| 【発明の名称】 |
トナー容器 |
| 【発明者】 |
【氏名】後地 孝彦
【氏名】吉野 公啓
【氏名】長野 和明
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| 【要約】 |
【課題】トナー容器の装着の際に、装着の途中でトナー排出口が開口されるのを防止するために、トナー排出口を密閉するシール部材に余裕分を設けたトナー容器があるが、このようなトナー容器では、余裕分が画像形成装置に接触して装着の障害になる、円滑なトナー補給を妨げる等の問題がある。
【解決手段】シール部材の余裕分の浮き上がりを防止する抑え部材を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トナー排出口を備えた容器本体、該容器本体にスライド可能に取り付けられた開口部材及び前記トナー排出口を塞ぐように前記容器本体に接着され、前記開口部材を周回するシール部材を有し、前記シール部材は、前記開口部材の前記容器本体に対する変位により接着の少なくとも一部が剥離されて前記トナー排出口を開口する際に、前記開口部材の所定量の変位の後に剥離が行われるようにする余裕分を有するトナー容器において、前記余裕分による前記シール部材の浮き上がりを抑える抑え部材を設けたことを特徴とするトナー容器。 【請求項2】 前記抑え部材は、未装着状態において、前記シール部材を緊張状態に保持して、前記容器本体に保持させる接着テープからなることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。 【請求項3】 前記抑え部材は、弾性により前記シール部材の浮き上がりを抑えることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等に用いられる電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、かかる画像形成装置に装着されるトナー容器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のトナー補給装置、例えば、特開平10−213957号公報に記載されているトナー補給装置におけるトナー容器の装着部について、従来のトナー容器のトナー排出口部の断面図である図1により説明する。 【0003】図1のトナー容器10はトナーの収容部を構成する容器本体11と、容器本体11に対してスライド可能なリング状の開口部材13とを有する。容器本体11の端部にはトナー排出口11Aが形成される。14は容器本体11に接着剤により接着され、トナー排出口11Aを密閉しているテープ状で可撓性のシール部材である。 【0004】トナー容器10を画像形成装置本体20に挿入すると、開口部材13が画像形成装置本体20により押されて図1(a)の状態から図1(b)の状態に容器本体11に対してスライドして移動する。シール部材14は開口部材13を周回し容器本体11に固定されているので、開口部材13の移動によって、シール部材14は図1(a)から図1(b)に移動し、トナー排出口11Aを密閉している接着部分が開口部材13により剥離される。その結果、トナー排出口11Aからトナーが流出可能な状態になり、トナー容器10の回転によって、トナーはトナー容器10から流出してトナー補給が行われる。 【0005】シール部材14は、トナー排出口11Aは画像形成装置本体20の中に進入するまでは剥離されないように構成されている。即ち、シール部材14に図1(a)のように、余裕分14Aが形成されるようにシール部材14の長さが設定されている。このような余裕分14Aを設ける構成によって、トナー容器10の装着の際にトナー排出口11Aが画像形成装置本体20の外にある状態では、シール部材14が剥離されることがなく、トナー排出口11Aが画像形成装置本体20の中に収まった後にシール部材14が剥離されるので、トナー容器10の装着の際のトナー漏れ、トナー飛散等が防止される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、シール部材14に余裕分14Aを設ける構成を採った場合に、次のような問題が生ずる。余裕分14Aはトナー容器10の装着の際に、各部に接触して装着の障害になる場合がある。容器装着部には、20Aで示すような受け部が形成されているが、トナー容器10を正しい角度で取り付けないと図1(b)に示すように、トナー容器10の装着の際に受け部20Aがシール部材14に接触してこれを変形させて、トナー容器10の装着の障害になったり、シール部材14の剥離に支障を来す、トナー漏れやトナー飛散が起こる、トナー補給が円滑に行われない等の不具合が生ずる場合がある。 【0007】本発明の目的は、余裕分14Aを持ったシール部材14を有するトナー容器における前記に説明した問題を解決することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記の本発明の目的は下記の発明によって達成される。 【0009】1.トナー排出口を備えた容器本体、該容器本体にスライド可能に取り付けられた開口部材及び前記トナー排出口を塞ぐように前記容器本体に接着され、前記開口部材を周回するシール部材を有し、前記シール部材は、前記開口部材の前記容器本体に対する変位により接着の少なくとも一部が剥離されて前記トナー排出口を開口する際に、前記開口部材の所定量の変位の後に剥離が行われるようにする余裕分を有するトナー容器において、前記余裕分による前記シール部材の浮き上がりを抑える抑え部材を設けたことを特徴とするトナー容器。 【0010】2.前記抑え部材は、未装着状態において、前記シール部材を緊張状態に保持して、前記容器本体に保持させる接着テープからなることを特徴とする前記1に記載のトナー容器。 【0011】3.前記抑え部材は、弾性により前記シール部材の浮き上がりを抑えることを特徴とする前記1に記載のトナー容器。 【0012】 【発明の実施の形態】<画像形成装置>図2は本発明の実施の形態に係るトナー容器が装着される画像形成装置を示す。画像形成装置100は自動原稿搬送装置101、画像読取部102、画像形成部103、給紙部104、手差し給紙部105、定着装置106及び排紙皿107を有する。画像読取部102は原稿台ガラス102Aを有し、自動原稿搬送装置101により搬送される原稿の読取と原稿台ガラス102A上の原稿の読取とを行うことが可能であり、読み取った画像の情報を画像データとして出力する。画像形成部103は電子写真方式により画像を形成するものであり、感光体に対する帯電、露光及び現像により感光体上にトナー像を形成し、転写により記録紙にトナー像を形成する。給紙部104は給紙カセット104A、104B及び104Cを有し、給紙カセット104A、104B、104C又は手差し給紙部105から記録紙Pが画像形成部103に供給される。画像形成部103でトナー像が転写された記録紙Pは定着装置106で定着処理されて排紙皿107に排出される。108は両面画像形成用の反転搬送路である。 【0013】後に説明するトナー容器10は図示のように、画像読取部102と画像形成部103の間に装着され、トナーはトナー補給部109から画像形成部103の現像装置103Aに供給される。 【0014】<トナー容器及びトナー容器装着部>図3は、トナー容器及び画像形成装置のトナー容器装着部を示す。 【0015】トナー容器装着部は画像形成装置本体20及び画像形成装置本体20に対して移動可能な容器受け部30からなる。 【0016】画像形成装置本体20には、トナー容器10に回転を伝達する雄カップリング21、雄カップリング21を支持する回転軸22、回転軸22を回転駆動するモータM及びトナー容器と結合する結合リング23が設けられる。 【0017】容器受け部30は画像形成装置本体20に対して矢印W2で示すように移動可能であり、トナー容器10の外形に整合した円筒状の受け壁31、トナー容器10の装着位置を決める位置決め溝32及びトナー容器を弁別する弁別突起34を有する。 【0018】トナー容器10は、円筒形のボトルであり、容器本体11、固定蓋12、開口部材13及びシール部材14を有する。固定蓋12はトナー容器10にトナーを詰める際に用いられる。開口部材13は容器本体11に対してスライド可能なリング状の部材であり、位置決め用突起13Aを有する。シール部材14は両端を接着することによりエンドレスに形成された可撓性のフィルムからなり、開口部材13を周回し、接着剤16によって容器本体11に接着され、トナー排出口11Aを密閉している。容器本体11には、トナーを排出するトナー排出口11A、画像形成装置容器本体20の雄カップリング21に係合する雌カップリング11B及び内部に形成された螺旋状の突起11Cを有する。突起11Cはトナー容器10の回転時に、トナーをトナー排出口11Aが設けられている端部へ搬送する。トナー容器10はこれを矢印W1の方向に下ろすことによって、画像形成装置本体20に装着される。その際に、例えば、収容されているトナーが所定の色と異なるなどのように、トナー容器10が画像形成装置本体20に装着すべき種類と違ったものである場合には、弁別突起11Dと34との整合が取れないので、トナー容器10の誤装填が防止される。トナー容器10は、容器受け部に形成された受け壁31により位置決めされるとともに、容器受け部30の可動部に設けられた位置決め溝32と開口部材13に設けた位置決め用突起13Aとによって、位置決めされる。 【0019】トナー容器10が装填された容器受け部30を矢印W2方向にスライドさせることによって、トナー容器10は画像形成装置本体20に装着されて、トナー容器10の雌カップリング11Bと画像形成装置本体20の雄カップリング21とが係合して、モータMの駆動がトナー容器10に伝達される。トナー容器内のトナーはトナー排出口11Aから落下して排出され、結合リング23に設けられた孔23Aから落下して搬送スクリュー24により現像装置103A(図1に示す)へ供給される。 【0020】図4はトナー排出口11A部の拡大断面図であり、図4(a)は未装着のトナー容器10を示し、図4(b)は装着過程の途中におけるトナー容器10を示し、図4(c)は装着されたトナー容器10を示す。 【0021】未装着の状態では、PETフィルム等からなる可撓性のシール部材14は接着剤16により接着されてトナー排出口11Aを密閉している。シール部材14は図示のように両端部を結合することによりエンドレスに形成されているが、エンドレスである必要はなく、開口部材13を周回する構成になっていればよい。シール部材14は接着剤16によりトナー排出口11Aの周囲に接着されている。シール部材14は、また、抑え部材としての接着テープ15に接着されている。接着テープ15はシール部材14が図1の14Aで示す余裕分の浮き上がりを抑えるようにその両端で容器本体11及びシール部材14に接着されている。即ち、シール部材14の余裕分14Aが開口部材13の容器本体に対する移動方向W3の先方側に形成されるように、接着テープ15がシール部材14を緊張状態で保持している。その結果、図示のようにシール部材14は余裕分14Aを有しながら、浮き上がらない構成となっている。 【0022】なお、抑え部材としては、前記に説明した接着テープでなくともよく、例えば、シール部材14の浮き上がりを抑える板バネを用いることもできる。このような構成であるので、装着の途中における図4(b)の状態、即ち、トナー排出口11Aが画像形成装置本体20の外にある状態では、トナー排出口11Aは塞がれており、且つ、図4(a)及び図4(b)の状態において、シール部材14の浮き上がりが防止される。 【0023】従って、トナー容器10の装着角度が正規の角度からずれている場合にもシール部材14が装着部に引っかかる等の不都合が起こることはなくなる。 【0024】図3におけるトナー容器10の装着の際に、トナー容器10の容器受け部20への装着角度が正規の位置からずれている場合であっても、モータMの回転により、カップリング21と11Bがバネの作用で係合して、トナー補給は円滑に行われる。そして、トナー容器10の容器受け部30への装着角度に多少のずれがあっても、シール部材14は容器受け部30や画像形成装置本体20に接触したり、引っかかったりすることはない。 【0025】図5は図2に示す画像形成装置の正面外観図である。図示のように、画像形成装置100は、トナー補給用の扉100A、記録紙の搬送部等を解放する扉100B、100C、給紙部ユニット100D、100E及び100Fを有する。扉100B、100A及び給紙ユニット100D、100E、100Fは従来の画像形成装置におけると同様に操作されるが、トナー補給用扉100Aは、他の扉とは独立して開閉される。従って、従来の画像形成装置においては、トナー補給を行う場合に、例えば、扉100Bを開くなど、画像形成装置100を停止させることが必要であったが、本実施の形態においては、トナー補給用扉100Aの開閉によってトナー容器10の着脱をすることができるので、画像形成装置100を停止させることなくトナー容器10の着脱を行って、トナー補給を行うことができる。 【0026】図6はトナー容器装着部を断面で示す画像形成装置100の上面図である。容器受け部30(図2に示す)はスライドレール35を有しており、トナー補給用扉100Aを開くことによって、図6(a)に示すように画像形成装置100の手前側に引き出すことができる。図6(a)に示す位置まで容器受け部30を引き出された状態で図3のW1で示す方向にトナー容器10を装填し、図6(b)に示すように容器受け部30を戻すことによって、トナー容器10の装着が完了する。 【0027】 【発明の効果】本発明により、トナー容器に設けたシール部材が画像形成装置の容器装着部に接触して、引っかかりを起こすなどによりトナー容器の装着に障害をきたす、トナー容器の装着時にトナーの漏れや飛散が発生する、トナー補給が円滑に行われない等の不具合が防止されて、簡単な操作によりトナー容器を装着することが可能になり、しかも、常に円滑なトナー補給が行われる。特に、トナー容器の装着時に多少装着角度が違っていてもトナー補給は円滑に行われる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001270 【氏名又は名称】コニカ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月28日(2001.5.28) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−351202(P2002−351202A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月6日(2002.12.6) |
| 【出願番号】 |
特願2001−158548(P2001−158548) |
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