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【発明の名称】 給湯装置
【発明者】 【氏名】竹村 修一

【要約】 【課題】バイパス電磁弁が故障で、高温水供給中に通常の給湯が行われた場合、高温の湯が出湯され危険であった。

【解決手段】バーナー6と、これによって加熱される熱交換器7と、熱交換器にそれぞれ接続した給水管2および出湯管17と、出湯管より分岐して浴槽12に連通した高温水供給管18および給湯管19と、前記給水管から分岐して給湯管に合流するバイパス路30と、バイパス路をON/OFFできるバイパス電磁弁11と、バイパス路と給湯管の合流点の下流に設け、水の通水を検知するフローセンサー13と、高温水供給管をON/OFFできる高温水供給電磁弁10と、前記センサーからの信号を検知して前記バイパス電磁弁および高温水供給電磁弁を開閉制御できる制御装置15とを備え、前記制御装置は前記センサーからの通水検知信号により、通常の給湯運転に切り換え制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加熱器と、前記加熱器によって熱を水に熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の上流側に接続した給水管と、前記熱交換器の下流側に接続した出湯管と、前記出湯管より分岐し、一方を浴槽に接続した高温水供給管および他方を給湯配管に接続した給湯管と、前記給水管から分岐して給湯管に合流するバイパス路と、前記バイパス路に水の通水をON/OFFできるバイパス電磁弁と、前記バイパス路と給湯管の合流点の下流に設け、水の通水を検知するセンサーと、前記高温水供給管に水の通水をON/OFFできる高温水供給電磁弁と、出湯管温度を検出する出湯管温度検出手段と、出湯管温度を任意に設定できる出湯管温度設定手段と、前記センサーからの信号を検知して前記バイパス電磁弁および高温水供給電磁弁を開閉制御できる制御装置とを備えた給湯装置。
【請求項2】 加熱器と、前記加熱器によって熱を水に熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の上流側に接続した給水管と、前記熱交換器の下流側に接続した出湯管と、前記出湯管より分岐し、一方を浴槽に接続した高温水供給管および他方を給湯配管に接続した給湯管と、前記給水管から分岐して給湯管に合流するバイパス路と、前記バイパス路に水の通水をON/OFFできるバイパス電磁弁と、前記バイパス路と給湯管の合流点の下流に設け、水の通水を検知するセンサーと、前記高温水供給管に水の通水をON/OFFできる高温水供給電磁弁と、出湯管温度を検出する出湯管温度検出手段と、出湯管温度を任意に設定できる出湯管温度設定手段と、前記センサーからの信号を検知して前記バイパス電磁弁および高温水供給電磁弁を開閉制御できる制御装置とを備え、前記制御装置は前記センサーからの通水検知信号により、通常の給湯運転に切り換え制御する構成にしてなる給湯装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常の給湯と高温水供給のできる給湯機の給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の給湯装置は、図2に示すような構造になっている。すなわち、給湯運転時には、給湯栓1を開くと水量センサー2が通水により水量を検出した後、この検出信号を受けて燃焼用空気を送るファン3が回転し、ガス電磁弁4、ガス比例弁5の順に開いてバーナ6―にガスと前記燃焼用空気が混合して送られ、バーナー6に着火する。また、リモコン14で設定された出湯管温度(たとえば42℃)になる負荷に応じたガス量、燃焼空気量になるようにガス比例弁5、ファン3は制御装置15によって制御されており、給水管16を介して通水した水が熱交換器7で加熱され、出湯管17、給湯管19、給湯配管23を経て給湯栓1より湯が給湯される、通常の給湯運転が行われる。また、バーナー6で燃焼された排気ガスは排気部8より給湯装置本体9外へ強制排出される。
【0003】一方、リモコン14の高温水供給スイッチ27をONすると、高温水供給管18の高温水供給電磁弁10とバイパス路30のバイパス電磁弁11が制御装置15により開になり、水の通水が熱交換器7に始まり前記給湯運転時同様の制御がおこなわれ、所定の温度(たとえば、高温水供給中は90℃)の湯が出湯管17、高温水供給管18、風呂配管22を経て浴槽12に供給される。そして、湯の供給量は水量センサー2でカウントされ所定の湯量が浴槽12に供給されると、制御装置15により自動的に高温水供給電磁弁10とバイパス電磁弁11を閉じ、高温水供給を停止する。
【0004】また、高温水供給中に給湯栓1が開かれると、バイパス路30の流量検知手段であるフローセンサー13が通水を検知し、この通水検知の信号を受けた制御装置15が高温水供給電磁弁10を閉じ、あらかじめリモコン14で設定された出湯管温度(たとえば42℃)になる負荷に応じたガス量、燃焼空気量になるようにガス比例弁5、ファン3は制御装置15によって制御後、バイパス電磁弁11を閉じて給湯管19に高温の湯が流れない様にして、通常の給湯運転に切替えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では、高温水供給中に給湯栓1を開いて通常の給湯を行おうとした時において、バイパス路30のバイパス電磁弁11が故障して開かなかった場合、バイパス路30の流量検知手段であるフローセンサー13が通水を検知できないため、通水検知の信号が制御装置15に送られないため高温水供給電磁弁10が開いたままとなり、給湯管19、給湯配管23を経て給湯栓1から高温の湯が所定の流量が供給されるまで出湯され危険であるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するものであり、加熱器と、前記加熱器によって熱を水に熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の上流側に接続した給水管と、前記熱交換器の下流側に接続した出湯管と、前記出湯管より分岐し、一方を浴槽に接続した高温水供給管および他方を給湯配管に接続した給湯管と、前記給水管から分岐して給湯管に合流するバイパス路と、前記バイパス路に水の通水をON/OFFできるバイパス電磁弁と、前記バイパス路と給湯管の合流点の下流に設け、水の通水を検知するセンサーと、前記高温水供給管に水の通水をON/OFFできる高温水供給電磁弁と、出湯管温度を検出する出湯管温度検出手段と、出湯管温度を任意に設定できる出湯管温度設定手段と、前記センサーからの信号を検知して前記バイパス電磁弁および高温水供給電磁弁を開閉制御できる制御装置とを備えることにより、高温水供給中に給湯栓を開いて通常の給湯を行おうとした時に、バイパス電磁弁が故障であっても、センサーが通水を検知できるため制御装置により通常の給湯運転に切替えられ、給湯栓から高温の湯が出湯されつづけるという上記課題を解決できるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は上記課題を解決するものであり、請求項1に記載の発明は、加熱器と、前記加熱器によって熱を水に熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の上流側に接続した給水管と、前記熱交換器の下流側に接続した出湯管と、前記出湯管より分岐し、一方を浴槽に接続した高温水供給管および他方を給湯配管に接続した給湯管と、前記給水管から分岐して給湯管に合流するバイパス路と、前記バイパス路に水の通水をON/OFFできるバイパス電磁弁と、前記バイパス路と給湯管の合流点の下流に設け、水の通水を検知するセンサーと、前記高温水供給管に水の通水をON/OFFできる高温水供給電磁弁と、出湯管温度を検出する出湯管温度検出手段と、出湯管温度を任意に設定できる出湯管温度設定手段と、前記センサーからの信号を検知して前記バイパス電磁弁および高温水供給電磁弁を開閉制御できる制御装置と備えたものである。
【0008】また請求項2に記載の発明は、加熱器と、前記加熱器によって熱を水に熱交換する熱交換器と、前記熱交換器の上流側に接続した給水管と、前記熱交換器の下流側に接続した出湯管と、前記出湯管より分岐し、一方を浴槽に接続した高温水供給管および他方を給湯配管に接続した給湯管と、前記給水管から分岐して給湯管に合流するバイパス路と、前記バイパス路に水の通水をON/OFFできるバイパス電磁弁と、前記バイパス路と給湯管の合流点の下流に設け、水の通水を検知するセンサーと、前記高温水供給管に水の通水をON/OFFできる高温水供給電磁弁と、出湯管温度を検出する出湯管温度検出手段と、出湯管温度を任意に設定できる出湯管温度設定手段と、前記センサーからの信号を検知して前記バイパス電磁弁および高温水供給電磁弁を開閉制御できる制御装置とを備え、前記制御装置は前記センサーからの通水検知信号により、通常の給湯運転に切り換え制御する構成にしてなるものである。
【0009】そして、上記各発明の構成では、高温水供給中に給湯栓を開いて通常の給湯を行おうとした時に、バイパス電磁弁が故障であっても、センサーが通水を検知できるため制御装置が通常の給湯運転に切替えられ、給湯栓からは通常の給湯運転における設定温度の湯が出湯し、高温湯の出湯を防止できる作用を有する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】(実施例1)図1は本発明の一実施例における給湯装置の系統図である。そして、本実施例は、フローセンサー13の配置が図2に示す従来技術の給湯装置と異なるだけで、それ以外の同一構成および作用効果を奏する部分には同一符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
【0012】図1において、熱交換器7は、入れ口側に給水管16と出口側に出湯管17がそれぞれ接続している。給水管16は、熱交換器7への水の通水を検出する通水検出出手段である水量センサー2、水温を検出する給水サーミスター20を設けている。出湯管17は、出湯温度を検出する出湯サーミスター21を設けている。
【0013】そして、出湯管17は高温水供給管18と給湯管19に分岐され、高温水供給管18は更に給湯装置本体9外の風呂配管22に接続され端末の浴槽12に連通している。また、給湯管19は更に給湯装置本体9外の給湯配管23に接続され端末に設けられた給湯栓1に連通している。また、給水管16と給湯管19の間には、熱交換器7を迂回する管等のバイバス路30が設けられている。高温水供給管18には高温水供給電磁弁10、バイパス路30にはバイバス電磁弁11、給湯路19中でバイパス路30との合流点の下流側にはセンサーとしての流量検知手段であるフローセンサー13が設けられている。
【0014】給湯装置本体9のリモコン14は、ワイヤレス型であり、運転入切スイッチ24や給湯装置本体9から出湯される給湯温度のアップスイッチ25、ダウンスイッチ26、高温水供給入切スイッチ27、表示部28が設けられている。また、給湯装置本体9内には制御装置15が設けられており、商用電源からの電力が供給され受信器29で受けたリモコン14の信号や各種センサーの信号が取り込まれ、またガス電磁弁4、ガス比例弁5、高温水供給電磁弁10、バイパス電磁弁11等の各種アクチュエーターへの信号や操作出力が出力されている。
【0015】熱交換器7は、加熱手段であるガスバーナー6で加熱され、このガスバーナー6へのガス量を調整する加熱調整手段としてガス比例弁5が設けられている。また、ガスのオン、オフは加熱調整手段の一部を構成するガス電磁弁4により行われており、ガスバーナー6に燃焼用空気を送風するファン3が設けられている。また、ファン3によって送り込まれた空気はガスバーナー6を経て排気部8より、給湯装置本体9外へ排出される。
【0016】次に、この実施例の動作を説明する。給湯運転は、リモコン14の運転入切スイッチ24がオン操作され、水量センサー2で検出される水の流量が所定値(例えば3L/Min)を越えると、端末の給湯栓1が開けられたと判断して通常の給湯運転モードに入り、リモコン14のアップスイッチ25、ダウンスイッチ26等を操作して設定された温度(例えば42℃)の湯を供給するべく、制御装置15により出湯サーミスター21で検出された出湯温度と設定温度が比較される。また、給水サーミスタ20で検出される給水温度と水量センサー2の値が読み込まれ、ガス比例弁5が調節され、図2で説明したようにして所望の温度の湯が給湯配管23から供給される。
【0017】次に高温水供給運転時の動作について説明する。リモコン14の高温水供給入りスイッチ27がオン操作されると、制御装置15により高温水供給弁10とバイパス弁11が開くため水の通水が行われる。水量センサー2で検出される水の流量が所定値(例えば3L/Min)を越えると高温水供給モードに入り、制御手段15であらかじめ設定された温度(例えば90℃)の湯を供給すべく、出湯サーミスター21で検出された出湯温度と設定温度が比較される。また、給水サーミスタ20で検出される給水温度と水量センサー2の値が読み込まれ、ガス比例弁5が調節され、所定の温度の湯が風呂配管22から供給される。また、供給流量は水量センサー2より検知される流量を積算しており、所定の流量(例えば30L)に達すると、高温水供給弁10とバイパス電磁弁11を閉じ高温水供給運転を自動的に停止する。
【0018】そして、この高温水供給中に給湯栓1が開かれた場合において、フローセンサー13が水の通水を検知し、この通水検知信号を受けた制御装置15が、通常の給湯運転モードに切替えるためリモコン14のアップスイッチ25、ダウンスイッチ26等を操作して設定された温度(例えば42℃)の湯を供給すべく、制御装置15で出湯サーミスター21で検出された出湯温度と設定温度が比較される。また、給水サーミスター20で検出される給水温度と水量センサー2の値が読み込まれ、ガス比例弁5が調節され、高温水供給電磁弁14とバイパス電磁弁11は閉じられ、所望の温度の湯が給湯配管23から供給される。
【0019】従って、上記従来の給湯装置のように、高温水供給中に給湯栓1を開いて通常の給湯を行おうとした時において、バイパス路30のバイパス電磁弁11が故障して開かなかった場合でも、フローセンサー13がバイパス路30ではなく、バイパス電磁弁11の開閉に関係のないバイパス路30との合流点より下流の給湯管19に設けているので、フローセンサー13が確実に通水を検知し、この通水検知の信号を受けた制御装置15が高温水供給電磁弁10を閉じ、通常の給湯運転に切替えることになり、高温水供給電磁弁10が開いたままとなり、給湯管19、給湯配管23を経て給湯栓1から高温の湯が所定の流量が供給されるまで出湯される危険が解消できるのである。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明の給湯装置の構成によれば、バイパス電磁弁が故障して開かなくなった場合で、高温水供給中に通常の給湯が行われたとしても、センサーが通水を検知できるため制御装置により通常の給湯運転に切替えられ、給湯栓より高温の湯が出湯されるという危険を回避することができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成12年12月6日(2000.12.6)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2002−168521(P2002−168521A)
【公開日】 平成14年6月14日(2002.6.14)
【出願番号】 特願2000−370897(P2000−370897)