| 【発明の名称】 |
温風暖房器 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗原 誠
【氏名】渡辺 勲
【氏名】川村 光輝
|
| 【要約】 |
【課題】温風の吹出部であるルーバーの清掃性をよくするとともに、ルーバーの着脱作業の改善を行う。
【解決手段】そのために、温風暖房器の本体1と、この本体1内に設置された熱源2と、本体1の前側の一部に設けられたルーバーベース3と、このルーバーベース3の一部に開口された温風吹出口4と、ルーバーベース3の他部に設けられたベース部5と、ルーバーベース3に合致して設けられるルーバー6とよりなる温風暖房器において、前記ベース部5の上下に互いが平行になるようにルーバーガイド7、7を設けるとともに、ルーバー6の上下に、ルーバーガイド7、7にスライドして嵌合するガイド受部8、8を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 温風暖房器の本体(1)と、この本体(1)内に設置された熱源(2)と、本体(1)の前側の一部に設けられたルーバーベース(3)と、このルーバーベース(3)の一部に開口された温風吹出口(4)と、ルーバーベース(3)の他部に設けられたベース部(5)と、ルーバーベース(3)に合致して設けられるルーバー(6)とよりなる温風暖房器において、前記ベース部(5)の上下に互いが平行になるようにルーバーガイド(7、7)を設けるとともに、ルーバー(6)の上下に、ルーバーガイド(7、7)にスライドして嵌合するガイド受部(8、8)を設けたことを特徴とする温風暖房器。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、温風によって室内の暖房を行う温風暖房器に関するものであり、特に温風の吹出部であるルーバーの清掃性をよくするため、ルーバーの着脱が容易にできるようにした温風暖房器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、温風暖房器の温風吹出口となるルーバーには埃や汚れがつきやすく、それを清掃しようとしたとき、掃除機で吸い取るか、または、しゃがみ込むなどして雑巾で拭き取るといった作業をする必要があり、清掃性が悪く、汚れも落としにくかった。 【0003】そこで、ルーバーの清掃性をよくするためにルーバーを着脱可能にしたものが、特開平7−43024号公報に記載されている。 【0004】さらに、ルーバーの着脱構造を改良した従来例として、図3および図4に示すものがある。 【0005】これを図に従って説明すると、1は、熱風を放出して室内を暖める温風暖房器の本体である。2は、バーナーなどで構成された熱源で、本体1内に設置されている。 【0006】3は、本体1の前側の一部に設けられたルーバーベースである。4は、このルーバーベース3の一部に開口された温風吹出口である。5は、ルーバーベース3の他部に設けられたベース部である。 【0007】6は、ルーバーベース3に合致して設けられるルーバーである。9、9は、ルーバーベース3の両端に開設された係止部である。10、10は、ルーバー6の両端に設けられた爪部である。 【0008】つぎに、このように構成された温風暖房器のルーバー6の着脱作業について説明すると、まず、ルーバー6をルーバーベース3に取り付ける際、ルーバー6の両端から中心部に向けて力を加えることにより、ルーバー6の弾性力を利用して、わずかに変曲させ、ルーバー6における横方向の寸法を縮小させて、爪部10、10のうちの片方をルーバーベース3の係止部9に合致させた後、もう片方の爪部10を残りの係止部9に合致させる。 【0009】また、ルーバーベース3からルーバー6を取り外す際には、取り付けの時と同じようにルーバー6の両端から力を加えてルーバー6を変曲させ、爪部10、10のうちの片方をルーバーベース3の係止部9から外した後、もう片方の爪部10を残りの係止部9から外して、ルーバー6をルーバーベース3から抜き取る。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】上述の従来例では、確かに、ルーバー6の着脱が容易にできるものの、ルーバー6を変曲させる際の力の調節を誤って、必要以上の力を加えてしまうと、ルーバー6が変形したまま元の形に復帰しなくなり、ルーバー6としての機能を果たさなくなってしまうといった問題があった。 【0011】また、温風暖房器の運転中、ルーバー6の爪部10、10とルーバーベース3の係止部9、9との間に必然的に隙間があるため、ファンモーター(図示せず)やバーナー2による振動により、ルーバー6の爪部10、10がルーバーベース3の係止部9、9を、上下に移動してしまい、それにより、ときには、使用中に不快な音を発生してしまうといった問題があった。 【0012】 【課題を解決するための手段】 本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、温風暖房器の本体と、本体内に設置された熱源と、本体の前側の一部に設けられたルーバーベースと、このルーバーベースの一部に開口された温風吹出口と、ルーバーベースの他部に設けられたベース部と、ルーバーベースに合致して設けられるルーバーとよりなる温風暖房器において、前記ベース部の上下に互いが平行になるようにルーバーガイドを設けるとともに、ルーバーの上下に、ルーバーガイドにスライドして嵌合するガイド受部を設けたことを特徴とする【0013】 【発明の実施の形態】本発明の温風暖房器における一実施例を、図1、図2と、上記従来例で説明した図3を用いて説明する。 【0014】ここで、上記従来例と重複する符号の説明は省略することとする。 【0015】7、7は、ルーバーベース3のベース部5の上下に設けられたルーバーガイドであり、その断面は略L字形となるようにしてあり、互いが、平行になるように設けており、また、互いの頂辺が向き合うように設けてある。 【0016】8、8は、ルーバー6の上下に設けられたガイド受部であり、ルーバーガイド7、7に合致するように成形されており、スライドすることによって、ルーバー6とルーバーベース3とを嵌合させるものである。 【0017】11は、ルーバーベース3において、ルーバーガイド7、7とは反対の一端部に設けたねじ穴である。 【0018】12は、ルーバー6において、ルーバー6とルーバーベース3とを合致させたときに、ねじ穴12と貫通するように設けられたねじ穴である。 【0019】13は、ルーバーベース3とルーバー6とを固定するためのねじである。 【0020】つぎに、このように構成された温風暖房器において、ルーバーベース3とルーバー6との着脱における一実施例を説明する。 【0021】温風暖房器の本体1において、ルーバーベース3に設けた断面がL字形のルーバーガイド7、7に、ルーバー6の片部両端から垂直方向に伸びるようにして設けたガイド受部8、8を嵌合させるため、本体1の正面から見て、まず、ガイド受部8、8の右先端を、ルーバーガイド7、7の左先端に接触させる。つぎに、ガイド受部8、8をルーバーガイド7、7の右方向に、ルーバーベース3に設けたねじ穴11と、ルーバー6に設けたねじ穴12とが合致する位置まで、水平にスライドさせて、ねじ13をねじ穴11とねじ穴12に貫通させ、ルーバー6の取り付けが完了する。 【0022】これによって、ルーバー6はルーバーベース3にしっかりと固定され、ファンモーター(図示せず)や熱源2による振動によって、上下に移動して、不快な音を発生することがない。また、ルーバー6の両端に力を加えて変曲させる必要がないため、ルーバー6が変形することがない。 【0023】また、ねじ13をねじ穴11およびねじ穴12から抜き取り、ルーバー6のガイド受部8、8をルーバーベース3のルーバーガイド7、7から、左方向に水平にスライドさせて、ガイド受部8、8の右端がルーバーガイド7、7の左端から離脱して、ルーバー6の取り外しが完了するが、この場合にも、ルーバー6は、変曲させる必要がないので変形することがなく、かつ、ルーバーベース3から容易に取り外して、簡易に洗浄することができる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、温風暖房器において、本体の前側のルーバーベースの一部に設けたベース部に、互いが平行になるように二つのルーバーガイドを設け、このルーバーガイドにルーバーに設けた二つのガイド受部をスライドさせて嵌合することにより、ルーバーとルーバーガイドの取り付けを簡単に行うことができる。 【0025】また、取り外しも、同様にして、ルーバーに設けたガイド受部をルーバーベースに設けたルーバーガイドにスライドさせて、ルーバーをルーバーベースから容易に取り外すことにより、埃や汚れのつきやすいルーバーを、簡単に洗浄することができ、ルーバーのお手入れが容易になる。 【0026】さらに、ルーバーはルーバーベースにしっかりと固定されるので、ファンモーターや熱源による振動によって上下に移動することがなくなり、不快な音を発生させてしまうことがなく、快適に暖房運転を行うことができる。 【0027】また、着脱作業において、ルーバーを変曲させる必要がないので、ルーバーが変形してしまうといった問題が解消される。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005131 【氏名又は名称】株式会社日立ホームテック
|
| 【出願日】 |
平成12年11月29日(2000.11.29) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2002−168528(P2002−168528A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月14日(2002.6.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−362069(P2000−362069) |
|