| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤田 正彦
【氏名】御喜田 俊也
【氏名】立石 嘉信
【氏名】水口 泰範
【氏名】山口 孝三
【氏名】万代 英伸
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| 【要約】 |
【課題】記録媒体の破損、記録媒体のズレ、画像のコスレ、記録媒体後端部のハネ現象などを防止し、所望の画像を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置内の湿度を検知するための湿度センサ36と、湿度センサ36からの検知信号に基づいて定着ローラ32の回転速度を制御するための制御装置とを設け、制御装置の制御に基づいて、記録媒体が転写装置29から分離される際に、定着ローラ32をプロセス速度よりも遅い第1の速度で回転させることにより、定着ローラ32の手前で記録媒体のループを形成させ、湿度センサ36からの検知信号に対応した所定の時間が経過した後、定着ローラ32をプロセス速度よりも速い第2の速度に切り換えて回転させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 像担持体と、該像担持体に形成されたトナー画像を記録媒体に転写するための転写装置と、該転写装置により転写されたトナー像を定着するための一対の定着ローラとを備えた画像形成装置において、画像形成装置内の湿度を検知するための湿度センサと、該湿度センサからの検知信号に基づいて前記定着ローラの回転速度を制御するための制御装置とを設け、該制御装置の制御に基づいて、前記記録媒体が前記転写装置から分離される際に、前記定着ローラをプロセス速度よりも遅い第1の速度で回転させることにより、前記定着ローラの手前で前記記録媒体のループを形成させ、前記湿度センサからの検知信号に対応した所定の時間が経過した後、前記定着ローラをプロセス速度よりも速い第2の速度に切り換えて回転させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 前記転写装置は、前記記録媒体を静電吸着して搬送する転写ベルトからなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記制御装置は、予め設定された適正ループ量と、湿度変化によるループ量との差に基づいて、前記定着ローラの速度切換を制御することを特微とする画像形成装置。 【請求項4】 前記定着ローラの第1の速度は、プロセス速度よりも−1.25%以下の速度であることを特徴とする画像形成装置。 【請求項5】 前記定着ローラの第1の速度は、プロセス速度よりも−1.75%以上の速度であることを特徴とする画像形成装置。 【請求項6】 前記定着ローラの第2の速度は、プロセス速度よりも+1%以下の速度であることを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に定着ローラの回転速度を適正に制御することが可能な画像形成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の画像形成装置を、図12に示す。なお、図12において、後に詳述する本発明の実施形態に係る画像形成装置と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して説明を行う。 【0003】従来の画像形成装置は、図12に示すように、転写ベルト25から分離された記録媒体(例えば紙)を、一対の定着ローラ32に向かって搬送する記録媒体搬送経路を備えている。このような従来の画像形成装置では、定着ローラ32の引っ張りによる記録媒体のシワや破損を防止するために、記録媒体が転写ベルト25から分離され、一対の定着ローラ32の間に引き込まれる時点において、定着ローラ32の駆動速度Vhを、転写ベルト25の駆動速度(以下、プロセス速度Vpという)よりも若干遅い速度に切り換え、定着ローラ32の手前で記録媒体のループを形成させている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の画像形成装置では、装置内の湿度が変化すると、転写ベルト25と記録媒体との静電吸着力も変化する。このため、湿度の高低によって転写ベルト25から記録媒体が分離するタイミングが異なり、形成されるループ量が少なかったり、あるいは、必要以上に多くなったりする。このように記録媒体に形成されるループ量が変化すると、記録媒体の破損、記録媒体のズレ、画像コスレ、記録媒体後端部におけるハネ現象など、種々の不具合が発生していた。 【0005】本発明は、上述した問題に鑑みなされたものであり、定着ローラの回転速度制御を湿度センサからの信号に対応して制御し、装置内の湿度の変化にかかわらず、常に最適なループを形成させた後、定着ローラの回転速度を高速に切り換えて記録媒体を搬送することにより、記録媒体の破損、記録媒体のズレ、画像のコスレ、記録媒体後端部のハネ現象などを防止し、所望の画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置は、像担持体と、該像担持体に形成されたトナー画像を記録媒体に転写するための転写装置と、該転写装置により転写されたトナー像を定着するための一対の定着ローラとを備えた画像形成装置において、画像形成装置内の湿度を検知するための湿度センサと、該湿度センサからの検知信号に基づいて前記定着ローラの回転速度を制御するための制御装置とを設け、該制御装置の制御に基づいて、前記記録媒体が前記転写装置から分離される際に、前記定着ローラをプロセス速度よりも遅い第1の速度で回転させることにより、前記定着ローラの手前で前記記録媒体のループを形成させ、前記湿度センサからの検知信号に対応した所定の時間が経過した後、前記定着ローラをプロセス速度よりも速い第2の速度に切り換えて回転させるようにしたことを特徴とするものである。 【0007】また、前記転写装置は、前記記録媒体を静電吸着して搬送する転写ベルトにより構成することが可能である。 【0008】また、前記制御装置は、予め設定された適正ループ量と、湿度変化によるループ量との差に基づいて、前記定着ローラの速度切換を制御することが可能である。 【0009】また、前記定着ローラの第1の速度は、プロセス速度よりも−1.25%以下の速度であることが好ましい。また、前記定着ローラの第1の速度は、プロセス速度よりも−1.75%以上の速度であることが好ましい。また、前記定着ローラの第2の速度は、プロセス速度よりも+1%以下の速度であることが好ましい。 【0010】本発明の画像形成装置において、制御装置の制御に基づいて、記録媒体が転写装置から分離される際に、定着ローラをプロセス速度よりも遅い第1の速度で回転させることにより、定着ローラの手前で記録媒体のループを形成させる。湿度センサからの検知信号に対応した所定の時間が経過した後、定着ローラをプロセス速度よりも速い第2の速度に切り換えて回転させている。このため、湿度変化にかかわらず、記録媒体のループを常に最適化することが可能となる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。 【0012】以下の説明では、代表的な画像形成装置としてタンデム式デジタルカラー複写機を例にとって説明するが、本発明は、この他に、例えば、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置にも適用することができる。図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルカラー複写機の概略構成図である。また、図2は、画像形成ステーションおよび定着装置の拡大図、図3は、定着装置の拡大図である。 【0013】このデジタルカラー複写機は、図1に示すように、複写機本体1の上面に、原稿を裁置するための原稿台2が設けられてあり、複写機本体1の内部には、画像読み取り部3、画像形成部4および給紙部5が設けられている。前記原稿台2の上部には、原稿台2に対して開閉可能に支持され、原稿台2の上面に対して所定の位置関係を有した自動原稿送り装置(ADF)6が装着されている。前記画像読み取り部3は、原稿台2の下方に配置されており、原稿台2の下面に沿って平行に往復移動する原稿走査体7、光学レンズ8、光電変換素子であるCCDラインセンサ9とを有し、前記自動原稿送り装置6(ADF)により原稿台2上に送られてきた原稿の画像を読み取るようになっている。 【0014】前記画像形成部4は、複数の画像形成ステーション10a〜dからなる。この画像形成ステーション10a〜dは、実質的に同一の構成を有しており、記録媒体としての用紙22の搬送路に沿って並設されている。また、画像形成ステーション10a〜dには、回転駆動される像担持体、例えば、感光体ドラム11a〜dが設けられている。前記感光体ドラム11a〜dの周辺には、感光体ドラム11をそれぞれ一様に帯電するための帯電器12a〜dと、感光体ドラム11上に形成された静電潜像をそれぞれ現像するための現像装置13a〜dと、現像された感光体ドラム11上のトナー像を用紙22へ転写するための転写ローラ14a〜dと、感光体ドラム11上に残留するトナーを除去するためのクリーニング装置15a〜dとがそれぞれ配置されている。 【0015】また、各感光体ドラム11の上方には、帯電器12により帯電された感光体ドラム11の表面を露光するためのレーザ光学装置16a〜dが設けられている。このレーザ光学装置16a〜dは、画像データに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図示せず)と、この半導体レーザ素子からのレーザビームを主走査方向に偏向するためのポリゴンミラー17(偏向装置)と、このポリゴンミラー17により偏向されたレーザビームを感光体ドラム11a〜dの表面に結像させるための第1および第2のfθレンズ18、19と、光路を所定の方向に折曲するための第1および第2の反射ミラー20、21とから構成されている。なお、図1において、レーザ光学装置16a〜dを構成する各機器については、第1のレーザ光学装置16aにのみ符号を付しているが、他のレーザ光学装置16b〜dにおいても同様の構成となっている。 【0016】前記レーザ光学装置16aにはカラー原稿画像の黒色(Bk)成分像に対応する画素信号が入力され、レーザ光学装置16bにはカラー原稿画像のシアン色(C)成分像に対応する画素信号が入力され、前記レーザ光学装置16cにはカラー原稿画像のマゼンタ色(M)成分像に対応する画素信号が入力され、前記レーザ光学装置16dにはカラー原稿画像のイエロー色(Y)成分像に対応する画素信号が入力される。これにより、色変換された原稿画像情報に対応する静電潜像が、各感光体ドラム11上に形成される。 【0017】また、現像装置13aには黒色(Bk)のトナー、現像装置13bにはシアン色(C)のトナー、現像装置13cにはマゼンタ色(M)のトナー、現像装置13dにはイエロー色(Y)のトナーがそれぞれ収容されており、感光体ドラム11a〜d上に形成される静電潜像は、これら各色のトナーにより現像される。これにより、画像形成部4により色変換された原稿画像情報が、各色のトナー像として再現される。 【0018】また、前記画像形成部4の下方には、給紙カセット内に積載収容されている用紙22(記録媒体)を1枚ずつ分離して、画像形成部4に向けて供給するための給紙機構23を有する給紙部5が設けられている。この給紙部5により1枚ずつ分離供給された用紙22は、画像形成部4の手前に配置された一対のレジストローラ24によりタイミングが制御されて画像形成部4に搬送される。 【0019】また、前記画像形成部4の下方には、感光体ドラム11a〜dに形成されたトナー画像を用紙22に転写せしめるための転写ベルト25が配置されている。この転写ベルト25は、駆動ローラ26と従動ローラ27との間に略平行に伸びるように張架されており、図中矢印で示す方向に回転駆動されて、給紙部5より送られて来る用紙22を静電吸着し、画像形成ステーション10a〜dの感光体ドラム11a〜dと接触させる。 【0020】前記画像形成ステーション10a〜dにより形成された各色のトナー像は、転写バイアスが印加された転写ローラ14a〜dにおいて、転写ベルト25により搬送される用紙22に対して順次転写され、カラーの色合成が行われる。 【0021】さらに、トナー像が転写されて、転写ベルト25に吸着搬送される用紙22は、剥離部材28により転写ベルト25から剥離され、下側からガイド板35により支持され、転写装置29の下流側に設けた光センサ等からなる用紙検知センサ30により検知された後、定着装置31に向けて送られる。前記定着装置31は、内部にヒータが設けられた一対の定着ローラ32から構成されており、用紙22が定着ローラ32のニップ部を通過することによって、用紙22上にトナー像が溶融定着される。前記定着装置31においてトナー像が定着された用紙22は、排出ローラ33により排紙トレイ34上に排出される。 【0022】次に、前記定着ローラ32の駆動制御について、図2および図3に基づき説明する。前記定着ローラ32の駆動は、制御装置37の制御に基づいて、転写装置29と定着装置31の間で、用紙22のループが形成されるように制御される。この制御装置37は、詳細には図示しないが、CPU、ROM、RAM等の機能を有したマイクロコンピュータ等により構成され、ROM等に記憶されたシーケンシャルプログラムに従ってCPU等が動作することにより、デジタルカラー複写機を構成する各機器を制御するようになっている。 【0023】用紙22が引き込まれる時点における定着ローラ32の速度(第1の速度)Vh1は、転写ベルト25に吸着されて搬送される用紙22を強制的に引っ張ることがなく、定着ローラ32と転写ベルト25との間でループを形成させるように、転写ベルト25の搬送速度(プロセス速度)Vpよりも遅い速度(第2の速度)に設定されている。 【0024】さらに、本実施形態の画像形成装置では、図1および図3に示すように、複写機の内部に、複写機内部の湿度を検出するための湿度センサ36を設け、この湿度センサ36により検出される信号を、定着ローラ32を駆動制御せしめる制御装置37に送信するように構成してある。 【0025】次に、湿度によって用紙22が形成するループが異なる現象を説明する。図4〜図6は、湿度と用紙22の搬送状態の関係を示すもので、図4は常湿時における用紙22の搬送状態の説明図、図5は高湿時における用紙22の搬送状態の説明図、図6は低湿時における用紙22の搬送状態の説明図である。常湿時においては、転写ベルト25から搬送される用紙22は、図12、図4に示すように、搬送経路aに示すように搬送され、そのときの搬送距離(用紙22が転写ベルト25から分離される位置Aと定着ローラ32のニップ位置Bとの距離)をLaとする。 【0026】装置内の湿度が高い場合には、図5に示すように、用紙22と転写ベルト25の静電吸着力が弱くなるため、転写ベルト25から定着ローラ32に搬送される用紙22は、直線的な搬送経路bに示すように搬送され、そのときの搬送距離Lbは、常湿時の搬送距離Laより短くなる(Lb<La)。また、装置内の湿度が低い場合には、図6に示すように、用紙22と転写ベルト25の静電吸着力が強くなるため、用紙22は、剥離部材28によって剥離された後、搬送経路cに示すように搬送され、そのときの搬送距離Lcは、常湿時の搬送距離Laより長くなる(Lc>La)。 【0027】図7に、湿度と初期搬送距離および適正ループ量との関係についての実験結果を示す。本発明者らの実験結果によれば、図7に示すように、湿度50%(常湿時)の場合に、用紙22の搬送経路aにおいて、用紙22が転写ベルト25から分離される位置Aから定着ローラ32のニップ位置Bまでの搬送距離Laが96mmであるとすると、湿度80%(高湿時)の場合に、用紙22の搬送経路bにおける搬送距離Lbは94mmであり、湿度20%(低湿度)の場合に、用紙22の搬送経路cにおける搬送距離Lcは97mmであった。 【0028】したがって、湿度が高い場合には、図5に示すように、定着ローラ32が常湿時と同じタイミングで高速のプロセス速度Vpに切り換わると、用紙22は、十分にループが形成されない状態のままプロセス速度Vpで搬送されて、定着ローラ32に引っ張られることになり、用紙22がずれたり、用紙22が破損したりして、所望の画像が得られないという不都合が生じる。 【0029】また、湿度が低い場合には、図6に示すように、定着ローラ32が常湿時と同じタイミングで高速のプロセス速度Vpに切り換わると、用紙22のループが必要以上に形成されるたため、用紙22の上面に転写されている未定着のトナー画像が定着ローラ32の周面と接触して擦れたり、また、用紙22の後端部が転写ベルト25から分離する際に跳ねたりして、トナー画像が乱されるといった不都合が生じる。 【0030】これに対して、本実施形態の画像形成装置では、装置内の湿度を検知するための湿度センサ36の信号に基づいて定着ローラ32を制御する制御装置37を設けたことにより、用紙22が転写ベルト25から分離される際に、定着ローラ32をプロセス速度Vpよりも遅い第1の速度Vh1として、定着ローラ32の手前で用紙22のループを形成させるとともに、湿度センサ36の検知信号に対応した所定の時間が経過し、用紙22に対して所定のループが形成されると、定着ローラ32をプロセス速度Vpよりも速い第2の速度Vh2に切り換えるようにしている。 【0031】例えば、定着ベルトの搬送速度(プロセス速度)Vpを117mm/sとし、定着ローラ32の第1の速度Vh1をプロセス速度Vpの−1.0%となる115.83mm/sと設定したとき、前述したように、湿度50%(常湿)時の転写ベルト25と定着ローラ32との間の搬送距離Laが96mmであり、湿度80%(高湿)時の搬送距離Lbが94mmであり、湿度20%(低湿)時の搬送距離Lcが97mmであった。 【0032】ここで、実験に基づき、適正ループ量を形成するときの搬送経路Lxを98mmと設定する。図7に示すように、湿度50%(常湿時)において、適正ループ量との差は、2mm(98mm−96mm)となり、適正ループ量を形成するまでの時間は、1.71秒となる。同様に、高湿時には、適正ループ量との差は4mm(98mm−94mm)となり、適正ループ量を形成する時間は3.42秒となり、低湿時には、適正ループ量との差は1mm(98mm−97mm)となり、適正ループ量を形成する時間は0.85秒となる。したがって、適正ループ量を形成するため、制御装置37において定着ローラ32の速度を第1の速度Vh1から第2の速度Vh2へ切り換える時間を、常湿時においては1.71秒、高湿時においては3.42秒、低湿時においては0.85秒と設定する。 【0033】なお、その他の湿度に対する切り換え時間については、図8に示すグラフ等を参考に特定することができる。なお、図8は、湿度と切換タイミングとの関係を示す説明図である。 【0034】このように、湿度によるループ量の変化を予め計測しておき、ループ量の適正値との差に対応する時間に基づいて、定着ローラ32の速度の切り換えを行うことにより、用紙22に対して適正なループ量を形成させることができる。これにより、従来の画像形成装置のように、湿度の変化に起因した画像コスレ、用紙22後端のハネ現象、用紙22が引っ張られて生じるシワや破損等を防止し、所望の画像を得ることが可能となる。 【0035】なお、上述した実施形態では、定着ローラ32の第1の速度Vh1を、プロセス速度Vp(117mm/s)の−1.0%(115.83mm/s)として例示したが、図示した実験例によれば、A3の用紙22が定着ローラ32に引き込まれた後、転写ベルト25から外れるまでの時間が2.73秒であり、それまでに搬送距離98mm確保するためには、図9、図10から明らかなように、定着ローラ32の第1の速度Vh1を−1.25%以下とする必要がある。ここで、図9は、定着ローラ32の第1の速度と速度切換タイミングとの関係を示す説明図、図10は、定着ローラ32の第1の速度と速度切換タイミングとの関係を示すグラフ化した説明図である。また、切り換えタイミングを0.5秒以上とすると、第1の速度Vh1は、−1.75%以上とする必要がある。 【0036】さらに、定着ローラ32、転写ローラ14などの精度のばらつきを考慮し、最終ループ搬送距離を95mm以上とする場合には、図11に示すように、定着ローラ32の第2の速度Vh2は1%以下にする必要がある。ここで、図11は、定着ローラ32の第2の速度時における最終ループ搬送距離を示す説明図である。 【0037】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、画像形成装置内の湿度を検知するための湿度センサと、湿度センサからの検知信号に基づいて定着ローラの回転速度を制御するための制御装置とを設け、制御装置の制御に基づいて、記録媒体が転写装置から分離される際に、定着ローラをプロセス速度よりも遅い第1の速度で回転させることにより、定着ローラの手前で記録媒体のループを形成させ、湿度センサからの検知信号に対応した所定の時間が経過した後、定着ローラをプロセス速度よりも速い第2の速度に切り換えて回転させている。したがって、湿度変化にかかわらず、記録媒体のループを常に最適化することが可能となり、画像コスレ、記録媒体後端のハネ現象、記録媒体が定着ローラに引っ張られて生じるシワや破損等を防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月15日(2001.2.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100112335 【弁理士】 【氏名又は名称】藤本 英介
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| 【公開番号】 |
特開2002−244523(P2002−244523A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月30日(2002.8.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−38851(P2001−38851) |
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