| 【発明の名称】 |
冷蔵庫 |
| 【発明者】 |
【氏名】小川 洋一
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】通風路14を流れる冷却風の一部を分岐して、蒸発用皿16に向かわせるバイパス通風路22を設け、凝縮器8を通って加熱された冷却風がバイパス通風路22に流れ込むようする。これにより、凝縮器4の熱で暖まった冷却風がバイパス通風路22に流れ込み蒸発用皿16に当たってこれを加熱するので、凝縮器8の熱で暖まった冷却風を有効に利用して、除霜水を迅速に蒸発させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷蔵庫本体1の外面に吸気口12と排気口13とを開設されており、これら吸気口12から排気口13に通ずる通風路14に、圧縮機7、凝縮器8、冷却ファン9が配置されており、冷却ファン9によって吸気口12から吸い込まれた冷却風が、凝縮器8、圧縮機7を通ってこれを冷却したのち、排気口13から排出されるようにしてある冷蔵庫であって、冷蔵庫本体1内には、冷蔵室2の蒸発器5から排出された除霜水を貯留して蒸発させる蒸発用皿16が配置されており、通風路14を流れる冷却風の一部を分岐して、蒸発用皿16に向かわせるバイパス通風路22を設けてあり、凝縮器8を通って加熱された冷却風がバイパス通風路22に流れ込むことにより、蒸発用皿16が加熱されるようにしてあることを特徴とする冷蔵庫。 【請求項2】 通風路14とバイパス通風路22との分岐口23の風下側に、凝縮器8を通って加熱された冷却風の一部を受け止めて、これをバイパス通風路22に向かわせるための導風部材24が配置されている請求項1記載の冷蔵庫。 【請求項3】 通風路14には、風上側から順に、凝縮器8、冷却ファン9、圧縮機7が配置されており、通風路14とバイパス通風路22との分岐口23が、冷却ファン9と圧縮機7との間に設けられている請求項1又は2記載の冷蔵庫。 【請求項4】 除霜水を吸収して蒸発させる蒸発用部材18が、蒸発用皿16内に配置されている請求項1又は2又は3記載の冷蔵庫。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、霜取り動作などで生じた蒸発器の除霜水を蒸発用皿で貯留して、この蒸発用皿で蒸発させるようにした冷蔵庫に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の冷蔵庫は、庫内の天井部に冷凍機の蒸発器を配置し、その上側に断熱材を介して冷凍機の凝縮器などを配置して、蒸発器で庫内を冷却していた。そして、霜取り動作の際に生じた蒸発器の除霜水が、排水管を通して冷蔵庫の外部に排水されていた。 【0003】ところで、冷蔵庫の周辺に排水用の溝などがなく、除霜水を冷蔵庫の外部に排水することが困難な場合がある。この対策としては、除霜水を蒸発用皿に貯留したうえで、電熱ヒータによって蒸発用皿内の除霜水を加熱することで、蒸発用皿内の除霜水を蒸気として冷蔵庫の外部へ排出することが考えられる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】電熱ヒータを用いた分だけ、除霜水を迅速に蒸発させることができるが、冷蔵庫の消費電力が大きくなるといった問題がある。一方、凝縮器で生じた凝縮熱が、冷却ファンの送風によって冷蔵庫の外部に排熱として排出されるが、この排熱を除霜水の蒸発に利用できると、冷蔵庫の消費電力を増やすことなく除霜水を迅速に蒸発させることができて、冷蔵庫の省エネルギー化を図ることができることになる。 【0005】本発明の目的は、冷蔵庫の消費電力の増加を伴わずに、除霜水を迅速に蒸発させて冷蔵庫の外部へ排出できるようにすることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明は、図1に示すごとく、冷蔵庫本体1の外面に吸気口12と排気口13とを開設されており、これら吸気口12から排気口13に通ずる通風路14に、圧縮機7、凝縮器8、冷却ファン9が配置されており、冷却ファン9によって吸気口から吸い込まれた冷却風が、凝縮器8、圧縮機7を通ってこれを冷却したのち、排気口13から排出されるようにしてある冷蔵庫を対象とする。冷蔵庫本体1内に、冷蔵室2の蒸発器5から排出された除霜水を貯留して蒸発させる蒸発用皿16を配置し、通風路14を流れる冷却風の一部を分岐して、蒸発用皿16に向かわせるバイパス通風路22を設ける。そして、凝縮器8を通って加熱された冷却風がバイパス通風路22に流れ込むことにより、蒸発用皿16が加熱されるようにする。なお、ここで言う「冷蔵庫」には、冷凍庫の他、冷凍冷蔵庫も含まれる。また、「冷蔵室」には、冷凍室の他、冷凍冷蔵室も含まれる。 【0007】請求項2記載の本発明は、通風路14とバイパス通風路22との分岐口23の風下側に、凝縮器8を通って加熱された冷却風の一部を受け止めて、これをバイパス通風路22に向かわせるための導風部材24を配置するものである。 【0008】請求項3記載の本発明は、通風路14には風上側から順に、凝縮器8、冷却ファン9、圧縮機7を配置し、冷却ファン9と圧縮機7との間に、通風路14とバイパス通風路22との分岐口23を設けるものである。 【0009】請求項4記載の本発明は、除霜水を吸収して蒸発させる蒸発用部材15を蒸発用皿13内に配置するものである。 【0010】 【発明の作用効果】請求項1記載の冷蔵庫のように、通風路14を流れる冷却風の一部を分岐して、蒸発用皿16に向かわせるバイパス通風路22を設け、凝縮器8を通って加熱された冷却風がバイパス通風路22に流れ込むようすると、凝縮器4の熱で加熱された冷却風がバイパス通風路22に流れ込み蒸発用皿16に当たってこれを加熱するので、凝縮器8の熱で加熱された冷却風を有効に利用して、除霜水を迅速に蒸発させることができる。 【0011】また、凝縮器8の熱を使って除霜水が迅速に蒸発できながら、蒸発用皿16内の除霜水を加熱するための電熱ヒータなどを設ける必要がなくなるので、除霜水を迅速に蒸発させて冷蔵庫の外部へ排出できながら、これに伴う冷蔵庫の消費電力の増加がなく、冷蔵庫の省エネルギー化を図ることができる。 【0012】請求項2記載の冷蔵庫のように、通風路14とバイパス通風路22との分岐口23の風下側に、凝縮器8を通って加熱された冷却風の一部を受け止めて、これをバイパス通風路22に向かわせるための導風部材24を配置してあると、より多くの冷却風をバイパス通風路22に向かわせることができるので、蒸発用皿16での除霜水の蒸発がより促進される。 【0013】請求項3記載の冷蔵庫のように、通風路14には風上側から順に、凝縮器8、冷却ファン9、圧縮機7を配置し、冷却ファン9と圧縮機7との間に、通風路14とバイパス通風路22との分岐口23を設けてあると、冷却ファン9により生じた冷却風をより多くバイパス通風路22に送り込むことができるので、蒸発用皿16での除霜水の蒸発がより促進される。 【0014】請求項4記載の冷蔵庫のように、除霜水を吸収して蒸発させる蒸発用部材18を蒸発用皿16内に配置してあると、蒸発用皿16内の除霜水が、その水面から蒸発するうえ、蒸発用部材18に吸水されて蒸発用部材18の表面からも蒸発するので、蒸発用皿16での除霜水の蒸発がより促進される。 【0015】 【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る業務用の横形冷蔵庫の内部構成を示している。冷蔵庫本体1は、冷却ボックス(冷蔵室)2と、その下部に設けられた機械室3とからなる。冷却ボックス2内には、液化冷媒ガスを低温で蒸発させる蒸発器5が配置されている。機械室3の内部には、蒸発器5から冷媒ホース6を介して送られてきた冷媒ガスを圧縮して送出する圧縮機7と、この圧縮機7からの高圧冷媒ガスを液化させる空冷式の凝縮器8と、凝縮器8を経た高圧液化冷媒ガスの圧力を低下させる図外の膨張部と、凝縮器8や圧縮機7などを冷却するための冷却ファン9などが配置されている。 【0016】機械室3の内部は、仕切板10により上室3aと下室3bの二つに分割されており、下室3bの前面部には吸気口12が、上室3aの前面部には排気口13が設けられている。下室3b内には、風上側から順に、凝縮器8、冷却ファン9、圧縮機7が配置されており、冷却ファン9により吸気口12から下室3b内に吸引された冷却風は、凝縮器8、圧縮機7などを冷却した後、機械室3の後部から上室3a内に導かれ、排気口13から冷蔵庫の外部へ排出されるようになっている。つまり、機械室3の内部には、吸気口12から排気口13に通ずる通風路14が設けられている。なお、下室3bの後面にも排気口13bが設けられており、吸気口12から取り込まれた冷却風の一部は、後面側の排気口13bからも冷蔵庫の外部へ排出される。 【0017】上室3aにはトランス15の他、蒸発器5の霜取り動作で生じた除霜水を貯留、蒸発させるための蒸発用皿16などが配置されている。なお、トランス15は駆動電圧が低い場合には無くてもよい。蒸発用皿16は、蒸発器5の下部に配置されたドレンパン17と図外の排水管を介して連結されており、ドレンパン17によって受け止められた除霜水は、自重で排水管を介して蒸発用皿16内に流下して貯留される。 【0018】蒸発用皿16の内には、図2に示すような蒸発体(蒸発用部材)18が配置されている。蒸発体18は、風上側から風下側に向かって配設された複数個のフィン19と、これらフィン19の下端を支持する下支持板20と、フィン19の上端を支持する上支持板21とからなる。蒸発体18の全体は、吸水性に富んだ樹脂、例えばポリエステル系繊維を素材とし、蒸発用皿16内の除霜水は、フィン19に吸収され、その表面から蒸発する。 【0019】蒸発用皿16内、および蒸発体18に吸収された除霜水は、そのままでも蒸発するが、凝縮器8などの熱で加熱された冷却風が、蒸発用皿16側に流れて蒸発用皿16および蒸発体18に当たることで、除霜水が加熱されて蒸発が促進される。そこで本発明では、凝縮器8で加熱された冷却風を直接的に蒸発用皿16に当てるために、バイパス通風路22を設けている。 【0020】バイパス通風路22は、上室3a内に蒸発用皿16および蒸発体18の全体を覆うように設けられており、その後端側は、仕切板10に設けられた開口23(分岐口)に連通しており、前面側は先の排気口13に連通している。かくして、下室3b内を流れる凝縮器8により加熱された冷却風の一部は、開口23からバイパス通風路22に流れ込んで蒸発用皿16および蒸発体18を加熱し、蒸発用皿16および蒸発体18から蒸発した除霜水は、排気口13から冷蔵庫の外部へ排出される。 【0021】開口23は冷却ファン9と圧縮機7との間、詳しくは圧縮機7の上方位置に開設されている。これにより、凝縮器8により加熱された冷却風だけでなく、圧縮機7により加熱された冷却風もバイパス通風路22に流れ込むので、凝縮器8、圧縮機7で加熱された冷却風を有効に利用して、除霜水を迅速に蒸発することができる。また、冷却ファン9の風下側の近傍に開口23が設けられているので、多く冷却風をバイパス通風路22に送り込むことができ、より蒸発効率の向上を図ることができる。 【0022】開口23の風下側には、仕切板10から下方に突出して導風部材24が配置されている。この導風部材24で凝縮器8等を通って加熱された冷却風の一部を受け止めて、これをバイパス通風路22に向かわせる。これによっても、より多くの冷却風をバイパス通風路22に送り込んで、蒸発効率の向上を図ることができる。 【0023】蒸発体18は、蒸発用皿16への除霜水の量が少ない場合には設けなくてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000239585 【氏名又は名称】福島工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月29日(2000.11.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077920 【弁理士】 【氏名又は名称】折寄 武士
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| 【公開番号】 |
特開2002−168555(P2002−168555A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月14日(2002.6.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−363601(P2000−363601) |
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