| 【発明の名称】 |
強制給排気式温風暖房器 |
| 【発明者】 |
【氏名】野上 敬夫
【氏名】渡部 史生
【氏名】田中 邦弘
【氏名】和田 博
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| 【要約】 |
【課題】壁と器具本体との間に形成される給排気筒の接続配管及び、温風ファンとファンガードの突出部分をなくし、壁に器具本体をピッタリと設置することが出来る強制給排気式温風暖房器を提供する。
【解決手段】燃焼後の排気及び燃焼用の空気の給気を、二重管構造の給排気筒1を介して屋外より行うようにしたものに於いて、前記給排気筒1の器具本体13側の排気管16及び給気管17とが接続するターミナル部10を、器具本体13の枠体14内の一側方寄りに位置させると共に、器具本体13の枠体14内の他側にバーナ部29及び熱交換器18を位置させ、更に温風ファン34を枠体上部に配設したので、器具本体13背面に邪魔物がなくなり、壁2に器具本体13をピッタリと設置することが出来るものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 燃焼後の排気及び燃焼用の空気の給気を、二重管構造の給排気筒を介して屋外より行うようにしたものに於いて、前記給排気筒の器具本体側の排気管及び給気管とが接続するターミナル部を、器具本体の枠体内の一側方寄りに位置させると共に、器具本体の枠体内の他側にバーナ部を位置させ、更に温風ファンを枠体上部に配設した事を特徴とする強制給排気式燃焼装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、燃焼ガスを屋外に排出すると共に、燃焼用の空気を屋外から給気する強制給排気式の温風暖房器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来よりこの種のものに於いては、例えば実用新案登録第2582273号公報に開示されている如く、燃焼装置の器具本体背面側で、給排気路を構成する二重管構造の給排気筒と、器具本体側から延長された排気管及び給気管とを接続することで、排気ガスの屋外への排出と、屋外からの燃焼空気の給気とを行い、更に背面に設けたプロペラファンによる室内空気の送風で、室内の空気を汚すことなく温風暖房が行われるものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところでこの従来のものでは、どうしても給排気筒のターミナル部と給気管及び排気管との接続部が、器具本体の背面に位置するのと、温風用のプロペラファン及びこのファンを保護する為のファンガードが大きく背面より突出するので、器具本体と壁とは大きく離れてしまい、設置する為のスペースが大きくなりスペースの有効利用が計れないと言う問題点を有するものであり、又器具本体と壁との隙間にゴミが堆積してしまうと言う不具合も有り、これを防止する為に上方にカバー等を付ける方法もあるが、部品点数が多くなり高価になると言う問題点も新しく発生するものであった。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明はこの点に着目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、燃焼後の排気及び燃焼用の空気の給気を、二重管構造の給排気筒を介して屋外より行うようにしたものに於いて、前記給排気筒の器具本体側の排気管及び給気管とが接続するターミナル部を、器具本体の枠体内の一側方寄りに位置させると共に、器具本体の枠体内の他側にバーナ部及び熱交換器を位置させ、更に温風ファンを枠体上部に配設したものである。 【0005】 【発明の実施の形態】前後に2分割した一方の給排気筒1のターミナル部10を、器具本体13の枠体14内の一側方よりの収納室15に収納し、器具本体13内の他側に燃焼を行うバーナ部29及びバーナ部29の燃焼熱を室内空気と熱交換させるための熱交換器18を配置し、更に器具本体13の枠体14の上部にクロスフローファンで構成された温風ファン34を配設したので、、器具本体13と壁2との間には、給排気筒1と器具本体13とを結ぶ給排気用の接続配管及び、温風ファンとこのファンガードがなくスッキリとしており、器具本体13は壁2にビッタリと設置されることとなり、設置スペースも狭くて良くスペースの有効利用が計れ、邪魔にならない温風暖房器を提供出来るものであり、又器具本体13自体のコンパクト化も計れて設置の省スペースと相まって一層のスリム感を得ることが出来るものである。 【0006】 【実施例】次に、本発明に係る強制給排気式燃焼装置を図面に示された一実施例で説明する。1は屋外と室内とを区画した壁2に形成された貫通穴3を貫通して備えられる給排気筒で、内方を排気路4とし且つ外方を給気路5とした二重管構造で、更に壁2の厚さに応じて長さを調節及び取り付けの簡素化を計る為に屋外側と室内側とに2分割され、弾性の係止バネ6で伸縮自在に係止されている。 【0007】又、屋外側給排気筒1先端には排気路4と連通する放出口7と、遮蔽板8で仕切られ給気路5と連通した吸入口9とが形成されており、室内側給排気筒1には接続部を構成するターミナル部10が備えられ、排気路4と連通する排気口11と給気路5と連通する2つの給気口12とが形成されている。 【0008】13は枠体14内の一側方寄りに給排気筒1のターミナル部10を収納する収納室15を形成した器具本体で、縦方向ほぼ中央から枠体14内に入り込んだ給排気筒1とは排気管16及び塩化ビニール製の給気管17を介して連通され、該給排気筒1を介して吸引した屋外空気で燃焼し、この燃焼熱を複数体のパイプを並設して形成した熱交換18で温風として前面の吹出口19から放出すると共に、熱交換後の排気ガスを再び給排気筒1を介して屋外へ排出する強制給排気式の暖房を行うものである。 【0009】更に上記排気管16は図5に示す如く、熱交換器18に固着された長めの接続管20にOリング21を介して嵌合し、上下動自在に備えられており、貫通穴3の位置によって変動する給排気筒1の位置に対応出来るように構成されていて、他端の排気口11との接続部分は、排気口11のOリング22を備えた固定ビード23と、排気管16側に形成された係止ビード24との間を弾性の係止金具25で係止して固定されるものである。 【0010】26は給排気筒1のターミナル部10の下方の空スペースに備えられたターボファンから成る燃焼ファンで、設置スペースを小さくする為に、ほぼ中央の接続口27側をやや背面側に向けた前後方向斜めに設置され、ターミナル部10とは上記した如く給気管17で連通し、屋外から燃焼空気を吸引して送風パイプ28を介して気化式のバーナ部27に供給するものである。 【0011】30は収納室15を開放する為に枠体14の側面から背面の一部を構成するL字状のカバー枠で、給排気筒1が貫通する上下調節も可能な大きさの凹穴31を有する一端側を枠体14の差し込み溝32に挿入固定し、他端を2本のビス33で固定するようにして、取り付け取り外しを簡単にし、給排気筒1の接続作業及びメンテナンスが容易に行えるようにしているものである。 【0012】34は熱交換器18上方で枠体14上部に備えられたクロスフローファンから成る温風ファンで、枠体14背面上部のフィルター35を備えた流入口36を介して吸引した室内空気を、下方の熱交換器18外周及び反射板37で囲われた燃焼室38を通した後、前記吹出口19から温風として放出させるものであり、この温風ファン34は枠体14の横いっぱいに設置され器具本体13全体を薄くコンパクトにすることが出来るものである。 【0013】39は燃焼室38内でバーナ部29上方を密閉構造で覆うガラス円筒で、内方には上方から垂下された円筒状の赤熱筒40が備えられている。 【0014】41は燃焼室38の前面を構成する輻射ガラスで、赤熱筒40の燃焼状態を前方に輻射して暖房効果を取り上げると共に、前方にはガード体42が備えられている【0015】43は室内側の給排気筒1外周に形成された雄ネジ部44に螺合し、一回転で一周するように形成された雌ネジ部45を有した可動フランジで、屋外側の固定フランジ46と共に間にクッション材47を介して、壁2を挟持して給排気筒1を壁2に固定するものであり、上方の板厚より下方の板厚を徐々に厚くすることで、給排気筒1に屋外に向かって下り傾斜を付けて、雨水の浸入を阻止しており、従って常にこの傾斜を確保する為に、可動フランジ43の壁2の縁取り部48による床49端面との段差を調整する前後動は一回転ずつ行うようにしているものである。 【0016】50は器具本体13正面右側に備えられた操作部で上方には運転スイッチ51が備えられている。52はカバー枠30の凹穴31と給排気筒1との隙間を塞ぐ閉塞板である。53は給気管17が接続されずに残った給気口12を閉塞するゴム栓である。 【0017】次にこの発明一実施例の作動について説明する。先ず器具を設置するのに当たり、器具本体13と給排気筒1とを接続すると共に、該給排気筒1を壁2に固定するものである。 【0018】そこで、枠体14よりカバー枠30を取り外して収納室15を開放し、作業スペースを確保し、ここに2分割した室内側給排気筒1を持って来て、ターミナル部10の排気口11に排気管16を接続すると共に、一方の給気口12に給気管17を接続して、この状態で壁2の貫通穴3にこの給排気筒1を挿入すれば良く、この時貫通穴3の高さが多少相違することがあるが、排気管16は長めの接続管20とOリング21による嵌合接続で、自由に上下動出来る構造であり、又給気管17も可とう性の塩化ビニール製であるから多少の上下動の余裕は有り、貫通穴3の高さ調節は接続されたまま行え、的確に室内側給排気筒1を器具本体1と接続した状態で貫通穴3に挿入出来るものである。 【0019】そして、次に分割された他方の屋外側給排気筒1を、屋外側から壁2の貫通穴3に挿入すれば、給排気筒1は貫通穴3内で連結されて一体となり、後は可動フランジ43と固定フランジ46とで壁2を挟持した状態で、該可動フランジ43をビス等で固定すれば、器具本体13の設置及び給排気筒1の取り付けが完了するものであり、最後に取り外したカバー枠30を元に戻すものである。 【0020】又温風放出の為の温風ファン34は、クロスフローファンで構成し枠体14内の上部に位置させたので、器具本体13背面に突出することがなく背面はスッキリとすると共に、温風ファン34の駆動で背面の流入口36から流入した室内空気を、下部の熱交換器18及び燃焼室38を通し、温風として前面の吹出口19から放出することで、従来と何ら変わることなく良好な温風暖房が行えるものである。 【0021】従って、器具本体13と壁2との間には、給排気筒1と器具本体13とを結ぶ給排気用の接続配管及び、温風ファンとこのファンガードがなくスッキリとしており、器具本体13は壁2にビッタリと設置されることとなり、設置スペースも狭くて良くスペースの有効利用が計れ、邪魔にならない温風暖房器を提供出来るものであり、又器具本体13自体のコンパクト化も計れて設置の省スペースと相まって一層のスリム感を得ることが出来るものである。 【0022】次に床49の端面と壁2との間に縁取り部48の厚さで段差がある場合や、器具本体13を壁2から離して設置したい場合には、可動フランジ43を回動することで、給排気筒1外周の雄ネジ部44を可動フランジ43の雌ネジ部45が壁2に向かって移動し、給排気筒1のターミナル部10が枠体14内に収納され動くことが出来なくとも、可動フランジ43を前後動自在とすることで、器具本体13と壁2との距離を自由に調節することが出来、後は可動クランジ43を上下を間違えることなく壁2に固定すれば、壁2から器具本体13を離しての設置は終了するものである。 【0023】従って、給排気筒1を枠体14内に収納した状態でも、可動フランジ43を前後動自在とすることで、設置条件に応じた取り付けが容易に行え、器具設置の自由度が増し使用勝手が極めて良いものである。 【0024】一方器具本体13は操作部50の運転スイッチ51をONすることで、燃油供給手段(図示せず)からの燃油の供給及び、燃焼ファン26の駆動で給排気管1の給気路5を介して屋外からの燃焼空気の供給を受けて、バーナ部29が良好な燃焼を行い、燃焼ガスは赤熱筒40を加熱して熱交換器18を通って、再び給排気筒1の排気路4を介して屋外に排出されるものであり、この時上記の通り温風ファン34を駆動させれば、熱交換器18で室内空気が熱交換されて温風となり、吹出口19から放出されて室内を温風による暖房と、加熱された赤熱筒40の輻射熱とで、室内の空気を汚すことなく良好に暖房することが出来るものである。 【0025】尚この実施例では、器具の設置場所で給排気筒1との接続を行うように説明したが、器具の出荷時等にすでに器具本体13と給排気筒1を接続しておき、設置場所では給排気筒1と貫通穴3との位置合わせの調節のみを行うようにして、設置作業の簡素化を計ることも出来るものである。 【0026】 【発明の効果】以上にようにこの発明によれば、壁と器具本体との間にゴミだまりとなる給排気筒接続の為のデットスペースがなくなり、又器具本体背面に温風ファン及びファンガードと言った突出部分もないので、器具本体を壁にピッタリと接近させて設置することが出来、場所を取ることなくスペースの有効利用が行え、しかも室内に器具本体が張り出すこともなくスッキリとしており、器具本体自体も薄くコンパクトであり、邪魔とならず見ばえも良くスリム感を得ることが出来るものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000538 【氏名又は名称】株式会社コロナ
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| 【出願日】 |
平成12年3月17日(2000.3.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−162117(P2002−162117A) |
| 【公開日】 |
平成14年6月7日(2002.6.7) |
| 【出願番号】 |
特願2001−292847(P2001−292847) |
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