| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】青木 信次
【氏名】泉 貴雄
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| 【要約】 |
【課題】この発明は、現像ローラや層厚規制部材への現像剤の固着を防止できるようにした非磁性1成分の現像剤を用いる接触現像方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】この発明は、静電潜像を担持する感光体ベルト2と、この感光体ベルト2に当接され、感光体ベルト2に担持された静電潜像に非磁性1成分の現像剤を供給して現像剤像とする現像ローラ24と、この現像ローラ24に接触され該現像ローラ24上に形成される現像剤の層厚を一定に規制する層厚規制ブレード26と、感光体ベルト2に担持された現像剤像を用紙に転写させる転写ユニットとを具備し、感光体ベルト2、現像ローラ24及び層厚規制ブレード26はそれぞれ金属材料により構成される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】静電潜像を担持する像担持ベルトと、この像担持ベルトに当接され、前記像担持ベルトに担持された静電潜像に非磁性1成分の現像剤を供給して現像剤像とする現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラ上に形成される現像剤の層厚を一定に規制する層厚規制部材と、前記像担持ベルトに担持された現像剤像を被転写体に転写させる転写ユニットと、を具備し、前記像担持ベルト、現像ローラ及び層厚規制部材はそれぞれ金属材料により構成される画像形成装置。 【請求項2】前記現像ローラはアルミニューム製、またはステンレス製、或は真鍮製である請求項1記載の画像形成装置。 【請求項3】前記層厚規制部材はステンレス製、または、バネ性を有するリン青銅製である請求項1記載の画像形成装置。 【請求項4】前記像担持ベルトは基材とこの基材上に形成される感光層とを有し、前記基材がNi電鋳製である請求項1記載の画像形成装置。 【請求項5】前記像担持ベルトを冷却する冷却装置を備えた請求項1記載の画像形成装置。 【請求項6】静電潜像を担持する像担持ベルトと、この像担持ベルトに当接され、前記像担持ベルトに担持された静電潜像に非磁性1成分の現像剤を供給して現像剤像とする現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラ上に形成される現像剤の層厚を一定に規制する層厚規制ローラと、前記像担持ベルトに担持された現像剤像を被転写体に転写させる転写ユニットと、を具備し、前記像担持ベルト、現像ローラ及び層厚規制ローラはそれぞれ金属材料により構成した画像形成装置。 【請求項7】前記層厚規制ローラは前記現像ローラとの接触部において前記現像ローラと逆方向に回転する請求項1記載の画像形成装置。 【請求項8】前記現像ローラはアルミニューム製、またはステンレス製、或は真鍮製である請求項6記載の画像形成装置。 【請求項9】前記層厚規制ローラはステンレス製、または、バネ性を有するリン青銅製である請求項6記載の画像形成装置。 【請求項10】前記像担持ベルトは基材とこの基材上に形成される感光層とを有し、前記基材がNi電鋳製である請求項6記載の画像形成装置。 【請求項11】前記像担持ベルトを冷却する冷却装置を備えた請求項6記載の画像形成装置。 【請求項12】静電潜像を担持する像担持ベルトと、この像担持ベルトに当接され、前記像担持ベルトに担持された静電潜像に非磁性1成分の現像剤を供給して現像剤像とする現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラ上に形成される現像剤の層厚を一定に規制する層厚規制部材と、前記像担持ベルトに担持された現像剤像を被転写体に転写させる転写ユニットと、を具備し、前記像担持ベルト、現像ローラ及び層厚規制部材はそれぞれ金属材料により構成され、前記現像ローラは現像動作の終了後において前記像担持ベルトに当接する画像形成装置。 【請求項13】前記現像ローラはアルミニューム製、またはステンレス製、或は真鍮製である請求項12記載の画像形成装置。 【請求項14】前記層厚規制ローラはステンレス製、または、バネ性を有するリン青銅製である請求項12記載の画像形成装置。 【請求項15】前記像担持ベルトは基材とこの基材上に形成される感光層とを有し、前記基材がNi電鋳製である請求項12記載の画像形成装置。 【請求項16】前記像担持ベルトを冷却する冷却装置を備えた請求項12記載の画像形成装置。 【請求項17】前記現像ローラを複数配置し、前記像担持ベルトに担持された静電潜像に異なる色の非磁性1成分の現像剤を供給してカラー現像する請求項12記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真を応用した複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の画像形成装置には感光体ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像ローラにより非磁性1成分の現像剤を供給して現像するものがある。現像ローラには層厚規制部材が当接され、この層厚規制部材により現像ローラ上に所定の厚さで非磁性1成分現像剤の層が形成される。感光体ドラムは例えば、アルミニューム製の素管と、この素管の外周面に被覆される感光層とならなる。 【0003】ところで、静電潜像を良好に現像するためには、感光体ドラムと現像ローラとの接触部で十分なニップを確保する必要がある。 【0004】そこで、従来においては、感光体ドラムの基材をアルミニューム製の素管により構成し、現像ローラを弾性ゴム材で構成し、層厚規制部材をバネ性を有する金属製の層厚規制ブレードで構成している。 【0005】しかしながら、現像ローラを弾性ゴム材により構成すると、感光体ドラムとの接触部でニップを十分に確保することはできるが、現像ローラと層厚規制ブレードとのニップ部で生じる摩擦熱が弾性ゴム材である現像ローラに容易に蓄熱してしまう。このため、結果として層厚規制ブレードや現像ローラに現像剤が固着してしまい良好な現像が期待できなくなる。 【0006】一方、従来の電子写真方式の画像形成装置には、金属製の現像ローラと、基材がポリエステル(PET)等の高分子フィルムである感光体ベルトとを組み合わせて構成されるものがある。層厚規制ブレードは金属の板バネか、或はその表面にウレタン樹脂などのチップを設けるものが使用される。この従来例では、現像ローラを金属で構成するため、現像ローラそのものの熱伝導性及び放熱性は良い。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光体ベルトの基材をポリエステル(PET)樹脂で構成するため、感光体ベルトの熱伝導性及び放熱性に乏しい。このため、層厚規制ブレードと現像ローラとの接触部で生じる摩擦熱が現像器に蓄熱され、現像ローラや層厚規制ブレードに現像剤が固着して良好な現像が期待できなくなるという不都合がある。 【0008】本発明は、上記事情に着目してなされたもので、現像ローラや層厚規制部材への現像剤の固着を防止できるようにした非磁性1成分の現像剤を用いる接触現像方式の画像形成装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、静電潜像を担持する像担持ベルトと、この像担持ベルトに当接され、前記像担持ベルトに担持された静電潜像に非磁性1成分の現像剤を供給して現像剤像とする現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラ上に形成される現像剤の層厚を一定に規制する層厚規制部材と、前記像担持ベルトに担持された現像剤像を被転写体に転写させる転写ユニットとを具備し、前記像担持ベルト、現像ローラ及び層厚規制部材はそれぞれ金属材料により構成される。 【0010】本発明の画像形成装置は、静電潜像を担持する像担持ベルトと、この像担持ベルトに当接され、前記像担持ベルトに担持された静電潜像に非磁性1成分の現像剤を供給して現像剤像とする現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラ上に形成される現像剤の層厚を一定に規制する層厚規制ローラと、前記像担持ベルトに担持された現像剤像を被転写体に転写させる転写ユニットとを具備し、前記像担持ベルト、現像ローラ及び層厚規制ローラはそれぞれ金属材料により構成される。 【0011】本発明の画像形成装置は、静電潜像を担持する像担持ベルトと、この像担持ベルトに当接され、前記像担持ベルトに担持された静電潜像に非磁性1成分の現像剤を供給して現像剤像とする現像ローラと、この現像ローラに接触され該現像ローラ上に形成される現像剤の層厚を一定に規制する層厚規制部材と、前記像担持ベルトに担持された現像剤像を被転写体に転写させる転写ユニットと、を具備し、前記像担持ベルト、現像ローラ及び層厚規制部材はそれぞれ金属材料により構成され、前記現像ローラは現像動作の終了後において前記像担持ベルトに当接する。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。 【0013】図1は、本発明の一実施の形態である電子写真プロセスを用いた画像形成装置1を示すものである。 【0014】画像形成装置1は像担持ベルトとしての感光体ベルト2を備えている。この感光体ベルト2は第1乃至第5のローラ2a〜2e間に掛け渡されて矢印方向に走行される。感光体ベルト2の周囲部にはその走行方向に沿って順次、帯電装置5、露光装置4、第1乃至第4の現像器8a〜8d、中間転写体3及びクリーニング装置6が配設されている。また、中間転写体3の周囲部には剥離装置12及びクリーナー15が配設されて画像形成部17が構成されている。 【0015】第1の現像器8aはイエロートナーを供給し、第2の現像器8bはマゼンタトナーを供給し、第3の現像器8cはシアントナーを供給し、第4の現像器8dはブラックトナーを供給するものである。 【0016】帯電装置5は、感光体ベルト2を所定の電位に帯電させるもので、露光装置4は感光体ベルト2に静電潜像を形成するものである。第1乃至第4の現像器8a〜8dは感光体ベルト2上の静電潜像にトナーを供給してトナー像とするもので、中間転写体3は感光体ベルト2上のトナー像を一時的に保持するものである。クリーニング装置6は感光体ベルト2に残ったトナーを除去するものである。クリーナー15は中間転写体3をクリーニングするもので、剥離装置12は後述する用紙を中間転写体3から剥離するものである。 【0017】感光体ベルト2は第1乃至第5のローラ2a〜2e間に掛け渡されることにより所定の張力が与えられている。感光体ベルト2の第1及び第2のローラ2a、2b間に位置する部位は中間転写体3の外周面に密着されている。感光体ベルト2の第3及び第4のローラ2c,2d間に位置する部位は第1乃至第4の現像器8a〜8dとの間に一定の間隔が維持されている。 【0018】第1乃至第5のローラ2a〜2eの何れかのローラが図示されない駆動モータにより回転駆動されることにより、感光体ベルト2が矢印方向に所定の速度で走行されるようになっている。 【0019】画像形成部17の下方部には、所定のサイズの用紙Pを収納する用紙カセット18が設けられている。用紙カセット18には用紙Pを1枚ずつ取り出す給紙ローラ7が設けられている。給紙ローラ7によって取り出された用紙Pは搬送手段19により搬送路20に沿って上方へ搬送される。搬送路20中には用紙搬送方向に向かって順次、搬送ローラ9、アライニングローラ10、転写ローラ11、剥離装置12、及び定着装置13が配設されている。 【0020】アライニングローラ10は搬送手段19によって搬送される用紙Pを一旦停止させて、搬送方向に対する用紙Pの傾きを除去するとともに、用紙Pの先端と中間転写体3上のトナー像の先端とを一致させるためのものである。 【0021】また、剥離装置12はトナー像が転写された用紙PにACチャージを付与して用紙Pを中間転写体3から剥離するためのものである。定着装置13は用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着するものである。中間転写媒体3の上方部には定着装置13から排出される用紙を受ける排紙トレイ18が設けられている。 【0022】次に、上記した画像形成装置のフルカラー印字動作について説明をする。 【0023】まず、感光体ベルト2を走行させ、この感光体ベルト2の表面を帯電器5によって一様の電位に帯電させる。この帯電後、感光体ベルト2の表面に露光装置4によってイエロー画像に対応した露光がなされ、静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ベルト2の走行によりイエロー現像器8aに向かって送られ、イエロー現像器8aからイエロートナーが供給されることにより現像される。この現像されたトナー像は中間転写体3に向かって送られ、中間転写体3上に転写される。このトナー像の転写後、中間転写体3から剥離された感光体ベルト2は除電器14で光除電され、また、中間転写体3に転写されずに感光体ベルト2上に残ったトナーはベルトクリーナー6でクリーニングされる。このクリーニングされたトナーは廃トナーボックスに回収される。 【0024】ついで、感光体ベルト2は帯電器5により再帯電され、露光装置4によってマゼンタ画像に対応した露光がなされ、静電潜像が形成される。この静電潜像は感光体ベルト2の走行によりマゼンタ現像器8bに向かって送られ、マゼンタ現像器8bからマゼンタトナーが供給されることにより現像されてトナー像となる。 【0025】このマゼンタのトナー像は既に形成されている中間転写体3上のイエロー画像に重ねて転写される。そして、シアン画像、ブラック画像についても同様な工程を重ねて中間転写体3上に4色重ねの画像を形成する。その後、中間転写体3と転写ローラ11との間に用紙Pを給紙し、用紙Pに4色重ねのトナー画像を一括して2次転写する。 【0026】4色のトナー画像が転写された用紙Pは、剥離装置12によって中間転写体3から剥離される。この剥離された用紙Pは定着装置13に搬送され、この定着装置13でトナー画像が用紙Pに定着されてカラ一画像が形成される。このカラー画像が形成された用紙Pは排紙トレイ18上に排出される。 【0027】一方、中間転写体3上には用紙Pに転写しきれなかったトナーが残留するため、2次転写後完了後にクリーナー15を接触させて中間転写体3をクリーニングする。 【0028】なお、先に記述した4色の重ね画像を中間転写体3上に作成している間は、中間転写体クリーナー15は中間転写体3から離間している。 【0029】図2は、第1乃至第4の現像器8a〜8dと感光体ベルト2とを示す構成図である。 【0030】現像器8a〜8dは前面が開口する筐体21を備え、この筐体21内には現像剤として非磁性1成分トナー22が収容されている。筐体21内の前部側には現像ローラ24が回転自在に設けられ、この現像ローラ24には剥離供給ローラ25が転接されている。現像ローラ24の下部側には層厚規制部材としての層厚規制ブレード26が当接されている。さらに、筐体21内には3つの搬送ばね28〜30と、1つの回収攪拌パドル31が配設されている。 【0031】現像時には、現像ローラ24、剥離供給ローラ25、及び搬送ばね28〜30、さらに回収攪拌パドル31がそれぞれ回転される。 【0032】搬送ばね28〜30の回転により、トナー22が剥離供給ローラ25に搬送され、剥離供給ローラ25の回転によりトナー22が現像ローラ24に送られて担持される。この担持されたトナー22は現像ローラ24の回転により搬送され、その層厚が層厚規制ブレード26により所定の厚さに規制される。この層厚が規制されたトナーは現像ローラ24の回転により感光体ベルト2上の潜像に供給されて潜像を現像する。 【0033】ところで、現像ローラ24はアルミニューム材により構成され、層厚規制ブレード26はステンレス鋼(SUS)により構成されている。また、感光体ベルト2は基材2aとこの基材2aの表面に被覆される感光層2bとからなり、基材2aはNi電鋳により構成されている。 【0034】層厚規制ブレード26の厚さは0.1mmで、現像ローラ24への層厚規制ブレード26の押圧力は70gf/cmとなっている。感光体ベルト2の感光層2bの厚さは20μmで、基材2aのNi電鋳の厚さは100μmとなっている。現像ローラ24の周速度は400mm/sで、感光体ベルト2の走行速度は180mm/sである。 【0035】図3は、現像動作時における現像ローラ24の温度変化を示すものである。 【0036】なお、図3には、現像ローラ、層規制ブレード、感光体の基材のいずれかが金属以外の材料により構成された場合、即ち、現像ローラがゴムで構成された場合、または、感光体の基材が厚さ100μmのPETにより構成された場合、或は、層厚規制ブレードが厚さ1mmのウレタンチップにより構成された場合における現像ローラの温度変化も示されている。 【0037】この実施の形態では、現像ローラ24も層規制ブレード26も金属製であるため、放熱性が高く、且つ熱伝導率も高いので、現像ローラ24と層規制ブレード26との接触部で発生する摩擦熱は現像器8a(〜8d)に蓄熱されにくく、感光体ベルト2側へ効率的に移動する。 【0038】また、感光体ベルト2自身についても基材2aが金属製であり、且つ薄層であるため、熱伝導性、放熱性に優れ、結果として現像器8a(〜8d)の温度上昇を効果的に抑制できる。 【0039】なお、現像ローラ24の材質はステンレス(SUS)や真鍮等でも同様の効果が得られる。 【0040】また、層厚規制ブレード26の材質はバネ性を有するリン青銅などの金属でも良い。 【0041】感光体ベルト2の基材2aとして使用されるNi電鋳の厚さは通常40〜150μmである。 【0042】図4は、本発明の第2の実施の形態である画像形成部を示すものである。 【0043】尚、上記した第1の実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。 【0044】この第2の実施の形態では、層厚規制部材としてアルミニューム製の層厚規制ローラ33が用いられている。現像ローラ24としてはステンレス製のものが用いられている。層厚規制ローラ33の現像ローラ24に対する押圧力は70gf/cmとなっている。 【0045】層厚規制ローラ33は現像ローラ24との当接部において現像ローラ24に対して反対方向に回転している。現像ローラ24と層厚規制ローラ33との周速比は0.2以下が良い。 【0046】図5は、現像動作時における現像ローラ24の温度変化を示すものである。 【0047】なお、図5には、現像ローラ、層規制ブレード、感光体の基材のいずれかが金属以外の材料により構成された場合、即ち、現像ローラがゴムで構成された場合、または、感光体の基材が厚さ100μmのPETにより構成された場合、或は、層厚規制ブレードが厚さ1mmのウレタンチップにより構成された場合における現像ローラの温度変化も示されている。 【0048】この第2の実施の形態は、上記した第1の実施の形態と同様に感光体ベルト2、現像ローラ24及び層厚規制ローラ33が金属製であるため、放熱性が高く、且つ熱伝導率も高いので、現像ローラ24と層厚規制ローラ33との接触部で発生する摩擦熱は現像器8a(〜8d)に蓄熱されにくく、感光体ベルト2側へ効率的に移動する。 【0049】さらに、層厚規制部材として金属製の層厚規制ローラ33を用いるため、ブレード形状の層厚規制部材と比較して放熱面積が大きくなり、結果として現像器8a(〜8d)の温度上昇の抑制効果を上げることが可能となる。 【0050】また、現像動作時の現像ローラ24と層厚規制ローラ33との接触位置は現像動作、即ち、現像ローラ24と層厚規制ローラ33の回転動作に伴って常に変化するため、現像ローラ24と層厚規制ローラ33との接触部が局所的に高温状態になることもない。従って、現像ローラ24と層厚規制ローラ33との接触部におけるトナー固着はほとんど起こらない。 【0051】なお、層厚規制ローラ33の材質はステンレス(SUS)、真鍮等でも良く、現像ローラ24の材質もアルミニューム、真鍮でも良い。また、層厚規制ローラ33の駆動は現像ローラ24の回転に伴っての従動回転ではなく、固有モータによる駆動であっても良い。 【0052】図6は本発明の第3の実施の形態を示すものである。 【0053】なお、第1の実施の形態で示した部分と同一部分については、同一番号を付してその説明を省略する。 【0054】この第3の実施の形態は画像形成装置の現像器8a(〜8d)を連続駆動して画像形成動作を終了した後に、現像器8a(〜8d)の現像ローラ24を感光体ベルト2に接触させるものである。 【0055】図7は、画像形成動作を終了した後に、現像器8a(〜8d)の現像ローラ24と感光体ベルト2とを当接した場合と、当接しない場合の現像ローラ24の放熱速度を比較して示すものである。 【0056】この第3の実施の形態は上記した第1の実施の形態と同様に現像ローラ24、及び層厚規制ブレード26、さらに、感光体ベルト2が金属製であるため、放熱特性、熱伝導性に優れ、現像器8a(〜8d)で発生する熱は効率的に感光体ベルト2側へ移動する。従って、画像形成動作終了後に、現像ローラ24を感光体ベルト2に当接させることによって、現像器8a(〜8d)における蓄熱を防止することができる。 【0057】図8及び図9は、画像形成装置によりモノクロ画像を出力した場合の現像器8a(〜8d)の現像ローラ24と感光体ベルト2との離間、当接動作を示すフローチャート図である。 【0058】図8は、現像動作終了後に一時的に現像器と感光体ベルト2とを離間させ、感光体ベルト2の駆動を完全に終了させた後、即ち、出力用紙への2次転写が終了した後に再度両者を当接させる場合を示す。 【0059】図9は、現像動作が終了しても現像器8dと感光体ベルト2とは当接したままとし、2次転写終了後に現像器と感光体ベルト2との回転を同時に停止させる場合を示す。 【0060】図8に示すフローについて説明する。 【0061】まず、感光体ベルト2からすべての現像器8a(〜8d)を離間させる(ステップS1)。この離間後、感光体ベルト2を駆動させる(ステップS2)。ついで、フローには明記されていないが、感光体ベルト2の表面が帯電、露光され静電潜像が形成される。その後、現像器8dの現像ローラ24が回転され(ステップS3)、この回転する状態で感光体ベルト2に当接される(ステップS4)。この現像ローラ24の当接により現像が行われる。ついで、現像回数が出力予定枚数を満たすか否かが判別され(ステップS5)、満たさない場合には、(帯電、露光)、現像動作が繰り返される。現像回数が出力予定枚数に達した場合には、現像器8dを感光体ベルト2から一時的に離間させ(ステップS6)、現像ローラ24の回転を停止させる(ステップS7)。そして、感光体ベルト2の駆動を停止した後に(ステップS8)、再度、現像器を感光体ベルト2に当接させることにより(ステップ9)、現像器の蓄熱を防ぐ。 【0062】次に、図9に示すフローについて説明する。 【0063】まず、感光体ベルト2から現像器8a(〜8d)を離間させる(ステップS11)。この離間後、感光体ベルト2を駆動させる(ステップS12)。ついで、フローには明記されていないが、感光体ベルト2の表面が帯電、露光され静電潜像が形成される。その後、現像ローラ24が回転され(ステップS13)、この回転する状態で感光体ベルト2に当接される(ステップS14)。この現像ローラ24の当接により現像が行われる。ついで、現像回数が出力予定枚数に満たすか否かが判別され(ステップS15)、満たさない場合には、(帯電、露光)、現像動作が繰り返される。現像回数が出力予定枚数に達した場合には、現像器と感光体ベルト2との駆動を停止させる(ステップS16)。 【0064】上記した図8に示すフローは、図9に示すフローに比較して感光体ベルト2に対する現像ローラ24の離間、当接の動作が多くなるデメリットがある。しかし、図8に示すフローは、感光体ベルト2からの現像ローラ24の離間時には現像ローラ24の回転を止めることができるので、熱の発生が押さえられる点で図.9に示すフローよりも有利である。 【0065】なお、図9で示すフローでは、現像動作終了直後に感光体ベルト2が駆動している状態で現像ローラ24の回転のみ停止させる場合、もしくは感光体ベルト2が停止している状態で現像ローラ24だけが駆動していると、感光体ベルト2と現像ローラ24との摺接によって感光体ベルト2の表面が劣化するので,できるだけ両者を同時に停止させる方が好ましい。 【0066】本実施例では,モノクロ画像の出力速度はカラー出力時の4倍になるので現像器での熱の発生量が多い。 【0067】従って、モノクロ画像の連続印字の場合、少なくともブラック現像器8dはプロセス非動作時に感光体ベルト2に当接させることが望ましい。カラー画像形成後はブラックの現像器8dだけを感光体ベルトに当接させても良く、また、全ての現像器を当接させても良い。 【0068】図10は本発明の第4の実施の形態である画像形成装置を示すものである。上記実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。 【0069】この第4の実施の形態では、感光体ベルト2を冷却する冷却用ファン34を感光体ベルト2の内側に備えている。冷却用ファン34としては、例えば50mm角、厚み10mm、最大風量0.27m 3/mmが用いられる。 【0070】この実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、感光体ベルト2、及び現像ローラ24さらに、層厚規制ブレード26をすべて金属製とするため、放熱性、熱伝導性に優れ、現像器8a(〜8d)で発生する熱は効率的に感光体ベルト2側へ移動する。 【0071】さらに、感光体ベルト2を冷却用ファン34によって冷却するため、現像器8a(〜8d)の熱を奪う効果を高めている。これによって、現像ローラ24や層厚規制ブレード26ヘのトナーの固着を効果的に抑制できる。 【0072】図11は、本発明の第5の実施の形態である画像形成装置を示すものである。上記実施の形態で示した部分と同一部分については同一番号を付してその説明を省略する。 【0073】この第5の実施の形態では、感光体ベルト2を冷却する冷却用ファン35を現像器8dの下部側に位置して設け、感光体ベルト2の外面側に冷却風を吹き付けて冷却する。 【0074】この第5の実施の形態によっても上記した第4の実施の形態と同様の作用効果を奏する。 【0075】以上説明したように、本発明の画像形成装置は、現像ローラ24及び層厚規制ブレード26、さらに、感光体ベルト2の基材2aを金属材料により構成するため、現像ローラ24と層厚規制ブレード26との接触部で生じる摩擦熱を効率的に感光体ベルト2側へ移動させて放熱させることができる。 【0076】従って、現像器の温度上昇を防止でき、現像ローラ24や層厚規制ブレード26にトナーが固着せず、良好な現像が可能となる。 【0077】また、層厚規制部材を金属製の層厚規制ローラ33とした場合には、ブレードタイプの層厚規制部材と比較して放熱面積がアップしてより一層の温度上昇抑制効果が得られる。 【0078】また、画像形成動作の終了後には、現像器の現像ローラ24と感光体ベルト2とを当接させるため、現像器の放熱効果を促進することができる。 【0079】さらに、感光体ベルト2を冷却装置34,35によって冷却するため、現像器の温度上昇をより一層確実に抑制することができる。 【0080】 【発明の効果】本発明は以上説明したように、現像ローラ及び層厚規制部材、さらに、感光体ベルトを金属材料により構成するため、現像ローラと層厚規制部材との接触部で生じる摩擦熱を効率的に像担持体ベルト側へ移動させて放熱させることができる。 【0081】従って、現像器の温度上昇を防止でき、現像ローラや層厚規制部材にトナーが固着せず、良好な現像が可能となる。 【0082】また、層厚規制部材を金属製の層厚規制ローラとした場合には、ブレードタイプの層厚規制部材と比較して放熱面積がアップしてより一層の温度上昇抑制効果が得られる。 【0083】また、画像形成動作の終了後には、現像器の現像ローラと感光体ベルトとを当接させるため、現像器の放熱効果を促進することができる。 【0084】さらに、像担持体ベルトを冷却装置によって冷却するため、現像器の温度上昇をより一層確実に抑制することができる |
| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年9月25日(2001.9.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−351210(P2002−351210A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月6日(2002.12.6) |
| 【出願番号】 |
特願2001−292415(P2001−292415) |
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