| 【発明の名称】 |
半導体回路装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】甲斐 俊也
【氏名】小川 淳
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| 【要約】 |
【課題】従来、マイクロコントローラのアドレス出力は全ビット同時に出力されアドレスデコードは全ビット同時に行われるため大きな瞬時電流が発生し、不要輻射ノイズの原因となっていた。
【解決手段】アドレスの出力またはアドレスデコードを数ビットごとに分割して行うことでアドレスバスの変化をできるだけ小さくし、瞬時電力を抑え不要輻射ノイズを低減する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 周辺機能へのアクセス時、アドレスの出力を分割することを特徴とする半導体回路装置。 【請求項2】 周辺機能のアドレスデコードを分割して行うことを特徴とする半導体回路装置。 【請求項3】 メモリへのアクセス時、アドレスの出力を分割することを特徴とする請求項1記載の半導体回路装置。 【請求項4】 メモリのアドレスデコードを分割して行うことを特徴とする請求項2記載の半導体回路装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコントローラにおけるアドレスデコーダの瞬時電力を抑えることを可能にする半導体回路装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、マイクロコントローラにおける周辺機能へのアクセスは図3に示す構成をとり、CPU21からアドレス出力23は全ビット同時に出力されアドレス出力23を有効にするアドレスバリッド信号22によって、アドレスデコーダ24〜26に入力されたアドレス出力が有効となり全ビット同時にデコードされ、前記アドレスデコーダ24〜26よりデコード結果30〜32が出力される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】図3の構成をとる場合、アドレスが全ビット同時に出力され、全ビット同時にアドレスデコードされるため、アドレスの変化が大きい場合やアドレスの桁上がりの際に前記アドレスデコーダ24〜26において大きな瞬時電力を消費するという問題があった。またマイクロコントローラがスローモードで動作する時や低い動作周波数での動作時においては、低速で動作することで全体的な消費電力は抑えられているのに、アドレスデコード時の瞬時電力は変わらないという問題があった。 【0004】本発明は、マイクロコントローラにおけるアドレスデコード時の瞬時電力を低減する半導体回路装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の半導体回路装置はアクセススピードが許す限り分割して出力することを特徴とする。この場合アクセス時にウエイトが入った場合はウエイト数分だけ分割することで最大の効果を得る。また本発明の請求項2記載の半導体回路装置はアドレスデコードを分割して行うことを特徴とする。ここにおいても動作スピードが許す限りデコードを分割することで最大の効果を得る。これによりアドレスバスの同時変化を分散することができ、従来同時に変化することで発生していたアドレスデコード時の瞬時電力が低減できるという作用が得られる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図1、図2を用いて説明する。 【0007】図1は、本発明の一実施形態であるアドレス出力分割回路である。 【0008】1は、アドレス出力部である。2は、アドレス出力部より出力されたアドレスの上位ビットである。3は、アドレス出力部より出力されたアドレスの下位ビットである。4は、アドレス上位ビットを出力するタイミングを制御する第一タイミングクロックである。5は、アドレス下位ビットを出力するタイミングを制御する第二タイミングクロックである。6は、第一タイミングクロックによってアドレスの上位ビットをアドレスバスに出力するフリップフロップである。7は、第二タイミングクロックによってアドレスの下位ビットをアドレスバスに出力するフリップフロップである。8は、フリップフロップ6によって出力された、アドレスの上位ビットである。9は、フリップフロップ7によって出力された、アドレスの下位ビットである。10は、アドレスバスである。 【0009】以上のように構成された本発明の実施の形態について、以下に動作を説明する。 【0010】図1において、アドレス出力部1より出力されたアドレス値を上位ビット出力2と下位ビット出力3に分けて扱う。実施の形態では2分割であるが分割数は同様の手法を用いれば最大ではアドレスバスのビット数分分割できる。前記上位ビット出力2はフリップフロップ6に入力され第一タイミングクロック4によって上位ビットアドレスバス8に出力される。前記第一タイミングクロック4はマイクロコントローラのシステムクロックであってもよいし、マイクロコントローラの原発振であってもよい。また前記下位ビット出力3についてはフリップフロップ7に入力され前記第一タイミングクロック4よりも時間的に遅れた位相の第二タイミングクロック5によって下位ビットアドレスバス9に出力される。前記第二タイミングクロック5を第一タイミングクロック4よりも遅れさせる手法として、もしシステムの動作速度を落とすことなく実現させようとするならば、前記第一タイミングクロックにマイクロコントローラの原発振の立ち上がりを用い、第二タイミングクロックにマイクロコントローラの原発振の立ち下がりを用いれば可能である。 【0011】またマイクロコントローラがレジスタへのアクセスを1ウエイトアクセスとする場合第一タイミングクロック4をマイクロコントローラのシステムクロックの立ち上がりとし、第二タイミングクロック5をマイクロコントローラのシステムクロックの2分周されたクロックの立ち上がりとすればアドレスを分割して出力することが可能となる。図1については2分割での出力が可能であるが、同様の手法を用い、アクセスのウエイト数だけ分割することが可能である。 【0012】さらに分割の手法としてはトランジスタの遅延を用いた分割方法がある。例えば第一タイミングクロック4をシステムクロックで構成し前記システムクロックを配線遅延とトランジスタのゲート遅延で意図的に遅延させたクロックを第二タイミングクロック5とすることで可能である。この場合マイクロコントローラがスローモードなどの低消費電力モードに入った場合システムクロック自体が遅くなったとしても第二タイミングクロックの遅延時間は変わらないため、最大でアドレスバスのビット幅の数だけ分割することが可能でシステムクロックに同期した遅延クロックではないため、1バスサイクル内での分割も可能となる。 【0013】前記アドレス分割方式はレジスタアクセスだけでなく、メモリアクセスであるとしてもよい。 【0014】図2は、本発明の一実施形態であるアドレスデコード分割回路である。 【0015】11は、アドレスバスである。12は、上位ビットアドレスバスである。13は、下位ビットアドレスバスである。14は、第一タイミングクロックである。15は、第一タイミングクロックよりも時間的に位相が遅れた第二タイミングクロックである。16は、第一タイミングクロック14によってアドレスの上位ビットを出力するフリップフロップである。17は、第二タイミングクロック15によってアドレスの下位ビットを出力するフリップフロップである。18は、アドレスデコーダに入力されるアドレスの上位ビットである。19は、アドレスデコーダに入力されるアドレスの下位ビットである。20は、アドレスデコーダである。 【0016】以上のように構成された本発明の実施の形態について、以下に動作を説明する。 【0017】図2についてアドレスバス11のアドレス値を上位ビットアドレスバス12と下位ビットアドレスバス13に分割し、前記上位ビットアドレスバス12はフリップフロップ16に入力され第一タイミングクロック14によって上位アドレス18に出力される。前記下位ビットアドレスバス13についてはフリップフロップ17に入力され第二タイミングクロック15によって下位ビットアドレス19に出力される。二つのタイミングで分割して出力されたアドレスに対し、アドレスデコーダ20は上位ビットと下位ビットに分割してアドレスデコードを行う。 【0018】図2の構成においても上述のような第一タイミングクロックおよび第二タイミングクロックの生成方法が可能である。 【0019】またアドレスデコード方式はレジスタアクセスでなくメモリアクセスであるとしてもよい。 【0020】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の半導体回路装置によれば、アドレスバスが分割して変化するため瞬時電力を低減する作用が得られる。本発明の請求項2の半導体回路装置によればアドレスデコードが分割して行われるためアドレスデコード時の瞬時電力を低減する作用が得られる。瞬時電力を抑えることにより不要輻射ノイズの低減の作用も得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年7月12日(2000.7.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−24005(P2002−24005A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月25日(2002.1.25) |
| 【出願番号】 |
特願2000−211060(P2000−211060) |
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