み取るスキャナ装置であって、原稿画像の読み込みに関して所定の情報を入力させる操作手段と、前記操作手段によって入力された内容から属性情報を取得して保持する保持手段と、前記原稿画像を読み取ってえられた画像データと前記保持手段で保持された属性情報とを外部へ出力する出力手段とを備える。
【0008】また、上記の目的を達成するための本発明による文書格納方法は、 原稿を光学的に読み取って画像データを得る読取装置を含む文書格納システムにおける文書格納方法であって、前記原稿の読み取りにおいて、前記読取装置によって取得可能な属性情報を保持する保持工程と、前記読取工程によって得られた前記画像データと、前記保持工程に保持された属性情報とを用いて文書データを生成する生成工程と、前記生成工程で生成された文書データを格納する格納工程とを備える。
【0009】更に、上記の目的を達成するための本発明によるスキャナ装置の制御方法は、原稿文書を光学的に読み取るスキャナ装置の制御方法であって、原稿画像の読み込みに関して所定の情報を入力させる操作工程と、前記操作工程によって入力された内容から属性情報を取得して保持する保持工程と、前記原稿画像を読み取ってえられた画像データと前記保持工程で保持された属性情報とを外部へ出力する出力工程とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0011】本実施形態では、スキャンして得られた画像データを階層化文書構造(例えばXML文書構造など)で保存するものとする。このような階層化文書構造では、その文書の属性を表すためのプロパティシートの階層がある。本実施形態は、このプロパティシートへの属性の書き込みを簡略化することにより、スキャンニング操作の効率化を図る。
【0012】原稿をスキャンする場合に、スキャナ装置に対してスキャン動作を具体的に指示するための設定項目というものが存在する。例えば、1.文書属性項目(読み取るべき原稿に対する設定)
(1)両面原稿なのか片面なのか?
(2)原稿サイズはいくつか?
(3)解像度は何dpi(dot per inch=1インチあたり何画素)で読み取るか?
(4)文書原稿か写真なのか?
(5)画像フォーマット種類の選択(6)スキャン原稿枚数2.デバイス属性項目(スキャナ装置に関する項目)
(1)スキャナ装置IDなど(2)日付、時間3.操作者に関する属性項目(1)スキャナ装置を動作させるための使用者IDログインなどの設定項目(2)スキャナ装置の課金集計のための課金コード入力(3)送信先の決定などがある。
【0013】これらの項目は検索用キーワードとしてそのまま使用することができる。従って、本実施形態では、スキャン動作時にスキャナ装置に対して設定された項目を自動的に文書属性項目に書き込む。これにより、特に大量の文書をスキャンしてその画像データをデータベースに蓄積させるような作業において、それらの文書の持つ属性項目をいちいち操作者が入力しなくても済み、作業効率アップを大幅に向上させることができる。
【0014】図1は、第1の実施形態に係るスキャナ装置のシステム構成図である。100は画像読み取り装置(以下、「スキャナ」という)、150は印刷装置(以下、「プリンタ」という)、500および600は外部装置(以下、「パソコン」という)であり、ネットワーク1を経由してスキャナ100と接続されている。
【0015】スキャナ100では、スキャナ部シーケンスコントローラ101がシーケンス制御の中心であり、ネットワーク制御や画像表示や画像処理などの処理についてはCPU120が中心となり制御を行う。
【0016】121は所定のデータを記録するための随時書き込み読み出しメモリ(RAM)、122は所定の処理プログラムが格納された読み出し専用メモリ(ROM)、123は画像データに対して所定の処理を行う画像処理部である。124はネットワークコントローラであり、ネットワーク1を介して周辺装置とデータのやり取りを行うための制御を行う。また、125は画像データ等を格納しておく記憶装置である。
【0017】200はADF(自動ドキュメントフィーダ)であり、ADFコントローラ105によって両面原稿の給紙排紙などの原稿ハンドリングの制御がなされる。
【0018】300は操作パネルであり、操作者に対してメッセージを表示すると共に、操作の指示をする為のタッチセンサ入力機能も含むものである。この操作パネル300ではプレスキャン画像表示も行い、スキャン画像の概略を操作者に伝える役目も果たしている。106は、操作パネル300を制御している操作パネルコントローラである。
【0019】107は露光系コントローラで、密着型CCDラインセンサを駆動して原稿台上の原稿を、RGB各色ごとに読み取り、色分解し、点順次のアナログ画像信号に変換する。このアナログ画像信号は不図示のA/D変換部で8bitのデジタル画像信号に変換され輝度で線順次出力される。
【0020】図3は図1に示したスキャナ100の操作パネル300を示す図である。図3において、301はスキャンボタン、302はビュア画面である。スキャンボタン301は原稿スキャン動作を開始させるためのものである。
【0021】303は解像度指定するためのウインドウであり、ここには本スキャンでの所望の解像度を、メニューから選ぶかまたはキー(不図示)での数値入力が可能である。304は原稿サイズ指定のウインドウであり、メニューから選択することができる。なお、図3では、解像度303と原稿サイズ304とのデフォルト値として、それぞれ、600dpiとA4サイズとが選択されている様子が図示されている。
【0022】306は画質選択のウインドウであり、メニューから選択することができる。図3の例では、読み取る原稿を文書原稿として扱うことを示しており、写真などの場合には、画質選択としてグレースケールモードを選択することになる。309は画像フォーマットを選択するウインドウであり、文書画像をスキャンする場合はTIFFフォーマットやマルチページTIFFなどを選ぶことが多いが、画像フォーマットとしてはこのほかにもJPEGやJBIG圧縮などもあり、メニューによって選択できるようになっている。308は読み取った画像データの送信先を指定するウインドウであり、図3の例ではパソコン500に送信するように設定されている。
【0023】図4は原稿の属性項目を表した図である。本実施形態では、ここに示される各属性項目が、文書のスキャン動作時に文書属性項目として自動的に記録され、操作者の文書属性項目の入力作業を軽減する。図4において、401は文書属性項目、402はデバイス属性項目、そして、403は操作者属性項目を表している。
【0024】文書属性項目401は、解像度(150、300、600dpiなど)、画像タイプ(白黒読み取り、カラー読み取りなど)、ビット数(1画素当たりのビット数)、片面か両面原稿か、画像サイズ(A4、A3など)、画像フォーマット(TIFFフォーマット、JPEGフォーマットなど)、読み取った結果の画像メモリの容量サイズ、および、全部で何ページあったかなどの項目からなることを表している。
【0025】デバイス属性項目402はスキャナ装置に関する属性項目である。日付の項目ではスキャン読み取りを実行した日付が記入されている。これはスキャナ装置が時計カウンタ機能を有している場合に有効で、時計カウンタ機能から得られる日付を自動的に書き込むようにすることができる。また、図の機械場名称の項目には、この機械が持っている機械番号やニックネームなども自動的に記載させることができる。図4の例では総務課2号となっている。
【0026】操作者属性項目403は操作者に関する属性項目である。操作者名の項目には、スキャンを実行した操作者の名前を記載することができるが、人名コードなどの番号を入力するものでも良い。さらに、スキャナ装置が所属別に使用料金を集計することができる場合などでは、使用料金が所属別にチャージされるよう所属コードを入力することも可能である。最後に、送信先の項目には、読み取った画像を何処へ送信し、保存したか等の情報を記載する。
【0027】図5は読み取った原稿文書の階層化構造を表すメモリマップである。画像ファイルの最初の部分には図4で示した属性項目情報が入っていることを示している。
【0028】図6はスキャナ装置へのログイン画面を示している。601は課コードを入力するウインドウであり、使用料金を集計し、課金するため等に使われるものである。なお、本実施形態のドキュメントスキャナシステムでは、スキャンされた画像データベースを後から検索するときに、この課コードを用いることにより、課単位での一括検索が可能となる。602は使用者名を入力するウインドウであり、ここに使用者名を入力することにより、スキャン後に一時保存されている画像を、本人が後から引き出すことが可能となる。
【0029】図7はログイン動作を示すフローチャートである。スキャナ装置100の電源投入後やスキャン動作開始以前のスタンバイからのログイン動作を示すものである。
【0030】初めに、ステップS701で、ログイン初期画面(図6に示す)を表示する。ログイン初期画面が表示されたら、ステップS702で課コード入力用のウインドウ601に課コードを入力し、ステップS703で使用者名入力用のウインドウ602に使用者名を入力する。
【0031】以上のステップS701、S702の処理により、操作者から得られる属性項目の内容(図4の操作者名、課金所属コード)が確定するので、ステップS704でこの情報を記憶装置125に書き込む。
【0032】図8は、原稿読み取りのための操作を含む読み取り処理の流れを示すメインフローチャートである。以下、これに沿って本実施形態によるスキャン動作を説明する。
【0033】ステップS801で、読み取るべき原稿束をADF200の積載トレイ201(図2)に置く。次に、ステップS802で、操作パネル300から解像度、原稿サイズ、および両面使用の指定などを行う。ステップS803において、ステップS802での指定に従って、図4に示した文書属性項目401を記憶装置125に書き込む。ステップS804で、スキャンボタン301を押下する。
【0034】このスキャンボタン301の押下により、処理はステップS805へ進み、スキャン処理が開始される。ステップS805のスキャン処理について、図9のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0035】ステップS901で、原稿を給送する。この原稿給送から原稿排出までの一連の動作は両面動作も含め後ほど詳細に述べる。ステップS902で、原稿読み取りのためのスキャン動作を行う。片面1ページ目のスキャンが終了した後、ステップS903で、画像データは記憶装置125に書き込まれる。
【0036】ステップS904で、原稿の読み取りが両面読み取り指定か片面読み取り指定かを判断し、両面読み取り指定の場合は、ステップS905に移り、片面読み取り指定の場合は、ステップS805に戻る(スキャン処理を終了する)。
【0037】ステップS905では、直前に読み終えた原稿が表面であったか裏面であったかを判定し、表面と判断された場合は、ステップS906に進み、裏面と判断された場合は、ステップS805に戻る(スキャン処理を終了する)。
【0038】ステップS906では、原稿を反転させ、裏面2ページ目を読むための動作ステップS902に進む。裏面スキャンも表面スキャンと同様にステップS902からの繰り返し動作となり、裏面スキャンが終了するとステップS904で両面終了が判断され、ステップS805に戻ることになる。
【0039】再び図8に戻り、ステップS806では、読み終えた原稿のページが最終ページかどうかを判断し、引き続き読み取るべき原稿がある場合は、ステップS805に戻り、上述のスキャン処理ルーチン(図9)を繰り返す。一方、続いて読み取るべき原稿がない場合は、すなわち、最終ページまで読み取りが完了した場合はステップS807進む。
【0040】ステップS807では、読み取った原稿の総ページ数をカウントし、図4に示す各属性項目(原稿枚数、画像メモリ容量)を書きこむ。これで原稿スキャン動作は全て完了したことになり、引き続いて送信動作に入る。
【0041】ステップS808では、読み取られた画像データがネットワーク1経由で記憶装置125から操作パネルの送信先309として指定されたパソコン500に送信される。なお、ここで、図5に示したような階層化構造を有する文書データが生成されてパソコン500に送信される。最後に、ステップS809で、ADFから原稿を取り除き全ての動作が完了する。
【0042】以下に、ADFによる原稿の給送について詳細に説明する。
【0043】図2はADFの構成図であり、矢印(1)から(9)は原稿が搬送されるパスを示したものである。
【0044】最初に、読み取るべき原稿を原稿積載トレイ201に上向きに置く。原稿積載トレイ201は、原稿を給紙するために左側に寄り、図の一点鎖線で示すように右上方向に傾く。その後、原稿は矢印方向(1)に進み、半月ローラ203に到達する。半月ローラ203と分離ローラ204の回転により、原稿は上側から1ページずつ分離され、原稿先頭の第1ページ目が矢印(2)方向へと搬送される。この原稿は搬送ローラ205にくわえ込まれ、矢印(3)方向へと進行していき、やがて搬送ベルト206によって矢印(4)方向へ誘導される。全面搬送ベルト206では、原稿を全面で吸着搬送すべく摩擦力が働き、原稿をプラテン上所定の位置で正確に停止させることができる。これらADF動作のシーケンス制御はすべてADFコントローラ105によって行われている。
【0045】所定の位置で停止した原稿は、スキャナ100の露光系コントローラ107の制御によって露光され、原稿が走査され、第1ページ目の表面が読み取られる。第1ページ目表面の走査終了後、全面搬送ベルト206は逆回転し、矢印(4)とは反対方向である矢印(5)方向へと原稿が移動するように動作をする。原稿は矢印(6)方向へと進行し、やがて搬送大ローラ207の回転搬送力によってローラに巻き付くように矢印(7)方向へと進む。
【0046】ここで、切り替えフラッパ210の働きについて説明する。この切り替えフラッパ210は、原稿を排紙するかまたは原稿を反転させて再度読み取るかのいずれかを選択させるために、搬送方向を切り替える役目を持っている。図2で図示した切り替えフラッパ210の位置は、原稿を反転させ再度読み取る場合の位置を示している。この制御によって原稿は矢印(8)へと進むことになり、やがて搬送ローラ205にくわえ込まれ、前述同様のシーケンスに従い全面搬送ベルト206によって所定位置で停止したのち、第1面裏面としてスキャナ100で読み取られる。
【0047】第1ページ目裏面の走査終了後は、前述同様に排紙シーケンスが動作し、矢印(5)→(6)→(7)と搬送される。切り替えフラッパ210を図2に示した位置から黒印を中心に反時計方向に切り替えることにより、原稿の搬送方向は矢印(9)の方向へと導かれ、排紙ローラ208によって最終的に積載トレイ201へと戻ってくる。
【0048】第2ページ目以降は、第1ページ目と同様のシーケンスによって表面から裏面へと順番に原稿が走査され、最終ページ裏面が終わると一連の原稿読み取りが終了する。
【0049】以上説明したように、本実施形態によれば、原稿スキャナ装置において、スキャンされる文書についての属性を記載し、構造化文書として画像データを出力する場合、記載すべき属性項目を、スキャン動作開始時点までに入力させ、スキャナ装置が自動的に書き込む構成としたことによって、操作者の作業量を大幅に削減できると共に、読み込まれた画像データを後に検索する場合でも、文書に添付される属性項目が多く存在することで精度良く検索することが可能であるという効果がある。
【0050】なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0051】また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0052】さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、原稿文書をスキャンして格納するにおいて、文書属性の少なくとも一部が自動的に作成、格納されるので、文書格納作業の作業効率を格段に高めることが可能となる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成12年7月27日(2000.7.27)
【代理人】 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳 (外2名)
【公開番号】 特開2002−41552(P2002−41552A)
【公開日】 平成14年2月8日(2002.2.8)
【出願番号】 特願2000−227586(P2000−227586)